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2021-01-14

松田聖子風立ちぬ

ここ数ヶ月、松田聖子アルバムを聴きまくってますが、やっぱり「風立ちぬ」が彼女ベスト、いや80年代J-POP史上に残る名盤ではないでしょうか。

松田聖子デビュー以来、「SQUALL」、「North Wind」、「Silhouette〜シルエット〜」と、いかにもアイドルらしいアルバムを発表していきますが、ここで松田聖子制作陣は新たな挑戦に挑みます

時は1981年、その年の3月、「A LONG VACATION」というアルバムビッグヒットを記録します。あの元はっぴいえんど大瀧詠一氏の名盤ですね。

その大瀧師匠に、大胆にも松田聖子陣はアルバム制作を依頼します。最終的には名盤風立ちぬ」はA面の作曲編曲大瀧詠一B面編曲鈴木茂(除く「白いパラソル」)、そして全作詞松本隆担当するという、はっぴいえんどファミリー松田聖子に大きな貢献をする結果となりました。

余談ですがはっぴいえんどのもう一人、細野晴臣はこの2枚後に発表される「Candy」で初めて松田聖子楽曲提供に至ります

私自身も大好きな「白いパラソル」を聴くために、このアルバムを購入したのですが、まず最初の大瀧節から驚愕してしまいました・・・

A LONG VACATION」と「風立ちぬ」は対となるアルバムなんですね。

このアルバムはA面の大瀧サイドが多く語られますが、実際はB面財津和夫鈴木茂杉真理という素晴らしい方々の作品も隙がないのです。以下楽曲一覧です。

【A面】

1.冬の妖精 作詞松本隆作曲大瀧詠一編曲多羅尾伴内

2.ガラス入江 作詞松本隆作曲大瀧詠一編曲多羅尾伴内

3.一千一秒物語 作詞松本隆作曲大瀧詠一編曲多羅尾伴内

4.いちご畑でつかまえて 作詞松本隆作曲大瀧詠一編曲多羅尾伴内

5.風立ちぬ 作詞松本隆作曲大瀧詠一編曲多羅尾伴内ストリングスアレンジ井上鑑

B面

1.流星ナイト 作詞松本隆作曲財津和夫編曲鈴木茂

2.黄昏オレンジライム 作詞松本隆作曲編曲鈴木茂

3.白いパラソル 作詞松本隆作曲財津和夫編曲大村雅朗

4.雨のリゾート 作詞松本隆作曲杉真理編曲鈴木茂

5.December Morning 作詞松本隆作曲財津和夫編曲鈴木茂

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そしてもちろん語るまでもないでしょう、ミュージシャンも当代きっての名うての方々が参加しております

私はもう1曲目の「冬の妖精から引き込まれしまいました。

前段で「A LONG VACATION」と「風立ちぬ」は対となるアルバムと申しましたが、この「冬の妖精」、あの「君は天然色・・・、「A LONG VACATION」の1曲目ですが…、特にイントロリズムアレンジがソックリなんですよね。もちろん曲の雰囲気は違いますが。

2020-04-05

anond:20200405192306

候補作:

谷崎潤一郎美食倶楽部」(参加者が暗闇で顔じゅうを撫でまわされるというだけの話。感覚だけの話であるため映像化不可。)

稲垣足穂一千一秒物語」(とりとめもない妄想ショートストーリー連続するだけの話。基本ストーリーがないので不可。)

坂口安吾「風博士」(文体と勢いだけでできている小説なので、「ストーリーだけ映像にしても意味がない」という意味で不可。)

埴谷雄高死霊」(小難しい理屈が続く哲学的小説映像化して見てみたい奴がいるとは思えないので不可。)

森鷗外沈黙の塔」「食堂」「ファスチエス」等(鷗外が文学弾圧する政府批判するためだけに書いた作品。いろいろやばいし今では分かりにくいので不可。)

横光利一ナポレオンと田虫」(ナポレオンの腹に田虫ができて狂乱する話。そんなんわざわざ映像で見たくないので不可。)

村上春樹風の歌を聴け」(この人、このデビュー作だけは少し異質で映像に向かない。)

高橋源一郎さようならギャングたち」「虹の彼方に」(風博士理由に似てる。多分映像化しても支離滅裂。)

……あたりが思い浮かんだ。

2015-03-04

夜の散歩

とろとろとビールを呑みながら稲垣足穂の『一千一秒物語』を

読んでいると、ふと夜の散歩をしたくなった。

春めいて来たので外もそんなに寒くない。おれはつっかけを履いて外に出た。

それで近所のセブンイレブン弁当を買おうかと思って

誘蛾灯に誘われる蛾のようにふらふらと入り込んだ。


田舎コンビニから駐車場は広い。まばらに車が停まっている。

おれはその駐車場を横切って店内に入ろうかと思った。その時呼び止められた。

「ねえ」

それでその声がした方向を見ると、今どき珍しくゴスロリ姿の少女が立っていた。

夜中なので彼女の纏っていた黒いドレスに気がつかなかったのだ。赤いリボン

胸元に垂らした彼女は、夜闇に不気味に光る

白い顔を歪めて笑顔で話し掛けて来た。

「いいものあるんだけれど、買わない?」


どうせドラッグの類だろう。おれがそう思っていると彼女は言った。

「そんなケチ臭いものじゃないわよ」と言って掌大の大きさの機械

から取り出して言った。「これ、何だか分かる?」

もちろん分かるわけがないのでおれが黙って機械を見ていると彼女は言った。

「これ、月を動かせる機械なの」と。「五百円で買わない?」


「悪い。そういうのは間に合っているんだ」

まさか」と彼女は言った。「月を動かす機械なんて持ってないでしょう?」

「月を動かすのに興味はないんだ」と言っておれは立ち去ろうとしたら

彼女は言った。「ねえ、何だったら負けてあげるわよ。四百円でどう?」

「三百円なら考えてもいいな」

おれたちは交渉の末に、三百五十円でそれを買うことに決めた。


セブンイレブンで「熟成豚のねぎ塩カルビ弁当」を買って帰ったおれは

少女が売っていた機械をしげしげと眺めていた。だが、どこからどう見ても

それはひと昔、いやもっと昔に流行ったポケベルに他ならなかった。

起動させてみると一応動くが、おれはポケベルなんて使ったことがないから

どうしたらいいのか分からない。それで、貴重な銭を損したことに

腹を立てつつ、その晩は缶ビールを呑んで寝た。


次の日の夜、ネット何だか騒がしい。異常気象だとかこの世の終わりだとか

そんな話題で持ち切りだ。おれは外に出て空を眺めてみた。


月はふたつになっていた。

2010-03-04

http://togetter.com/li/7793

根本的な部分で

キレイ だけど 読みにくい 利便性に欠ける(大きめで緩やかな間隔で並んだ文字が読みたい派と、細かく詰まった文字が読みたい派)

ものは本末転倒だと反射的に思ったけど、

デザインに関してのみの「日本語サイトだせぇ」って議論だからまあいいのか。


そもそも漢字(ひらがなカタカナギリギリ)がウェブ上ではちょっと浮いている気がするの。

文章の内容によってはゴチャゴチャした見かけの漢字が続いたりするじゃない。だからってバランスを考えてひらがなにすると文章自体の雰囲気が変わっちゃうし。中国韓国はそれなりに似たような濃度で詰まってるから良いけど、日本語って漢字とひらがなカタカナ混ざるしね。

デザイン的には、例えばバラードの残虐行為展覧会とか、足穂の一千一秒物語とか、クラフトエヴィング商会みたいなのが、

ウェブにも合うカコイイ日本語デザインレイアウト??

あ、コレはレイアウトの話だな。

フォント自体については 明朝体の読みにくさはどうにかならないかと思う。

 
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