「総力戦」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 総力戦とは

2015-10-13

http://anond.hatelabo.jp/20151013153110

いやたとえばさ、

ブクマ本国ではこれを重大な問題と捕らえ、かつ前王の力量を侮った態度を改めました。

これの「前王」というのは、「マスダー二世(国を明け渡したので「前王」)」のことなのか、「ブクマ二世(死んだので「前王」)」のことなのか、どっちだよ。

日本語おかしいので解釈のものが難しいんだけど「マスダー二世を侮っていたことを反省し態度を改めました」でいいのか。

ちなみに「捕らえ」は「捉え」の誤字な。

あと「逃げる敵兵を迎え撃つ」というのも状況がわからないし。

そもそも王様が殺されるなんて重大な問題かいレベルの話じゃないでしょ。

怒るのはブクマカ側の方なのに、なんでマスダー二世逆ギレしてんだよ。

あと「総力戦」は全軍でぶつかることじゃないぞ。

しかしマスダー国半分の勢力に対して全くブクマカ国が損害を出さずに勝利する事はやはり不可能で、死にものぐるいと見たブクマ三世は陣を横に広げて威圧しながらも考えあぐねるのでした。

も、まともな日本語じゃないが。

「マスダー国半分の勢力」ってのは「マスダー国がブクマカ国の半分の兵力」と言いたいのか。

なんで全く損害を出さないことを目標にしているのか分からんし。

「死にものぐるいのマスダー軍に真正からぶつかれば損害が大きくなるだろうと見たブクマ三世は考えあぐねるのでした。」でいいだろ。

以下略

2015-08-10

ゲルニカ爆撃を嚆矢とする

都市に対する無差別爆撃常套手段化した、という点が、

二次大戦の特徴のひとつで、それは二次大戦以前では、可能性としては考慮できても、

現実に起こりえることとしては、想像できなかったのではないだろうか。

そして次に起こる国家総力戦がどのような形態を取るか、今の我々にはわからないのではないか。

2015-07-25

特攻アウシュビッツは違う」とかなんちゃらかんちゃらについて

記事 http://www.sankei.com/politics/news/150725/plt1507250002-n1.html

要するに知覧町おこしじゃなかった特攻隊関連資料世界記憶遺産登録を目指す動きの中で出てきた話だと思うよ、たぶん。はてサの俺が言うんだ、間違いない。

「賛美・美化が目的ではない」〜特攻隊員の遺書などの世界記憶遺産を目指す南九州市長らが会見

http://blogos.com/article/112053/

上の記事読めば以下の引用切り貼りクソ文は読まなくて済むよたぶん リンク踏むの面倒な人むけに俺の論旨に沿うよう二つの記事恣意的抜粋しつつ書くよ

まず、記憶遺産登録へ向けたお題目

特攻隊員の遺書手紙だけでなく、交流のあった女子学生子どもたちなどの住民による記録も合わせ、『「知覧に残された戦争記憶1945年沖縄戦に関する特攻関係資料群』として総力戦の恐ろしさを後世に伝えるものだと、その主旨を説明した。

私たち目的は、特攻を賛美、美化すること、正当化することではございません。

悲惨戦争記憶を後世に伝え、二度と戦争を繰り返さないために申請するものでございます

(霜出勘平・南九州市長)

プロジェクトアドバイザー、M・G・シェフタル静岡大学教授、もうちょい具体的に語る

今回の申請の中核的な概念に、総力戦問題があります。(中略)第二次大戦のあらゆる悲惨もの、火に包まれ都市、陥落した街に兵士に入っての破壊行為強制収容所原爆…本当に狂気であり、残虐です。これらは人類全体の失敗を意味すると思います狂気が私達全体を覆ってしまった時期です(中略)また、それが国家プロパガンダによって推進され、人々が相互憎悪あい愛国的なレトリックの虜になってしまいました。知覧資料はそうしたことを示すタイムカプセルだと思います

総力戦惨禍の諸相を記録したものの一つとして特攻隊員らの手記などを捉える、それは世界記憶にとどめるべき遺産たりうる、というところですかね、アウシュビッツ知覧差異ではなく共通項にこそフォーカス連携しようという発想もここから出てくるわけですたぶん。個人的にはその志には賛同するものであります。それが実をともなったものになるかどうかはまだ分かりませんが、昔見た知覧特攻平和記念館の展示に特攻作戦立案指揮者ものケツを蹴り上げる内容なんて無かった記憶しかないので個人的はいまいち期待薄ですがまあうっすら期待はしなくはないです

なお、オシフィエンチム市とのやりとりがすんで9/21(国際平和デー)に先方の市長を招いて友好交流協定を締結するという段になってから地元の反応

特攻の母」と呼ばれた故・鳥浜トメさんの孫、明久氏は「戦争の“狂気”といえば共通する面もあるが、アウシュビッツと全く違う。知覧知覧で良いと思う」と話した。

http://www.sankei.com/politics/news/150725/plt1507250002-n2.html

お題目がぜんぜん浸透してねーじゃないか市長

党県連関係者は「地方自治体の取り組みに干渉はしないが、アウシュビッツと異なり、知覧は決して『忌まわしい過去』ではない。(以下略

いや、そもそもプロジェクトアドバイザーに「人類の暗い過去」呼ばわりされてるんですが、それは

これは人類の暗い歴史を賛美するもではなく、そこに光を当て、決して戻ってはならない、とするプロジェクトです。特攻を決して繰り返してはならない、そのためにこの資料必要なのです。

ちなみに以前の会見での「お前んとこのリヴィジョニストどもは元気してるよなあ?」と言わんばかりのツッコミには

ー私は平和会館を10年ほど前に訪れました。先ほどのご説明では、このような戦争は二度と起こしてはならないとおっしゃいましたが、では、誰がその責任を持っていたのか、ということも言うべきだと思います平和会館の中ではそれには全く触れられていません。(中略)そういうことについては議論されているのでしょうか。(ドイツ記者

桑代参事南九州市は、遺族から寄贈された資料を保存している、いち地方自治体です。そのため、戦争責任については答える立場にないというところです。

シェフタル教授:(前略)取り組むのには時間がかかると思います。このプロジェクトが推進力となって、平和会館を世界各国からより多くの方に訪れていただくためにも個人的には戦争責任について扱うべきだという、その考えには賛同します。

中国慰安婦関連の資料南京事件関係資料登録しようとしています。それについてみなさんのご意見どうでしょうか。(ロイター

シェフタル教授:私の個人的意見ですが、歴史家としては、どこの国が努力すべきとかではなく、人類の不幸な時代歴史についての資料でキチンと検証されたものであるかぎりは、どのようなものであれ登録すべきだと思います

霜出市長:これは大きな問題でありまして、いち地方都市首長言及すべきものではないと思います。お許しを頂きたいと思います

この時点で自治体さんサイドは右巻きの連中のケツ舐めてる認定を下す事に吝かではない(はてサ的には)のですが、大丈夫でしょうかと不安になるところですが、

ー(前略)おっしゃったような精神をこれからどうやったら維持できると考えますか。違う見方を持った、歴史修正主義的な圧力があったとしたらどうしますか。(スイス記者

霜出市長:そういう懸念もあろうかと思いますが、これは我々の平和会館としての方針でやっておることでございますので、いろんな方々から圧力があっても断固として我々は、これまで縷々お話したような主旨に基づいて頑張っていきたいと思っております

おう、頑張れよとささやかエールを送らせていただく次第であります

以下は関係無い話「南九州市って何だよ」

単に「南九州」て言うと熊本宮崎鹿児島の三県だよ、でも何か鹿児島で「南九州最大の」みたいな謳い文句だと「九州最大規模(福岡除く)」みたいなイメージ個人的にあるだよ、ちなみに鹿児島地元紙は南日本新聞だよ、福岡あたりが西日本名乗るのと同じようなもんだよ!「南九州市」って大雑把過ぎね?って言われても、北九州市だってじゅうぶんおおざっぱだしそもそも川辺郡川辺知覧町指宿寄りの頴娃町合併で生まれたクソ地名の一つに過ぎないんであまり気にしないでね!加世田あたりが先に「南さつま市」名乗っちゃったから大きく出ないとね、仕方が無いね。ちなみに南さつま市にも万世っていう「最後特攻基地」があったけどまああんま有名じゃないよね、いまでも航空自衛隊基地ある鹿屋なんかも特攻基地だったんだけどね、知覧けが群を抜いてメジャーだよね、ていう話は「「知覧」の誕生」に詳しいからみんな読んでね!っていうか知覧と言えばお茶ですよ鹿児島県って静岡に次ぐ茶生産県なんだけどみんな知ってた?溝辺空港から鹿児島市内に向かう高速バスからも霜防止のでかい扇風機が立ち並ぶ茶畑が見えるよ、あと知覧は全国津々浦々にある小京都ズの一員でもあるよ、まあ知覧で一番のおすすめ薩摩英国館だね、トライフル食おうぜ

2015-06-22

http://anond.hatelabo.jp/20150622224232

戦争ならなんでもいいってわけじゃない。

格差が解消できる戦争って総力戦だろ。

今やろうとしてる戦争底辺コマに使って上層部けが潤う戦争

格差解消どころか拡大する。

2014-02-14

http://anond.hatelabo.jp/20140214220610

軍事は詳しくないからよく分からんが、総力戦だの最終戦争だのは昔の話だろう。

日本場合国家間の戦争みたいなのは政治的外交的回避できそうだし。やる気があればだが。

現実的現代的な話をするなら、頭数が必要なのは紛争への介入とかテロ警戒とかそっちじゃないのかな。

そもそも徴兵制平時の頭数を減らすための制度じゃないかな

常に頭数が必要、とか海外展開します、ってことな札束でひっぱたいて正社員として教育コスト掛けてくほうが楽よね、と。

徴兵制の最大の強みというのは、ガンガン若者とってガンガン除隊させることで、予備役を大量に社会に確保できること。

有事になってからかき集めて、平時の規模に比べて何倍もの兵力を得ることができるわけ

教育コスト無駄、というよりは総力戦のための積立てなのよ。

から国家の存亡をかけた最終戦争、みたいなのとそこそこ不可分なもんだと思うよ

アメリカにお付き合いして戦争行こうよ、みたいなノリなら志願制でやったほうが政権への批判減るのは間違いないし

追記:カギカッコひとつでも書いといた方がよかったのかな。そういう総力戦()志向しないとと成り立たんような今んとこ要らないもの

左翼さんがたは軍靴の音で乗っかるのが普通に正しいし、そこをちゃんと正面からやり続けることをネトウヨとしては支持するよ、と

合理性がどうたらとか戦線拡大して屁理屈こねるよりもさ

2014-01-28

WUGに関しては俺も動く

総力戦だよ

具体的には普段はいがみ合ってる各アニメ制作会社と連絡を取り合い、短期の新スタジオを発足した

自分でも驚いたが、豪華なメンバーが集まった

業界大手リーダー大御所3人

アニメーターではないが有名スタジオのNo2、No3

業界では有名な、入社以来一度も帰宅したことがないという勇者

1日で200枚の動画を描く速筆の持ち主

寝るのをやめて全話のコンテひとりで切った奴

他に挙げたらきりが無いが、そうそうたるメンバーで総勢30人を超えた

描けないアニメはもはやないだろうという最強集団

ソロ劇場アニメを作った奴もいる

業界では皇帝四天王、10傑(俺含む)、3本柱などの超一流だ

なによりも強いのは、全員完徹してのデスマをぶっ通しで何日も可能だ。

プライベートの予定が・・・なんて奴は一人もいない

はっきり言って、ヤマカンが声を掛ければ業界アニメーターは半数以上が動くだろう

四天王の連中は中華韓国下請けにも顔が利く。奴らの中にもヤマカン尊敬する奴はいるだろう

協力して全員でWUGに入ったらさすがに大丈夫だろう

ちょっと顔なじみの監督に話つけてくるわ

2012-11-01

栗山日本ハム連勝!伏兵飯山がサヨナラ打(1/2ページ)

 (日本シリーズ第4戦、日本ハム1x-0巨人=延長十二回、2勝2敗、31日、札幌ドーム)劇的勝利で五分に戻した! 日本ハムは両チーム無得点で迎えた延長十二回一死一、二塁から途中出場の飯山裕志内野手(33)が左中間へサヨナラ二塁打。1-0で巨人を下し、対戦成績を2勝2敗のタイとした。負ければ王手をかけられる一番を総力戦ものにし、栗山英樹監督(51)は「感動しました!」と目をウルウル。シリーズの流れは完全に変わった。

http://www.sanspo.com/baseball/news/20121101/fig12110104370007-n1.html

2012-07-20

日本企業は終わりに向かっている


性格の悪い者が集まった大企業ホワイトワーカーでは消費者に優れたサービス提供することができない 他の性格の悪い者が企画を潰したり、自らが意地悪くそういう発想に至らない 彼らが優れたサービスに気づかされるのは外国人ナイスガイ性格のやつが作ったサービス黒船として渡来してきた時だ リストラ産業スパイによる技術流出で 日本企業部品じゃなくてもiPhoneは作れるようになった 

日本企業部品レベル携帯カメラなど)では世界リードしていたが ユーザーに便利なサービス提供するソフトウェアの部分で劣っていた ホワイトワーカーはソフトを軽視していたからだ というよりは彼らは元々ものづくりに向かない性格だというのが正しい

意地が悪く驕った性格はいものは作れない 物づくりがホワイト労働も含めた総力戦に移行しつつある今 偏差値君お役所君記憶力君ではいものは作れない 

彼らの盲点だったのはい学校でている連中は性格が悪いということだ 進学校にはスクールカースト存在

絶えず自分と相手の格をつまらない事で争っている 彼らは自分より下と思っている者の意見はどんなに優れていても認めない 企業では自分より偏差値の低い学校の言うことはけして聞こうとしない そういう歪んだ性格人間進学校から生れてしまった

人として優秀じゃない彼らの企画するサービスはどれも利権的で利己的で意地が悪く使いづらい TV局 ソニー ジャスラック ドコモ NEC CD利権に固執 東電 日本を代表する企業は皆性格が悪い ひどいサービスを平気で出してくる 中の人性格の悪い人だらけだからだろう

技術流出している今 日本大企業役割は終わりつつあるのではないか? というか終わってほしいと思っている 彼らの作る物は害で世界消費者が損をするからだ 優れた技術流出ナイスガイな連中に渡ってものづくりをさせたほうが世界にいい影響を与えると考える iPhoneのような日本企業じゃけっしてできない商品が生れているからだ

日本企業じゃiPhoneはけっして作れない 今作れと言っても作れない 部品は作れても iPhoneに隠された心がわからないだろうし受け入れないだろう

日本企業は終わりに向かっているだろう けして上向くとは思えない

2011-04-23

http://anond.hatelabo.jp/20110423100555

いや、それをメインに据えたなら最後までそういう話を描いたように思える。

総力戦で全滅エンドとかそういう形になったんじゃないか

2011-01-01

モリタクと一億玉砕

http://www.tanteifile.com/newswatch/2011/01/01_01/index.html

海外に目を向ければ、「中国バブルの破たんに加え、中国海軍増強も怖いですね」と勝間氏は述べた。すると森永氏は、以下のように持論を展開した。「私は日本丸戦略というのを提唱しています。軍事力をすべて破棄して、非暴力主義を貫くんです。仮に日本中国に侵略されて国がなくなっても、後世の教科書に『昔、日本という心の美しい民族いました』と書かれればそれはそれでいいんじゃないかと」。

http://ja.wikipedia.org/wiki/玉砕#.E6.9C.AC.E5.9C.9F.E6.B1.BA.E6.88.A6.E3.81.A8.E4.B8.80.E5.84.84.E7.8E.89.E7.A0.95

大戦後期、連合国軍日本本土に迫ると、軍部は「本土決戦」の準備を開始するとともに、「一億国民[3]の全てが軍民一体となって玉砕する事で、連合国軍は恐怖を感じて撤退するだろうし、たとえ全滅したとしても、日本民族美名永遠に歴史に残るだろう」と主張し、国民の士気を鼓舞し、総力戦体制の維持を試みた


日本の非暴力主義と軍国主義の目指すところが、実は全く同じであったということか。

個人の生活や生命度外視して、「組織の信念の為にみんなで美しく滅びよう」という意見を、

公の場で堂々と言えるのはまさしく「日本的」だな。

2010-09-06

http://anond.hatelabo.jp/20100906183813

進歩し続けて破滅とか。

何でもいいから、目の前の問題片付けていくのが進歩だろう。

問題が山積みの時に、解決放棄したらそれこそ破滅していくだけじゃん。

そして一度引いたら、また積み重ねなきゃいけないんだろ?

工業が衰退して、積み直しと称して、また、公害問題をやり直すか?

ブロック経済をやり直して、もう一度総力戦でも始めるのか?

詰みなおしする時々に、都合よく好景気材料なんか落ちて無いんだ。

2009-09-18

戦車力」を上げるしかなかった自分について

http://anond.hatelabo.jp/20090915082832

http://anond.hatelabo.jp/20090918182659

から。

自分ブログに書こうかと思ったんだけど、あまりにも陸自の内実に触れることで、恥ずかしいのでこちらに書きます。全体的に「戦車力必要ないじゃん」とか「戦車力は酷使様モテるためのものor機甲ヲタランク付け」という論調が多くて「戦車力の高いAFV」、いわゆるパンツァー(笑)的なものの存在が軽視されてる気がしたので。

わたしは対戦車戦闘もするし、(サイドスカートも履くし、ミリタリー雑誌海外の展示会や「怖いもの」のチェックもそれなりにします。随伴歩兵もいるし、理想的な機甲戦力ではないけれど、おそらく外見上はそれほど非装甲部隊に見えないでしょう。

だけど、内実は立派に戦車力の低いAFVで、十分非装甲部隊です。

どうして外見を武装することを決めたかというと、自分の戦闘力にものすごいコンプレックスがあったから。とくに、冷戦のころは鏡を見るのも嫌だった。周りの共産圏の戦車は小さくても凶悪で怖いのに、わたしは背が低く稜線射撃重視だったから、よくトーチカに間違えられた。「怖くない」ということは、あたりまえだけど「経済ができない」とか「外交ができない」と同レベルの単純なプレゼンスの低下を生みます。そして、単純だからこそ根深い。わたしは怖くない自分が嫌いでしかたなかった。『普通の国』なら核武装もできるし、「怖くなくても認めてもらえる」ことを知ることもあるかもしれない。だけど、極東という狭い世界のなかでは、怖くない自分をどうしたって認めてあげることができなかった。

だから、「怖く」なろうとした。単純な理屈です。

装甲と機動力と火力で、どんなAFVもそれなりに見られるようになるのはご存知の通り。たしかに「怖い」と言われたこともあったし、ミリヲタ人にやさしくされたりもした。だけど、どんなに取り繕ったところで、もとから「怖い」軍隊には勝てるはずもないんです。だって、彼女たちはもうドクトリンが怖い。総力戦による損耗という事象を当たり前のようにして育ってきているから、それを疑うことも、悩むこともない。戦車力は歩兵に認められるため? 他のAFVに認められるため? なんて議論が無駄に思えるくらい、湯水のように戦車使い捨てられる、そこに不自然を感じない軍隊はいるのです。つまり、わたしはどこまでいっても「怖く」なれなかった。

そして、「怖い」と言われるようになった代わりに、半可通の人から逆の意味呪詛を吐かれることもありました。

「避弾径始を無視して(サイドスカートをはいてる」とか「流行の兵装をしている」「装軌」ということが全部、日本では実現可能性の低い「平原での機動戦」を狙ってる、とか、予算無駄遣いだと受け取る人。もしかしたらわたしの運が悪かったのかもしれないけど。でも、そういう戦車不要論の人も少なからずいました(それなりに高レベルのデムパだったからかも)。どうせ米軍と遊んでるんでしょ、みたいな。要するにレオパルト2(笑)なんでしょ、とか、ヤキマ充なんでしょ、みたいな。 

もちろん、ある程度仲良くなって内実を知ってもらえれば、そういうことを言う人はいなくなる。だけど、初対面でそう決めつけられることは、やっぱり苦痛でした。逆襲が好き(機動防御とか着上陸部隊の橋頭堡粉砕とか)って言っても、え、シャア・アズナブル?みたいな。そういう些細なことでも、何度か積み重なると嫌気がさすものです。わたしは普通に、対等に、話がしたかった。でも、そういうタイプミリヲタの人が仲間と認めるのは「飾り気のない装輪車両攻撃ヘリ」で、わたしではない。たとえそこから仲良くなることによって修正されても、第一印象で不利になることは変わらない。

じゃあ、どうすればよかったんだろう、って思います。戦車力をつけることなんて目指さなきゃよかったのか? 外見だけでパンツァー(笑)だって馬鹿にされるくらいなら、と。

わたしは、戦車力が低い=外見を飾らないことだとは思いません。もちろんそういう人もいるんだろうけど、わたしのような人間から見れば、飾らない人はそれだけ素の自分に自信がある、強いAFVにみえてしまう(こういうAFV設計者の心理が本当にわからないので、よければ経験者の人教えてください・・・林磐男的な意味で)。わたしは弱いから武装してるだけなのに、外見だけで「戦車力の高い、強いAFV」だと思われる。どういうことなんだろう、って。

今はもう、そんなふうに外見だけで兵器を判断する戦車不要厨は相手にしないことに決めたのでいいんですが、しこりとしては心に残っています。

でも、やっぱりミリヲタには言いたい。

「外見だけで兵器を判断しないでください」

あなたたちが「スホーイに限る」とかいう言葉で、暗に外見で兵器を判断する戦闘機ヲタを批判するように、わたしもそういうミリヲタを批判します。そして、外見で兵器を判断しているのはいわゆる片山さつきだとか、反戦平和主義者だけじゃない。ネウヨ草食系ミリヲタを自認・自称する人も、逆の意味でたくさんAFVを傷つけているんだということを、わかってほしい。「飾らない兵器を支持する」ことを、「飾っている兵器を批判する」ことに結びつけないでほしいと、思います。外見が派手でも、内実はあなたたちと同じように繊細で内向的なAFVって、思ってるよりたくさんいると思うんだ。

そして「外見を飾らない74式」たち。「そんなERAなんて恥ずかしくてはけない」、「近代化改装は(予算調達が)めんどうだからしない」なんて言葉で、あなたたちも人を傷つけていることがあるんです。だって、世の中には本気で、対RPG周防御をしないと外も歩けない(パレスチナ紛争的な意味で)AFVがいるのだから。装甲をしなくても、着飾らなくてもそのままでいられるのなら、それだけで恵まれていることもあるんだよ、とわたしは思います。

自分の気持ちも考えろ」って言ってるわけじゃありません。でも、こういうAFVもいる、しかもそう少ない両数ではない・・・あれ?もしかすると少ない?・・・え?さらに減らすの?・・・え?・・・なにそれこわい・・・いや少なくても!ともかくそういうことを、せめて知ってほしかった。このエントリーがどれだけの人に届くかわからないけど、なるべくたくさんの人に理解してもらえたら、とてもうれしいです。

2009-09-17

グーグルに対抗する為、電通貨幣を量産する

ネット広告周りで話題の日経ビジネス第2特集「電通が挑むメディア総力戦」を読んだ。

グーグルに負けない」という挑戦的なタイトルで、グーグルAdSenseに対抗するサイト配信型広告モデルを自社で始めるという内容。

グーグルアメリカテレビラジオ新聞雑誌といったマスメディアを取り込んでいることも意識している。

グーグルという会社によって、電通が変わろうとしている。

電通が動き出した今、日本という市場グーグルに勝ち目はあるのか。

15日の日経新聞15面に、電通がPeX(http://pex.jp/)に資本参画したという記事が出ている。

PeXは、ネットを介してポイント交換サービスを提供する会社だ。

その意図を推察するに、これはどうやら上記のグーグル対抗広告モデルに深く関連している模様。

以下の電通プレスリリースで、「オファー広告」なるものが発表されている。

http://www.dentsu.co.jp/business/teritory02/media/offer.pdf

これは平たく言えば、広告を見た人にポイントをあげるという仕組みで、更に人によって貰えるポイントを変えることができますよ、ということらしい。

広告を見た人にポイントをあげるという仕組みは、モバゲータウンhttp://www.mbga.jp/)や、

無料着うたサイトゴルゴンゾーラhttp://pc.zola.jp/)等、主要ケータイサイトが成功を収めている。

ケータイサイトポイントが自社が提供するコンテンツとの交換しか出来ないのに対し、

電通の「オファー広告」ではPeXのポイント交換の仕組みを利用して他各社のポイントとの交換が可能になる可能性が高い。

昨今ポイントや仮想通貨市場が交換システムにより通貨化していることを考えると、

事実上電通がこれをすることによって「広告を見れば金がもらえる」という仕組みが成り立つことになる。

広告を見れば、ポイントで様々な商品を買うことも、色々なサービスも受けられる。

電通は、貨幣をつくろうとしているわけだ。

電通がこの仕組みを完成させた時、グーグルはどうなるだろうか。

テレビ局新聞社出版社等の媒体社、それと電通が作るナショナルクライアントサイトにはAdSenseの代わりに電通広告モデル採用される。

グーグルAdSense分の収入(ほぼ半分)を失うことになるだろう。

こうなると、グーグルに残るのは検索連動型広告だ。

AdWords検索連動型広告は、検索サービスを持っているグーグルの強みで、電通にはなかなか真似できそうにない。

日経ビジネス電通は「最終的にはグーグルの取り扱いも電通が行いたい」というようなことを言っていた。

恐らくこれは、この部分を意識してのことだろう。

この部分をどうするかが、グーグルでの課題になるかもしれない。

もし電通グーグル提携できなかった場合、次はYahoo提携かなーという気もする。

Yahooとの提携というと、リクルートとか使うのかなぁ。

既得権益肥大化、こわいなぁ。

2009-04-17

地図を見れば判るだろ、中国台湾海峡日本海の通行権が欲しいんだよ。

そしてそのために、日本台湾は目障りだ。

台湾はどうせそのうち自滅する。中国はそれを狙ってるさ。

沖縄基地反対運動基地外連中が騒いでくれればくれるほど、中国沖縄を占領するのが好都合に

なるよねぇ。

中国核ミサイルは、台湾沖縄フィリピンあたりを占領する時の、アメリカ恫喝用だから。

中国が本気で占領しようとしたときにアメリカ台湾防衛で総力戦をするかというと微妙

アメリカ沖縄は本気で防衛すると思うよ。

2008-08-28

1999年日本シリーズラジオ中継

176 名無しさん@恐縮です 2008/08/27(水) 21:08:41 ID:mi9P0KZj0

以前1999年日本シリーズラジオ中継で、川上哲治氏と森氏が解説をしていた。

以下要約。

川上氏 「・・・(ピッチャー)交代だね。」

森氏  「え゛?もう交代ですか?」

川上氏 「交代」

森氏  「私なら次の回も投げさせます・・・・。」

川上氏 「・・・・・・・・・・」

   そして何とか抑えて次の回も無得点でクリア。結果、森氏の采配でもグットでした。

森氏  「私ならココで交代させますが・・・・・(中日星野監督は)交代無いですね。」

川上氏 「これは日本シリーズと言う事を忘れてはいけない。短期決戦で負けは許されない。私なら交代と言った時、交代していた」

      短期決戦の日本シリーズ総力戦。臨戦態勢で勝たなければならない。次の試合に勝つ保証はない。

      選手の出し惜しみを一番してはいけないのが短期決戦の常だ。」

森氏  「・・・・・(川上監督、凄すぎ)・・・・自分は、まだまだです・・・・・・・・」

川上氏 「森君、情が一番要らないんだよ・・・特に日本シリーズではね。」

  試合は回を重ね、中日ピンチ到来。

川上氏 「彼(星野)は、1988年日本シリーズ敗退から、何も学んでいない。こりゃ中日は負けるな。」

森氏  「・・・・・監督、まだ試合は終っていませんから・・・・・・。」

川上氏 「いや、こんな戦い方で勝てるほど日本シリーズは甘くない。良い選手を出し惜しみをしている時点で話にならない。」

結局負け。川上氏の言った通りの結果になった。

川上氏 「負けるべくして負けた。星野君は、以前の日本シリーズで、選手達を一列に並べて相手の表彰されるところを

     見せた。そして『悔しいか!?悔しいだろ!この光景を目に焼き付けろ!そしてリベンジだ!』と言っていた。

      しかし、一番分かっていないのは星野君自身だ。中日は残念だったが、負けるべくして負けたのだ。

↑このエピソードを覚えておくといい。もし星野WBCの指揮を取ることになれば同じ光景を見ることになる。

2008-03-10

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080309/1205057461

分裂勘違い劇場を、わんさかブックマークする人達というのは何を好きこのんでいるのだろう。浅く、薄っぺ。腹が立つので、ブックマーカー突っ込みを入れてみよう。ちなみにこのエントリ日本でしか生きていけないと将来破滅するリスクがあるので世界中どこでも生きていける戦略のご紹介 - 分裂勘違い劇場」には今現在183のブックマークがついていた。

ブックマーカー突っ込み

id:taitoku

考えさせられる

そうですか?腹が立つという意味なら同意です。

id:todojun

分裂君の評論能力にはつくづく感心させられるなぁ。

ある意味正しい。きちんとblogの形にまとめてくる能力は評価できますね。でも、なんだかバックグランドとして透けて見える彼の価値観がどうにもよろしくない。プロフィールのところで、逃げを打つあたりも疑問だしネ。

id:carrotsword

理屈は同意なんだけど、「たとえば??」とかいって具体的に出てくるキーワードに幻滅してしまうのは何なんだろう。

同意。全くその通り。地方のSEにこんな感じのリーダが昔は沢山いた。世間狭すぎる。会社にべったりのスキルを獲得しないで、何をやった気になってるんだろう。大型開発ほど、困難な開発ほど、会社として総力戦になる。自ずと独自製品べったりになる。そんな現場に立ち会っていない。というか、立ち会ったかも知れないが外野として俯瞰していた感じだ。

本人のblogに何点か突っ込み

UnixRDB正規表現JavaPerlTCP/IP.NETC#

AJaxが無いのは書き漏らしたのかな。独自製品べったりを嫌うだけあって運用管理ツールは無いな。Apatche, MTが無いあたりは勘定系などのSEなのかと思わせられる。それにしても、「正規表現TCP/IP」は一般教養だからここに書かない方がいいのでは。iosが無いのはネットはやらない人なんだな。

国家に対しても同じことが言えます。

IT系企業国家を同列で考えるのはいかがな物か。しかも、文の構成から見てIT企業考察から類推している(国家破滅の例としてIT企業を出したとは思えない)。

全ての資産を一点がけするのが危険投資戦略であるように、自分の生活基盤となる国家を一カ所だけに限定してしまうのも、極めて危険な賭なのです。

またも、理由を開示せず類推で話を終えている。投資ポートフォリオをどっかで聞きかじったんだろうが、薄っぺらい。

「1人の異性しか知らず、最初につきあった異性と一生添い遂げなければならない」というのはいかにも古めかしい道徳観念です

古いとしか言っていない。良い悪いの話じゃないのか。古いが悪いのはITだけだよ。価値観なんて人それぞれ、古かろうが主流じゃなかろうが幸福追求に都合が良ければそれでよし。

また、タバコ依存症から抜け出すために、さまざまな方法があるように、日本依存症から抜け出すにも、さまざまな方法があります。

まただ。しかも、今回は「依存症」という単語で一本書こうとした糸口が透けて見える。面白いけど、調査不足。力不足埋め草が多すぎる。

利回りのよい債権株式に自分の資産を分散投資し、運用することは、どこの国に居住していてもできます。

なぜ、この話題で計算式を出さない。計算してみればあなたの提案がとても難しい物だというのがよく分かるはず。私の資産では年率16%の運用利回りをたたき出さないと生活はできない。平均的な資産運用は5%。企業年金運用を2〜5%でやっている。16%の運用ができるなら、日本にいた方がいい。

新しく登場した.NETC#にしても、過去にマスターしたスキルにほんのちょっと上積みしたぐらいのわずかな薄皮でしかなく、いままで蓄積した基本スキルはそのまま通用します。

仕事は何をやってるんだろう。わずかな薄皮で日々しのげる楽な仕事なんだろうなぁ。スコープも狭いし。

自営業は、あたると凄いんです。

あたらないと書いてるように見えるのだが、気のせいだろうか。

最後に

いちいち、けちを付けて申し訳ない。なんだか、今猛烈に反省モードです。しかも、初めて彼の日記を読み切ったのですが、薄っぺらいという感想は変わりませんが好きになったかも(w。愛されるべきSEなんですね。でも、これだと商談取れないぞ。

2007-11-27

http://anond.hatelabo.jp/20071127145931

男「だけ」の役割と言うのは無かったのでは。戦争とかか?

いいところに目をつけたな。そうだな。兵役は完全に男の役割だ。

で、古代社会においてなんかは、兵役の義務と共同体における市民権参政権等価だったりした。そこらへんが女性子供政治権力がなかったことの基礎的理由。

そうした価値観は近代においてもそれなりに影響があって、近代において女性の権利が拡大した(しえた)理由のひとつとして、第一次・第二次大戦といった近代戦争においては「国家総力戦」の傾向が発生し、産業や支援活動といった面で女性の協力が不可欠になったということも挙げられる。

女性の力がなければ戦争ができない。だから女性が権利を主張することができ、それを認めざるを得なかったということ。

現代日本では軍事について考察すること自体が忌避されていたり、シビリアンコントロール概念も普及してるから奇異に思えるかもしれないけど、歴史を考えるときには軍事と政治社会関係を抜きにはできませんよということで。

2007-08-21

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1018261.html/

久々に増田に書いてみる。空気は読んでない。ていうか増田読んでない。

再軍備反対、戦争反対九条死守だった。

だった、というのは正確じゃないかも。今も生理的にそう感じてる部分はあるし、程度問題もある。いわゆる「悪しき日教組洗脳教育の影響」ってやつ? 母親小学校教師だからしょがない。

まぁ自分語りはいいや。

でさ、不思議だったわけ。ネットに本格的にコミットしはじめた2002年ごろ。ちょっと見回すとみんな再軍備派。気分だの「真実の暴露」だのに酔ってレイシズムに嵌ってる有象無象の雑魚はどうでもいいとして、尊敬できる知性の持ち主であってもけっこうそうだった。切込隊長とかな(失笑した人は年代に注意)。

「なんでいい大人がこんなコト言えるんだろう」「死ぬのが怖くないんだろうか」「殺すのが怖くないんだろうか」って。思った。

違うんだ。最近やっと分かった。

「いい大人」になっちゃったから言うんだ。

赤木智弘の言うこともわかるんだよ。よくある「違う時代に生まれていたら」ってやつ。ヒロイックファンタジー志向の妥協策。でもいまオレは27。常識的に考えて、27歳会社員は、戦場で死なないし殺すことにならない。さらに、現状で総力戦の気配は毛ほどもないのだから、事態がもし順調に推移したとしても殴り合いが始まるのは数年先だ。よほど戦況が悪化しても、オレの前線配属はあり得ない。残念ながら!

っていうのに最近気づいた。

つまり上の世代が言う「(もちろん戦争も視野に入れた)自衛隊正論」は、要するに元万年補欠野球部員だったオッサンが地元甲子園球児に向けるまなざしに似てるんじゃねぇのかなぁ。あるいは「時かけ」なり「耳すま」なりを観て、賛否いずれにしろ過剰な反応を示すオッサンに。その欲望の三角形に、見事に当事者たる世代が嵌っちゃう、という図。もちろん自分の死と殺傷を度外視していいから、現実的(!)な判断ができるようになったッてーのもあるんだろう。

なんだろう。うぜーなぁ。

2007-06-19

anond:20070619212007

単に経験則っていうか、そういう歴史のほうが多いってだけ。

理由とか聞かれても正直わからん。

わりと仲悪いってことが周囲に知れ渡っててもじゃあ実際に揉め事起こすか、どっちかがもう片方を非難しても周囲に浸透しない。

総力戦になったことで「どっちもどっち」って思われるから、というのはありえるのかなぁ。

2007-05-16

グーグルに対抗する為、電通は貨幣を量産する

ネット広告周りで話題の日経ビジネス第2特集「電通が挑むメディア総力戦」を読んだ。

グーグルに負けない」という挑戦的なタイトルで、グーグルAdSenseに対抗するサイト配信型広告モデルを自社で始めるという内容。

グーグルアメリカテレビラジオ新聞雑誌といったマスメディアを取り込んでいることも意識している。

グーグルという会社によって、電通が変わろうとしている。

電通が動き出した今、日本という市場グーグルに勝ち目はあるのか。

15日の日経新聞15面に、電通がPeX(http://pex.jp/)に資本参画したという記事が出ている。

PeXは、ネットを介してポイント交換サービスを提供する会社だ。

その意図を推察するに、これはどうやら上記のグーグル対抗広告モデルに深く関連している模様。

以下の電通プレスリリースで、「オファー広告」なるものが発表されている。

http://www.dentsu.co.jp/business/teritory02/media/offer.pdf

これは平たく言えば、広告を見た人にポイントをあげるという仕組みで、更に人によって貰えるポイントを変えることができますよ、ということらしい。

広告を見た人にポイントをあげるという仕組みは、モバゲータウンhttp://www.mbga.jp/)や、

無料着うたサイトゴルゴンゾーラhttp://pc.zola.jp/)等、主要ケータイサイトが成功を収めている。

ケータイサイトポイントが自社が提供するコンテンツとの交換しか出来ないのに対し、

電通の「オファー広告」ではPeXのポイント交換の仕組みを利用して他各社のポイントとの交換が可能になる可能性が高い。

昨今ポイントや仮想通貨市場が交換システムにより通貨化していることを考えると、

事実上電通がこれをすることによって「広告を見れば金がもらえる」という仕組みが成り立つことになる。

広告を見れば、ポイントで様々な商品を買うことも、色々なサービスも受けられる。

電通は、貨幣をつくろうとしているわけだ。

電通がこの仕組みを完成させた時、グーグルはどうなるだろうか。

テレビ局新聞社出版社等の媒体社、それと電通が作るナショナルクライアントサイトにはAdSenseの代わりに電通広告モデル採用される。

グーグルAdSense分の収入(ほぼ半分)を失うことになるだろう。

こうなると、グーグルに残るのは検索連動型広告だ。

AdWords検索連動型広告は、検索サービスを持っているグーグルの強みで、電通にはなかなか真似できそうにない。

日経ビジネス電通は「最終的にはグーグルの取り扱いも電通が行いたい」というようなことを言っていた。

恐らくこれは、この部分を意識してのことだろう。

この部分をどうするかが、グーグルでの課題になるかもしれない。

もし電通グーグル提携できなかった場合、次はYahoo提携かなーという気もする。

Yahooとの提携というと、リクルートとか使うのかなぁ。

既得権益の肥大化、こわいなぁ。

追記:http://www.dentsu.co.jp/news/release/2007/pdf/2007019-0307.pdf

この辺りを見るに、電子マネー・仮想通貨ポイントあたりをまとめて、電通リクルートが全部持っていくつもりらしい。

リクルートが関与することで、リアル店舗電通ポイントを貨幣と同じように使うことが出来る。

リクルートポイント事業に絡むべきだとは常々思っていたが、こういう形で来たか。

自分で書いて本当に怖くなってきた。

2007-05-06

世界はそれほど公平ではない。

飢えと争いの時代はあっという間に来る。

もりあがりを横目に的はずしではありますが。

たとえ水不足が表面化して世界的な食糧不足がおこったとしても、世界戦争はおきないと思う。

世界戦争を起こせるほどの強国は、たぶん、戦争をおこしても良いと思うほどには困らない。

たとえ困ったとしても、収奪対象は周辺の弱い国だ。石油のように産出場所が限定されるものではないし、その方が簡単だ。

実際には、世界市場で食料の高騰が始まると同時に、多くの貧しい国で飢餓輸出が始まるんじゃないかと思う。

この場合、飢えた人々の目の前から食料を持ち去るのは自国の役人やブローカーだ。

飢餓輸出をする側の国はとてつもなく凄惨なことになるだろうけど、買い手側の国ではお肉や乳製品の値段が倍になったといって嘆く程度の話に収まる。

難民の流入や局地紛争の頻発による世界情勢の不安定化とかマイナスの影響は大きいだろうけど、国家総力戦を決意させるほどの問題になるとは思えない。

インド中国では内紛がおこりそうな気もするけど、他の国がかかわりたがるとは思えないしなあ。

2007-03-29

三流品を愛でるとはどういうことか。

ひとつの実例を考えてみよう。

装甲騎兵ボトムズ』というアニメがある。

放送後20年以上を経ても根強い人気を誇る古典的作品だが、よく見るとこの作品はかなりひどい。「これはひどいタグをずらずら並べたくなるほどひどい。

  • ブレードランナー』『地獄の黙示録』他の様々な映画パクリまくり。おまえらオリジナリティってもんはないのか。
  • 作画が乱れまくり。3話あたりのキリコの食事シーンなどヤシガニに匹敵する。「谷口キリコ」なんて持ち上げても、要は製作スタッフ内で意志の統一が出来てなかったのをむりやり「これが個性だ」なんて強弁しているだけ。
  • 首尾一貫性がまるでない。地獄戦線を駆け抜けた精鋭レッドショルダー出身のキリコが、1話で「たいちょおー」などと情けない声で新兵のようにうろたえるのはなんだ。レッドショルダー設定なんて早くも1クール目から出ているのに、1話を作る段階でもまだそんなことすら考えて無かったってのか。
  • キリコちゃ??ん、そのアーマーマグナムの弾倉って何発入り?
  • 終盤のワイズマンステーションからクエントへの逃避行は秘密結社にとっても総力戦で、持てる戦力を総て投入する必要があったと思うんだけど、3クール目で出ずっぱりだったテルタインはどこに行っちゃったの?
  • キリコは自分が異能者であることに終盤まで気付いていなかったが、どうやら制作スタッフも気付いていなかったらしい。
  • 作中描写を見る限りでは惑星サンサは地球と同じくらいの重力があるみたいだけど、なぜかイプシロンのAT隊が平然と空を飛んでいた。「酸素が無い」のと「重力が無い」のは違うぞー。
  • キリコは強い意志を持った主人公として扱われているみたいだけど、実際にしていたことを冷静に振り返ってみれば、流されるまま行き当たりばったりに逃げたり戦ったりしていたらいつのまにか惑星一個ふっ飛ばしちゃいましたー、てへ♪ にしか見えない。
  • 監督が自分に酔っていたとしか思えない次回予告がイタすぎ。

これだけいい加減で支離滅裂な作品を、「三流品」と呼ぶ以外になんと呼べるだろうか?

繰り返す。

この作品には20年来のファンが少なからずいる。

だが。

三流品(ボトムズ)を愛することがいけないとは思わないが、それが三流であるという事実は、誰にもどうにもできない。

いくら誉めたって三流品(ボトムズ)が一流品になったりはしない。

それは誰にもどうにもできない。

どうにもできないんだよ。

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