男「だけ」の役割と言うのは無かったのでは。戦争とかか?
いいところに目をつけたな。そうだな。兵役は完全に男の役割だ。
で、古代社会においてなんかは、兵役の義務と共同体における市民権や参政権が等価だったりした。そこらへんが女性や子供に政治権力がなかったことの基礎的理由。
そうした価値観は近代においてもそれなりに影響があって、近代において女性の権利が拡大した(しえた)理由のひとつとして、第一次・第二次大戦といった近代戦争においては「国家総力戦」の傾向が発生し、産業や支援活動といった面で女性の協力が不可欠になったということも挙げられる。
女性の力がなければ戦争ができない。だから女性が権利を主張することができ、それを認めざるを得なかったということ。
現代日本では軍事について考察すること自体が忌避されていたり、シビリアンコントロールの概念も普及してるから奇異に思えるかもしれないけど、歴史を考えるときには軍事と政治・社会の関係を抜きにはできませんよということで。