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2015-09-08

http://anond.hatelabo.jp/touch/20150908204122

うーん、右下の銀の三角は亀倉案の円形くり抜きの構成要素である

言いたいんだろうけど、じゃあ亀倉案を依拠しているかというと

依拠しているようには見えないんだよね。

そもそも原案では亀倉案を踏襲してないし、

視覚の内部の円形を感得させるには、創作的な飛躍が必要で、

佐野氏の原案には、その土台となるくり抜きによる

図形の感得というアイデアさえ一切ないんだから

そして、右下である理由不明だし。

本当に佐野氏のエンブレム著作権的にアウトじゃないのかの論考

深津氏の文章を読んで、本当に佐野氏のロゴ著作権的にアウトじゃないか

疑問に思ったのでベルギー弁護士の人がやろうとしていた

ことを代わりにやってみた。

著作権侵害が成立するには

1.依拠

2.類似性

3.利用行為を行ったか

の3つをすべて満たす必要があるらしいので、順番に検討してみようと思う。

なお、著作権侵害が成立する要件については、こちら

(http://www.saegusa-pat.co.jp/copyright/cr_02_3.htm

を参考にした。


1.依拠

はつまりパクった経路が確認できるかをベルギー側が

証明する必要があり、Pinterestの閲覧の有無が争点になると思う。

当然ベルギーデザイナーPinterest自分ロゴ登録しているし

佐野氏もPinterest登録していたことが確認されている。

これによって佐野氏がベルギー側のロゴを見たということには充分妥当性があるように思う。

ここで佐野氏が実際にそのページをみたかどうかの証明必要ないし(もちろん証拠があればそれに越したことはないが)、

佐野氏がもし仮に、見ていないと発言しても、忘れたと発言しても依拠性が覆されることはない。



2.類似性

まず佐野氏のロゴベルギー側のロゴ類似している部分を列挙してみる。

類似点 ベルギー側のデザインの要素

・中心の縦の棒のパーツ

・左上と右下におかれたパーツ

・3つのパーツにより切り抜かれた円の形を視覚的に感得できること

・パーツの組み合わせにより『T』と『L』の合字が視覚的に感得できること

以上の4つではないかと思う。

(1)判例判断基準

判例では、他人著作物表現形式上本質的な特徴を直接感得できるかが判例判断基準となるようだ。

ここでは、"表現形式上の特徴"が争点となる。

9分割による"モジュール"による展開性や"書体"などは、

"構造的な特徴"となり、デザイン本質的な特徴ではない。

もし仮にまったく別のデザインなのに、モジュール展開性が

可能だったり、たまたま『T』の書体が一緒だとしてもそれは

構造的な特徴(つまりアイデアのこと)として処理され、

類似性があるとは認められないのと同じ。



(2)表現共通性

これは一目しただけで、類似していることが認められるのではないかと思う。

相違点はベルギーデザイナーデザインが外側に黒丸で囲んであり、

モノクロ(2色構成)で構成されているのに対し、佐野氏の、エンブレム

外側の黒丸に対する円がなく、4色構成であり、右上に赤い丸があることの

いであるが、これらの違いはベルギーロゴが土台にあってはじめて

成り立つものであり、ベルギーロゴ本質的な特徴であることが理解できる。

まりベルギーデザインが土台にないと、佐野氏のデザインはまず

構成できないことに着目したい。




(3)創作的部分の共通性

ここではベルギーロゴ創作的か、一般的かが問われる。

日本側は、幾何学的模様による構成は、どこにでもあると

主張していて立証は難しいように思える。

しかベルギーロゴが『T』と『L』の合字であることに

着目してみたい。

ベルギーロゴの着想の出発点は『T』と『L』の合字部分

である

それに対し、佐野氏のロゴの出発点は『T』のフォントである

原案を見てもそれは明らかである


佐野氏の案を出発点にすると、どうしてもロゴの右下にあった

パーツ(≒△)は右上にこないといけない。佐野氏の原案でも

右上に△があり、右下に△を入れる論理的必然性がなく、

ここに飛躍的がある。

ベルギーロゴには元々、『T』と『L』の合字であるという

出発点となっているため、飛躍的な超越はない。ここにベルギー

ロゴ創作性が認められる。

おそらく佐野氏は『L』の合字部分に気付かなかったのではないか。

ベルギー側のデザインが『T』のみのロゴだと思い込んだのである

日本人には一見なにも問題ないように思われる。しかし『T』の

右下にパーツを入れることは欧米では一般的ではないのである

まり佐野氏のロゴは、『T』としては非常に不自然な形状をして

いることになる。この不自然さこそ、一般的でないことの証明であり

創作性を保有しているということになる。

さて佐野氏はどこから、右下に三角(≒△)のパーツを配置する

という着想を得たのだろうか。


3利用行為を行ったかどうか

あきらかに五輪エンブレムとして利用すれば利用行為を行ったことになる。

佐野氏がエンブレムを取り下げたために、ベルギー側も告訴を取り下げるしかなかった。




おそらく以上のことをベルギー側は証明しようとしていたので

はないかと思われる。

これを読んでもみんな(深津氏や山本一郎氏を含む)は、佐野氏は

エンブレムをパクッてないということになるのだろうか、聞いてみたいところである

ついでに以前の自分記事

http://anond.hatelabo.jp/touch/20150903190148


よろしくどうぞ

2015-08-31

東京オリンピックエンブレム

食傷気味ではあると思いますが、佐野問題について自分の考えをまとめるために文章を書きました。

もうこの話題うんざりという方はそっとスルーして頂けると幸いです。

■前書き

デザイナーではないけれど、クリエイティブ職に携わっています

私の立場としては、

オリンピックエンブレムはそんなに好きではないけど

オリンピックエンブレムは(ほぼ)問題なし

トートバッグはアウト

・このような炎上懸念しています

というものです。

以下、目次です。

デザインとは

- 編集レイアウト、選択というデザイン

- デザイントレンド

佐野エンブレム

- このエンブレムは一体何なのか

- 似ているのか

- 著作権見地から

- 商標権見地から

- 原案は似てる

トートバッグコネ問題

- お粗末なマネージメント

- そんなデザイナーに任せてはいけないのでは?

- コネ悪用なのか

個人的には

デザインとは

編集レイアウト、選択というデザイン

デザインは、社会に受け入れられることを目的の一つとしています

受け入れられるということは抵抗がない方がいいですから、あまりに新しすぎて意味理解されないようなものはよくありません。

しかし多くのデザインにおいては、新しさや独創性を伝えたいという想いもありますからデザイナーにとって受け入れやすさとオリジナリティというのは永遠課題であると言えます

多くのデザイナーにとって、ロゴオリジナリティについて語りにくいのはこれが非常に繊細な問題であることが理由だと思います

ところで、デザインは「計画」「設計」「応用美術」という言い方もされることがあります

あるいは例えば、◯◯デザイナーという肩書きなどについて、プランナー(計画者)、マネージャー(管理者)という言葉を入れ替えても近いニュアンスがあるということについて考えてもいいかもしれません。

これらの言い方からも分かる通り、デザインとは一から全てを新しく作り出すという行為ではなく、適切に設計する、配置する、選択するという行為であるとも言えます

では果たして佐野氏のデザインは適切なものだったのでしょうか。

デザイントレンド

その前に、デザインにおけるトレンドというものについて簡単に考えたいと思います

参考に、近年のロゴトレンドと言われているものをご覧ください。

http://photoshopvip.net/archives/78102

http://www.radflaggallery-design.com/blog/2015-logo-trend

ちなみに以下は、2008年トレンドと言われたものです。

http://coliss.com/articles/build-websites/operation/design/788.html

すでに2008年トレンドが古く感じてしまうのが分かるかと思いますトレンドというのは、新しく感じられ、それでいて受け入れられている、という一つのラインです。トレンドを押さえる(上手く選択する)ことで瑞々しい印象を与えることができますが、トレンドが去った後には古さを感じるようになるものです。

新しさがありつつ、普遍性のあるデザイン、というものが如何に難しいかが分かります

佐野エンブレム

・このエンブレムは一体何なのか

それでは本題のオリンピックエンブレムについて考えたいと思います

図像的には非常にシンプルものになっています。また、恐らくは1964年東京オリンピック亀倉雄策イメージオマージュしており、色彩は日本的トラディショナルもので、あまり目新しさは感じられません。そういう意味でこのエンブレムはあまりトレンドに乗っていないと言えると思います

なぜこのような選択・デザインになったのでしょうか。

トレンドに乗らず、非常にシンプルものにしたのは、普遍的エンブレムになることを狙ったものだと思います

亀倉雄策1964年オリンピックは今でも素晴らしいデザインと語られるもので、古さは多少感じさせても未だに迫力が伝わってきます

佐野氏のデザイナー仕事にはシンプルで洗練されたものが多くあります。また、近年世界アピールできている日本デザインシンプルものや余白を活かしたもの自然融合的なものが多く見られます

このように、佐野氏、あるいは日本の強みであるシンプルデザインであり、また一時的トレンドではなく普遍性をもつもの、として単純な図像になっているのだと思います

もちろんこれにより、トレンドに乗っていない、古めかしく見える、単純すぎる、単純すぎるために似たデザインが挙げられる、といったことについて意見が出てくることについては想定していると思われます

・似ているのか

さて、よく問題として挙げられているベルギーロゴ比較してみます

前述の通り、単純な図像なので、近いロゴがあることは避けられないと思いますしかプレゼンテーション動画などを見ると、このエンブレムアピールは以下のようなものです。

東京の頭文字T

地球や繋がりといったもの連想させる円

トラディショナルカラー

日の丸

正方形タイルデザイン

パラリンピックエンブレムとの対称性

このうち、ベルギー劇場ロゴと共通するのは円のモチーフくらいではないでしょうか。

以上のような点を踏まえると、佐野氏のエンブレム図像的にはベルギー劇場ロゴと近く見えるところもあるが、その他の点で大きく異なっている、と言えると思います

著作権見地から

著作権は、思想感情創作的表現した著作物保護するものです。

佐野氏のエンブレムベルギー劇場ロゴ思想感情的表現とは違う発想で出来たものであることは明らかだと思われます

著作権侵害しているという指摘は間違いでしょう。

商標権見地から

Wikipediaによると、リエージュ劇場公共性が高いためロゴ商標登録がなく、商標権については問題にしていないとあります

商標権侵害ということはなさそうです。

原案は似てる

エンブレム原案が公開されました。

色彩、配置的なアレンジはありますが、これはヤン・チヒョルト展のタイポグラフィ結構似てると思います

しか原案として過去デザインを参考にすることは問題ないのではないでしょうか。個人的には、なぜ公開したのだろう、と思いますが…。

これがこのまま採用されるとしたら大変ですが、最終案ではかなり変化しているので、これはある意味で事前チェックが上手く機能したと言えるのではないでしょうか。

トートバッグコネ問題

・お粗末なマネージメント

佐野氏ほどのデザイナーですと、事務所を構え、他のスタッフデザインをさせるというのは勿論あることです。しかし本人の名前で発表する以上、その監督責任は本人に求められます

トートバッグに関しては、明らかに佐野氏の失態です。佐野氏もそれを認め謝罪し、社会的な罰は十分受けていると思います

・そんなデザイナーに任せてはいけないのでは?

私が冒頭に書いた「(ほぼ)問題なし」という括弧はここが理由です。

本来なら大きな仕事は少し控えた方がいいと思いますが、今回はエンブレムの後に発覚したものですし、取り下げる程ではない、と思っています

コネ悪用なのか

そもそもこのコンペは、一定以上のクオリティを信用されているデザイナーへの指名コンペです。

日本有数のデザイナーであれば、色々な人間との関係性ができるのは当然ではないでしょうか。

コネ悪用された時に問題になるものですが、今回のコンペがコネ悪用したものかどうかについては判断できないと思います

個人的には

個人的には、もう少しトレンドを押さえたデザインが好きだなぁ、と思っていますしかしそれと、ダサいかカッコイイか、良いか悪いか、善か悪かといったことは無関係です。

個人としてはそこまで好きになれなくても、表面的な華やかさを控えて理念としての重要性を選択したということは驚きでしたし、思い切った決断だと思っています

ところで、オリンピックエンブレムはどれほど重要なのでしょうか。

私はもう北京オリンピックロゴを思い出せません。

東京オリンピック世界に向けて恥ずかしくない誇れるものにするために、私たちは何を大切にしなければいけないのか選ばなくてはいけません。

インターネットのお陰でどこまでも検索することが可能になり、どんな事象でもどこまでも批判できるようになりました。

無限選択肢のある世界で、どれだけ冷静に選択できるかがこれからインターネット課題だと個人的には思っています

なんだか自己陶酔的な文章になってしまいました。気持ち悪くてすみませんありがとうございました。

2015-06-18

私は刀剣乱舞が嫌いだ

私は刀剣乱舞が嫌いだ。

家族が芝ゲーに嵌ってガンオケ語りしたり、スレに入り浸ったり、大絢爛舞踏祭ROMしてた頃から芝村嫌いだったけど、どっちかというと芝臭は薄いし、ある種のプレーヤーハートを掴む術は心得てるよねと思う。どいつもこいつも量産型八葉みたいなデザインだなとは思うけど、それもまあ別にどうでもいい。

明らかに安い釣りに来てる公式台詞気持ち悪い。審神者って言葉の使い方も、いかにも芝村らしくて気持ち悪い。サービス開始二日目位からアンチ発言したどこかの人を寄って集って炎上させて吊るし上げて叩いてたファンが気持ち悪い。自称創作厨が一気にあのジャンルに流れて行ったはいいけど、それ本当に元ネタあるのかみたいな突然のあるあるネタ気持ち悪い。TLにしょっちゅう流れてくる絡み漫画も、申し訳ないけど高確率気持ち悪い。

ブラウザゲー興味ないしモバマス艦これ他に食指が動く事も反感を覚える事もなかったから、自分でもなんでこんなに嫌いなのか理解出来ない。少なくとも自分にとっては創作的な人を悪い意味で刺激する芝村世界観が悪い方向に作用してるのかもしれない。

システムパクだの絵師トレパクだのネットから素材流用だの本体がキナ臭いことになっててある種ああ…って思った。それでも、あの界隈の雰囲気が元に戻ることはないだろうなと思う。それ自体が単純に好きな人に悪意はないの分かってるけど、全く興味ない、自重しない腐ネタガンガン飛んで来る状況にはそろそろ耐えられない。自分立ち位置だと思ってた場所が、実は全くそうじゃなかったってだけのことで、特にこれ以上悪く言いたいわけではないけど、合わないものは合わない。

2015-05-30

http://anond.hatelabo.jp/20150529215943

↑を書いた者です。

予想外に心温かいコメントをいただいて恐縮です。

他者とどこかで共振できるというのは、やはりそれも美しいものであり、またたいへんに嬉しいことだなぁと実感しました。

それから、こちらは半ば予想通りではあったんだけども、意に反して、嫉妬、それも創作的才能に対する感情限定して捉えた方が多かったみたいでした。一度はてブを稼いでみたくて釣り気味に書いたんで、しょうがないんですけど。反省してます

で、たしか嫉妬的なやるせなさも想定して書いたのですが、頭に強くあったのは、それよりはむしろ、ただ自分自分であることが不思議しょうがなく、また自分以外ではありえないことが悲しいということでした。

私はあなたになることはできないし、花や鳥や音楽になることができない。比喩ではなく言葉通りの意味で。

偉大な何者かになりたいとか、現状が理想からはほど遠いとかいう話ではなく、私にはなにかが不足しているという話でもなく(不足だらけですけど)、自分自分でありそこからは抜け出せず、いま目の前にある美しいものにはなりえないということの不思議さを、他の人はどう考えているんだろうか、という疑問です。

そんなものは受け止めるしか選択肢のないことで、現実生活上、「そういうものです」で話は終わりなんですけども。

「ただのないものねだりじゃね?」っつー話なんですけども。

しかし、だからといって不思議なことに変わりはないと思うんですが、いかがでしょうか?

あ、『アマデウス』観てみますね。ありがとう

2014-07-22

自分表現できている人がうらやましい

歌や絵画といった芸術だけじゃなく、プログラミングやその他自分発信で一から何かを作る仕事をしている人がうらやましい。

から何か指示されて作ったものではなく、自分創作したい常々思っている。

社内SE的な事をしているので、業務内容を聞き効率的な作業方法を作り上げる、といえば一から作り上げている行為なのかもしれないが何か違う。

結局は目先の作業効率を上げる為にやっているだけの行為創作的行為ではないと思う。

ほぼ定時で仕事は切り上げるので、自宅で創作活動を行えばいいのだがそれは出来ない。

結局自堕落なくせに自分の器量より大きな対価を求めているだけなのかな。

それでもいつかは自分表現できる勇気がほしい。

2014-04-23

http://anond.hatelabo.jp/20140423204805

自尊心云々はさておき、はてな利用規約で他人の著作権侵害する行為を禁止しています

http://www.hatena.ne.jp/rule/rule

ブクマコメント著作権が発生するかどうかですが、100文字より短い俳句短歌著作権は「有る」とされてる以上文字数は問題無いでしょう。あとは法律の「思想又は感情創作的表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」に該当するかどうかです。全てのコメント著作権があるとまでは言えませんが、条件さえ満たしていればコメントも立派な著作物であり侵害してはいけないものとなります

そしたら後は「はてな利用規約は正しく運用されているかどうか」です。利用規約同意し守ってるユーザー保護されるか、利用規約に反しているユーザーがやりたい放題なのか。今回の事例では後者になってるから納得いかないってのが元増田の言い分でしょう。

2013-12-11

備忘:写真に依拠した水彩画翻案性が問題となった事例

http://park2.wakwak.com/~willway-legal/kls-c.case.384.html

>本件水彩画に接する者は,その創作的表現から本件写真表現上の本質的な特徴を直接感得することができると認められるから,本件水彩画は,本件写真翻案したものというべきである

某所における炎上に当てはめると,

水彩画イラスト

本質的な特徴 → 昆虫交尾に注目し,焦点をあてて撮影したこと

昆虫交尾自体に創作性が認められないとしても,それを撮影するときに伴う工夫に対しては著作権法により保護される。

ただ単に昆虫写真を集めただけではなく,その交尾最中に注目し,構図をとって撮影しているところは創作性があり,翻案したイラストはそれを子細に再現しているので写真翻案したものである

2013-11-14

女には「創造」が出来ない(追記)

http://anond.hatelabo.jp/20131112234910

たくさんのトラバコメントありがとうございます

実を言うと、前記の会話にはかなり端折ったところが有って、

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私「いや、そもそも与えられた条件が違うし……平安文学とかは女性主体で書かれてたんでは?」

某「いや、『竹取物語』とか、初期の方の物語の作者はみな男性だったし、そうやって男の作者が書いて女子供に読ませてた物語を、女が真似して書き始めたのが広まったの。日記だって最初の『土佐日記』に『男が書く日記を女も真似して書いた』ってあるじゃん。そういうことだよ。『源氏物語だって道長バックアップで評価されたってのが大きいし、後になって、藤原定家とか本居宣長とか男の学者が評価して研究たから。でなきゃ多分今まで残ってないよ。女が内輪で盛り上がってるだけじゃ同人と変わらないからねえ。樋口一葉は鴎外や漱石が評価したからで、でなきゃ今の綿矢りさみたいな扱いでしょ。それに女に特に人気があったわけじゃないしね。……いや、どれも作品自体は凄いんだけどね。女にしか書けない内容だし」

某「第一、どのジャンルでも男の作家から影響を受けた女性作家ってのはいるけど、その逆ってほとんどないじゃん? コミケ参加者は女の方が多いけど、その割りにプロは少ないよね。まあ、俺はコミケは嫌いだけど」

私「(それってやっぱ「条件」の問題なんじゃ…)」

某「いや、確かに凄い人は凄いんだけどね。本質的には女は創作には向いてないね例外的には才能ある人いるけど、そういうのに限って人としては酷いのばかりだし、素じゃ近寄りたくないよな」

私「それは女に限らないでしょ? 男だって創作は出来ない人が大半だし……」

某「いや、一般的な傾向を言ってんだよ。男が最初から出産できないのと同じ。……ついでにきついこと言うけど、君自身には創作的な才能は残念ながら無いよね。いや、俺にもあんまり無いけど。まあ、女にしては頭は良いというか、まだまともなんじゃない? 出産方面ダメそうというか、あんまりいい子供は出来なさそうだけど……それはそれとして、俺が言ってるのはあくまで全体の話だし、事実から

私「……」

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結局は、女性というよりは私自身が見下げられていただけ、という気がします。

ついでに付け加えると、彼は別にクリスチャンではなくて、宗教全般に興味が有った感じです。アマテラスの話題はあまり出ませんでしたが。

2013-10-06

最近サビで始まる曲多すぎねぇ?

今時の曲をチェックするような人間ではないのだが、それでもBGMラジオがかかってる環境でで強制的に新しい曲を聴かされることがある。その新曲どもがどれもこれもサビで始まるのだ。何年か前に「ヒット曲法則」とやらを呼んだことがあるが、その中に「始まって30秒以内にサビを聴かせろ」というのがあった。サビを冒頭に持ってくれば一発である。あたまいいね

元々サビから始まる曲というのはごく少数で、それなりの創作的理由があった。たいていはサビまでが長い場合である。Aメロ→Bメロを2回またはそれ以上繰り返す場合や、長い前奏や間奏が入る場合もあった。今時の曲は普通の構成の曲にサビを頭に持ってくるだけなので単に同じ繰り返しが一回増えることになる。

以前は色々あった日本のポップミュージックの形式も、90年代以降はほぼAメロ→Bメロ→サビ→Cメロ→サビに統一されてしまった。これに今はさらに頭にサビが付く。それもみんなだ。J-Popはかつてないほど画一化してきている。

この状況は実は洋楽の方がひどかったりする。洋楽はたいていBメロがないからもう延々サビの繰り返しだ。あちらではCD販売がほぼ壊滅しているか試聴最初の数秒が勝負なのだろうな。

こういう状況は場末スーパーマーケットに似ている。経営が傾いたので商品を売れ線に絞って合理化した結果、どこにでもあるものしか置いてなくてますます客足が遠のくあの循環であるポピュラー音楽はそりゃ世の中の変化やビジネスとは無縁ではいられないが、「サビ頭」の蔓延DL販売も含めた今の音楽業界にとどめを刺すことになると思うね。

2013-09-02

この素晴らしい臨場感

いまはてブリアルタイムに展開しているのがずっと感じてきた新格差っすわ。

創作的能力があり、己が固有の何者かであることを世界に発信できる人

創作的欲動があってもそれは出来ないで、あとは子ども作って納税して社会の背景として死ぬまでクソして生きる人

の2種がイキイキと描き出されてる

後者の前者に対する怨嗟!! そこそこ豊かな先進国日本の、しか自分で稼いでない若年層にとって、それはもはや経済格差よりも地獄的な、自意識内での格差、そしてルサンチマン

「ボクはもしかしてクソして納税するだけの歯車階級なの?」というレイプ目の呟き。yes。人類の大半がそうです。いまとなっては子作りすらも許可が出るかどうか判りません。

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