2010-01-29

民営化後のゆうちょ

郵政民営化後、通常貯金の処理で主務者印を押印して呉れなくなってしまったので、暫く局巡りの方面から距離を置いてました。最近大分以前に預入した定額貯金が満期になって来た事もあって、旅行貯金で大多数が行ってる通常貯金の預入以外の処理で、実際に主務者印を押印して呉れる処理がないものか実地検証を兼ねて調査して参りました。適当に参考にして下さいね。

「定額貯金の払戻し」

主務者印押印有。局巡り愛好者には最もポピュラーな処理かと存じます。一時期定額貯金の預入でも主務者印を押印して呉れるとの噂もあったみたいですが、現在は預入時の押印は省略されてしまった様です。此の処理のネックは、原則として預入してから半年間は貯金を寝かせておかなければならない点にあります。事前に或る程度払戻し可能な1000円単価の定額貯金を幾つか準備しておくのがいいかも知れません。

「定期貯金の払戻し」

主務者印押印有。指定期間を過ぎた後に払戻し可能になる貯金です。最低金額は1000円で最短預入期間は1箇月です。定額貯金よりも短い期間で払戻しが可能になる魅力があります。ネックは、最短でも1箇月は貯金をねかせておかなければならない点です。

「定額貯金の部分払戻し」

主務者印押印有。単位は何でもいいのですが、1口以外の口数(くちすう)の場合、預入口数以内の口数を指定して払戻す事も可能です。例を出せば、15000円を1000円15口の定額貯金として預入した場合、5口分のみ切出して払戻す事が出来ます。此の処理のネックは、主務者印押印欄に部分払戻しの口数の印字が重なって見た目がよくない点です。半年貯金を寝かせる点も全部払戻しと同様です。

「定額郵便貯金の担保貸付と返済」

主務者印押印有。民営化以前は「ゆうゆうローン」と呼ばれてました。民営化以前の定額定期郵便貯金通帳の後の方に在る「貸付表示欄」に印字させる処理です。担保となる定額貯金が在れば貸付利子を含めた金額分貸付が可能です。10000円で1000円10口の定額貯金から5000円の貸付を利用する場合、貸付利子分を含めた6口分が担保として利用されます。貸付にはプラス0.25%の利子が附きますので、可能な限り早めに返済の方向で。ネックは、民営化後の定額定期貯金通帳では此の処理が出来ない点にあります。無ければ利用できません。

因みに民営化後の取扱は、従来の「ぱるる」と同じで通常貯金の残高がマイナスになった際に、定額貯金や定期貯金を担保に自動貸付を実施する形式のみになります。

「住所変更」

主務者印押印有。引越したらしなければならない手続きです。訂正印として主務者印が押印されます。ネックは、旧住所の記載部分に被せて押印される為に見た目が汚くなります。

「通帳更新(印鑑欄)」

主務者印押印有。印鑑シールと通帳の地との部分に割印で押印されます。ネックは、通帳更新した時の旧通帳では印鑑シールが剥がされて主務者印の印影が半分消えて見えなくなる点です。

以下、確認済みの主務者印押印省略の取扱

因みに、民営化後廃止された証書式(単票)の定額貯金や定期貯金は、払戻す際、其の場で証書の交付を受ける事も可能です。従来は交付を受ける場合、一旦郵便局で預って事務センターで然る可き処理を施した上で利用者に交付してたのですが、現在は窓口で其の場で交付できます。裏面備考欄に為替印押印です。

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