「誘蛾灯」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 誘蛾灯とは

2020-07-01

シャンプーを買わない人のハゲ率は高いので、シャンプーハゲを予防できることが判明」

このレベル合成の誤謬をな、平然と繰り出してくる奴らが世の中には無数にいるんだよ。

それこそ、行政による公式見解にすら乗ってるんだよ。

俺はそれがたまらなく辛い。

ちなみにな、今コレを読んでるはてなーの中にも何がおかしいのか理解できないことを誤魔化すために「また髪の話してる……」とブコメしようとする奴らが大勢いる。

そして、同じように知性が全くない連中が誘蛾灯に誘われたゴキブリみたいにそれにブコメしまくってトップブコメになるんだよ。

大衆の選んだ一番の意見がそういった馬鹿の大雑把な馬鹿隠しだらけになっていることがな、それこそ俺には耐えきれねえんだ。

2020-05-21

anond:20200521094912

大麻解禁は事なかれ主義浮動票を遠ざけるからもっと無難で耳障りの良い改革みたいなのを言ったら勝ち目はありそう。

トンキン日本中から虫みたいな知能を集める誘蛾灯みたいなもんだから、全体の知能なんかお察し

2020-03-01

anond:20200301171556

オタクっていうか、深夜に出歩くおっさん全般て感じかな。

きったないペンキだかモルタルだかがついた作業着っぽいズボン履いてる元ヤンなのかイキリオタクなのかよくわからないやつとか。

まじで何喋ってるかまったく聞き取れないくらい活舌が悪い人とか。

そういう人たちが誘蛾灯のごとく夜のコンビニエロコーナーに集まってた。

2019-09-07

anond:20190907002109

増田くんは準社員に降格されないように頑張ってるなおつかれ

アンチを作り出すような運営手法ゲームばっかだからタイトルだけ見てゲェジが誘蛾灯されてるだけよ

2019-08-27

もう帰ってこないVRChatの夏を惜しむ。

VRchatで男同士でマスを掻きあうのが羨ましいという趣旨エントリに触発されて、駄文を書く気分になった。

これは僕のVRChatについての話で、匿名で胸に溜まったもやを吐き出したいという目的のためだけに書かれている。

僕がVRChatに毎日ログインしなくなって久しいが、その引き金となったのは間違いなくJapan Shrineというワールドの死だ。

もちろん、他にもたくさん理由はある。

VRChatをプレイし始めたときに出来たフレンドが少しずついなくなってしまたこともその理由の一つだし、

Twitterタイムラインに流れてくる知らないプレイヤーのNSFWギリギリスクリーンショットや、リアル女装写真もそうだ。

フレンドがいなくなったなら新しく作ればいいとか、Twitterなんて嫌なら見るなと思う方もおられると思うが、僕はVRChatで初めにできる友達はとても大事ものだと思いこんでいるフシがある。VRに対して熱狂し、何もかもが輝いて見える時期に、それを共有できる友人がいることはかけがいのないものなのだと、そう考えている。

からこそ、友人が人間関係問題を抱えいなくなってしまったら胸が苦しくなるし、その友人が別のアカウントで知らない人たちとよろしくやっていると知ったら、ゲロを吐くのだ。

Twitterに関しては、全くもってそのとおりだと今では思えるが、日本オタクコミュニティTwitterアカウントを持っていないのは当たり前みたいなところに感化されていたと言い訳しておきたい。

Japan Shrineについての話にそろそろ戻りたい。Japan Shrineはその名の通り日本神社モチーフにしたワールドだった。

VRChatを知らずにこれを読んでいる人はそう多くないと思うが、一応軽く説明すると、VRChatはユーザーが作った3Dモデルアップロードして、自分の見た目として使ったり、マップとしてその空間に入ることができる。Japan Shrine3D空間としてユーザーアップロードされたワールドの一つだった。

そこには僕が見たこともないような本当の夏があった。目が眩む様な陽射しが照りつけ、セミの声が空から降り注ぐ。そこには単体で完成した夏があった。あとMirror名前そのまま鏡のオブジェクトのこと。VRChatプレイヤーは可愛い3Dモデルアバターにする人が多く、自分可愛い姿を確認したいプレイヤーは誘蛾灯のようにそこに集まるのだ)がなかった。

どこまでも日本的な神社の中で僕は、どうしようもなくうるさいプレイヤーをブロックしながら(当時はまだTrustシステムはなく、一般人荒らしもみな等しく平等だった。)、どうしようもなくうるさくないプレイヤーと必死コミュニケーションを試みていた。

当時のJapan Shrineは、Weeaboo寄りの外国人SNSでバズった韓国人YouTuber動画を見てやってきた韓国人とPrivateにこもる前の日本人で溢れていた。

自分の好みのアバターアップロードし、ろくに使ったことのなかった英語で拙い会話を楽しんだ。アニメは見るけど日本語を使うのは初めての外国人と互いの言語のくだらない言葉を教え合い、Unityの使い方を勉強して遊びを仕込んだアバターを見せて笑いあった。

そこには、僕から失われていた人間的なコミュニケーションのかけらがあり、僕たちは帰省先の公園出会った互いの名前も知らない少年たちのように夏を堪能した。

だが、もうその夏はどこにもない。

VRChatからJapan Shrineは失われてしまった。おそらく永遠に

Japan Shrineが失われた過程については、ここで語る気にもならないが、最後に幕を引いたのはJapan Shrine著作者自身なのだから、僕にはその決断否定することはできない。

自身と僕の周りで起きたいくつかの問題によって支えを失いつつあった僕ののVRChatは、Japan Shrine消失によって最後の土台を失ったように瓦解し、僕は少しずつVRChatにログインしなくなっていった。

書いてみると特に山も谷もない話になってしまった。

とにかく、僕は夏に当てられて、VRChatというツールとともに1年を駆け抜けた。

これはその供養である

この文を書いている最中に、Japan Shrineの様子が伺えるリンクを見つけたので参考までに、

だが、HMDから見るJapan Shrineは決してこんなものではなかったことだけは主張しておきたい。

https://www.vrcw.net/world/detail/wrld_b2d24c29-1ded-4990-a90d-dd6dcc440300

2019-08-20

anond:20190820001124

思い通りにしようと思って増田かいている人がいるの?

自殺が3件あったって書いているのを少し前にみたので

不吉なことばかり書いていると

誘蛾灯のように

そういうのを呼び寄せませんかって思うだけです。


ストレス解消したい人もいて、

それを不吉で嫌だなぁとおもう人もいるってこと。

そしてストレス解消で不吉な事を書いてる人の周囲で亡くなる人が多いなら、

偶然なんでしょう?


不吉な言葉があまりに多いのは嫌だなと思う。

それを意見として書いただけ。

つぶやいてるだけ。

ただあなたも気にしてる。

周囲に自殺があるとか。

なので気になるなら、忌み言葉ばかりいうと良くなくない?

そう言っただけなのに

雨が降った後の沢蟹みたいにぞろぞろぞろぞろ出てきて叩きに来る。

ずっと陰気な事いってるといい。

周囲に自殺するような人ばかり引き寄せてるといいよ。



書くなとは言ってないです。

気付いてほしかっただけ。

それはあなたが望んでいると。

不幸はあなたが呼んでいるんだと。


自分の好きにしたいだとか

言い出すこと、考えること自体、病んでいる。

2019-07-21

オタク犯罪とその後と

ここ数日、例の事件に関する報道に対して「犯罪者オタクを結びつけるな!」みたいな発言をたくさん見た。死ぬほど見た。それについて「犯人オタク以上に特筆するものの無い無だったんじゃないか」とか「まあ確かにわざわざオタクって書く必要もそんな無いよな」とも思ったけどとりあえず置いておこう。

ここで自分が言いたいのは、この事件が避けようがないものだったように思えること、そして犯人オタクの結びつきに関するぼんやりした考察だ。

なぜ「避けようがない」のか

まず、自分身の回りに、人の話を聞かないヤベーやつが何人いるか思い浮かべてほしい。親しいか否かは別として、たぶん数人はいるだろうと思う。個人の知り合いなんぞは1000人前後の規模と考えてもそれなら、日本人1億人の中に何人もヤベーやつがいて、確率論で言えばその中に今回みたいに突っ走るような外れ値的なヤベーお化けもそれなりにいるんだろう。そして、人格というのはおそらく先天的要素もあるし、全ての場所健全精神発達をもたらす生育環境を整備するのは親の性格とかもあるし無理であって、社会がどうにか動いたらそういう人々が生まれてこなくなるわけでもたぶんないのだ。もちろんそうするための努力無意味というわけでもないし、確率を低下させることは可能かもしれないが。

ともかく、そうしたお化けなっちゃった人々の感性一般理解できるものを容易に超える(外れ値って言ってるのでそれ以外による例は聞いてない)ので、当然なにがトリガーで爆発して事件発生に至るかもわからない。こういう点から、今回の事件は「避けようがない」のだ。

おそらくそうした人々の犠牲になる人は死という結末にならない場合も含めてたくさんいて、さらに表面化しない場合もたくさんあるだろう。そんな中で、今回はたまたま注目される対象事件の規模が重なって大きくなる大きな悲しみを生む事態になってしまった。

オタク文化犯罪の温床なのではなく、誘蛾灯なのではないか

ようやく犯罪オタクについて。この件に関してアニメーション会社というのも避けようのないリスクを背負っているように感じた。

そも、そういう犯罪に至る人々がいわゆる「オタクじゃない≒一般人」側の世界で生きていくのは難しいだろう。かといって一般オタクピープルが必ずしも彼らを受け入れているかというとそうでもない気がする。ヤベーやつ同士で徒党を組むこともあるが、内輪でトラブって四散することも多い気がする。特にブチ抜けたお化けなら、一人弾け飛ぶなんてこともたぶん少なくない。普通のヤベーやつですらそんなのがいるの何回も見たし。

ならば一体オタク側の世界の何が彼らを受容しているのかが謎。同じ趣味人間がいるということに居場所を感じているだけで元より受容はされてないのか、それとも作品自体実体のない受け皿なのか、排除するほど攻撃的でないオタク集団がそうなのか。

可能性としては、2番目が最も納得できそうな気がする。ほとんどの創作ストーリーには、何らかのメッセージやら登場人物たちなりの世界見方やらが練り込まれているだろうし、それが共感されるものであればよりインパクトを与えるものになり得るだろう。あるいは、そうした世界やそれらへの評価を見て、創作行為自分の拠り所とする場合だってある。それに対する評価共感なり自己肯定なりであるものからお化けに至らずとも、自分肯定するもの世界観を共有してくれるものに飢えた経験がある、そして飢えを満たすものが全てではなくともオタク作品であった人はそれなりにいるだろう。周りの人が満たしてくれてんならお前幸せだな、陽キャみたいにFacebook投稿しなくてもいいから仲間に感謝しろよ。

ともかく、この拠り所とか受け皿っていうのがかなり曲者だと思う。迫害されるタイプオタク場合、これが奪われるってなるといよいよもって詰みが見えてくるからな。オタク作品はそうしたものとしての側面があって、形式上非常に広い地域の多くの人の目に留まるものである。そしてアイデアってかぶちゃうんだよなあ。それこそ日本人1億人もいるんだし。「パクりやがって」この言葉、例え被害妄想でも本人にとっては巨大な組織に殺されかけたみたいな気持ちになってもおかしくないんじゃないかなあ。それこそ逆上して殺しに来ちゃうくらいの危機

後半についてはこうなんじゃないかって思っただけ。とても悲しいけど、どうしようもなかったし、自分たちの感情もどうにもならないのだ。

蛇足だけど、死刑にすべき論、どうなんだろ。制度としては賛成反対を示す程執着する理由が無いので聞くな。33人も亡くなった、これはとんでもないことだけど、そんな人数を殺すっていう確固たる意志を持つほどカチカチに決まった上でもないと思うし、ヤケクソで全員死ねって思ってたかも。とはいえ、これに特例的な措置適用されたら、人の命の重みに差が発生するだろうし、今後の社会原則とか揺らいじゃいそうで肯定できない。許せない感情否定しないけどめったやたらにネットに書き込んで鬱憤を晴らすより良いやりかた無いのかなあ。思いつかなかった。ごめんなさい。寝ます

2019-05-23

誘蛾灯とユー・ガット・メール

5分ぐらい考えたけど面白いダジャレにできなかったから誰か使っていいよ

2018-11-25

anond:20181124235347

炎上してもたか誘蛾灯に集まる害虫の寄せ集めでしかないし

祭り騒ぎに便乗したいだけの奴ばっかだよね。

2018-09-16

会社帰り、講談社ビルがある手前をうぉぉ仕事終わったー帰るぞい!!と自転車飛ばしてて、いい加減赤信号がこなくて疲れたところに誘蛾灯のようにらぁめんの文字が見えてつい足を止めてしまった。

お店のメニューをみたら千円とあってうわ、高!さすが護国寺目白台ハイソやーと思いつつ、でも暖簾をくぐってしまった。

そこで止めとけば良かったと後悔は先にたたず。とめどなく溢れる汗を白手ぬぐいで拭き取りながら席に腰を落ち着かせるとカウンターのはす向かい芸能人がいた。しかカメラ回してた。あれ?

この人誰だっけな記憶あるな。。とメガネのおじさんにつと焦点があえば、ア?って感じにガンつけられて、そのあとは必死で息を殺して視線も逸らして、でも垂れてくる汗を必死に拭ってた。

汗はふきでるように零れてメガネに溜まった。ええ、ごめんなさい、自分も軽い気持ち三連休のど真ん中、こんな時分にこの店入るつもりなかったんです。秋日に呼ばれてやってられるかよーと仕事終わらしていい気持ちがなければ入らなかったのです。財布も緩まなかったのです。出てきたラーメンぶっちゃけ麺は粉っぽくてスープの味は高級感あったけど、妹の旦那に作ってもらった尾道レモンラーメンのほうがおいしかった。。

そのあと暫くして芸能人が去っても自分ラーメン杯は少しも減らず、そしてカメラはまだ回ってた泣。。あー番組の冒頭お店の紹介で使われる十五秒テロップだこれ。。そう心の中で泣きながら静かにかにご飯をたべて、すすりたいスープも控え目に席をたった。枠に自分は入ってなかったろうけど、気が気でなかった。

意識過剰だと思うけど、二郎とちがって入ってチャリ帰りにそのまま入っていいお店じゃなかったよ。。うあちゃ。。。

2018-08-01

バイト日記

今日はかなり混んだ。あー疲れた

月末なので公共料金のお支払いをなさるお客様多し。

出勤したら仕事が増えていた。なんでもオーナーの持ってる店のどこかでかなりヤバいミスがあったそうで、今後同じ事が起きない様に新たに帳票を作ったのだそう。しかも書き方がえらいややこしいのだが、ご親切な事に書き方と記入例がファイルの表紙裏に貼ってあるので、それを落ち着いて読めば間違わないはずである

落ち着いて読む暇があれば、いいけどね……。

しかしこんな仕事一度も受けた事ないんだけどこの帳票が活用される時が特に私らの勤務時間帯にあるのかね?って相方と話した矢先に来たんだよ!その仕事が!!早速実地で勉強させていただきました。ははぁ。

けれども、誰かがミスをする度に帳票やチェック表が増えるって、昔勤めてた職場みたいで、つい艶消しブラックな日々を思い出して胃が痛くなった。その職場では実際に必要仕事は大して沢山ある訳でもないのに、正社員だが一番立場の低かった私とパートさん達は膨大な量の帳票とチェック項目に振り回されてエブリデイ・エブリタイムてんてこ舞してた。常にケツに火が着いてるみたいな。

出勤して一時間くらい息つく間もない様な忙しさだったせいか相棒の機嫌がとても悪かった。それで一々私の仕事ケチ着けてくるんだもん。普段は客が細かい事でネチネチ言ってきてウザいって文句垂れてる癖に自分だって同じじゃないか

私が7時ある仕事を始めてたら相棒

ちょっと、その仕事やるの早すぎでしょ!それは9時からでしょ!」

ってプリプリしていたが、作業割当表には19時にやれって書いてあった。表見ようよ。

この間、仕事ちゃん作業割通りにやれ(それで仕事ぶりを評価するから)っていうお達しが来たのだけど、相棒は何故か作業割を見ようとはしないしサインもしない。かくいう私も作業割をちゃんと読んだ事無かったんだけど、今までやったこともやれって言われた事もない作業さらりと記されていて衝撃を受けた。えっこんな事やらなきゃならなかったんだ、しらなかったー。でもどうせ相棒に言えば「こんな事やれって言われてないからやらなくていい」って怒られるだけだろうと思って黙ってその仕事はしないでおいた。

9時台はそんなに混まないけどやらなきゃいけない事が多いので、相棒に怒られるかもなーと思ったけど7時にやったら怒られた例の仕事を8時半にやった。その仕事ノート見たら昨日はやってなかったらしい。昨日のシフト相棒店長で、店長はいつもその仕事バイトに任せているので、やってないのはバイトのせいだ。まあ何かあったら責任取らされるのは店長だろうけど。

そういえばこの間、相棒店長からその仕事ちゃんとやれって注意されてたなぁ。何で頑なにそれだけはやらないのか謎だ。

(私らバイトがその仕事をやらなかったとしても、夜勤の人が暇を見てちゃんとしてるから問題は起こらないんだけどね。ただ記録には残らないけど。)

絶対に売れ残るパンが二、三種類ある。それら共通するのが、少量入りで食べやすい的な事をキャッチフレーズにしているという事。

いくら少量ったって中にチーズとかチョコホイップとかカロリー高そうなものがみっちり詰まってるパンなんか、少量だけ欲しい民が買うわけないだろう。



トイレ掃除を始めようとしたら、二つある個室のうちの一室が使用中で、中からおっさんゲロを吐いている音がした。最悪のタイミングだ。

そのせいでトイレ掃除を半分だけやって中断して他の仕事をしてまたトイレ掃除をするはめになった。やっと空いた個室が吐物で汚されてなかったのは幸い。変な臭いしたけど。

もし冬場にノロ感染した誰かが嘔吐した直後のトイレ掃除をする事になったら、感染間違い無しだよな……と考え、憂鬱になりながら掃除

仕事上がりに事務所の机にあった社内回覧板を見たらなにこれダイイングメッセージ?って感じの、意味不明な超短文の指示が書かれていた。

帰宅した後で、ふと帳票の記入漏れがあったのを思い出して店に電話した。電話に出たのは先月入ったばかりの新人バイト氏(といってもコンビニバイト歴はたぶん店で一番長い)だった。

はい、●●●●××店 △△が承ります

淀みないパーフェクト対応プロしゅごいって感動した。


帰ってからツイッターを見たらこんなツイートRTで回ってきた。

https://twitter.com/koumizusawa/status/1023876929139568642?s=19

そんなもんなんだろうか。

私と上記ベテランアルバイター氏が働き始めた事によって、誘蛾灯の様に人を惹き付けるイケメン正社員氏が夕勤の時間帯にシフトに入らなくなった。

そう言われてみれば、以前イケメン正社員氏をつかまえて長話に興じていたお客様殆ど来なくなったし、まだ来ているお客様も来店時間が以前とは違う。やっぱりあの人達イケメン氏目当てに来てたんだなぁ。

でもイケメン氏が居なくなったことで売上げが変わるほど客足が遠退いた感はないかな。立地に恵まれているお陰でコンスタントに繁盛している様に見える。

いつだったかイケメン正社員氏との仕事だった日にすごく美人若い女性お客様が来店された。そしたらイケメン氏が人が変わった様にパリッ、シャキッ!ってして

「来てくれたんだね✨」

といい声で言い、美人お客様がもじもじしているという、ドラマチックなシーンが展開されて私はおののいたのだけれど、美人お客様がお会計の時に限ってイケメン氏がバックヤードに下がっていたので私がレジを打ったんだが、美人お客様の反応が物凄く塩だったのが、とても印象的だった。

イケメン正社員氏にご用の女性お客様は他にもう一人いらっしゃったがやはり都合上私がレジを打つと塩だった。

お二人とも最近とんとお見かけしない。

2018-07-19

anond:20180719023652

恋人さんと、海外バカンスにでも行ってきたらいかがですか?




この増田についてる言及見てると、ゾッとする。

まともじゃないよ。

誘蛾灯みたいに、負の連鎖みたいな、変な言及しかついていないじゃないですか

2018-07-10

バイト日記

今日も出勤した直後は目の回るような忙しさだったけど、雷雨のせいで7時過ぎた頃から超暇になってしまい、辛かった。

レジのとこでボーッとするの禁止なんだけど、早め早めに雑用を片付けてしまって何もやること無くなっちゃったので、ボーッとするしかいのしんどいよぉ。つまらいか相棒と喋ろうとすると、そんな時に限ってお客さん来るからちっとも話せないという。

うそう、夕勤のバイトの人数が増えたので、店長など正社員シフトに入らなくなって、バイトだけでお店番をする事になったのがまた、退屈に拍車をかけた。正社員とのシフトの時は、暇なら正社員は私に店番を任せてバックヤード発注業務など正社員しかしない仕事をしているので、やんなっちゃうほど暇になったりはしないのだ。

以前は火曜日誘蛾灯のような正社員氏と仕事だったが、誘蛾灯氏はバイトの人数が増えた事によって勤務時間が大幅に減ったので、今日は顔を合わせず。誘蛾灯氏が老若男女問わず人を惹き付けまくってるところを見るのが好きだったので、ちと残念な気もする。

誘蛾灯氏は持ちネタ(艶消しブラック過ぎる長時間労働)が1個減った。まあそれはいいよね、寿命削らなくてよくなったんだし。

18時の忙しい時間に、ホットスナックもっと揚げるべしとオーナーが言うので、相棒と顔を見合わせ「売れないよね~」と言いつつしぶしぶいくらか揚げたが、案の定全部売れ残った。


漫画みたいにずぶ濡れのお客様来店。バケツいっぱいの水被ったみたいに頭のてっぺんから爪先までびしょびしょだった。まさに水も滴るいい男!だったけど、いくら夕立に降られたからってここまでずぶ濡れになる?この方はどんな交通手段でここに来られたのだろう?と不思議でならなかった。

お客様はしばらく雨宿りをされていたが、まだ雨が止んでない頃にいつの間にか消えていた。

また今日も違算が出る。私は-50円相棒は+200円。入店から先週までノー違算を通していたのに、ここんところは一体何なの?疲れてるの?

雨が止んだなぁと思って私が外にゴミ出しや番重の片付けに出ると、外へ出た瞬間雨足が強まってびしょびしょになったが、帰りも雨がザーザー降りだして、帰宅後車から降りて玄関にたどり衝くまでにびしょびしょになった。

何かの呪い

2018-07-01

今日バイト

天気が良かったせいか日曜日のわりに忙しかった。

初めて、お客としてみえた知り合いから「増田さんだよね?」と声をかけられたんだが、すんごく引かれてた。意気消沈って顔されたw

お互い別に会って嫌な相手ではないんだけど、でもまあわかる気がするなぁ。

コンビニに来るお客さんの多くが放心・脱力状態レジに並んでる時も精算の時も上の空だよね。私も客としてよそのお店に行く時はそんな感じだけど、気を張って来るとこじゃないんだろう、コンビニって。

そんな所で少し気を引き締めて会わなきゃいけない知り合いに会ったらビビるよなあ。

知人は子供同級生の親なのである

私は仕事中でいつも以上にパリッ!シャキッ!てしてるので、脱力状態の知人とカウンター挟んで向かい合うとなんというかフェアじゃない感じというか、そりゃ知人は引くだろうと思う。

懲りずにまた来店して頂きたいけど避けられてしまうかなぁ。



夏だから仕方ないけど店の中に虫が沢山侵入して来て困る。誘蛾灯ないんだっけこの店。歩く誘蛾灯みたいに変な客惹き付けまくってる社員はいるのだが。

某嫌な客ご来店。いつも500mlの紙パックのジュースを買っていくらしい人なのだが、何も言わんでストローが出て来ないとすごい勢いで怒る。

ちょっとストローは付けたんでしょうねえ!?

と。私、500mlも入ってる紙パックにストロー挿して飲もうと思った事がないからそういうの普通だって感覚なかったんだけど、黙っててもストローつけて貰えるのは当たり前なのか?解せぬ、と思ったけどまたキーキーヒスられても面倒だなと思って、言われる前にストロー付けた。なんか敗北感。嫌なお客様カームフルに去る。

どっと疲れが出た。

2018-06-27

今日バイトだった

疲れたー。

何の根拠もなく今日も暇なんじゃね?と思って出勤したら普通に混んでたので焦った。前任者の申し送りもちゃんと聴けないくらいの忙しさ。

今日イケメン正社員氏とお仕事だったが、今日も池面氏は歩く誘蛾灯だった。ほんとすごくお客さんから話し掛けられてる。

私はこのバイトを始めるまで、コンビニ店員と話そうという発想すら持ち合わせていなかったから、わざわざ池面氏と会って会話する為だけに来店してるんじゃないかっていう感じのお客さんが何人もいる事にとても驚いた。

私は安定の空気っぷりで粛々とレジを打った。

今日混んだ原因は、昨日世間の多くの人達給料日だったからで、沢山のお客さんが公共料金の払込票を携えてやって来た。そういうお客さんの大半が公共料金の支払だけじゃなく他に色々買ってくださるので、お店的にはたぶん有り難い。対応する私どもは死にそうだけど。

そんな忙しい合間にも私にまでやたら話し掛けて来る池面氏だった。最近まで物凄く寡黙なキャラの私をもてあましてる感あったけど、慣れたのだろうか?人の髪留めとかそういう細部過ぎる細部のオサレを誉めるとか、すごいな、リア充って……そげな事をそつなくやってのけるのか……リア充……おそろしい子

かい所で人心掌握術を発揮するおそろしい池面氏だったが、

「世の中、25日が給料日の人って意外に多いんスね。俺、月末の人の方が多いのかと思ってた~」

などとしみじみと言う。えっ、25日が一番多いんじゃないの?そんな事ないの?思わず私の中の常識が揺らいだんだが25日給料日普通じゃないの?どうなの。

ところでお店のお客さんから見えない所に注意書が色々貼ってあるんだけど、その中の一つに、お客様の目をちゃんと見るように、というのがある。これはお客様へのサービス的な意味合いではなくて護身の為にそうするのであるヤバい奴は目を見れば分かるらしい。あと、ちゃんお客様の目を見れるように顔を上げていれば、お客様危険挙動兆候を察知し暴力回避出来るという訳だ。

この仕事に就いてその事を習った時思い出したのは、昔某スーパーで見た客が店員に白昼堂々ひどい暴行を加えたシーンと、いつだったか百貨店店員の目を傘で突いて潰した狂人ニュースだった。ああいう目に合わされるリスクが私にもあるんだ。

レジ打ちにも大分慣れてきたので、そういう点にも注意して接客しようと思ってさっそくお客様の目を見ようと顔を上げたら、すっっごく引かれた。お客様から、すんごく引かれた。

お客様と私、お互いに「えっ」「えっ」ってなった。ダメじゃん。

思えば、私、昔から人と目があった瞬間「えっ」って引かれる事多いよな。何でだろう、自分では普通の顔してるつもりなんだけど、何か物言いたげな顔になってるのかな、無意識に。よくわからない。

目が合ったといえば、棚にパンを並べていてふと顔を上げたら丁度通り掛かった池面氏とまともに目が合ったのだけれど、池面氏は眉を上げたあとにニコッと爽やかに笑った。私には到底出来ない芸当だ。いや、芸じゃなくて素なのか。

こんな風に、ふと目が合った他人笑顔を返せるって、どんな人生送って来たらなれるんだろうか?って思った。私にはそんな事出来ない。人が怖くてついおどおどしてしまう。学校でも昔の職場でも散々に虐められてきたし、たまに気があってつるむ相手も私と似た者同士だったから、私は池面氏みたいに根っから素直そうな人を珍しく感じてしまう。

世の中にはこんな人もいるんだなぁ。私には送りたくても送れない平穏楽しい人生を送っているのかなぁ。

そう思ったら羨ましさと寂しさと虚しさがない交ぜになった気分になった。

話はまた変わって、前回のバイトの話なんだけど、ちょっと嫌なお客さんが来た。その人を接客してすごく傷付いた訳ではなくて、むしろ第三者的視点で、あー嫌な人だなー、つうか一々嫌味口調で生きづらそー、と変に冷静に思った。

そのお客さんはレジに籠山盛りの商品を持って来た時点で苛ついた様子だったんだけど、私が沢山の商品のうちの弁当類だけを弁当レジ袋(Lサイズ)に詰めて他を一番大きいサイズレジ袋に詰めようとした時に、大きな声で言った。

「あのねぇ、あんまり家に沢山袋が溜まると迷惑なんで、いくつもの袋に分けないでくれる?」

迷惑」という言葉を殊更強調して、まるで今にも爆発しそうな怒りを一生懸命抑えているのだとでもいうように、力強く言い切った。

私は「かしこまりましたー」と袋に商品テトリスのごとくに詰め詰めした。残りの商品は最大サイズの袋にぴったりおさまった。

ヤバいお客様の目ほどよく見ないと危ないから正面からお客様を見たけれど、そしたらお客様はキョトンとした顔をしてから、また眉間に皺を寄せて言った。

「このまま車に置くと中身が袋の外にバラバラ散っちゃって困るんだよ!迷惑なの!分かるでしょ?」

「といいますと?」

と私が聞くと、

「袋のこの縛るとこテープで貼って、中身が出ないようにしてよ」

と仰るので

かしこまりましたー、あの、テープが中のお品物にくっついちゃうんですけど、だいじょうぶですか?貼ってもいいですか?」

と聞いたまたキョトンとした顔で「いいけど?」というので貼ったら、お客様普通に荷物持って帰って行った。

こういう、自分が何にムカつくのかというのをはっきり分かりやす言語化するクレーマーって珍しいので、へぇクレーマーの人ってこんな事考えてるんだぁ、と感心してしまった。

迷惑」か。この人は私に対して怒っているのではなくて、以前に遭遇した私ではない誰か他の店員に怒っているのだ。自分では己の事を被害者だと思って食ってかかって来ようとしたわけだ。

私はお客様が何故かかなり怒った状態でこっち来たから気が動転してしまい一周回って落ち着いてるっぽい丁寧な対応をしてしまったけど、それでお客様の気は少しは晴れただろうか?



疲れたからもう寝るわ。

2018-02-02

[]我が驍勇にふるえよ天地

我が驍勇にふるえよ天地を六巻まで読んだ。これは、あれだね。中世ヨーロッパ風のファンタジー世界舞台にした三国志演武ですね。

巻数が増えるたびに猛将が雨後の筍みたいに集まってくる。喩えが猛烈に悪いけれど誘蛾灯に群がる虫みたい。それぐらい新キャラに事欠かない。

しかしながら、たくさんの仲間たちひとりひとりが特徴的かつなおざりな描かれ方をしていないのがすごいと思った。、それぞれの活躍と恋の行方が気になります

また物語ものすごくテンポよく進むのも特徴だと思った。これはライトノベル一般にいえることなのかもしれない。

けど、この作品は一冊が終わるごとに、すぐさま一回り大きな規模の戦いに向かっていくから、わくわく感がすごかった。いろんな要素がそれぞれに雪だるま式に膨らんでいく物語になっていると思う。

時々性的描写で眉をひそめてしまった部分があったけど、連戦に次ぐ連戦かつ勝利ほとんどなので爽快な気分で読めるものいいと思う。

今後はどんな戦争の広げ方をするんだろうってのがちょっと気になる。大陸を平定するのかな?統治とかもろもろもの問題がありそうだけど。

あと、六巻の進軍って中央にお伺い立ててたんだっけ?勝手他国の造反軍と連合して大丈夫なの?いろいろ準備している間に連絡したのかもしれないけど、外交上大丈夫なの?

イラストが絵描かれる人物が大体仲間になっているので、今後の増員が楽しみ。古参バウマンさんも描いてあげてほしいな。

2017-07-26

無断転載うんぬんの中学生存在を疑わずに話が進行してるのワロタ

「この前、無断転載やめてっていわれた。デジタルにそんなのなくない?パソコンが描いたやつでしょ」と中学生に言われてハテナしか飛ばない件について

https://togetter.com/li/1133149

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1133149

こういうことを中学生が言ってたっつーだけの真偽不明の話で

中学生から著作権概念なんて~などとコメントしてるの滑稽すぎる

なんで説教コメントができると皆ウキウキで集まってくんだよ

誘蛾灯か?これは誘蛾灯なんか?

2016-09-09

http://anond.hatelabo.jp/20160909171129

誘蛾灯を振り回しながら寄ってくる蛾にキレたって何も変わらないよ。

誘蛾灯を捨てるのが真っ当な人間のやること。

2015-07-03

増田・イン・アビス

 第一層、はてなブログ

 そこは奈落への入り口。死者たちが手招く誘蛾灯

 しかし、あくま入り口であって、奈辺でも底でもない。

 だから見た目はまるで天国のようだ。無垢なブロガーたちが、そこで日々を紡いでいる。よろこびを、かなしみを、いかりを、おそれを。


 第二層、はてなダイアリー

 あなたはもう手首まで汚泥なかに突っ込んでしまっている。嫌な感触があり、肚をつく怖気があり、戻るべきだという強烈な欲求に駆られる。

 だがもう遅いのだ。あなたはずるずると底へひきこまれていく。

 たいていのものはここで正気を失う。みずからの手で心を縊る。

 だが、はたして正気でいることが幸せなのだろうか?

 泥の底へ落ち込みつつも、凶悪な笑みを浮かべる彼らが狂っていないと誰に保証できる?


 第三層、はてなブックマーク

 首まで地獄に浸かってしまった。全身にまとわりつく粘ついた黒い黒い黒いタールのような何か。

 kanose が悪意と呼ぶそれ。xevra のプリント用紙。ノスケのダジャレ

 それらはすべて100文字以内でできている。

 あなたはもう死にたくなっているはずだ。だが、それはまだ底ではない。地獄はまだ深い。

 

 

 第四層、アナニマスダイアリー

 なにもかも際限がない。魂の抜けた匿名者たちのダンス、美しきブクマカたちの嘆き、ハイエナもの宴。

 耳をすませれば、かつて店長と呼ばれていた骨だけの獣がすり減った軟骨を軋ませ、悠揚と闊歩する、その様を聴く

 ここでは誰もが死んでいる。死んだまま、動いている。彼らの死臭にも似た溜め息が100字、1000字、10000字……そうだ、地獄には際限がない。

元増田トラックバックを打て!」

 亡霊が号令する。八方からいっせいにトラックバックが発射される。言葉ハリネズミのようになった巨獣は切ない悲鳴をあげ、のたうち回る。

 弱った元増田にどこからか飛来してきたブクマカたちが群がる。息絶えた巨大な肉塊をついばむ。肥え太ったブクマカたちの雑談が聴こえる。元増田など存在しないと嗤いあっている。自分たちがいままさにむさぼっている獣の肉の実在を疑っているのだ。かつて彼らと在ったはずの友の存在を。

 その光景を見て、あなたは呼吸をやめたいと祈る。

 その祈りはすでに叶えられている。あなたの息はとうの昔に止まっている。だが、あなた死ねない。

 

 第五層、はてなハイク

 やがて皆が名前を取り戻した。

 だが失った心までは取り戻せない。死者たちが昼間から蠢いている。交わされる言葉は殻だけ残した卵のようだ。

 あなたは空を見上げる。そこに空はない。幾重にも重なったインターネットの層が天を閉ざしている。ここに光は届かない。

 脳を喪失した頭蓋の伽藍に声が響く。

「なぜ死なないの? 簡単なことじゃない。退会すればいいだけ。誰にもはてなにいろなんて強制しなかったし、これからもしないわ。醜くなれとも、美しく生きろとも命じていないわ。すべてはあなたの欲望しだい」

 本当にそうだろうか。あなたは滄浪と退会処理を行う。

 本当にそうだろうか。あなたアカウントが消える。

 本当にそうだろうか。あなた存在が消える。

 本当にそうだろうか。あなたはもうどこにもいない。

 おめでとう。

2015-03-04

夜の散歩

とろとろとビールを呑みながら稲垣足穂の『一千一秒物語』を

読んでいると、ふと夜の散歩をしたくなった。

春めいて来たので外もそんなに寒くない。おれはつっかけを履いて外に出た。

それで近所のセブンイレブン弁当を買おうかと思って

誘蛾灯に誘われる蛾のようにふらふらと入り込んだ。


田舎コンビニから駐車場は広い。まばらに車が停まっている。

おれはその駐車場を横切って店内に入ろうかと思った。その時呼び止められた。

「ねえ」

それでその声がした方向を見ると、今どき珍しくゴスロリ姿の少女が立っていた。

夜中なので彼女の纏っていた黒いドレスに気がつかなかったのだ。赤いリボン

胸元に垂らした彼女は、夜闇に不気味に光る

白い顔を歪めて笑顔で話し掛けて来た。

「いいものあるんだけれど、買わない?」


どうせドラッグの類だろう。おれがそう思っていると彼女は言った。

「そんなケチ臭いものじゃないわよ」と言って掌大の大きさの機械

から取り出して言った。「これ、何だか分かる?」

もちろん分かるわけがないのでおれが黙って機械を見ていると彼女は言った。

「これ、月を動かせる機械なの」と。「五百円で買わない?」


「悪い。そういうのは間に合っているんだ」

まさか」と彼女は言った。「月を動かす機械なんて持ってないでしょう?」

「月を動かすのに興味はないんだ」と言っておれは立ち去ろうとしたら

彼女は言った。「ねえ、何だったら負けてあげるわよ。四百円でどう?」

「三百円なら考えてもいいな」

おれたちは交渉の末に、三百五十円でそれを買うことに決めた。


セブンイレブンで「熟成豚のねぎ塩カルビ弁当」を買って帰ったおれは

少女が売っていた機械をしげしげと眺めていた。だが、どこからどう見ても

それはひと昔、いやもっと昔に流行ったポケベルに他ならなかった。

起動させてみると一応動くが、おれはポケベルなんて使ったことがないから

どうしたらいいのか分からない。それで、貴重な銭を損したことに

腹を立てつつ、その晩は缶ビールを呑んで寝た。


次の日の夜、ネット何だか騒がしい。異常気象だとかこの世の終わりだとか

そんな話題で持ち切りだ。おれは外に出て空を眺めてみた。


月はふたつになっていた。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん