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2020-11-01

ネット最初のシーン結局何だったの?っていうのの考察ネタバレ有)

クリストファーノーランの「TENET」は考えれば考えるほどよくわからなくなってくる映画だ。

この映画では大きく分けて4つほど大きなイベントが発生しているが、どのイベントでも複数人物が各々の思惑で動いているうえ、常識的にあり得ない時間の流れ方が一部に起こり、尚且つ一つのイベントがより大きなイベントの一部であったというような入れ子構造になっていたりもする。人類の命運をかけたヒーローヒール一騎打ちだとか、国家総力を手玉にとったクライムアクションとして扱うには話が複合的過ぎる。

それでもなんとかストーリーの流れは把握できてそれなりには楽しめた。生意気を言うと映画作品の出来としてはちょっと言いたいこともあるけど、好事家同士で談義したり一人で考察を広げたりしがいのある作品であることは確かだと思う。

先々週の日曜に初めて観たあと、気になった部分を確認するため先週末に再び映画館に行った。パンフレットあいにく売り切れていたのでAmazonで注文することにした。

二回見てある程度自分解釈が固まってきたので言葉にまとめようと思う。


劇中内でいくつか引っかかるシーンがあって、それが集中しているのが冒頭のウクライナ国立オペラコンサートホールでのテロ事件シークエンスである

このシークエンスを手短に解説すると、

1998年ロシアミサイル基地から行方知れずとなってしまったプルトニウム241(以下241)という危険物質を、CIAスパイウクライナ政府関係者に成りすまし入手した。

しかしその情報リークしたロシアウクライナ?)政府オペラコンサート爆破テロに見せかけて強奪しようとする。

主人公たちのチームもCIAスパイで、ウクライナに潜入中の仲間の救出と241の保護のためテロ制圧しようとコンサートホールに乗り込む…

といったあらすじである一見しただけはこれだけでも把握するのが難しく、詳細を解説したいのは山々なんだけど話が長くなるので割愛する。

自分が気になった部分を記述していく。

まずこのシーンでの主人公周りの描写においてその後のシーンと辻褄が合わなかったり奇妙な部分がちらほらある。

主人公は持ち物置き場からウクライナ潜入者のバックパックを探し出し、中から241(観た人はわかるが実際は奇天烈な”アルゴリズム”)を運び出している。だが後々のシークエンスで再び241を見た際に「これはプルトニウムじゃない」とか「プルトニウムじゃないなら(敵に)渡してもいいんじゃないか?」と不可解な発言を行う。

また冒頭部分では度々「黄昏に生きる 宵に友なし」というホイットマンの詩の一節を合言葉として用いているが、その後セイターにそのフレーズを投げかけられた時は「それがどうした?」とばかりに呆けた反応を示していた。セイターは主人公CIAか確かめるために組織で使われている合言葉でカマをかけたんだという解釈をしている人を見かけたが、プリヤが言うようにセイターは元から241を奪取した主人公を襲撃して横取りする手立てだったので、セイターが主人公の素性に拘る必要性はあまりない。それに外交員という見え見えな嘘で近づいて241のことをまくし立てる主人公を見て、テネット組織存在を嗅ぎ取れないほどセイターは鈍感でもなければ情報を知らないわけでもないはず。

最後に、コンサートホールから逃げ込んできた主人公と同僚は逃走用のバンに乗り込むが、「違う男だ」という支離滅裂言葉を浴びせられた後に殴り倒され人気のない列車の車庫基地拷問を受けることになる。主人公拉致たこの一味は何者なのか、「違う」ということはどんな男が乗り込んでくることを想定していたのか、様々な点で確信できる情報がなくこのシーンは謎に満ちていて解釈が難しい。

ここで僕がたてた仮設というのは、あのコンサートホール主人公は二人いたのではないか?というものだ。

ご存じの通りスタルスク作戦でテネットアルゴリズムを手に入れた後、全てを知った主人公世界の均衡を守るために過去に戻りテネットを創設することを示唆して物語は終わる。

ニール未来主人公の指令で派遣されてきた未来人で彼がテネット組織したという説が根強いけど自分はそうではないと思う。長期の逆行自体危険リスクの高い行為であり、かつそれだけの逆行を経てもあの若さであるということは幼く経験が乏しいころに指令を受けたことになる。それよりも主人公自身が逆行を重ねて各時代ごとに指示出せば、もし主人公の身に何かあっても誰かが跡を継げるのでよほど現実的ではないかニールが「君は物語中間地点にいる」「僕は過去に君に会って、君は未来に僕に会うんだ」といった感じの台詞うろ覚えすまん)もそう考えるほうがしっくりくる気がする。重要事件であるフリーポートの件で、回転扉から出てきたマスク男の正体に最初は気がついてなかったりと、事の顛末を知っている未来人とするにはニール無知すぎる気もするし。)

コンサートホールには何も知らずにただ爆破テロ被害を最小限にすることに勤しみ、謎の男が逆行弾を放つのを目撃してから拷問を受ける主人公Aと、実はテネットメンバーであるウクライナ潜入者とアルゴリズムコンサートホールから救出するために未来からやってきて奔走する主人公Bがいたのではないだろうか。

このシークエンス中ずっと主人公の傍らにいるジョセフゴードンレヴィット似のCIA工作員(以下ジョセ)がいるが、彼もテネットメンバーでありアルゴリズム保護作戦の補助と主人公Aの警護が彼の役割だったとする。ジョセは皆で物置に入って防護服から着替えていくところまでは主人公Bの傍らにおり、その後主人公Aがホールから出るのを待ってAと共に車に乗り込んだと考える。「黄昏~」の合言葉はテネット内で使われる言葉でありウクライナ潜入者、主人公B、ジョセ、ニールの間では通じるが、主人公Aは当然そんなもの知らない。

そう考えれば合言葉を使いこなしアルゴリズムバックパックから取り去った主人公Bの活躍は、主人公視点に立てば物語の一番最後となるためそのあとのシーンの主人公が諸々知らないことにも納得がいく。劇中における物語の始点は主人公Aが逆行弾を目撃するシーンからというわけだ。

そう考えると例の拷問シーンや、カモフラージュのために組織メンバーは皆服装を変えているのに主人公だけはずっと防護服を着ていることも説明がつく。

「違う男だ」という台詞主人公Bを捕まえるつもりがAの方を捕まえてしまったということだ。ぱっと見ではジョセがウクライナ潜入者の影武者になったということのようにも見えるが、リスクヘッジとしてあまりいい考えとは言えないし、ジョセが一番最後ホールから出てきてはその意味がないので妥当解釈ではないはず。あの一味はアルゴリズム強奪という目的以外にテネットに関する情報を掴みたかったのではないだろうか。

主人公が飲んだ偽装自殺ピルも実は製造にテネットが関わっているのかもしれないと思ったけどどうだろう?普通毒薬を回転扉を介することであのピルができたりしないだろうか?エントロピーの減少とかよくわかんね)

この説明を聞いて「結局アルゴリズム取られてもう一回タリンで奪取しに行ってんじゃん。逆行してきたんならなんでキエフ作戦失敗するんだよ」とつっこみが入りそうだ。この点は逆行経験者は常人とやや異なる思考をするためなんだと思う。「空ってわかってんだからわざわざ車越しにケース受け渡しするの無駄じゃね?」と一瞬感じてしまったりするセイターが仕掛けた挟撃作戦のまどっろこしさや、ニールの「起こったことは変えられない」という言動からかるとおり、未来を知っていてその行為自分にとって不利益になるとわかっていても、最終的な結果に至るプロセスに絡んでくるなら避けようがないし、パラドックスを起こしかねないので避けようとするべきではないと逆行経験者は考える。キエフタリンの失敗があったからこそスタルスクの戦いが成功したんだと認識しているはずなのだ

主人公覚醒後に君はテスト合格者だと告げられるが、安全のために未来から来た主人公はテネットメンバーにも素性を明かしてない

このオペラコンサートテロ事件ロシア政府CIAが241をめぐって攻防を繰り広げるという風に説明したが、描写される情報が少ないために鑑賞しただけでは如何様にも解釈ができる。

第一1998年ロシアから241がなくなった事件の際実際何があったのかはよくわからないし、その後の20年近く241がどんな環境に置かれていたのか、なぜ今はウクライナにあるのかも把握しようがない。CIAが戦っている相手ウクライナ特殊部隊変装したロシア人なのか?それともロシアに脅しをかけるため241を利用しようとしたウクライナ政府が、ウクライナ部隊を借り出して工作しようとしているのかもどちらか断言はできない。CIA及びテネットも事前にいくつかワッペンを用意していた辺り当人たちもそこらへんはっきりわかってないようだ。


ここからは僕の想像しかないが、実はこのテロ事件はセイターが裏で仕組んでいたことではないだろうか。

まりスタルスクの企みから少しでも目を逸らすため、またタリンでの241強奪に繋がる道筋を作るために、コンサートでのテロが引き起こされるよう各要人をセイターが誘導していたのではなかろうか。

アルゴリズムを集めることをライフワークとしていたセイターは241の行方についても常に関心を払っていた。それは主人公よりも先にタリンで241の受け渡しがあることを知っていた部分で顕著に現れている。(セイターのアジトタリンにあることから、セイター自身タリンまで241を運ばせた可能性もある)セイターはウクライナで起こった事件の詳細を把握していたはずであり、把握するために自分や部下を現場派遣していたと考えるのが自然だろう。

アルゴリズムを起動しようとしていた時にセイターはハノイ沖のクルーザーに居たが、このセイターは未来から逆行しやってきた個体である。では順行時間軸上のセイターはどこにいたのか?というと劇中明示されていないのではっきりとはわからない。セイターもキエフにいた可能性は大いにある。

スタルスクに側近ボルコフがいるため、キエフでのテロに一枚噛もうとしていた場合セイター本人が赴いて事態確認するのは道理にあっている。また物語上の動機付けとしても妥当であるように思える。

僕が思うにセイターはこのテロに、未来から来た主人公拉致拷問にかけるという裏の目的を忍ばせていたのではないだろうか。そう考えれば、主人公Bが車に乗り込んだ後の「違う男だ」という台詞とも符号する。主人公Aを捕まえる魂胆だったセイターの手先が、間違えてBを車に招き入れてしまったためにあのようなリアクションになったのではないか

セイターが終盤しげしげと眺めていたあの銀色カプセル。あれはタイトルロール主人公が飲み込むのに失敗したあのカプセルではないだろうか。

主人公に帯同したジョセも主人公Aを逃すためにBを囮にし、かつ主人公Bがテネット保護されるまで時間を稼ぎ守るという使命を負っていたのではないだろうか。ジョセは主人公に飲ませるための特別カプセル携帯しておりそれを飲ませたのだ。

ネットという映画の全編はスタルスク挟撃作戦内包した壮大な挟撃の戦いとも言えるわけだが、話は劇中を飛び越えて、さら未来から逆行しながらテネットを指揮していく主人公と、何十年も前から順行時間上でアルゴリズムを集め世界攻撃し続けるセイターの幾度にも渡る戦いがあるような気がしてならない。テネットストーリーもまた長年の戦いの一部というわけだ。さらにいえばセイターを操る上位存在である未来人とそれに拮抗する現代人の戦いでもある。

こうして映画という枠を超えた途方もない入れ子構造想像したとき僕はロマンを感じたし、ストーリーの背景にある物語を観客に思惑させられるノーラン作家性にただただ舌を巻くばかりである

ブログ用として1か月半前に8割がた書いたものの、そのまま放置してしまった文章をまとめました。気がついたら11月になり世間鬼滅の刃ブームの真っ只中。完全に時季外れとなってしまいましたがせっかく書いたのでここに流します。

これを書いたあともう一回観に行きました。Blu-rayも特典目当てで買うと思います

現代の各地に存在する回転扉についての解説や、タリンクラッシュしたセダン風力発電所からネット研究所へ移動する際に使われていたものと同型ではないか?という考察など、他にも気になる点があるので機会があればどこかに書いておきたいです。

2020-10-27

anond:20201026102643

時報では敵対する工作員が出るかもだし、電波時計も同様だ

道端の新聞ランダムに拾うのは敵側が対処しづらいと言える

2020-10-25

三浦🌸🐎関連の陰謀論うんざり

死人に口無しとはこういうことだと思った。当事者がもう肯定否定もできないかファン()はやりたい放題。

闇の組織()による他殺だとしたらその組織無能過ぎるだろ。もっと疑念を持たれない方法で頃すんじゃないの?

事務所が悪かったとして、嫌いな俳優を働き詰めにするって方法嫌がらせとしては微妙だし回りくどい。干した方がよっぽど早いし確実。露出増やしてどうする。

ドラマガスライティングと言われている部分も全部小学生しかハマらないようなクソガバこじつけばっかり。トトロ都市伝説の方が余程よくできてるわ。

そもそも他人のタヒにあれこれ言うこと自体が烏滸がましいんだわ。これ言うと大体証拠隠滅しようとしてる工作員扱いされるけどな。

2020-10-22

anond:20201022174458

減量と同時に値下げしてるならその理屈も通るけどね

そこスルーするならセブン工作員必死だな、にしかならん

2020-10-13

日本教育学問世界から工作員を徹底的に排除してほしい

文科省教科書調査官、北のスパイ報道加瀬英明氏らが“徹底究明”要求! 調査官「身に覚えない」 アサヒ芸能記事には自信」

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200801/dom2008010006-n1.html

大学の偉い人が、毎年将軍様をたたえる集会を開いてるって話も聞いたことあるし。

そんなのがいっぱいいるのかと思うとこわいわ。

2020-10-07

まともな家庭かつ高学歴で良かったぁー!

工作員連呼キチガイみたいに、短期解約すればいいやん!みたいなこと言う世間知らずは周りにいねぇもんww

工作員連呼キチガイさんw

自分が知らないこと=存在しない

自分理解出来ないこと=意味不明

君の頭の中は上記なんだろうけど、だから世間知らずで低学歴無職なのだ

しかも俺、大手でなく格安スマホ使ってるからw

anond:20201007004708

ブラックリストってなんの話してるの?

工作員連呼キチガイさん?

ボコされて悔しいんだよな?

anond:20201007004542

無料期間で解約しようが楽天ブラックリストにはのらないだろうけどね。工作員

anond:20201007004345

工作員とか言い出すのは例外なく思考力皆無の馬鹿だと分かったわ

バーーカァwww

2020-10-06

ブコメの謎スター

やべえ、工作員スター付き始めた

消し消し!

巻き込まれるのはごめんだよ

2020-10-05

anond:20201005121314

うそ

から女性web系行きたいのなら北朝鮮工作員みたいな訓練でも受けてないとやっていけないよ、狂った性欲猿のチー牛キチガイ相手に社内ヘルプデスクする仕事だもん

女性IT大成してる人間大手コンプラしっかりしてるみかか以外で見たことないね俺もこの業界長いけど

そしてみかかは上澄みとかは人間性もちゃんとした人しか上に行けないようになってるから

anond:20201004173050

これは概ね本当

攻撃的なキチガイや自ら自爆テロに等しい行動を起こすようなキチガイがいない職場なら

仮に年収300万円代の薄給でも男女共に恋愛さえできる余裕が出る

キチガイインシデントへの対処に多大なリソースを食うから余程の理由がない限りキチガイには関わらない

ウィキリークス暴露されたCIA工作員マニュアルにも記載されている絶対真理だ

2020-10-01

黒人暴動扇動支援って元々は日本がやってたんだよなあ

その手のニュースは興味ないんで、見出ししか見ないんだが、

なんか女子テニス選手がどうとか、別にどんなマスクしようが、

対戦相手侮辱するような行為以外ならテニスルールでは問題なかった気がするんだが、

あいいや

中国が近年の米国における黒人運動金銭的な支援がって、

そもそも第二次大戦前だったか工作活動をやっていたのは日本人だったのでは?

それはネトウヨどもが騒いでいるように、米国内を混乱させるために、

日本工作員黒人を先導し、暴動を起こさせてたりしたわけだ

でも、そんなことしても何の意味もなく、

日本は無条件降伏という醜態晒しただけだったw

仮に中国がそうだったとしても、日本同様にその工作活動の影響は小さいと思われる

そんな小さな活動世界を大きく変えることは不可能

現実ジョーカー存在しようが、そんなにアメリカ合衆国政府自体は影響は受けない

アメリカという国は歴史家が言うようにヒドラから

それより、スパイ天国揶揄される日本は、今でもちゃん諜報活動をしているのだろうか

米国英国ちゃんと今でもスパイ活動をしている組織がある

当然、中国もある

日本ちゃんスパイを諸外国に送り込んで活動させているだろうか

別に暴動を起こす必要はないが、

その国の情勢を市民などの下々の目線から送り続けるだけでも立派なスパイ活動

そういうのは外務省だの役人目線でできる仕事ではない

黒人暴動を先導していた日本人工作員も現地女性と何度も結婚を繰り返したりしていたはず

スパイ活動の基本は家族構成することだと自分は思っている

家族というのは疑われにくい

毎日規則正しく出勤する子煩悩なぐらいの父親スパイとは思われにくいからだ

実際は出勤しておらず、外出して活動しているわけだ

そういえば、そんな漫画があった気もするが、読んだことがないのだった

2020-09-11

anond:20200910213757

日本語習得にすら失敗し、論理ゼロ、思慮も浅い通り越してガイジ。それを「外交安倍(得意とは言ってない)」プロパガンダしてきた人間って100%工作員だよなって思った。おい、電通おまえら工作員とやってること変わらんぞ。

2020-09-09

anond:20200909075542

そうかな

ターゲットをハニトラでキメセクで嵌めて工作員として引き込むって左側の常套手段だと思ってたけど

2020-09-01

コロナ後遺症の人

治ったならよかったじゃん。どうして工作員を疑われるのか分からない。

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