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2022-10-02

スプリンターズステークス

どの買い方もピンと来ないなと思ってひたすら悩む

これはどんな買い方しても予想以上の荒れ方をしそうだなあ、と思ってたら案の定の結果

ナムラクレア若いし飛びそうな空気満載

メイケイエールは少し外だし一定不安がつきまとう

ナランフレグはチャンスはあるけど展開に左右されそう

シュネルマイスターそもそも紐まで

テイエムスパーダは聖奈の斤量で前勝っただけだしそもそも今回は切り

内はそこそこ有利だけど外がノーチャンスというわけでもない馬場

これは手がかりがないなー、というレース

それでも1番あり得そうなメイケイエール周りのワイドを600円だけ買ったけど、やはりなー、という感じ

ジャンダルムかあ、そこを買おうとは思わないわ

枠連3連複複勝一点も色んなパターン考えたけど、今見直すとどの買い方してても勝ててなかったわ

それにしてもメイケイエール負けすぎなのは心配

走る気分じゃなかったよなあ

故障じゃなければいいけど

さあ夜はいよいよ凱旋門賞

これもガチ予想しても当たるわけではないから、期待を込めた馬券を少しだけ買おう

タイトルホルダーとドウデュースワイドはまず買う

アルピニスタ、ルクセンブルク、トルカータータッソあたりは抑えるとして、問題起こしたスミヨンもそういう時に結果出したりしそうで抑えたいところ

とりあえず楽しみ

2022-09-22

日本語の原郷」についての論文、取り下げ勧告を受ける

去年、「日本語の原郷」についての論文(Robbeets et al. 2021)が話題になった。増田は専門外の素人ながら疑問を持ったのでツッコミを入れたんだけど(anond:20211121124146)、今年の6月に入って専門家集団から「あの論文は取り下げろ」という反論論文が出ていた(Tian et al. 2022)。といっても、プレプリントサーバのbioRxivに置いてあるだけで、学術誌に掲載されたわけではないんだけど、まあいずれどこかには載るよね多分。

そういうわけで、反論論文の内容を(素人なりに)紹介していくよ!

そもそも誰が書いたの?

ふええ……知らない人ばっかりだよぉ……

22人の共同著者による論文だけど、その多くは中国人研究者。ほかは数人のヨーロッパ人中国人研究者については全然からない。漢字で書かれれば一人か二人は名前を聞いたことがある人がいるかもしれないけど、ラテン文字で書かれているので誰が誰やらさっぱりなんだよな……

ヨーロッパ人研究者のうち、ラッセルグレイ氏は聞いたことがある。20年くらい前に『ネイチャー』に印欧語族起源に関するレター載せてた人だ(Gray and Atkinson 2003)。ホセ・アロンソ・デ・ラ・フエンテ氏は以前ロベーツ氏の著書に辛辣書評書いてた人で、去年の増田でも引用した。

そしてトマ・ペラール氏は、日本では有名な研究者だ。彼は宮古島の北4キロに浮かぶ人口数十人の離島大神島方言について博士論文を書き、それが「母音あるいは声帯を震わせて出される音を含まない単語がある」という世界でも珍しい特徴を持った言語であることを明らかにした(Pellard 2009: 80–85;ペラール 2011: 28–29)。ペラール氏は母語フランス語だけでなく英語日本語でも論文や共著を発表していて(最近だとペラール 2021とか)、琉球諸語の言語復興についても発言しているので(ペラール 2013; 2015)、琉球諸語に関心を持って調べたことがあれば一度は名前を聞いたことがあるはずの人物だろう。

要するにこの反論論文には、そのへんの日本人よりはるか日本語に詳しい研究者が参加しているってこと。

言語的側面について

反論論文は、ロベーツ論文で挙げられている同根語(cognate words)が少なすぎると指摘する。

同根語というのは、「起源を同じくする単語」のことだ。ある言語から分かれた娘言語たちは、いずれも共通した同根語を(二次的に失ったのでなければ)持っているはずだ、というのが比較言語学の基本的な考え方だ(生物学でいう原始形質/祖先形質にあたる……と思う。多分)。もちろん、偶然の一致とか、言語場合借用語とかがあるので、言語学的な検討を行って「これは祖語から受け継がれた同根語である」というのを確定させて、それをもとに言語系統関係判断していく。

たとえば印欧語族だと、次のような対応関係が見いだせる(例はウィキペディアの「印欧語彙」のページから持ってきた)(*がはてな記法の一部と認識されちゃうっぽいので*で代用)。

-印欧祖語英語ラテン語サンスクリット語ハラ
pH₂tér-fatherpaterpitṛ́car
2dwóH₁twoduodvā́wu
ped-footpēspā́d-pe
*ék̂wos英語eohequusáśva-yuk

複数の語派(語族の下位区分)にわたって対応する語彙が存在することがわかると思う。これらの同根語が存在することで、「英語サンスクリット語は親戚なんだなぁ」というのがわかるわけだ(お墓に卒塔婆って置いてあるじゃん。あれに書いてあるのがサンスクリット語)(足で操作する機構を「ペダル」といったり歩行者デッキを「ペデストリアンデッキ」といったりするのは、英語のfootに対応するラテン語pēsから派生語なんだよね)(「父権主義」が「パターナリズム」になるのも、英語fatherに対応するラテン語がpaterだから。これがポルトガル語でpadreになり、そこから日本語に入って「ばてれん」になるわけですよ)。

ついでに日琉語族の表も示しておく(Vovin 2017)。基礎語彙において規則的に音韻対応しているのは、これらの一致が偶然ではなく日本語沖縄語が親戚であることの動かぬ証拠だ。

-標準語沖縄語(首里
これkorekuri
toritui
komekumi
場所tokorotukuru

しかしロベーツ論文は、ひとつ以上の語族でみられる同根語が317、2つ以上の語族でみられる同根語がわずか50、そして5つの語族で共有されている同根語はたったの2つに過ぎないという(Tian et al. 2022: 2)。思い出してほしいんだけど、ロベーツ論文テュルクモンゴルツングース朝鮮・日琉の計5語族が同一の起源を持つと主張しているのね。なのに5語族で共有されてる同根語はたったの2ってどういうこと? って話になるでしょ。全然トランスユーラシア語族」の証拠になってないじゃん。

っていうか、その50個の同根語リストの中には、ロベーツ氏自身が「これは借用語だよ☆」って書いてる単語が入ってるんだってさ。借用語は除くというのが比較言語学の基本なのに(借用語だと気づかずにリストアップしたならまだしも)借用語だとわかった上でリストアップするのヤバくない? そんなこと言ったら日本語英語の親戚になっちゃうよ? 大丈夫

反論論文の著者たちはこれに激おこぷんぷん丸になっていて、ロベーツ論文の「著者たちは彼ら自身歴史的言語比較原則無視し、証拠を彼らの必要にあわせて歪曲している」(Tian et al. 2022: 3)とまで断言している。そりゃ、借用語混じりのたった数十の同根語で「トランスユーラシア語族は、ありまぁす!」って言われたらそう言いたくもなるわな。

遺伝学・考古学的側面について

遺伝学的にも、ロベーツらの論文は「不当な仮定unjustified assumption)と、移民についてのありえそうな他の仮説を排除した選択モデリング」に基づいているとバッサリ。考古学証拠も「弱い」と切り捨てている。このへんは遺伝学や考古学に詳しいはてなー解説をお願いしたいところ。

結論

そして反論論文は、こう締めくくられている。

ロベーツ論文の結果を再現しようという我々の試みは[言語遺伝・考古の]3つすべての面で重要な不一致をみた。さらにいえば、ロベーツ論文はこれら3分野の研究成果を統合するために「三角測量」を用いたと主張するが、その「三角測量」とやらの手法定義記述もしていない。したがって、彼らの手法に従って3つの分野に関する訂正を組み合わせることも不可能だ。つまるところ、我々が行った3つのデータセットすべての再検討は、ロベーツ論文の主張を完全に崩壊させた。トランスユーラシア仮説は未実証である私たちはこの論文を取り下げるよう謹んで勧告する(Tian et al. 2022: 7)。

要するにアルタイ語族2.0は失敗したってことっすね。ロベーツ氏は「民族主義的な議題を持つ人々にとっては、自分の言語と文化の起源が国境の向こうにあるということは不快な真実だが、すべての言語と文化、人間は混じりあっている」って言ってたらしいけど、まずはご自分の仮説がボロボロだという不快真実に向き合ってほしい。

こんなガバガバ論文を載っけちゃった『Nature』については、まあ……仕方ないところもあるのかな? ちょっとでも言語系統かに関心を持っている人なら「これアルタイ語族2.0じゃん」と気づける内容だけど、理系雑誌編集者にその目利きを求めるのも酷かな……査読者選ぼうにも誰がこの分野の権威かすらわからんだろうからな……ただし『トランスユーラシア語族ガイドブック』なんてものをホイホイ出版したオックスフォード大学出版会テメーはダメだ。お前んとこは人文系研究書いっぱい出してるんだからアルタイ語族2.0くらい見抜けるだろうが!

なお、ペラール氏のツイッター(@ThomasPellard)を見たら「そもそも論証の基盤になってる語彙の出典が書いてないやんけ。これスタロスチンが作ったデータベースからコピペじゃね? っていうかいくつかの言語対応表に載ってないから同根語を検討できないんだけど?」という趣旨ツッコミをしていた(https://twitter.com/ThomasPellard/status/1536288665936306176)。あっ……(察し)

そういえば

そろそろ凱旋門賞ですが、タイトルホルダーくん楽しみですね。天皇賞(春)宝塚記念圧勝劇(+お姉ちゃん)ですっかりファンになりました。ロンシャンでも逃げ切ってほしいですね。ただ背負ってる期待が大きすぎるドウデュースくんにも勝ってほしい……武豊凱旋門賞に勝たせるために生まれてきた馬になったら胸熱すぎるでしょ……

あと先日のセントウルステークスは感動で泣きそうになりました。桜花賞のころから推してたので……(ソングラインちゃん安田記念戴冠おめでとう。BCマイル頑張れ!)。スプリンターズステークスで今度こそ待望のG1制覇を成し遂げてほしいですね……

ユキノビジンは! 引けませんでした!(すり抜けで夏服メジロドーベルサクラチヨノオーが来たのでまあ良し)

追記

ペラールさんの解説動画見た方が分かりやすい。

https://www.youtube.com/watch?v=UgXq14ag85Q

anond:20220922081214

これ見落としてましたわ。教えてくれて感謝こちらの方がわかりやすいのでみんなペラール氏の解説動画を見てクレメンス

専門外って日本語起源についてってだけで、比較言語学で博士取られてませんか??

博士号って持ってないからわからないんですけど食べられるんですか? ご飯粒よりおいしいんですか?

ここでもいくつか紹介されているようにトマ・ペラール氏は日本語でもいろいろ書いているしTwitterやAcademia.eduなどでも積極的情報研究を公開していて我々素人にとってはとてもありがたいです

ペラール、ヴォヴィン、ローレンスの3氏は色々academia.eduに上げてくれてて助かりますよね。ところで素人はいったい……うごごご。

有り難い要約だけど、最後の「アルタイ語族2.0」だから胡散臭い、という部分はやや迂闊かと。当該論文はそうでなさそう、というだけで真に画期的論文によりアルタイ語族復権することは可能性としてはあるよね

もちろんそれはそうです。ちゃんとした比較言語学的な手法で「アルタイ語族」の存在実証できるのならそれは歓迎すべきことで、その可能性は残されています。ただ、これまで数百年にわたって研究が続けられてきて熱心な擁護者も大勢いるのにまだ確固たる同系の証拠が出てきてない、というのは相当に重い事実ですよね……。ロベーツ氏は「民族主義的な議題を持つ人々」のことを揶揄してますけど、日琉語族の分類というのはまさにその「自分たちの言語はどこから来たのか」というルーツ探しの情熱に取り憑かれた人たちがいっぱい研究して、それでもなお結論が出ていないテーマなわけで(cf. 日本語の起源 - Wikipedia)。

日本日本語起源について野生の専門家増田意見を聞いてみたい

anond:20220922103201

増田はドシロートなんでなーんも独自見解は持ってないですが、古代ロマン的な観点からanond:20211121124146でも言及した大陸倭語仮説が面白そう(「大陸倭語」の存在はまだ定説にはなってないことに注意)。島嶼倭語(仮に「大陸倭語」の存在実証されない場合は日琉語)のUrheimatは五十嵐氏の指摘に沿えば近畿地方のあたり(多分四国ではない)。日琉語族列島半島にまたがって分布していて、そのうち大陸倭語が南進してきた朝鮮語族同化されたと考えると古代日本朝鮮半島との関わりに色々納得がいく(繰り返すように素人古代ロマンといくつかの論文に基づいて妄想したものです)。では仮に対馬海峡をまたいだ日琉語族存在実証されたとして、そのUrheimatは……どこでしょうね? なんもわからん

あ、トラバでやたらゲノム研究URL貼ってる人は、(もし同一人物なら)去年の議論血統言語系統混同したり(anond:20211121201022)、論文増田の内容を理解できてなかったりする(anond:20211121224311)ような人なので、マトモに相手する価値はないっすよ。一応ご忠告

参考文献

2022-09-13

横山和生騎手フランスで事前に乗るんだね

横山和生騎手、いい腕だしちゃんと乗ればタイトルホルダー勝てると思うけど、ロンシャン初騎乗では厳しいと思ってたので、事前にいくつか乗って欲しいなと思ってた

ちゃんとその騎乗予定があるそうなので安心した

これでおそらくトラブルなければ勝てると思う

凱旋門賞を勝つ初めての日本人横山和生とは面白い

2022-09-12

anond:20220912175000

うーん、それを決めるのは馬主からなあ

馬主菊花賞秋天よりも凱旋門賞勝利を夢見てたらそりゃ遠征するのも止めれんやろう

別に馬主国内の馬生産力の誇示のために遠征するわけやなくて、凱旋門賞を勝ちたいか遠征するんやで

ドウデュース馬主は、盟友の武豊を勝たせたいか遠征してる

タイトルホルダーの馬主調教師に言いくるめられて(中距離G1勝利が条件なら宝塚記念勝てば行っていいですね?と言われた)遠征している

タイトルホルダーの馬主増田みたいに、「もはや凱旋門賞にこだわる時代じゃない」って言ってるし、さらに「だからこそここらで勝ってこの熱を終わらせよう」って言ってる

anond:20220912173418

タイトルホルダーはともかく3歳とかで無理して凱旋門賞遠征して馬壊すの多すぎなんや

そこまで無理して挑むもんちゃうわ。

昔みたいに「世界に追いつけ」って時代やないんやで。

もう日本競馬レベルは完全に世界レベルで、凱旋門賞で勝てへんのは馬場差と時の運にすぎへん。

anond:20220912170551

もう凱旋門賞とかどうでもええわ。

あんなんにこだわっとんの老害だけやろ。

モンジューに泣きモンジューに笑うヨーロッパ挑戦

2014年記事

日曜日は、フランス凱旋門賞が行われます。今年は日本からゴールドシップジャスタウェイハープスターの3頭が参戦します。最近は、毎年のように「今年こそは!」と思っていますが、果たして今回で悲願達成となるでしょうか。一方、ライバル欧州勢は超強力とは言えませんが、粒ぞろいの印象。今年はどの馬が勝ってもおかしくないと言われています

そのライバル馬たちの血統を眺めていて、ちらついたのがモンジューの影です。そう、1999年凱旋門賞エルコンドルパサーをゴール直前で交わし、日本競馬ファンドン底に叩き落とした強豪です。

モンジューはその後種牡馬となり、再び日本馬の壁となりました。2006年キングジョージに、当時ディープインパクト評価を二分するほど強かったハーツクライ遠征。直線で一度は先頭に立ちますが、最後モンジューの産駒であるハリケーンランに内から差されました。その秋の凱旋門賞でも、ディープインパクトハリケーンランと対決しています。(結果はディープが3位入線、ハリケーンは4位入線)。

また昨年の凱旋門、確勝級だったオルフェーヴルをぶっちぎったのが、モンジューの孫(モティヴェイター産駒)のトレヴでした。とにかく、ことあるごとに日本馬が負かされているのが、モンジューとその子孫なわけです。

そして今年。有力馬の一角を占めるのは、なんとハリケーンラン産駒のエクトであり、昨年の覇者トレヴも出走します。モンジューの直仔であるチキータの名も。特にエクトは出走馬の中でも最も怖い存在かもしれません。

https://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=2898

今年の日本馬の中にはモンジューの血を引く馬がいる

その名はタイトルホルダー

モンジューに泣かされ続けたヨーロッパ遠征で、ついに今年タイトルホルダーが凱旋門賞を勝ったならば、再びモンジューに着目したストーリーが様々なニュースコラムで綴られるだろう

凱旋門賞向きの血統

ヨーロッパレースと言えばやはりサドラーズウェルズが入ってなきゃいけない

日本で言えばサンデーサイレンスが入ってなきゃいけないのと同じ感じ

サドラー系はヨーロッパの重くてタフな馬場スピードに乗せてロングスパートするような特徴を持つ

日本風に言うと、「時計のかかるタフな馬場スピードを持続させる馬」で、そういうタイプヨーロッパ活躍やす

それに対して、日本流行りは、キレキレの弾むような馬場いかに高速に走るか?というタイプ

そういう特徴の馬が出やすいのがサンデーサイレンス

ぼこぼこで重たいヨーロッパ馬場だと、日本馬場に向くタイプではなかなか厳しい

とはいえ、昨年フィーバーし、もう亡くなったスノーフォールのように、サンデーサイレンス系のディープインパクト産駒でもヨーロッパ活躍する馬もいる

ということはサンデー系=即ヨーロッパに向かない、とはならない

というわけで、スノーフォールの血統を見ると、父はディープインパクトだが、母父がガリレオだった

ガリレオサドラーズウェルズの直仔の大種牡馬

やっぱり大正義サドラー

日本に向かない馬は日本活躍できず、こいつで凱旋門賞に挑戦するぜ!ってところまでいかないし、ある程度日本にも向かなきゃいけない

しかし、ヨーロッパにも向いてないと凱旋門賞は勝てない

ということは、凱旋門で一番チャンスがあるのが、母系サドラーを持つ血統だと思われる

母系サドラーがいて、それでいて日本で勝てるような絶対的スピードを持つ馬がいるといい

今回、凱旋門賞に出る馬を見てみると、タイトルホルダーがばっちりそれに当たる

母父がモチベーター、その父は凱旋門賞モンジュー

そしてモンジューサドラーズウェルズの直仔だ

タイトルホルダーのひいじいちゃんモンジューで、ひいひいじいちゃんサドラーズウェルズ

ちょっと遠いけど、しっかりサドラーの血は入っている

さら凱旋門賞馬に頻発するというミルリーフも母母父父にいる

まり母系は、四代前にサドラーズウェルズミルリーフ

これは凱旋門賞を勝てる血だ

さらに父ドゥラメンテキングマンボの直系で、さらキングマンボの父のミスタープロスペクターは、母系にも入っているので、タイトルホルダーはミスプロクロスを持つ

これはアメリカ的な重戦車的ムキムキなスピード裏付けもの

さらに、そのスピードをしなやかに柔らかくするためのサンデーサイレンス父系に入っている

まりヨーロッパでの活躍必須条件の血統母系に持ち、父系アメリカスピード日本的なしなやかさを合わせている

それでいて、タフな条件でも気にならないスタミナを持ち、自分で流れを作れる逃げ馬でもある

正直言うと、タイトルホルダーが勝てなかったら、今後もしばらく凱旋門は勝てないだろう

懸念点は、ロンシャンのような大きな競馬場日本で言えば東京競馬場のような大きなコースで勝ってないところ

阪神中山も勝っているから、トリッキーアップダウンやペースの上げ下げは問題はないだろう

しか最後に後ろ脚質がそれほど展開の不利を受けずにフルでスパートできる大箱は、タイトルホルダーにとって必ずしも向いたコースとは思えない

タイトルホルダーの真骨頂自分で、自分にとって最も有利なペースを作れるところ

小回りでコーナーを多く回るコースではそのペースに周りを巻き込むこともしやすいのだが、今回はワンターンなので今までとは違う形になるかもしれない

可能であれば、横山騎手に一度ロンシャンで乗って欲しかった

願わくは昨日のニエル賞フォア賞の日のように、前有利な馬場となることを願うしかない

それに対してディープボンドはアメリカ血統

なんなら凱旋門よりダートのほうが走るかもしれない

ディープボンドが活躍しているのは能力の高さゆえだろう

タフな馬場に強く、スタミナも豊富もつけど、昨年のぬかるんだロンシャンではすっかりやる気を失って、歩いてのゴールだった

ヨーロッパ特にロンシャンは特殊

能力の高さは当然必要だけど、馬場適正も最終的には影響するだろう

ボンドに適性はないと見る

仮に良馬場となれば、フォア賞を勝ったのは伊達ではないという実力は見せてくれるだろう

それでも、せいぜい8着あたりではないか

最後、ドウデュースヨーロッパ血統ほとんどない

父系トニービンがいるくらい

これでロンシャンをこなせるか?というと、よほど能力が高くないと無理だろう

まあよほど能力は高いのだけど

ドウデュースタイトルホルダーと違って、小回りでペースを刻むより、大箱で一気に躍動するほうが強い

それもタフな馬場より、高速馬場で最高速を競う方が強い

そういう点からするとタイトルホルダーより(馬場じゃなくてワンターン2400という広い)コースの適性はある

しかし、それでも横山和生はタイトルホルダーのベストを引き出すペース配分をするだろうし、そうなるとドウデュース翻弄されるのではないか

タイトルホルダーが上手に乗って回れば、ドウデュースタイトルホルダーを上回るとは思えない

しか馬場適正はタイトルホルダーに劣る

東京2000ならタイトルホルダーにドウデュースは勝つだろうけど、ロンシャンでじゃ無理だろう

ドウデュースよりよほどコース適性のありそうな昨年のクロノジェネシスでさえあれだったので、ドウデュースクロノの7着を上回るのが目標になるだろう

しかし、もし、ドウデュース馬券に絡むような好走をしたとしたら、その時はタイトルホルダーが潰れている可能性は高いと思う

ドウデュース応援しているし勝って欲しいけど、現実的勝利に近いのはタイトルホルダーで間違いない

アスクビクターモア「ニエル賞お疲れ様

レース終わって疲れてるところ電話してごめん

ニエル賞見たよ

今日は色々試せたのかい

お前のことだから本番はきちっと仕上げてくるのは分かってる

それでも今日レースは少し不安になったよ

なあ、今年の有馬記念世界最強になったお前と勝負したいんだ

俺も菊花賞を必ず勝って、G1馬として有馬記念に出る

から凱旋門賞は、あの日ダービー以上に仕上げていけよ

タイトルホルダー先輩は強いけど、お前なら差せるよ

まずは今週末、セントライト記念を見てくれ

お前が危機感を持たなきゃいけなくなるようなヒリつく走りを俺が見せるから

俺がお前のために出来ることはそれだけだ

世界最強が簡単とは思わないけど、馬場がどうとか仕上げてないとか、そんな言葉で誤魔化せるような夢じゃないだろ?

お前の夢は俺たちの夢でもあるんだ

なあ、必ず見せてくれよ

2022-05-26

東京優駿(日本ダービー)予想、、、ではなくアスクビクターモアのこと

今週は日本ダービーだね

もはや予想しても馬券とれるかわからないのが今年の競馬なので、今週はただ推しについて語ろうと思う

推しというのはアスクビクターモアのこと

アスクビクターモアというと中山専用機なのに皐月賞負けた子、みたいなイメージしかない人もいるかもしれない

しかしそのイメージは今すぐ改めてもらいたい

ダービーでも必ずいい走りをするから

とりあえず今までの彼の経歴を語っていく

ビクターの戦いは本当に少年誌みたいだよ

第一章 デビュー

ビクターデビュー戦は2歳6月東京1800

騎手は戸崎

この新馬戦は、第三章クラシック編のボスになるジオグリフ、第一デビュー編でライバルになるアサヒが出ている

最終直線ではビクターアサヒが抜けだして一騎打ちになった

そしてアサヒに直線で幅寄せされてぶつけられ、ラフプレーをされて激しく競り合うという、漫画にしても描きごたえのある展開になった

2人は激しく競ったもののゴール手前でビクターは力尽きるという結果に…

しかし、勝ったのは競り合う2人を横目に鋭い差し足で交わしていった後の皐月賞ジオグリフ

クラシック編で倒す敵ジオグリフは強大だったものの、とにかくアサヒには借りを返さねばならぬ!

2戦目は3か月後の9月、未勝利戦、中山1800

騎手は戸崎

前走で因縁のついた相手アサヒの出走に合わせたリベンジ戦となった

2人は中団以降から競馬選択し、どちらも3コーナーから大外まくりを仕掛けて競り合うのだけど、ビクター最後までアサヒに並ばせずに最後1馬身半つける完勝を見せる

2着アサヒは3着に5馬身差をつけたので、この2人の力が抜けていた

アサヒにきっちり借りを返したビクター

ここで勝ち抜けたビクターは次のステージに駒を進めた

第二章 クラシック出走権争い編

ビクターの次のレースは1か月後

リステッドアイビーステークス東京1800

騎手は戸崎

勝利から抜けてレースレベルは高くなるが、ここで1番人気に推される

当然、ここは勝てるレースだし、勝ってクラシックにつなげたい

レースは3番手に控えて順調に進むが、3コーナーではビクターのすぐ後ろの外側に位置取り、ぴったりビクターマークしていた2番人気の馬がいた

この馬の名前はドウデュース

ビクターにとって生涯のライバルとなるこの漫画ラスボスである

最終直線で前2頭の狭い隙間を一瞬で突いてビクターは伸びていくが、ビクターより速くスピードに乗せたドウデュースに追いつけず、再び屈辱を味わったビクター

ビクタークラシックで勝つには、このドウデュースを超えなくてはならない

ドウデュースに力の差を見せつけられ悩むビクターの前に現れたのが、第一章のライバルアサヒ鞍上にいた田辺騎手

ビクター鞍上は戸崎から田辺へと変わることになった

あのライバルアサヒの元相棒パートナーになることで、ビクターは新たな境地に進んでいく


次の3戦目は年明けての3歳1月

普通の1勝クラス中山2000

新たなパートナー田辺ビクターを信頼し切った騎乗を見せ、それほど着差はなかったものの、ステッキを打つことなく勝ち切った

これで中山は2戦2勝

ドウデュースへの借りを返す日を待つ

しかし、その間にあのライバル、ドウデュースは無敗のまま年末朝日杯を勝ってG1馬となり、最優秀2歳牡馬に選出されていた

世代チャンピオンとなった生涯のラスボス、ドウデュース

アイビーステークスの前と立場が逆転してしまった

だが、田辺という相棒を得たビクターも、以前のビクターではない


ドウデュースへのリベンジ舞台ビクターにとって初めての重賞レースとなる報知弥生賞ディープインパクト記念

ドウデュースは1番人気、ビクターは3番人気とすっかりビクターは追う立場

レースでは、中団に控えるドウデュースより早く4コーナーで仕掛けて直線で先頭に立つと、やはりドウデュースも追ってきた!

最後は抜け出した2人の競り合いとなるも、今度はビクターが並ばせない!

無敗の2歳王者ビクターが初めて土をつけ、ビクター重賞馬となった

負けた分はきっちり返す、これがビクター

こうして皐月賞の出走権を確保し、クラシック戦線へ駒を進めた

第三章 クラシック

弥生賞を勝ったビクター中山3戦3勝

そしてクラシック初戦皐月賞中山2000

強い相手はいても、中山なら勝負できる

相棒田辺中山巧者だ

ビクター師匠田村師はこう言っている

世代の頂点の18頭に名を連ねられたのは嬉しいこと」

「今度はG1馬(ドウデュースキラーアビリティ)も出てくる、東京前哨戦を勝った馬(ダノンベルーガ)も出てくる」

中山競馬場というビクターホームグランドで、そういう超一流の馬と一戦交えられるのは光栄なこと」

最後の直線でそういう人気馬と全開で叩き合えるような状況にしたい」

ライバルのドウデュース、新たなライバルとなるダノンベルーガ以外にも、ビクター新馬戦で負けた因縁相手ジオグリフもここに出てきている

体は弱くキャリア2戦だが破壊力抜群のイクイノックスも強敵

この4強にビクターはどう立ち向かえるかが皐月賞様相となった

この日、馬場は内が荒れて、内枠が不利となったが、ビクターは2番という内枠を引き、前に出る馬がいないために先頭でレースを引く形になる

この展開はビクターにとっては不利な流れ

対する2歳王者ドウデュース最後方に控える

それ以外の3強は先団後方に並んで控える

2コーナーではダノンベルーガは枠が1枠1番のため最内を通り、ジオグリフがその外、大外スタートのイクイノックスがその外につける

その形のままレースが流れ、最終直線手前から各々ついに仕掛け始める!

残り200m地点になって、最内をついたダノンベルーガ、先頭を引いていたビクター、外にかぶせたイクイノックス、大外を選んだジオグリフが4頭ぴったり並ぶ!!

並んだ!!さあここからは一歩も譲れない!!!

さあ誰が勝つの!?

そして王者ドウデュースはまだ来ない!?

先に抜け出したのはイクノック

だがそれを追ってジオグリフが伸びる

レースを先頭で引いて、内を通ったビクターには苦しい展開

これはもう、馬場の加減で仕方がない…

だが、なんと最内を通したダノンベルーガビクターを交わしていく!

同じく内を走った者同士、勝ちは無理でもお前にだけは負けられない!

奮起したビクター最後の力を振り絞って、一度開いた差を縮めにかかる!

ダノンベルーガだけは差すんだ!

差し返して先着する!

と、そこへ王者ドウデュースも飛んできた!!


鬼足を見せた王者もさすがに仕掛けが遅すぎ、勝ちは逃した

が、ベルーガビクターはまとめて交わして3着へ

勝ったのは新馬戦で負けたあのジオグリフだった

ビクターベルーガ差し返すか、という地点でゴールが来てしまい、クビ差負けての5着となった

あともうわずかに距離があれば…

ベルーガ、このままでは終われねえぞ…


そして次のレースは今週末のダービー

少年誌的な展開からすると、ここでのビクターライバルダノンベルーガ

皐月賞で内を通った者同士の決着をビクターはつけなきゃいけない

そして皐月賞馬となったジオグリフには新馬戦を含めてこれで2敗、まだ借りを返してない

ジオグリフ、お前にもここで決着をつける!

ダービーまでのストーリーはこんな感じだよ!

本編の続きが楽しみだね!

少年誌的には舐めてかかってくるベルーガジオグリフに対し、ドウデュースけがビクターを認めている会話がレース前に行われる

そしてレース結果として一番少年誌っぽいのは、ビクターベルーガジオグリフに先着して2着か3着になるんだけど、ドウデュースにはまたも届かない、という展開かな

クラシック編としては一応、ここでジオグリフとベルーガとは決着をつけておきたいね

菊花賞にはジオグリフはおそらく来ないもんね

田村先生について

田村先生の会見はいつもいい

清々しいような覚悟がいつも見て取れる

見た目ヤクザみたいでちょっと怖いけど、にじみ出る覚悟が美しい師匠

皐月賞前の会見でも、

https://www.youtube.com/watch?v=P0J4Pk3iuQU

前述したけど、「ホームグランドで、そういう超一流の馬と一戦交えられるのは光栄なこと」のような痺れる言葉を放っている

そして、

この18頭に名を連ねられるのは光栄なこと

馬はクラシックだとか、これが大きいレースだとか知らないし、皐月賞を取りたいだとかそんな個人的なことは終わってから考えること

気分良く走らせてあげて、ビクターには、田村君、楽しかったよ、って帰ってきてくれたら

のようなことを言っている

ダービー前の今回も、

https://www.youtube.com/watch?v=pQMGeyiraoE

https://www.nikkansports.com/keiba/news/202205250000483.html

グラム単位で絞ったりして、ものすごい緊張感の中で仕事をさせてもらえる幸せを実感している

幸せなひとときビクターモアがプレゼントしてくれた

まずは無事に走ってほしいと思うし、ジョッキーに楽しかったって言ってほしいし、馬にも一生懸命頑張ったねって言ってあげたい

こんな感じで、いつも心にグッとくるんだわ

田村先生、まじでかっこいいです…



あと、田村先生の今後に向けての注目ポイント

カスタディーヴァというニュージーランド産突然変異白毛牝馬がいてですね

の子日本に来て、ゴールドシップとの間に生まれたのがアオラキという白毛

ソダシを含むシラユキヒメ一族とはまた違う血統白毛馬が日本に登場したので、これはワクワクするね!

アオラキ君も今は田村先生のところで頑張っていて、この夏にデビューしてくると思う

ぜひ応援したいですね

血統家族のこと

ビクターのお父さんは日本競馬結晶ディープインパクト

お父さんディープは2年前に亡くなって、今年のディープインパクト産駒の2歳馬は6頭しか登録されてないらしい

実質的に、ディープインパクトの子供がダービーを走るのはこれが最後ということになりそう

今年のダービーに出てくるディープインパクト産駒は下記の6頭

アスクビクターモア、

キラーアビリティ

コマンドライン

ジャスティパレス

プラダリア、

ロードレゼル

最後の年に亡き父に勝ち星をささげる孝行息子はきっとこの中にいるはず

ビクターディープの息子たちの総大将と言えそう

キラーアビリティは、ディープ意思を継ぐ者同士、盟友と言えるかもしれない

ビクターのお母さんはカルティカというイギリスの馬

カルティカのお父さん(つまりビクターの母父)はレインボウクエストというアメリカの馬で、現役時代凱旋門賞を含む2400mのG1を2勝した馬

レインボウクエストサクラローレルのお父さんでもあるので、父系から言い方違うかもしれないけど、ビクターの伯父がサクラローレルということになる

カルティカの初仔はケマーというアイルランド調教活躍した牝馬

2番仔以降は

Niedziela(IRE)姉(8戦1勝?)

Almuhalhil(GB)兄(レース出走なし?)

Qaabil(IRE)兄(19戦0勝?)

と生まれている

Qaabilから1年空いて、その間に日本に渡ってきたようだ

お母さんが日本に来た経緯はわからなかった

そこから

5番仔はセブンフォールド

6番仔がアスクビクターモア

その下に未デビューの妹が2人

上の妹はシャルラハロートと名前がついたみたい

ダイワメジャー産駒で栗毛美人だよ

下の妹はキズナ産駒、そしてその下にブリックスアンドモルタルの子を受胎中

もう生まれてるかも?

ビクターお姉ちゃん、ケマーはフランス桜花賞にあたる1000ギニーで3着となり、イギリス牝馬限定NHKマイルカップのようなコロネーションステークス(G1)とフランスヴィクトリアマイルのようなロートシルト賞(G1)を勝ち、G1を2勝した名牝

お兄ちゃんセブンフォールドは父親ディープインパクトなのでビクターの全兄

お兄ちゃん中央勝利大井に転厩

しかし、そこからすぐさまダートで2勝して中央に復帰している

今は1勝クラスで芝で走っているけど、中央ではまだ勝てていない

ビクター兄弟は、4人が勝ち抜けて、2人が重賞なのはすごい

カルティカはいい母馬だと思う

ビクターの見た目

毛色は鹿毛と言われているけど、栗毛かと思うような明るい茶色で、ちょうどエフフォーリアと同じような色

鼻筋には白い筋があって、鼻のあたりまで白い

足元は4本とも、ソックスを履いているかのように足先が白くなっている

レースではメンコをかぶっているから鼻筋の特徴はわかりにくいけど、足元のソックスっぽいのはよくわかるよ


終わりに

とりあえずビクターのこと語ったよ

2枠3番に決まったようだし、内も有利な馬場になりそうと聞いている

これはもう、負ける要素ないんじゃないか

ビクターラスボスドウデュースを中心に買います

思えば皐月賞ビクターとドウデュースの2頭軸だったけど、馬連だったから外したんだった

今回も一貫させるで!

2022-03-18

凱旋門賞、いまだ日本馬の前に立ちはだかるモンジュー

今年 (2014年) は日本からゴールドシップジャスタウェイハープスターの3頭が参戦します。最近は、毎年のように「今年こそは!」と思っていますが、果たして今回で悲願達成となるでしょうか。一方、ライバル欧州勢は超強力とは言えませんが、粒ぞろいの印象。今年はどの馬が勝ってもおかしくないと言われています

そのライバル馬たちの血統を眺めていて、ちらついたのがモンジューの影です。そう、1999年凱旋門賞エルコンドルパサーをゴール直前で交わし、日本競馬ファンドン底に叩き落とした強豪です。

モンジューはその後種牡馬となり、再び日本馬の壁となりました。2006年キングジョージに、当時ディープインパクト評価を二分するほど強かったハーツクライ遠征。直線で一度は先頭に立ちますが、最後モンジューの産駒であるハリケーンランに内から差されました。その秋の凱旋門賞でも、ディープインパクトハリケーンランと対決しています。(結果はディープが3位入線、ハリケーンは4位入線)。

また昨年の凱旋門、確勝級だったオルフェーヴルをぶっちぎったのが、モンジューの孫(モティヴェイター産駒)のトレヴでした。とにかく、ことあるごとに日本馬が負かされているのが、モンジューとその子孫なわけです。

今回の凱旋門は、もう2~3世代にわたるモンジュー日本馬の因縁の対決とも言えると思います競馬が「ブラッドスポーツ」と呼ばれる所以はここにあるのでしょう。

凱旋門賞、いまだ日本馬の前に立ちはだかるモンジュー (vol.216) - 文化通信.com

https://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=2898

30年来の競馬ファンからしたら、モンジューは高い高い欧州の壁なのよ。

でも、「令和のツインターボパンラッサの母父もモンジューで、もしかしたら彼に欧州適性を与えているかもしれない。モンジューの壁に阻まれ続けた日本馬が、モンジューの血によって世界を制する、というドラマもあるのかもしれない。まぁそもそも2400m持つ気がしないけど。

風のシルフィード」でも、凱旋門賞を長手綱 (笑えるくらいの長さ) で大逃げして勝ったよね。

2022-03-07

2016年の3歳牡馬戦線こそが史上最高のクラシックレースだった

今日ウマ娘サトノダイヤモンド実装されるけど、

その3歳時の熱戦、真のライバルたちとの激闘はどうやっても描かれそうにないから、ここに書いておく。

まず最初頭角を現したのはシュウジだった。

デビュー2戦目の中京2歳ステークスを3馬身差で勝つと、

小倉2歳ステークスも2馬身半差で勝利して無傷で重賞制覇。

「この馬は強い」「GI級だ」と誰もが思った。

そのシュウジデイリー杯2歳ステークスで一蹴したのが、

かつての秋華賞エアメサイアの息子・エアスピネルだった。

シュウジ一騎打ち様相を呈したレースでなんと3馬身半差の快勝。

きっと来年クラシックはこの馬を中心に回っていくに違いないと思われた。

しかエアスピネルが満を持して挑んだ年末の2歳GI朝日杯フューチュリティステークス

最後から大外一気の豪脚でエアスピネル差し切ったのがリオンディーズだった。

エアメサイアと同世代オークス馬・シーザリオの仔、すなわちGI2勝馬エピファネイアの半弟という超良血。

シーザリオ産駒からまたも大物が出現した」と皆が色めき立った。

年が明けて2016年リオンディーズ始動戦に選んだ弥生賞

直線で早め先頭に立ったリオンディーズだったが、

なんとディープインパクト産駒・マカヒキ差し切られてしまう。

マカヒキはこれで無敗での3連勝。

しかも、このときの3着はまたもやエアスピネル

まりリオンディーズが実力を発揮できなかったわけではない。

ただエアスピネルよりも、リオンディーズよりも、マカヒキが強いだけなのだ

そしてさらに、まだマカヒキともリオンディーズとも対戦していない無敗馬がいた。

サトノダイヤモンドである

2億3000万円という高額で落札されたことが話題となったディープインパクト産駒。

うっとりするような馬体に優等生の走りでデビューから危なげなく3連勝。

「実はこの馬がいちばんいかもしれない」とまことしやかに囁かれていた。

迎えた皐月賞

ハイレベル世代」「黄金世代」「史上最強世代

競馬ファンたちは異口同音に期待を高めていた。

巻き返しを期すエアスピネル

雪辱に燃えるリオンディーズ

その2頭を倒して未だ無敗のマカヒキ

路線から迫る、こちらも無敗のサトノダイヤモンド

例年ならば確実に1番人気だったであろう実力馬が並んでいた。

しかし、勝ったのはそのいずれでもなかった。

他馬が止まって見えるような驚愕の末脚で抜け出したのはディーマジェスティ

年明けの共同通信杯から直行してきた人気薄のディープインパクト産駒であった。

しかも、である

2着はマカヒキ。3着はサトノダイヤモンド

4着はリオンディーズが入線して5着に降着

代わって4着に入ったのはエアスピネルだった。

人気馬たちがすんなりと上位に来ているのである

決して荒れたレースだったわけではない。

これはディーマジェスティの実力を示しているように思われた。

そして世代の頂点を決める日本ダービー

ギリギリの接戦を勝利したのはマカヒキだった。

ハナ差の2着はサトノダイヤモンド。3着はディーマジェスティ

4着はようやくリオンディーズに先着できたエアスピネル

そして5着にリオンディーズ

やはり実力どおりに決着したレースだった。

他の年ならマカヒキサトノダイヤモンドも無敗のままだったに違いない。

いやリオンディーズエアスピネルだって例年なら間違いなくGI馬だろう。

「今年は三冠馬が三頭いた」と誰かが言った。

間違いなくこの世代は強い。まさに最強世代だ――。


……と、ここまでが花の2016世代栄光物語

結局のところ、2016世代古馬になって活躍することはなかった。

シュウジは結局マイル以上ではいいところなしだったが、古馬スプリント路線でも善戦マンで終わった。

昨年引退して、なんとか種牡馬入りしている。

エアスピネルはいまだに現役で走り続けている。

重賞ときおり好走するもGIは勝てず、ダート転向したがそれでも勝てていない。

リオンディーズは、3歳秋に屈腱炎・屈腱断裂を患い、早々に引退してしまった。いまは種牡馬となっている。

ディーマジェスティは3歳で挑戦したジャパンカップ惨敗古馬になって2戦するもいいところなく、電撃引退して種牡馬となった。

マカヒキリオンディーズもいない菊花賞を制したサトノダイヤモンドが、

年末有馬記念で当時の現役最強馬キタサンブラックを下してひとり気を吐いたが、

古馬になってからフランス遠征して凱旋門賞惨敗帰国後もなかなか振るわず引退した。

そしてマカヒキは9歳となった今年も走り続けている。

3歳で凱旋門賞に挑戦して惨敗したことで心が折れてしまったのか。

古馬になって勝利したのは昨年の京都大賞典での奇跡の復活のみ。

栄えあるダービー馬が勝てないまま引退すらさせてもらえないのは哀れですらある。

「最強世代」だったはずの2016年世代は、いまや「最弱世代」とさえ言われるようになった。

それでも、あのときの楽しさは、次々と有力馬が出てくるワクワク感は、決して錯覚ではなかったと思うのだ。

「最強」ではなかったが「最高」のクラシックだった。

競馬ファンはそのことを語り継いでいかねばならないと思う。

2022-02-24

ゲーム配信1周年を迎えたウマ娘に、今後新規参戦しそうなキャラ妄想する

2022年2月24日ゲーム配信1周年を迎えたウマ娘

先日、一挙5キャラ新規参戦発表には驚いたが、

世代の穴を埋める追加ばかりで、競馬ファン自分としてはかなり満足している。


今後も新規参戦は続々と増えるだろうと考えると、膨らむ妄想が抑えきれなくなったので、

参戦可能性がある程度ありそうで、実際参戦したら主に俺が喜ぶウマたちを、

モデル馬のプロフィールと合わせて紹介しようと思う。


キョウエイマーチ

1994年4月19日まれ

メジロドーベルシーキングザパールサイレンススズカタイキシャトルマチカネフクキタルと同期で、

キングヘイローと同じ、ダンシングブレーヴ産駒の快速牝馬

5戦4勝で迎えた桜花賞で、前年の2歳王者メジロドーベルをぶっちぎって優勝。

オークスでも1番人気になるが、距離が長すぎたのかメジロドーベル惨敗

秋は始動戦で2000Mを克服するも、秋華賞では再びメジロドーベルに敗北。

次走は牝馬限定戦のエリザベス女王杯ではなく、距離を縮めて牡馬合戦マイルCS選択

サイレンススズカを制し超ハイペースで逃げて粘るも、

タイキシャトルにかわされ2着に敗れた。

以降、短距離ダートを中心に使われGIII勝ちやGIでの好走もあったが、

2度目のGI制覇は最後までかなわなかった。

当時、ヴィクトリアマイルがあれば……


ウマ娘としては、快速馬のイメージからバクシンオーみたいな猪突猛進型のキャラになるかも。

対戦の多かったメジロドーベルシーキングザパールタイキシャトルや、

ダンシングブレーヴのつながりで、キングヘイローカワカミプリンセスとの絡みはぜひ見てみたい。


タニノギムレット

1999年5月4日まれ

2002年の第69回日本ダービー馬。ウオッカの父として有名(馬主も同じ)

皐月賞NHKマイルC日本ダービーという、

中2週で行われる春の3歳GI3戦全て出走してすべて1番人気に支持されている。

(現状、一流馬はまず選択しないローテーション)

勝ったのはダービーだけだったが、皐月賞は、主戦の武豊が負傷で乗れず差し遅れて3着、

NHKマイルCは直線で勝ち馬の斜行で致命的な不利を受けての3着と、

歯車がかみ合っていれば春3冠を成しえる強さは間違いなくあった。

ダービーの後も飛躍が期待されたが、

シーズン始動前に不治の病と言える浅屈腱炎発症し、引退することとなった。

大変残念ではあったが、4歳まで現役を続けていたら初年度産駒であるウオッカは生まれず、

父娘ダービー制覇も達成しなかったことになるので、なんとも複雑な話である


ウマ娘としては、ギムレットの由来から軍医っぽい雰囲気キャラ勝負服になりそう。

ウオッカとの絆はもちろん、

父が同じナリタブライアンマヤノトップガンとの絡みも期待できる。

シナリオでは、春3冠達成の隠し要素、3歳秋、4歳のローテーションなど、

IF要素を多く盛り込めそう。


シンボリクリスエス

1999年1月21日まれ

ダービーではタニノギムレットの2着。

秋の天皇賞有馬記念を3,4歳時に連覇し、2年連続年度代表馬に輝いており、

種牡馬としてエピファネイア(その産駒に昨年の年度代表馬エフフォーリア、ルヴァンスレーヴといった芝ダートそれぞれで大物を生んでいる。

3歳秋の天皇賞では、ナリタトップロードを下し、

有馬記念は1番人気のファインモーションらを下して制するなど、

ウマ娘参戦済のキャラとも縁が深い。


ウマ娘としては、大型かつ漆黒の馬体、やや体質が弱い、アメリカまれのシンボリ系ということでキャラを立てやすそう。

同厩舎の後輩ゼンノロブロイや、後述タップダンスシチーとの関係も描きやすい。

ダービー制覇、2年連続3着だったJCを制覇しての秋3冠などのIFシナリオも考えられる。


タップダンスシチー

1997年3月16日まれ

5歳に覚醒した「晩成」の外国産牡馬

特に佐藤哲三騎手出会ってからの逃げ・先行戦法でファンを魅了した。

この馬をメジャーにしたのは、5歳時の有馬記念

実績不足で全く人気がなかったものの、

1番人気だったファインモーショントラウマを植え付けるようなレースぶりで、

終盤までレース支配

最後シンボリクリスエスに差されて2着に敗れたが、

強さの片りんを見せつけるものだった。

6歳時には、金鯱賞1着、宝塚記念3着と前年有馬記念フロックでないことを示し、

京都大賞典1着を経て挑んだジャパンカップでは、

2着を9馬身突き放す圧勝劇でGI初制覇を飾った。

次走の有馬記念ではハイペースに巻き込まれ失速し、

シンボリクリスエス引退花道を飾られてしまうが、

7歳時の宝塚記念GI2勝目と強いレースぶりを再び発揮。

同秋には凱旋門賞に挑むも遠征までのトラブルもあって惨敗

失意の中出走した有馬記念では、秋3冠を達成したゼンノロブロイの2着に入り力を見せている。


ウマ娘では、職人肌だった鞍上の印象からナカヤマフェスタみたいな無頼系、

エアシャカールみたいな気性の荒い理論キャラになりそう。

ジャパンカップへの思いの強さもシナリオで強調されるかもしれない。

また、シンボリクリスエスとのライバル関係(4回戦って2勝2敗)、

ファインモーション敵役ゼンノロブロイにとっての最後の壁など、

複数キャラとの絡みが展開できるはず。


ヒシミラクル

1999年3月31日まれ

タニノギムレットシンボリクリスエスと同期の牡馬

菊花賞春の天皇賞宝塚記念をそれぞれ10番人気、7番人気、6番人気で勝利したミラクルホース

宝塚記念時に出現したヒシミラクルおじさんの存在(同馬の単勝を1222万円分購入し、約2億円を獲得したといわれている)で、

競馬ファン以外に名が知れたこともある。

勝ち上がりはダービーと同日の未勝利戦と遅かったものの、

以降勝ち星を重ね、抽選滑り込み出走した菊花賞で1度目のミラクル勝利

なおこの年の菊花賞は、タニノギムレットシンボリクリスエスが参加しなかったこと、

断然1番人気の皐月賞ノーリーズンスタート直後に落馬して競走を中止したこと

16番人気のファストタテヤマが2着に突っ込んできたことなど、

あらゆる意味で大荒れのレースだった。

その後、余勢をかって出走した有馬記念でいいところなし。

翌年阪神大賞典大阪杯GIIを連戦するも、ここでもいいところなし。

結果、菊花賞勝利フロック視され始めたが、

叩き3戦目で挑んだ春の天皇賞で、菊花賞再現するかのような2度目のミラクル勝利

続戦となった宝塚記念では、

前年の年度代表馬シンボリクリスエス、同年クラシック2冠馬のネオユニヴァースをはじめ、

安田記念で復活勝利を遂げた2刀流アグネスデジタル有馬記念2着後2連勝中のタップダンスシチー

といった超豪華メンバーが参戦。

勝ったGI2つの評価が芳しくなく、戦前の注目は低かったが、

先述のおじさんによって単勝オッズが急激に下がり、前日の時点ではなんと1番人気(最終的には6番人気まで落ち着いた)

一躍注目の存在になったことで気分を良くしたのか、

おじさんの期待に応えるレースぶりで3度目のミラクル勝利を飾った。

(タップダンスシチー3着、ネオユニヴァース4着、シンボリクリスエス5着、アグネスデジタル13着)

この勝利で秋の飛躍も期待されたが、

メジロマックイーン引退に追い込んだ繋靭帯炎発症

長期休養を経て復帰するも精彩を欠き、再び繋靭帯炎発症したため引退した。


ウマ娘としては、「ミラクル」を推しつつ、

勝ってもなかなか評価が上がらなかったこから

明るいが影のあるキャライメージできる。

馬主ヒシアケボノとの絡み(ステイヤースプリンター凸凹コンビ感ある)

父が同じで菊花賞馬という共通点もあるナリタトップロードとの絡みも面白そう。


ツルマルボーイ

1998年3月5日まれ

アグネスタキオンマンハッタンカフェと同期。

お母さんがツルマルガール(母父サッカーボーイ)で息子がツルマルボーイ

安易というなかれ。

4歳時に頭角を現し、中長距離GIで互角の勝負を続けたが、2着3回と中々勝ちきれなかった。

(この中にはヒシミラクル宝塚記念シンボリクリスエスが連覇を果たした秋の天皇賞がある)

悲願を達成したのは、2年半ぶりのマイル戦となった6歳時の安田記念

元々左回りコースで強かったことや、スタミナを要する馬場になったことに加え、

コンビとなった安藤勝己騎手の「マジック」があったのかもしれない。


ウマ娘としては、女の子で「ボーイ」ということもあり、

そのままボーイッシュな見た目になる予感。

同じく女の子で「キング」なキングヘイローともいい関係を築けそう。

中々GIを勝てずに6歳時に悲願を達成したというところも共通しているので。

サッカーボーイつながりで、ナリタトップロードらとも絡んでほしい。


テイエムオーシャン

1998年4月9日まれ

ツルマルと同じくアグネスタキオンマンハッタンカフェと同期の牝馬

父はキングヘイローの父と同じダンシングブレーヴ

母父はナリタタイシンの父と同じリヴリア

母母父はミホノブルボンの父と同じマグニテュード

2000年阪神ジュベナイルフィリーズ(当時阪神3歳牝馬S)を制し、

翌年桜花賞秋華賞牝馬2冠を達成。

2冠目のオークスも断然1番人気だったが、3着に敗れている。

牝馬劣勢の時代牡馬にも果敢に挑戦し、

4歳時、エアグルーヴも勝った札幌記念勝利(しかも前走比+38kgで)したことで、

秋の天皇賞では1番人気に推された。

(13着敗退。1着シンボリクリスエス、2着ナリタトップロード)

マイルで強かった印象もあり、中距離路線に行かなければ…と今でも思わされる存在

キョウエイマーチ同様、当時ヴィクトリアマイルがなかったことが悔やまれる。

デビュー2戦は1200Mで連勝しており、ひょっとしたら短距離でも強かった可能性がある。

なお、JRAでは2001年から年齢表記が数えから満年齢に変更となったため、

JRA賞の「最優秀3歳牝馬」を2年連続で受賞するという珍記録を持っている。


ウマ娘としては、同馬主テイエムオペラオーとの絡みが面白くなりそう。

(繁殖牝馬としても5年連続で配合されている)

他には先述した血統的に縁のある3人や、

厩舎・主戦騎手が同じで、キングヘイローの血を引くカワカミプリンセスとの掛け合いも見てみたい。




まだまだ書き足りないけどキリがないのでここまでにする。

2022-01-13

マルシュロレーヌとJRA賞特別

マルシュロレーヌがJRA賞特別賞を得られなかった問題については以下の論点が考えられる。

マルシュロレーヌの成績

マルシュロレーヌと共に遠征してBCフィリー&メアターフ勝利したラヴズオンリーユーは、

それ以前にQE2世カップ勝利しており、また直後に香港カップ勝利した歴史的名馬だった。

仮にラヴズオンリーユーが最優秀4歳以上牝馬を受賞しなければ、おそらくJRA賞特別賞を与えられていただろう。

一方で、マルシュロレーヌは、BCディスタフ以外には交流GIの勝ちすらない。

はっきり言ってしまえば「フロック」「大駆け」だと思われている。

それが低評価の一因なのだろうと思われる。

日本競馬界のダート軽視

マルシュロレーヌは初めてアメリカダートGI勝利した日本馬となった。

なぜこれまで日本馬がアメリカ(のダート)で勝利することがなかったかと言えば、

それはアメリカ遠征する日本馬が少なかったかである

しかも、はっきり言えば二線級の馬が挑戦する場合が多かった。

めぼしいのはエスポワールシチーくらいだろうか。

まり日本競馬界は、そもそもダート競馬が主流のアメリカ競馬を軽視しているのだ。

アメリカ遠征評価されようと思えば、本当の最高峰であるBCクラシックケンタッキーダービーを勝つしかない。

いや、そうしてさえ国内GIでの勝ちがなければ、JRA賞最優秀ダートホースを受賞できるかは疑問である

海外成績を優遇すべきか

JRA賞日本国内の賞である

であれば、国内成績が同等のとき考慮するなどはあるとしても、海外成績のみで選出するようなことがあってはならない。

今年のJRA賞でも、海外GIを3勝したラヴズオンリーユーではなく、国内GIを3勝したエフフォーリアが圧倒的な支持を得て年度代表馬になっている。

アメリカレースでの結果であれば、それはアメリカ競馬界が表彰すべきなのだ

このような話で思い出されるのは1999年エルコンドルパサー年度代表馬だが、

あれは日本競馬海外コンプレックス猖獗を極めた結果として起きた事故のようなものだと思う。

当時のホースマンたちは「ジャパンカップで勝つよりも凱旋門賞で負けるほうがすごい」と本気で思っていたのだろうが、

現在に至ってもそのような劣等感を持ち続けている日本ホースマンはいないはずだ(と信じたい)。

いまや「国内では勝てないか海外遠征する」時代になった。

いつまでも海外で勝ったからすごい」という感覚でいるべきではない。

2021-12-27

ホープフルステークス予想

追記あり


明日は2歳馬の世代G1一角ホープフルステークスですね

年内最後G1だし、来年クラシック戦線活躍するだろう子が見れるので、買わないまでも見ておくとよいレースです

ホープフルステークス傾向

ホープフルステークス2016年までG2レースで、2017年からG1レース格上げとなった

G1初年度の2017年までと、2018以降のここ3年間は全く傾向が異なっている

G1昇格2年目以降の過去3年は4番人気以内が馬券内を独占するというかなり堅いレースが続いている

これは朝日杯や阪神JFと並んで、実力馬が本気で取りに来るレースになった結果、中距離適性の実力馬がしっかりここで結果を残すようになった、と考えると、この傾向は続くかもしれない

しかし、2017年以前は、今の他の2歳重賞と同じく、キャリア2戦目で挑んでくる馬が馬券に絡んだり、6戦目でやっと未勝利抜けた子が2着に絡んだりしてる

こんなことが起きるレースなら、正直予想なんて滅多に当たらない

この変化は、G1になって傾向が変化しただけ、ととらえても勿論いいのだろうけども、そもそも2歳馬は成長途中で日々実力が変化する

レースが何なのかまだわかってない馬も多い

まり2歳重賞は、古馬重賞よりも実力関係の見極めが難しく、さらに紛れも起きやすレース

それなのに、G1になってたまたま3年堅い結果が続いたとしてそれは傾向とみるよりたまたまと見たほうがいいだろう、というのが増田見解

まり全然からないレースだよ、ということ

有力馬紹介

2歳馬なので、本当のところは誰にもわからない

重賞勝ちしてたら強いけど、重賞を走ってないけどもっと強い馬はいてもおかしくない

重賞実績馬を本命視する人が多いけど、重賞実績は正直そこまで問題じゃないと思っている

とりあえず、今までの実績から、馬の能力見積もれない、まだまだどのくらい強いかからない、底を見せてない馬、というのが強い可能性を秘めているので、"底を見せてない度"を優先して紹介する

ここまで無敗、全く底が分からないのは

コマンドラインジャスティパレスオニャンコポンの3頭

底を見せてない、とまでは言えないかもしれないけど、まあまだまだ見えないよね、という子は、

アスクワイルドモア、フィデルボーンディスウェイの3頭

気になる敗戦理由さえはっきりすれば、底見せてないと言ってもいい子は、

キラーアビリティ、サトノヘリオスラーグルフ、グラウンドマジックアケルナルスター

だけど、ラーグルフ、グラウンドマジックアケルナルスターの3頭は、その敗戦ちょっと負け過ぎているので、よほどの理由がない限り正直底は見えたと思うし、他より評価は上げづらい

1戦しかしてなくてまだ何もわからない子は

マテンロウレオタイラーテソーロ、シェルビーズアイ

で、ここまで名前が挙がってない子は、グランドラインただ1頭

ここまでまとめると、順当なら、

コマンドラインジャスティパレスオニャンコポン、アスクワイルドモア、フィデルボーンディスウェイ、キラーアビリティ、サトノヘリオス

の8頭で決まる

伏兵としてはマテンロウレオタイラーテソーロ、シェルビーズアイ

切っていいのはその他の4頭ということになる

ちなみに信頼できる方の調教評価は、あげた馬券候補8頭のうち3頭が調教よし、伏兵の3頭のうち1頭が調教よし、切りといった中では1頭が調教よいそうです

特に無敗の3頭中2頭が調教よいというのは好材料ですけど、調教の良さは調子の良さであって、馬の実力を表すものではないから注意ですね

予想するよ、という割には、ちょっと候補多すぎない?と思うよね

その通りです、申し訳ない

申し訳ないんだけど、軸候補は無敗の3頭(紛れあり)、ほぼほぼ有力な相手が8頭(紛れは多分にあり)、というのが今回のレースと言える

さら中山競馬場というのはトリッキーで癖の強いコースなので、コース適性を要求するし、本命とされるコマンドライン東京での実績しかない以上、中山での実力は未知数というほかない

中山実績のあるオニャンコポン、(ラーグルフ、ボーンディスウェイ)、はちょい優先

どっちかというと中山に似ている阪神の実績のあるジャスティパレス、サトノヘリオスもちょい優先

でも、中山阪神の実績を持ってない子でも、実は完璧中山適性を持ち合わせていたらぶっちぎるかもしれない

こうなるともう、実績から言えることではないのだけど、競走馬としての実力がしっかりあるのは勿論のこと、折り合いがちゃんとついて、先行力があって、器用さとパワーを兼ね備えている子がいい

馬体や陣営談話からそういうのが見えたらいいんだけど

買い方

全然絞れてないやん、と思うでしょうけど、そうです、こんなレースは儲けようと思って買うものではない

損したくない人は買わないのが吉という結論です

そもそも2歳戦をほぼ買わない増田としては、今回も買わないのが濃厚です

朝日杯は軸が2択でしっかりできたので珍しく2歳戦買ってプラスしましたが今回はダメでしょうね

でも、もしものもしも、あえてのあえて、買い目をいうとしたら、現時点の情報では、ジャスティパレス複勝1点買いになるかもなあ

パドック見ないとその価値があるのかもわからないので、無責任なことは言えませんが

オニャンコポンの連呼が聞きたいのでオニャンコポンを応援しつつ、武豊G1完全制覇が見たいかアスクワイルドモアの応援をしつつ、かつて好きだったタイキシャトルディープインパクトの血が流れているアケルナルスター応援だけしようと思います

今年はウマ娘から競馬ブームがきて、大阪杯から凱旋門賞有馬記念まで、増田競馬は楽しかったです

では皆さままた来年よいお年を


追記

中継見てたら買いたくなって、自信ないなりに言ってた通りジャスティパレス複勝200円だけ買ったら当たりました

では皆さまよいお年を

2021-12-23

有馬記念の予想

当日の追記はこれanond:20211226141831



増田競馬の話書くと、「お前はわかっとらん」みたいなブコメがつくので、事前に書いておこうと思う

まあ実際わかってないんだけどねー!

有馬記念傾向

全く予想だにしなかった決着、ということは稀だけど、10番人気前後馬券に絡むのは"よくある"という傾向がある

この理由は、中山競馬場2500mというのはなかなかトリッキーから、馬の力関係だけを見てると、見えてなかったコース適性に足をすくわれるということ

トリッキーというのは、普通競馬場1周ならコーナー4つのところ、有馬記念はコーナー6つ

さらに、他の競馬場は高低差2mくらいなのに対し、有馬記念の高低差は4m

さら内回りで小回り、最後の直線が短い

水泳でいうと50mプールじゃなくて25m短水路で戦う感じ

スピードスケートならショートトラック

陸上でいうなら障害走みたいなもん

何の邪魔もなく広いコースで競走したら勝てる馬でも、クネクネ曲がったり登ったり降りたりしながら走るのが得意とは限らない

また長距離走は馬の操作性や気性、騎手コントロール大事なので、脚の速さだけでごまかしが効きづらくなるのも原因

実際で言えばこれ

2020年は1着から3着まで、1番人気、11番人気、2番人気の決着

2018年は1着から3着まで、3番人気、1番人気、9番人気の決着

2017年は1着から3着まで、1番人気、8番人気、3番人気の決着

2015年は大荒れで、1着から3着まで、8番人気、5番人気、4番人気の決着

2014年は1着から3着まで、4番人気、9番人気、1番人気の決着

2012年は1着から3着まで、1番人気、10番人気、2番人気の決着

2011年は1着から3着まで、1番人気、7番人気、9番人気の決着

過去10年の馬券内のべ30頭のうち8頭が7-11番人気

これはつまり「みんなが思っている予想がそんなに当てにならない」ということ

俺も含め、したり顔で予想話す人の大半が、実際には何も読めてないということを表す

まり競馬としては比較的難しいレースだということ

これ大事なので覚えておいてください

その反面2019、2016、2013の3年は馬券内いずれも4番人気以内という堅いレース結果となっているし、上記10番人気前後が絡んだ7レースでも6回は1番人気が絡んでいる

まり、強い馬は強い、というのもまた間違いない

馬券を買ううえで一番大事なのはこの知識

まり3連複3連単を当てるには、10番人気前後の読みにくいやつまで入る可能性をケアしなきゃいけないだろう、ということ

まともに3連取ろうとすると買い目が膨らみ過ぎるし、かと言って買う数を減らすとすり抜けが起きてくる可能性がある

何度も言うけど、今年の有馬記念も、ちゃんと難しいよ

有力馬

今年の有力馬でいうと議論余地なく、クロノジェネシスエフフォーリアの2頭

この2頭の実力は抜けている

一応リスクで言えば、クロノジェネシス凱旋門賞でタフな競馬をしたけど、体は大丈夫?気力は戻ってるの?というところ

大敗後、別人のようになる馬がいるから少し心配

調教は悪い、と見てる人もいれば、疲れなし問題ない好調、という人もいて正直よくわからん

でもドバイ後の宝塚記念も、調教ではもうあかんかも、という雰囲気からみるみるよくなって、結果圧勝してるし、名馬ってそんなものかもしれない

マイルチャンピオンシップグランアレグリアもそんな感じだった

エフフォーリアのほうは、中山2500こなせるの?というところ

皐月賞はめちゃくちゃ強かったので、中山内回り自体問題ないと思われる

ただ唯一の敗戦キャリア最長の2400で、2500はさらに延長で初距離というのがちょっと気になる

東京2000でめちゃくちゃ強いとして、中山2500でも変わらず強いのか?正直答えを持っている人はいない

ただダービー敗戦勝負のアヤのようなもの

3歳でコントレイルを破って天皇賞秋を制し、さらにそのままクロノグランプリ4連覇を止めての有馬勝ちというのは、ディープインパクトキタサンブラック並みの歴史的名馬じゃないとできないことだけど、実際エフフォーリアは十分彼らに並べる歴史的名馬だとしても全く不思議はないと思う

ディープキタサンみたいな名馬なら、適性を多少外れようと能力や器用さでねじ伏せられるでしょう

まりエフフォーリアを歴史的名馬と信じられるか信じられないか信仰を試されていると思う

この次点に来る馬は、中山の適性も加味しなければならない

皐月賞弥生賞で強い走りがあったり、そこそこ悪くない重賞実績があるやつをピックアップする

次点としてはやはり、タイトルホルダーとステラヴェローチェ

順当な決着なら、馬券内3頭はここまでの4頭で決まると思う

その次にディープボン

ここまでが来ても驚かないライン

ここからは薄いと思うけど一応あり得るのが

アサマノイタズラ、ウインキートスアリストテレス、まあ一応アカイイト

で、まあなんとなくパンラッサモズベッロ?

それ以外はないんちゃう

知らんけど

買い方は?

おそらくエフフォーリアとクロノジェネシスが2頭絡んだ馬券オッズは大きく下がる

おそらくはその2頭固定の三連複で11番人気まで抑えれば、まあだいたい当たるだろうと思われるが、その場合トリガミがおそらく発生する

そして、エフクロノが本当にどちらも馬券内にくるかどうか?というと、自分のなかではそうなる確率は60%ほどだろうと思う

そこまで楽観はしていない

ということは上記の三連複はリスクのわりに儲けられないということになろうかと思う

じゃあダメじゃん

はいダメです

でも、4番人気内2頭+11番人気内1頭が大体のパターンなので、エフクロノに絞らず、上位4頭を軸にすればほぼあたるだろうと思う

これが基本線だけど、買い目さらに広がるし、堅い決着だと大幅にトリガミになるのでダメでしょうね

オッズみながら口数調整すればプラスになる?ならそれもあり

でも難しそうな気がする

じゃあどうするか?

鍵になるのはクロノ状態の見極め

クロノエフのどちらが絶対馬券内に入るのか?を見極めるしかない

調子がいいなら絶対に入れる

調子が悪いかもしれないという恐れが買い目を広げさせてガミらせる

まずはクロノを見極めよう!

もちろんエフクロノも両方入るかもしれないよ

となると基準とすべきは、「より確率の高いほうを見きわめて、そちらの複勝1点に1万円ぶっこむ」という買い方

これは絶対にガミらない、高確率プラスになる買い方

1.2倍でも2千円儲かるぜ

で、これから考える皆大好きな三連や馬連は全て、じゃあガミるリスクやすり抜け発生するリスクを負っても、複勝買うよりリターンがあるの?を常に問わねばならない

予想外10番人気が2着にくる可能性を常にケアしつつ勝ち馬券買うのはなかなか難しい

難しいレース場合複勝は決して馬鹿にされる買い方ではないのだ

最終的には買わない選択もありなくらい

まあ、枠や調教評価が出てから最後詰めるとしましょう

最終的にはオッズにらめっこしながら、また当日に実際の買い目を言います

判断材料

個人的には、自分に馬を見る目はないのはわかっている

そこで、元騎手の方がテレビでいう本命馬を参考にしている

彼の言う本命馬は「実力が最もある馬」を指している

勝負展開や調子は、必ずしもそこに含まれていない

一番強い馬を聞いて、勝つ馬は誰かを考える、という材料にしている

有馬記念で言えば、彼がエフフォーリアと言えば、中山の適性や距離適性はわからないが、純粋に平地の直線を走ればエフフォーリアのほうが先着するという意味だろう

クロノジェネシスと彼がいうなら、エフフォーリアの力はクロノよりまだ劣っているという意味になると思う

まあおそらく彼はエフフォーリアというと思う

あと、調教評価ネットに出してる人で、信頼できる人を見つけておくといい

最近で言えばエリ女ちゃんアカイイトがいいといった人

朝日杯で本命をドウドゥースと言った人、なんかがそれ

過去の荒れたレースの時になんと言っているか調べてみてほしい

俺は調教評価に関しては個人的twitterにいる、ある人を信頼している

じゃああと数日、悩んで楽しみましょ!

クロノ状態エフの適性に関して、情報持ってる人いたら教えて欲しいです

2021-10-04

[] そのななじゅうご

アイネイアーッス

 

ええ〜書き続けることが大事から

そして特段注意事項などは無く、楽しく日記よろしくお願いしま

ちなみに昨日の凱旋門賞は外れました!

 

ということで本日は【継続いか】でいきたいと思います

継続いか継続ヨシ!

 

それでは今日も一日、ご安全に!

2021-10-02

明日の第100回凱旋門賞で初めて日本馬が勝ち、その後なんやかんやあって日本EUに加盟するよ

2021-10-01

第100代らしいけど

10/3に行われる凱旋門賞も第100回目だよ

2021-09-30

じゃあ凱旋門賞についてもっと簡単解説するよ

凱旋門賞ってなに?

フランスの芝2400mのGIレース

フランスだけでなく欧州各国から出走馬が集まってくる。

欧州版のジャパンカップみたいなもん。

ちなみに今年の発走は日本時間10月3日23時5分。

なんで凱旋門賞だけこんなに話題になるの?

日本ホースマン古参ファン海外コンプが強いから、

凱旋門賞に勝ったときこそ日本競馬欧州競馬に並んだことになる」みたいに思ってる。

そんで何度も挑戦していちども勝ててないからムキになってる。

もはや凱旋門賞挑戦が目的化してる。

いちおう言っとくと、日本競馬はすでに芝の中距離では世界トップクラスと言われてるし、

実際に海外GIでも普通に勝てるようになってるので、最近競馬ファンほど海外コンプは薄いと思う。

というか、いまでも凱旋門賞挑戦に意義があるとするなら、

それは「まったく適性の異なる日本欧州チャンピオンになれば凄い」という点であって、

年度代表馬ですらないのに「斤量が軽いから」とかなんとか言って毎年のように適当な馬を連れて行ってどうすんのとは思うよね。

どっかでフロック勝ちするかもしれないけど、それで勝ってもどっちらけでしょ。

なんで凱旋門賞で勝てないの?

欧州競馬場は、日本みたいに馬場を人工的に作って管理しているわけではなく、

自然草原の上に競馬場を建てているので、コースの起伏が大きく、芝生の性質も異なると言われている。

(それでもイギリスと比べればフランス競馬場はまだ日本に近いらしいが)

レース展開なんかもかなり違うので日本馬には慣れない環境になる。

また欧州はなんだかんだ長距離血統が強いので、単純にスタミナの差もあるかもしれない。

あとは運。

今年の注目出走馬

クロノジェネシス

日本馬。GI4勝。グランプリでやたら勝ってる牝馬

条件がハマるとめちゃくちゃ強いけどそうでないと勝ちきれないという印象。

ディープボン

日本馬。GI勝利

「また適当な馬を遠征させて…」と思ったけど、凱旋門賞前哨戦フォワ賞で勝ったので「やるやん」となった。

とはいえディープボンドがもし勝ったらめちゃくちゃ微妙空気になるだろうな…。

スノーフォー

日本まれアイルランド育ちのディープ産駒ということで日本からも注目されている。

イギリスオークスで16馬身差という歴史的圧勝をして生ける伝説となり、

そこからGIを3連勝、すべて圧勝で飾ったので凱旋門賞最有力となったが、

前走で普通に負けちゃったのでちょっと評価が下がった。

ダイヤ

今年のイギリスダービー馬でKG&QESの勝ち馬

3歳でダービーキングジョージを制覇したのは20年ぶりだとか。

3歳馬は斤量が軽いということもあって人気を集めている。

ルナ

去年のBCターフ勝ち馬

凱旋門賞と同じロンシャン芝2400mのヴェイルメイユ賞で勝利しているのは加点要素。

ダイヤーと並んで人気を集めているけど、個人的にはそんな強いのかな?という感じ。

ハリケーンレーン

イギリスダービーこそアダイヤーに敗れたものの、そこからGIを3連勝、7戦6勝の戦績は安定感がある。

凱旋門賞と同じ競馬場・同じ距離パリ大賞典圧勝しているのもポイント

というわけで、今年は抜けた本命がいなくて群雄割拠というところ。

イギリスの3歳勢が強い感じなのでアダイヤーやハリケーンレーンに注目。

でも単に「勝ってほしい」のはどの馬かと聞かれたらスノーフォールだな。

anond:20210915183559

2021-09-29

ウマ娘もう飽きてる?

飽きるよね?

はてな増田も、競馬話題ブクマ付かなくなってきてるもんね

ウマ娘競馬ファンを掘り起こした、なんてありゃ嘘だね

ウマ娘やってるとき原作と思って競馬を見てみたけど、ウマ娘への飽きと同時に競馬からも興味が離れた、が正解だろうね

でも、せっかく始めた趣味なんだから、やめちゃうのはもったいない

競馬おもしろいよ

ウマ娘面白い

実際、私、増田ウマ娘からちょっと離れてたけど、それはもう、ダビスタ買ったせい

でもまたウマ娘に戻ってる

結局ウマからは離れてない

で、ウマ娘の遊び方

これはもう、ルームマッチ

ルームマッチにつきる

馬を育てて、走らせて、勝敗を競うゲームなんだからカジュアル勝敗を競う場をいかに用意できるか、で面白さが全く変わる

これはもうね、リア友だよ

学生ならご学友、社会人なら職場の方々だよね

我々は職場で、その週末にある実際の競馬レースと同条件のレースを毎週末ルームマッチで開いている

もちろん、誰でも参加できるようにウマ娘レベル上限はBランクまでの縛りルール

入賞5着までの人に賞状、2、3着くらいまでの人にお菓子など景品を用意している

合法にやるならもちろんお菓子とかしか出せないよね

でも、勝ったらお祝いがある、これがあるだけで、めちゃくちゃモチベになる

勝った負けたをカジュアルに週一でできる環境というのは面白い

ポケモンだって、仲間大会が一番盛り上がるじゃん

お題を決めた限定ルールで、知ってる人とわいわい戦う、ゲームは結局これが一番面白い

知らん人と戦うオンライン対戦は、負けたら腹立つだけだけど、リア友のA君が今週勝ったんだー、というのは別に腹立たない

からさ、ルームマッチやろう、リア友ルームマッチを定期開催しよう

これだけでもう、めちゃくちゃおしろくなるよ

さらに、ウマ娘で勝つにはレース場の特徴を把握して育成する必要があるので、その週の競馬への理解度が増す利点もある

そのおかげで増田オールカマーではレイパレに2100円飛ばされた

で、リアフレルームマッチもっと白熱させるなら、そりゃもうお金を出すことでしょうな、と思う

参加費取って、入賞者に割り振る、というのは、Eスポーツ大会ならば合法のやり方はあるみたいだけど、何も調べずにやればそりゃ賭博犯罪になるでしょう

でもま、自己責任だけど、やったら面白いんじゃないかなと思うよ

うちはやらんけど

今週末は凱旋門賞だけど、ウマ娘類似レース設定できないし職場カップスプリンターズステークスのみ

凱旋門賞で盛り上がれば、ウマ娘にロンシャンレース場の導入もあるかもね!



追記

econcon サポカはいいけどキャラガチャ渋いのはなんかもういいかな…となった

syabazochang ガチャが渋いのに唯一嫌いなテイオーが来た時心が折れた

rundyh 競馬は一週間どれに賭けるかいくらでも考える暇つぶしが出来てガチャする快感の代わりに賭けた馬券が当たるかの快感が得られる。ソシャゲなんてやってる暇はないだろう

そうだよね!

元ネタ競馬からこそ、この10連分3000円あれば、今週の競馬でもうちょいいい勝負できるな、とか

この10連2回やったつもりになれば、ウイポorダビスタ買えるな、という気持ちが、ウマ娘継続の一番の敵だと思う

ウマ娘女の子特別好きな方はウマ娘じゃないといけないけど、ウマ娘じゃなくても競馬って面白いよねって感じの人にとっては、競馬に関する遊びの中でウマ娘基本無料に見えてもっとコスパが悪い遊びなんだよな

現状、娘ガチャで星3当てるより、競馬勝つほうが可能性あるもんな

競馬に使うよりはガチャに払ったほうが確実に楽しみは増えるでしょ!」くらい思わせてくれないとね、と思う

ガチャが外れたら実質金が消えるだけ、というのはダメだわ

女神像とか、所持キャラの微強化ってほぼ意味ないもんな

それか無課金でも新鮮に遊べるようにどんどん状況が変わるようにしてくれるかだなー

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