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2016-02-04

http://anond.hatelabo.jp/20160204102837

日テレサブカル路線歴史堂本剛金田一の成功まで遡る。

それから土9ジャニーズ主演、漫画原作王道路線になっていき

果ては少年漫画実写化のような際物くさい企画をやるのが日テレお家芸のようになっていった。

最近日テレゴールデン水10土9にそれぞれ、

人気ある女優をメインに据えたフェミ受け狙いの企画

イケメン俳優看板にしたティーン層向けの企画を持ってきて、

プラチナゾーンには毒にも薬にもならない軽〜いサスペンス枠と

F1〜2、M1〜2に特化した原作選びの枠を据えている。

さらに深夜帯にこのマンガがすごいに選ばれそうな漫画実写化案件1〜2つと

アイドルゴリ押しドラマ放送する枠を確保して

バランスを取りながらも来る日も来る日も奇抜なドラマを垂れ流す体制を完成させつつあるわけだ。

2015-12-20

2016冬アニメで迷ったらこれを見ろ!!

■全話必ずみる枠、まあ面白いだろうなって作品

アクティブレイド→オリジナルだが谷口監督だ。ギアスとかプラネテスとか名作やってる。リヴァイアスとかも。最近だと純血のマリアおすすめ中川さんが音楽だ。ギアス音楽やってるから多分良さげだろう。後は知らない。

亜人→有名漫画原作じゃ。岩浪さん、菅野さんで音響完璧だ。3Dなのでどうなるかね。まあ、見る価値はある。映画もやってたけど、見逃した。たぶんこれから見てもとりあえず大丈夫のはず。

少年たちは荒野を目指す→ロミオだ。信じろ脚本しっかりやってくれるはず。

僕だけがいない街原作評価めっちゃ高い。このマンガがすごい!で確か見た。

ディメンションW漫画SF界隈で盛り上がっていたような、面白いはず


■とりあえず全話見る、つまらなくてもとりあえず全話見る枠。どうしようもなくつまらなかったら途中でやめる。でも7-8話までは必ず見る。

ハルチカPAだ。PAはとりあえず見る。吉田玲子さん、脚本シリーズ構成?まあ、面白くするでしょ。

ファントムワールド京アニだ。とりあえず全部みる。

紅殻のパンドラ原作攻殻機動隊の作者のだ。不安な印象だがどうでしょ。

蒼の彼方のフォーリズムエロゲだが評価高いからね。とりあえず。

リムガル面白そう。落合の子供でるぞ。

落語面白そう。

赤髪おすすめ。二期。一期がニコニコで一挙放送するから一期見てなくても大丈夫!!

ぎゃるこ→とりあえず。

だがしかし→とりあえず。


■3-4話で視聴継続か中止か決める枠評価悪ければそもそも見ない。

フブキブランキサンジゲン楽しみ

クエロジック動画工房どうでしょ


■他

暦物語アプリで配信するらしい

ガンダム→配信。全四話らしい。


あと傷物語だ。映画だ。楽しみ。



追記

えーっと、PVだけ見て判断した。ニコニコYoutubeに 2016 冬アニメ みたいなPV集めた動画があるから、毎期でるからそれ見て判断してる。そこにスタッフ情報声優情報載ってるのよ。で、ラノベ原作漫画原作ゲーム原作だったらamazonなり自分の使ってる情報サイトで評判見ると。良さげなら見る。評価高すぎるやつはネタバレ見たくないからやる。

シュタゲなんかは原作やってよかった。Fate原作やっていてよかった。進撃とかも先に原作たかネタバレ回避できたし。やっぱりニコニココメントとかブログ記事とかで楽しみたいからね。


リムガル僕だけがいない街ハルチカ亜人なんかはPV見て面白そうって特に思った。ディメンションW京アニなんかはPV不安になった。twitterアニメ関連フォローしてない、公式サイトはまあ見ない。見るとしたらハマってから

あとはまとめサイトでどっかんどっかん盛り上がってたら、、見るかも。まとめサイト嫌ってる人はごめんね。あと、ここはてなからね。ブログ界隈盛り上がれば見る。ガッチャマンクラウズとかはてなで知ったし、知ってよかった。プレアデスとかもか。ああ、はてなブックマークアニメ検索して、そのページをRSSにいれればアニメ関連の情報大体入ってくるぞ。


ああ、ラノベ評価低いの、エロゲ評価低いの、ホモ枠、なんかは入れてない。少女漫画評価高いなら見る。百合評価高いなら見る。百合姫って百合しか載ってない漫画雑誌見てる。落語とか声優豪華だけど、声優で見るの決めない。トムハンクスが出てるからってその映画見ないだろ?

ああ、でも脚本だけでも見ない。原作良くて脚本シリーズ構成良いとか、オリジナルだけど監督凄いとか。今期だと横手さん脚本で、石像?のアニメがあるけど、ありゃあ見ない。


判断基準会社監督脚本かな。あと映像出来映えPVで見ると。京アニPV下手くそだよなあ。まあ、京アニからとりあえず見るんだけどさ。

2015-08-22

Wizard's Soul が4巻で打ち切り

マジでKADOKAWA見る目ないわ馬鹿じゃないの??

私、最近漫画は一通りチェックしてるけど

Wizard's Soul は間違いなくベスト3に入る面白さだから

ちょっとマジでフラッパー編集部に抗議のメール書く。

あー最終巻もクッソ面白かったわー

ていうか最終巻って知らずに買って読んだからもっと大事に読めばよかったわー

1,2,3巻はもう30回ぐらい読み返してるけどやっぱりおもしろい。

TCGあるあるネタ心理戦が楽しくて、しか女の子キャラ可愛いすぎるんだよなー

こんなTCS漫画が読みたいにベストマッチなんだよなー

打ち切り決めた馬鹿はどこのどいつだよ。本気でトマト投げつけたい。

つい今朝までWizard's Soulアニメ化してグッズ展開まであると思ってたのになー

 

ていうか、客観的に見てもふたば民の選ぶこのマンガがすごい8位とかいビッグタイトルなんだが??

ネット評価もだいたい絶賛なんだが?

あーほんと世の中に絶望するまであるわ。

どうして本当に実力のある作品が注目されないで編集部ごり押しコピペ作品ばっかり日の目を見るの??

Wizard's Soulとかコンセプトもストーリーキャラも最高じゃんさー

私がこれまで読んだ漫画の中で唯一「ゆびさきミルクティー」に匹敵する面白さだったんだけど。

あーほんとありえないありえない

私のサラリーマン生活10年で貯めた貯金KADOKAWAの株全力買いしたらシリーズ復活すっかなー

あーほんと信じられない。

 

まなかー!俺だー!完結を打ち消してくれー!

2011-12-25

今すぐ消えろ!日本カルチャーシーンを「残念」にした戦犯タイプ

ハロー

聖おにいさんオサレというのよりサブカル臭。それも悪いタイプの。

http://anond.hatelabo.jp/20081210172325

とても根が深いサブカルミーハー問題。『このマンガがすごい2010』を読んで。

http://anond.hatelabo.jp/20091216230059

このマンガがすごい!」は罪深い延命装置。もう犠牲者を増やすな!!

http://anond.hatelabo.jp/20111224192828

を書いたぼくだよ。みなさん自意識丸出しでごちゃごちゃ言ってくるんで、胸焼けするぐらい非常に切ない気持ちになりました。なんというかもう……。

「かわいそうだね?」

って言葉しかでてきません(おっと、つい芥川賞受賞作家ネタが飛び出しちゃったよ。やべー、まさかここで芸術に携われる人間だったら絶対にチェックしておくべき、芸術を理解できないやつは興味ないふりして精神防衛していることでお馴染みの芥川賞ネタが飛び出すとは、俺のセンスパねえ)。

はてなブックマーク、およびツイッターの皆様がたは心のホメオスタシス機能をフル稼働させて自分の殻に閉じこもっちゃっていますね。みなさん図星を突かれたことを必死に隠そうとしていますけど、何で等身大自分直視できないのかねえ。

「格好をつけないことで、格好をつけている」

「「ホメればセンスいいと思われる記号」を批判すればセンスいいと見られると思ってる人の典型的批判」

やれやれ。春の熊に全員屠殺してもらいたいよ(センスある村上春樹ネタ)。

ぼくはきみたちの断末魔叫びで心が汚れちゃったんで、ストラヴィンスキーを聞いて洗い流していました。グッドなアートエバーグリーンな輝きでディ・モールト・ベネだね。

ということで、本題。反応を見ていると、ぼくが批判したい対象がイマイチ伝わっていないようなんで、ここでまとめて表明してみようと思う。

これ以上、この惨状を放置しているとホント取り返しのつかないことになるからね。砂漠に水を与えるようなものだけど、何もやらないよりはマシ、かな……。

きみらの軽い脳みそでも理解できるように4つに大別してあげているから熟読してほしい。2010年代はこういう奴らをいかカルチャーシーンから排除するかにかかっているので、宇野常寛さん、荻上チキさん辺りは参考にしてほしいね東浩紀さんは河原で石でも積んでてください。

では、いきますよー。

映画秘宝

ボンクラ」なんていう安っぽい価値観連帯して、「中学生マインド」なんていう恥ずかしい心性を至上価値にしちゃっている一派。やっていることはひよこのオスメスの仕分けみたいなもん。ライムスター宇多丸町山智浩辺りが「いい」といったものを「味方」と見なして手放しで褒め称えて、けなしたものを一緒になって叩けば、「センスあるポジション」にいられると思っている。

「売れてる邦画はテキトーに叩いておけばおk」みたいな頭からっぽな行動も平気でしちゃう。そんで周りも見てもいないのに賛同しだすから目も当てられない。

中身をまともに分析しないで「大沢たかおが出演しているから、これはクソ映画だ」みたいな論理で動いていて、そんで「バカな大衆」と「審美眼のあるセンス抜群の俺」という謎の対比をしだすんだよね。「なぜこういう内容の邦画がいま売れるのか」なんていう深遠なトピックに触れることは一切ないし、考える頭もない。

自分の物の見方だとか価値観だとかが一切抜け落ちた、ゾンビみたいな奴ら。サブカル年長者の金魚フンをやることに、羞恥心の欠片もない。「独自な物の見方をする人間」についていけば、「独自な物の見方をする個性的なわたし」が出来上がると思っている。

彼らの反応は非常にわかりやすい。ちょっと宇多丸ラジオを聞いただけで、習性がまるわかりで、「ああ、この映画はこいつら叩くだろうな」ってことがすぐに判別可能になる。その分かりやすさが蔓延の原因だといえよう。映画リテラシーがないのに、センスいいと思われたいやつらの格好の逃げ場になっている。

そんで、こういう奴って美意識がないから恥ずかしげもなく部屋に映画ポスターをべたべた貼って、ダサいバンドTシャツを着ていたりするんだよね。それでいて、オシャレに過剰なコンプレックスを抱いているから、「無理してオシャレしているやつは上辺だけの中身のない単なるカッコつけで、ちょっとダサいくらいの自分が本当は一番センスいいんだ病」にかかっていて非常に厄介。自分のダサさまで理論武装しなきゃ生きていけないなんて、ほんとに可哀想だ。

この病気を完治させるには映画について語りだすたびに「それ、ウィークエンドシャッフル宇多丸が言っていたことだね」って言い続けるしかないと思う。「あ、その映画町山智浩キラキラで紹介してたやつか」、「昔、みうらじゅんがその映画ネタにしているのを見たことあるよ」でも可。

伊集院光

人生大切なことは、すべて伊集院光ラジオから教わった」とか真顔で言っちゃう恥ずかしいやつら。

映画秘宝系との違いは、映画を見たりする気力も何もなくて、横になってラジオを聞くぐらいの体力しか残されていないのに、自分が第一線にいることを疑わずに最新のカルチャー必死に否定してくる。「最近アニメって萌えばっかりで中身がないよね」って見もしないくせにしたり顔で口を挟んでくるのがこいつら。

自分中年化し、ついていけないことを認めることができなくて、漫画アニメ伊集院が褒めるものけが絶対だと思っている。『わたしは真悟』だとか『アストロ球団』だとかね。

映画秘宝系はまだ自分の足で作品を鑑賞しようっていう根性があるけど、こういう奴らにはそれすらない。平気でCMカットMP3音源違法ダウンロードして、「やっぱり伊集院さんって聡明だよなあ」なんてアホ面下げてる。その続きはもちろん「本当に頭が良い人って伊集院さんのことを言うんだよな。やっぱり人は学歴職業じゃなくて、物の見方で頭の良さが決まるんだよな~」なんて考えいて、「ダメ自分は本当は感性が鋭くて、周りのくだらない奴らよりもずっとずっと頭がいいんだ!」って泣きながら自己肯定をしている。

「人見知りなのは感性が鋭いからだ!」

バイト面接で受からないのは、感性が鋭いからだ!」

住民税を滞納しているのは、感性が鋭いからだ!」

もうなんでもあり。

こういう奴らのためにはっきり言ってあげるけど、「感性」っていうのは行動で示さなきゃ形にならない。布団のなかで自分を慰めるための感性だなんて、ありゃしないよ。ゴミクズよ、もうよせ、こんな不毛自己肯定は。

ビレバン

ある意味一番病気かもしれない。

「センスがいい」というタグを貼られた商品を必死に買い集めて、なんにもない空っぽ自分必死デコレートしようと頑張っている。ビレバン下駄を履かせてもらわなきゃ、外を歩くことすらできない可哀想な人。自分ビレバンから与えられる餌を食べているだけの家畜だってことに気づけない。

こういう奴がセンスいいと思われたい一心カルチャーシーンを引っ掻き回して、むちゃくちゃにしていく。「このマンガがすごい!」で上位に入る漫画悲惨犠牲者なのは、前の記事に書いた通り。

なんにも作り出せない、作ろうともしないくせに、必死に消費物で「ぼくちゃん、クリエイティブなんだじょ!」とアッピールしたい厚かましい愚鈍マリオネットたち。

こういう奴には「お前、ひょっとして浅野いにお漫画の登場人物を気取ってない?」って聞いてみよう。ズレてない眼鏡を何度も押し上げながら、「き、きみぃ、いにお漫画はね、単なるセンチメンタルじゃなくて実験的な手法にも取り組んでいて云々」って聞いてもいない作品論を震えながら語りだすぞ。

さらに「そのボブ、もしかしてつぶやきシローリスペクトしているの?」って言ったら卒倒しちゃうので注意。

もし友人にこの手合いがいたら適度に自意識を潰してあげて、「やっぱビートルズが一番だよな」ぐらいのレベルに留めさせてあげるのが吉。弾けもしないのに部屋に置いてあるギターは、親切心で河原で燃やそう。

つぶやき批評家

そう、お前らだよ。お・ま・え・ら☆

はてブツイッターなどの安全からお手軽に一言批判して、「ふふ~ん、ぼくちゃん、こいつらよりも頭がいいもんね~。見てみて! ぼくこの人否定しているよ!! こいつより頭いいんだよ!! ほら、見ろよ、もっと! 見ろっ、見ろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」と汚い欲望を身体中の穴から漏らしている。

文字数制限を盾にして根拠もなにも示さずに、自分の頭で否定できる一文をなんとか見つけ出して、「やれやれ。きみはなんにもわかってないね」とただ否定するだけ。熟議に何の貢献もしない、耳を汚すだけのノイズ

大抵のバカなネットユーザーは脳の大部分が「最新情報の暴飲暴食」でスカスカになっているため(俗に言う「グルーポンおせち状態」)、比較検証なんていう基本的なこともできない(本人は「できない」とすら気づいていない。そこを突かれると「時間がないから」「忙しいから」と言い訳して、何も届いていないメールボックスをチェックしだす)。だから、「最後勝利宣言をした人間」に説得力があると思っちゃう。

このような「つぶやき批評家(気取り)」と「情報ジャンキー」はまとめてネット中毒矯正院にぶち込むべきですね! そこで『アルプスの少女ハイジ』でも見せて、少ない情報いかに咀嚼するかを学ばせたほうがいい。こいつら、醜く太っていることが勲章だと思っているからさ。

以上、今すぐカルチャーシーンから撤退すべき害毒な消費者タイプでした。こういう奴らが蔓延っちゃったのは「個性大事」という間違った教育と、「作品の解釈受け手が決める」なんていう甘やかしの成果だと思う。

確かにある程度の解釈は読者に任されるだろうけど、それを理由に笑っても怒っても何しても構わないなんてことはない。それだとスタンリー・キューブリックの『博士の異常な愛情』を見て、原子力礼賛だと思っちゃうようなことを許してしまう。

ぼくのような高い視座に立てているクリエイターって本当に少ない。名前を挙げるとしたら、映画監督紀里谷和明か、小説家岩崎夏海くらいか

特に岩崎夏海の『「小説の読み方」の教科書』は上記であげた連帯のためだけや、センスいいと思われたいだけに消費する行為の解毒剤として最適なので、みんな読みなさい。早く読まないと、時代に取り残されちゃうよ。2010年代クリエイターズバイブルだね、この本は。

みんなもうさ、中身のない自分を無理やり肯定するためにアートを利用するのはやめようよ。空っぽ自分直視して、中身ある人間になるために努力するべきじゃない? ソクラテスプラトンも、みんなそうやって大きくなっていったんだよ。

2011-12-24

このマンガがすごい!」は罪深い延命装置。もう犠牲者を増やすな!!

ぼくはもちろん毎年この時期は予定入ってないのだが、

なにをして過ごしているかというと

主に「このマンガがすごい!」を批判している。

聖おにいさんオサレというのよりサブカル臭。それも悪いタイプの。

http://anond.hatelabo.jp/20081210172325

とても根が深いサブカルミーハー問題。『このマンガがすごい2010』を読んで。

http://anond.hatelabo.jp/20091216230059

まぁ、最近は興味を失ってきていたんだけど、

今年の「このマンガがすごい!」をたまたまコンビニで見たら、

ちょっと本気で我慢ならない惨状になってきたので書いてみる。

ブラック・ジャック創作秘話』が大賞、だって

確かに、面白い面白いよ。

でもさ、これを一番に持ち上げちゃっていいのかな?

すでに評価が確定した、偉大な存在の伝記もの

そんなのってもう、ある程度面白さが保証された予定調和しかないじゃないか

この漫画を推す背景って、

手塚治虫を褒めることでセンスいいと思われたい」

っていう下心しか見えてこないよ。

こういうやつらって

「ホメればセンスいいと思われる記号」を

収集して消費していくだけだからね。

動物化したマンガ読みっていうね。

から、ぼくは見た目がオシャレなやつを警戒するんだよ。

もうファッションブランドで着飾ろうってだけで、

こいつはひょっとして純粋表現アートを愛していなくて、

自分の見栄えをよくするためだけに利用するやつなんじゃないか

ってセンサーがびんびんと反応してくる。

こういう手合いに騙されちゃいけない。

例えば、次に藤子・F・不二雄についての回顧漫画がでたら、

これも上位に入ってくるだろうね。

ああ、茶番だ。底の見えすいた、馬鹿げた振る舞いだ。

デトロイト・メタル・シティ』も、 

聖☆おにいさん』も、

テルマエ・ロマエ』も、

ぜんぶこの賞で潰されたようなものだ。

どの作品も2、3巻で終わらせてあげれば傑作になったのに。

(本当は1巻で終わるべきだけど、そこは譲ってやる)

センスいいと思われたいだけのマンガ読みたちが、

過剰に持ち上げるからグズグズと引き伸ばされて

完成度はみるみる落ちて行って

どれも目も当てられない出来になっちゃってるじゃないか

一応聞いてみるけど、

当時『デトロイト・メタル・シティ』を褒めていたやつで、

いま大切な人、たとえば好きな人にさ、

「これ面白いから読みなよ」って

全巻プレゼントするぐらいの、それぐらいのこと、するの?

本当にその漫画が好きならできるはずだけど。

今さら『デトロイト・メタル・シティ』なんて恥ずかしい、

なんて思っちゃうんだろ、どうせ?

こういう奴らがたくさんいるか

アートは痩せ細っていっちゃうんだよ。

なんにも作り出せない、作ろうともしないくせに、

センスだけはよく見られたいっていう厚かましい欲求。

恥をしれよ、ずうずうしいっての。

まぁ、毎年こういうこと書いているけど、

マンガ読みたちにはどうせ届かないんだろうな。

届いたとしても鼻で笑って

得意の詭弁自己正当化するんだろう。

こんなこと書いたって何にも変わらないんだろうな。

でも、やるんだよ。

2010-05-09

ラノベしか読まないラノベ作家志望みたいな話

知り合いにマンガ家志望がいた。過去形なので今はどうなっているのかわからない。

マンガ家志望はジャンプ連載を目指していて、ジャンプはもちろん毎週読んでいた。けれどその他の漫画はほとんど読まないみたいだった。

週刊誌マイナー誌はもとより、サンデーマガジンチャンピオンとかの「今面白い漫画」の話を振っても反応が鈍く、振った漫画がたまたま「このマンガがすごい」とか「ダ・ヴィンチ」とかで評判が良かったものだったりすると、途端に彼の過剰なアンチサブカルセンサーが働いて怒涛の難癖タイムが始まった。その漫画読んだことないのに。

本も読まないし映画舞台も見ないしアニメゲームの話を振っても興味がないみたいで、要するになんかこう世の中の「面白いもの」に対する関心が希薄な感じで、なんでこの男は漫画家になりたいんだろうとこっちとしては内心思っていた。

そんなマンガ家志望が一度だけ投稿用のネームを見せてくれたことがある。普段、読んだことのない漫画批評ばかりしている彼が、その日はやけに神妙で、ソワソワしていて、チラチラ自分の鞄に目を落とした挙句、「これの感想聞かせてほしい」と鞄から大学ノートを取り出して読ませてくれた。

ネームジャンプ投稿用のもので、内容もいかにもジャンプ!で、でも可も不可もなくという感じで、正直新鮮味がないストーリーだった。要するにすごく感想が言いづらかった。

マンガ家志望もなんだかものすごく照れていて、こっちが口を開こうとするたびに「やさしく!俺打たれ弱いから!」「無理無理無理!聞きたくない聞きたくない」「あーあーあー」とさえぎってくるので、結局

「早くペン入れしたのが見たい」

と言って終わった。

あれから3年ほど経つけれど、ペン入れはもう終わったのだろうか。

今思うとマンガ家志望は「漫画」が好きとか「ジャンプ」が好きとかじゃなくて「ジャンプで連載をする自分」が好きだったのかなあと思う。

2009-12-17

このマンガがすごい」の問題点

1.アンケートは「オトコ」と「オンナ」を分けているが

そもそもそんなにはっきり分けられるものなのか

2.専門ジャンルが苦手。「GA」みたいな4コマとか「アドリブ店長」みたいなパチスロ漫画

そもそもアンケートする側が手にとって読んでるのか。

3.漫画長編が主体だからどうしても毎年同じ作品が選ばれる可能性があるが

そもそもその事についてどう対応しているのか。

4.「ドラえもん」のような児童向け漫画と「ふたりエッチ」みたいな青年向け漫画

そもそも同じ漫画として土俵に上げて比較してよいものか。

ちょっと考えるといろいろ問題があるなー

http://anond.hatelabo.jp/20091216230059

そもそも『このマンガがすごい』に何を期待しているのか、と。

ランキングが「文化系センス難民」たちに占領されているから何だというのか。この本がそういうスタンスランキングを決めていただけ、って話だろが。

純粋に「老若男女だれが読んでも面白」いマンガを紹介したければ、マンガ単行本の売り上げランキングをまとめればいい話。何をそんなにいきり立っているのか理解しかねる。

2009-12-16

とても根が深いサブカルミーハー問題。『このマンガがすごい2010』を読んで。

いつも通り今年にも年末がやってきた。毎年、12月はその1年間の回顧に当てられる。

だから、本当は1年は11ヶ月だと言ってもいい。残りの1ヶ月は11ヶ月を振り返ってるだけなんだから。

この小説がよかった、この事件がすごかった、こんなことが起きた……etc

そして、その年のランキングが作られるのが常である。2009年映画ベスト10とか。

今年は2000年代締めくくりの年でもあるので、2000年代ベスト10が作られたりもしている。

ランキングは議論を活発にしてくれる。オレはこれだ、こんなののどこがいいんだ、いやいやあれだこれだ……。

そんなランキングの中でとりわけ醜いものといったら皆さんもご承知のとおり! 『このマンガがすごい』ですよね!

去年、一昨年とともに文化系センス難民を動員し、見事「これを抑えとけば通気取り」なラインナップでトップを埋め尽くしていました。

物の善し悪しをヴィレヴァンに下駄はかせてもらえなければ満足にマンガも読めない投票者たちの惨状にあちこちから苦言が呈されました。

そして、今年からはこの「脳が溶けるヴィレヴァン病」患者たちへの対策として、読者投票システムが導入されたのです!

その結果、見てください。1位『バクマン』! 2位『ワンピース』!! 去年と比べていかにこの二つが妥当か。

この二つはまさしく老若男女だれが読んでも面白く、どんな人間にでも薦められるものであり、

何より素晴らしいのはこの二つの読者は「通気取りできる漫画」という視点でマンガを消費していないのです。

純粋漫画読者なのであり、この二つは至高の純粋エンターテイメントで、センス競争に囚われたクズたちのオナニー道具じゃない。

しかし、まだまだ問題の根は深いですね。え? 五位が『モテキ』で六位が『ザワさん』? ……はぁ(ため息)。

さらには上のようなモテキやザワさんに投票しちゃうような悲しいオナニー中毒たちがネットで怪気炎を上げています。

「このランキングはおかしい!」「このラインナップじゃ通が気取れないじゃないか!!」

あ~、醜い!! なんて醜いんだ!! さっさと目を覚ますんだ!

漫画を、芸術を自らのセンスに下駄をはかすための道具として利用しないでくださ~い!!!

極めつけは偶然見つけたこのつぶやき

『あまり広く漫画を読んでないやつに投票させるからこうなるみたい』

おいおいおいおいおいおいおいおいおい! それ本気で言ってる?

広く漫画を読んでいないのはどっちだ! 純粋は気持ちで漫画を読んでいるのはどっちだ?

あんたらは他人の敷いた「この作品を消費したらセンスがいい」というレールに乗っかってるだけじゃないか。

自分で物を見、良し悪しを判断し、愛することができない哀れな小鹿たちじゃないか。

もう本当にやめていただきたい。こんなセンスいいと見られたいがためだけに作品を消費するような、

脳みそ空っぽのかっこつけ文化難民を治療してやることが、2010年代課題である。

キミたちはミーハーなんだよ? わかる??? 対象がJ-POPじゃなくてサブカルなだけ。

そして、本当はミーハー自分を、ヴィレヴァンサブカル商品で身を固めなきゃ肯定できないような体質が、

この問題の本質なんだ。ねぇ、苦しくない? 凡庸なあなたを直視し、認めようよ。

そうじゃなきゃ一生、純粋漫画が楽しめないよ。

苦しみながら自分を肯定するためだけにモテキを読んでいるキミと、

ただワンピースを楽しんでいるジャンプ読者。どっちがただしい漫画読みだろう?

最後にキミたちがこれから弄び始める作品を予言して終わる。

「『看護助手のナナちゃん』(を読んでるオレ)がすごい!」とか言い始めるんでしょ?どう?

2008-06-04

このマンガがすごい」24位にランクイン!すごい!

「それ町」のポップに書いてあった謳い文句。

そのボケ具合から根っからのファンなのはわかるが

上に23冊あったらすごくないぞ…

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