はてなキーワード: るろうに剣心とは
01/15金 *7.4% ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序TV版
01/22金 *7.4% ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破TV版
01/29金 *7.9% ヱヴァンゲリヲン新劇場版:QTV版
02/26金 *8.8% スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
03/05金 *7.6% ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
03/26金 *7.3% バイオハザード
04/02金 14.0% ハウルの動く城
04/09金 *8.8% ゲド戦記
05/28金 *8.2% スタンド・バイ・ミー
06/04金 11.1% ボヘミアン・ラプソディ
07/02金 *9.4% おおかみこどもの雨と雪
07/23金 *2.4% 君の膵臓をたべたい ※五輪開会式の裏
07/30金 *7.7% ワイルド・スピードICE BREAK
08/06金 *4.5% 僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE・2人の英雄
08/13金 13.8% もののけ姫
09/03金 *8.6% ジュラシック・パーク
2000年台に入って、急に周りが「自己責任」という言葉を多用し始めたときには違和感があった。なにそれ、流行りなの?というくらいに急に周りの同世代、特に男性が自己責任という言葉を使い始めた。自分の首を絞める言葉だな、何か大きいものが自分の責任を回避するための言葉だな、と警戒心を持つことにしていた。
当時思い出したのは、少年ジャンプで連載されていた「るろうに剣心」の登場人物、志々雄真実。個人の力こそ全て、力のある個人がトップに立つべきという思想のキャラで「所詮この世は弱肉強食」「強ければ生き、弱ければ死ぬ」といったシンプルかつインパクトのある台詞が多く、戦闘力の強さもあって敵キャラながら人気があった。(はず。)
別に志々雄真実が撒いた種が見事に開花した!とは言わないが、90年代に少年だった世代がなんとなーく事前摂取していた新自由主義的な感覚がうまいこと時代のニーズ、思想的な需給の一致をみた結果の流行りだったのかな、と振り返る。
感想を一言でいうと、OVAの追憶編まんまで納得がいかない。これいいのか?と思うような作りだった。
よく知らない人は、何言ってんだるろうに剣心の実写化なんだから当たり前じゃんとか思うかもしれない。
いや、要素はある。原作の18巻~21巻に、それに相当する話がいくつかとびとびにある。
だけど、OVAの追憶編は、それらを一つの作品として追憶編という形にしたものだ。
るろうに剣心の原作を基にしたものではあるが、ただ単に原作をアニメ化しましたというわけではない。
構成もそうだが、トーンが実写のような雰囲気になっていることで、剣心の「おろ~」とかいかにも少年漫画のようなふざけシーンはない。技名も叫ばない。
なので、何が言いたいかって、いつものそのままアニメにしました的なものよりもアニメ制作者によってチューニングされた作品であるということだ。
だから、今回のThe Beginningはそれをはいはいご苦労さんと拝借して「るろうに剣心を実写化しました、The Beginningです、それではどうぞ!」と、公開したことに納得がいかないのだ。
なんていうか、剣心の実写化だからアニメを拝借してもいいでしょみたいな雰囲気が納得いかない。
おまえらはOVAの追憶編じゃなくて、漫画の実写化をがんばれよと思う。
俺はアニメ関係者の功績を実写の連中がどさくさに紛れてパクってるのが気に入らない。
日本の実写映画って総じて糞だけど、るろうに剣心の実写化がまだ見れるのは、このOVA関係者のチューニングというお手本があったからこそだと思ってる
結局のところ二次創作はジャンルとしてはもっぱら「恋愛小説」なので、例えば冒険とかアクションとかミステリーとかそういうのはあまり求められていないかもしれない。
たとえばONE PIECE(冒険バトルもの)とかるろうに剣心(時代劇、剣戟アクション)とかの二次創作でも原作の主題抜きに、読み手は恋愛が読みたいのね。なぜなら原作では恋愛こそオマケでそれを詳細に描写する暇がないのだから。
二次創作では、原作の行間を埋めるお話が求められる。原作のアナザーストーリーを展開するのは、原作同様、話のテンポをよくするためにキャラの日常や人間関係の描写を犠牲にしなくてはならないので、読者のニーズは満たせない。
それに、物語を展開させると、どうしてもストーリーの面白さの為に原作から逸脱させないといけなくなるのだが、そうするともうそれは二次創作とは言えなくなるじゃん? そういうのが上手い字書きもいるけど、小説は漫画と違って絵で二次創作であることを示せないから、読者はなんか違うもの読まされてるって思ってしまう。
また、キャラぶれが生じ易いのも問題。登場人物の人間性は、たった一言、たったひとつの動作で大きく変化する可能性がある。オリジナル小説だったら、キャラぶれをするに任せて後のストーリー展開まで方針変換をすることもできるけど、二次創作でそんなことをすると「飛影はそんなこと言わない」という大事故を起こして顰蹙を買う。
文章が長くなればなるほど、物語が進めば進むほど、キャラぶれは起こり易くなるもの。むしろキャラの変化を楽しむのが小説の醍醐味のひとつであると思えば、二次創作小説で長編小説を書くのはかなり難しいと思う。できなくはないけど、かなりの技量が要る。
という訳で、読んでもらいたいなら諦めて恋愛小説として二次創作を書くのがおすすめだね。物語を書くのが諦められないなら、思いきって一次創作に転向して、なろうやカクヨムで書こうか。
だがしかし! 世はキャラ萌え時代というかなんというか、ストーリーの面白さだけを追求してもなかなか読者は食いついてくれないので、それなりユニークで愛されるキャラ作りをしなきゃいけないのだが、文章だけで愛されキャラを描くというのはなかなか至難の技である……。
商業BL小説の大人気タイトル。BLは少女漫画から派生したジャンルだと、凪良先生はAbemaTVの何かの番組で仰っていたのだけど、その言葉通りに恋愛漫画定番のネタを次々とくり出してくるのだが、それがどれも「そう来たか」とクスリと笑ってしまうような斬新な描写のされかた。糞ベタなネタでも書きようによってはこんなに面白いし萌えるという見本。登場人物の心理描写も秀逸でキャラが立ってるので、またこの主人公達に会いたいと思い再読してしまうのである。
『幽遊白書』(冨樫義博)の二次創作漫画。漫画家 榎本ナリコがプロになる前に野火ノビタ名義で書いていた同人誌の再録。ちなみに第1巻は『新世紀エヴァンゲリオン』の二次創作で、第3巻には幽白二次漫画をオリジナルに焼き直した作品が収録されているはず。私の小説が確かならば。
そもそも原作『幽遊白書』は、ストーリーの為に人間関係の描写を惜しげもなく切り捨てつつ、確かにそこにはキャラ同士の確かなリレーションシップが存在するというのを端的に描写した点が秀逸。二次創作のし甲斐のあるコンテンツなのである。
本書はそんな幽白の二次創作であるのだが、漫画という表現方法の強みを存分に活かして無茶苦茶をやっている(誉め言葉)。
特に飛影の人物描写がかなり思いきっていて「飛影はそんなこと言わない」の連発なのだが、絵が飛影なんだから飛影だよな(絵柄もだいぶ独創的なので、ツンツン頭やあの服装で飛影だとやっとわかるくらい。)……と思いつつ読んでみれば、思わぬ所ですごく飛影みのある描写を差し込んでくるので、驚嘆させられる。
メインカップリングの蔵馬×飛影が振り切っているのに対して、蔵馬と海藤の会話は原作に非常に忠実で、再現力がすごすぎてすごい。
収録されている『宇宙士官候補生』は蔵馬と飛影のその後ifを描いたSF作品なのだが、そこまでやる!? って感じのオリジナリティの高い漫画である。オリジナルでやれったって、主人公達が蔵馬と飛影じゃないと何だか分からない話になっている。ベタな恋愛コメディ同人に食傷した上級者向け。蔵飛ラブラブやおい漫画大隆盛という背景事情あってこその、切ない物語。
KADOKAWAから出版されているので「商業BL」の括りには入らないのだが、中身は実質主人公総受けBL。
主人公は、男性カップル専用一見さんお断り連れ込み宿の長男坊、という萌える設定だったのに、なんと、シリーズ第二作目にして、早くもその美味しい設定はカットされてしまう! 江戸情緒の残る怪しい宿屋での情事はどこへ。以降はそんな設定などなかったかのように、作者独特の世界に読者は引摺り込まれていく。これはこれで面白いけど、なんか違う所来ちゃった感。面白いけど。
設定にホイホイされて寄ってきた読者達にど派手な裏切りをかましてマイワールドに引きずり込むなどという暴挙が許されるのはプロの小説家だけ、という見本。
そうは言うけど1作目がいきなりヒットでそんなに多くないんだぞ
空知だって次描いてないだろ
まあ思いつくところで
「すごいよマサルさん」→「武士沢レシーブ」(好きだったけど)
「るろうに剣心」→「ガンブレイズウェスト」(好きだったけど)
「BOY」→「ブレーメン」
「ライジングインパクト」→「ウルトラレッド」
あたりはデビュー作ヒットして2作目こけたと言えるかな