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2024-04-23

anond:20240423142054

ガチでこれ

生産能力ないのに通貨刷りまくって問題ないならジンバブエ・ドルあんなことになるわけないよね。

2022-01-22

anond:20220122184307

2015年06月14日 01時59分 JST

ジンバブエ・ドル、ついに廃止 壮絶なインフレで300000000000000ドル=1円

天文学的インフレに陥っていたジンバブエ公式通貨ジンバブエ・ドル」が、ついに廃止されることになった。

安藤健二

The Huffington Post

A child poses with wads of Zimbabwean dollar notes begged on the streets of Harare Tuesday, Feb. 19,...

ASSOCIATED PRESS

A child poses with wads of Zimbabwean dollar notes begged on the streets of Harare Tuesday, Feb. 19, 2008. The official rate of annual inflation in Zimbabwe rocketed past the 100,000 percent barrier, by far the highest in the world, the state central statistical office said Thursday Feb 21, 2008. (AP Photo)

天文学的インフレに陥っていたジンバブエ公式通貨ジンバブエ・ドル」が、ついに廃止されることになった。ジンバブエ準備銀行(中央銀行)は6月11日自国通貨公式廃止し、銀行口座に残っているジンバブエ・ドルを来週からアメリカ・ドルに交換すると発表したという。ロイターなどが報じた。

ジンバブエでは独裁政権ムガベ大統領が、2000年白人農地黒人に分配する土地接収法を施行。輸出が急減した影響で、景気後退10年近く続いた。

財政赤字を埋め合わせるために、中央銀行政府に求められるがままに紙幣印刷した結果、ジンバブエでは2008年に5000億%のインフレになった。超高額紙幣が次々に刷られ、最終的には100兆ドル写真)まで登場する始末。2009年から自国通貨を使うことを諦め、国内では代わりにアメリカ・ドル南アフリカ通貨ランドなどが使用されてきた。

今回の発表によると、アメリカ・ドルとの交換レートは、残高が17.5京(1兆の17万5000倍)ジンバブエ・ドルまでの銀行口座に対し、受け取れるのはわずか5アメリカ・ドル日本円に換算すると約620円だ。17.5京を超える残高については、3.5京ジンバブエドルに対して1アメリカ・ドル(約120円)に交換されるという。

約300兆ドルにつき、1円程度にしかならない計算だ。

2012-07-31

お金価値があると信じることがいかにして架空お金自己増殖を促進し続けるのか

私は少なくともお金持ちではないが、お金に対して恐らく真理であるだろうことの一端を掴んでいると思う。それは、お金価値があるという誤解が経済を破滅へ導く、ということだ。

まず最初に自覚すべきことは、お金というものはそれ単体ではなんの価値もない、ということだ。本当に価値があるのは土地食べ物といった現物であり、お金のものではない。お金は単にそれらのものと交換が出来るだけで、もしお金を何かしら現物権利と交換できないとしたら、それは単なる紙切れでしかないのだ。

ここで敏い方ならこう思うだろう、定義が違う、何かと交換できるものお金定義されているのだ、と。しかしそれはやっぱり違う。お米と着物を交換したとしても、お米も着物お金とは違う。では、いったい何がお金お金たらしめているのか?それは「信用」だ。

そもそも私たちは物を売るとき、買うとき、なぜお金を使うのか?それは、私達がお金は多くのものと交換することが出来ると信じているかである。ここで重要なのが、みんながお金を信じている、ということである

ここでひとつ極端な例を出そう。あなたコンビニレジ係をやっている。やってきたお客が山ほどのお札を出してジュースを一本買おうとした。しかしそのお札は、ジンバブエ・ドルだった。あなたジュースジンバブエ・ドルの交換をするだろうか?しないだろう。お客は一生懸命あなたに説明する。このジンバブエ・ドル偽札ではないこと。日本円で考えたらジュース一本分の値段に相当すること。しかしそれで納得するだろうか?しないだろう。なぜか考えてみた時、答えはジンバブエ・ドルは他の場所では使えないから、というものが出て来はしないか。それはジンバブエ・ドル通貨として有効だと思われていない=「信用」がないかである

この「信用」がなければ、お金はただの紙切れにすぎないのだ。

では、この「信用」を作り出しているのは何者なのか、現代お金はいかにして発行されているのかを追求して考えると、巨大な詐欺と呼んで差し支えない構造に行き当たるが、それは本題ではないので置いておく。今私が話題にしたいのは、みんながお金を信じているという事だ。みんながお金価値があると信じた時、お金は様々な手段で自己増殖をはじめる。

上手く説明できるかわからないが、例を紹介しようと思う。余談だが、この例を理解してくれる人に出会ったことがない。

AさんとBさんがいる。AさんはBさんに100円を借りた。利子は1割で、AさんはBさんに110円返せばいい。そしてBさんはAさんに100円を1割の利子で貸すという証文を書いた。この証文は約束を書いた紙切れであるしかし、お金を信じている人にとっては110円の価値がある証券である。けれども待って欲しい。今、AさんとBさんの間には100円しかない。だが、利子付きの借金のおかげで、二人の間では110円のお金がやり取りされることになっている。この10円はどこから生まれたのだろうか?それは二人の間の「信用」から生まれたのだ。Aさんは、後から110円にして返すから100円を貸して欲しいとBさんに頼んだ。Bさんはその言葉を信じたか100円を貸したのだ。その「信用」を計ったところ、10円に相当した。言わば、この10円は「信用」に依って生み出された仮のお金なのだ

さて、Aさんがどこかから10円余分に引っ張ってきてBさんに110円を返すことができたら、めでたしめでたしであるしかしそれが出来なかった時、どうなるのか?110円を用意できなかったAさんは、他の人から120円返す約束をして110円を借りるかもしれない。しかしそうしたらまた10円分仮のお金が増えてしまう。この利子分は仮のお金現金ではないが、お金を信じている人は利子分を含めた証券を見て、120円のお金があると計算してしまう。こうして仮のお金は増えていく。このお金が増えるプロセスの中で、20円に相当する現物などの富が新たに生み出されたりしたわけではない。未来にそれが手に入ると信じて増えたお金なのだ

この利子(と言うより信用取引全般)に依って増えるお金は「信用」さえあれば簡単に増える。実態のない仮のものという注意書きはつくが。そしてそれは条件を満たせば実際に現金に化けるのだ。お金のもの価値があると信じている人は、額面のお金を増やすためにどんどん信用取引をはじめる。お金自己増殖をはじめるのだ。

しかしこのお金は実態のない仮のものだということを忘れてはならない。それを忘れた顛末がバブル崩壊サブプライムローン問題なのだと思う。これらの事件では膨らみすぎた架空マネーがポンとはじけて消えてしまった。増えすぎた仮のお金が実際の富と釣り合わなくなったのが原因だ。

だが、仮のお金が生み出される構造が残っている限り、同じ事件は何度でも起こるだろう。そして大きな問題は、現代資本主義信用取引なしでは回らなくなっている。

ここでもう一度声を大にして言いたい。本当に価値があるのはお金の額面ではなくて現物なのだ。それを忘れた取引を続ける限り、資本主義経済は自滅への道を歩み続けることになるのだ。

 
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