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はてなキーワード: キングギドラとは

2019-11-27

anond:20191127205536

こちキングギドラ派遣サービスです。

現在、ギドラはアンドロメダ星雲に派遣中です。

天の川銀河への帰還時期は未定です。

帰還まで今しばらくお待ちください。」

ガチャ

キングギドラ

今日取引からムカつくこと言われたので、キングギドラ派遣してくれないかな、誰か

2019-11-26

キメラって…

(程度の差はあり、中には最適な温度で地表に湧いている温泉もたくさんあります)。これは地面から湧いてくる灼熱の水を人間に適した温度まで水で薄めて利用していると言えます。ここで注目すべきはやはりマグマ関係していることと、熱い流体が地下から湧いてくる現象であるということ。そして温泉火山の近くに形成されるということ。温泉はそれこそ風呂なんて概念人類運用する前から自然には存在していて、人類以外の動物も利用してきました。猿が風呂に入っているイメージなんかし易いですが、鹿や熊なんかも温泉に浸かるらしいですよ。それで火山噴火による被害も昔からあったと思います、そりゃ地震火山が原因で起こるので、「地震人類地球上に留まる限りその被害に遭い続ける」と言われるように火山噴火も似たようなもんです。地震ほどもたびたび起こりませんけど(そうだったら人が土地に住めません)。何が言いたいかというと星の中にはマグマが流れていて、これは時に地上に激しく噴出しては火災などの致命的災禍となって人類を脅かしてきたという事実があり、そして鉱石宝石温泉といった、人類利益になるもの火山活動によってもたらされてきたので、人類がいままで継続してきた人類らしい生活を続ける限り、火山の脅威から完全に逃れることはできないってことです。マグマに焼かれる可能性を完全にゼロにしたいならば、既存資源が採れる地上を捨てて空の上に逃げるしか道がありません。キリスト教では人間人間である為に原罪というものを抱えていたので、神の子イエスさまは磔刑にかかるという形で人間原罪を御許しくださったそうですが、罪を抱いたら落ちる先の地獄が灼熱の世界であることと、人類文明依存する金属資源が地下世界流れる灼熱のマグマに由来することはなんだか面白い話に思えています。あとは、火山活動間欠泉の他にはしばしば人間に有毒な気体を地面から吐き出させることがあり、この毒ガスにまかれて人が死ぬ事件なんかも昔からありますドラゴンは火を吐く他には毒の息を吐くなんて話もあるので、地獄火山に由来するものであるならば、ドラゴン活動とはすなわち火山に由来を見出すことができます。これで宗教的で、地理的で、人類学的なドラゴンの話は終わりです。

結びに、あまり触れられなかった気象的なドラゴンの話に急ぎ足で触れたいと思います(こっちは語れるほど詳しくないので一番最後になりました)。

ドラゴンもしばしば気象を操り、毒の息や火を吐く他には雷を吐くなんて言われます怪獣映画ゴジラに出てくる怪獣キングギドラは雷のようなジグザグに飛ぶ光線や、ずばり雷そのものを吐き出しますがあんな感じです。

これは山の天気が変わりやすいという話と関連づけられて話されます。高い山の上は気象学的に雷雨が発生しやすいそうで、ここで発生した嵐がそのまま人里まで降りてきておそろしい災害をもたらしたことヨーロッパでは珍しくなかったそうです。西洋の山々は高く険しい秘境で、ドラゴンの他には魔法使いが住んでるとか言われ、その険しさゆえにとても道路として利用できるような場所ではないので、いまよりも適切な登山道具や技術普遍化されていない昔の時代に住んでいた人が山越えをするとなると、それは決死覚悟で臨むものでした。つまり山の上には滅多に人が行き交うことがなかったので、空想ドラゴンやお伽話の魔法使いが住んでいてもおかしくないと言われたのでしょう(そう言われても嘘か本当か確かめるのが現実的ではない)。

また「雨を降らせる」とか「気候を操る」とか言われるとピンと来る方もいると思いますが、東洋の龍はもっぱらそういうことをする存在で、火よりも水と関連づけられていることの方が多いようです。川の化身なんて言われることもあって、こういう姿はジブリ作品千と千尋の神隠しに登場したハクという人物テーマにもなっています。水は高きから低きに流れるとか言う通り、山から人里に向かって川が形成されている様子をじかに確認することが日本では現実的であったので(日本の山でも人死はたくさん出ていますが、山越えに臨めばほぼ間違いなく死ぬと言われるほどではなかったようです)、川の神である龍は山の神もまた兼任することがあり、日本人の昔話的世界観において山と川とは切り離せない親しい関係にあります。というか、ずばり川の中に竜宮城がある(浦島太郎の話に出てくる、海の中にあったというあの竜宮城ほとんど似たようなものです)場合もあります。山の中にあるという鬼の居城もこの竜宮城が零落して悪評に貶められたと考える向きもあり、有名な鬼の祖に龍神が数えられていることもあります(酒呑童子という鬼の祖は伊吹山の神であると言われ、これは素戔嗚尊という英雄に退治された龍神のことだと言われています)。それで「山の気候は変わりやすい」なんて言い回し日本人がよく口にする言い回しなので、山の神である龍が雨を降らせて川を流すという話はそういう思想が背景にあると思われます奈良大神神社に坐す大物主なる神はたいへん好色の蛇神として知られ、イケメン男性に化けてから人間女性と夜な夜な逢引をしていたというロマンチックエピソードがある一方で、機嫌を損ねた時には疫病を流行らせて人を大勢殺したので時の天皇を困らせたとも言われています。この大物主が住むというのも三輪山という名山で、奈良のその周辺は川と山とに囲まれた肥沃な土地であったと言われています。今でも風景が綺麗なので、近くに住んでいるなら見に行くのも悪くないと思います。話が脱線しましたが、疫病が流行るというのはいろいろ理由がありますけど、川の氾濫といった水害が原因でも発生します。川から水が溢れて街が水に浸かると下水道という設備がなかった昔はトイレ汚物が街中にぶちまけられるというのも珍しくなく、川の底のかき混ぜられた汚泥と一緒に環境汚染するのでたいへん不衛生でした。なので的確に対策をこうじなければそこからあっという間に病気流行り始めるのです。川が溢れると畑がダメになって作物…つまり食べ物もとれなくなるので、飢えて体が弱り病気になりやすくなるというのもあります。川がなければ水を畑や田んぼに引くことが難しく農業が瀕するので全く無いというのは困りますが、川が溢れ出しても人間は困るのですね。なので川と龍が縁深い日本では、川の工事(水害対策)に従事していたと言われる仏教僧侶が悪さをする龍神をこらしめて改心させるなんて話も結構あります西洋における聖ジョージジークフリートなんかが、日本においては偉いお坊さんになってしまう訳です。すこしがっかりするような話ですね。そういったように、悪者イメージが根強い西洋ドラゴンに対して、日本の龍というのは非常に気まぐれな存在善悪両方の属性を持ちます人間を助けることがあれば人間を脅かすこともあるし、人間に助けられることもあれば人間に倒されることもある。ところで東洋の龍という括りでいうとそもそも「龍」という漢字と考え方自体は大昔の中国にあったというたいへん豊かで大きな国からやってきたとも言われますが、中国文明は三大文明が一つ黄河文明と数えられている通り黄河という大きな川が育てた土地を耕して発展していったので、そりゃあもう川の整備には手を焼かされたそうです。大洪水で国中が水浸しになってみんなが困ったので、見かねた仙人が龍に乗って山から降りてきて洪水を治めたのでたいへん感謝され、皇帝の座についたという伝説もあるくらいです。というか、日本の坊さんがどこで川の整備技術を学んだかと言われれば当時の中国で学んできました。もっと正確に言えば、治水技術に秀でた仏教僧侶日本布教するのにやってきて広まったのです。ユーラシア大陸から、「龍」という漢字東洋龍のイメージと一緒に、「龍」と形容されるほどの荒れた川を治める技術もやってきたのです。お互い川を見ながら川の周辺で農業やって生活してきた民族なので、当時から生活風景がそこそこ似通っていたのでしょう。なので龍神今日に至るまで日本思想世界に受け入れられ親しまれ、日本独自派生も見られるほどになりました。

誰かの空想からはじまった存在が、国を渡って話されどんどん遠くまで伝わって、その国でしか見られない風景や生き物の姿を継ぎ足して、そこに住む人々の固有の文化におさまっていく様子を前から後ろへと辿ってみるのは大変面白い娯楽でありました。今回は特にドラゴンについて言及しましたが、とてもキメラテックな話だったでしょう? キメラテックなのもたまには悪くないという気持ちに僕はなってきました。

更なる余談ですが、東洋の龍の「胴体が長く、翼を持たず、身体くねくねさせて空を飛ぶ」イメージ(アニメ日本昔話のオープニングのようなやつです)なんですが、胴体のところは蛇をモチーフにしてあるのは一目瞭然ですよね。完全なる受け売りなんですが、この龍の顔の部分は馬をモチーフにしているという説があるそうです(髭があるところとか)。確か神武天皇だったと思うんですが、彼の皇が長旅をされた時に愛馬に水を飲ませようと泉に立ち寄って、その時誤って剣でその馬の首を切り落としてしまったそうです。自分が殺された側なのに、自分が死んで大泣きして悲しむ皇の姿をあまりにも気の毒に思った馬は、首だけで泉の中を泳ぎ始めてやがて馬のような顔を持つ魚になった、なんて伝説があります。空を泳ぐ龍が馬の首を持つ一方で、馬の首が泳ぎ出して魚になったという伝説もあるのは面白く、たまに関連づけて語りたくなります。ただ学問的な裏付けのないこじつけなので、こういう笑い話の場でしか言及しないことにしています

ここまで読んでいただいた方がいらっしゃるなら、たいへん貴重なお時間いただきました。あなたに御礼さしあげますありがとうございました。

(追伸、語り口調で一行が長かったり、誤字脱字が多くて申し訳ありませんでした。ちゃん推敲する習慣をつけようと思います。重ねて、ここまで読んでいただきありがとうございました。)

2019-11-24

キメラって…

新しいポケモン化石ポケモン話題になっていて、ずばりギリシャ神話キマイラのことではなくて、普段からよく話題になる想像上の生き物で「複数動物の特徴を掛け合わせているやつがいたなぁ」って思ったりしてたんですよ。

そいつドラゴン」とか「龍」とかい呼び名でよばれているんですけど。

個人的な分類なのでそれが常識ということは全然ないので構えずに聞いていただければ幸いなんですが、ドラゴンって呼ぶ時は西洋伝承の竜、「龍」って呼ぶ時は東洋伝承リュウ意識しています西洋伝承との比較話題ときにはわざわざ東洋龍をドラゴンとかよんだりして自分からルールを破るので、本当にそこは私事ですよね。

ちょっと前にNHK特集ドラゴン伝説に関する番組があったりしたんです。

テロップに「人類学者」「歴史学者」「宗教学者」って表示される人の他には、古生物学者さんとか比較生物学者さん、気象学者さんなんかもコメントしていたのが印象に残ってます。あと世間話ドラゴンって話題に出すときには、地理学勉強している知人と話していることが個人的に多かったりもしますね。結構、色んな分野からドラゴン伝承というもの話題にすることができるってのは面白いなと思います

生物学的な知見から語るドラゴンとはずばり恐竜化石の話でした。僕たちの世代ともなると人間何人ぶんくらいの恐竜化石が見つかったとして、それは人類が成立する前の時代の、大昔の生き物の痕跡であって「こんな生き物がいまも生きて闊歩している」とは咄嗟にも思わない訳ですが、それは今日に至るまでの研究成果とそれを知識として普及できる教育の賜物であって、それがなかった時代の人たちはそうは思えなかったって話です。

番組ではルーマニアで有名な翼竜化石が見つかっていると言及されていましたが、ルーマニアドラキュラ伝承の元になったヴラド・ドラクル公の故郷ですよね。「ドラクル」という別名は彼の自称で「悪魔の子」って意味だとよく言われますが、本当は「竜の子」とかそういう自称だそうです。言語には明るくないのでもっと正確な意訳ができず恐縮でありますが、無知身上なので「音が似てますもんね」とか言います。どうしてそれが「悪魔の子」だなんて受け取られ方をしたかと言えば後述したいと思いますが「ドラゴンは当時の人々にとっておそろしい敵役で、悪魔に連なるキャラクター」だったからです。竜の子なんて自称するのはその宗教的事情考慮するならば自ら悪魔敵役を名乗る型破りなことだった訳ですね。かなり話が脱線しましたが、竜の子ヴラドの伝説的な話が根付ルーマニアで、空を飛ぶ恐竜化石が見つかっているという話がなんだか面白いなと僕は思う訳です。「無関係とは言えないだろう」とか僕なら思っちゃうし言いたいですし、当時の文献記録に化石の発掘らしき出来事記述とかあるならそれは想像捗るので素敵な話だと思います

比較生物学的な見地からはいまも生きている生き物、特に蛇が槍玉に挙がっていました。ずばりって感じがします。番組では「何故ドラゴンは火を吐く?」という疑問に対して、蛇がちろちろと舌を出す様子に触れつつ、この蛇の習性が「誤った情報伝達の仕方をして」ドラゴンに火を吐かせるようにしたのではないかという話をしていたのでこれが面白かったですね。

まずドラゴンという想像上の生き物が成立する。次に「ドラゴン想像上の生き物で、実物を人前に持ってきて伝えることができないから」人間想像を絵に描いて伝えようとします。この間に、ドラゴンというのは実在しない生物なので、かわりに実在する他の生き物の特徴を取り込んでイラストとして出力されてしまう訳です。無いものを描くことはできないので、かわりに実際に有るものの特徴を代用して想像を膨らませていく。会話で比喩表現を使うようなもんですよね、「奴は蛇のようにずる賢い性格なんだ」とか「鳩が鉄砲で撃たれたような顔してるぜ」とか。

それで番組に出てきた絵なんですけど、たぶん火を吐いてなかったんですよ。イラストの横に難しいラテン語でびっしり説明文書かれていましたが、「これは火を吐いている絵ではなく、蛇のように舌をちろちろさせているドラゴンイラストです」って言われたら僕はそれで納得してしまます。そんな絵でした。

ところで遠い土地に住んでいる人に自分の描いた絵はこういうものだと事細かく説明できますか? 僕はそういうのが得意ではないので、しばしば伝言ゲームみたいになっちゃうんですよ。これが誰もが当たり前にまだラテン語を読めなかった時代で、聖書記述すら読み書きの技術を持つ教会神父様に読み聞かせていただかなればならなかった時代となると、もっと大変だったと思います。もちろん、そういう誤解が広がらない為にバチカンの偉い司祭様たちは色んな対策を立てたと思いますが、果たして悪魔の姿形まで全員の意見を一致させようと手を回す余裕があったのか」はわかりません。イラストというのは文字言葉より強烈です、写真の無かった時代ならそれは写真の代わりすらつとまったほどに。それでもやはり限界はありますよね。実際にあるものを観察して正確に描いたものなら兎も角、空想風景自分が見たことのある風景に喩えながら暗中模索で描きあげたらしいドラゴンイラストですから尚更。もちろんそれを見せる相手が目の前にいたなら言葉にして説明できたでしょうが、その絵が本に載って遠い土地にいる人たちの手に渡った時、そして彼らが字を読み書きできないとかそもそも違う言葉を喋っている人たちだったりしたら、蛇の舌の絵が火を吐いているように受け取られたりしても即座に訂正したりできないのでそのまま広がってしまますよね。

ここでちょっと本旨に触れていますが、空想上の生き物は実際にはいないのでそれが絵や銅像といった形にされる際、実在する動物の特徴をつぎはぎにして成立する時がある、というのが比較生物学的な知見で言いたかたこであるように思います

恐竜化石にしたって、伝説に語られるファブニールヒドラのものしか見えない代物が発掘されている訳じゃありませんからそもそも恐竜化石から想定した想像図が最近すこしずつ変わっているらしくて、僕が映画で見たティラノサウルスコモドドラゴンじみた堅そうなウロコに覆われた姿でしたが、いまは鳥のように羽毛が生えていたのではないかと言われているそうです。ここはもう少し言及すると、恐竜末裔はいまも空を飛んでいる鳥、特に渡り鳥である、なんて話にも波及していきそうですが、僕はそのへん浅学なので触るだけで容赦していただきたく思います

最後歴史学人類学宗教学、あとすごく恐縮なんですが地理学から見たドラゴンの話をしたいな、と思います。ここがすごく自分が興味ある分野になるので話が長くなりそうなんですが、そのほとんどが他の人から受け売り知識・聞きかじりの知識であることを先に明言してから話したいと思います。この話を僕にしてくださった皆様に限りない御礼と尊敬を。

まず、先程までドラゴンが火を吐くのは、蛇の舌の特徴を取り込んで描いた想像図を見た別の人が、その絵の様子を「火を吐いている」と誤解して広がったからではないのか、と話題にしていました。さらにここを掘り下げて「何故火を吐いている姿に見えた(誤解した)んだろう?」という話をしようかと思います

ラクル公の話にも戻りますが、西洋ドラゴン悪魔に連なる存在であり、人々にとっておそろしい敵役だったと言います。これは特に難しい理由がある訳ではなくて、人間より大きく、翼を持っていたり、人間の頭を咥え込める大きな口にずらりと牙が並んでいたり、ずばり「人間に噛みついて攻撃してくる蛇という生き物が人間よりでかかったら食べられそうで怖い」という恐怖心が、当時の宗教的道徳観で形成されている独特の恐怖心とつよく結びついた結果だと思います恐竜人間を食べそうだから怖い、ドラゴン人間を食べるから怖い、悪魔地獄にいて人間に悪いことをするから怖い、というのが全部同じ話になってしまった時、「ドラゴン悪魔の手先である」という話になるんですね。そこにバチカン神父様まで話を合わせはじめるともう誰も待ったをかける人間がいなくなる。恐怖とは使い方があるのです。「食べ物を粗末にすると目が潰れるからしてはいけない」なんて言い回し日本にはありますが、本当にそうなのか?といえば絶対にそんなことないですよね。それが本当の話になってしまうと、目が見えない障がいと向き合って生きている人たちはみんな「食べ物を粗末にした」罰でそうなったという理屈が通じてしまうので大変失礼な話になりますぶっちゃけこの言い回し、嘘か本当かで言えば嘘の話ですよね。でもいま食卓に並んでいる食べ物を、少なくないお金を支払い、少なくない労力を駆使して調理し、なんとか苦労して食卓提供し続けている親からすれば、それを子供台無しにされるのはひどくつらいことであるしその悪癖を矯正しないまま大人になっても子供のためにはならないからなんとかやめさせたいと思うのは当然なわけです。しかし、突然の家不景気に陥れば金銭交換ままならず明日にでもご飯が食べられなくなるという話を、お金単位すら知らない無知の子供に納得してもらうまで言い聞かせるのは大変な交渉スキル言語センス必要とされます。これが「何故人が人を殺してはいけないのか?」「何故人が人から物を強奪してはいけないのか?」というレベルから説明しなければならないとなれば途方もない気分になってきますよね。なのでそれを説明する側は、悪いことをしてはならないという理由として「悪いことをすれば怖い目に遭う」と方便…つまり一種の嘘を用いるという苦肉の策を導入することにしました。これが日本で言えば「目が潰れる」とか「人攫いにあう」とかで、キリスト教国教である場所では「悪いことをすれば悪魔のいる地獄に落ちるぞ」とか言われるようになる訳です。ドラゴンに食べられるのは誰だって嫌ですよね、僕はジュラシックパークティラノサウルスに食べられるレベルから嫌ですしサメだって怖いですから、悪行に対する応報としての悪魔地獄で罪人を責め苛む悪魔ドラゴンを操るなら当時の人たちにとって2倍の怖さになる訳で、時の宗教家たちはおそろしいドラゴン悪魔に与えることでみんなが神の御言葉もっと信じて慎ましく穏やかに生活する世界(=悪人悪魔ドラゴンをおそれて悪行を思いとどまったり、間違えてからでもそれを悪いことだったと反省して償いをする世界)が形成されることを期待したわけです。なので実は違う種類の複数の恐怖が、宗教道徳という枠組みの中で融合するのは全然難しい話ではないってことですね。ドラゴン英雄に退治される話が多いのも似たような理由です。人間勇者が悪いドラゴンを退治して財宝と美しい伴侶を獲得して幸せに暮らす…というのは敵が強いぶん本当にそれを乗り越えられるならば素晴らしい成功であるように思える訳ですね。実際に、ドラゴン退治の伝説宗教に組み込まれた結果、聖ジョージドラゴン退治など、有名な宗教説話としてたくさんの人々に親しまれています。強いドラゴンが悪であったほうが都合がよかった時代場所があったということです。

この長い前提があって、ドラゴンが火を吐く話が続きます。まず多くの宗教において死者の国・地獄とは地下世界に想定されます。そして程度の差はあれど、地獄とは炎の世界で、罪をおかして死んだ者はその炎に焼かれてずっと苦しむと説かれます。これはキリスト教例外ではないというか、悪魔が住む地獄とはその典型であるように思いますね。何故地獄燃えいるかと言えば、人間が火に焼かれる痛みを強烈に忌避する話の他に、古い時代の街並みが火災に弱いというのが挙げられます日本でも江戸時代の平屋づくりなんか想像してくだされば分かりますが、木材を含む家屋が道の両脇にずらりと並んでいるのは火災脆弱なんですよ。火災の真の恐ろしさとは「燃え移る」「燃え広がる」ことです。デマゴーグが人々の間であっという間に拡散して個人名誉毀損の度合いがもう取り返しがつかなくなってしまう様子を「燎原の火」などと喩えますが、あれは草原に火を放つと一瞬で更地になるほどの規模の火災になることのようだと言っています。この草が家に置き換わったようなことが頻発しやす都市計画というのが密集した家屋群にあたります。隣の家同士の距離が近ければ近いほど深刻だという認識で間違いないと言えます対岸の火事なんて言い回しもあるんですが、実は一つの川を挟んだ対岸で火事が起こっているとしても、風向きと風速次第では火の粉が飛び火してきて火事になることも珍しくないらしいです。キリスト教地獄の話をしているのでその圏内にある国の歴史話題にするなら、ロンドンテムズ川を挟んだ両岸の街々が飛び火が原因の大火事被害に見舞われたことがあるそうです(これはNHKドラゴン特集受け売りです)。時代が昔に遡れば遡るほど消火技術というのが未熟なので、燃え盛る地獄イメージが成立したほどの大昔となると一度家に火がつけば街一つ灰になるのも特に珍しくなくて、それが冬越し前ともなれば家の壁と屋根なしで厳しいヨーロッパの冬を耐えなければなりません。みじめなんてものではなくて、死にます火事から助かったとしても家も財産食べ物燃えしまっていて、最悪の場合助けてくれる隣人の家まで飛び火で火事になってて誰も助ける余裕なんかないとなれば、そういうのを「地獄のような風景だ」と言うのでしょう。これを避ける為に毎晩高台に見張りを立てるなどの習慣が根づいたそうです。ファンタジーでやぐらに立つ見張りといえば敵国の侵略者瀬戸際発見するだとか怪物が村や街に侵入しないようにする為だとかいイメージで、もちろんそういう意味での見張りもありますが、一番怖かったのは火事だそうです。というか、敵国の兵士に火付けされることだってあります火攻めとか言われる戦法で、この場合侵略者火事が同時にやってきます侵略者は火で街の財産がすべて灰になる前に大急ぎで火事場泥棒をはたらくので容赦する時間的余裕はありませんし、火をつけられた街の住人だって火に焼かれるか人に殺されるかの極限状態ですから狂乱しています。ただの火事より、もっと大勢死ぬでしょう。侵略者はまさに地獄からやってきた悪魔や化け物に見えたでしょうね。そうやって実際にあった大火災惨事記憶が、架空風景である地獄イメージを補強して、いまの地獄絵図というものがあるそうです。だから悪魔の手先であるドラゴンが火を吐く(操る)のは当然だ。地獄からやってきたのだから」と言われれば、なんだかすごく話の筋が通っているように思いませんかね?

その上で更に別の解釈を交えます地獄は地下世界にあると先述しましたが、地下にあると言えば何を想像するでしょうか。道具や芸術品の材料や貴重品そのものとして今でも生活の身近にある鉱石宝石も地面の下から採掘される資源です。しばしばドラゴンは財宝と関連づけられることを思い出させられますね。化石も地下から現れることが多いです。ドラゴン地獄に住まう悪魔ペットであることと、ドラゴンイメージ形成するのにひと役買ったらしい恐竜化石とがつよく関連づけられるような気がしますね。それで、マグマも地下には流れていますね? マグマによる火災被害、つまり火山噴火というのはそれほど頻繁に起こる訳ではありません。少なくとも、毎日地球のどこでも火山噴火しているともなれば人間生存圏はもっと狭くて、地球人間には住みづらい星だったでしょう。将来的にそうなるかもしれませんけどね。それはそれとして、噴火は頻繁に起こらないので毎日人間マグマに殺されているというほどではないと思いますが、それ故に今でも予測して対策が立てづらく一度起こってしまえばおそろしい被害規模となる天災でもある。邦画にもなった漫画テルマエロマエ舞台くらい昔のローマにおいては、伝説的な火山噴火によって当時の大国が大打撃を受けたらしい…そしてそれはただの伝説という訳ではなく、地質学考古学的な研究からも実際に大災害が起こっているという史実的な話だそうです。ところでテルマエロマエという作品に触れましたが、これはお風呂テーマにした漫画です。日本でも観光地各地が抱える温泉施設というのは間欠泉という自然現象を利用したお風呂であることは周知ですね。この間欠泉温泉というのが、地下の水源がマグマによってあたためられて地表に噴き出す現象で、多くの温泉はそのまま人間が入浴するには適さないほど高熱だったりします、死ぬような大火傷を負うほど熱いこともあります(程度の差はあり、中には最適な Permalink | 記事への反応(1) | 14:56

2019-09-03

anond:20190903163613

キングギドラってすげーよな!

「ピロロロ ピロロロ」なんてのが鳴き声なんだぜ!?

黄金体躯あいまって神秘性を感じるわ

2019-06-29

ゴジラ見に言ってきた!

キングギドラつええええええええええ!

2019-06-06

[]2019年6月5日水曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
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2019-06-04

キングギドラもっと飛ぶべき

飛んで戦えばまずゴジラに負けないだろうに。

なんで相手フィールドで戦うかな。

俺がキングギドラなら、まず岩山かなんかを複数個、引力光線で吊り上げて静止衛星軌道備蓄しておき、適当に何個かゴジラの上に落とす。

ゴジラは短気だから岩山を撃墜するために放射熱線を撃ってくるはずなので、

岩山の裏側に隠れて一緒にゴジラの上に落下し、ゴジラが岩山を破壊するために放射熱線撃った隙をついて無防備な腹に頭突き

倒れた所にすかさず引力光線を照射しつつ再度上昇。

成層圏くらいまでゴジラを吊り上げたら、引力光線を切ってゴジラを落として、ついでに追い打ちで衛星軌道上の岩山を落とす。

ゴジラは放射熱線以外に対空攻撃手段持ってないんだから基本的にこれの繰り返しで勝てるはず。

地上に降りて戦っちゃダメだろ。

2019-06-03

ゴジラ観たんで感想

ネタバレもあるんで一応注意)

すっごい良かった。一点以外は。

どこが良いって、怪獣リアリティ、迫力が凄い。安っぽい部分が全くない。

シン・ゴジラ別に安っぽくは無かったが、あれは別物というか、生物というより無機質なキリンマシーンみたいな存在だったから、生物としての怪獣では本作が頂点と言える。ちょっと顔がブッサイクでくしゃみ我慢してるような顔つきがダサいけど、それは細かい話。

キングギドラとか、着ぐるみじゃない怪獣は良いよねえ。日本怪獣二足歩行型以外はもろ人形だもんな。

パシフィックリムと同様、ちょいと画面暗くない?辛気臭くない?全般的灰色過ぎない?という部分は無いでも無いが、これはゴジラに限らず最近ハリウッド映画の傾向なので大目に見る。

監督ゴジラ大好きを自認するだけあって、ゴジラのブチ切れ方も割と出てて良かった。

特に良かったのが、ラストバーニングな放射熱線で、それまでの青い放射熱線がイマイチ迫力ないというか、せいぜい波動拳程度の位置付けだったのが、一気にファイナルサイコクラッシャーくらいの火力に上がってて、ゴジラの放射熱線が何かというのを監督分かってる感が大きかった。

そう。あれは飛び道具じゃなくて「おんどりゃあ」って感じの怒鳴り声のような位置けが正しい。怒鳴るついで殴る。これがゴジラの放射熱線。

とりあえずぶん殴る。怯んだ所に放射熱線をぶち込む。面倒臭くなっても放射熱線。急いでる時も放射熱線。イライラしても放射熱戦。ジャブから黄金の右ストレートのような放射熱線。

それを監督はよく分かってた。

で、不満点なんだが、あれこれ綺麗にまとめちゃダメだと思った。

観るまではそんな事思ってなかったけど、観終わってから思った。ゴジラ映画(というか怪獣映画)は綺麗にまとめちゃダメだわ。

当事者の都合とか考えずに、何もかもぶっ壊す。後は野となれ山となれ。それくらい他人迷惑を考えないのがゴジラの魅力であって、ラストシーンみたいに頂点に君臨しちゃダメよ。

かい家庭事情とか人の感情とか回収しなくて良いから。そういうのが馬鹿馬鹿しくなってしまうのが怪獣の良いところだから

希望としては、人間の出番は野球場での放送くらいで終わりにして、後は怪獣プロレスでギドラ爆破してラドンも爆破して、世界中から集まってきた怪獣も片っ端から爆破して、人間秘密兵器もぶっ壊して戦意喪失した軍隊無視して海に消えていく、みたいな無責任な展開の方が良かったんでないかなー、と思った次第。

ゴジラって基本的バカで一匹オオカミで誰彼構わず喧嘩売って買ってぶん殴る不良なんだよ。間違っても王の器じゃねーから

そんくらい破綻させる事ができるようになれば、もう完全にゴジラ本家ハリウッドになるんだがな。

anond:20190531150056

東京に暮らす男子高校生・瀧は、ある朝、目を覚ますベーリング海の海底に住むゴジラになっており、逆にゴジラは瀧になっていた。2人とも「奇妙な夢」だと思いながら、知らない誰かの一日を過ごす。

翌朝、無事に元の身体に戻った2人は入れ替わったことをほとんど忘れていたが、その後も週に2、3回の頻度でたびたび「入れ替わり」が起きたことと周囲の反応から、それがただの夢ではなく実在の誰かと入れ替わっていることに気づく。性別も暮らす環境もまったく異なる瀧とゴジラの入れ替わりには困難もあったが、お互い不定期の入れ替わりを楽しみつつ次第に打ち解けていく。

しかし、その入れ替わりは突然途絶え、なんの音沙汰も無くなってしまったゴジラ心配した瀧は、記憶をもとに描き起こした海底のスケッチだけを頼りにベーリング海へ向かう。瀧の様子を不審に思い、心配していたバイト先の先輩・三枝未希もそれに同行する。しかし、ようやく辿り着いたベーリング海は、3年前にキングギドラが直撃したこと消滅しており、ゴジラやその家族、友人も含め住民500人以上が死亡していたことが判明する。

瀧は、以前ゴジラと入れ替わっている時に口噛みオキシジェンデストロイヤー奉納した記憶を思い出し、海底に眠るゴジラの骨へと一人で向かう。そしてそのゴジラの骨が実在していたことで「入れ替わり」が自分妄想ではなく、2人の入れ替わりには3年の時間のズレがあったことを確信する。瀧はもう一度入れ替わりが起きることを願いながら、3年前に奉納されたゴジラの口噛みオキシジェンデストロイヤーを飲む。

目覚めるとキングギドラ落下の日の朝のゴジラ身体に入っていた瀧は、ゴジラの友人であるラドンアンギラスの2人とともに、住民避難させるために原発を襲撃し町一帯を停電させ、G細胞を利用して娘を甦らせるという作戦を画策する。しかし、その計画の要であるゴジラの父(23世紀人)・ウィルソンを説得しようとするが、妄言だと一蹴される。

避難計画は順調に進まず、ゴジラ本人なら23世紀人を説得できると思った瀧は、ゴジラに会うためベーリング海へ潜る。その途中で、瀧は当時日本兵だった3年前、見知らぬゴジラザウルスに命を助けられたことを思い出す。そのゴジラザウルスは、瀧に会うためにはるばる東京へやって来た、ゴジラであった。ゴジラ自分に対する想いに初めて気づいた瀧は、涙を流しながらも、ベーリング海へ潜り続ける。

ベーリング海の海底に辿り着いた瀧は、ゴジラ名前叫びながら、三原山火口の外縁を走り回る。2人が生きている世界には3年の時間差があったため、時を超えて聞こえる声を頼りに互いの姿を探すも、声だけで姿は見えなかった。しかメルトダウンが訪れると互いの姿が見え、入れ替わりが元に戻り、初めて2人は時を超えて、直接会話することができた。

メルトダウンの終盤、瀧は互いの名前を忘れないようにするため、ゴジラの手のひらに自分名前を記す。しかゴジラが瀧の手のひらに文字を書き入れようとした瞬間、メルトダウンは終わってしまい、2人はそれぞれ元いた世界へ引き離されてしまう。

ゴジラは、瀧から住民を助ける計画を引き継ぎ下山する。アンギラス計画通りに町を停電させ、ラドン避難指示の放送を流すが、その電波ジャックスーパーXにバレて阻止され、避難は進まない。改めて23世紀人を説得するために町役場へ向かうゴジラだったが、途中の坂で転倒してしまい、心が折れそうになってしまう。いつの間にか瀧の名前を忘れてしまっていたゴジラは、名前を思い出すために、ふと手のひらを見る。だがそこにあったのは名前ではなく、瀧からカドミウム弾だった。それに励まされたゴジラは前を向いて、再び町役場へと走り出す。そしてその後、キングギドラベーリング海に落下する。

月日は流れ、瀧が「入れ替わり」という不思議出来事に遭ってから5年後、偶然にも住民避難訓練をしており、奇跡的に死者が一人も出なかったベーリング海へのキングギドラ衝突から、8年後へと舞台は移る。瀧は就活毎日ゴジラたちは東京暮らしていた。たまに町中でお互いの気配を感じることはあったが、もはや入れ替わりのことは忘れており、ただ「漠然と『誰か』を探している」という、切実な思いだけが残っていた。

さらに月日が流れたある春の日、たまたま並走する別々の電車の車窓からお互いを見つけた2人は、それぞれ次の駅で降り、お互いの下車駅に向かって走り出す。ようやく住宅地神社階段で再会したゴジラと瀧は、涙を流しながら互いの名前を尋ねた。

2019-06-02

平成ゴジラを見て育った女のKOM感想吐き出し

平成に生まれた私が初めて父に連れられて映画館で見た映画モスラ2だ。

当時遊んでいた男の子ゴジラ好きだった影響を受けて、叔父にそれまでのvsゴジラシリーズの録画を貰い、何度も見た。

子どもの頭ではストーリーに込められた意味もさほどわからなかったし、ただゴジラがかっこいいというだけだったけれど、間違いなく今の自分形成する思い出の一部だ。

20年後シン・ゴジラが公開された。モスラ2以来に父を誘って見に行った。

映画館であの音楽が流れてくるだけで興奮した。既に語りつくされた通り傑作だと思った。

そして先日、KOMが公開。

最高だった。モスラキングギドラオキシジェンデストロイア芹沢博士。小さい頃何度も見た怪獣や設定を拾い上げた怒涛のオマージュ

アレンジされた最高のBGMをバックに、ゴジラがあの咆哮をあげてとにかく戦って戦って戦う!これが見たかった!!!

芹沢博士によって海に消えたゴジラが、芹沢博士によって息を吹き返した。核すらも抱えていかなければならない時代の、人類の味方として。

そのゴジラが、あのBGMの中、壮絶に戦いまくるあまりの畳みかけに、バトルシーンから最後まで号泣して止まらなかった…最高だ!!!!!!映画館を出てまた泣いた。小さい頃、ゴジラに興奮した私もきっとこれくらい高揚感していたと思う。

早く父を連れて2回目に行かねば。

正直人間側のドラマはそこそこでいいんだ。人類に生み出され、恐れられ、ミサイルをぶち込まれ、疎まれながら、敵怪獣と戦い、結果的人類を救って海へと帰っていくゴジラ背中が、なんとも悲しくて、でも格好良くて大好きだった。(ゴジラが現れたら自分けが何か特別な会話で意思疎通ができるはずと思っていたくらい夢見ていた)

今回も、海に帰っていったゴジラエンドロールに描かれて、たまらなかった。大好きだ、本当に本当にこれが見たかった、ずーっと見たかった。映画館で、あの音楽と一緒に戦うゴジラが、背中が、咆哮が、見たいものが全部全部詰まっていた。

ゴジラはずっと、私と父の思い出で、私の人生の一部。大好き。

ゴジラKoM※見てきたか感想書く

KoM(キングオブモンスターズ


まとめ

人間ドラマいる?

これだけ騒いでこれで終わり?

メッセージは何なの?


ここから先はネタバレあり


まー最初に言いたいのは、怪獣ブンドドしたいのか、何か意味深な話がしたいのか、人間ドラマを描きたいのか、どれかに絞れよってことです。

包み隠さずに言えばマクガフィンメアリー・スー悪魔合体させた環境テロババアを暴れさせたのがただの舞台装置しかいかもっと手短にやれ。違うというなら単なる仲直りじゃなくてしっかり描けってことです。

もっと言えば、あのババアいる?

主人公気取りのオルカ一家が丸ごと不要だったとすら言えますね。ガメラシリーズゴジラシリーズにはちょくちょくああい家族が出てくることは確かにあるんですけど、それは怪獣映画子供向けであるが故になんか道徳的なシーン入れないと見せに来た親御さんがモニョるよねって要素の解消としての装置なわけでして、単におっさんオタクがうおおおおするだけのモンスタープロレスしかないならいらんのですよ。

ドラえもんでもなきゃクレヨンしんちゃんでもないんだから、ただただ怪獣が暴れてりゃいいんですよ。

AVに細やかなストーリーが求められてないのと同じですよ。

あの一家テロリスト活動を通じて何かを取り戻す過程なんてのは、映すにしても映像感をつなぐための接着剤として割り切って10分ぐらいでいいんですよ。

マジでね。

ババアいらね。

娘もいらね。

親父もいらね。

芹沢博士だけでいい。



んでまあ次に言いたいのはね、オチショボくねってことです。

ギガデストロイヤーと戦ってるわけでもないのにバーニングしだしたのはビックリしましたけどね。

でもそれやるならもうギガデストロイヤーやスペースゴジラと戦えよって話ですよ。

キングギドラが怪獣として最高なのは確かでしょうけども、この令和の時代世界中怪獣キングコングまで含めて叩き起こしてまで倒す相手としてはちょっとまだ足りないです。

結局はオーバーキルであっさり終わってましたし。

せめてメカキングギドラですよね。

最後にチラっとそんなシーンがありましたけど、あそこまでを開始1時間15分でやって、そんで最後バーニングしてたら最高だったんすよ。

ゴジラとギドラ死んだ→メカキングギドラ登場人類終わった→実はメカゴジラ作ってた→やっぱ勝てねえ→芹沢キングコングが犠牲になりゴジラ復活→メカキングギドラ+ファイヤーラドンvsバーニングゴジラ+モスラ+ガメラ

ぐらいのやりすぎ座組でやってこそのKoMでしょう。

怪獣大決戦にスタースクリームと化したラドンおまけしただけの話で終わられちゃ消化不良なんですよ。



そんでまあなんでこの映画が尺とスケールの割にオチがショボかったのかというと、ひたすら人間ドラマやってたからです。

それもまあ怪獣との共存とか未知との遭遇とか科学兵器開発とかよりもメインは、どっかの被災者家族が、頭おかしくなって暴れまわって娘がそれに振り回されてるうちになんかスッキリして和解、っていうただそれだけの話に尺を使いまくったからです。

なんですかコレ?

我々が映画館に払った2800円(3Dメガネ込み)は超弩級怪獣プロレスを見るための値段なんですよ。

突然リングに上がり込んできた裏方スタッフによる家族への手紙朗読会をブックと言い張って見せられても困るんすよ。

その時間があるなら話をもう一回り回転させろよってことです。

この映画の不満点はそこに付きます

最高クラス映像も、重量感も4DXとの完璧な相性も、原爆ゴジラ関係性へのリスペクトも、最高すぎるメインテーマアレンジや、しみったれ自衛隊なんてテーマソングすら関わらせてやらねえという割り切り方も、中学生教室でするような妄想幼稚園児がクレヨンでコンテにしたためたようなジャンクさも、全部、全部、この勿体なさが台無しにするんですよ。

なんで?なんでこんな素晴らしい映像を作れるのに安っぽい環境テロリストとヒスババアによるくだらん終末論物語の柱として居座ってるの?となってしまうんですよ!!

テロババアによる凶行なんてのは最初の1時間でかたをつけて残りは全部怪獣科学者による殺戮パーティーであるべきだったんですよ。

必要ないんです。

世界を滅ぼしたいテロリストはまだしも、愛を叫びながら地球を滅ぼしたがる頭お花畑のおばちゃんも、後悔することが仕事みたいな面した陰気なおっちゃんもいらないんですよ!


結論

映像 最高!

座組 おしい!

重量感 最高!

4DX 超最高!

リスペクト 最高!

ストーリー 💩💩💩

キャラ まあまあの💩

2019-05-30

モスラ好きな人っているの?

特別ゴジラ好きってわけでもなくテレビでやってたら見る程度のゴジラにわかなんだが、モスラっているじゃん。あいつは人気あるの?

キングギドラが人気あるのは分かる。いかにも強そうなデザインかつゴジラライバルポジションで人気があるのはよく分かる。

メカゴジラメカメカしくてかっこいいから分かる。

でもモスラって蛾じゃん…。ふさふさしてるし、あんまり強くないし…。あとあの歌を聞いちゃうと笑っちゃうんですよね。

2019-05-23

探していたあのシーン(探してはいない)

昔の映画で観た「サーボーグの耳のあたりが開いて筒状のデバイスが引き出され、搭載されているディスクの入れ替えをするシーン」が何の映画だったのか思い出せずにいた。「シュワちゃんっぽかったんだけどなー」とターミネーター2トータルリコールを観るたびにそのシーンのことを思い出していた。

とそんなシーンのことも忘れて過ごしていた今日、AmazonPrimeビデオで見放題になっていたゴジラvsキングギドラを観ている時に当該シーンに遭遇した。登場するサイボーグを演じる役者さんはシュワちゃんには全然似ていなかったけど、明らかにターミネーター意識したような演出の数々のせいでそのような勘違いをしていたのだろう。

怪獣たちの特撮シーンに主眼を置いた映画なのでジェネリックT-800さんの活躍シーンはどうしてもチープでシュールものになってしまっており、役者さんのカタコトの日本語も相まって非常にほほえましい気持ちになった。


そういえばキングギドラも登場するハリウッドゴジラ最新作、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の公開日は5月31日(金)。実に楽しみであるなぁ。

2019-02-20

anond:20190220092511

ゴジラ「空からとは限らんぞ」

モスラ「同じく」

ラドン「空から『も』あるかもしれない」

キングギドラ異次元から可能性も否定してはならない」

2019-02-07

ゴジラ「この中に一匹、格下の奴がいるよな」

モスラ「えっ、誰?」

ラドンわからん

キングギドラ「誰のこと?」

2018-09-28

anond:20180928150218

なんかゴジラがいなくなった後にキングギドラが来たような感じ

戦う相手がいないのに現れやがって。

ま、低能先生戦闘してたとしてもどっち道迷惑なことに変わりないが

2018-06-08

anond:20180608150200

ゴジラモスラキングギドラ 大怪獣攻撃』という作品が有ってな、

あれはもうシンゴジどころじゃなくて、日本人虐殺されてるとしか言えないのだが

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