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2024-11-13

下流社会 新たな階層集団の出現 [2005年9月16日発売]

もう20年前の本だぜ

https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334033217

「上」が15%、「中」が45%、「下」が40%の時代

若年層で下流化が進行

中流モデル無効化

団塊ジュニア男性は「下」が48%!

下流女性は歌ったり踊ったりしている

「下」は自民党フジテレビが好き

団塊ジュニアは「上」でもユニクロ無印が好き

上流は女性らしさ、下流自分らしさ

上流は社交的、下流はだらしない

ぐうたらしていちゃ恋もできない

恋愛が難しい時代

2021-09-09

ガチャって言葉があるらしい。

視点で見るならばガチャ対象子供になる方が自然だが、

そうならないのはバラつきの大きさが子より親世代において顕著であると考えられるためだろう。

下流社会という言葉ができたのは2005年ということだから、ちょうど16年で時期は一致する。

下流が淘汰されて上流だけ生き残る世界であれば直感にわかやすいが、

現実はそうではなく、二極化が進んでいるということだ。

世代には僅かにあった「勝ち組になれる可能性」が消失すると、

格差が固定されて経済発展余地がなくなり、衰退が始まる。

それを予測したり、観測することができても、制御はできない。あとは自分がどう動くかだ。

2021-03-19

一般的に読めない名前をつける親は頭が良くない可能性が高い」

「読めない名前の子供は遺伝により頭が悪い可能性が高い」

適者生存とは、最も環境に適した形質をもつ個体が最適者として生存を許される仕組みの事だから

読めない名前の子供が増えている現状では、現代日本において頭の良い事は必ずしも適応的でないと考えられる。

いわゆるキラキラネームと呼ばれるものが増えだしたのは30年ほど前の事だ。その後どうなった?

幾多の批判に晒されながらも勢力を増し続け、今じゃ読める名前の方が少ないほどに一般化してしまった。

彼らが大人になる20年後世界想像できるだろうか?上級国民になれなければ、下流社会で生きていくしかない。

親の貯金と国の税金子育てする方が有利だというのなら、無計画人生の方が幸福だ。

しかし、いずれはそのツケが回ってくる。先人達の築き上げた信用が底を突いたとき崩壊が始まるのさ。

2018-04-10

公務員になって良かった

公務員試験に夢中になりすぎて就職浪人までしてしまい一度は己の判断力の低さを呪いもした。

だけど今は公務員になって良かったと思う。

自分公務員に期待していたことは6つある。

安定

 これは叶ったと言える。公務員なんて辞めたらスキルが何も残らんのやぞ?ってのはその通りだ。ある年齢を超えてからはそこにへばりついて生きるしかない。とはいえだ、それはそもそも辞めたらの話である公務員ポジションは、向上心さえ捨てればわざわざ辞める必要がない程度には恵まれている。上を見ても下を見てもキリがない程度の位置にいるのが公務員だ。就職活動を再びやり直そうという気力を削ぐ程度には恵まれている。

教育

 これは……微妙だ。簡単に辞めさせられない公務員なら、それ相応のキャリアプランを作ってくれたり、スキルアップをさせてくれるだろうと受け身全開で暮らそうとしたが、なかなかに厳しい。アリバイ作りのような誰にとっても旨味の少ない研修はたまにあるが、一応研修をしたという名目作り程度の内容であり、教育が充実しているとは言い難い。かといって自分勉強しようにも、ムラ社会すぎる公務員職務を学ぶ方法はひたすらのOJTぐらいしか存在しない。何故なら、世間一般で広く出回っている参考資料で学べる内容のうち公務員職務で応用が効くものは、ビジネスマナーエクセルワードの初歩スキルだけなのだから自分で学ぶ方法はない。誰かが教えてくれることもない。八方塞がりである向上心を捨てることは、公務員義務である。ZAPZAP

待遇

 まあ……その……日本って今一億総活躍下流社会じゃないっすか……だから……まあ……それ相応っす。下を見ればキリがないし上を見ればキリがないけど、大学高校の同期と見比べるとちょっとゲンナリするっす。わざわざ公務員試験勉強までして公務員目指すやつってアホなの?と誰かが言うなら、アホだよ!と応えて見せよう。いや本当信じられないぐらい強い新卒カードをわざわざ公務員試験で切ってる職場の同期がいるんですよ。何故そのカードをここに使うのか。自分からシャークトレードされに行ったようなもんですね。僕はまあ……そこそこっす……。欲しいアンコモンの為にレアカード差し出した程度のそこそこトレードっす。スーパーレア切ってまで何故公務員になる人がいるのか不思議っす。

民度

 これはまあ……他の会社を知らないからよく分からない。でも凄いダメな人はいない気がする。ある程度足切りはされているのは感じる。でも強いて言うなら臆病な人が多い気がする。一見強気だけど実は臆病なのを隠してる感じの人は結構多い。まあそういう人が集まるわなあ。

9時5時

 以外かも知れないけど、みんなそこまで働いてはいない(ウチの部署は)。休日出勤存在しないわけではないし、有給はまず使い切れなかったりするし、残業しても大体サビ残だけど、平均して日に10時間も働けば帰れる。そして結構休める。意外とカレンダー通りに休める。職場トップイベント参加大好きで代休無しにイベント参加予定組みまくる人で無ければだけど。自分が来るちょっと前の世代の人が超イベント脳で最悪だったらしい。まあ上司部署しだいやねー

正当性

 せっかく入った企業が実は反社会的勢力だったら……そんな不安こそが自分公務員を目指すことになる最大の原動力だった。下請けイジメたり、相手無知に漬け込んだり、儲けを出すために書類を偽造し、予算が足りぬは工夫が足りぬと言い訳してはグレーゾーンを駆け抜けたり、そういう資本主義に穢れきった会社に入りたくはなかった。だけど駄目でしたよ。ニュース見れば分かるでしょ。アレが全国で起きてるよ。辛いよ。自分のやってる仕事がどこまでグレーなのか分からない。とっくにブラックに片足を突っ込んでる気がしょっちゅうする。”そもそも公務員グレーゾーン仕事してるのが既におかしいんだけど、それに疑問を持てなくなってきてる”。もう嫌だよ。でも民間行けばグレーゾーンを二度と通らずに済むかっていうとそうでもない事は分かる。公務員も案外民間の人と付き合いあるからさ、「グレーってつまりはセーフってことやろ?」って感覚のオッサン日本には沢山いて、そのオッサンゴマ擦ってる内に若い子もそれに染まっていくのを何度も見てきた。日本という国で、綺麗な手のまま生きていこうとなんて思わないほうがいいだろうね。病むだけだよ。メンタルが壊れるだけ。そう気づいた。


まあそういうわけで、色々念願叶ったり叶わなかったり色々あるんだけど、とりあえず今の日本でココより上を目指そうと就活ガチャやりなおすよりも、このまま居座った方がいい程度の場所にいるのが公務員なわけです。

いやー良かった良かった。

とりあえず、大外れではなくて良かった。

俺程度のやつには、ハズレでさえなければ十分な勤め先ですよ。

たとえ国民から後ろ指さされながら暮らしている感覚毎日胃を痛めて暮らすことになってもな。

2016-05-08

中年童貞が非本番系風俗に行って脱童貞した話

31歳童貞恋愛経験はあれど女性と付き合ったことはいまだなし。

童貞心理的障壁になって良い雰囲気になっている女性アタックする踏ん切りをつかなかったので、風俗に行ってみることにした。

行ったのはホテルヘルス。本番ありのソープにしなかったのは、初めての相手風俗嬢と言うことに抵抗があったのと、意中の女性に対する最低限の誠意だと思ったからだった(結局セックスしたんだけど)。

指名した女の子は本当に素敵な嬢で、緊張している俺に優しく手ほどきをしてくれ、流れでそのまま童貞卒業することになった。

初めてのセックスはまあ色々あったのだが、今回はヘルスでの童貞卒業が、こじらせた自分承認欲求を大きく満たしてくれた事を書きたいと思う。

****

今まで女性に踏ん切りがつけられなかったのは、童貞の他に客観的に見て自分社会的成功者であることも大きかった。

誰もが名前を知っている企業で同期の中で出世頭の俺は、単純に結婚相手という商品として見れば魅力的だろう。実際、声をかけられる機会も増えた。

だが、今でこそそんな人間ではあるが、学生時代の俺は声優好きの、スクールカーストで言えば下位の人間だった。

未だにそのコンプレックスを抱えている自分としては、「今の自分」が肯定される一方で、「過去自分」との落差に戸惑いがあり、その二つと折り合いをつけられないでいる。

下流社会の道を歩んでいる学生時代同級生自分がそこまで違うとは思えない。一つボタンを掛け違えただけで、俺が彼らに、彼らが俺になっていてもおかしくないと本気で思う。

だがそんなことを今の知人・同僚たちに言うわけにもいかない。めんどくさいやつになるだけだし、エリートの彼らには理解できないだろう。

****

初めて会ったばかりのヘルス嬢は俺のことを何も知らない。

風俗客の中では清潔でまともな方かもしれないが、社会的地位を取り去れば俺は顔もよくないただの中年童貞である

そんな自分笑顔で「ヘンじゃないよ」と言い、リラックスできるようにちょっとした冗談も交えながら、キスの仕方や女性が喜ぶポイントを教えてくれ、丁寧に愛撫してくれた。

そして、一通りの事が済んだ後、

「他になにかしたいこと、ない?」

と潤んだ瞳で俺を見つめ、セックスを受け入れてくれた。

セックスという行為のものよりも、そのことの方がずっと嬉しかったし、興奮する。

たぶん、ソープ童貞卒業したとしてもこんな気持ちにはならなかっただろう。

****

俺が肯定してもらいたかったのは、自分を好きになろうと努力した結果の今の自分ではなく、それよりも前の、自分が嫌いでしょうがなかったあの頃の自分であったのだと思う。

初めて会うヘルス嬢と触れ合い、本来禁止であるはずのセックスを許されたことで、社会的な鎧を脱いだありのまま自分肯定された気がした。

錯覚であったとしても、それは31年間で一度も得られなかった経験だった。

2012-10-19

2014年中国崩壊する (扶桑社新書) / 宇田川 敬介

尖閣諸島問題の本質を知るためには現在中国の状況を理解しないと根本的な問題はわからない。

本書では現在中国がかかえる問題をテーマ中国外交姿勢目的について説明している。

まず、中国領土を拡大することで13億人という大きな国をまとめようとしている。

一党独裁を指揮している中国共産党が恐れているのは下層社会の反乱である

1年に10万起きていると言われているデモを沈静化しないと失脚は間逃れず、歴史にあるように下層社会の反乱により党が崩壊することもありうるのである

よって国際社会からの反感を受けようとも、その領土経済的なメリットがあると判断すれば強引に乗り込み領土を奪おうとするのが中国外交手段であり、

そうするしかないというのが本音である

国際社会から違和感を持って移る中国の行動はこういった内部の事情があるためである

中国政府も把握できていない下流社会をなんとか食わせるできなければ中国崩壊は免れない。

TOYOTA中国から一時的に撤退したようにチャイナリスクが高まれば企業中国市場から逃げることは免れない。

なんとか企業が逃げないようにしなければ中国は国際的に孤立していき北朝鮮のように窮地に立たされるであろう。

チャイナリスク管理されていることを海外にアピールすることが政府の一番の道であり、日本国益にもつながる道だろう。

これが中国日本の双方のメリットである

日本の車も国内では売れなくなり海外市場へ進出せざるを得ない。

中国の問題は日本の問題でもあるのだ。

感情論外交するほど危険なことはない。中国崩壊は即、日本への影響へつながるだろう。

もし中国戦争、という話になれば(これは十分に可能性のある話だ)間違いなく日本経済へ大打撃を被る。

領土を拡大して国を維持しようとするのはかつてドイツが行った政策そのものである

それがやがて第2次世界大戦へと結びついている。今、中国戦争を起こさないのは国際社会の働きかけのためであり、これから中国の政策によって日本運命は決定すると言っても過言ではない。

戸籍を持たない”黒子”の存在や、社会主義による政策によって(中国知的財産というものは認められていない。

土地を所有することはできずすべて国から”借用”している状態であるであるため有事の際には

国に返還する義務がある。例えば北京オリンピックの再にはスラム街がそのまま移動することになった。

日本では考えられないことである

党が民衆に対して納得の行く政策を見出さなければ中国崩壊するであろう。

本書では2014年に中国崩壊するという大胆な予測を立てているがそのシナリオ内戦による内部の崩壊記述されている。

中国は13億人をまとめられている状況ではない

反日デモ日本への恨みではなく政府への恨み

一党独裁とは言え下層社会操作できていないのが現状

2009-08-06

書籍から見るゼロ年代

今年でゼロ年代が終わる.2000年が始まったときはミレニアム!と晴れ晴れしい気分であり,まさかゼロ年代なんてカタカナで時代が表されるだなんて思っても見なかった.そんなことを近頃思っていると「そういや,2000年とか2001年ってどんな本が平積みにされてたっけ?」と思ったので,簡単にまとめてみた.これは客観的な統計データのまとめではないし,選んだ本やその解説には恣意性だって含まれてると思うけど,はてブ等でフォローしてもらえたらと思う.

一般書では『だから,あなたも生き抜いて』がベストセラーであった.閉塞感のあった90年代において日本経済社会システムも崩壊が始まり,これまでのような一億層中流社会は望めなくなった.そんな時代に単なるサクセスストーリーとしてだけでなく,「生き抜く」ことを薦めるこの本がゼロ年代最初の年のベストセラーであったことは興味深い.

経済書では『経済ってそういうことだったのか会議』がよく書店平積みされていた.お金のことは銀行専門家にまかせておけばよい,といった価値観から自分の身は自分で守ろう,そのためには少しずつでも知識をつけようという価値観へ既に変化し始めているように思える.

また,9.11以前に文明の衝突論を展開していたという点でハンチントンが後にもてはやされた.『文明の衝突』は1998年

また,ソーカル事件を発端とする科学論者と科学者間の間の論争である『サイエンスウォーズ』『知の欺瞞』が出版された.一連の流れにより,科学は正しいものという固定観念が崩れ始めるが,その悪影響として疑似科学が隙間に入ってくることとなる.

2001年は一般書・自己啓発本として『チーズはどこへ消えた?』や『金持ち父さん貧乏父さん』がベストセラーとなった.これらは自分探しブームの終焉でもあり,ありのままの全肯定でもある.その他の一般書では『声に出して読みたい日本語』のような日本語ブームが始まる年である.

ゼロ年代を象徴する批評家東浩紀が『動物化するポストモダン』を出版し,アカデミズムからサブカルへの転向,遅れてやってきたエヴァ批評として有名となった.その後の現代思想批評界は東浩紀とそのフォロワーによって進められることとなる.

また,疑似科学論争の大きなきっかけとなる『水からの伝言』がブームとなり,教育界では道徳の授業で使われたり,科学者集団がその疑似科学性を啓蒙したりする騒ぎとなった.

2002年は一般書では『生きかた上手』や『声に出して読みたい日本語』,『常識として知っておきたい日本語』がベストセラーとなった.また,『本当の学力をつける本』で陰山メソッドが有名となり,公立校進学校化など各々が一律である必要がなく,教育にも個性や多様性を認めるような社会風潮となっている.とはいえ,これらの風潮は後の格差社会と繋がらないとは言い切れない.

格差社会といえば,玄田の『仕事のなかの曖昧な不安』は社会安定を失った日本の将来を予見する内容であり,当時の日本社会空気を表す本としてピックアップすることができる.

不況下における人々の意識を表すかのように森永の『年収300万円時代を生き抜く経済学』がベストセラーとなった.この年を前後してエコノミストと呼ばれる人々が盛んにマスメディアに出るようになり,銀行に預けるのではなく,個人が投資する時代になったと盛んに喧伝した.

9.11以降の社会を分析するかのように,ネグリハートの『<帝国>』やチョムスキーの『メディアコントロール』などが読まれた.特に『<帝国>』は左派に大きな影響を与えたといえる.

2004年は『バカの壁』が大いにベストセラーとなり,養老孟司ブームが到来する.その続編でもある『死の壁』も同様にベストセラーとなり,これらと時期を同じくして,新書ブームが到来.多くの出版社新書に力を入れ始める.

仕事のなかの曖昧な不安』を受ける形で『13歳のハローワーク』が出版され,自分探し(何がやりたい?)と自己肯定(何をやっても自分らしい)が同時に薦められるような時代となった.その一方で堀江貴文『稼ぐが勝ち』が売れ,Tシャツ姿で六本木ヒルズで新進気鋭の社長となっているホリエモンが多くの若者共感と多くの大人の反感を買った.この共感した若者は『希望格差社会』において希望が持てない若者たちであり,株取引による一発逆転という大平光代サクセスストーリーとは別の形の逆転劇を夢想させた.

新書ブームを背景に『頭がいい人、悪い人の話し方』,『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』がベストセラーとなった.特に『さおだけ屋~』はタイトル売りという技を駆使し,その後多くのフォロワーを生んだ.また,これまで『仕事のなかの曖昧な不安』『希望格差社会』といった「労働」というジャンルハードカバー本であった内容がついに『下流社会』と新書の形をすることで大衆化し,格差社会というゼロ年代キーワードを体現した.

また,東一辺倒であった批評界において,『嗤う日本ナショナリズム』によって社会学の北田が登場し,2ちゃんねる批評というものが生まれた.これはゼロ年代が徹底的にサブカル批評へ偏ることを決定づけた.

相変わらずの新書ブームで『国家の品格』『人は見た目が9割』等がベストセラーとなった.『国家の品格』は養老孟司から続く理系人ブームを引き継ぐとともに,後の品格ブームを起こした.『人は~』は『さおだけ~』のフォロワーであるタイトル売りであり,『なぜ、社長ベンツは4ドアなのか?』といったフォロワーも生まれた.

また現在まで続く重要な流れとして『ウェブ進化論』『Google』『「みんなの意見」は案外正しい』といったWeb論が生まれ,Web2.0玉石混淆,群衆の英知といった言葉がよく聞かれるようになった.これらの著書により,これまでYahooを使っていた人々がGoogleに移行したり,Wikipedia大衆化したりするようになった.これらのWeb論はあまりにオプティミスティックであると当初から批判されたが,アーリーアダプターにしか知られていなかったWebの様子を大衆化したその社会的影響は計り知れない.また,『フラット化する世界』がベストセラーとなり,インドの台頭が認知され始めた.

品格ブームを引きずって『女性品格』,○○力ブームを引きずって『鈍感力』などが一般書としてベストセラーとなった.また,理系人による本として『生物と無生物のあいだ』が読まれた.

データ重要となったことを示すような本として『その数字が戦略を決める』がよく書店平積みされていた.Web時代においてGoogleが大規模DBデータをため込むようになり,既存の専門家よりもデータが多くを語るような時代が幕開けしたことを告げた.

その一方で,「炎上」という言葉が一般用語化し,梅田オプティミストによるWeb論に対して,Webの負の面を大衆化させるような本として『ウェブ炎上』や『フラット革命』が登場した.

また,格差社会論は「ワーキング・プア」や「ロスト・ジェネレーション」といった言葉を生み出し,ワープア論壇やロスジェネ論壇と呼ばれるものが生み出され始めた.特に「『丸山眞男』をひっぱたきたい----31歳、フリーター希望は、戦争。」という赤木の論考は衝撃的であった.

どういう流れからか,『×型 自分説明書』という血液型本がバカ売れした.これも疑似科学ブームの一端なのだろうか.そして,はてなー大好きの勝間本『効率が10倍アップする新・知的生産術 自分グーグル化する方法』がついにベストセラー化した.いつの頃からかライフハックという言葉がよく聞かれるようになり,多くの自己啓発本書店平積みされていた.また,サブプライム問題までは外資系コンサルが重宝され『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』が売れた.

批評界では東にケンカを売る形で宇野ゼロ年代の想像力』が,東のフォロワーとして濱野『アーキテクチャ生態系』が現れたが,どちらも東の影響を多分に受けており,ゼロ年代批評が東一辺倒であることを決定的にした.

ロスジェネ論壇ではその名の通り『ロスジェネ』という雑誌が創刊し,蟹工船ブームが生まれた.また,秋葉原通り魔事件が起こったことにより,多くのメディアによって事件が消費され,それらは常にロスジェネ論壇,フリーター論壇とともに語られた.

##せっかくISBN記法したのに,増田だと使えないのね.

文字ばっかりでごめんなさい.

2009-03-14

そのうち日本高学歴-高学歴結婚低学歴-低学歴結婚、って風になってくんだろな。というか、「下流社会」によるともうそうなりかけてるらしいが。アメリカなんて既にそうだしな。格差社会っていってんだからそりゃそうなるのも道理か。昔の貴族-貴族結婚高学歴-高学歴、になるだけの話。

処女で若いけど頭悪い女なんて俺は全然結婚したくないわ。処女厨にはいい物件なんだろうけど。

だって若いとかいっても、そのうち誰でも老いるわけで。「若さ」に重きを置く結婚てその時点で無理があるだろ。いくら若い妻めとったところで結婚生活の中で若い期間なんてどれだけだよ。次々若い妻をめとれる王でもあるまいしw

若い奴を蔑視する気はないが、あんまり若い奴はやはりそれ相応の頭なんだよね。年の差結婚報道で思うのは、「話合うのか?」ってこと。これは単に当時ヒットした歌謡曲の違いとかそういう事でなく、頭のレベル的な意味で。

学歴厨と言われるかもしれんが、やはり学歴と頭のよさは相関性があるよ。「受験だけで頭のよさははかれない!」とか言うけど、俺から言わせてみれば、そもそも大学受験すら突破できない奴が頭がいいわけないだろと。いや。そりゃ、規格外の天才みたいなのは稀にいるだろう。でも稀は稀。あくまで例外。受験突破できる頭の持ち主だけど敢えていいところへ行くのを避けた、なんて奴もいるこたいるだろうが、やはりそれも例外でしかないわけ。(といってもそれは学歴高い奴の中に頭悪い奴は居ない、ということにはならない。むしろそれはあり得る)

やはり結婚するのだったら、同じくらいの年齢で、同じくらいの学歴を選ぶね。妄想とか抜きで、リアルに考えると。これからずっと一緒に暮らしていく相手となるとやはりそうなる。エグい言い方するが、処女で若い女を選ぶメリットって、少しの期間タダで若い女とセックスできるってことだろ?そんな刹那的快楽のために、それこそもっともっと長いその後を「寄生」されて一生を棒に振るのか?(処女で若い女を娶ろうって時点でたいがい専業を考えてるわけだろ?)って話。俺からすれば。それだったら風俗通ったほうがよほど金もかからんだろ。大体これは個人的な感想だが、処女セックスって別に気持ちよくない。刹那的快楽すら微妙。気使うだけ。

処女厨と、結婚に夢見がちな女(所謂スイーツか?)ってよく似てる。お互い忌み嫌ってるだろうがwどっちも、結婚生活の初期しか考えてない。結婚生活のほとんどは二人とも老いているということや、子供に関して言えば可愛い時期なんかすぐ過ぎるという事を全然考えていない。どちらも空想しかしていない。非モテスイーツも、そういう意味じゃ気質似てんだよな。前者ネット情報を鵜呑み。後者テレビ情報を鵜呑み。どちらも顔面至上主義・恋愛至上主義非モテは実はそうだろ)?非モテが有名なニュースサイトなんかで紹介されたもんにすぐ食いついて「萌え」とかいってんのと、スイーツテレビ番組で紹介されたもんにすぐ食いついて「カワイー」っていってんの、全く同じ。こっちからすれば。お前らそっくりなんだから仲よくすりゃいいのにw

だから「下流社会」のデータはある意味納得いくものがあった。高学歴でそれなりに経験のある男が考えてるのは寧ろこういうこと。いくら若くて可愛くてもギャル結婚とか考えられねw大体30こえたらその辺のやつって子供に見える。古い言い方すると「しょんべんくさい」感じ。まあこの感覚は年くってみないと分からんだろうが。処女厨の中には学歴高い奴もいるけど、そういう奴って大概、「顔も運動もできなくて勉強だけはできた」ってことでレベル高い大学にはいってみたら、そこには「顔もいいし運動もできるし勉強もできる」奴がたくさんいて、一層落ちこぼれてしまった・でも曲りなりにも高学歴だから、妙なプライドもある、っていうタイプの奴だろ?だから普段は非モテぶって卑屈でいるが(非コミュゆえ)、こと女関連になると「中古はもらいたくない」とか強気に出る(ここに一応俺は高学歴なんだからというプライドが出ている)。まあある意味一番カワイそうなところだわな。微妙な立場だから。最初から低学歴だったりすればいっそそれ相応の思考や望みになったりするんだろうが、なまじ高学歴だから色々な望みを捨てきれないんだろ。

2007-12-26

メリークリスマス

まずは次のデータを覚えておいてください。

1、  1355万円

2、  1570万円

3、  1427万円

4、  1572万円

5、  1112万円

6、   574万円

世の中は金がすべてだろうか。

答えはイエス。100%イエス

金がなければ、電車に乗って会社に向かうこと自体できないし

タネ銭がなければ金儲け自体を進行することが出来ない。

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「カネ」がそんなに悪いのだろうか?といつも思う。

北朝鮮マスゲームを見ていると

もったいないよな。これを企業に売り込んで

例えば広告として使ったり、大金持ち結婚式イベントとして売り込めば

結構儲かるのに」と思ったり、レバノンとかイスラエルなんかで

見る地中海の美しさを観光客用に整備すれば

紛争地域ももっと豊かになるだろうにと思ったりする。

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カネまみれで生きることは確かに美しくしくはないし、

近寄りがたい印象が強い。

しかし、金儲けのことを考えるだけで北朝鮮レバノン

平和な社会が見えてくると言う矛盾。

「カネ」という道具は使い方によっては争いにもなるし、

平和の道を作ることができる。

誰もが欲しいくせに、「カネ」というトーンは、

どこかネガティブイメージを抱える。

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例えば金持ちは手にしたカネを贅沢に使い、

ビジネスを大きくするためにさらに投資する。

一般の感情からはそんなに儲けたいのか、と思ったりする。

しかし、ある程度の富を手にしたらその富を回転させて

再生産を繰り返すのが理想の姿。

金儲けに人生を掛けている人間というのは、近づき難い、

嫌なやつといったイメージ

ところが資本主義ルールだと、金を世の中に

送り込む作業をする人間というのは

社会のために生きていることになる。

金儲けがいいとか悪いとかを真剣に考え抜いたとしても、

明日になって買っておいた宝くじがあたったりすれば

嬉しくてしょうがないのが人間の感情。

お金に羨望の眼差しを向け続けるのに、

世の中のほんの一握りの人間にしか微笑んでくれない現実が

金持ち」に対する嫉妬心を増幅させる。

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今年ももう終わり。

クリスマスイルミネーション

あと1週間もすれば門松に変わる。

ここ何年かで経済面で大きな事件といえば

ライブドアショックを忘れることができないでしょう。

同じ頃に起こったマンション耐震偽装問題も

当事者にとってはまだ終わっていない問題です。

ライブドア堀江社長ヒューザーの小嶋社長も、つい2??3年前までは

成功者」として「格差社会」の頂点に君臨していたわけですが、

気まぐれなマスコミからは今は忘れ去られようとしています。

奢れる者は久しからず。

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こう見てみるとここのところメディアを騒がせている

格差社会」という仕組みも、

実は勝者がずっと勝ちつづけるわけでも

ないことが見えてきます。

これまでの安定した人生が保証されなくなったのは事実で、

格差に怒りを感じてしまうことも事実

しかし、格差社会というものが今一つピンと

来ないところがあるのも事実

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この言葉自体や、振りまいている人達に抵抗感を感じてしまうのは、

どうもうまく仕掛けられている、といった感覚。

今は本当に格差社会なのか、という疑問がふつふつと沸いてしまう

のです。

このあたりの分析は「新平等社会」(山田昌弘著)で詳しく解説されていて、

格差社会」と言うキーワードを引っさげて、

なんでもかんでも小泉改革のせいにしてしまう短絡ぶりに

疑問を投げかけている。

「希望とは努力が報われると思う時に生じる、

絶望は努力してもしなくても同じだと思う時に生じる」

?? ランドルフ・ネッセ(社会心理学者) ??

この言葉が紹介されていて

1990年頃まではほとんどの人が希望を持てる条件が揃っていた」

と書かれていたが実際には努力が報われないことも結構多かった。

とくに企業が安定していた頃は実力よりも

「社内政治」??会社で生き残ることだけしか頭にない人間

結構威張っていて、それを思えば能力がないくせに権力だけは

持っている人間がいなくなるだけでも格差社会も悪くはないか。

昔はよかったというけれど、安定していた昔はそんなに良かったか、

とも思う。

自分の力で生きるという選択肢が少なく、ほとんどの人が、

企業奴隷として生きることを強いられた時代。

私も初めて就職した会社を辞めるとき、周囲から「この世の終わり」と

いうような脅しを受けたけれど、今思えばあのまま奴隷人生

生涯の価値基準にならなくて良かったと思っています。

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一方では相変わらず「成功者」たちがメディアに顔を覗かせる。

「格差」の一つの正体には他人の成功に対するねたみもある

のかもしれません。

テレビを見れば自称「セレブ」が信じられないような生活を送り、

自分もいつか、と夢を膨らませる。

勝ち組」という虚像に対する憧れや絶望感を感じながら日々を

生きさせられている嫌な感じ。

羨ましくも「うまくやりやがって」という、モヤモヤした感情。

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ところで最初に見てもらった金額は

ある企業に勤める社員の平均年収。

会社名は何かと言うと

1、テレビ朝日

2、TBS

3、日本テレビ

4、フジテレビ

5、テレビ東京

6、三菱UFJフィナンシャルグループ

7、永谷園

(MSNマネー企業概要より)

格差社会を憂いている人達が、社会の最も頂点に存在している皮肉。

普段給料が高いと批判をされている銀行でさえテレビ局には勝てない。

お茶づけ”の永谷園がこの中では最も一般社会の感覚として

納得できる企業。

こういったレベル人間が弱者の味方の振りをしたり

格差社会に怒る振りをして、スポンサーからお金をもらい、

そのスポンサー商品を我々が買う。

バカ高い広告料は販売コストとして商品価格に添加され、

それを消費者が支払い、デフレで賃金が押さえられている今でも、

テレビ局には大量のカネが流れ込む。

結局は「格差社会」という言葉事態が、

勝者で居続ける大手マスコミの商売道具であるという一面。

テレビ局なんていうのは、ほぼ独占ビジネスで、

彼らは競争相手が少なく勝ち組の代表。

郵政省からの天下りと談合に守られ、生涯が保障されている人たち。

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しかし、彼らを支援しているのは結局は我々で、

たとえば亀田兄弟。

亀田を持ち上げ、批判し、また持ち上げ

何をやっても思考回路停止のままついてきてくれる

視聴者の皆様のおかげでTV局員の高額報酬が

永遠に約束されております。

職員に代わりまして、わたくしが御礼申し上げます。

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格差社会」に限らず、テレビ、新聞の大企業マスコミ

何か言い出したらロクなことはない。

「地方の時代」と言う言葉が使われた時代があって、

そう言っている割には自分の会社は東京のど真ん中にあって、

地方の実態なんかにはこれっぽっちも興味のない連中が発信をしていた。

「女の時代」と言う言葉が使われた時代もあって、

そう言っている割にはマスコミ各社の役員に女はどれくらいいたのか。

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格差社会」は多分真実でしょう。

また、「格差」は仕方がないという言葉を、

今の時点で一応成功している企業の経営者なんかが

語っているのを見るとカチンとくるけれど、まあ真実の声でもある。

しかし、メディアが喜んで使うキーワード

いちいち振り回されるのもまた腹が立つ。

大手メディア学歴社会やコネ社会の

勝利者が集まる空っぽの洞窟。

彼らの持つ価値観は、大企業生きること以外

は敗北者という「勝者の視点」。

物凄く狭い価値観の中で、勝った負けたと騒いでいる状態。

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格差社会」というキーワードも、観測地点を変えればその通りだったり、

そうじゃなかったりするわけです。

例えば障害者に対する援助の打ち切りは格差の助長だと思うけれど、

都会に住む中産階級の子供が大学に行けるとか行けない、

というレベルの問題に関しては格差でもなんでもない。

そんなもん知るか。

メディアは一方では「格差社会」への不安を警告し、

一方では消費社会をひたすら煽る。

消費だけが幸福バロメーター

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格差社会」とか「閉塞感」という言葉が出てきた理由は、

人間味を殺ぎ落としてまでも効率よく収益を上げることが正しい経営、

という価値観に影響を受けた経営者が増えたからかもしれません。

メディアの振りまく「成功イデオロギー」だけしか選択肢が無くなった不幸。

これが格差社会の正体。

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フリーライターの宮島理さんのブログにあった記事。

―「弱者」というものが、常に「エリート」によって「発見」されるという、

これまた古典的な構図による。

 ネットカフェ難民ニート年金生活者、在日コリアン……というように、「エリート」同士の

政治闘争に利用できる、明白な「弱者」だけが「発見」されていく。

エリート」は「弱者」を利用して政治的なライバルを攻撃し、「エリート」内の階段をのぼる。

「弱者」のなかにも、それを見透かして、政治的な「利権」を手にする圧力団体

ようなものが出てくる。両者は共犯関係にある。―

http://miyajima.ne.jp/index.php?mode=res_view&no=56#nmjp57

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弱者の味方として商売を続けるエリートインテリ達は

彼らの将来を間接的に奪ってるんじゃないか。

「かわいそうなあなたたち」という視線は絶対に救いにはならない。

「自分は不幸だ」「悪いのは世の中だ」と彼らに煽られても

誰もチャンスも仕事も金も持って来てくれないぜ。

特にあいつらは。

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下流社会 第2章」の新聞広告コピーライティング。

□2005年9月の衆議院選挙で初めて自民党投票した。

石原慎太郎に心ひかれる自分がある。

オリンピックサッカーワールドカップでは心から日本を応援する。

□中国や韓国はいやだと思うことがある。

これらのコピーの上に「以上の項目が半分以上当てはまる人は下流的である“!」

と書かれていて、「格差社会」「下流社会」という言葉が、

ある種のバイアスのかかった人達の『商材』であることがなんとなく見えてしまう。

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問題は、以前ほど未来に対しての安心感

ないまま日々を送らないといけないこと。

もう一つは、一度企業社会のコースを外れてしまうと

落伍者として見られる価値観がいまだに残っていること。

フリーターや職歴の多さ、履歴書での空白を企業は嫌う。

なぜ嫌うかというと、そういう決まりだから。

なぜそういう決まりかというと、そういう決まりという決まりだから……………

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リトル・ミス・サンシャイン」という映画を今年見ました。

7歳のオリーブという少女美少女コンテスト

出場するために車でニューメキシコから

カリフォルニアに向かう旅を描いたストーリー。

アメリカ映画と言うとアクション、CGやパニック物で

エンターテイメント」としての役割を背負った作品が

圧倒的に多い。

そういったファンタジーものとは別に、

現実のつらさを描いたのがこの作品。

おもしろいのはこの映画に出てくるオリーブちゃんの父親は

金持ちになる方法を教える成功コンサルタント

人間には2種類しかいない。勝ち組と敗け組だ」が口癖。

しかし生徒は集まらず本人はビンボー。

2種類のうちでは敗け組の方。

成功コンサルタントの裏面を皮肉的に取り上げていて

この映画を見ると「ギクッ!」とする人も多いのでは?

「オレたちはみんな、敗者だ!」

映画の中で誰かが叫ぶ。

アメリカ人がみんな勝っているわけじゃない。

アメリカ人自身が「成功を追いかけ続ける敗者」で

あることをうすうす解っている。

アメリカ型成功には無数の敗者が存在することを知っている。

その成功をありがたがる「いいお客サン」である日本人

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アメリカ型を追いかけるのが難しい理由としては、

日本アメリカとのマーケットの大きさの違いがあると思います。

人口が日本の2.5倍の3億人という巨大なマーケット

抱えるのに加えて、英語圏全ての地球規模で

ビジネスの勝負ができる条件。

例えば映画ビジネスを取り上げると、作品が映画館で上映され

その後DVDキャラクターグッズが販売される。

このマーケットの大きさはアメリカ日本の5倍。

日本国内でビジネスがほぼ終わってしまう

日本との環境の差は無視できない。

もしあれだけ大きな市場があれば一発くらい狙ってみたくなるし、

多少のリスクは背負ってもいいかなと思う。

しかし、一発でかく儲ける戦略を取るには

日本ではリスクが大きすぎる。

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億万長者を生み出すベンチャービジネスからくりの一つを見てみると、

株式を上場して上場益の恩恵に浴するという戦略があります。

強引な売り込みを仕掛け、訴訟をいくつか抱えて裁判沙汰に

なってたとしても、株式上場で金が手に入れば

それでOKとする考え。

もちろんその戦略があたればバンバンザイだけれど、

上場できなければ会社は破綻。

メディアに出てくるこういった成功者達の極端な考え方が、

いつのまにか今の世の中基準になってしまった。

多くの人が抱えていることは、こんなことをしてまで

金儲けをしなきゃいけないのかよという感情。

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ビジネス成功者として華やかな世界の人達がよく取り上げられる。

しかし例えば、スナックの経営で儲けている人とか、

好きな仕事でそこそこ生きている人達なんかは

絶対にメディアでは取り上げられない。

彼らは「成功の法則」からは外れたところにいる透明人間

結局のところ、巷に言われている「成功」とはメディア

流通させるための包装紙に包まれた商品であって、

成功にも本当は色々あることは知っておいて損はない。

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成功するというのはすばらしいし、

誰もが「勝ち組」になりたいのは正直な気持ち。

しかし、「勝ち」とか「負け」とかはどっちでもいい

というベクトルも世の中には存在している。

勝つこともあれば、負けることもある。

勝ち組企業の社員になれば幸福なのか?

「勝利」を維持するためのノルマと無理な目標設定。

どんなに給料を貰っても、心を開く友人のいない職場や、

責任だけは日々大きくなるくせに何も決定権を

持たしてもらえない状態が幸福とはいえない。

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この先、我々はもう一つの成功者

生み出す必要があるんじゃないかと思います。

金とはさっぱり縁がない。だけれど成功者という存在を。

多分「格差社会」ということに関しては

我々が試されているんでしょう。

たった漢字四文字にうろたえて人生を振り回されてしまうのか、

冷静でいられるのか。

この世は金が全てか?

ノー。100%ノー。

「カネが全て」だけでは人の感情や行動にも

限界があるという事実

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格差と言う割には日本社会はかなり「のし上る自由」のある国で、

世襲制度がイギリスとかフランスよりも強くないという現実もあります。

エスタブリッシュメントは『永続性のある権力と威光の階層』を

意味するのですが、イギリスなんかは貴族社会ですから綿々と

この手の権威が継承されてきています。

しかし日本エスタブリッシュメントと言われる存在はほとんどなくて、

歴史的に見ても「下流の人間」がのし上れる社会でもあります。

豊臣秀吉は百姓出身、伊藤博文大久保利通

岩崎弥太郎は下級武士の出身。

本田宗一郎坂本竜馬も権威とは無縁の人達

ということは弱者が強者にだってなれるということ。

しかし「欧米的なもの」が進んでいて自由である、

という、でたらめばかりを言ってきた連中は、

この手のことには触れようとしない。

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別にカザフスタン型成功でもポルトガル型成功でも

カンボジア型成功でも好きなのを選べばいいのです。

ごく一部の人達が、人生ゲームでの

「あがり」を生み出す思想からの脱出を。

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アントニオ猪木の逸話の中で、こんなのがあります。

どうしても敵わない相手に押さえ込まれて、

全く体が動かない状態になった時、

小指の一本でも動かせないかともがいてみた、

という話。

とにかくもがいてみる。

すると小指の先から徐々に動かせるようになっていく。

そして小指が動くようになったら今度は手が動かせないか。

手の次は腕。

そして足、という風に少しずつでも抵抗をしていく。

うまく行かないときは絶望感に襲われてしまうけれど、

小指の先から暴れてみることを考える。

誰もが出来る小さなレジスタンス運動

結局「勝者」とはこういうことを少しでも考え、

実行できる人だと思う。

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冒頭に見てもらった年収を稼ぐ人達がつくる「社会の常識」が

いつのまにか社会を支配してしまいました。

彼らの生活基準がいつのまにかこの世の幸福になり、

そこから外れたら敗北者。

東京のごく狭い範囲で起こっていることが

日本社会の価値観として定着する。

しかし、絶望ばかりでもなくて今までよりも

時代が変わっているのも事実

例えばセレブ人達としてあこがれの的だったのは歯科医

親が金持ちで、格差の頂点にいる勝者。

絶対に負けない人達

ところがこんな事実がある。

現在コンビニが全国で4万店。

歯医者が7万店。

そして今は歯科医が開業をして初年度で25%が倒産

つまりスタートして四分の一は消えてなくなる。

今までの金持ち勝ち組が永遠ではないという証拠。

社会環境が完全に変わり、今までのやり方が通用しなくなったのも事実

これまでアウトサイダーだった「オタク」が巨大なマーケットを作り、

マンガアニメゲームが外貨を大量に獲得する。

今はかつての「負け組」が勝つ時代でもあるというのは本当でしょう。

つまり今年までの負け組来年には勝ち組にもなれるということ。

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今年の終わり。

この日記を読んでいる方は残りの数日間、

ふと一人になった時、こんなことを考えてみてはどうでしょう

自分にとって金より大事なことは何なのか。

これがこれから先のあなたを成功に導く。

金より大事なもの。

      自分の子供。

      レスポールギター

      古本屋でやっと見つけた本。

      仕事仲間とのクリスマスパーティ

      家族。

      ヒップホップダンス仲間。

      大枚をはたいて買った骨董品

      一人になる時間。

      いつも通う喫茶店の窓際の席。

      成功。

      愛車。

      ロックンロール

クリスマスのこの日。

世界中幸福を感じる人間がいて、

その何倍も不幸を感じる人間がいる。

元々クリスマスなんて家族と静かに過ごす日なのに、

いつのまにか孤独や不幸が通常よりも

増幅してしまう日になってしまった。

今、日本を覆っている「閉塞感」(マスコミだけで通用する

つまらない言葉)の正体は結構こんなことじゃないでしょうか?

他の突出した人間と比べて勝手に不幸を感じたり、

負け組」を探し出して、勝手に見下しているだけだったりする。

カネ以外のものに対する情熱を持っていれば、

この先の時代はあなたは有望。

今の時代の「成功」はまもなく消え去る。

時代は変わる。

「オレだって」「私だって」という野望が

結構受け入れられるのが、日本社会です。

そのためにはカネよりもまず「情熱」という

革命用の武器を手にする必要がある。

美しい人生を手に入れるために、心に情熱を!

そして、メリークリスマス

== == == == == == == == == == == == == == == == == == == = == == ==

      コーヒーブレイク

== == == == == == == == == == == == == == == == == == == = == == ==  

Gladys Knight and the pips - Neither one of us

http://jp.youtube.com/watch?v=1p57xtVXEAM&feature=related

この曲はサンボーンバージョンが好きでよく聴いていました。

デヴィッド・サンボーンバージョンも好きだけれど

ボーカルものもやっぱいい。

ドラマチックな盛り上げ方に時代を感じるものの、

いまこれがやれたら結構かっこいい

安室奈美恵チャンも、アメリカブラックミュージック

トレンドばっかり追いかけないで、この路線で勝負すればいいのに。

Dean Martin, Gladys Knight & The Pips

http://jp.youtube.com/watch?v=3thV0XGJlEE&feature=related

グラディスが太った安室ちゃんだった頃の映像 

アメリカシャボン玉ホリデー

"Memphis Soul Stew" King Curtis & The Kingpins (Live)

http://jp.youtube.com/watch?v=6WHcWu-1iUg&feature=related

フィラデルフィアからメンフィスヘ移動。

ギターコーネル・デュプリー

ドラムバーナード・パーディ

ファンク系は司会までラップノリでグルーブしまくっているところが

超かっちょいい。

Jaco Pastorius- Soul Intro- The Chicken (Live 1982)

http://jp.youtube.com/watch?v=RJfiYdQcQtc

メンフィスからお次はニューヨーク

ソウルつながりでジャコ。

82年のオーレックスジャズフェス日本でのライブ

ドラムピーター・アースキンの髪の毛が健在な頃で

このバンド自体は当時のジャズ界ではかなり異端な扱いでした。

どっちかというとオーケストラロックバンド

やってしまった例。

Smile by David Sanborn

http://jp.youtube.com/watch?v=9wQKl2P7Ql0

最後は東京に戻って

さんまの番組でのデイヴィッド・サンボーン

Smile 」はポール・サイモンの曲(サンボーンのライブ盤での曲)

じゃない方のスマイル。(ナット・キング・コールが歌っていた。)

この映像は以前ユーチューブで削除されていたので、

もしかしたらもうなくなっているかも。

さんま。お前は判って聴いてんのか?)

それでは皆さん、よいクリスマスを。

2007-12-05

http://anond.hatelabo.jp/20071205154441

ところが現実は、学問弱者のものではない。

だからさ、戦時中や今みたいなさ、上の人の都合の左右されない

理屈があるわけさ、それを学問というの。

それを追求すればいいのさ。

それは理想だけど、世の中を変える役にはなんにもたたないよ。

世の中の人間なんて、ゲーム脳とか下流社会とかが学問だと思ってるんだもん。あるある大事典細木数子なんかに平気で騙されるんだもん。

それに反発したちょっとインテリぶった子は、理系ならパソコンオタクで終わり、プログラミング言語勉強してれば学問やった気になってる。文系の子は宮台眞司やら鈴木謙介やらの評論を「学問」だと思ってる。彼らを学者だと思うのなら、一般向けの評論は彼らにとって副業でしかないってことをわかってる人なんてほとんどいない。

そして、その辺の知識をちょっとかじったぐらいのやつが非モテになんて言うと思う?

はてなを見てればわかるでしょ。ミソジニーミソジニー。なんでもミソジニー。お前、ミソジニーって言いたいだけちゃうんかと。

女は全て肉便器とか言ってる奴も、キモいって言われて屈折してしまっただけのやつも、全部一緒くたにミソジニー。そして「オナニーして死ね」とか言って喜んでる。

それに反対するやつがいたら全部「バックラッシュ」で終了。

こんなレベルだよ?世の中って。学問なんて通用するわけがない。

2007-11-28

Web時代をゆく

読んだ。

この本に限らず、一貫して、もちおたんは優秀で勤勉な若者に向かって語りかけているのであって、この本で書かれているけもの道とかの話も勤勉で優秀だが大企業向きではない若者大企業依存せず軽やかに生きていくにはどうしたらよいかという方法論なのである。そこに当てはまらない、たとえばおれのような頭が悪くて怠けてばかりの若者に対しては何一つ提示してくれていないのであり、おれにはちょっと違うんだよな、というのが一読しての感想だった。

頭が悪くて怠けてばかりという若者日本に沢山いるのであるが、この階層におけるもちおたん的存在というと誰なのだろう。「下流社会」の三浦展のようなひたすら分析してるだけの人は沢山いるけど違うし、「年収300万円時代を生き抜く経済学」の森永卓郎とか? でもそれも何か違う気がするのだな。「SPA!」でも読んでろって感じなのかしらん。まあいいや。

2007-11-27

スキルなんてどうでもいい出来レーススペシャル世界

があるんだよ。それこそパワー。

スキルなんて競争することでしか生きるすべがない

下流社会の男の間にしか通用しない価値観

2007-11-10

本当の自分(笑)

ベストセラー自己啓発本多読し、マスメディアに踊らされ、自分自身の問題についての責任転嫁を行っていることに無自覚な人たちを嘲笑した言葉

そのような人たちがみな、今の自分は本当の自分ではないと考えていることに由来する。

スイーツ(笑)とその対抗馬ライフハック(笑)に付随する概念であり、スイーツ(笑)かつ本当の自分(笑)や、ライフハック(笑)かつ本当の自分(笑)という人も多く存在する。

本当の自分(笑)と同意義の言葉の例

不思議なくらい前向きになる(笑) きっと!すべてがうまくいく(笑) 小さいことにくよくよするな!(笑) 自分のなかに奇跡を起こす!(笑) あなたの悩みが世界を救う!(笑) なぜか人に好かれる人(笑) この世の悩みがゼロになる(笑) 2日で人生が変わる(笑) 幸せになる法則(笑) 一瞬で自分を変える法(笑) 最高の人生を引き寄せる法(笑) 宇宙に上手にお願いする法(笑) 宇宙を味方にしてお金に愛される法則(笑) 楽しい人生生きる宇宙法則(笑) 鏡の法則(笑) ツキの法則(笑) 引き寄せの法則(笑) 「原因」と「結果」の法則(笑) コミュニケーション力(笑) 鈍感力(笑) 笑顔力(笑) コメント力(笑) そうじ力(笑) 気の力(笑) 自己プロデュース力(笑) 楽天主義セラピー(笑) トラウマセラピー(笑) 3秒でもっとハッピーになる名言セラピー(笑) 脳内革命(笑) 国家の品格(笑) 女性品格(笑) 田中宥久子造顔マッサージ(笑) 人は見た目が9割(笑) 下流社会(笑) 他人を見下す若者たち(笑) 「頭のいい人」はシンプル生きる(笑) 金持ち父さん貧乏父さん(笑) カルロス・ゴーン経営を語る(笑) 中田イズム(笑) イチロー思考(笑) いつまでもデブと思うなよ(笑) 年収10倍アップ勉強法(笑) がんばらないで成長する(笑) 捨てる生き方(笑) 運命におまかせ(笑) グッとくる「はげまし」言葉(笑) 5秒で好かれる心理術(笑) 「心のブレーキ」の外し方(笑) 自分探しの旅(笑) 愛されるより愛したい(笑) 自分らしくライフバランスを手に入れる(笑) 「プチ・ストレス」にさよなら(笑) さあ、才能(じぶん)に目覚めよう(笑) 願いがかなうクイック自己催眠(笑) 頭がいい人、悪い人の話し方(笑) モテる技術(笑) ワルの恋愛術(笑) なぜ、「頑張っている人」ほど、うまくいかないのか?(笑) きちんと生きてる人がやっぱり強い!(笑) 今、あなたが成功していない10の理由(笑) アダルトチルドレン(笑) セロトニン欠乏脳(笑) ジェンダーフリー(笑) ゲーム脳の恐怖(笑) 水からの伝言(笑) 嫌韓流(笑) 嫌大阪(笑) 萌えるアキバ(笑) 増田(笑) はてな(笑) ホッテントリ(笑) GIGAZINE(笑) 痛いニュース(ノ∀`)(笑)


スイーツ(笑)

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%b9%a5%a4%a1%bc%a5%c4%a1%ca%be%d0%a1%cb

ライフハック(笑)

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%e9%a5%a4%a5%d5%a5%cf%a5%c3%a5%af%28%be%d0%29

2007-09-11

http://anond.hatelabo.jp/20070911163242

流行に対する載せられ方のベクトルが多方面になってきたという事なのではないか

と考える、ぶっちゃけ消費社会における価値観の多様化なんだけど。

それが我慢ならない、特に人を躍らせる側に居た人が「かまやつ女」とか「下流社会」とか

ファスト風土化する日本」と言うのを出してすがるんだろうなあ。

 
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