2020-02-23

ジョージ・オーウェル曰く、自国嫌悪が行き過ぎるのはナショナリズム

ネガティブナショナリズム

(ⅰ)イギリス嫌悪イギリスに対する冷笑的態度や控えめな反感は多かれ少なかれ知識人にとって義務的ものだが、それが偽りのない感情である場合も多い。戦争の間、敗北主義的な知識人の間ではそれが明白に示された。そしてそれは枢軸国勝利不可能であると明らかになった後まで続いたのだ。多くの者はシンガポールが陥落した時やイギリスギリシャから敗走した時に喜びの態度を隠そうとしなかったし、例えばエル・アラメインの戦いやブリテンの戦いで多数のドイツ軍航空機撃墜されたというニュースを聞いてもそれが吉報であるとは信じたくないという態度がありありと伺えた。もちろんイギリス左派知識人たちが本当にドイツ日本戦争勝利を望んでいたというわけではないが、彼らの多くは自らの国の敗北を目にする快感に抗えず、最終的に勝利するのはロシア、あるいはアメリカであってイギリスではないだろうと感じていたのだ。国外政治において、多くの知識人たちはイギリスの支持を受けた党派場違い存在であるという原則に従った。その結果として「見識ある」意見の大部分は保守党政策を反転したものになった。イギリス嫌悪は常に逆転現象を起こす傾向がある。そのせいであ戦争での平和主義者が次の戦争では好戦論者になるという光景も珍しくない。


https://open-shelf.appspot.com/others/NotesOnNationalism.html


おめでとう。

はてサナショナリストだ。

"ある戦争での平和主義者が次の戦争では好戦論者になるという光景も珍しくない。"

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