はてなキーワード: ちきりんとは
ちきりんディスってんのか? お?
「ほら! 起きて! しっかり!」
朧げだが、既視感のある声が聴こえる。
俺はゆっくりと瞼を開いた。
「あ、やっと起きた。あの後キミはぐったりしちゃってね。ボクの船まで運んで、休ませていたのさ」
どうやら、また気絶してしまったようだ。
「……いつつ」
全身の倦怠感と共に、頬に僅かな痛みを感じる。
俺を起こそうと、ガイドがまたも引っ叩いたのだろう。
全くもって嬉しくないが。
「大丈夫? メディカルキットで見る限りは大きな創傷はないようだけど……」
現状を把握しきれていない状態だったが、俺はとりあえずガイドに拳骨をお見舞いした。
それだけは真っ先にやっておこうと、潜在意識が働いたのだと思う。
「あたた……ひとまず元気そうなのは分かったよ」
こんな漫然と暴力を振るったのは初めてだったが後悔はしていない。
今回の出来事は大局的に見れば、こいつが原因じゃないのは分かっている。
それでも俺に対して、払うべきツケがないといったら嘘になるだろう。
なし崩し的に酷い目に合った身から言わせれば、むしろ拳骨一発はリーズナブルだとすら思っている。
「で、今どういう状況なんだ」
「おかげで次元の再結合は果たされた。後は因果力によって、裂かれた箇所は自然と修復されるだろう」
「そりゃあ、何よりだな」
やれやれ、これでようやく帰れる。
「ほら、モニターを見てみなよ。次元の縫い目が出来て、徐々に接合されて、跡すら綺麗に……って、あれ?」
もう完全に休憩モードだったのに、ガイドが不穏なリアクションをする。
俺はそれを見なかったことにして、そのまま寝てしまいたかった。
当然そうもいかないのは分かっていたが。
「なんだよ、その反応は。再結合は成功したんじゃないのかよ」
俺もモニターを覗いて確認してみるが、イマイチよく分からない。
「そもそも俺は何が自然か知らないんだが、何がどう不自然なんだ」
「“綺麗に分かれすぎてる”んだよ。自然に破けたら、こうはならない」
そう言われてみると、確かに次元が分かれた箇所は平行に破けている。
いや、これでは破けたというより、まるでハサミで切り取られたみたいだ。
「じゃあ、何か? 誰かが意図的に、次元を分裂させたってか?」
「恐らくね。それでも、ここまで芸術的な分かれ方は……まさか!?」
ガイドの素っ頓狂な声が船内に響き渡る。
どうやら心当たりがあるようだ。
「これは……“フラッガー”の仕業だ!」
ちきりんさんが、「コロナをきっかけに『通勤服』というカテゴリーが消えそうなのでアパレル産業が大変」
とツイートされていて、その点について考えた。
今回のコロナのような感染症対策では、環境は温度や湿度より換気(外気の取入れ)が重要に思える。
一方で、住居の温度、湿度、換気とは、ある種のトレードオフになっている。
森博嗣先生は、その著作の中で衣食住のうち衣と住の区別はあいまいなものである、と喝破されていた。
つまり、安全で快適な生活に必要な機能は、衣服と住居のいずれかで実現できればよい、と考えられる。
保温、保湿、換気を衣と住に振り分けようとすると、衣が保温、保湿で、住が換気というのが
自然に思える。その逆はできるだろうか?一般的には衣の外に住があるため衣による換気が難しい。
そうすると、換気は住まいに全振りして、衣服は保温、保湿というのがひとつの方向性では
何度か増田で書いたけど(anond:20191018235243、anond:20191102145214)、一部フェミニストの「萌え絵」の定義がどこかおかしい。
躍起になって萌え絵を叩く言説を読んでいて「……ん?」という気分になることがある。違和感。
上の増田で書いたことの繰り返しになるけれど、「性的に強調した表現がある・エロティックなアニメ・マンガ絵」を「萌え絵」と定義しているように見える。
でも、性的に強調したエロティックさのない表現がなくても萌え絵ではありうるし、エロいアニメ絵でも「いやこれは萌え絵じゃないです」ってなる場合もあるよね。
だから萌え系と絵柄の似た少女漫画とかを「これも萌え絵じゃん」って出されると「はぁ??? エロスの要素がないでしょ??? オタクのくせに表象の区別もつかないの???」などと謎ギレをおっ始める。
逆に萌え系の絵柄とは似ても似つかないエロいアニメ絵を出してきて「萌え絵っていうのはこういうやつ!」などと言い張る。
いや、そもそもそれはお前らの「萌え絵」定義がおかしすぎるだけなのでは……? フェミニストの人の「萌え絵」に関する議論が意味不明なのは、そもそも連中の「萌え絵」定義がおかしいからだという気がしてきた。
上でいくつか例を挙げたけど、『らき☆すた』の泉こなたや柊かがみ、英語教科書のエレン先生、この辺り典型的な萌え絵でしょって思うんだけど、別にセクシャルな要素は強調されてない。
もっと言うと、仮にエロゲのキャラであっても、エロシーンでなければ特に性的な強調がなされていない場合もある。『月姫』での遠野秋葉の立ち絵を赤十字が使ってもたぶん燃えなかっただろう。単に普通の女の子の絵にしか見えないもん。宇崎花の爆乳イラストで炎上した『宇崎ちゃんは遊びたい!』の中身がくっそ健全なラブコメなのとある意味正反対。
萌え絵の源流(のひとつ)にエロゲがあるというのはまあそれはそうなのだろうけれど、それはあくまで様式としての源流であって、実際にその絵がエロティックかどうか、あるいは絵師がエロゲーマーだったかどうか、というのは話が別だよね。
ではなぜフェミニストの人らは「萌え絵」に関する狂った定義を支持するようになっていったのか。
これは憶測でしかないんだけど、碧志摩メグ、のうりん、駅乃みちかや境界線上のホライゾンといった萌え絵が「エロすぎる」として燃えた結果、「萌え絵=性的な強調表現があるもの、エロティックなもの」という認識が育まれてしまったのでは。
単に性的な強調表現に乏しい無難な萌え絵は燃えなかったというだけで、萌え絵が全てエロということには当然ながらならないんだけど、どうもそこで妙な混同が起きてるんじゃないか……?
というか、子供向けの絵本とかの表紙が「萌え絵」って言われたときになんか変な空気になってたのもそれか!? 俺らオタクは「なんということだ絵本にも萌え絵が使われるようになったのかいい時代になったもんだ」って騒いでたのに出版社の人が「これ萌え絵のつもりじゃないんで……」ってすごい言い訳してたけど、まさか「これはエロくない」って意味だったのか!? そりゃ話通じないわけだ! 萌え絵は「カワイイ」と「エロい」の両端の間に広がっているんだよ! 可愛いに寄せてあってもエロに寄せてあっても萌え絵は萌え絵だよ!
まあ言葉の意味というのは時代とともに移り変わっていくものではあるのだけれど、流石にこのコミュニケーション不全の責任は「萌え絵」に妙ちきりんなニュアンスを付加して騒いでる一部フェミニストの皆さんが取ってくださいとしか言えない。俺たちアラサーオタクは原義通りの「萌え絵」を使い続けるだけなんで。それは萌え絵じゃないとか言われても困ります。いやそれは萌え絵です。あんたらの定義がおかしすぎるだけです。
あれは正直微妙なラインで、カラー絵を見ると「萌え絵やんけ」って思いそうになるけど、中身を見ると「うーん、これは少女漫画系統のタッチだろうな」と思うから、俺は萌え絵とは呼ばない。
でも、あれを萌え絵と呼んであそこまで強烈にdisられるのはマジで意味がわからない。
萌え絵呼ばわりに対する反論が、これはどう見ても少女漫画のタッチです、画風が違います、なら理解できるのよ。でも実際は、これはエロくないから萌え絵じゃない! エロの記号がない! とかの意味不明な反論だらけなわけ。これおかしいでしょ。エロは萌え絵に不可欠の要素ではないのにまるで不可欠であるかのように論じられている。
ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwww
あんな萌え萌えド直球の絵柄ですら萌え絵じゃない判定する人がいるのか。そりゃ話が通じないわけだ。
「これ萌え絵だよね」って、オタク側としては単に「これ泉こなたとか伊原摩耶花とかエレン先生と同じカテゴリの絵だよね」って意味なんだけど、それを「これエロコンテンツだよね」と言われたように受け取ってる人がいるのか。
ひょっとして「萌え絵は公共空間に出すな」とか無茶苦茶なイチャモンつけてくるのもそういうことか!? オタク側としては「それって『Fate/Zero』のセイバーの絵を出すのもダメってこと? 『氷菓』のポスターもアウトってこと? 艦これの三越コラボとかもNGになっちゃうよね。なんて不当な要求なんだ!」って思っちゃうんだけど、向こうとしては単に「エロい絵を公共空間に出すな」って意味だったの???
なんかもう、理解が及ばないってレベルじゃないな。共通言語を探求してくれ~~~~~~。
いやおかしいかもしれんけどだから何?って話でしかなくない? 別に「オタクの土俵」に乗って「オタク世界の現象」について議論してる訳ではないので。こういうの考えるの別にいいけど論じるのは時間の無駄。
おかしな定義が原因でコミュニケーション不全が生じてるよねって話してるんですが理解できないんですかね……
いや別に一部のフェミニストが萌え絵に関するおかしな定義を信奉してるのはいいですよ。でもそのおかしな定義を元に「これは萌え絵じゃない! 萌え絵呼ばわりするなんて失礼!」とか「萌え絵を公共の場に出すな!」とかの主張しはじめたら「お前らの定義おかしいよ」って言うほかなくない???
オタクの土俵に乗る必要はないってのも、表現の自由とか女性の権利とかの普遍的な問題系についてならそうかもしれないけど、萌え絵なんてオタク発祥の語彙使って論を立てる以上はオタク側の語義を尊重してもらわんと。もともとは別の意味なのを一部のフェミニストが捻じ曲げて使っているという話なので……
ちきりんは2019/2/24の記事で、Suicaの盤石さを書いてた。
2019年 日本のキャッシュレス決済事情 - Chikirinの日記
ツイートからも、Suicaへの愛とQRコード決済の不便さへのいらだちが感じられる。
https://twitter.com/search?q=from%3Ainsidechikirin%20suica&src=typd
ちきりんのブログ記事から7ヶ月が経過したPayPayの現状。
PayPay「スーパーアプリ」を目指す。決済から全てをPayPayに - Impress Watch
店舗数はすでにPayPayがSuicaを抜き、決済回数の月間4000万回は、Suicaの月間2億回の1/5程度。年内には半分程度になりそう。
ちきりんに言わせればこれはバラマキの結果に過ぎないのだろうが、本質はそうじゃない。
キャッシュレス戦争の構図がわかっていない、ちきりんのマーケット感覚が心配だ。
Suicaが店舗からの手数料で儲けているのに対し、PayPayやLINE Payは手数料を無料または限りなく小さくして、広告や金融など、それ以外のところで儲けようとしている。インターネット企業の得意パターンだ。
既にSuicaを導入している店舗も、手数料無料の決済を多くのユーザーが選択するようになったら、売上の数%もの手数料をSuicaに渡すのを馬鹿馬鹿しく思うに決まってる。
中核である決済機能はFelicaの方がQRコードよりはるかに便利。でも個人間送金や請求書払いなど、電子マネーとしての機能は、インターネット陣営(PayPay、LINE Pay)がどんどん便利になっていく。
決済の瞬間だけでなく、周辺のあらゆる機能の便利さの戦いになっていく。エンドユーザー側だけでなく、店舗側に提供する機能も重要だ。
そうなると意思決定のスピードや、いかに早く開発して改善できるかが勝負。インターネット企業と、システム開発を外注している鉄道会社のどちらが勝つかは明らかだ。
既存サービスのユーザーがQRコード決済の不便さを馬鹿にし、JRが「やっぱりSuica」だとCMを打っているうちに、不便なQRコード決済が新しい価値を提供して市場を席巻するという、イノベーションのジレンマのような状況になっているのは面白い。しかしこの状況は一時的なものだろう。
PayPayやLINE Payも別にQRコード決済を普及させたいわけじゃない。店舗を獲得するのに便利だっただけだ。
iPhoneでもNFCが使えるようになるから、これからタイミングを見てスマホ同士のNFC決済が導入されるはず。
(LINE Payは以前から、PayPayも7月に店舗向けアプリをリリース済みで、スマホ同士のQRコード決済は既にできるようだ)
決済方法のアドバンテージがなくなり、使える店舗数でも使い勝手でも見劣りする状態になったときに、Suicaが勝てる方法があるだろうか。
今更、手数料無料のビジネスモデルをSuicaが構築できるはずもなく、使い勝手をインターネット企業と同じスピードで開発して改善できるわけもなく、Suicaはもう打つ手がない。
そもそもSuica事業はJRの中では小さな副業みたいなもの。誰も本気になってキャッシュレス市場を抑えようとは思ってない。