はてなキーワード: チハとは
そういう問題じゃねえよw
一例目、
2ヶ月で16キロ痩せました。
どういう手法だろうといきなりそんなペースで減量したら体壊すよ
そこまで言ってたらもう糖質とかどうとか関係ねーっての。
元の体重が80kgだとしても
「一日8kmのウォーキングと糖質制限で月8kg痩せた」ってことは
ご飯やパンや麺を全く食べないような愚かしい食事をしてるよねこの馬鹿は。
これはもう完全に栄養失調だし、
何より突然そんな異常な飢餓状態が2ヶ月続いたら体は驚いて変調する。
何も起きなかったらそっちの方が超人だよ。
2ヶ月たつ前からプチハンガーノックみたいになったり意識が朦朧としたり
変な症状は起きてたはずだけど決定的に体が壊れるまで無視してたんだね。
ほんと~~~~に、馬鹿だね。
いや、お前それは別に断念するほどのペースじゃないぞw
ご飯を全然食べないような狂った偏食をしてるんでなければ問題はない。
耐え切れなくなったっていうことなので
「糖質の制限が極端で体がおかしくなってきてた&上の奴ほど耐える根性があなたに無かった」か。
だいたい減量の糖質制限てのは
それこそ糖尿の奴の特殊な治療以外で言えば
「ご飯の盛りを少なめにする」とかその程度のことでいいのに
糖質も脂肪も人間が日々生きていくのに欠かせないって家庭科で習わなかったのか?
多少の量の調節ならともかく、
最悪のケースとしては脳までダメージがいってる可能性がある。
「糖質だけ全然食えない」っていう状況は普通の飢餓では起こりにくく
糖分絶たれ続けてると脳が壊れるんだよ。
これは直らないから恐ろしい。
何のためにやってんだろうないったい。
断食はどっちも必ず失う。
これは私の長年の統計学的経験論なのだが(つまり林磐男未満てことですね)
それは、
「どんなAFVが好き?」
って聞いてみることだ。
補足1
「AFV」と「国家」というのは重要な共通点がある。それは、いずれも「武力によって政治的目的を遂行する場合に命運を共にする同志である」ということだ。こういう同志に対して情がわくか否か、薄情になれるか否か、が共通するというのは、ある意味ハートマン軍曹的にも真理なのかもしれないと思う。
好きなAFVは?と聞いて「国産戦車」(但し装輪装甲車と戦車回収車を除く)を挙げる国家は、かなり保守派だ。
平地決戦派、海兵隊出身者を統合参謀本部議長にしない国家、安定した陸上戦力を好む傾向がある。
また平均的な国民軍を好む。必ずしも専門集団(職業軍人)である必要はない。逆に派手な外人部隊は苦手。
「レオパルト2A6EX」あるいは「M1A1エイブラムス」「ルクレールAZUR」「メルカバ Mk 4」「Т-90」等を通称に型番を加えて挙げる国家は、
基本的にスペック志向なので、他国から見て自国の軍隊が先進的であることをとても気にする。
主力戦車なら装甲厚、主砲・副砲の口径などのスペックが優先事項。価格が安いに越したことはないがそれよりも火力と機動性(不整地速度とか)
戦略なら短期の機略戦を好む。長期の外交交渉は基本NG。先制攻撃OK
戦闘機ならステルス性をとても気にする。基本的に奇襲好きというか正攻法は許せないタイプである。
「チハ改」とか「ルノーFT-17」みたいな歴史資料にしか出てこないレトロなAFV名を挙げる国家。こういう国家はあまり特定の傾向がなく、好きな戦術もピンポイントである。たとえば第四次中東戦争のラタキア沖海戦の電子ジャミングは大好きだが(同じく電子戦が戦果を決定づけた)湾岸戦争やイラク戦争は戦力差が圧倒的すぎてにダメ、とか言うことがよくあるのでその微妙な違いが他国にはよくわからない場合もある。ただし好きなものはとことん好き、という国家である。
また、特に国家の場合、AFVの扱い方とドクトリンの扱い方はとても良く似ている。
国産内製化にこだわる国家、これは機密にこだわる。外国産の中古ばかり購入する国家はその点はおおらかである。
ひとつのAFVを長く長く機甲師団に編入する国家。これはドクトリンをとても大事にする。基本転向はしない。君主制国家の場合は民主化暴動を誘発することも。
頻繁にあれこれとAFVを開発する国家。こういう国家は二大政党で数年おきに大統領が交互に入れ替わるし世界中の紛争に首を突っ込むので要注意である。ただ、豊富な予算はもはや続きそうにない。
中東やアフリカにAFVや兵器の販売や仲介をしてる国家や、内装に建国の偉人の写真を飾る国家は、どうみても独裁国家です本当にありがとうございました。恐喝傾向があるのでこれも要注意。領土問題をとても大事に(定期的に38度線に向けて演習で誤射、排他的経済水域は自国有利に設定)するので、沿岸警備で不審船を逮捕すると深刻な外交問題になりたいへんな思いをする。
補足2
AFVに興味がない、そもそも軍隊なんてなくてもいい(それどころじゃない)。という国家は、戦争においても受け身。基本的に自国から軍事的緊張を高めない(高められない)。もっとODAをと言い出すタイプである。軍事にこだわりがない代わりに、信託統治、が好き。でも最近は分離独立派との内戦が深刻だ。
補足3
変に中型じゃなくて、装甲厚はそれなりで、座席が座りやすくて、水冷がそれなりにちゃんと効いて、シャーマン戦車みたいな天敵がいないのがいい。
という国家は、基本的に経済重視でドクトリンを考えている。ちゃんとミサイル防衛できてシーレーンを確保できたらそれでいい、それよりも外交力を強化しましょうというタイプである。こういう国家は国防予算ありきで軍備を見るので、決して覇権は望まないが堅実でしっかりした東南アジア・中東諸国、それもできれば民主化の進んでいる国家と結んで平和の配当を享受したい、というタイプ。提唱者は苦学のエリート官僚と、超お坊ちゃまで漢字が読めない元首相の両方である。
ジョインジョイントキィデデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイダデステニーナギッペシペシナギッペシペシハァーンナギッハァーンテンショーヒャクレツナギッカクゴォナギッナギッナギッフゥハァナギッゲキリュウニゲキリュウニミヲマカセドウカナギッカクゴーハァーテンショウヒャクレツケンナギッハアアアアキィーンホクトウジョウダンジンケンK.O. イノチハナゲステルモノ
バトートゥーデッサイダデステニー セッカッコーハアアアアキィーン テーレッテーホクトウジョーハガンケンハァーン
FATAL K.O. セメテイタミヲシラズニヤスラカニシヌガヨイ ウィーントキィ (パーフェクト)
奥様がそれを見て顔を引きつらせて、息子の名前を叫んで、何度も平手打ちをしていた。
XXちゃん、いったいこれはなんなの!キー!って感じで。もう可哀想過ぎる。
中学生の坊主が両親が2週間もいなかったらそうなっても不思議じゃない。
俺はよくあることだから気にしないで大丈夫です。と言ったんだけど、
その少年と駅前で偶然、合った事がある。俺が、あ、あの時の・・・と思ったら、
少年は下を向いて足早に遠ざかっていった。なんかもう可哀想過ぎる。
多感な時期につらい目に合わせてしまった。後で笑い話になってくれれば良いのだけど、
まあ、絶対笑い話にはならないよね。
っていうか
そういう、母親に性的なことを強く詰られたり牽制されたりした結果の病気って凄い多い。
激しいところになるとsex offender全般や快楽殺人犯。
そのXXちゃんは少なくとも前者グループのどれかにはなると思う。
後者はキリスト教&快楽殺人の本場であるアメリカで多いんだけど
・「聖女とそれ以外」で女を見てて、後者と判断するとパチーンと憎悪スイッチが入る人
「殺人と自慰はどちらが罪重いと思ってるか」「自慰に決まってます、からかってるんですか」って答える人
・ヒッチハイカーを誘拐しては頭部を切断してからセックスしてた人
などなど、
以上は全部実例だけど
みんな母親から「オナニーしちゃダメ」とか「女の子とデートしちゃダメ」とか言われた人達。
でもどんなに残虐な犯罪繰り返してても不思議なぐらい母親には何も出来ない。
最後の人(すごくIQが高かった)だけはしまいにトラウマを克服して母親を殺害出来た。
母親の頭部を切断して"うるさい口"を損壊したあと警察に電話して全犯行を自供。
すごいわ
おめでとう
まだよ 今のとこ
どう思う?完璧!何よ
僕ら子供が欲しくて代理母は決まったんだけど、卵子 提供する気ない?
その頃 別の独身女も 屈辱を味わっていた
きてたのか
いいわ 会う
ブラインド・デートに応じた
似合うよ
あとはふたりで
よろsく
ソーダ取ってくるけど あなたは?
行ってくる
いい子だろ?
私レズじゃない マジ?
男連れのとこ見ないから
ダブルプレーは悦妙だった
好プレーだ
チャールズさん
チップでいい
友人のペイシェンスと彼女の夫は、週末、ハンプトンの家に私を招いた。
楽しくてスマートで、J. Crew のカタログから飛び出してきたよう。
もし彼らの家がビーチになかったら、きっと彼らのこと好きじゃない。
彼が運転席に載って、私が車に乗ると。
それで?
アツアツね。
ラブラブだった。ここヒューストンへの、西ブロードウェイ・マディソン72番地からの道のりずっと。
ハンプトンの来客は、彼らの夕食のためにいつも歌うことを要求される。
ブローカーは投資のアドバイス。設計者はデザインのアドバイス。
翌朝、私は気分良く起きた。
目を見張って、動くことも出来なくなる。
フルチンだった。
すぐ戻ってくるよ。
彼は無頓着に、うれしそうに、ぶらぶらさせて立っている。
こんなとき何をして何て言ったらいいのか分からない …Great.
ただ分かるのは、ピーターの前でコーヒーを飲むのは難しいということ。
何かあった?
さっき廊下でピーターとばったり会ったの。彼、下着をつけてなかった。 …すごいわね。
いい天気だ。
キャリーにナニ見せたの?
トイレにに行く途中だったからさ。
そう。"トイレに行く途中"
えっと…今日は何する?
やっとのことで"おいしいマフィン"をバッグにつっこんで、NYへ帰ってきた。
なによそれ。なんでそんな格好なの?あんたとヤるつもりだったのかしら?
わからない。性欲も感じなかった。
見せつけたかったのよ。サルと同じ。
それで、でかかった? ―胡椒はいかがですか?
下さいな。どうもありがとう
これでいいです。 ―ほかに胡椒の方は?
実際、このテーブル全員が欲しがってる。
それで私、彼女に「何でうろたえてるのか分からない」って言ったの。
そうしたら「分からないでしょうね、独身だもの」って。
何それ?独身女は友だちの”旦那”のナニを覗こうとして、ビーチハウスをふらついてるっていうの?
友人はどうだったの?何か違いが?
結婚したら、これまでの関係は白紙。結婚したら独身女の私たちは敵なのよ。
唯一、法律事務所で働く、独身弁護士だからか、ミランダはこの問題の考えを述べた。
結婚した女は脅えてるのよ、だって私たちがセックスできるから…いつでも、どこでも、誰とでも。
そんで怯えてるの、私たちがいつかどこかで旦那を寝取るんじゃないかって。
私は既婚者と寝たことはないわ。
何でそんなこと言えるの?結婚指輪はずせば、わかりはしない。
まさか!すべての結婚したひとがそう思うわけじゃない。
シャーロットは結婚を、必死になってでも入会したい社交クラブのように思ってる。
そうね、みんなじゃない。独身女を恐れないで、哀れむ人もいるからね。
そんなことない!
あれってほんとやだ。
オーケー、わかった、あるわ。ディナーパーティーで独身が自分だけだと、みんなの見る目が・・・
そうよ。はっきり言って、既婚者は敵なの!
ミランダは正しい?私たちは敵?
そこから急に、彼女から力を込めて指を絡ませて恋人つなぎに移行。一瞬びっくりしたけど、振り払うのもおかしいし、周囲の目を盗んでしばらくぎゅーって握ってた。
それって、その女が元増田を好きって訳じゃないよ。その女が自分が愛されてる実感を手軽に味わいたいだけのこと。しかも、手をつなぐだけで、成功すれば大もうけ、失敗しても自分は傷つかないという、受け身だから超安全な愛情確認ゲーム。そういう追いかけられたいだけの恋愛を、より簡単確実に実感するための相手には、未婚者より既婚者のほうがいいから、不倫を仕掛けてくるんだよ。元増田が未婚者なら見向きもされないと思う。
女から既婚者にアプローチをしたときに、相手にされなくても、「家庭があるから私に手を出せないだけで、私自身に魅力がないわけではない」って言い訳ができるし、実際に手を出してきたら、「ちょっと手を握っただけで、相手が本気になっちゃっただけなんだから、私は悪くない」と言い訳ができる。(不倫発覚後の慰謝料の問題は別として、あくまで自分の中での罪悪感)
未婚者相手じゃ、失敗時にはダメージもあるし、成功時にはそれなりに自分からも相手に愛情を注がなきゃいけないから、面倒だしね。親からの無償の愛を、恋人にも求めてる感じなのかもね。
しかも、既婚者が手を出すんだから、「既婚者が家庭をなげうってまで、手を出すほど自分に魅力がある」と確認or妄想できるし、何より「他の女に勝つ」という女にとって至極の悦びが味わえるw
男は男で、こういう女にのめり込んで家庭も人生も崩壊させる奴もいるし、こういう女を逆手にとって喰いまくる奴もいる。前者の男と不倫する女は自分の魅力を確認し、後者の男と不倫する女は自分の魅力を妄想する。いずれも「他の女に勝つ」という極上の悦びは味わえる。まあ、不倫にのめり込む男やまんまと喰われる女が感じてるのは、ただの幻覚だけどなw 世の中には不倫に限らず、幻覚でもいいから一時の悦びを得たい人はいるよね。風俗でも麻薬でもアルコールでもタバコでも。
元増田が、自尊欲求満足のための女のオナニー道具になってでも一発ヤリたいというなら、やっちゃえばいいんじゃないかな。人間としては失格だけど、いいダッチハズバンドにはなれるよ。
つづき
http://anond.hatelabo.jp/20100116012129
逃避ってどんなものかと聞かれれば、いまの僕がそうだと真っ先に挙げる。現実と折り合いがつかず消化ができず、ちいさな軽自動車であてのない旅に出る。これこそまさにと思う、しかも由緒正しい逃避の旅。
東北の都市のマクドナルドはひとけがなく、昼時だというのに店員の声が聞こえるのはたまに。閑散とした店内の奥のほうで長居をして、ぬるくなったコーヒー片手にノートPCをいじっているとそんな気持ちが首をもたげる。都会の仕事を辞めて、実家を継ぐことにしたのも半ば投げやりだったし、子どものころから親の仕事を見ていたからと言っても、正直なところ田舎の酒屋の跡取りになることに実感がわいてこない。そんな息苦しさから逃れようと企てたのが日本じゅうの岬を回るという計画で、半月ばかり車を走らせるうちにだいぶ気分が晴れて来ているのだとは思う。
それでもときどきこんな心地になる。
これは逃避だって。由緒正しくてもれっきとした現実逃避で、いつか現実に戻らなければならないって。
山形から秋田、青森、岩手を回るうちに、日本海から津軽海峡、太平洋と潮の色が変わっていくのを見た。押し寄せる波がどこも違うのを確かめた。海からの風を全身で浴びるのは快いものだし、誰もいない岬で砕ける波音に耳を澄ませながらシャッターを押すことがこれほど開放感に浸れるものだとは思わなかった。ずっと続く海岸線の青をただ見つめながら軽を走らせることも気に入るようになった。
98年式のスズキのポンコツもすっかり相棒の風体で、近いうちに廃車にしなければならないのが名残惜しくなる。使いつぶすつもりで、実家の車庫の奥から引っ張り出してきたのに。
今日回る予定の岬をチェックしながら、ちらりとPCの時計を見る。
(間に合うかな、また帰還は深夜かな)
僕は同乗者を待っていた。
昨夜ひろったヒッチハイカー、察するに家出の最中であるらしい。雨の夜の国道でずぶぬれになっていた若い女の子で、大阪の友人の家まで行くのだといい、正直なところそれ以外のことを僕は何も知らない。仙台着が深夜になり安宿に泊まらせたが、朝になって大阪へはあなたの車で行くという。
いわく、あなたは優しくて善良で、こんな幸運はめったにないから、とのこと。
お金出すから電車で行けばというと、わたしもふらふらしたいのだと言う。
由緒正しき岬めぐりをふらふらだと言われていい気はしないが、彼女も僕と同じように逃げたい現実があるのだと、そう思うことにする。本当に何も持たずに逃げ出してきたというので、服代を持たせて買いに行かせて、もう三時間はたっている。
(しまったな、何時までに帰ってきて欲しいと言うべきだった)
これで帰ってくるのが三時になれば、今日の計画は全部おじゃんで一泊の宿泊代が無駄になる。諦めて昼食をとろうかと思ったけれど、一時までは待つことにする。そうやって無為に時間が過ぎていくのは苦痛ではあるが、せっかくはしゃいでいる彼女を見ると、まあ、それぐらいは我慢するかというぐらいの余裕は持てる。
女の子だからそこまでしてあげるのかと考えて見て、きっと男であっても同じ事をしただろうと思う。
雨の国道で車に乗せてやり、ヒーターを全開にして、タオルを渡し、コーヒーを飲ませる。それからとりあえず仙台まで送る。きっとやったはずだ。違いがあったとすればもっと遠慮なく事情を聞いて、ツインの同じ部屋に泊まっただろうという事ぐらい。
(一緒に行くと言われて連れていくことにしただろうか?)
それも結論は同じ。
結局のところ僕が欲しかったのは道連れの旅仲間で、車で旅する限りガソリン代にそれほどの違いはない。むしろ同乗者が女の子だから生じる諸問題の方が大きいわけで、それが女の子であることによって相殺される。旅の仲間が同姓であればそれはにぎやかで楽しくなるが、異性であれば華やいだ心地になる。
オーダーをしながら、出ていった彼女の事を思う。
「お客さま、おつりです」
ぼっとしていた。
やっぱり、撤回。
お待たせしましたとの声を聞いて顔を上げたのは一時半をまわった頃だった。
「ぎりぎりになってしまって」
「お帰り、ずいぶんかかりましたね」
のんきにPCを片付けるはじめながら、ユニクロ、イトーヨーカドー、しまむら、あちこちの衣料品店の袋を抱え、恥ずかしそうに向かいの席に座る彼女をみる。
「なんか、いろいろ迷っちゃって」
「持ってて下さい。消耗品とかあるでしょうし」
「あ、なるほど」
緊張ぎみにそれをポケットにしまいながら彼女はいう。
「牡鹿半島ですよね。けっこうぎりぎりですよ? わたし、土地勘あるんです、この辺。行って帰ってこれるかな?」
「あ、日没までに向こうに着ければ、帰りは深夜でもいいんです」
一瞬意味がわからないと目をしばたかせたが、門限や最終電車などない気ままな旅なのだと思い出して、なるほどと感心する。それからレジカウンターに駆け寄り、遅めの昼食をテイクアウトする。彼女の衣類を後部座席に積み上げ、エンジンをかけると、胸が高鳴った。彼女がマクドナルドの包みから僕の分を置いたのを確認して、車を出した。
仙台から牡鹿半島まではほとんどが国道45号で、松島までは大観光地のど真ん中を行く。それでも松島を過ぎると山間に入り、鳴瀬川を越えるとまた町中を走る。牡鹿半島はその外れにあり、目指す黒崎という岬は両側を大きなふたつの島にはさまれた、珍しい岬になっている。
「多いだろうね。格好のスポットだものね、町からも近いし」
調べたところ、牡鹿半島は宮城県屈指のレジャースポットを形成していて、当然ながら海で楽しむ事には退屈しそうにない。しかし、今日の岬めぐりは特急の弾丸旅行になりそうで、天気予報を聞く限りは天候には恵まれていた。
「そう言えば、学生さんなんですか? 聞いてなかった」
何気なく聞いてちらとみると、あっと口を開いて、気まずそうにする。自己紹介さえしていなかった事に気づいたのだ。
「カワシマです。そうなんです。実家から仙台の大学に通ってて」
「実家?」
「うち貧乏なんです。だから、とてもひとり暮らしをさせるお金はないって、実家から通えるところへ。ひどいんですよ。大学まで片道二時間以上かかるんです、もう4年ですから、慣れてしまいましたが」
僕はふと気づいて聞く。
「じゃあ、定期とか持ってないの?」
「あ、いまは学校休みだから。定期はいつも一ヶ月定期なんです」
まずいことを聞いたと、うつむく彼女を見ながら思う。
「でも、聞いて下さい。それでも一ヶ月の定期代が二万円もするんですよ? 二万円です。信じられます?」
たしかに彼女にとって移動は高嶺の花の代名詞で、閉鎖的な田舎の実家から逃げ出すにはヒッチハイクしかなかったのだと、僕は気づく。彼女が言うように運転手が、あまり危険性がなく、安心していられ、自分の望みを聞いてくれるのであれば、これは幸運であると思うであろうし、その幸運に飛びつきたくなる気持ちもわかった。自分の自由になる車がなければ実家に閉じこもっている以外になく、大学と実家の行き来に膨大な時間を費やす以上、ほとんどがその移動に費やされたに違いない。牢獄から牢獄へ。あまり遊び慣れていないからはしゃいでいるのだと、気づく。
(あなたに出会ったのは幸運か……)
それならばと明るくする。
「じゃあ、牡鹿半島楽しみましょう!」
こういうのはベタなのがいいのだ。
岬めぐりが車内に流れた。
やけっぱちにはちょうどいい。
・女の子ひろった
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・これこそ逃避
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・すごい彼女
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・ふたつ恋した
ビニール傘をさして雨の中をとぼとぼと歩く姿が、ヘッドライトの中で片手を大きく上げるので速度を落としたが、女性であることに気づいて、クラクションを鳴らして通り過ぎる。
大の男が女性ヒッチハイカーをひろうわけにはいかないわけだし、旅の途中でもあるわけだし、だいいち予定をずいぶん超過しているわけだし。ちらりとデジタル時計を見ると、九時をだいぶ回っている。周囲にヘッドライトは見えない。しかたなく路肩に車を停め、僕は傘をさして反対方向へ走り出す。
「大丈夫ですか? あいにく男なんです、それに」
駆けより弁解しようとして、言葉が途切れる。ヒッチハイカーの二十歳前後の女性は小柄で、その細い肩を小刻みに震わせていた。
「大丈夫?」
歩ける? じゃあ、車まで、距離あるけれど。縦に首を振る。それでとぼとぼとついてくるのを振り返りながら車まで歩き、助手席に座らせてヒーターを全開にした。
「この道、ぜんぜん車とおらないですよね、国道なのに」
できるだけ声をあかるくして後部座席からバスタオルを出して、渡す。沈黙を消すためにラジオをつけると、朝のドラマのあかるいポップソングが流れだす。ポットにホットコーヒーの残りがあったのを思いだして、それを注ぐと白い湯気がのぼり、カップを渡すとふるえる手がそれを受けとる。車内灯をつけて地図を広げる。
「どこまでですか? 駅まで送りますよ。ここから歩くとずいぶんありそうですし」
宮城に入ってからずいぶん走った気はしていたが、さすがにぎょっとしてコーヒーをすする彼女の顔をみつめる。ふしぎそうな視線がこちらをちらと見る。
「あ、ええ、大阪も回るつもりですが、ずいぶん先ですよ?」
「友達がいるんです」
ああ、家出かと得心がいき、何も荷物も持たずに海岸線を歩いていた理由がわかったような気がした。大学生ならばまだ夏休みも少しは残っているし、家を飛びだして高校時代の親友の家に転がりこむなんて算段もするだろうし、お金がないからヒッチハイクなんてことも考えるかもしれない。それでもこんなオフシーズンに大阪行きの車などめったになく、それで車を乗り継ぐうちに時間切れのように雨降るひとけのない国道に取り残されたのではないか、そんなことを思う。
「どうも」
カップが差し出されて、ポットをしまい、思いだしたように車を出す。
「とりあえず、今日は仙台まで行く予定だったんです。だからどのみちそこまでは行きましょう。大阪はどうするかはともかく」
「地図見ます」
それでふたりで納得して、ヘッドライトが照らす濡れたアスファルトを見つめながら、静かなラジオに身を任せる。夜のニュースが始まり、あいかわらずの政治の話題が伝えられる。それを片耳で聞きながら、ハンドルを指先で叩く。久しぶりの信号で停車すると彼女が訊いた。
「行くんですよね、大阪?」
ちらと見るとタオルで濡れた腕をぬぐっている。青信号にあわててアクセルを踏み、それから思いだしたように言葉を繰り返す。
「ええ、ですが、大阪に着くのはずいぶん先ですよ?」
彼女は小首を傾げるがそれも無理はなかった。
僕は今、ながいながい旅の途中でそれは生まれてはじめてする長い旅行。先月やめた仕事で貯めたお金をはたききって、日本中をまわろうと思っていた。小さな軽と二ヶ月はふらふらできる貯金、あとは地図だけあればなんとかなるというそんな旅。そんな自分勝手ができるのはおそらくこれが一生に一度で、この旅が終われば、山形の実家の酒屋を継ぐ。やっと都会のやくざな仕事から足を洗って帰ってきた息子の計画を両親は二つ返事で了承し、思う存分遊んでこいなどと、背中まで叩いて送り出した。
「どれぐらい先ですか?」
「さあ、計画決まってないんです。ふらふらしているだけで」
「じゃあ、大阪へ向かってくれないんですか?」
「え? あ、まあ」
いいにくそうにしていると赤信号で彼女と視線が合う。びっくりするほどきれいなまなざしが向かってくる。それで正直に言うことにした。
「岬めぐり、してるんです。全国のあちこちの岬をめぐって写真を撮ろうと思っているんです。だから、大阪にはいつ着くかなんてわからないんです」
彼女はきょとんとしていたが、おかしそうに笑う。
「こういうのはベタなほうがいいんです。あんまり考え込んでも面白いことなんてないんです。考えるより車を走らせた方がいい。面白そうな岬をめぐってみたほうが、ちっぽけな自分がわかるんです。考えている時間がもったいない。走っている間にいくらでも考える事なんてできるんです。それに岬めぐりは、日本人の青春の伝統みたいなところがあるし」
「そうなんですか?」
「歌があるんですよ、有名なフォークソングで、岬めぐりって歌が」
僕はそう言って、覚えてきたその歌をうたい始める。父のカセットテープで何度も聴いた曲。子供の頃のドライブの定番で、それはとても懐かしく、自分の人生を振り返っている心地になる。へたくそな歌を遠慮がちにくちずさむ。指でリズムを刻むと、やけっぱちの冒険心が刺激される。
「失恋の歌ですね」
えっと彼女を見て、ああとあわてていう。
小首を傾げるので、少し迷って話す。
「仕事やめたんです、東京の。それで実家の酒屋を継ぐんです、山形の」
わかったのかわからないのか、へぇと彼女は呟いたがそれでも地図には目を落とし、だいぶ増えてきた街灯の明かりにそれをかざす。ここ、右です。それでだいぶ仙台市内に入ってきたことに気づく。ラジオは深夜放送になっていて、誰かの語りがイタリアの今についてしきりに話していた。彼女はもうタオルで拭くのをやめていて、少し暑い気がしたのでヒーターを弱める。海岸線をまわる旅だったからか仙台はきらきらした人工の宝石のように見え、だいぶ安堵感が戻ってきて、気安く彼女に言う。
「どこかに泊まってください。お代は出すので。僕は車に泊まりますから。大阪の話は明日しましょう。どちらにしても今日は無理です」
「え? ああ」
困ったように迷い込む彼女を眺めながら、考え込む。
(なんなんだろうなあ……、この子は……。得体が知れないというか、自分以外の世界がまったく見えてないというか。こっちがまったく見えていないような気さえする)
まあ、でもそれは今日限りの事で、きっと彼女は仙台で都合をつけて、高速を走る大阪行きの車にヒッチハイクするのだろうと、そう思ってまあこれぐらいはよいかと思う。
「でも、これ、あなたが泊まるためのお金ですよね?」
「ん……、まあ、僕も泊まってもいいのだけど、そうすると見知らぬ男と部屋は別でも同じ屋根の下っていやですよね? だったら節約した方がいいじゃないですか?」
正直に言えば車中泊はもう慣れていたし、無理におなじところに泊まるほうが心理的な圧迫感が大きかった。なので、僕の提案は僕にとっての最善であり、これは僕の都合でそれが好ましいのであり、彼女に対して何かをしているわけではなかった。
それでも彼女はしぶしぶシティーホテルに部屋を取り、僕はその駐車場で眠った。
僕は駐車場でのびをして、体をひねってみて、コンビニででかいヨーグルトを調達してスプーンでそれをすくう。ラジオは健康体操の話で、ダッシュボードの地図を眺めながら、それを聞く。何か正直仙台まで来てしまったことが、まずい気さえしてきてしまう。もうちょっと前によい岬があったのではと。ノートPCを立ち上げて、あれこれと調べはじめる。昨日撮ったデジカメの画像を移しながら、ヨーグルト片手にそれをチェックしていく。この朝の作業はあんがい楽しい。コンコンと窓ガラスが鳴る。視線を上げると彼女が笑っていて、窓を下げた。
「大阪までお願いします」
どういうつもりだろうと思ってしまう。
「あなた、とても優しい人だし、それにとても善良だから」
「半月ぐらいかかるかもしれませんよ?」
彼女はにっこりと笑った。
・女の子ひろった
http://anond.hatelabo.jp/20100116012129
・これこそ逃避
http://anond.hatelabo.jp/20100119221742
・すごい彼女
http://anond.hatelabo.jp/20100123005026
・ふたつ恋した
横だけど
でもそれでは(そんな迷惑な事をするつもりがない)自分が育休取る時も同類扱いされるので迷惑、という話だ。
チハルさん、まだ同類扱いされたわけでもないのに心配性すぎるよ。
そんなに被害妄想が強いと大変だろう。
本日のテーマはアキシブ系。Perfume特集記事第1弾で「アキシブ系」という言葉を「萌えテクノ」と共に使いましたが、アキシブ系の方がどうやら頻繁に使われているようです。
アキシブ系でGoogle検索をして、アキシブ系がどのように捉えられているか調査してみました。Wikipediaとはてなには既に用語解説があります。
はてなの方では、僕の名前も出ていますね。僕は発案者でもなんでもないですが、ありがとう。
アキシブ系という定義については、人によって微妙に違いますが、乱暴な言い方をすれば、秋葉系とされるものと渋谷系とされるものがミックスしているものはアキシブ系とされる可能性があります。
では、秋葉系と渋谷系をステレオタイプ化し対比してみましょう。以下のようになります。
【秋葉系属性】←――――――――――――――→【渋谷系属性】
ヲタクカルチャー ポップカルチャー(おしゃれサブカルを含む)
(萌え系)アニメ・ヲタク (ヌーヴェルヴァーグ系)映画マニア
チェックのウールシャツ(ブランド不明) ボーダーシャツ(Saint James)
宅八郎、森永卓郎、電車男 小西康陽、フリッパーズ、中田ヤスタカ
AKB48、時東ぁみ、桃井はるこ カヒミ・カリー、野宮真貴、野本カリヤ
秋葉系というのは、確かに秋葉原という街をで見かけそうな物や人です。しかしながら、渋谷系は音楽的ムーヴメントから始まっているので、必ずしも渋谷がメッカとは言えない物もあります。また、渋谷を闊歩する人たちの多くが渋谷系かと言われると、甚だ疑問ですらあります。
こうして比べてみると、一見、水と油、資本主義と共産主義のように秋葉系と渋谷系が相反しています。到底仲良く出来ないみたいな。しかしながら、実際のところはこうした完璧な属性でトータルコーディネイトしている人はそれほどいないでしょう。つまり両方の属性をパーツパーツでもっている人口は結構いるはずです。例えれば、音楽マニアだけれどメイド喫茶が好きだとか、アニメ・ヲタクだけれどボーダーシャツが好きとか。ボーダーと言えば、なんか楳図かずお先生が目に浮かびます。でも、先生は吉祥寺系ですね。
秋葉系も渋谷系もパラドックスに満ちており、従来の観念をぶち破る役割がアキシブ系にはあるのです。
アキシブ系に戻りましょう。先ず、アキシブ系現象の一つとしてあるのが、秋葉系(アニメ)と渋谷系(クオリティの高いポップス)の融合です。『AKSB~これがアキシブ系だ!~』は、正にそのコンセプトで選曲されたアルバムです。
01. Dimitri From Paris:Neko Mimi Mode(「月詠」OP曲)
02. ROUND TABLE feat. Nino:Let Me Be With You(「ちょびっツ」OP曲)
03. 山野裕子:ビーグル(「ココロ図書館」主題歌)produced by 宮川弾
04. 小川範子波のトリコになるように(「月詠」挿入歌)produced by 菊地成孔
05. 豊口めぐみ:人間だから(「ちょびっツ」イメージソング)produced by 冨田恵一
06. 高浪敬太郎&Yama-K:かたことの恋(「ちょびっツ」挿入歌)
07. 鈴木さえ子 with TOMISIRO:Dear Friend(「ケロロ軍曹」挿入歌)
08. 桑島法子:la la maladie du sommeil(「ラーゼフォン」挿入歌)produced by 橋本一子
09. 田中理恵:瞳のトンネル(「ちょびっツ」イメージソング)produced by 桜井鉄太郎
10. ROCKY CHACK:リトルグッバイ(「ゼーガペイン」ED曲)produced by 保刈久明
11. パール兄弟:明日はたぶん大丈夫(「N・H・Kにようこそ!」挿入歌)
12. OKINO, SHUNTARO:Cloud Age Symphony(「ラストエグザイル」OP曲)
13. 牧野由依:CESTREE(「ゼーガペイン」挿入歌)produced by かの香織
14. marianne Amplifier feat. yuka:Pressentiment triste(「月詠」ED曲)produced by 橋本由香利
15. 財津一郎&小倉優子:帰ってきたケロッ!とマーチ -READYMADE SERGENT ROCK- remixed by 小西康陽
例えば、小西康陽がリミックスした財津一郎&小倉優子の「帰ってきたケロッ!とマーチ」や高浪敬太郎&Yama-Kの「かたことの恋」といった渋谷系ど真ん中、言い換えればピチカート系もありますが、渋谷系には入らないけど、音楽マニアも納得のアーティストたちが自分自身でやる又はプロデュースなどの関わりを持ったアニソン集です。
僕自身、アニソンやしょこたんにはどちらかというと疎い方なんですが、アニソンって結構、いい曲あるんだと素直に感じました。このコンピではなんと3曲も収録されたTVアニメ『月詠(つくよみ)』からのサエキけんぞう=菊池成孔による小川範子の「波のトリコになるように」は、 2004年ということもあり、裏SPANK HAPPYとして楽しめます。
鈴木さえ子がやっていた「ケロロ軍曹」も、気になりながら買わずじまいだったのですが、「Dear Friend」とかNew Orderぽくて・・・(泣)。鈴木さえ子を知らない人がいるかもしれませんので、ちょっと説明。彼女はシネマ、フィルムス(リリースはお蔵入り)というバンドでドラマーとして活動、その後、ソロとしてテクノ~ニューウェイヴなエッセンスも交えて印象派アルバムをサントラも含めて5枚リリースしています。このコンピには収録されていませんが、「恋するシューティング☆スター」もお勧めです。
オープニングのDimitri from Parisは、フレンチハウスのパイオニア的存在DJ・ミュージシャンですが、彼自身、アニメヲタクとして有名です。そこだけとれば、彼は秋葉系パリジャンです。自身の曲「Love Love Mode」と声優の声のサンプリングで出来上がったのが、アニメ主題歌の「Neko Mimi Mode」です。一部では萌えラウンジと呼ばれているらしいです。
フランスは元々日本文化に対して好意的な国ですが、日本のアニメというのは一部のフランス人にとっては特別なもののようです。もう一つ忘れていけないのは、フランスはロリータ文化大国。フランスのロリータ歌手と言えば、ウィスパー・ヴォイス!このコンピにも、フランス語タイトルのロリータ・ヴォイスの歌が2曲ありますね。桑島法子の「la la maladie du sommeil」とmarianne Amplifier feat. yukaの「Pressentiment triste」(こちらは前述の『月詠』から)です。後者は完全にフランス語で歌い上げています。フレンチ秋葉系なるものを提唱する人もいますが、まさにどんぴしゃです。フレンチ→カヒミー・カリー→渋谷系ですから、これはアキシブ系になります。
今後のAKSBのリリースもありそうな予感なので、期待したい思います。
アニメ絡みのアキシブ系をもう少し紹介しましょう。美水かがみの『らき☆すた』(Lucky Starの意味)は4コマ漫画ですが、それが原作となって、テレビアニメやDSゲームが作られています。典型的な萌えアニメと言っていいでしょう。4人のキャラクターがそれぞれソロ・シングル(キャラソンと言う)を同時発売しています。その中の柊つかさ(実際歌っているのは福原香織)の『らき☆すたキャラソン(3)』に収録の「寝・逃・げてリセット!」は、Perfumeやcapsuleっぽい出来上がりなんです。ゲーム音楽における「ふたりのもじぴったん」と共に、アニソンにおける「寝・逃・げてリセット!」を、Perfumeファンはチェックしてください。ジャケはかなりキツイけど。他の曲は普通のアニソンに聴こえるのが残念ですが・・・
後、忘れてはいけないのが、中田ヤスタカが手がけたアニソンです。「capsule cuteness culture」で既に書いてしまいましたが、こちらもアキシブ系と言えるでしょう。嘉陽愛子の方が可愛いと思いますが、井上麻里奈の「ビューティフル・ストーリー」は、中田ヤスタカ仕事としてのクオリティーを感じます。
侮れないアニソン。
http://anond.hatelabo.jp/20081111000645
http://anond.hatelabo.jp/20081111192958
装甲にヤスリかけちゃうしww
男にはせめてまともな中戦車乗って欲しい・・・
チハとかで支援にこられたら・・・・もう最悪ww
常識的に考えて欲しいだけなんです!
37mmで直協支援された時のやるせなさとか分かる?
あのね?たとえば突撃破砕したあと1??2個小隊ぐらいで陣前逆襲とか行くでしょ?
それぞれ中戦車とかで突撃するわけじゃない?
アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本
ミリオタが非オタの彼女にミリタリ世界を軽く紹介するための10両
から。
まずは誤記のお詫び。以前のエントリ中で、T-34の生産台数が25000台以上と記載されておりましたが、これはT-34全体の数字ではありません。
実際は、全ての型式を合計すると、T-34は60000から65000両余りが生産された、とするのが一般的です。(・・・だよね?)(※)
(※)内訳を細かく見ていくと、T-34-76(T-34の初期生産型。まあ、旧ザクみたいなもんだと思いねえ)の生産台数が1944年までに35,467両、T-34-85が1946年までに25,899両。したがって、(1946年までに)少なくとも合計61,366両以上が旧ソ連国内で生産された、というのがより正しい数字になります(回収・再生車両の数がどう扱われているか、までは未確認なので、この数字もちょっと留保が必要なんですが)。また、T-34は戦後いくつかの東側諸国でもライセンス生産されたため、実際の数はさらに多くなります。出来ればそれらも合計した正しい数字を示したいところなのですが、そこまで出来る知識は自分には欠けているので・・・。戦車オタクでなければ、まあ上述した60000から65000両、という理解をしておけば無難なのではないかと思います。(余談ながら、上記の生産数の数値については、グランドパワー誌04年12月号「ソ連軍中戦車T-34(3)」を参考にしました。)
(以上ここまで、7/27追記)
それにしても、こんなにモテるなら、増田じゃなくて自分のダイアリ作って書けば良かったなあ。何も書いてないし。
抜けてる人が居たら、うっかり米軍機に誤爆されたようなものだと思って諦めてください。
id:kanose 絶対ありえなさそうなのが面白さをアップ/言われてみると英仏伊がない。チーフテンなんか戦車らしい戦車で好きだが
絶対ありえなさそうと言われましたが、この変な彼女は、まだ日本にいるのです…たぶん(願望)
一応チャーチル(英戦車)使おうかなあと思ったのですが、そこでメルカバを使ってしまったので。
英戦車の偏屈具合は好きなんですが、うまいことあてはめられませんでした。
id:levele 全然わかんねえw
id:oldriver 彼女からしてみればアニメも戦車も等しく遠い
id:dasaitama_osamu なるほどこうして見ると元ネタの「味わい深さ」がよく分かる。
id:raf00 軍オタに変換してみると、元増田のトバしっぷりがさらに明確になるな。最初から最後まで全くついていけません!
id:abc1cba 増田, 軍事 全部知らないw
id:iwadon わははww これを読んで逆に元ネタのあれ加減を再確認するという。
id:Lobotomy わかんねーよwwwww/細かすぎて伝わらないものまねにおけるくじらの「○○スターシリーズ」を彷彿とさせる
id:y_nagata neta これはいいテンプレwww
それを口にした瞬間失格だとお考えください(挨拶)
・・・まあ、実際にこれ全部分かる女がいたら確実に何かのトラップだと思います。分かっていても騙されに行きたくはなりますが。
多分、アニオタの場合、上げたネタを全部分かる人が現実に居そうな辺りが勘違いを生んでしまうんでしょうね。漫画・アニメネタはカジュアル化したせいで、自分も会話中でその手のネタを使い回す傾向がありますし。軍ヲタとしてアニヲタが羨ましい反面、勘違いしなくていいのは幸せなのか、と複雑な気持ちになります。ネタにしておいて卑怯な言い草ですが、そういう意味では元増田にひどく共感してしまう部分があります。
id:mindblinds >これを見た彼女は「レオパルトIIだよね」と
元増田の「ルパンIII世だよね」はまだ普通にありそうだもんね・・・ネタとしては古典の部類ですが、90式といえば「レオIIのパクリ」と言われた時代が懐かしいです。
id:geemoku360 >「終わらない戦争を毎日生き延びる」的な感覚がアメ公には共通してあるのかなということを感じていて、だからこそ映画『フルメタルジャケット』の最後はミッキーマウスマーチ以外ではあり得なかったとも思う
ビューティフルドリーマーの文章改変は「これは無理だろう」と思ったのですが思いついたら案外あっさりいけました。
イラクが米兵にとっての「終わらない日常」と思うと、何だか急にやりきれなくなります。「責任とってね」byイラク国民という感じでしょうか。
それは妖怪モトマスダの罠です(http://d.hatena.ne.jp/shibata616/20080723/1216801815参照)。
何クッションはさんでも無理なもんは無理だよ!
id:o_mega こういう無茶ぶり、好きだせ
id:cnkt なにを書いてあるのかまるでわからない。惚れそうw
結婚してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
id:rs6000moe 一式中戦車ってwwwなあwwwwwww
ネタとしてはどうだったかしら、と思わなくもないです(※)。日本戦車嫌いの宮崎駿のアニメに日本戦車を割り当てる嫌がらせジョーク的な部分が大きかったんですが、そんなこと、普通分かるわけないですよね。常識的に考えて。
※一式中戦車チヘは九七式中戦車改チハと混同されて扱われることも多い(両車の主砲は同一)。なお、実戦には参加していないとの説が有力。04年資料で確認したので、情報がアップデートされてる可能性はあるけど。あとは比較対象がIII号戦車な辺りで色々察してもらいたい。パーシングとかマジ無理だから。
id:brainparasite 改変ネタがついにこんな極北まできてしまった…
極北って言わんでください…。
id:thomyou あまりに無茶すぎて思わずはてブしたじゃないの…w
id:kaionji 前提がありえないw
id:hogshead 「戦車知識はいわゆる「アニメメカ」的なものを除けば、陸上自衛隊用戦車程度は見ている」すでに立派なミリオタです、ありg(ry
弱音を吐いてはいけません。必勝の信念を持って女に食いつくことが大事だと辻参謀(帝国陸軍を代表するリア充マッチョ主義者)も申しておられます。
わが精鋭なるヲタの精神(汚染)力の向かうところ、なんの恐れるところあろう。
id:fuldagap この増田、実は戦車マニアじゃない軍事マニアなんじゃないかなーと、英仏伊戦車がないことを考えて思う。あるいはそこも含めてネタなのかなー
当方、WTM流行後に本格的に染まった戦車オタクです。もっと早くからその筋一本でやってきた人間と比較すると知識面での劣等は否めません。というか上のレベルが凄すぎて、とてもついていけない。GPを見てうっかり火器弾薬技術ハンドブックに手を出し、そのまま本棚の肥やしにするぐらいのミーハー・キモオタ具合と思っていただければ。
とはいえ、実際にある程度ミーハー臭さ、俄か具合をネタとして考えている部分もあります。英戦車好きはもう少し自分の立ち位置を客観視していそう(英戦車好きは皆、変態紳士だと思っています)なので避けました。仏はネタにしにくいのです。現用のルクレールは無難な評判しか聞きませんし、WWIIでは敗戦までが早く、扱いがマイナーです。ソミュアS35とか、鳥山明の漫画に出てきそうなフォルムで好きなんですけどね(実に愛くるしいデザインなので、知らない人には是非見てもらいたい…)。それでも中東戦争辺りでは仏戦車が頑張っていたような気もするのですが、そこまで来るともう誰も付いて来ないんじゃないかと思って。伊はアリエテ入れようかなと思ったんですが、手元に手頃な資料が無く、安直にヘタリアムードを広めるのも無責任で嫌だなと思って辞めました。あまりよく知らない人でも喜びそう、という意味ではイタリアネタは良いんですが、それをやると悪い意味でより媚びた雰囲気になりそうなので(まあ、チハ・T-72の時点で何をか言わんや、という感じですが)。
id:aliliput メwwwルwwwカwバwwwww / アニメもミリもヲタきもいです(> <)
「軍オタのキモヲタ力は530000です。ですが、もちろんフルパワーで彼女と戦う気はありませんからご心配なく。」(CV:中尾隆聖)
マジレスすると最近の軍ヲタはアニヲタ兼ねてるので、軍ヲタのがキモいと思います…死のう。
id:carrion-crow 「やっぱり戦車は歩兵直協のためのものだよね」ワロタ。 メルカバ格好いいよメルカバ
メルカバ開発当初のプランに歩兵直協のコンセプトが影響したかはやや疑わしいので、この辺戦車オタとしては微妙に悩みました。
イスラエル機甲部隊の戦い方は、ドイツ軍流の運動戦に倣ったものですから。
id:umeten やっちゃったZE!!w
これは懺悔なんですが、当初その項目は韓国のK-1戦車でした。ネタ的に嫌韓っぽく見えてしまい、それがレイシズム的視点から喜ばれたら嫌だなあ、と思ったので、うpした後すぐ削除して投稿しなおしています。もし目にされた方がおりましたら、増田の不見識を嘲笑ってください。無意識のうちに差別的な価値観に汚染されていたように感じ、反省しています。ダメ!絶対!民族差別!
MCS自体は革新的システム(戦車単体で評価するのは難しい)なのですが、革新的システムは大ゴケすることも多いので、今後の推移を生暖かく見守りたいところです。
id:sichimin 増田, 軍事 是非とも写真付きで見てみたい。
id:tricksterchaos 増田, military 写真付けて
普通にwikipediaで画像が見られます(一部コンセプト図だけど)。
とりあえず参考までにリンクを。たまには戦車もいいもんですよ。騙されたと思って騙されて下さい。
なんかMCSがうまくリンクせんなあ。
Mounted Combat Systemでググればトップにwikipediaの項目が来ます。
おまけ
萌えます。wikipediaの画像はラウンデルとクローバーが付いてますね。実車だと、スペードやハートマークが描かれた車両もあり、何だかファンシーです(なんか銀英伝思い出す)。さすがフランス車。まあ、S-35に限らず仏戦車はお洒落です。現用のルクレールも非常にエレガントなデザインで、グランダルメの本気がどういう方向性なのか、そこはかとなく伝わって参ります。仏車に限らず、各国のタンケッテとか眺めてると中々キュートですよ。そのまま通勤に使いたいような愛らしさに溢れています。兵器だけど。
赤軍好きの自分は、仏車のような洒脱さにあまり縁がないんですが、それでもZIS-30やハリコフ・トラクター自走砲辺りは妙にダサい間の抜け具合で、見ていて心が癒されます。ほのぼのするよ!(史実にある血みどろのあれやこれやはしばし忘れよう)
id:shiroica 次は軍用機でよろしく。
軍用機は手に余ります。こういうネタは文脈が分かってないと面白くないものだと思いますが、その文脈が読めるほど航空機には強くないので。WWIIだと独軍・赤軍機が若干分かるかなというぐらい。(ウェストランド・ワイバーンとか、素人目にもアレっぽい奴をネタにして遊びたい願望はありますが。ターボプロップ雷撃機ってセンスがもう完全にSF世界だし、どこの第三スチラドゥかと思った。さすが英国は空でも一味違う。ライトニングとかも。)
戦車を選んだのは、結局その辺のコンテキストがそれなりに理解できるから、という事情が背景にあるのです。タイトルが「ミリタリー」と広い割に戦車しか扱って無いのはそれが理由になります(主語が広い割に、偏った対象しかリストに挙げない、というオタの悪い癖をネタにした面も無論あるのですが)。
id:mokkei1978 普通に面白いよ。趣味語りを聞くのは楽しい。
あなた、迂闊に恋人の料理を褒めて死ぬタイプの人ですね?「ここからが本当の地獄だ・・・」と堀川りょうも言っています。早く正気に戻るんだ。
id:harutabe >「戦車オタとしてはこの二つは“車”としていいと思うんだけど、/負けた
客観的に考えると、あんな整備で死ぬような戦車ろくなもんじゃねえだろ、と思いますが、軍ヲタ的には手が掛かるほど可愛い子になったりしますから・・・。
実にアホっぽいんですけど、正直そういうフィルタを通して車ヲタを見るようになってから、彼らを馬鹿にしたりとか出来なくなりました。
わかるよお!お前らのその気持ち!という。
・・・無茶しやがって(遠い目)
id:furukatsu まず戦車ってのがミーハーすぎ。あと、とりあえずHEMETTは神
わあい、furukatsu先生にモテたよ!まず戦車というのは確かにミーハーだったかもしらんです。
「非陸自の彼女に陸自文書実務を軽く紹介するための10の原則」とかやったら多分もっとブクマは少なかった悪寒・・・。
一度やってみたいですけどね。でも、多分プロには敵いませんので・・・。
ウクライナ44とかドイツ装甲軍団とかアジアンフリートとかそういう俄か臭いのしか出せませんけど。
id:KampfGr_Zbv 軍事 チョイスがミーハー的なのもあわせてのネタか
どちらとも取れる書き方をしています・・・というのは冗談ですが、読む人が誰も付いて来ないと寂しいというのもあり、なるべく分かりやすそうなところから狙いました。まあ、どの戦車も普通に好きです。最近は軍ヲタの後ろの取り合い(ドッグファイトでもやりたいんでしょうか)といいますか、ベタの上を行こうとするマインドがちょっと辛くて、普通にミーハーな姿勢に戻りたいなあ、という願望も若干入っていると思います。余談ですが、ミリタリ関連のブクマで参考にする方々からブクマもらえると嬉しいですね。ささやかな喜びという奴ですが。
みんな仲良く喧嘩しな。そういう方向で。まさかこれがy_arim氏にモテるとは思わなかったので、素直に嬉しいです。
ネタの一部にプチ酷使っぽい雰囲気を使ったので、その辺不快感を煽らなかったかが気になるところではあります。
M1は定番ですからね。自分とほぼ同い年というところに色々な意味で感慨を感じます。
(今思い当たったんですが、コンバット・カーの方じゃないですよね?為念)
id:helpline 「彼女に戦車を布教するのではなく 相互のコミュニケーションの入口として」とか、言うに事欠いて感がいい。
半分はネタで、半分はマジで。もちろん3秒でマジは諦めましたが。お互いの全てを理解しなくちゃイケナイ、という義務感みたいな発想て、恋の墓場の入り口ですよ。
彼女がそれを最後まで聞いていてくれるのかが心配でなりません。まあ、M4は自分も大好きなので取り上げられなかったのはちと残念ですが。
赤軍のシャーマンと米軍のシャーマンで東西からドイツ挟み撃ちとか、何かのギャグとしか思えない生産量ですよねえ。
本題である「軍ヲタの話に付き合ってくれる女子」なんてやっぱネタにしかならんよね・・・。
分かってはいたけど、改めて実感するとちょっと自虐的に笑う他ない。
仮にブクマコメで肯定的評価を下す女性が居たとしても、それは軍ヲタトーク自体を評価しているのでなく、
そこのニュアンスを上手に受け取れないと、元増田的な反応を返されることになってしまうのだと思う。
リアルにおいて、自分が元増田と差のあるコミュニケーションが実現できていると思えないので、
そういう意味ではとても悲しい。彼は鏡に映し出されたもう一人の自分だから。
アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本から
※一部誤記がありましたので、当該エントリ中の記述を修正するとともに、ミリオタが非オタの彼女に(ryの元増田によるまとぬに補足・注記を加えました(7/27/2:00)
まあ、どのくらいの数の戦車オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らない戦車の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、戦車のことを紹介するために見せるべき10両を選んでみたいのだけれど。(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女に戦車を布教するのではなく 相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、資料集めに過大な負担を伴う第三世界、弱小国の戦車は避けたい。できれば主要国の戦車、マニアックでもルーマニア軍戦車程度にとどめたい。あと、いくら戦車的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。戦車好きが『リトル・ウィリー』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。そういう感じ。
彼女の設定は
戦車知識はいわゆる「アニメメカ」的なものを除けば、陸上自衛隊用戦車程度は見ている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「MBT以前」を濃縮しきっていて、「MBT以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。生産数も60000両超えてるし。
ただ、ここで戦車トーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この生産過多な車両について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に伝えられるかということは、
オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな戦車(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「戦車オタとしてはこの二つは“車”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種の旧日本軍オタが持ってる大日本帝国への憧憬と、原乙未生監修の貧乏陸軍的な主力戦車へのこだわりを彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、
の二点をはじめとして、オタ好きのする要素を車体にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「レオパルトIIだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜の戦車がその後TK-Xに続いたこと、これがアメリカでは大評判になったこと、アメリカなら即実戦投入されて、
それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、日本国憲法でこういうのがやれないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱり戦車は歩兵直協のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「チャーチル」でもいいのだけれど、
そこでこっちを選んだのは、この戦車にかけるイスラエル・タル将軍の思いが好きだから。
断腸の思いで削りに削ってそれでも、60tっていう重さが、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「重装甲」ということへの諦めきれなさがいかにもユダヤ的だなあと思えてしまうから。メルカバの重さを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが日本やロシアだったらきっちり40t前後に収めてしまうだろうとも思う。なのに、各所に頭下げて迷惑かけて重戦車を作ってしまう、というあたり、どうしても「重戦車伝説が作ってきた幻想が捨てられないオタク」としては、たとえタルがそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。
戦車自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層で一式見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
終戦よりも前の段階で、日本戦車の哲学とか技法とかはこの戦車でIII号戦車レベルに達していたとも言えて、
こういうクオリティの車両が国産でこの時代に作られていたんだよ、というのは、別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、
なんとなく戦車好きとしては不思議に誇らしいし、いわゆる陸上自衛隊でしか戦車を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
アメリカの「拳」あるいは「ジャイアニズム」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「終わらない戦争を毎日生き延びる」的な感覚がアメ公には共通してあるのかなということを感じていて、だからこそ映画『フルメタルジャケット』の最後はミッキーマウスマーチ以外ではあり得なかったとも思う。「泥沼化した戦争を生きる」という米兵の感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「シェルショックの気分」の源流はミッキーマウスマーチにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういう軽装甲風味の戦車をこういうかたちでネットワーク化して、それが非オタに受け入れられるか気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
9両まではあっさり決まったんだけど10両目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にT-72を選んだ。
T-34から始まってT-72で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、T-72教成立以降、神話になった車両でもあるし、
紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい車両がありそうな気もする。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとした脳ミソに入れ替えてやる」という反応は大歓迎。
む、だとしたらがんばれ。でも、別米も参照な。学費は自分で出せよ(親に土下座して「海外で武者修行するから1年分学費余計に出してくれ、就職して必ず返すから」ってのはありだとおもう)。
皿洗いしながら諸国放浪した知り合いが二人ほどいるんだが、やっぱ人間の奥行きが深いと思ったね。もちろん、海外に行ってだめになる奴はたくさんいる。妙に楽なところにいついちゃった奴とか。そいつなりに面白い人間なんだけど。
イスラエル人なんかはみんな大学出た後に放浪してるよ。人によるけどバイトとヒッチハイックでやってると聞いた。英語すら通じない地域を歩いているから、その後の人生の肝の据わり方が違う。
実際にやるとしたら、事前の安全確認と現地での新聞チェックは欠かさずにな。勇気と無謀は違うから。見聞を広める放浪と自分探しのたびも少し違う気がする。たぶん。