はてなキーワード: 出生前診断とは
ヒトの性自認や性指向を司る脳の部位と機能が完全に解明されて、手術や投薬や電気ショックでゲイをストレートにするのもトランスをシスにするのも(それらの逆も)自由自在な世界。
もちろん、本人が自由意志で治療を受けるならともかく、国家が強制したり親が判断能力の無い子供に手術を受けさせたりするのは人権侵害だから禁止されるだろう。
しかし、親が、ゲイや性同一性障害と診断された我が子に余計な重荷を背負わせたくないと、違法と知りつつ多数派にする処置を施す事件は多発しそう。
リベラルで鳴らしているハリウッドセレブが中国で闇医師に大金を払って子供を「治療」した疑惑なんてありふれてて、もはやネット炎上すら起こらなくなった未来だってあり得る。
性的少数派の治療は今のところ不可能でSFや思考実験に過ぎないけど、ダウン症の出生前診断は近い気がする。
医学の進歩が親に「選択の自由」を与えると、どういう問題が起きるのかという点で。
東京新聞_LGBT支援検討会合 茨城県医師会副会長発言「多数派に戻る治療ないのか」_社会(TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201905/CK2019050602000173.html
夫と話し合って、とりあえず出生前診断は受けようという話になった。堕胎を視野に入れるなら法的に堕胎ができる週数が決まっているので、そこから逆算して出生前診断を受けられる週数もまた決まってしまい、そしてそのタイムリミットが近かったからだ。
だから、とりあえず受けておいてその後のことはその時また考えようという話になった。
出生前診断を受けるにあたって、遺伝子カウンセリングというものも受けた。
聞き取り調査で遺伝的なリスクを探し出すのと共に、出生前診断でわかることというのも説明してもらった。
まずはクアトロテストを受けることにしたが、かなり意外だったのが、偽陽性の率が高いということだった。具体的な数値ははっきりと覚えていないので医療関係者に確認して欲しいのだけれど、このテストは陰性であればこのテストでわかる一部の病気に関してはまず安心していい、という程度の意味合いの検査で、陽性になったから病気が確定するという類のものではないし、陰性であってもこのテストではわからない先天的な病気が現れる可能性がある。本当に病気を持っているのかどうかということは、羊水検査をしなければ確定はしないとのことなのだ。
それでもまずはクアトロテストを受けてみようという話になった。
クアトロテストは私の血液だけで受けられる、胎児にとっては安全なテストだ。
その結果が出るまでの間、夫と話し合った。
まず私の気持ちとして、何かあっても堕胎は絶対に嫌だ、ということを伝えた。私にとっては、子供に病気があったとしても堕胎する罪悪感と比べたら育てていくほうがずっと良いという気持ちがあった。
幸い夫はその考えにすぐに理解を示してくれた。
それはそれとして陽性が出た場合、次の確定診断である羊水検査に進むかどうかも相談した。だが、羊水検査は非常に低い確率ではあるが胎児に危険が伴う検査であることを考えると、何があっても産むという決心をした以上受ける意味を感じなかった。もしそれを受けることで胎児に何か起きたら、と考えると絶対に受けたくなかった。
これも夫と同意が取れ、では今回受けたクアトロテストは子供に何かあるかもしれないという心構えをするための検査だという位置付けにしよう、という話になった。
結果は、陽性だった。
だが、事前に取り決めた通りそれ以上の検査は望まなかった。
遺伝子カウンセリングをしてくれた医師の方に、子供が病気を持って生まれても良いように調べものを始めます、と伝えると、「この検査は本来そういう目的のための検査だった」という旨のことを言われたのが今でも印象に残っている。
それから妊娠を継続していく間、不思議なほど楽天的だった。病気を持って生まれた人たちのための団体が運営するウェブサイトなども見て回ったが、明るく過ごしているらしい様子を見て、多分大丈夫だろうと思ったりした。悲観的にも無闇に勇壮にもならなかったのは本当に不思議である。
そして結果が出てから約半年後、子供が生まれた。一目でわかる病気は持っていなかった。
この文章を書けているのは、結局子供に病気がなかったからだと思う。もちろん、私の場合はこうだった、ということ以上を語るものではない。
でも、もしクアトロテストではなくNIPTを受けていたとしたら?年齢的にNIPTは受けられなかったが、もっと高精度で偽陽性の率が低いのに陽性だと出ていたら?その時私はどう思っただろうか。
それは、今となってはわからない。
先日の「重い障害ある娘との暮らしにも幸せを感じている」NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190302/k10011834211000.html
まず、最初に。
私は出生前診断を受ける人も、結果、中絶を選ぶ人も否定しません。
人生の選択に正解不正解もないし、他人の価値観を評価できないし。口を出す資格もないし。
「身内に障害者を抱える」ことへの本能的な怖さ、あと無意識の差別を感じるので。
半ば自動的な反応で、どうしようもないと思うけど。
思いついた順に色々と。
障害児を避けたつもりが別な障害ありってなったとき、受け入れられますか?
現代社会はスピードを上げ続け、ついていけない人を「障害者」と振り落とし続けています。
出生前診断で生まれない人の分、また速度は速まり新たな落伍者を産むでしょう。
私は出生前診断に反対していません。ある意味、納得すらしています。合理的に考えれば当然だから。
ただ、不寛容がもたらす不幸からは、結局誰も逃げられないと思うのです。
非婚化と高齢化が進んでいるのに、そんなに厳しい世の中、数十年後老いた私たちに居場所はあるのかと。
「心の清らかさ」を毎日感じます。自然の美しい景色に見とれるような気持ちです。
余裕のある環境にあるのは確かです。
結局、世の中に余裕がないんですよね。分かってはいるのですが…
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00 | 76 | 18370 | 241.7 | 55.5 |
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優生主義に繋がりかねない思想なんだから、相当手順はしっかりしないとならん。
ちなみに、アインシュタインの子供は統合失調症を発症してるんだが、案外精神障害を起こす遺伝子は天才の遺伝子と一致しているかもしれんのだがね。
まあ、出生前診断はダウン症、許せて血友病みたいな、確実に遺伝子が関わっていると言え、致命的な病気の場合に限られると思うわ。
国なんて、例えば政策のごまかしだとか、過激派の台頭とかで誤ることがある。
精神障害や発達障害自体も遺伝の影響だとか言い出すやつみたいにね。傾向があるが、生まれてからの環境の影響がないと言えるほどの病気じゃないはず。
生活に多大な悪影響を及ぼし、かつ、遺伝でかなり断定しやすい病気については出生前診断で選択肢を設けるのも仕方ないと思う。
あと、「頭のいい子だけをよりすぐった遺伝子ベビーみたいなのになってしまう」というのは僕は批判的だ。
頭を使うというのは、頭を疲労させるということなので、その疲労の制御の仕方を生まれてから学ばないと、疲労が取れない状況になってしまう。
それは鬱だったりね。