はてなキーワード: ナショナリストとは
伝統と事業利益
世界第3位の経済大国である日本は、議会制君主制であり、一般的にはメディアの多元主義の原則を尊重している。
しかし、伝統や企業の利益の影響で、ジャーナリストは民主主義の番人としての役割を十分に果たすことが難しくなっている。
2012年に安倍晋三氏が再び首相になって以来、ジャーナリストは自分たちに対する不信感を訴え続けてきた。
フリーターや外国人記者を差別する「記者クラブ」制度が続いている。
ソーシャルネットワーク上では、ナショナリストグループが政府に批判的なジャーナリストや、福島第一原発事故や沖縄の米軍駐留などの「反愛」的なテーマを扱うジャーナリストを嫌がらせている。
政府は、内部告発者、ジャーナリスト、ブロガーが「違法に」入手した情報を公表した場合、最高10年の懲役に直面するという「特定秘密」を保護する法律についての議論を拒否し続けている。
https://rsf.org/en/japan の内容をDeepL翻訳に掛けただけですが、ご参考まで。
原文も付けとこう。
Tradition and business interests
The world’s third biggest economic power, Japan is a parliamentary monarchy that, in general, respects the principles of media pluralism.
But journalists find it hard put to fully play their role as democracy’s watchdog because of the influence of tradition and business interests.
Journalists have been complaining of a climate of mistrust toward them ever since Shinzo Abe became prime minister again in 2012.
The system of “kisha clubs” (reporters’ clubs) continues to discriminate against freelancers and foreign reporters.
On social networks, nationalist groups harass journalists who are critical of the government or cover “antipatriotic” subjects such as the Fukushima Daiichi nuclear disaster or the US military presence in Okinawa.
The government continues to refuse any debate about a law protecting “Specially Designated Secrets,” under which whistleblowers, journalists and bloggers face up to ten years in prison if convicted of publishing information obtained “illegally.”
追記:確かに文面変わってないね。2018年の記事: http://fuseishoyo-roku.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/problematic-284.html
(ⅰ)イギリス嫌悪。イギリスに対する冷笑的態度や控えめな反感は多かれ少なかれ知識人にとって義務的なものだが、それが偽りのない感情である場合も多い。戦争の間、敗北主義的な知識人の間ではそれが明白に示された。そしてそれは枢軸国の勝利が不可能であると明らかになった後まで続いたのだ。多くの者はシンガポールが陥落した時やイギリスがギリシャから敗走した時に喜びの態度を隠そうとしなかったし、例えばエル・アラメインの戦いやブリテンの戦いで多数のドイツ軍航空機が撃墜されたというニュースを聞いてもそれが吉報であるとは信じたくないという態度がありありと伺えた。もちろんイギリスの左派知識人たちが本当にドイツや日本の戦争勝利を望んでいたというわけではないが、彼らの多くは自らの国の敗北を目にする快感に抗えず、最終的に勝利するのはロシア、あるいはアメリカであってイギリスではないだろうと感じていたのだ。国外の政治において、多くの知識人たちはイギリスの支持を受けた党派は場違いな存在であるという原則に従った。その結果として「見識ある」意見の大部分は保守党の政策を反転したものになった。イギリス嫌悪は常に逆転現象を起こす傾向がある。そのせいである戦争での平和主義者が次の戦争では好戦論者になるという光景も珍しくない。
https://open-shelf.appspot.com/others/NotesOnNationalism.html
おめでとう。
多くの人間が誤解している、それも批判のためにわざと誤解をしているが、いわゆるネトウヨはナショナリストではない。
なぜなら彼らは移民を批判するが、それは反グローバリズムの観点からなされている。特権や生活保護の受給が批判のポイントになってることから見ても、経済的な観点から移民を拒否しているわけで、これは単なるリベラル的な弱者保護であって、その点でいえばネトウヨはリベラルなのである。
そもそもほんとうのナショナリストなら、移民たくさん来い、どんどん日本人になれ、みんな同胞だ、となるはずで、韓国が嫌なら俺んとこに来い、日本は最高だぞ、おっしゃ帰化しろ、と言うのがナショナリストであり、そうじゃないとおかしい。
大学で第二外国語に中国語を習って以来、ここ数年間語学の練習を兼ねて定期的に台湾香港の掲示板(向こうでの2chみたいなとこ)を見てるんだけど、最近の傾向として日本のネトウヨみたいな台湾人香港人が増えてきている気がする。
ネトウヨってのは現地版の右翼じゃなく、大東亜共栄圏の肯定とか南京大虐殺の否定とか本当に日本のネトウヨと同じ主張。
https://lihkg.com/thread/1504039/page/1
例えばこういうのが例で、南京大虐殺ってほんとなの?というスレタイに対して、六四天安門で誰も死ななかったって言う共産党の言うことを信じられる?、支那豚30万殺しただけじゃ少ない、支那人が大東亜共栄圏を邪魔したから皇軍が鎮圧を強いられたのだ、みたいなコメントが付いている。
中国語読める人なら原文読めば分かるけどこれ日本やネトウヨに対する揶揄じゃなくて、むしろ中国を揶揄して貶してる。
そういう人たちは基本的に反中ナショナリストなので、敵の敵は味方とばかりに日本のネトウヨと共鳴するのかもしれん。
https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/korean-action-1
私は殺されてもいいとかちょっと言葉が走り過ぎてるなと思わないでもないけど、まあ当事者だからある程度は仕方ないなと思いながらブコメを見たら、国士さんたちの、まあ容赦のないコメントが星を集めててひいた。見た時点でのトップコメントがこれ。
“id:t1997takaaki 国と個人は違う 「韓国国民の8割が不買運動に参加」「ソウルと釜山で不買条例制定」 韓国は日本に対しては国と国民が一体ですよ”
韓国政府はひどいし、それを大方支持してる韓国人もひどい。泣き言は日本ではなく、韓国で言えって論調が目立つんだけど、要するに”俺たち日本人”は横紙破りの韓国人は許さんぞ!ってことなんだろう。
......“俺たち日本人”ってちょっと同胞意識が強すぎね?日本人ってそんなに仲よかったっけ?そんなに一致して、”俺たち日本人”に対して難癖つけてくるやつは許さねえ!ってスクラム組んでワーワー言うほど、俺たち1億2千万ってチームワークよかったっけ?
国士を気取って色々日本の立場を主張する人たちって、週明けに乗る満員電車を埋め尽くしてる日本人にそんなにシンパシー感じてるん?隣近所の日本人にそんなに強い仲間意識ある?
俺たち日本人って立場ですごく強い発言するからには、ゴミ出しのルールはきっちり守り、職場では献身的にはたらき、満員電車でイライラしたりせず、税金は喜んで払い、普段接するありとあらゆる立場の日本人に、同胞として接してるん?
なんか半径5メートル以内の日本人には別に優しくないのに、半径1000キロを超える日本という国が軽んじられると鬼のように怒るっておかしくね?半径5メートルにいる日本人に別にシンパシー感じてないのに、なんで天下国家レベルで俺たち日本人は!って息巻けるのか。すごく個人主義的に生きてるのになんで、ナショナリストを気取れるのか。
近くのことはわかるけど、遠くのことは俺わからんわ、ならわかる。よくわかる。でも近くのことはよく分からんけど、遠くのことはめっちゃわかるで俺、意見言うで!って馬鹿丸出しじゃね?
俺の身の回りの日本人のことはどうでもいいけど、日本国を馬鹿にする韓国は許さねえって、ちょっと遠視すぎひん?赤ん坊なのに餅食い過ぎじゃね?
いや、俺国士だし、周りの日本人にもめちゃ優しいでって言う人がいたらすんません。
でもさ、コメントで偉そうなこと言ってる政治的な人たちって果たして、本当に自分の身の回りの日本人に対して公正で善良な人たちなのかな。俺正直すごく疑わしく思うんだよな。人品卑しい感じがすごくするんだもん。
韓国人がどうだこうだって言ってる奴って多分日本人にもそんなに優しくないんちゃうかな。
とりとめもないけど、天下国家を語る人たちは、コミュニティの線をどこでひいてるんかな?家族単位?市町村単位?県単位?国単位?人種単位?地球単位?
火星人でも攻めてきたら、地球人ってことでまとまって地球人ナショナリズムが強まるんかな。火星人が条約を反故にしたらブコメで、韓国人と日本人が一緒になって、火星人ひどいな、在地の奴ら火星に帰ればいいのにって言うのかな。
ほんでもってアンドロメダの人らが冥王星を実効支配しだしたら火星人と地球人が一緒になって、それは太陽系や!冥王星は太陽系の固有の領土やって言って、冥王星の日を制定するんかな。
ネット右翼がデモに飛び出しヘイトスピーチを繰り返し始めた数年前、それは一部のおかしい奴らが始めたことだと思われた。その背景が語られるときも、彼らは教養がなく、貧乏で、可哀想な存在だからヘイトスピーチに走るのだと語られるばかりだった。
しかし、排外主義の全面化こそ、今世界が直面している問題だというのは疑いようのないことだろう。各地でポピュリズムの嵐が吹き荒れ、移民排除の声が吹き上がっている。ネット右翼的な行動は「一部」ではまったくなかったのだ。それは世界的な運動の胎動であった。
その象徴であるトランプ大統領の誕生は、忘れてはいけないのがその直前をバラク・オバマというリベラルの希望が8年間も統治した結果であるということだ。トランプ大統領を生んだ人々は、同時にオバマ大統領も生んでいたのだ。その現実を直視しなければいけない。
この排外主義の嵐はナショナリストだけに留まらない。あらゆる主義主張のなかにウイルスのように蝕んでいると言っていいだろう。リベラルはリベラル以外を排除し、フェミニストはフェミニスト以外を排除する。もっと言ってしまおう。アニメ好きはそうじゃないものを排除するし、読書家はそうじゃないものを排除する。政治信条だけではなく、ありとあらゆる趣味嗜好で排外主義が忍び込んでいるのだ。
そして、このような排外主義を加速させているのがツイッターを始めとする共感の数値化とエコー・チェンバーにほかならない。さらにその下地には新自由主義の全面化がある。
資本主義は多様性を殺し、人々を排外主義に走らせる。今、起こっているのは武力を伴わない内戦であり、第三次世界大戦はすでに起こっているのだ。そして、恐ろしいのはこの戦争に誰が勝利しようと、誰も幸せにならないことだ。