はてなキーワード: ココナラとは
リングピローとか
ウェルカムボードとか
テーブルセットをガンダムならジオン風にしてみたりとか花の代わりにガンプラ置いたりとか
ブーケトスはグーグルプレイカード(or iTunesカード)を貼り付けておいてガチャ回させるとか
そういうこと考えるのも好きだし
場所選びも好きだし
やってみたい感はあるんだけど、
なんでこういう話をしたかっていうと、
じゃあ、結婚するとしても式やらなきゃいいじゃん?って思うでしょ
結婚式&披露宴って「自分や相手の親戚、職場、友達に一斉に結婚しましたよ」って
どんだけ挨拶して回ってどんだけ同じ説明するんだ?ってことになる。
ので、テンプレートなつまんない会に2,3時間つき合わせるなら
招待客も自分たちもつまんないなって思ってる式に2,3時間費やすよりも
少なくとも自分たちはすっごい楽しいって思えることしたいなって気持ちなんだよ
>ソロウェディング
せいぜいドレス撮影+スイートに宿泊してホテルのディナーくらい
それくらいなら撮影会で自分も着たことあるし作って着せたことあるし、
スタジオ飾り付けたこともあるし、やったことあるから別にしないかなって思う
>ウェディングプランナー、ココナラで仕事としてうける
素人が勝手にいってることなので、仕事にすると責任とれないからできないかな
>生前葬
あ、いいかもねって思ったけど香典とか香典返しのやり取りがどうなるんだろ
今やってしまうと実際に寿命とかで死んだときに時間がたちすぎて家族にもう一回葬儀あげられてしまう可能性あるかなと思って。
生前葬は自分プロデュースでして実際は家族葬すれば?・・・葬儀は普通にした方が家族の負担ないよ、たとえ生涯独身で葬儀の手配は甥や姪だったとして友達も仕事の関係者も誰もいないっていう状態で死ぬ可能性の方が少ないと思うし。葬儀の手配した人に一番負担のない方法がいいよ。
https://c-u.co.jp/labo/know-how/for-freelance-service/
安すぎて笑いが出る
一部の業種では成立している(1回数万円とか)
やだ
ダンピングを意図していなかったのは理解するから何とかしてくれ
高すぎて草生えるコワーキングスペース
まだ様子見したほうが良い
高いところに優秀な人がいるとは限らない、むしろ怪しい人がいる
知らない
知らない
使ったこと無い
書面のやり取りが大量に発生するなら有りなのかもしれない
?
始まったばっかり
リモートワークに便利
知らない
期待(でも使う機会は自分にない)
会社立てるのとか楽らしい
今度使う予定
使ったこと無い
UIが優しくて好き
最近のブラウザビデオ会議、3派閥くらいに分かれてるけどその一角
正直言うと音声動画の質が悪いので嫌い
前使ってた
悪くはないよ
知らん
登録だけした
手数料が高い
来月使ってみてもいいかなと思うが、使っても1,2回だな
知らない
ここらへんいっぱいあるよね
ここらへんいっぱいあるよねその2
CMに出てくる人、お前誰やねん
ポートフォリオ系もいっぱいあるよね
知らんけど
これ一時期めっちゃ使ってた
お手軽で仕事にも使える
一回面談してもらったけど、学びガチ勢じゃなきゃ入れないらしいので入らなかった
Udemyの方が好き
知ってる
知らない
知らない
ベビーシッター系は結構あるんだけど、何でこのチョイスなんだろう
最近元気がない
知らない
知らない
意外とレンタル代が高い
試し撮りにはいい
知らない(うそ)
知らない
知らない
知らない
知らない
知らない
知らない
イカがだったでしょうか
大して中身も無くSEO対策のためにキーワードを盛り込んで長々とした文章を書いたサイト群。
ふとココナラを見てみたらユーザーランキングにアフィリエイトで稼ごうというものがトップにあって、
その中で作ってるサイトがまさに前述のそれだった。
こうして楽に稼ぎたい誰かがためにちっちゃい悪魔みたいなホームページが量産されているんだなあ。
じゃあ昔はもっと有用なサイトが検索上位に上がってきてたのか、と言われるとわからない。
小学生、中学生、高校生の時はせいぜい自分の好きなゲームやキャラクターについて調べるぐらいだったし。それか、無料 ゲーム とかね。
ただゲームの攻略wikiは、個人が執念でまとめ上げたみたいなヤツは上がってこなくなってて、どこかの企業がライターを複数人外注して書いたのかな?ってのが多い。
社会人になり、一人暮らしをするようになってから、調べないと分からないことが増えてちょっとした怪我とか病気とか、公共の何やかんやとか、契約がどうとか、服とか、レシピとか、洗濯の仕方とか、色々検索するようになった。
やっぱり1番信頼できるのは、どこかの企業の公式サイトのいちコンテンツとして作られてるもので、
洗濯の仕方もクリーニング屋さんや洗剤メーカーがやってるコラムがいい。
そういうのが常に上位に上がってくるといいんだけど、そうもいかなくてなあ。
前回の日記が界隈で若干賑わいを見せてしまったために、「SKIMAって危ないところなんだ」という印象をあらゆる方々に植え付けてしまっているかと思われる。
正直、版権作品の二次創作の出品が可能だったり(出品者個人ではなく企業として訴えられたらどうするつもりなのだろう)、相談コンテンツでたまに見る風俗勧誘やきな臭い取引を野放しにしていたり、葉星ヒトミ事件だったり、色々と危ないところはあるのだが、それだけではないことを書き記しておきたい。
その前に、以前の日記で書いた仲介料だが、運営費として活用している「利用料」が正しいことを記しておく。つまり円満に解決してもしなくても、名義上は関係ないようだ。
一個人の日記とはいえ勝手に悪名を売ってしまったことをお詫び申し上げる。
(それでも金銭が絡んでいる時点で、問題を完全に放っておいて自分達にダメージがないと考えるのはかなり悠長な気もする。もし被害者側が一般にも名の知れた大きな会社だったらそれなりの痛手があったのではないだろうか)
ジャンルがバラつきすぎておらず、さっぱりとシンプルでいて堅くないデザインは、出品者側としても購入者側としても好印象だ。
仲介料ではなく利用料を取っているためか、自社関連以外の広告は一つもなく、例の浮かび上がってくる広告等もないのでストレスを感じさせない。
入力の面倒さを感じさせることはなく、金額入力においても手数料を差し引かれた分を即座に計算してくれる。
商品サンプルは自動的にある程度劣化・切取が行われ、無断転載に対する予防にも買っているかと思われる。
イラスト特化型と自称していたこともあり、イラスト関連の商品のジャンルは他のサイトに比べて多岐に渡っており、ごく特定のジャンルのみ受け付けることも可能である。
ギャラリーという機能には、商品サンプルとは別にサンプルを掲載できる。
個人的にはこれが一番の強みだと思うが、ギャラリーには制作時間を入力することによって、大体の時給を換算してくれる機能もある。初心者にはかなり良い目安になる。
イラストの技術は長年の積み重ねにより形成されていくため、それが安いと思えば参考にしなくても良い。ただ、右も左も分からない人間には有難い機能であることに違いない。
この機能は出品者側が商品を出品するのとは逆に、購入者側が依頼を提示して出品者を募るというものである。
コンペディション式、プロジェクト式と二種類あり、プロジェクト式は出品者側の自己PRのみを送る形だが、なんとコンペディション式は完成品のサンプルを事前に見ることができるのだ。
その分、コンペディション式はキャンセルを行なった場合、キャンセル料というものが発生するのだが、一発でお気に入りの絵を見つけられる絶好の機会でもある。
他のクラウドソーシングサイトにもリクエスト機能はあるのだろうが、SKIMAのシンプルで見やすいデザインは商品の良さを更に引き立てるのに一役買っている。
また、利用料についてだが、前回述べた通り20%。少々値は張るのだが、金額が上がるにつれて15%、10%と下がっていく仕組みだ。
当然そこまでの金額にすると顧客はかなり狭くなるのだが、とても有難いシステムであることは間違いないだろう。
利用者に関しても、今回の事件で減ってはいるのだが、それでもSNSアイコンはゆうに3000を超える出品があるあたり、まだまだ根強く、多種多様な絵師がいる。
必ず好みの絵師に出会えるとは限らないかもしれないが、検索の仕様も豊富であるため、理想に近い絵師に出会えるだろう。
如何だっただろうか。
まだまだ魅力はあるのだが、前回の日記が思わぬ広がりを見せているため、急拵えではあるが思いつく限りを書き記してみた。
「その機能は他のサイトにもある」と言われるかもしれないが、見方を変えれば、「土台がしっかりしている」とも言えるのではないだろうか。
切り出しが前回と似た形になるが、これから数々のクラウドソーシングサイトが増えると思われる。
それでもSKIMAは今現在、知名度とデザイン性で圧倒的な居心地を感じる場所だ。
たまに質問や問い合わせへの回答が適当になったり、規約をサイレント変更したり(バレてちゃんと表明した)、唐突にコンテンツを追加したり、運営が運営自身の尻拭いを出来なさそうだったりするが、なんだかんだと言いつつこれから一年は続けるかも知れないので、一利用者としてより良い運営を目指してくれることを願おう。
書いている途中でSKIMAを確認すると公式のアナウンスが表明されていた。利用者としては有難いことなので、一年と言わず二年くらいは続けてもいいかもしれない。
事なかれ主義な面も見受けられたがしっかり良い面もあるので、初めての方は一点だけでも商品を出品しに登録するのも良いし、退会した方もより良い環境になれば戻ってきても良いのではないだろうか。
前回の日記を当人が見てしまったのか、トミーウォーカー側の被害者にも謝罪をするそうだ。謝罪文とは名ばかりの言い訳を並べている彼女の文章でちゃんとした謝罪を述べられるのかどうかはわからないが。
深い意味がなく購入者やプレイヤーを怒らせていた時点でもう滅茶苦茶なのだけど、どうなるのやら。
それと前回の日記だが、まだ一日もたっておらず全くブックマークもコメントもなかったのにも関わらずどこから見つかったのか。当人がツイッターでひたすらに隠蔽を図っている理由を少し理解できたかもしれない。
そのように半端に隠すから更に広まるということは、当人はわからないのだろう。自分で自重すると言いつつ普通にココナラでリクエストに提案してるそうだし。
増田へ
「仕事を依頼したい人」と「仕事を受注したい人」をマッチングしてくれるサイトだ。
仕事内容はサイトのカテゴリーに分かれているので、自分の出来そうな仕事があるか見てみるといい。
例えば、
などがある。
受注する時のコツは、淡々と解決策を提示すること。メッセージはシンプルに。長文は書かないこと。
ただし、増田の誠実さが伝わるこの日記はとても良いので、文末に誰でもいいから病人の僕を雇ってほしい、ほんとお願いします。へのリンクを付け加えるのも良いと思う。
余談だが、俺が最初に受注した案件は3時間300¥で、パソコン操作を教える仕事だった。
それから、低単価かつプロが参入してこないコスパの悪い案件をこなしていくうちに、徐々に単価も上がっていった。
増田の体験は稀有だ。増田の働く意欲、20代を諦めたくない想いを応援する。
頑張れ。
もうちょい広げて、アッテとかジモティーとかココナラとか、もう少し非プロがいそうなところも見てみた
そういう所見ると、一緒に作りましょう!とか共同創業者募集!起業しましょう!って人も割りと居た
それもまあ理解できるんだけど
「アイディアを出すので作ってください(無償で)」って人が結構居た
これはゲーム業界でよくある「俺が企画やるから、実装と絵と音楽できるやつ募集」っていう有名なやつじゃないか!!
と思ってニヤニヤした
彼らの致命的なところは、実装できるような人よりアイディアの質が悪いという点と、彼らがまっさきにやらなきゃならない調達を無視してる点だと思う
まあ、気持ちはわかるんだけど、どうしても舐めてるように見える
どうも増田です。
クラウドソーシングでライトノベルを書いてもらったらどんな感じになるのかなって。それで募集かけたら心躍る作品が寄せられたので、ここで紹介したいと思います。
利用したのはランサーズ。有名どころで。簡単なテンプレプロットだけを用意して「これを参考にして」って感じで依頼を出しました。
そして、いただたいた作品はこちら。
……暑い。暑すぎる。
もうどれだけ砂漠の中を歩いただろうか。朝と夜が何度巡ったか数えるのを止めてから、日付の感覚が無くなってしまった。それでも、重い足を引き摺って、俺は歩き続ける。しかし、太陽は容赦なく俺を照り付ける。
もう、限界かもしれない。
と、諦めそうになったそのとき、揺らぐ視界の先に、ひとりの少女が見えた。
美しい。この手で、触れたい。
朦朧とする意識の中で、俺はそう強く思った。とうの昔に動かなくなっていてもおかしくない俺の足は、その少女に向かってよろよろと歩を進めた。
しかし、少女が俺の存在に気付き、視線を交わしたと思ったそのとき、どうやら俺の体に限界が来たらしく、そこで俺の記憶は途切れてしまった。
* * *
「あら、目を覚ましたわ。マルジャーナ!いらっしゃい!見て、目を覚ましたの」
薄く目を開けると、そこには途切れる直前の記憶の中にいる、あの美しい少女が、興味深いものを見るような目で俺を見つめながら、大声で人を呼んでいた。
マルジャーナと呼ばれた少女が慌しくやってきて、目を覚ました俺の姿を認めると、急いで水差しを持ってきてコップに水を注ぎ、俺に差し出した。
喉がカラカラに渇いていた俺は、思わずそれを奪って飲み干すと、「おかわり!」と叫んでいた。
「まぁ、野蛮ですこと。マルジャーナ、甕にいっぱい水を持ってきなさいな」
「かしこまりました」
マルジャーナは二つ返事で踵を返すと、部屋を後にした。
「お……お前は、誰だ?」
「あら失礼、申し遅れました。わたくしの名はシャハラザード。この国……セルジューク帝国の皇女ですわ」
「セル、ジューク……セルジューク!?ここがあの、セルジュークなのか!?ということは、お前は……!」
俺は飛び起きた。が、何日も寝ていたらしく、凝り固まった体を急に動かしたためか、腰からビキッと嫌な音がして、激痛が走った。
「いっ………てぇ!」
「大人しくなさい、野蛮人!」
「野蛮人じゃねぇ……俺の名はアリババ。アリババ・ディアーブだ」
「ディアーブ……?どこかで聞いた姓ねぇ。どこだったかしら……」
「ふざけるな……3年前にてめぇが無残に処刑した、大盗賊ガラン・ディアーブの名を忘れたのか!」
「あぁ、あの盗人ね!わたくしの飼っている可愛い“ペット”のエサにしたのよ」
数年前まで、アラビア中を恐怖に陥れた大盗賊ガラン・ディアーブは、他でもない俺の父親だ。父親、と言っても血は繋がっていない。娼婦だった母親がどこの誰だかわからねえ男と勝手に作って勝手に生んで、名前も付けないまま捨てられた俺を、父・ガランは拾ってくれて、立派な盗賊に育ててくれた。俺はガランを心から尊敬し、親父と呼んで慕っていた。
しかし、近年急激に勢力を伸ばし、遂にアラビアを征服したセルジューク帝国は、あんなに大盗賊と恐れられていた親父を、いとも簡単に捕らえてしまったのだ。
俺はすぐに帝国へ復讐しようと40人の盗賊仲間をけしかけた。しかし、最長老の爺さんが、俺を止めた。
長老が言うには、セルジュークはアラビアにはいなかった魔法使いの勢力で、親父もまたその魔法の餌食になり捕まってしまったらしい。
また、セルジューク帝の一族、特に処刑を実行した皇女シャハラザードは化物のような魔法生物を何百・何千と子飼いにしていて、王宮に忍び込もうにもそんな化物たちを何匹も倒さなければいけない。そのため、復讐にも準備が必要なのだ、と。
復讐のために俺達は、セルジュークの魔法のことを徹底的に調べ上げた。主義には反したが、自分たちでも身に付けることにした。そうした中で、親父は処刑として皇女子飼いの化物に食い殺されたこと、その処刑は王族のためのショーとして披露されていたことを知った。
そして3年。俺の40人の仲間達は復讐を企てる過程で、ある者は逃げ出し、ある者は野垂れ死に、ある者は殺され、そうこうするうちに、また俺はひとりぼっちになってしまった。
だが、子供の頃とは違う。俺には親父に貰った「アリババ」という立派な名がある。仲間達との思い出がある。だからこそ、ここまで来られたんだ。
「だから俺は絶対にこいつを殺し、この国を潰してやるんだ……」
「何をひとりで語ってらっしゃるの?」
「え!?」
どうやら声に出ていたらしい。俺としたことが……。
「っ、痛……!」
「あら、やはり体が痛むようね。マルジャーナはもう少々時間がかかるようですし、わたくしが応急処置をいたしますわ」
そう言うと、シャハラザードは踏み台に乗り、背伸びをして棚の上を探り始めた。と、その時。
「キャッ…・・・!」
踏み台がぐらつき、シャハラザードは無様に床へ落ちてしまった。
「お、おい!慣れねぇことはする、な……っ!?」
痛む体を押して身を起こすと、そこには筒状の装束を無様に捲れ上がらせ、こちらに尻を向けて床に倒れ込むシャハラザードの、
「ぱっ、ぱん………」
「い、イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」
絹を裂くような悲鳴が、王宮に響き渡る。
「う、うるせえ!静かにしろ!」
俺の制止も空しく、シャハラザードが叫び続けると、先ほどのマルジャーナが猪突の如き勢いで部屋へと戻ってきた。
「シャハラザード様、どういたしまし……こ、このお姿は……まさか、貴様ッ!」
「おおお俺じゃねえ!こいつが勝手に……!」
と、その時、シャハラザードが装束を調えながらユラリと立ち上がり、
「マルジャーナ、ごめんなさいね。わたくしとしたことが、取り乱しました」
「分かっているわ、マル。セルジュークの女傑にとって、婚前の娘が許婚以外の殿方に下着を見られることは、すなわち死を意味します。この屈辱は、わたくしが、みずからの手で晴らします」
「……!!!おい貴様、まずい、逃げろ……!」
「え、え!?」
敵意を剥き出していたマルジャーナに突如「逃げろ」と言われ、俺は面食らった。
と、次の瞬間には赤い閃光が部屋を包み、気付くと俺の体は宙に浮いていた。
「花よ、鳥よ、風よ、月よ。セルジューク第三皇女・シャハラザードの名の下に、大罪人に死のダンスを」
シャハラザードが呪文を唱えると、部屋の四方から魔方陣が浮かび上がり、俺の四肢を固定して引き裂こうとした。
が、しかし。
「ハァッ!」
「な……ッ!?どうして、蛮族が魔法を……?」
俺は3年間の復讐生活の中で、かなり複雑な魔法まで理解でき、分解できるようになっていた。セルジューク国民以外が自分の魔法を分解出来ることに、シャハラザードはかなり驚いているようだった。
「……なるほど、あなたの実力は分かりましたわ」
「分かったか!だったらこの場は一旦……」
「わたくしの持てる全ての魔力を、次の魔法に注ぎ込ませていただきます」
「シャ、シャハラザード様!いけません、ご自分を見失っては……!」
「はぁぁあ……………」
マルジャーナの忠告に耳を傾けることなく、シャハラザードは全身に魔力を漲らせた。
魔力が赤い光となってシャハラザードの体の回りに揺らめくと、地面が強烈に振動し始めた。
「い、いけません!このままでは王宮が崩れて……キャァッ!」
振動で倒れてきた棚が、マルジャーナのすぐ近くを掠めて倒れた。
いけない、このままでは無関係な召使たちまで巻き込んでしまう。
かくなる上は、いちかばちか……
「やめろォォォオオオオ!」
そう叫びながら、俺は皇女に飛び掛った。
俺は3年間の修行の中で、自分の手に触れた魔法を分解する能力を手に入れた。だから、術者であるシャハラザードの体に触れれば、あるいは彼女の大魔法をも沈静できるかもしれない。
「…………………………止まったか……?」
無我夢中でシャハラザードに掴み掛かり、床へ倒れこんだ俺は、状況が上手く把握できなかった。しかし、振動は止んでいる。どうやら俺の作戦は成功したらしい。
が、何故だ?マルジャーナが俺を蛆虫でも見つめるかのような目で見下ろしている。
というか、何だ、この柔らかい床は。
「………ぅ、ひっく、ひぐ…うぇーーーーーーーーん」
突如、俺の体の下から泣き声が聞こえてきた。
床から体を離すと、俺の腕の中に入るような形でシャハラザードが横たわっていた。
そして、俺の右手は、しっかりとシャハラザードの左の乳房を掴んでいた。
「っうああああああああああ悪い!本当に済まねえ!!違うんだ、俺はこの手に触れた魔法を分解できるから、その、違うんだ!断じて!そんな!つもり!でh」
俺の息も絶え絶えの弁解は空しく、俺の右頬に物凄いスピードでシャハラザードの平手が飛んできた。あまりの衝撃に、脳が揺れる。
「そこは魔法じゃねえのな……」
そこで再び、俺の記憶は途切れたのだった。
── 『アリババと40人の盗賊と史上最凶の姫君と!?』 Øさんの作品でした。
まだその原因が風だったら、彼女がこんなに怒り狂うこともなかったかもしれない。あるいは水たまりに映ったのを偶然、たまたま、思いがけず見てしまったとしたら、こんなことにはならなかったかもしれない。白にピンクのリボンが付いていたなんて、一瞬にしてこうも細部まで把握してしまう自分の性が誇らしい……じゃなくて、今は憎らしい。
「そこの男、待ちなさーい!」
烈火のごとく、この表現が最適だ。なんて考えている場合じゃなかった。彼女はおっとり清楚系の容姿からは想像もつかないようなスピードで追いかけてくる。
「わざとじゃないんだー」
いや、まさか、あのタイミングで傍に女の子が立っているなんて気付かなかったんだ。
数分前、胸ポケットに入れていたペンを街で落とした。ぼく以外の人間はこれを使って魔法を自在に操るんだけど、ぼくにはなぜか魔法の素質がない。普通の人は命の次くらいにこのペンを大事にしているらしいが、ぼくにとってはいたって平凡なペンぐらいの存在でしかないので、外出時に胸ポケットに放り込むくらいにはぞんざいに扱っていた。
「なんだよ、まったく」
こけはしなかったが、小さい段差につまずいた途端、学校で支給されたこのペンがポケットから飛び出たのだ。ぼくはそれを、何の躊躇もなくしゃがんで拾った。そして、何の考えもなしに空を見上げた。その瞬間が、彼女との、いや、彼女の下着との出会いだった。
「許さないんだから、許さないんだから、許さないんだから、許さなーい!」
だって、飛行機が飛ぶ音がしたと思ったんだ。昔、人間は飛行機とやらの飛ぶ羽のついた列車に乗ってあちこちを旅したという。でも現在は魔法を使って自分でどこにでも行けるので、飛行機はめったに見られない。何かのイベントでもない限り、事故の原因になるので披露されない。
魔力も体力もほとんどないぼくだが、真っ赤になって飛んでくる彼女から逃げるため、必死に走る。
彼女はものすごい形相で追いかけてくる。もし今、彼女を横から見ることができれば、なびく腰まである長い髪はとてつもなく美しいだろう。けれど、真正面からしか今のぼくにはとうてい無理な話だ。
なんでぼくがこんな目に。ただペンを落としただけなのに。ペンのバカ野郎。たいして役にも立たないくせに。飛行機のバカ野郎。結局見れなかったし。
人をかきわけ、大通りを突っ走る。ぼくは魔力が極めて少ないので飛ぶことはできない。飛べたらとっくに逃げ切っている。
後ろを向くと、まだ彼女はあきらめない。なんて日だ。ピンクのリボンが付いて、あっさりとしたレースのある白いパンツを見てしまったばっかりに……。
でも、もう限界。息がつづかない。ぼくは足を止めた。
振り返ると、彼女はペンを高々と振り上げていた。そして、頌栄を始めた。もしかして、魔法を使うの? あきらかに虚弱なぼくに?
「滅びよ! ゴルゴダのイカヅチ!」
やっぱりー! って、関心している場合じゃない。思わずぼくはペンを取り出し、落ちてくる雷を受け止めた。
辺りにまばゆい光が広がり、すぐに消えた。
「えー、なんでー!?」
あれ? たしかに持てる魔力の全てを込めてペンをにぎりはしたけれど、まさか無効化できるなんて。しかも、ぼくの学校でもできる人が少ないゴルゴダの魔法を……。
「あなた! 今、何をしたの! 私の魔法を無効化できるなんて、できるなんて生意気よ!」
彼女の髪が舞い上がっているのは、目の錯覚ではないだろう。そして、きっと漫画的な怒りを表す効果でもないだろう。これは、人が持てる全魔力を一度に使おうとした時に現れる、女性特有の……。
ものすごい魔力だ。髪どころか、さっき覗いてしまったスカートまではためいている。
「許さないんだから、許さないんだから、許さないんだから、許さなーい!」
彼女はまばたき一つなしに、また頌栄を始めた。いや、まさか。さっきのゴルゴダのイカヅチだって、人に向けちゃいけない魔法の一つだって、教わっただろ?
天国から地獄にたたき落とされるほどの衝撃だというこの世界最大級の大魔法。どうせぼくには使うことも、ましてや受けることも絶対ないだろうと、教科書には乗っていてもその存在くらいしか知らなかった魔法。
「だったら、なにー?」
頌栄と共に、彼女の足元に魔法陣が完成していく。見回すと、ぼく以上に街の人たちはパニックになっていた。それもそうだ、この街一つ消し飛ぶくらいの魔法なんだから。
「やめろ、やめろ。や、やめてください!」
「よくも私のパンツ見たわねー! それに、私の魔法を消すなんて、消すなんてー!」
このままでは、ぼくの人生どころか、ぼくの街も終わる。
あのペンさえ、彼女のペンさえ奪えれば、どんなに頌栄をつづけても魔法陣は消える。どうにかしなきゃ。どうにかして彼女から取り上げなきゃ。
ぼくは走っていた。もうヘトヘトで足がもつれて仕方ない。けれど、彼女の方へと走った。もう時間がない。
頌栄は最後のフレーズに入った。ヘブントゥーヘル、発動まで後五秒……。急げ、ぼく。
残り、四秒……。やっと魔法陣の中まで入った。すさまじい魔力に、全身の毛穴から汗が沸騰したかのように吹き出る。
残り、三秒……。
「やめるんだ。ぼくが悪かったから!」
「そんなの当たり前でしょ!」
残り、二秒……。
彼女の握るペンに手をのばす。けれど彼女はそれを避けるように腕を振り上げた。
「ペンを離せ!」
「いやよ! 私に命令しないで!」
一秒……。
彼女が自分の胸の前でペンを抱きしめるように握り締めた。よし。そこなら届く! ぼくはペンに力いっぱい腕を伸ばした……
あれ?
ペンじゃない。
でも、ヘブントゥーヘルは発動していない。おかしいな。ペンを奪わずに魔法が止まるなんて。
足元の魔法陣は、きれいさっぱり消えていた。
「あー、よかった。ヘブントゥーヘルなんて発動したら、どうなってたか……」
目の前の彼女は、ぽかんと口を開けて微妙だにしない。魔力を使いすぎたのかな。もしかして、もう気が済んだとか?
でも、あれ?
なんだ、この手のやわらかな感触は……。思わずたしかめるように、指先を動かしてみる。
みるみる真っ赤になる彼女の顔。
「キャーー!」
バシーーーン!
「許さないんだから、許さないんだから、許さないんだから、許さなーい!」
脳みそが、揺れる。なぜかこんな時に、ピンクのリボンの付いた白いレースの下着を思い出す。素材はそう、綿じゃなくて、ツルツルした感じのサテンだった……。
── 『ぼくと彼女のペンの誤り』 春野かなたさんの作品でした。
いかがでしたでしょうか。みなさん普段使いの場所で構えずに感想を書いていただければなと思います。
さて、依頼してみて分かったことをさも知っていたかのような素振りで書いていきます。そんなに長くないので、ご参考まで。
「タスク方式」で依頼したため、応募は早い者勝ち。執筆時間に制限を掛けなかったので、とにかく名乗りさえ上げてもらえば、じっくりと時間をかけて執筆していただたける。無用な制限はよくないね。低単価と短納期と高品質は、小学校の算数でやった「はじきの法則」に似ている。金と時間をケチるなら品質はそれなりよ。とか言いながらもやっぱムリな場合、応募後に難癖をつけて受け取りを拒否することもできるけど、3,000字も書いてもらって後から無碍にするのはゲスい。
メッセージやファイルのやり取りで、うまいこと交渉しつつ修正を掛けてもらうこともできるので、そうゆう事態のために単価はチョイ増しするのがよろしい。
今回の依頼件数は1件だけだったけれど、実は1人目の方の執筆中に書き上げてくださった方がいたので、そちらも買い取らせていただきました。その書き上がりが依頼登録から2時間後のこと。その後1人目の方がキャンセル、そして3人目の方が原稿をアップロードして募集終了になったので、もしかすると他にも構想を練っていた方がいらっしゃったのかも。選手層ぶあつい。募集条件外の取引なら新しい依頼を立てればいいだけだし、特定の人だけに直接依頼することもできるんです。ランサーズはユーザー間の合意が全て(すいません利用規約もあります)。お互いに得をするなら(金銭授受さえランサーズでやれば)取引方法は自由なんです。
でも今回はつつがなく終わりました。お二人共ありがとうございました。
欲しい点だけ指示して、後をぜんぶ丸投げするならランサーズおすすすめ。依頼者がこだわると、どこまでももつれるからね。
今回とは違う「コンペ方式」で依頼すれば、大勢の作品から1つ選んで「あとは要らない」って言っちゃうこともできる。でもガッツリ書いてもらってから無碍にするのはやっぱりゲスいので、ほんの一部ややや詳しいプロットを出してもらうのがいい。本格的に書いてもらうのはこの人と決めたひとりだけ。変則的な募集方法でも事前に明示していれば問題なし。(ただし規約違反っぽい記述があると、誰かがランサーズ事務局に通報しただけで中断させられることに。説明を求められちゃうので注意)
また合意さえあればいいので、どんなに低単価・短納期でもやる人間がいればおk。ありえない報酬でも実際に成約しているから現在の相場ができた、というわけなのです。公式サイトじゃないけどこの情報によると月25万円稼ぐ人は現在100人しかいないらしい。毎月収入がある人でも1,000人。まー請負には法定最低賃金とかないんで。むきゅー。なにやらその1,000人を1万人に増やしてかつ食べていけるまで増額するのが今年の目標だ、とも書かれているけどね。一方で総務省によると「右肩上がりの成長市場」らしいっすわ。安倍政権の「一億総活躍社会」の基盤になるかもと俺に期待されてるのがランサーズのシステムなんです。いやいいんですよ一億総活躍社会には労働力人口の確保が必要なんだから。まっとうな額にするのは二の次。いやいや成長市場なんだから心配無用。
あと依頼する側として気になるのは剽窃? 400字100円の原稿を何百件も募集するようなケースだとコピペチェックが問題になってくるらしい。超限界価格によって試されるのはスピード感(マイルドに言うと生産性)だからね、ダメ元でコピペぶち込んで来る人もいる(という先入観がある)わけで。そこで法人にはランサーズ開発部謹製の「コピーコンテンツチェック」が提供されている。どんなデータに基づくのかは秘密だけど、コピペはこれで見つかる(という幻想を見せる)スグレモノだ。これで著作権侵害からの損害賠償リスクを無くすことができる(と思われている)。実際に問題になってるのはデザイン方面や依頼側の著作権侵害なんだけど。
件の記事についたブコメを読むと「ラノベも書いてもらえるんだ!」と思った方は多いらしい。でもなんでもアリなんですよ。ふふふ。こっち系の小説執筆依頼なら他にもありました。それに抱き枕の作画を依頼する人もいるんですよ。こちらは当方注目のクライアント様っす(完全受注生産でカバーの販売もしているみたいっす)。あとは二次創作イラストをポートフォリオとして公開している絵師さんもいるので、みなさんも2万円くらい用意して何か考えてみるといいですよ。相場の現実感を上げてください。
あのと*科*超*の設定で落第騎士か精霊使いの筋書きをなぞったようなテンプレプロットから、全く世界観の異なる2作品を作って頂きました。原稿をもらった後にも作者名掲載のお願いをしたりして、ちょっと日常には無い経験ができました。もし自分が受注側としてモノ書きをしていたら参考にしたいし「レクチャー」を依頼することもあったかも。実際「Skypeなどでアレコレ教えてほしい」という依頼はあるみたい(でもかなりの高ハードルなため、相応のハイジャンパーしか応募しない)。
久しぶりに見てみるとココナラも賑わってる様子。こちらは受注側が露店開いて待ち構えている(イメージの)サイト。「金払えばはてブ付けます」サービスは一掃されてしまっていた。今回お世話になろうと思っていたのに。
(この記事本文はクラウドワークスで執筆依頼させていただきました)
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コメの価格は、「1キロ467円」みたいに、端数なケースが多い。
これを逆の発想で、
「なら、それを3,000円ジャストにするなら、6.42キロにすればいい」と
価格じゃなく重量の方を端数にしてコメを売っている商法があるらしい。
決裁には基準があって、例えば3,000円以内の相当なら課長決裁、
10,000円以内の贈答なら部長決裁、てな感じで、ジャスト価格で決裁基準が変わる。
では、お得意さんに何か贈答したい、という場合、
実際に贈答品目を選ぶ部員は、「できるだけ、社内決裁基準の上限まで、使い切りたい」と考える。
「決裁枠を使い切れて、より贈答効果が高まる」と考え、そっちを選んでしまう。
つまり、端数価格な商品は、「決裁枠を使い切れないが為に、贈答商品から外れてしまう」のである。
⇒重量の方を調整して、価格ジャストな商品に仕立て直すことで、贈答商品の俎上に上がることが出来る、という次第。
言われてみれば当たり前の話だが、これを思いついた人は、正直スゴイと思う。
あと、先日日経に、「500円で特技を登録するナレッジマーケット、ココナラ」の紹介があった。
これも「人力検索はてな」みたいに「報酬額が不定」なんじゃなく、
「報酬額、見返り額がワンコイン」とポッキリ価格なのが、メリットな気がする。
500円程度だったら、仮に返ってきた回答が大した回答じゃなくて
「こりゃ失敗だったな」というケースでも、そんなに「痛く」はないし。