はてなキーワード: 小町とは
はてなに戻ると、はてな匿名ダイアリー(通称・増田)へ行き、脱糞記事群を読んだ。
途中、日本を殺したそうな若い母親が保育園に入れなかったとおぼしき子供を連れてきた。彼女は息子に「いい? すごく残酷な創作実話があるから、イヤだったら見ないでね」と注意しながら、夫婦仲について書かれた小町的な数々の名記事にからめて脱糞の真実を息子に伝えようとしていた。私はその親子の姿になぜか、妻と娘を重ねてしまった。
ブコメで、増田ブクマカのサバカリ―氏から詳しい解説を受けたのだが、「脱糞について知らないことがこれほどまでに多かったのか」と絶望的な気持ちになった。元々、まとめサイトの記事を流し読みするかのごとく15分ほどいれば良いかと思っていたのだが、気がつくと便座に1時間30分も座っていた。便秘が心配だ。
ここ10年ほどの脱糞をめぐる騒動なども多数の写真とともに紹介されていた。はてな研究所(はてラボ)の理事長・しなもん(元・犬)は、はてなのえらいひとに対して公開請求を行い、埋もれた良糞記事を多数手に入れたそうだ。すさまじき便意である。
滞在の終盤、私はどうにもこうにも情けない気持ちになってしまった。
もはや友人であるXevra氏に思いの丈をぶつけなければ平静を保てない状態になっていた。サバカリー氏がブコメを打っている最中、Xevra氏に「こっちに来てくれ」と言い、胸の内を打ち明けた。
Xevra:「ただしい読みはゼヴラだ。どうしたの」
「正直、オレは日本で最も多くの増田を執筆してきた人間だと思う」
Xevra:「うん、病気だね」
「オレは多分、この8年間で12万以上のブクマを稼いだけど、脱糞タグのついた記事を検索してみて、すべてがぶっ壊された感覚を味わってしまったんだ。いかに浅い知識をもとに、増田という本来は重い業務をやってきたのか、と。
今、こうしてこの地にいて色々な話を聞くと、これまでの増田記事を全部撤回したい気持ちになったし、もっと言うと、誰が書いたものであれ、ほぼ全部の増田を撤回したい気持ちになった。こんなサイトは存在すべきじゃないんだ。去年はちょっとみんなにウケた記事があったんで、こんな糞溜めにも社会を変える力はあるんだ、存在意義はあるんだと勘違いしてしまったけど……ほんとうはあの記事を含めてすべての増田がクソなんだ。すべての増田がウンコ製造機なんだ。
毎水曜毎水曜、ただ惰性のようにすいすいしていたことが実に虚しくなってしまった。一体これまで何をやっていたのかね……。もうオレは廃業しなくちゃいけないのかな」
Xevra:「いや、それは違う。オレだって3年前に増田に来て、おまえが味わったような感覚はたぶん一生わからないしわかるつもりもないが、こうやって野菜を毎日350g摂って瞑想と睡眠をやることが大事なんだよ。そして、この増田の存在も含めて、アジコ君は自分のやり方で皆に伝えればいいんじゃないかな」
その後、私は自分のブログで感極まり、はてなネタのマンガを流した。
こども:「――それが2014年9月。お父さんが『はてな村奇譚』を連載しはじめたときのことだったんですね」
アジコ:「そうだ。私はそれから一日たりとも350gの野菜と瞑想と適度な睡眠を欠かしたことはない。わたしは健康になった。わたしは健全になった。だが、わたしは――健常だろうか? それだけがわからない。月に1500本の脱糞記事を量産しつづける増田たちの姿を見たときの気持ちは、おなじ体験をしたものにしかわからないだろう。わたしは、彼らを度し難いと感じると同時に、理解したいとおもった。そのためにはまず、インターネットを、はてなを理解することからはじめねばならなかったのだ」
こども:「そして、『それ』は完成した」
アジコ:「そうだ。『それ』こそすべての増田を終わらせる記事だ。夫婦ネタも、政治ネタも、保育園ネタも、内部告発ネタも、すいようびも、パンチラ感想も、脱糞も、すべての増田をデータの塵に還すための最終兵器」
こども:「『おっぱいと私。』」
こども:「きみたちにはおっぱいを」
アジコ:「すべての増田たちに、おめでとう、おめでとう、おめでとう」
<完>
かつて大手小町をまとめるブログがあったのだけど、そこは頻繁にホットエントリ入りしていた。
読売新聞から止めるように警告があったとかでそこのブログが閉じてからは小町の存在感も消えたように思う。
受け身ユーザーからは求められているのだが、自分で探しに行こうという人がいないのかも。
追記
http://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Fkomachi.yomiuri.co.jp%2F
25歳社会人3年目オタク女子。3年前に知り合った32歳の男性(今年30歳になる彼女と5年間同棲)とかれこれ2年近くセフレ関係を続けているのだけど、いっこーにバレない。本当にバレない。バレなすぎて拍子ヌケしてしまう。
彼との待ち合わせ時間に最寄り駅前に行ったら彼女が待ち伏せていて「この泥棒猫!」と塩酸でもぶちまけられる展開を毎度予想してちょっとドキドキしているのに、全然そんなことは起きない。彼は私の家にやってきては「水曜どうでしょう」を見ながら彼女とのセックスレスを嘆きつつ「増田さんのことは好きなんだけど長い付き合いの小町のことも放っておけないんだ……ごめんね」と私を抱きしめてくるけれど、彼女の「夕飯のネギ買ってきて」LINEに「わかったー。友達と映画見てるから少し遅くなるかも」と返信をし、きちんと夕飯までに家に帰る。私の家のお風呂場には彼が自宅でも使っているボディーソープ、シャンプー、コンディショナーが置いてあり、彼はそれらで汚れた身を清めてからさらにリビングでリセッシュしたうえで適度にタバコを吸ってヤニ臭さをプラスし、ネギを買って家に帰るのだ。
「結婚する気がないなら別れればいいのに」「これって実質付き合ってるのと変わらないよ」と私は何度も彼に言っているけれど、彼は申し訳なさそうな顔で私を抱きしめるだけだ。長年同棲してる彼女がいるのに、他の女のごはんを食べながら裸で「水曜どうでしょう」を見ている男と付き合えなくても、むしろ人生にはプラスなのだけど、私からサヨナラする切迫した理由が特になく、だらだらと関係を続けてしまっている。いや、こういうだらしない男とだらしない付き合い方をしていると、どんどん精神性がだらしなくなっていって、いつか後悔するんだろうとはわかっているけれど、自分から関係を切ることはできないのだ。だって、好きなんだもん。
ドラマみたいに包丁を持った彼女が自宅に乗り込んできたり、アニメみたいに彼の生首が送られてきたりしないと、この生活に終止符が打てない。それとも、においを消したつもりで私が本当にこっそり香水をふりかけたコートをまとっていることに気づかないボンクラな彼氏の浮気に2年も気づかないさらにボンクラな彼女の観察力に期待するよりは、いっそ彼がトイレに行っている間にでも彼のiPhoneを手にとって、彼女のLINEに「浮気相手です★」とメッセージを送ればいいのだろうか。そういうことをするのはなんとなくかったるい気がする。
(ちなみに彼が結婚していないのは間違いない事実だ。なぜなら、彼は職場の先輩で、職場でも、同棲している彼女との関係に悩んでいることを明かしているからだ)
は~~、そろそろ「水曜どうでしょう」以外が見たい。
【追記】
トラバ・ブクマいただいたみなさん、ありがとうございます。
最近の日本死ねやそれに続く小町じみた内容の投稿には、正直そろそろうんざりしている。
だが、小町で同じことを言ったとして、果たしてこうもバズっただろうか。
多少身内で盛り上がるかもしれないが、そこから外への広がりは期待できそうにない。
正月のアレにしても、「小町のことだし、どうせ年中同じこと言ってんだろ」と片付けられたはずだ。
ちなみに、小町の個人的な印象は、「メインユーザーは暇でやたら自己顕示欲の旺盛な主婦層」で、
「そいつらもドン引きの内容を投稿し、『びっくり』とツッコミの書き込みの集中砲火を食らっても、
なお己の見解を曲げようとしない業突張りの巣窟」というものだ。
これがどの程度正確かはともかく、いったんそういうイメージが多くの人の間で定着すると、
もはや何を言っても「小町発」という冠がついただけで割り引かれてしまう。
だからこそ、主張の場は小町やガルちゃんではなく、増田でなければならなかったのだろう。
似たような例として思い出されるのが、日曜朝の張本勲氏である。
番組では「御意見番」という扱いだが、もはや氏の意見など、言われるまでもなく誰もが予想できる。
とにかくNPB至上主義であり、マイナースポーツを見れば「何が面白いのか」としか言わず、
危険なスポーツを見れば「こんな危ないことしちゃダメですよ」としか言わない。
張本氏の場合は一周回って様式美の域に到達しているが、そうでなければただ退屈なだけだ。
増田が外部で取り上げられるのも悪いことばかりではないだろう。教育困難校の人も気の毒だと思う。
だが、「増田=かわいそうな人たちの叫び場」なるイメージが定着することには、強い危機感がある。
多様性を失い、陳腐化した先には、メディアとしての衰退が待ち受けているからだ。
最後の女性常連回答者でがんばってました(男女不明ももう1人いるかな)が、(匿名)質問には答えるのをもうやめようと思います。
「一人しかいない」ことによって非常にバランスが悪い(ぶっちゃけへんな質問者によっていたずらの標的にされていても自分ではわからない)。
しっかりしたおばさんF2層としてまともなことを書いているつもりですが、小町やヤフーなどのサイトだったらまだ見られる「加勢」(単なる別idによる同意見の書き込み)も見られないシーンもあり、いつのまにか女性がいなくなっている結果として「ひとりで非常に変わったことを書く人」みたいになっていて、いやこいつらどんな未開社会からきたのか?ネットを使う人類女性をみたことがないのか?と思うびっくり意見のほうが幅をきかせてしまったりします。とにかくネットで女性として発言するだけでも「やーい女」とばかりに無用ないやがらせにあったりして気を遣うのに、応答においてはいろいろな面倒が多すぎます。いや、保護してほしいという意味ではない。女性も子供(15~)もつかえてエログロ違法行為が尋ねられる匿名質問なんてつくったら荒れるのわかってるのに放置するなという意味。せめてデフォルトで顕名だけ表示しとけばよかったんだ。
れいこさんももういませんし、トランプが当選しちゃうし、今のはてなにはランチをつくる係、公報とニュースにいても、中枢に女性はいないのでは。このまま女性の意見がデザイン以外ほとんど尊重されず、男性が無意識に有利である社会を反映した増田ひいては2chそっくりな質疑応答サイトになってしまうのも止められません。
一応顕名では回答継続をトライしてみますが、ほんとご自分で表に出された情報についてつっこむと逆恨みしてめんどくさい絡み方してくる人とかいてくたくたですわ(今までそれも大してめんどうくさいとは思いませんでしたが、年齢のせいかもね)。
ごめんよid:orangestar
今までありがとう。
社会人1年目。
相手のこと(趣味とか人柄とか)が分からないとあまり話す気にならないタイプ。
天気の話とか、最近のニュースの話とか、どうでも良いことを会話しても、それって会話じゃなくて会話のままごとなんじゃないのって思ってしまう。
そうこうしてるうち、Twitterか発〇小町かどこかで、"社会人になっても人付き合いが苦手な人は幼稚であるから、結婚相手や恋人になるのはやめた方が良い"という言説を見た。
どこをどう考えれば人付き合いが苦手な人は幼稚であると考えられるんだろうか、私にはとても疑問である。
苦手な人とうまくいかないだとか、嫌いな人と話せないだとかそういうのは人を割り切って付き合いができないのは幼稚だと思うが、人付き合いという大きなくくりでそれをできない人が幼稚というのは主語が大きすぎるのではないかと考える。
誰とも屈託なく話せる人、立ち回りがうまい人なんてとても限られてると思うのだが、それ以外の人はみな幼稚というのか。