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2014-07-29

http://anond.hatelabo.jp/20140729170613

別に白人社会合理的というほど合理的じゃない。リーマン・ショックサブプライムローン貧困問題日本よりひどい。

 

日本近代社会の中ではかなり合理化の道を進んできた。しか制度腐敗した。だから見直しが必要。たったそれだけのこと。

2014-03-23

http://anond.hatelabo.jp/20140323002239

いろんなところで勘違いされてるけど、サブプライムローンってバカな人が借りたわけじゃないんだよね。

低所得保険にも入れない人たちが、家を担保にできるってことで仕方なく選んだ次善の策なわけで。

それを、何も知らないバカどもみたいな言い方するのはちょっと違うよなぁっていっつも思う。

http://anond.hatelabo.jp/20140323001943

例えば35年ローン。誰が35年間払い続けられると確約できるのですか?

銀行大丈夫だろうと判を押すんですよ?だから確約出来ない人にはローン組んでくれませんよ?

ローンを取り扱う側が馬鹿すぎるとサブプライムローンになるんですよ?

そして、後半ローン全く関係ないよね?

2013-10-18

http://anond.hatelabo.jp/20131018194845

そういう何の保証もないのに貸してた結果起こったのがアメリカサブプライムローン

他の人も指摘してる通り、日本銀行が貸す場合はそこまでバカじゃないのでお前が心配してる

よりはよっぽど出来るか出来ないかきちんと審査してくれる。

勿論、人に差はあるからお前がたまたま払えない様になる可能性はあるがな。

2013-06-17

http://anond.hatelabo.jp/20130617082700

アメリカ一言で言っても、企業正社員フルタイム)とそれ以外では雲泥の差だろ。

フルタイムにとってクレジットカード電子マネーの代わりでも、プアー層にとってはなんでも買える魔法借金カードだったことには変わりがない。

サブプライムみたいなもんが流行るということがどういうことなのか?ということを考えずに、フルタイムの話をされても実地にあってない。

リーマン・ショックリーマンショック、いうてるけどサブプライムローン問題を忘れちゃいけない。

 

もう1つADHDADHDじゃないのに製薬会社が薬を売りたいから過剰処方してきた。という歴史からみてもわかるように、マスコミ誤報意図的だと思ったほうがいい。

2013-06-05

ブラック企業を無くすには

終身雇用制度を早期復活させ、年功序列に戻すと失敗したら許されないという社員意識改善し、上司との関係もギスギスする事が無くなる。

上司も(蹴落とす等心配がなくなり暇なので)部下にとって理想上司になろうとするし、それによって業績も徐々に伸びてくる。

こうして経済成長果たしてきた先駆者を見倣わずリーマンショックサブプライムローン等で崩壊したアメリカ使い捨て雇用社会を見倣っていては

今後もブラック化は留まる事を知らないだろう。

2013-04-18

就職専門誌にありがちな「穴場業界・穴場職業」に騙されるな

書いた奴=依頼企業の思う壺だぞ。

前も旅行業界は華やかで楽しいなあんて書かれたら翌年の人気企業ランキングJTBが堂々一位だったことがある。今は違うけど。

華やかなのは表向きで、というか華やかなのは添乗員だけで大方は販売営業職について客を騙してクソ物件を売り付けるアコギな商売の片棒を担ぐだけ。

さらに激務薄給代名詞ですらある旅行業界に、以前「穴場業界」と紹介されてホイホイ就いて離職して行った新入社員は数知れず。

また、サブプライムローンリーマンショックで実態がバレるまでは不動産証券会社花形だと言われていたが今はどうだ?野村証券なんて今ではブラック企業殿堂入りを果してる。

この間の震災東京電力を含む電力会社の信用がガタ落ちしたが震災以前はこれまた超優良企業に挙げられ、大学生に大人気だっただろ。

こんなに「穴場」という言葉に騙されてもなお、甘い業界があると本気で信じてる諸君。現実は甘くない。

今、「穴場職業」というと学校事務をよく目にするが、全然楽じゃない。公務員もびっくりのサビ残成果主義パワハラ日常的に行われている。それに、悪い意味で染まる。

確かに福利厚生が良いのでそこだけ目を瞑れば優良物件かもしれない。

ただ、同じ条件ならIT業界独立SIer(非客先常駐型)の方がまだいい。知識と経験を積むことができるし、それを土台に転職起業への道が開かれている。

からとは言わないが、安易に「穴場」だからという理由で就職するのは危険だよ。

まず、何故「穴場」なのか疑え。業界の人は全員知っている。そこは「穴場」なんかじゃない事を。

「穴場」とは就活生が最も陥り易い「落とし穴」だという事を知るのが肝要だ。

2013-01-18

ブラック企業in営業

ブラック企業in営業

この項目の内、一つでも該当しないのがあればブラック(労基違反)

残業手当が出る。(みなし残業ではない)

・営業手当が出る。(交通費支給分に含まれない)

・基本給(大卒平均初任給19.5万円前後)+インセンティブ制(完全歩合制でない)

・基本給が普通。(営業手当+地域手当+調整手当が別途でつくが基本給が低く抑えられていない)

この項目の内、一つでも該当したら身体を壊す可能性あり

生保営業。(震災後の需要に対して供給過多。不払い問題。大手のつぶし合いのため中小零細が死亡。大手は未だ女性向けに求人を出しているが求職者が殆ど来ない悪循環に陥ってる)

不動産営業。(サブプライムローンリーマンショック等でポスティング営業が死亡。不況の影響でBtoCが急増したため潰し合い。ノルマが多い。その割に営業ノルマへのインセンティブが異常に低い。完全実力主義)

証券営業。(先物取引現在もっと不況煽りを受けている営業種。肉体労働メインのため自殺者が最も多い(日経調べ)。粉飾決算が多く詐欺も多いため殆ど違法行為で何かしらの罰則を受けている)

・提案営業。(ブラックによくある「コンサルティング営業」のこと。飛び込み営業や新規開拓営業がとりわけ多い。企画営業よりも難しくノルマが厳しい上級者向け。新卒で勤まるのはOFFJT・OJT教育が万全の主要大手のみ。残業手当がないことが多く、当然営業手当もない。人脈作りにはもってこいなのでコミュニケーションの取れる体育会系向け。俗に社畜と呼ばれる人は大抵この営業種)

金融営業。(気苦労の多い営業種。やや飽和気味。インセンティブはそれなりだが、BtoB(ルート含む)でさえ人格破綻者が多く鬱にかかりやすい。)

ホスト(ホステス)。(完全歩合制。主に人間関係トラブルが多く、指名が取れれば取れるほど負担の大きい内勤営業。一部カリスマを除き格差の多い構造暴力団との繋がりが根強くたびたび警察マスメディアに御厄介になる華やかな営業種。学歴は中卒以上であれば誰でも、犯罪者でも指名手配犯でもなれる楽な業界。実際に15歳程度から働いているところもある。実は風俗の方が管理体制が行き届いており、ホストクラブは非常に劣悪な環境にある事が多い。)

飲料営業。 (ルート営業の一つで飲料の配送や配達などを行う。普免必須ビール主要大手、特定健康飲料系を除いてブラックと呼ばれる。冬場の過労死がきわめて多い。基本給が低く、インセンティブも全く出ない社畜スペシャリストが集まる営業種。何故か文系が多い)

移動販売。 (化粧品・布団など自社製品売れ残りを高く売る詐欺商売。体育会系が多く、肉体労働メイン。ノルマは実はそれほどでもない。というのも自爆営業という画期的な商売によって成り立っている。誰にでもできる簡単なお仕事です)

サービスエンジニア。(IT土方の草分け。残業手当が出る所もあるが出向会社次第。実はIT派遣が一番儲かる。土日は完全週休2日制の所が多いが1日の拘束時間が相当なので負担が大きい。3年以内の離職率が高いため入社難易度がきわめて低い)

郵便局員。 (契約社員だけでなく正社員にも多い、自社の商品を社員に買わせてノルマを達成させる「自爆営業」で成り立っている。民営化以前までは羽振りが良くカラ残業も多かったが民営化後は自爆営業によって保ってきた。のちに公社化すると共に正社員カラ残業も復活。但し契約社員以下長期パートなどは特に給与都道府県最低賃金待遇も変わらず奴隷のまま。正社員登用有の甘い罠に注意。)

家電営業。(エコポイントの終了と共にバブルが弾けた。それ以前から問題視されていた自爆営業ますます酷くなった。メーカーと異なり社員割引がなくノルマですらない。給与が低くインセンティブ便りだが家電が全く売れず。詐欺まがいの営業でたびたび話題になっている。社長神様本社玄関肖像画が置いてる所もある(ワタミじゃないよw)

芸能人。(大手事務所だったり軌道に乗ると問題ないが、中小事務所供給多気味で最近着エロからAV転向スライドさせている。枕営業存在し、日本以外にも韓国アメリカ社会問題にまで発展したケースもある。給与固定給(5~10万)+印税(事務所90%)。超絶ブラック学業優先の事務所が多いため拘束時間はそれほどないが肉体的負担が多い。常にマスメディア世間の目を気にして生きて行かなくてはならない。バーニング系事務所は要注意)

2012-12-18

http://anond.hatelabo.jp/20121218151412

横だが

人名が欲しいなら麻生でいいじゃん

自民必敗の流れの中で総理になって、

あれはよくやってたと思う

最初は就任即選挙に行くような党略があったけど

サブプライムローン世界金融危機が直撃してたので

しばらく解散を延ばして各種経済政策を施した

民主嫌がらせの妨害ばっかりやってたね)


麻生はよくやってたけど、

自民が負ける流れの中だったからその後の選挙で大敗になった

こういう票の動きは個人がどうこうとは全然関係が無い


野田敗戦処理投手として堅い仕事をしたよ

散り際もなかなか良かったと思うよ

党内にすら仲間が少ない中で

評価もされないだるい仕事をよく頑張った

でもチームが負ける流れを変える力は敗戦処理投手にはねーよ


野田民主党を救うって言ったら

経済政策を打って円高をどうにかするなり株価上げるなりしかなかったけど

彼はそういう知識は全然無い

いいブレーンも居ない

あ、やっぱ詰んでたわ

2012-07-31

お金価値があると信じることがいかにして架空お金自己増殖を促進し続けるのか

私は少なくともお金持ちではないが、お金に対して恐らく真理であるだろうことの一端を掴んでいると思う。それは、お金価値があるという誤解が経済を破滅へ導く、ということだ。

まず最初に自覚すべきことは、お金というものはそれ単体ではなんの価値もない、ということだ。本当に価値があるのは土地食べ物といった現物であり、お金のものではない。お金は単にそれらのものと交換が出来るだけで、もしお金を何かしら現物権利と交換できないとしたら、それは単なる紙切れでしかないのだ。

ここで敏い方ならこう思うだろう、定義が違う、何かと交換できるものお金定義されているのだ、と。しかしそれはやっぱり違う。お米と着物を交換したとしても、お米も着物お金とは違う。では、いったい何がお金お金たらしめているのか?それは「信用」だ。

そもそも私たちは物を売るとき、買うとき、なぜお金を使うのか?それは、私達がお金は多くのものと交換することが出来ると信じているかである。ここで重要なのが、みんながお金を信じている、ということである

ここでひとつ極端な例を出そう。あなたコンビニレジ係をやっている。やってきたお客が山ほどのお札を出してジュースを一本買おうとした。しかしそのお札は、ジンバブエ・ドルだった。あなたジュースジンバブエ・ドルの交換をするだろうか?しないだろう。お客は一生懸命あなたに説明する。このジンバブエ・ドル偽札ではないこと。日本円で考えたらジュース一本分の値段に相当すること。しかしそれで納得するだろうか?しないだろう。なぜか考えてみた時、答えはジンバブエ・ドルは他の場所では使えないから、というものが出て来はしないか。それはジンバブエ・ドル通貨として有効だと思われていない=「信用」がないかである

この「信用」がなければ、お金はただの紙切れにすぎないのだ。

では、この「信用」を作り出しているのは何者なのか、現代お金はいかにして発行されているのかを追求して考えると、巨大な詐欺と呼んで差し支えない構造に行き当たるが、それは本題ではないので置いておく。今私が話題にしたいのは、みんながお金を信じているという事だ。みんながお金価値があると信じた時、お金は様々な手段で自己増殖をはじめる。

上手く説明できるかわからないが、例を紹介しようと思う。余談だが、この例を理解してくれる人に出会ったことがない。

AさんとBさんがいる。AさんはBさんに100円を借りた。利子は1割で、AさんはBさんに110円返せばいい。そしてBさんはAさんに100円を1割の利子で貸すという証文を書いた。この証文は約束を書いた紙切れであるしかし、お金を信じている人にとっては110円の価値がある証券である。けれども待って欲しい。今、AさんとBさんの間には100円しかない。だが、利子付きの借金のおかげで、二人の間では110円のお金がやり取りされることになっている。この10円はどこから生まれたのだろうか?それは二人の間の「信用」から生まれたのだ。Aさんは、後から110円にして返すから100円を貸して欲しいとBさんに頼んだ。Bさんはその言葉を信じたか100円を貸したのだ。その「信用」を計ったところ、10円に相当した。言わば、この10円は「信用」に依って生み出された仮のお金なのだ

さて、Aさんがどこかから10円余分に引っ張ってきてBさんに110円を返すことができたら、めでたしめでたしであるしかしそれが出来なかった時、どうなるのか?110円を用意できなかったAさんは、他の人から120円返す約束をして110円を借りるかもしれない。しかしそうしたらまた10円分仮のお金が増えてしまう。この利子分は仮のお金現金ではないが、お金を信じている人は利子分を含めた証券を見て、120円のお金があると計算してしまう。こうして仮のお金は増えていく。このお金が増えるプロセスの中で、20円に相当する現物などの富が新たに生み出されたりしたわけではない。未来にそれが手に入ると信じて増えたお金なのだ

この利子(と言うより信用取引全般)に依って増えるお金は「信用」さえあれば簡単に増える。実態のない仮のものという注意書きはつくが。そしてそれは条件を満たせば実際に現金に化けるのだ。お金のもの価値があると信じている人は、額面のお金を増やすためにどんどん信用取引をはじめる。お金自己増殖をはじめるのだ。

しかしこのお金は実態のない仮のものだということを忘れてはならない。それを忘れた顛末がバブル崩壊サブプライムローン問題なのだと思う。これらの事件では膨らみすぎた架空マネーがポンとはじけて消えてしまった。増えすぎた仮のお金が実際の富と釣り合わなくなったのが原因だ。

だが、仮のお金が生み出される構造が残っている限り、同じ事件は何度でも起こるだろう。そして大きな問題は、現代資本主義信用取引なしでは回らなくなっている。

ここでもう一度声を大にして言いたい。本当に価値があるのはお金の額面ではなくて現物なのだ。それを忘れた取引を続ける限り、資本主義経済は自滅への道を歩み続けることになるのだ。

2012-06-21

ギリシャ20人と話しました おしまい

http://anond.hatelabo.jp/20120619092231

http://anond.hatelabo.jp/20120620163842

ガルIMF専務理事ギリシャ人は脱税ばかりしていると批判した時、日本ウェブでの反応は、ほとんど「その通りじゃないかギリシャはいい加減だ」というものばかりでした。英語圏ニュースサイトでは、もちろんギリシャ罵倒するコメントもあったのですが、それよりもずっと多かったのはギリシャを国際金融犠牲者と見なし、短絡的なラガルドを批判する、いわゆる反ウォール街反グローバリズム視点からIMF批判でした。返し刀で、IMF専務理事の特権を活用してラガルドが税金ほとんど収めていないことがスクープとして明らかになり、海外ニュースサイトでは大きく取り上げられたのですが、これなども、反ウォール街の文脈があればこそ、そういうネタを発掘する力学が働いたものと思われます

こういうのを見ていると、日本は良くも悪くも「国民国家なのだなあと感じます海外では「国境」が流動化し、その分だけ、「階級」がより鮮明な存在感を持ちつつあるようです。日本も本当はそうなのかもしれません。多くの人が気づいていないだけで。


ギリシャ危機も始まってから結構長く時間がたっています。私も最初は、ギリシャ政府行為ギリシャ国民性が問題だと考えていました。そこに問題があるのではないと思うようになったのは、この危機の様相が次第次第に変化していったからです。

ギリシャ政府負債比率の虚偽報告があり、それが明るみになって、信用不安から流動性の不足が生じました。この時点では因果関係単線的で、ギリシャに原因があるのは明らかでした。

しかし、事態は波及していきました。イタリアのようにプライマリーバランスが黒字で、なおかつ流動性が不足するのは異常な事態です。債務比率も決して高くはない国々も流動性の危機に直面し、対症療法として緊縮財政をとっていますが、それだけではどうにもならず産業競争力、つまり貿易収支を改善しなければならないという話になっています

この危機が、単に一時的な事件を契機とした信用不安流動性の不足が原因でないことはもはや明らかです。

それは通貨ユーロと、財政の不統一というEU構造的な問題に由来していることはだれの目にもはっきりとしてきました。

ギリシャには多々、問題があるのは確かです。確かですが、それが危機の原因ではないのです。もちろん、ギリシャドイツのような、尋常ならざる財政均衡への執念を持ち合わせていれば、この危機でギリシャターゲットにされることはなかったかも知れません。しかし仮に、プライマリーバランスの黒字を維持していたとしてもイタリアスペインのように、危機に陥ったかも知れません。


構造的な原因としては、バブル化した資本サプライサイドの問題があり、こうした事態が発生した時に機能的に動けないユーロゾーンの問題があります

ギリシャが悪い、ドイツが悪いと他人事のように言っていますが、忘れてはならないのは日本世界最大の債権国だということです。米国債ばかりを買っているわけではありません。80年代バブル引き起こしたのとまったく同じ資本が、円キャリートレードゼロ年代世界的なバブル引き起こした可能性が強いと私は見ています

日本機関投資家金融機関サブプライムローンのような質の悪い債権や、ギリシャ債のような信用力の劣る債権を保有している度合いはごく小さいのですが、そう言われて、リーマンショックの時に、比較的被害が少ないだろうと予想されていながらもっとも手ひどく日本が損失を被ったことを忘れてはなりません。

金融セクター投資をしないと生きていけないのです。この簡単な事実を思い起こす必要があり、そして日本世界最大の債権国なのです。さまざまなルートを通して、日本資本世界市場供給されていますドイツ銀行が、フランス銀行が、ギリシャをそそのかした、アメリカ証券会社ギリシャ不正を行わせた、けしからんと言いながら、その資本の出どころは元をたどれば日本である可能性が高いのですよ。

ギリシャ人は先の選挙で、より穏健な路線を選択してくれました。危機はこれで終わりではありませんが、とりあえず、私たち日本人は彼らに感謝すべきだと思います


今回の選択がギリシャ人にとってどれほど苦渋に満ちたものだったか想像してみるべきでしょう。

国家会計不正を行ったのはNDです。PASOKはそれを暴いたのですが、やり方が拙すぎて危機を発生させてしまいました。ギリシャ人が「政治家が悪い」と言う時、具体的に念頭にあるのはNDPASOKの旧二大政党です。不正を行ったと目される政治家がのうのうと今なお議席を維持しています。怒り、憎悪が満ち満ちて当然ですが、それでも穏健路線のために、ぐっとこらえてギリシャ国民の多数は敢えて、NDを再び政権党つけました。彼らなりの正義感覚を曲げてでも、国際協調路線を選択したのです。

これは大きな譲歩であると言うべきです。


それでもギリシャの先行きは暗澹たるものです。

オーストラリア医療関係者オーストラリア移住させるべく大規模な勧誘を行っています。もう半年以上も給与が支払われていない状況では、さら半年、ふみとどまれる医療関係者は少ないでしょう。ご存知のとおり、医者ひとり、看護士ひとり、薬剤師ひとりを養成するためには莫大な投資必要になりますギリシャがこれまで行ってきた投資の成果を、労せずしてオーストラリアは手に入れるでしょう。個人の移動の自由といえば聞こえはいいですがこれは形を変えた収奪です。社会資本のごく基本である医療崩壊は目前に迫っています

ギリシャプライマリーバランスの黒字を達成するまで、どこまでの収縮がこの先必要になるのでしょうか。

この先、ギリシャのみならず、南欧、ひょっとしたらフランスでも、社会資本の劇的な崩壊に至るかも知れません。メルケルが態度を変えない限りいずれはそうなるでしょうし、そうなれば、EU市民権を持つ彼らはドイツに流入するでしょう。その時になってやっと、ドイツ国民も譲歩を真剣考慮するのかも知れません。

2010-08-13

金融に裁きを!!

金融工学を駆使したファンド、ローン、その他様々。

そしてそれに関わる人間ギャンブルでもするかのごとくマネーを作り出す。

しかし、時々失敗して大災害を引き起こす。

比較最近のことならサブプライムローンリーマンショックだろう。

サブプライムの根幹をなす問題とは、本来住宅ローンを組むことが困難な人向けのローン債権

証券化したものだ。その有価証券が、また別の有価証券に組み込まれ、

結果、連鎖的に錬金術のごとき金融商品を狂わせ。ついには世界中金融商品に影響を

与え災害をもたらした。

リーマンショック金融工学を駆使したビジネスの失敗だ。

そろそろ金融に裁きが下るべき時だと思わないかい?

2010-03-22

http://anond.hatelabo.jp/20100322104303

海外市場脆弱だというのなら、それ以上に国内市場脆弱であることを認識すべき。

海外需要の規模と比べたら日本人口1億人なんて微々たるもの。

サブプライムローン問題後の輸出産業の低迷は為替差損によるものであり

(あるいはサブプライム以前から日本の大手家電メーカーなどは既に外国企業との競争に勝てなくなっている)

決して相対的に輸出より国内消費が優位であることを示しているものではない。

外国企業に勝てないからといって国内市場に閉じこもるのは経済引きこもりといわざるを得ない。

2010-01-31

年寄りの戯言「昔は良かった」

年寄りの戯言には大まかに分けて二種類あります。「昔は良かった」ってのと、「最近の若者は」ってのです。大体こんな言説を振り撒く人に対して最近は「懐古厨」とかレッテルを貼り附けるのが流行りなのか。まあ其の辺はどうでもいいとして、此処では此の「昔は良かった」言説を、金利の面から検証してみる事にします。

日本経済戦後のどん底から途中オイルショック等を経験し乍も、平成3年バブル崩壊までは右肩上がりの景気だったのですが、其れ以降は、一気に低迷して行きます。日銀ゼロ金利政策とか、最近では米国サブプライムローン破綻等も相俟って景気上昇の糸口が掴めない状況です。はあ~。 で、日本バブル崩壊以降の金利の推移を郵便局の定額貯金の利率の変動を参考に編年体で書き記してみます。一往、3年据置での年利率です。全て手元の印字で確認済みです。

最初に平成8年9月には1.20%で辛うじて1%の大台を超えてたのですが、年末12月には既に0.80%になり、以降現在に至るまで1%の大台に達する事は叶って居りません。

次に平成9年2月3月5月と0.80%をキープ、6月に0.95%と少し持直すも、8月には0.70%に落込み、9月で0.65%、10月で0.50%、約1年で半分以下の利率に落ち込んでしまったのです。そして更に落込み、11月には0.45%になってしまったのです。

次に平成10年3月の変動が激しく、0.45%、0.40%、0.35%と段階的に落込み、4月には0.35%をキープするも、6月には0.30%に落ちた。更に10月には0.20%と落込み、11月も同様です。転落が止まりません。

次は平成11年。最初は少し持直します。1月は0.25%から0.35%に上昇し、2月は0.35%をキープ、だが併し、3月には0.20%に戻って以降当方の確認する限り暫く利率変動はありません。

平成12年は0.20%をキープです。此の時点で丁度10年前になりますから、今年満期になる定額貯金は殆ど0.20%の利率の筈です。平成22年1月現在の利率が0.11%ですから、現在から見れば10年前の利率はまだ増しな方です。

次に平成13年1月は0.20%をキープしてたのですが、7月には到頭0.1%を割込んで0.07%にまで低迷します。9月も0.07%をキープです。

平成14年は、3月の記録一件のみで0.07%、もうやる気も失せます。

平成15年は、4月8月10月12月と0.06%をキープします。記録的な史上最低金利です。もう既に物価の上昇率にすら追付いて居りませんな。此の当時の通常貯金の利率は確か0.02%だったかと記憶します。

最後に平成17年5月で0.06%、此処で手持ちの記録はストップ。此の時代の定額貯金を持ってる人はサッサと積み直した方が吉です。

まあ、此処まで定額貯金の利率を参考に金利の下降状況を見て来たのですが、何とも惨憺たる結果です。序でなんで、旧第一勧業銀行の三年もの定期預金の利率推移も記録しときます。H8(0.900%)、H11(0.150%)、H14(0.070%)、H17(0.070%)、H20(0.500%)、最近少し持直して来たって処の様です。

其処で最初の話に戻ります。実はバブル絶頂期の平成3年7月に積んであった定額貯金の印字が手元に在るんです。当時の利率驚く勿れ「6.33%」仮に百万円積んでたら満期で69万円の利子が附いたんですよ。今のご時世では絶対に有り得ません。年寄りの「昔は良かった」言説は殊金利に限っては全く正しいんです。

http://anond.hatelabo.jp/20100129214841

2009-12-27

サイバー経営企画マネージャーになるまで。そして紆余曲折あって

中学日本バブル最絶頂期。テレビに映る大学生社会人世界はそれはそれは華やか。俺もいつかあんな風に遊ぶんだ、と思いつつ田舎の市立中学に通う。高校受験に必要(内申書云々)という理由で、やりたくもない運動部で日々を無為に過ごす。

高校:地元の県立高校に進学。どうやら絶好調だった日本経済に陰りが見えてきたらしい。一応進学校だが田舎なのでのんびりしている奴が多い。適当勉強しつつ、適当部活に精を出す。部活が義務でなくなる(大学受験には内申書は関係ないらしい)と不思議部活で汗を流すのが楽しくなる。そういえば、中学高校と女に縁がない。童貞

大学:親がブルーカラー家計に余裕もないので、浪人せずに入学できるところを選んだ。一度、東京に出てみたくて、地元国立ではなくて東京の私立にした。その選択を許してくれた両親に感謝。世間では、阪神大震災オウム事件と暗い雰囲気が漂い始めた。Windows95が発売されたが一度も触ることがなかった。大学に入学するとすぐに彼女ができた。非コミュの俺になんという奇跡大学ではなんかめちゃくちゃ勉強をした。

就活日本経済どん底。山一証券拓銀破綻した。金融恐慌の一歩手前。MARCH就職先なんてロクなもんじゃなかった。同級生たちも皆が微妙企業就職していった。俺たちは後にロスジェネ世代と呼ばれるようになる。俺はといえばイマイチ無名な外資に滑り込む。大学勉強に励んでいたのが役に立ったらしい。

社会人1年目:最初の配属先の上司リア充全快のコミュ力抜群の人だった。が、人を育てたり指導するのが下手な人だった。おかげで、なかなか仕事を覚えられずに苦労した。このころの人事評価は同期の中でも最下位を争っていたのではないかと思う。現実逃避のために、先輩たちに連れられて毎日飲んでばかりいたような記憶がある。この最初の上司のことは、後に反面教師として意識するようになった。

ネット現実逃避仕事イマイチ不完全燃焼だったころ、PCを買った。Pen2、64MBメモリ、6GBHDD。テレホタイムアナログモデム接続し朝までLoopitでチャット。翌日は寝不足仕事に力が入らない。東芝事件が起こり、2ちゃんねる発見する。ますますネットにはまった。

部署異動:異動先のボス体育会系で面倒見がよかった。細かいところまで指導はしてくれないけど、仕事を丸投げして任せ切ること、部下のモチベーションを高めること、組織を動かすことがうまい人だった。ここでの数年間は貴重だった。次々とふってくる重い仕事をこなすうちに仕事が楽しくなり自信もついてきた。気が付いたら人事評価も同期の中でトップの方までのぼっていた。世間ではネットベンチャーブーム。IPOブームが盛り上がっている。そして、日韓W杯が開催されるよりもずいぶん前にネットバブルがはじけた。失われた10年という言葉流行っていた。このころ付き合っていた彼女結婚

転職:より広い裁量と成長機会を求めてベンチャー転職ストックオプションで一攫千金という下心も。社長とは微妙にウマが合わなかったが、毎年2ケタ成長する売上、どんどん大きくなる組織ビジネスのダイナミズムを間近で感じられる環境に満足していた。とにかくひたすらに働いた。毎晩タクシー帰り、休日も出勤した。会社はいつの間にかIPOを果たしたがストックオプションは大した財産にはならなかった。ライブドア堀江さんが時の人となり第二次ネットバブルが盛り上がっていた。小泉竹中路線で景況感は良かったような気がする。このころ部下の女の子(といっても同い年)に手を出してお互いにラリラリ状態。今考えると社内でもバレていたかもしれない。不倫が妻にばれてプライベートはプチ修羅場。部下の子は会社を辞めた。何をしてもこの罪を償うことはできないと思う。この後、真人間になり部下達の育成に力を注いだ。最初の上司反面教師だった。このころの部下たちは今でも俺を慕ってくれている(と信じたい。)

退職社長意見が合わないことが我慢できなくなり退職することにした。全てのリスクを背負って世間と向き合っているのは彼なのだから、あの会社は彼のやりたいように運営すればいい。意見が合わない以上、引くのは俺だ。ていうか、俺の存在なんか社外では全く無名、社内でも歯車の一つに過ぎない。この後、今に至るまでこの社長は俺にとって反面教師として心の中で大きなウェイトを占めている。株は最後まで大した財産にはならなかったがコツコツためてきた貯金があるので節約すれば夫婦2人で2年くらいは暮らせそうだった。次の仕事のあてもないままに会社を辞めてしまった。なんかアメリカサブプライムローンというのが問題になっているらしい。評論家サブプライムローンの残高は少ないので世界経済に与える影響は限定的とか言ってる。

フリーランス:もともと非コミュで友人知人が少なく、人脈と言えるようなものもなかったが、何人か仕事を回してくれる人がいた。1案件いくら、という感じで個人事業主として仕事をこなしながらお金を稼いだ。報酬は、仕事を回してくれる人がピンハネ済みだが、こんな俺に声をかけてくれることにとても感謝していた。そして毎回、全力で仕事をこなしていき、仕事をくれる人の期待に応えようとがんばった。リーマンブラザーズが破綻したらしい。年越派遣村ニュースには共感も反感も感じなかった。年が明けて所得税計算すると、サラリーマン時代に比べ収入(額面)は倍近く、税金は倍どころじゃない。事業税って何?住民税が2つあるの?国民健康保険高すぎ。上場企業正社員という安定的な地位を捨てたのだから、将来への備えは自分で何とかしなければならない。麻生総理を攻撃するマスゴミとピントのずれた正義を振りまく鳩山邦夫に、日本はもう駄目かもねとかオヤジさいことを考えるようになっていた。ていうか俺もう33か、立派なオジサンだし将来への希望も見いだせなくなってきた。

再就職:昔、一度誘ってくれた中小企業社長がまた誘ってくれた。商売上手なところ、コンプラ意識が強いところ、人の感情に配慮しながら上手に組織を動かせるところが、前のベンチャー社長とは正反対な人なので、ほとんど迷わなかった。ほぼ即断で、その人のお世話になることにした。その会社個人事業主的なメンタリティの人が多く、商売に対して貪欲な人が多い。世間の常識を疑い果敢にビジネスチャンスを切り開こうとする。一方で吹けば飛ぶような存在なので自分たちを一瞬で破滅させかねないコンプラリスクには皆敏感でグレーなことには手を出さない。こんなに前向きに清々しい気分で働ける職場は初めてだ。こんな環境をもたらしてくれた社長感謝。ここに居続けるためには俺も商売人にならなくては。民主党政権を取った。来年の納税額は3百万円を超えそうだが、子供がいない我が家には何の恩恵も無さそうだ。自民党政権のままで緩慢な衰退を迎えるよりは、民主党が急激に破滅させた方が日本の立ち直りは早いかもしれないと思う今日この頃

年の瀬にこの20年余を思い出しながら書いてみた。

2009-11-23

ドン引きされ続けている日本

http://b.hatena.ne.jp/entry/news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1120&f=business_1120_091.shtml

これに釣られて民主たたきする奴多いが、日本の株下落率がトップクラスなのはいつもの事で為替王定番のネタ。何で自民を叩かないんだろうかね。

http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/51596625.html

2009年世界の主要国のなかで、株価マイナスなのは、経済破綻危機がささやかれる日本と、もうひとつは、本当に経済破綻してしまったアイスランド。この2ヶ国だけです。

サブプライムローン問題以降、米国金融危機世界恐慌で最も株式市場暴落した国は?

http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/51389120.html

先進国の中で、日本だけが過去1年の株価下落率が50%を超えています。

2007年世界株式市場の成績比較

http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/51178049.html

2007年海外株価が上昇したのに、日本株だけが大きく下落したのです。

どうして日本だけが、こんなひどい目に・・・?

http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/51111010.html

主要先進国、主要新興国株価指数の、今年8月の急落時の安値と、今月(14日まで)の安値を比較したグラフです。ひとつだけ、マイナスに落ち込んでいる国があります。残念ながら、我が日本です。

世界から取り残されている最悪の国ってどこ?

http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/51066783.html

日本株は、下落するときは大幅に下落し、回復するときはその動きが鈍いことが、世界の国々と比較すると顕著です。

2009-11-13

歴史は、理系では理科に対応する。

 歴史の授業では、過去に起こった出来事を教える。しかし、「なぜそのような事が起きたのか?」「どのような法則性があるか?」などの解釈はほとんど教えられない。これは、小学生理科と似ている。小学生までの理科では、観察される事実実験結果を覚えることが中心で、「なぜそのような事が起きたのか?」「どのような法則性があるか?」などの解釈はあまり教えられないからである。歴史だけを学ぶのは、非効率であり、簡単な歴史を学んだ後は、経済学政治学などを中心に教えるべきだ。

 歴史の授業では、過去に起こった出来事を教える。しかし、その出来事に対する解釈はあまり教えられない。そのため、戦争があった事を学んでも「残酷ですね」くらいの感想しかもてない。下手をすると感想文を書かされる。

 社会科教育として、そんなことをしているので、下記のリーマンショック解釈のように、中二・大二病解釈をする”歴史好き”な教員・生徒を発生させる。

リーマンショックの原因はサブプライムローン

サブプライムローンの問題は中流階級貧困層へ転落

中流階級貧困層へ転落した原因はアメリカの消費奨励政策

アメリカの消費奨励政策は新自由主義銀行家の利益のため

新自由主義が異常に世界流行ったのは共産主義の崩壊

http://anond.hatelabo.jp/20091113023238

 不況機構などは、歴史研究することで発展した経済学である程度理解することができる。しかし、歴史好きほどそのような学問を学ぶことなく、自分勝手な中二・大二病解釈をする。

 歴史は、理系科目でたとえると、小学生理科と似ている。小学生までの理科は、観察される事実実験結果を覚えることが中心だからだ。理系科目では、それらを覚えた後、中高と進むにつれて観察される事実実験結果の解釈方法を学ぶ。観察される事実実験結果は無数にあり、それを覚えていくのは非効率だからだ。

 同様に、過去に起きた出来事を覚えることを中心とする歴史を学ぶのは非効率である。歴史小中学生までに薄く広く教え、以降は、経済学政治学等の過去に起きた出来事の解釈を中心として教えるべきだ。理科が、物理学化学名前を変えて、事実解釈方法を学ぶようになるように。

http://anond.hatelabo.jp/20091113021613

リーマンショックの原因はサブプライムローン

サブプライムローンの問題は中流階級貧困層へ転落

中流階級貧困層へ転落した原因はアメリカの消費奨励政策

アメリカの消費奨励政策は新自由主義銀行家の利益のため

新自由主義が異常に世界流行ったのは共産主義の崩壊

共産主義の崩壊は…と続くわけだ

この流れを知らないとテストでは○を貰えるかも知れないが、

解決策は導き出せないし、導き出した答えを持っている政治家も選べない馬鹿国民になってしまうわけ

2009-09-02

http://anond.hatelabo.jp/20090901220410

サブプライムローンで始まり、CDSなんて隠し玉があって世界中不況になってる、なんて話は理解したくもないし、実感沸かないからだろ。

小泉、安部、麻生が政策を誤り、そして修復出来ない格差が生まれた」という神話があれば人はその宗教を信じて生きていける。

心配しなくても世界日本の主導者に何の興味も持ってないし、恐慌の火種はまだ世界中で燻っている。

誰が政権とってもそこは変わらないし変えられないよ。

2009-06-29

http://anond.hatelabo.jp/20090629002724

まともな男はそんなジャンクボンドみたいな女相手にしないでしょ。

金だけはあるけど人間性は終わってるとか、そういうまともじゃない男が需要家なんでしょ。

怪しげなデリバティブ商品(サブプライムローンとか)が売れるのと同じじゃない?

2009-06-16

 アメリカ不動産バブルで作られたプール付きの豪邸が並ぶgated townが、差し押さえを食らう人が増えてghost town化していると聞く。管理する人のいなくなったプールや雨どいに溜まった水から蚊が発生し、とんでもない状態になっているという話なのである。

 ベトナム枯葉剤を撒いたように殺虫剤を撒いてしまえというのは、幾らなんでもやりすぎであるし、かといって、一軒一軒、蚊の発生源を探して水を廃棄したり殺虫剤を投げ込むという作業をやるには、効率が悪すぎるし、殺虫剤をばらばらに撒いていたのでは、耐性をつけさせてしまうだけとなりかねない。

 事業用物件であれば、立地と家賃次第で幾らでも借り手が出てくるが、居住用不動産の場合、基本的に需要人口世帯の増加分だけである。破産した人から住居を取り上げるというのは、契約を履行できなくなった以上、必然ではあるが、そうやって取り上げた物件を、有期賃貸として、それまでそこに住んでいた人に貸し付けるというやり方ができないという点が、問題をややこしくしてしまっている。

 それらの不動産の所有者は、HELOC(Home Equity Line of Credit)をつかって、評価額が上昇した分だけ担保価値が上昇したとみなして、借り入れを増やしていた為である。この借り入れは、住宅ローンを出している金融機関から、追加融資として、いわゆるサブプライムローン枠が適用され、高金利借金になっている。もちろん、保有資産価値が上昇した事から、クレジットカードの利用限度額も引き上げられ、より旺盛な消費生活を行えるようになっていた。

 それらの水脹れした借金が、不動産バブルの崩壊により、景気の悪化から解雇されて無職になった人々に襲い掛かった。不動産価値が下落したので担保割れになったので追加担保を入れるか、一括返済するか、破産して債務を整理するかという選択を強いられる事になったのである。追加担保を差し入れる事ができるわけが無いし、解雇されて無職になっているのだから一括返済も無理、となれば、自己破産して債務を整理するしかなくなる。

 解雇されて無職になっている事から、住宅を貸与する契約が、結べないのである。

 かくして、住人の居ない家が増え、そういった家があちこちにある住宅街の資産価値暴落し、持ちこたえていた人まで、家を手放さなければならなくなる。Ghost townが出来上がるのである。

 と、キーボードの上に、蚊が落ちてきた。蚊さえ落としてしまえば、mosquito coilを燃やし続ける必要は無いのであった。

 差し押さえ物件が荒れ果てないように、管理人を雇って住まわせるという、間抜けな話も流れてきている。二度と同じようなバブルが発生しないように、ある程度の規制は必要であるのだが、借金漬けの暮らしを改めるという方向に人民を導くには、どんな規制が有効なのであろうか。

 全ての金融機関の信用情報統合して、年収の一定割合までしか借金できないようにするというプランは、家屋の購入ローンのような高額のローンをどうするのかという問題が発生するし、年収の減少が発生した時に、その情報をいち早く掴んだ所が債権の回収に動くと、それ以外の所が一方的に損失を被る事になる。サラリーマン相手にローンを貸し付ける商売は、給与振込みを請け負った所以外は、一銭も出せないという話になりかねない。

2009-04-21

銀行ベテラン意味が変わった?

いまから十年くらい前、本屋で働いていた。本屋メインバンクが○銀行だった。

売上金は翌朝窓口に持っていって、順番関係なく整理券と一緒に「はいよ」と渡し、

二、三時間たってから取りに行き、順番関係なく「はいよ」と受け取っていた。

ところがある朝突然

整理券の番号を呼ばれてから窓口に来てください」

と言われるようになり、ポカーン状態になった。

二十年くらい取引があり、双方顔知ってるのに言われたんだよ。

まぁしかたない、俺は朝の開店と同時に入金処理してもらうようにした。他の従業員は知らない。

毎年フリーマーケットに出るとき、銀行一万円札崩してもらうんだが、

今年の○銀行(上とは別の支店)は窓口に行ったら、

「窓口では貨幣の金種指定が出来ません」

って言われた。

「去年までやってくれていたんですが?」と言っても、

「いえ、窓口では貨幣の金種指定は承っておりません」

「でも去年まで…」

「しばらくお待ちください」

と、他の行員に確認に行く。

「やはり去年も、どこの支店でも承っておりません」

「毎年ここに来てやってもらってるんだよ」

「承っておりません」

しょうがない、みずほ銀行に行って五十円玉●枚、五百円玉△枚の端数、両替してもらいましたよ。

自動両替機だと五十円玉は一本五十枚でないと両替してくれない。五十枚もいらない)

そして今日

固定資産税の支払いに○銀行行きましたね。

今までは「普通預金の支払いではなく税金の支払いですから、振込依頼書に判を押さなくても承りますよ」

だったのに、いきなり

「ご登録印が押されていないと、通帳からの振り込みはできません」

「いや、去年まで…」

「できません」

「去年まで…あなた、去年この支店で業務してました?」

「いえ、今年からです、ちょっとお待ちください」

と先輩行員に確認に行く。

「やはり判がないと…」

「あなた、去年この支店で業務してました?」

「いえ、今年からです、ちょっとお待ちください」

フロアマネージャみたいな人が来る。

「やはり判がないと…」

「あなた、去年この支店で業務してました?」

「いえ、今年からです。判がないと振り込みができません」

まぁ、銀行業務ってののほとんどは判子がないとダメなんでって、今までが特例措置だったんでしょうよ。

んでさ、優秀な銀行員ってのは、その地域に溶け込むような、きめ細かいサービスをする行員じゃ、ないのな。

銀行商品って金利査定の基準で、金利は自由化されたといっても無店舗営業の利率には敵わないし、

資金を貸すのもこのご時世、貸し剥がし社会問題になっていて業務が苦しいのは解るけど、

マニュアルに優秀さを発揮して、地元顧客へのサービスは受け継げないし、やっちゃいけないんだとしたら、

銀行の将来って、どうなんだろう?

本当の意味で全行均一サービス、その土地土地によって異なるサービスは禁止、なんて、

本当に(まぁ)一億円以上の預金のある客と、ATM手数料を文句も言わず払う客だけが求められているのか?

サブプライムローンだのリーマンショックの影響も解るけどさ、業績悪化はそれだけが理由じゃねぇだろうよ?

ちなみに横田濱夫の港の見える丘銀行と同じ銀行だと思います。

2009-03-22

http://anond.hatelabo.jp/20090322195622

サブプライムローンと上手もわかるように貧乏人も借金して買ってるわけで金持ちだけなわけじゃない。結局貯蓄がないと高額商品売れないというのは現実離れした机上の空論。そもそも貯蓄禁止自体現実にはありえないだろうけど。

2009-03-02

http://anond.hatelabo.jp/20090302231639

利潤追求のためにCDSだとかサブプライムローンとか開発した連中工場でネジしめてる連中よりも仕事楽しかったし給料もよかったし、税金で救って貰えるし、工員ザマァ

ってのがみんなが理不尽に思ってるところじゃないかなぁ?

http://anond.hatelabo.jp/20090301034255

ミクロ意味で十分。

というか、それは本当にミクロなのか?

君のミクロ認識はどれほど現実に即しているか?

なにより、自身がそもそもミクロ存在なので、ミクロ意味で十分ではないか。

私が火星に降り立つ事はないだろう。月ですら、成層圏を越えることすらないだろう。

それどころか、地球上で行った事のある範囲など、極々わずかだ。

ガガーリンですらどれほどの土地を見たのだろうか。そして、陸地より海中の方が広大だ。

得た知識も乏しい。物理の最新理論など知らない。増田の全記事すら把握していない。

しかし、ニュートン相対性理論を知らずして死んだ。コペルニクスビッグバンを知らずして死んだ。

彼らは無意味であったろうか。

シェイクスピアドラゴンボールを知らずに死んだ。

シェイクスピアは君にとって無意味だろうか。鳥山明は君にとって無意味だろうか。

近藤淳也は?有村悠は?君の友人は?君の母は?

君の意味は君だけで決まるのだろうか。

君にとって意味ある人々は、宇宙人類全体とどれほど関係あるだろうか。

君は君の手の届く範囲で意味を見つければよいのではないか。

君は君の手の届く範囲のことをどれほど知っている?

君の周りには君の知らない仕事や君の知らない人生や君の知らない事に意味見出している人々がいるのではないのか?

一年前、サブプライムローンを知っていたか?

十年前、Webの何を知っていたか?

手の届く範囲が狭すぎるから無意味と感じる前に、手の内をよく見てみよう。

君の手の内がすべて無意味かどうか。君の知らないところに意味がないか。

近くにこそ意味が隠れていないか。

少なくともあなたの文章を何千人もの人が読み、何百人もの人が考え、何十人の人が言葉を残した。

彼らにとってあなたは全くの無意味だろうか。あなたにとって全くの無意味だろうか。

有意と無意の境は何処だろうか。

まんがを読んだ昨日の時間無意味だっただろうか。

この文を書いている今の時間無意味だろうか。

ただ単に、それに比べてより意味のある、より意味のない事があったかもしれないだけではないだろうか。

しかし、それは結局誰にも分からないだろう。

なぜなら、昨日まんがを読まなかった自分も、今これを書いていない自分もいないのだから。

なんに対して無意味なのか、何に対して有意味なのか。

結局、目的や結果が欲しいのだろう。物事を関連付けなければいられない、人の性なのだろう。

人生の目的意味と結果が知りたいだけなのだろう。知っている事象同士の関係性を、知らぬ事象との関係性を、とにかく何かを知りたいのだろう。

それに意味があろうとなかろうと。

と言う私に、

「だから君って人は云々」

と机を叩きながら言ってくれる可愛い子がいないかな。

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