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はてなキーワード: もちづきる美とは

2024-01-30

芸人M」と「もちづきる美」と「岡本夏生」と。

わたしアイドルだった頃』という2012年発行の本がある。アイドルとして活動した女性たちのインタビューを集めた本だ。

この本に収録された元ギリギリガールズの「もちづきる美」のインタビューが、12年の時を経て、再び注目を集めている。

過去12カ月間の「もちづきる美」というキーワード検索ボリュームの推移をみると、とあるゴシップが世に出てから伸びているので、インタビューに登場する「芸人M」は渦中の芸人かもしれないと思い、ページを開く。

インタビューには、こんな内容が含まれていた。

―-大人気の「芸人M」が、芸人仲間からもちづきる美電話番号を金で買い、何度も電話をかけてきた。

彼女はのらりくらりと交わしていたが、「ギリギリガールズ」の意地悪なメンバーが言いふらしてMの耳に入り、もちづきる美激怒したMに殴打される。それでもMの怒りはおさまらず、殴られた側なのに、Mの事務所謝罪に出向いた……と言う内容だった。仮にすべて真実だったら、Mのしたことは脅迫暴行である

同じページにこんなくだりもあったのが印象的だった。

アイドル活動吐血するほど苦労して、何本もCMに出ていたのに、彼女たちの仕事のギャラはたった10万。それを聞いて自分ごとのように怒ってくれたのは、岡本夏生だったという。

“「もう、ギリギリちゃんたち、何、利用されてんのよ!」そこはドンと言わなきゃだめでしょ。言えないんだったら、私が言ってあげようか? まかせてよ!」”

“「夏生姐さんは、いろいろ頑張ってくれましたね(笑)。いろいろアドバイスももらったんですけど、結局はダメでした。夏生さんは“ダメだったわ。なかなか手強いわねぇ”と言っていました(笑)」”

文中の「(笑)」がもの悲しい。幼少期の不遇な生育環境、意地悪なメンバーからいじめ芸人Mから暴力など、つらい思い出のオンパレードインタビューに登場した、唯一の優しい人だった。

岡本夏生自身彼女たちの何かに共鳴して親身になって動いてあげたのかもしれない……と想像したら、少し胸が苦しくなった。

 
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