はてなキーワード: 喫煙所とは
野田博
https://www.google.com/maps/contrib/110142641020458677636/reviews/
客室でタバコ吸ったら罰金一万円取られました、普通そんなことありえないです。もう行くことは無いですが、皆さん気おつけて星に騙されないようにしてください。
貝殻節の里 旅風庵からの返信
先日は、せっかくの楽しいご旅行時にお互い不快な思いでお別れしなければならなかったことが残念でなりません。
当館は全室禁煙で、エントランスの外に喫煙所を設けております。チェックイン時にも禁煙のご案内をしておりますし、館内にもいたるところに禁煙の表示をしております。
この度、喫煙されたご本人様は、ご高齢で全館禁煙だという認識がなかったことと、その後は喫煙所を使っていただいていたということから配慮し、通常3万円の請求額を1万円とさせていただきました。実際にかかったエアコンクリーニング費用は2台分約15,000円とカーテンのクリーニング費用数千円です。
そればかりではなく、臭いがなくなるまでの丸2日間、客室の販売ができませんでした。あの客室は最大5名様で1泊最大5万円の売り上げが見込めるお部屋です。2日間で最大10万円のこちらの損失を野田様はどうお考えでしょうか?
さらに、このような口コミで私どもを貶めようとするお気持ちを理解することができません。
禁煙部屋で喫煙した損害賠償について世間一般の認識として、Yahoo!でも次のように書き込みがあります。是非ご覧ください。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10134324355
どうか野田様の認識のずれをご理解いただき、差し出がましいこととは存じますが、ご自身の品位を損ねるこのご投稿を削除していただくほうがよろしいのではないかと思われます。
上司として、どうすればいい?
今年来たばかりの部下だが追い出すしか無いのかな
・そこにタバコ吸う部下が入ってきた
・会社方針で社の喫煙所はどんどん閉じられてる。なので部下は遠くの喫煙所まで行く。一服に15分くらいかかる
・常にタバコ臭い。臭すぎて周りの社員から苦情が俺のところにくる。OJTでつけた女性社員が具合悪くなってギブアップした
・禁煙プログラムを勧めたが「禁煙したら負け」「禁煙外来とか負け」と言って吸う
・頻度を減らすようお願いしたが、減らすとイライラして頭掻きむしってフケを撒き散らすし、仕事の精度もゴミになる
・電子タバコを勧めたら「吸った感が無いっす」で断られる
・社用携帯を机に置きっぱなしで、何度携帯するよう言っても置いていく。他の部下がため息つきながら代理応答してくれてる
・出社が必須の仕事をお願いしたら「その日って社内禁煙デーっすよね?なら無理っす。ほか当たってください」
・来年の春から社内全面禁煙になるがどうするのか聞いたら「隣のビルの喫煙所まで行くに決まってるじゃないっすか〜笑笑」と部内に響く大声で言う。後ろで部長が顔を顰めてる
チキントと鏡花が美味いと聞いて高校の頃食いに行ったけど、少ない小遣いから1000円弱が飛んだってのにこんなもんかよと思って以来行ってないな。今食ったらまた違う感想になるかもしれない。
つばさ家もビッカメ横に移ってから窮屈そうで行ってないな。元々窮屈だったけど。
火の豚は潰れてしまった……
楽観も一度行っときたいな。どこにあんだかよく分からん。ビジホだかラブホだか知らんけどあの中に入ってんのかな。
立川マシマシの所の立川マシマシ以外のラーメン屋は繁盛してるんだろうか。叩かれがちだけどおれは田田の方が好き。非乳化硬めシャキ野菜が好きなのはオタクに不評な小滝橋に通ってた影響かもしれん。世間一般で求められる二郎像とおれの好みは逆なのかもしれん。こんな所でまで逆張りスピリットが……
数年前まで結構安かった気がするけど、最近は普通くらいになっちゃったな。コショウをドバドバかけてニンニクをべっとり垂らすのがいい。
吉村家とかディズニーランド化してるけど、よう並ぶよな。観光地として一回くらい行ってもいいかなとは思うけど、毎日行列ってのは凄いわ。
まず始めに私のあまり自慢できない親戚の紹介をしようと思う。
常になんかちょっと上から目線で物を言う小太りの30代独身男性(彼女募集中)だ。
自慢できなさが端的に伝わったと思う。
そしてそんなタクヤのそっくりさんに出会ったのはよりによって街コンだった。
タクヤが彼女募集中だということを知っていたので初めは本人だと思い相当焦った。街コンで親戚と会うのはさすがに気まずいどころではない。
よく見たら微妙に顔が違うのですぐに他人だとわかったがその微妙な違いというのもほぼ似たようなパーツ配置でタレ目か否かくらいの差でしかない。兄弟と言われても信じる。タクヤは一人っ子だが。
とにかく見た目は目元を隠されるとわからないくらいそっくりだった。こいつはタクヤ2号だ。
前述の通りタクヤはなんか偉そうで人間性に多少難があるので2号のことも一言も話さないうちから勝手に苦手意識を持ってしまった。100%風評被害だ。
すでに見た目は全然好みではないが話してみないことには何もわからないのでとりあえず同じテーブルのみなさんと一緒に話すこととする。
挨拶含む二言三言あたりでもうわかった。
さらに言うと声もだいぶ似ている。
造形が似ていると声帯も同じ作りなのかもしれない。
ただここで煙草吸いますか?と直接聞くわけにはいかなかった。2号に聞いてしまうとほかの参加者にも確認することになってしまう。私自身が付き合う相手はどちらでも構わないので、自分から聞いときながらどっちでもいいんですけど…となるとお前なんやねんになってしまう恐れがある。
まさかタクヤ成分探しゲームです!と言うわけにもいかないので、2号が自分から煙草を取り出す瞬間を目撃しなければならないのだ。
タクヤなら店を出た瞬間に入口横の灰皿に向かうはずだ。こいつはタクヤなのできっとそうする。期待してるぞ2号。
改めて今度は会話で見つけられそうなタクヤ成分を追い求めていこう。
小太りのタクヤは歩くのが嫌いだ。
会場の居酒屋が最寄り駅から若干距離があるのでタクヤなら絶対に歩かない。これは自然な流れでほかの参加者にもいける。
「駅から歩いて来たんですけどほんと今日暑いですね!」とめちゃくちゃ当たり障りない話を振った。だいたいみんな同じ駅から来ているので同意がほとんどだ。さぁどう出る2号、お前ならやれる。
「俺?タクシー」
2号〜〜!!お前は立派なタクヤだよ〜〜〜!!!このちょっと腹立つ言い方もタクヤだ〜〜!!!!
もう嬉しくなっている。
ほかにも日焼けしたくないだとか家電に金をかけて時間を買う発言だとか細かいところでいくつも共通点を見つけたが概ねこのタクシーのくだりのようなことを繰り返したということだけで十分だろう。
そこからは普通に街コンを楽しみ、会場を出る時間になった。次どこ行きます?と各々話しながら外に出て…の段階でハッと思い出した。期待を込めて店の出入口横の喫煙所を見る。
そこにはブロック塀に寄りかかって煙草を吸っている2号がいた。
2号〜〜〜!!!!!さすがだよ〜〜〜!!!!!!嬉しいなぁ!!!
思わぬオプションまでついてきた答え合わせでテンションがブチ上がっている。この場で一番この街コンを楽しんでいるのは私かもしれない。
鼻出しマスクって意味わからなくない?呼吸するなら鼻こそ覆うべきだろうに。何を隠したいんだろうか。口裂け女か?
どうにか2号が煙草を一本吸い終わり動き出すまで私もここから動くわけにはいかなくなった。
しかし二次会の行き先の目処が立ち始めてしまう。もう少し待ってくれ!2号を!タクヤのマスクを見守るんだ!
というか2号、ひとりで吸っているということはお前は誰とも二次会に行かないのか…こうして独身のタクヤが育っていくんだな…。
じゃあ行きましょうかの流れになる我々。
歩き出す先頭。
マスクに手をかける2号、来い、いけ!よし、
は、鼻マスクだ〜〜〜〜!!!!!!!タクヤ〜〜〜〜!!!!!!タクヤだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!ありがとう2号〜〜!!!!!!!!!!マスクから出てる鼻の形もそっくりだね〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
タクヤと2号が出会うことはおそらくないと思われるので、互いのことは知らないままそこそこ近所で生きていくのだろう。
でも出会ってはいけないと思う。タクヤは自分を棚に上げる男だ。ならば2号もそうに違いない。おそらくふたりが出会ってしまうととてつもない同族嫌悪で争いが起こるので平和のためにはこの存在は私の心の中だけで留めておかなければならない。
自分はフリーター4年→ヒキニート8年から正社員、今は勤続15年め、結婚して家庭もある。
ヒキニートになったきっかけはバイトをクビになったこと(会社都合)。
バイト時代の経験から「俺なら本気出せばいつでも働ける」という根拠のない自信があり、余裕ぶちこいて親のスネをかじっていた。
自分にはちょっとだけ技能があり、たまに友達から頼まれ仕事で小遣い程度の収入を得ることもあった。そのことも「俺はヒキニートじゃない、いちおう働いている」みたいな言い訳になっていた。
さすがに三十過ぎて焦りだすが、根拠のない自信を打ち砕かれるのが怖くて就職活動には踏み出せなかった。高卒・職歴ゼロ・三十半ばの男を拾ってくれる会社などないことは薄っすらわかっていた。
そんな折、また友達からバイトを紹介され、3週間ほどの短期で働くことになった。
自分の技能が活かせるバイトだったし、ここでモノにならなかったらまた親にタバコ代をせびる暮らしに逆戻りだ。ガツガツと働いた。
ある日、社員から「その案件が終わったら別の案件もある。もう1ヶ月できないか」とバイト期間延長を打診された。「できます」と答え、またガツガツと働いた。
翌月、バイト現場の部長から「メンバーたちが君を正社員に採用しろと言ってきている。うちで働けるか」と言われた。「ぜひ」と答えた。
ちょうどその会社(というかその業界)がたまたま成長期だったこと、その成長に必要な技能をたまたま俺が持っていたこと、その会社と俺を仲立ちする友達がたまたまいたこと、など色々なラッキーが奇跡的に重なって、あっけなくヒキニートを卒業してしまった。
これはめちゃくちゃ幸運な例だと思う。生存者バイアスと言ってしまえばその通りだろう。
けれど、あえて勝因を振り返るとしたら、
がよかったと思う。そして、バイトから正社員への昇格に確実に有効だったのが
これ。これがなければたぶん「あいつを雇いたい」とはならなかったと思う。
ロージナもバーンキラオもサイゴン桜もしょっちゅうは行かない。ランコントルも多分自分で金払ってまで行くことはない。
食べすぎて飽きても、マックなりモスなりに浮気してまた戻ってくればいい。
中1までは立川が日本のニューヨークだと思ってたけど、今おれの中で国立は立川を超えた。
モノ買うならネットで何でも揃うし、その点はイーブン。
一橋があろうがなかろうが、別におれが通う訳じゃないからそこはどうでもいい。
大学通りも6年間歩けば飽きた。
たまに谷保だか矢川だかを超えた高架脇ド田舎ゾーンまで行くけど、それも多摩川を目指す道中だし国立からは少し逸脱する。
最近ちょっとずつ装いが新しくなってる立川のモノレール沿いを歩いてる方がまだ楽しい。金出せば昭和記念公園という手もある。
ただ都心部を練り歩く楽しさには程遠いし、誤差みたいなもんだけど。
カラオケは立川の学生フリータイムの方が安いからその点分がある。
そんな辺りで今まで立川にあった若干の優位もバーキンによって簡単に覆った。
それだけの力がワッパーセットにはある。
マックの心許ないパテは高めのバーガーに使い回されると割高感が否めない。でもワッパーの肉なら納得もいく。あのわざとらしい炭火風味はモスにない。食い辛いほどのサイズ感。クーポン使えば意外と手頃。
国立には喫煙所がないのがかなりのビハインドだったけれど、最近nonowa内のとこが復活して持ち直したのもあるな。
土地の治安がどうのと言う人って、実際に何かされたことあるんだろうか。
おれはカツアゲとかされた事ないし、現場も見たことない。マンガの中でしか知らない。
キャッチも動線や目線を意識して避ければ最初から絡まれないし、最悪無視すればなんてことはない。おれがイヤホン着けてスタスタ歩くオタクスタイルだったり金なさそうなガキだから絡まれにくいのかもしれんけど。
夜の錦糸町は自分が行ったことのある中で一番怖かったけど、それでも何ら実害はなかった。
強いて治安を感じた実体験といえば、朝の上野で立ちションしてるおっさんを見たり、浮浪者風のオバサンから喫煙所で「金くれない?」と言われたくらいか。それも適当にいなしてれば別になんて事なかったし。
ちょっと路上でタバコ吸ってたり酒飲んでる人らが多かったりするだけで、話盛って治安が悪いとキャッキャするのが楽しいだけなんじゃねえかなと思ってる。
平和な生き方をしてきた人間がガラの悪さに憧れたり、そういう話をするのが楽しいのは分かるけど。実際地元最高が流行ってたりする訳だし。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4738509481101492101/comment/ustam
「マナーのいい喫煙者」を自称する人は多いけど、僕は見たことがないなー。まあ、見えた時点でマナーが悪いんだけどな。自称「ヤニカスじゃない」喫煙者は、その根拠をプレゼンしてみてほしい。皆で審査しよう。
もうホント、こういう糞ヘイトブクマカは消えてなくなってほしいわ。
普通の喫煙者は自分の家や決められた場所、つまり id:ustam の目の届かないところでしか吸わないので、見たことなくて当然なんだよな。てか、「見えた時点でマナーが悪い」と自ら言ってる以上、決められた喫煙スペースには喫煙者がいて、そこでルールを守って吸ってるってことは一応は認識できてるようにも読めるんだが……あっ、もしかして公共の喫煙スペースはまったく利用されてなくて、常に無人だと思ってるのカナ? それとも、喫煙所にいる人々だって別の場所では路上喫煙やポイ捨てしてるんだろう、という主張カナ? 逆にそっちを id:ustam が立証しプレゼンすべきでは?
「その根拠をプレゼンしてみてほしい」? id:ustam には申し訳ないが、「マナーのいい喫煙者は存在するかしないか」で言うと「存在する」という見解のほうが社会通念としては今のところ一般的だし実際に事実なので、id:ustam がその通念を覆したければ当然自力でやってほしい。世の中の喫煙者全員マナーが悪いことを立証しなければいけないのでなかなか大変な作業だと思うけどな。少なくとも、我々がそれをプレゼンしてあげる義理はこれっぽっちもない。
しかし悪魔の証明になってしまうのは逆側も同じだ。指定場所以外では吸わない、ポイ捨てもしないスモーカーは実はいくらでも存在するのだが、「います」と言ったくらいでは id:ustam はどうせ信じやしないんだろう? 良識派スモーカーの具体例はまず俺がそうなんだが、増田なので立証能力がない。いや、顕名にしたって同じことだ。マナー違反をしたことの立証は簡単でも、していないことの立証方法なんて人生に密着してもらうくらいしかない。つまり id:ustam を納得させる方法なんてないんだよ。id:ustam はそれをわかってて「根拠をプレゼンして見せろ」とか言ってるわけ。心底、糞だと思う。
「皆で審査しよう」? なに大衆を味方につけた気でいるんだよ。マナーの悪い喫煙者を文字通り煙たく思ってる人は多いと思うが、さすがに id:ustam みたいに「マナーのいい喫煙者などこの世に存在しない」と思ってる人はおそらく絶望的なくらい少数派だぞ。お前の主張のほうをじょうずにプレゼンしてみろ、俺が審査してやるから。
非喫煙者に禁煙奨励手当出して、原資確保の名目でボーナス下げてバランス取れば良かったのに。喫煙所廃止なんてしたら、近隣に迷惑かけるのは予見できるし、社外から見たら会社も人事もヤニカスと同罪だわ。
ウチのヤニカスは1時間に10分15分近く路上喫煙しに行くからゴミカスだと思ってる。
前は社内に喫煙所が有ったんだけど、維持費がハンパねぇって言うんで(会社経費で維持したら非喫煙者にも負担が行ってる事になるし)
利用する喫煙者から徴収するって話にしたら、誰も払わなくて喫煙所廃止。
尚、廃止が決まった途端やれコミュニケーションがとかなんとかゴチャゴチャ言い出しててゴミカスだった。
挙句、廃止になったら借りてるビルの非常階段で喫煙する様になって賃貸破棄されるレベルの大問題になった。
当然路上喫煙は禁止されてる区画なのでセブンから会社に苦情が来る。
立川も八王子も駅前は多少栄えてるけど、ちょっと歩けばウチの近くと似たような景色になる。ハリボテみたい。海もなければ多摩川も遠いし、デカい公園もない。昭和記念公園は金を取られる。
いくらかマシな駅前でも、遊ぶには金がかる場所ばっかりだ。高校生の頃、雑費込み5000円の小遣いじゃ大した事はできない。電車に乗って遠くに行く機会も中々ない。
昔一回嫌気が差して新宿まで出ようと決めた。大学入るまで電車通学したこと無かったから、知ってる「都会」が新宿くらいしかなかった。金がもったいないから行きは歩き。
国立から線路沿いに歩いて、三鷹辺りまでは似たようなつまんねー町並みが続いた。無機質なコンクリの高架と、その足元の人が入ってんだか入ってねーんだか分からんピカピカの商業施設。それを囲む家。時々森林。つまらん。
でもそこらを通り過ぎると個性が見えてくるようになる。まず駅前の雰囲気が画一的でない。でけえ掘っ立て小屋みたいな駅舎とツルツルのアスファルトの閑散としたロータリーみたいなワンパターンじゃない。駅の形がおもしれえ。
乱立する店も金はねえから利用はできないが、それでもプラプラ歩き回りながら眺めてるだけで楽しい。
マックや松屋、ビッカメやルミネを眺めていても何も楽しくねえけど、ここは違う。見慣れない街への新鮮もあるだろうけど、それ以上の何かがある気がした。街に色があった。
中野で断念しちゃったけど、今でもアテもなくフラフラ歩き回るのがすきなおれの原体験だ。
大学も多摩だった。おれはもう一生をここで過ごすのかもしれないと思った。このままでは魂が多摩色に濁ってしまう気がして、わざわざ都心のバイト先を選んだ。初めて目白という地名を知った。往復1000円弱がタダになるのはデカい。
無駄に一人暮らしして、最寄りが中央線から京王になってなんか新鮮だった。多摩内を南西に移る虚無の引っ越しだった。
中1までは本気で日本の電車とは中央線が北海道から九州まで繋がってるもんだと思ってた。乗り換えという行為の意味が謎だった。
新宿での乗り換えで一旦駅を出て、覚えたてのタバコで一服するのが恒例だった。西口の喫煙所でモード学園のビルを眺めながら一息ついてると主人公にでもなった気がした。
目白ではバイトの休憩中に学習院へ侵入して一服するのが好きだった。キャンパスがおれのとこと違ってザ・大学って感じがした。附属の生徒が構内を歩き回っていた。おれの母校も小中高一貫校で、小学生が学食でチョロチョロしてるのが嫌だったのを思い出した。
マックスキャロットに行こう行こうと思っていて終ぞ行かずじまいになってしまった。今度行かないとな。
一回金なさすぎて目白から帰れなくなった。みどりの窓口がある池袋まで歩いて、Suicaを払い戻して現金を手にし事なきを得たのも思い出深い。
この頃から都心の雰囲気に少し慣れ始めた。同時期から服装に気を遣い始めたのもこれと無関係じゃなかったかもしれない。
元々フラフラ歩き回るのが好きだし、そのステージが多摩から遥かに豪華になったのが嬉しくてたまらなかった。都心はすげえ。立川より立派な街並みが隣の駅まで歩いてもずっと続いてる。バイト代もあるからかっこ良くて履き心地の良い靴も買えるようになった。
バイト帰りに、当時流行りだしたサウナへ寄って一泊するのも好きだった。親の同意書も要らず外で泊まれるようになったのが嬉しかった。まあ以前も自分の字で書いて出してたけど。朝から一風呂浴びて、さっぱりした身体で上野や錦糸町をふらつくのも新鮮な体験だった。
バルト9では深夜も映画が観られる事を知った。ゲーセンもファミレスも夜は閉まってしまう時代で、こんな場所があるのかと思った。夜を映画館で過ごすなんて、マンガや映画に出てくる不良少年みたいな体験で興奮した。
終電で適当な駅に降りて、夜通し歩き回るのも好きだった。夜中の鵠沼海岸でボーッと波の音を聞いたり、誰もいない江ノ島を歩き回った事もあった。
もともと自分の母方は姫路に本拠地があるので3歳から六甲おろしを歌わせてもらえる家庭でした
でも自分は物心ついたときから町田か町田の近くで育ってて 自分の中心になる球団ってやっぱり遠かったんです
それでも阪神ファンは心の拠り所でな(なんJの影響もある) ずっと視界のどこかで彼らの動向を追うてました
ある日 奇跡的に仕事が休みになる日があったんで「そうや!阪神の試合観に行こう!」ってなったんすわ
夜行バス往復とって でも行きの晩(昨日の晩)寝坊してね 朝始発で新幹線乗って行きました
関西に住んでる友達と会うて 宝塚で散歩してな 別れて で西宮のライト外野におったわけです
昔買うた平鍔のキャップ被って 黄色と黒のかわいいアウター来て 夢中で試合にかぶりついてました
ボールを打ってる人たちが僧侶や菩薩のように見えて ずっと手を合わせていました 応援歌も聴きかじりのを精一杯歌ってね 真言のように繰り返していたんです
そしたらね 急に天から言われたんです
「お前は今まで阪神ファンのファンやった。でもお前は今日ヅカに行ったやろ タワマンの中に美しい水の光る武庫川をお前の目で見た。それは洗礼と一緒や。お前はもう許され、お前の血は祖先の魂とともに一つの川に注ぎ込んだ。阪神ファンになってええ。甲子園にいるあいだはどこにも東京を感じなくていい。明日から関西弁を喋り 誰よりも選手名鑑を読み込んでな 家電を買うんやったら鶴川のJoshinに行け」
そう
もう元には戻られへんわけです
試合はボロ負けですわ あの野郎2発もホームラン打たれてな ホンマどないしよんねんもう
全ての人と悔しさを分かち合いたかった でもその瞬間が美しかった みんなが同じ気持ちになっているあの時間がきらきらしていた
試合のあと喫煙所に雪崩込んで知らないお兄さんと喋りました 叫びたくなったのでキャップを地面になんべんも叩きつけました
そして素戔嗚神社に手を合わせて怒鳴り込みました
「お願いします!!!!!あなたはずっと甲子園のそばにいて 私たちをずっと見守ってくれた やから絶望の底にあっても発破をかけてくれるのはあなたが一番やと思うんです どうか!!!!!!!
𝑯𝑨𝑵𝑺𝑯𝑰𝑵 𝑻𝑰𝑮𝑬𝑹𝑺を
日本で一番強い球団にしてください!!!!!!!!!!!!!」
本気で神様に祈ったことは 生まれて初めてだった 今日は救いの日だ 雨に打たれた後のようにずぶ濡れになって(全て自分の汗やった) 大声をあげて泣きました
ぎゅうぎゅうに詰まった甲子園駅に向かう群衆のなかで 僕は鳥取に住んでる仲のいい男の子に衝動的に電話をしました 電話越しの介抱も大変やったと思う わしはベロベロに酔っててな もうめちゃくちゃになってた すぐに電話を切って電車に詰め込まれました
あんなにスイスイ歩けてたはずなのになんにもわからなくて泣きそうでした どこからかジャズの音が聴こえてきて踊ってしまいました 魂のそこからわいてくる踊りです トランペットを吹いていたお兄さんに財布の小銭を全部わたして
日本じゅうの𝑯𝑨𝑵𝑺𝑯𝑰𝑵 𝑻𝑰𝑮𝑬𝑹𝑺ファンのみなさん 見えますか?聞こえていますか?
今日僕は 私は ワイは 全ての人格が あなたたちと同じく大いなる武庫川に帰依しました
佛 この土地と
いやお前なに神社に祈ってんねんという話ですけれどもね
愛しています
また戻ってきます
そしてその西、市川沿いに静かに暮らす私の祖母と、書写山の遠くの空に眠る祖父、散り散りになっても関西弁を話しつづける従兄弟たちに思いを馳せます
武庫川の、向こう側……w
光ARE
一応断っておくが、本稿は岡田索雲によるwebアクション掲載『アンチマン』( https://comic-action.com/episode/4856001361287348513 )のネタバレ論評である。ネタバレが嫌な人は先のリンクから漫画を読んでからお進みください。
父親を介護しながら食品会社に勤務する溝口。彼は、日常で蓄積した鬱憤を“ある方法”で発散していた……。『ようきなやつら』の岡田索雲が描く、アンチの哀歌。
公式のこの紹介文のなかの“ある方法”がダブルクオーテーションで括ってあるのは、それが妄想である事の示唆となっている。その妄想と現実の境界線をどこに引くか、実はそれは本作においてあまり重要ではない。溝口のポジションが少し変わるだけだからだ。
だが、一応妄想と現実の区別を付けておこう。妄想の範囲を広く取りすぎると発散してしまうので、できる限り狭くとる方向でいく。
1回目ヘルパー、2回目同僚田山への描写が妄想である事に異論はそうないはずだ。実際に手を出すまでのマッサージ依頼や、ジャスティスブレードマグカップの部分を妄想に含めるか否かは本稿ではあまり問題にならない。個人的な感想としては、田山がジャスティスブレード好きと言うのは都合が良すぎるように思えるので、妄想だと思う。
こちらははてブ内では結構割れているようだが、どちらともとれるよう曖昧な描写に留めているようにみえる。それでも、スマホ破壊率100%やウキウキでぶつかり3連発があまり現実的描写には思えない事と、本稿の前提である「溝口に同情的に」という前提のもと、妄想であるという前提で進めていく。その方が溝口の悪質性が弱まるからだ。
この場合も、1回目の妄想対象を見つけて横目で追いかけるコマまでは妄想ではないとする。漫画では描かれていないが、対象を決めて尾行を実際に行いながらぶつかり妄想をしたとしておく。3回目で、ぶつかりターゲットのストーキング中に田山を見つけ、尾行対象を変更しているからだ。
こちらもそこそこ割れているように見えるが、正直どちらでも良い。レスバトルに完全勝利していない事から、紹介文での「鬱憤解消」には当たらない。なので、現実であってもおかしくはない。しかし、特にここが溝口の感情読み解きにかかわる事はないので、好きな方を採用してほしい。2回とも父親のうなり声で中断される所が、目覚ましで中断される強姦妄想と似ているな、とは思う。
同僚、結果的に通り魔から庇った女性、母親の3組が溝口の見舞に来るが、こちらもレスバトルと同様、溝口の感情読み解きにはかかわらないので、好きな方を採用してほしい。
まず、溝口の心に一番重くのしかかっているのが、幼少期に自分を連れずに去って行った母親である事に異論はそうないだろう。
それを埋める代償行動として、溝口は女性嫌悪、ミソジニーに嵌ってしまう。これが如実に表れるのが、2回目のレスバトルでの「女は戦えないから逃げる」(女性ヘルパーも入るかもしれない)、そして直後父親に言い放った「あんたがあの女殴って愛想つかされなかったら」というセリフのなかの「あの女」だ。「母さん」や「母親」じゃなくて「あの女」と呼んだ所にミソジニーの染みつき方が垣間見える。
母親への執着は、父親の葬式後、戸口の方を眺めるコマでも強調される。来るはずのない(恐らく連絡もしていない、そもそも知らないかも)母親を期待する視線だ。
2回目の会議後、「繊細さは女性ならではのものじゃない」という発言にお礼を言われて溝口は浮かれる。ただ、これは田山をフォローしようという意図はなく、直後に描写されるように、自分が父親の介護をしていたり、ジェンダーロールの押し付けをつらいと思っているから出てきた言葉だ。だからお礼を言われても第一声が「へ?」となる。
溝口の目に目にハイライトが2つ入るのは全編で2回あるがその内の1回が本件である。なお、お礼を言われた直後は何のことかわかっていない様子で、その後も本当に分かったのかは不明瞭だが、「溝口に同情的に」ルールで、分かったという事にしておく。
その後スキップのような軽い足取りでぶつかり3連妄想に繋がる。上機嫌なのに何故、鬱憤発散行為であるぶつかりをするのか?という疑問が沸くが、自分はこれは妄想の習慣化と考える。電車事件の前段階だ。
溝口の目にハイライトが2つ入る2か所の2つ目が、ネットで情報を仕入れて実際にスマホで女性ジャスティスブレードを観た瞬間だ。ミソジニーを忘れた、女性主人公への純粋な好意の表れ。しかし、ネットの声ですぐにミソジニーが戻ってくる。
溝口は他人が居るスペースでは基本的にマスクをしている。自宅でもヘルパーを迎える時はマスクONだ。これは、社会的な望ましさに合わせようとする意図の表れで、やったらまずい事・言ったらまずい事を出さない様に自制している事の表れでもある。
社内会議1回目での、女性モデルの胸の強調をマスクON状態で「気にしすぎ」と言ったのも、溝口が考える社会的望ましさのラインを越えていないという事だ。
また、喫煙所ではマスクをあごに寄せて口を出し、眼鏡の同僚にあまり望ましくない「狙ってんの?あの女」などというセリフをはいてしまう。
溝口の考える社会的望ましさのラインは恐らく一般社会が考えるそれよりも低い。
まず、女性ヘルパーをジロジロと眺めて嫌がられ、男性に交代されてしまう。男性ヘルパーへ「急に変わるものなんですか?」と質問しているが、自分の行為によるものだという自覚があるか否かは特に描写されない。同情的ルールに基づいて、本稿では質問の時点で気づいた(それが出来るだけの知恵がある)ものとする。
また、この件の前には、電車内で女性を盗み見するコマがある。「見る」事が加害行為になりうる事は分かっていなかったのだ。
スマホ歩き女性へのストーキングも、毎回ターゲットを変えているから発覚・問題化しないだけで、少なくとも一般社会では褒められた行為ではない。これに溝口が気づいているかは明確ではないが、先ほどの盗み見と同様に、気づかれなければ問題ないと思っていたのだろう。
父親の死後、栄養ドリンクの空き瓶の山が、ハードワーク・オーバーワークの忙しさで気を紛らわせようとする溝口の心情がうかがえる。
父親は、母親を失う原因であり、憎む対象であってもおかしくないのだが、基本的には社会的望ましさに従ってか、無言で介護をする。
2回目のレスバトルで劣勢だった怒りに任せて本音をぶつけはするが、その後もすぐに介護を続ける。
微妙な関係性ではあれど、自分の言葉が父親を自殺に追いやった事は溝口にとってつらい事実だったんだろう。
結果、残業のしすぎで上司に「最近厳しくなってる」と残業を禁止される。そこで1回目の会議で「女性の体の強調」を問題視した田山と眼鏡に目をやり、ハイライトの無い目のコマの後、「そうやって男の仕事も奪っていくんだよなぁ…」「お前たちは…」というセリフ。これは父親死亡前までなら出さなかったセリフだ。上司も大丈夫か?と違和感を示している。
溝口はここではマスクをしている。先ほど示したとおり、本稿ではマスクを溝口の社会的望ましさへあわせる態度の象徴として考えるのだが、ここでのセリフはそれに合致しない。ここに歯車の狂いが見える。自分で自分を制御しきれなくなってきている描写なのだ。
その後、ぶつかり妄想の対象を公園でみつけた溝口は、その対象を尾行中にスマホを見ながらすれ違う田山に気づく。尾行対象を田山に変更するが、これはぶつかり妄想対象としてはないように思える。その後、田山が眼鏡と会い、2人で車に乗り込んで走り去るのを目撃する。
溝口にとってこれは不倫の現場で、喫煙所での眼鏡の「狙ってませんよ、結婚してますし」というセリフが嘘だったという認識になっているのだろう。
電車の中で、溝口はだらしなく寝込んでしまう。この際、マスクが片耳にかかっているだけの状態になり、それを両脇の女性が嫌がっているコマが挟まれる。
これは溝口本人がマスクを外そうとして外したものではないと考える。片耳は残っているので、寝ぼけて意図せず「外れて」しまったと考えることが出来る。
これは直後の事件と関係する。目の前でコケて四つん這いになった女性の尻を見て、襲い掛かってしまった事だ。マスクと同じく、これはきっと溝口は意図せずやってしまったのだ。いつもしている妄想だと思い込んで乗り掛かってしまったのだ。それを補強するためのストレスが父親の死、過労による疲労、同僚の密会だ。
意図せず女性に襲い掛かってしまった瞬間に通り魔に後頭部を刺されてしまう。
最初に確認したとおり、見舞客が妄想か否かは本稿では問題にならない。同僚達や庇った女性たちは、ただ淡々と見舞に来る様子だけが描かれ、溝口の感情が動く様子はみられないからだ。どうでもいいのだ。
だが、死の間際(飛び立つトンボ、落ちる最後の一葉、飛行機雲の3重の示唆がある)に母親が見舞に来て、手を添えられた時に溝口の目からは涙がこぼれる。結局溝口が欲していたのは母親だけだったという事だ。余りに単純すぎる解釈だと思うかもしれないが、であればこそ溝口の哀れさが際立つ。
ここからはIFの話だ。母親を失った悲しさで得たものは偽の名誉であり、それは溝口にとって何の意味も無かったことは言及した。
孤独は闇の感情を加速させる。孤独な以上、「ケア」される機会もない。ネットのレスバトルはネットで完結してしまい、その先に居る個、溝口を慮ることは無い。
割れたスマホとのレスバトルで、溝口は一端の真実を話してもいる。「(ぶつかり)被害者は女だけじゃない」「役割を押し付けられて辛いのは女だけじゃない」。ただ、それは加害の理由にはならないのだ。内心の自由はある?ただの妄想?私見では本作ではそれが現実に結びつく危険性が示唆されている。
一方で、割れたスマホから流れてくる溝口に敵対する意見にも論点ずらしやただの悪口になってるのも多い。
大前提として、レスバトルで人は考えを変えないのだ。カルトや悪徳商法に嵌った人は、ただ事実を突きつけられても意固地になって更に悪化する事がある。そこから抜け出させるためには、親身になって付き合ってあげる人が必要になってくる。近年の反ワクチン問題やカルト問題でもそういう記事をたくさん見た。
作品中には溝口が心を許せる相手は一人も出てこない。友達の影すらない。同僚とすら付き合いは希薄だ。助けが必要な人ほど助けて!と言いづらい構造もある。
朝日新聞の記事に、『「死刑囚の元同僚」ツイッターで実名発信 孤独な人の相談に乗る理由 (https://www.asahi.com/articles/ASR655CM1R65UTIL015.html)』というものがあった。
「最後にアクセルを踏むか迷った時に、頭に浮かぶ人になりたい」そうだ。溝口はアクセルを踏んだのではなく、うっかり道を踏み外したわけだが、彼に必要だったのはこういう人の存在だったんだろう。時には赤の他人の方が悩みを打ち明けやすい場合もある。チャンネルは多い方がよい。ただ、こんな重い事自分に出来る気は全くしない。
孤独による不幸を減らすために出来る事を考えてみよう。