はてなキーワード: 嫡出子とは
437 :可愛い奥様:2013/09/14(土) 17:02:00.67 ID:boXyJsKb0
非嫡出子は父親と父親の妻、自分の母親の形成した財産、3人分をもらう権利がある。
嫡出子は父親と母親(父親の妻)の2人分だけをもらう権利がある。
片親が一緒なんだから平等に権利にするべきだと叫んでいたのに、実際には嫡出子が
損をする法律になるんです。片親が一緒なら平等にすべきなら、愛人世帯の収入の一部を
嫡出子にももらえるようにしないといけません。片親が同じなら平等にしないと、子供の
660 : 可愛い奥様[] 投稿日:2013/08/28(水) 22:31:02.37 ID:dPssvMHT0 [1/1回(PC)]
そうねえ
婚外子は母親のみの場合母親が死んだらその全て遺産が手に入る。
その上、実の父親が死んだときも取れるわけだ。
その後父親が死んだら父親が持っていた母親の遺産を含む全てのものから
半分を、介護もなにもしないまま過ごした婚外子にとられるわけだ。
あれ?そしたら、婚外子の母親が亡くなった時も、嫡出子がその遺産を受け取れないのは
差別になるんじゃない?
夫の残した遺産って、なにも夫1人で築いた物じゃないよね
愛人の方をもつわけじゃないけど、その財産を築くのに愛人が全く貢献していないか、と言えば一概にそうは言えないんじゃないかね。
例えば自営業で、特に中小企業の場合、奥さんも旦那と一緒に働いてる人が多い
いや、その場合妻は「一社員」なんだから、社員としての給料が支払われているだろ。そういう扱いで税制上得してるだろ。それは無視?
そういう場合に夫が自分の所得分をどうするか、という話なら、むしろ専業主婦の場合よりも夫個人の遺志が尊重される必要があると思うけど。
夫の遺産を100とすると、そもそも「配偶者50、子供50」なんだわ。嫡出子1、非嫡出子1とすると、今までは「配偶者50、嫡出子100/3(33くらい)、非嫡出子50/3(17くらい)、愛人0」lこれが「配偶者50、嫡出子25、非嫡出子25、愛人0」になっただけ。んで、どうせ将来配偶者の50は嫡出子にいくわけで、そうすると、最終的には「嫡出子75、非嫡出子25」なんだから、鼻息荒く騒ぐほどの話じゃない。
635. 匿名 2013/09/05(木) 15:17:20
これさ「夫の残した遺産を分配するときは、非嫡出子も嫡出子と平等に扱うべきだ」、という判決なんだけど
夫の残した遺産って、なにも夫1人で築いた物じゃないよね
夫がサラリーマン、妻が専業主婦だと、遺産は夫の稼いだ物と勘違いしがちだけど
例えば自営業で、特に中小企業の場合、奥さんも旦那と一緒に働いてる人が多い
普段は一社員として働きながら、家事もやらないといけないから、たいていは奥さんは旦那よりずっと忙しく働いてる人が多い
こういう人の場合、遺産といっても、名義が旦那になっていただけで、実際は奥さんの働きもあって築いた遺産になるんだよね
それを夫が死んだら自分が半分貰って、残りの半分は実の子供に行くなら納得できるけど
絶対に「なんで私と旦那が汗水流して稼いだ財産の半分を、愛人の子が持って行くのよ 私は認めないわよ!」となると思うな
この判決は一見、人権に配慮しているようでいて、よく見ると妻の立場への配慮の欠けた、まったく男目線でしか物事を見てない判決だと思うわ
1点目ですが、持論ですね。
文中でも触れたように現状の法律上は寄与に関係なく血縁者又は遺書による指名があったものは法律に従って相続を受けることが可能です。
2点目ですが、そもそも家族とはともに過ごす時間そのものが非常に貴重なものだと感じます。
生まれたときから、成人して、その後離れたとしてもその時間は非常に貴重だと思います。
親になるとわかりますが、子供の日々の振る舞いそのものはやはり働く活力になります。
確かに子供そのものが金銭的な価値を直接生み出していないという点はありますが、
親からみれば、普段の生活のなんやかんやが結局原動力(たまにはプレッシャーですが)になるものです。
実際、子供がいなければ今の仕事から離れてしまっていたかもしれないし、
子供がいたおかげで離婚という選択を安易に選択せず、今まで来たと強く感じます。
3点目ですが、これは、私が持論として展開した場合の相続ではどうなるのかという事で理解しました。
この場合、当然上記の考え方になりますので、直接的に金銭的な価値を生み出さなかったとしても、
非嫡出子であろうが、嫡出子であろうが、相続の権利があるものと考えます。
ただ、上記の通り、まったく生活を共にしないという状況であったりすると、
自分の中ではどうやって被相続者に貢献したのかな?という疑問がわいてくるのですよね。
もちろん、本人(非嫡出子)の意思でないことはその通りですが、
一方で、妻は妻として日々不満もありながら夫を支えているわけで、
子供も子供として、グータラ親父の説教をきいたり、面倒事を突然押し付けられたり、
親戚周りを強要されたりといろいろと家族という仕事をこなしているわけで、
ですので嫡出子だから無条件で相続するとか、非嫡出子だから割合がどうだというのは違うと感じています。
自分も相続を受けたみなのでわかるのですが、本当に受け取るとあっけないものなんですよね。
単なる計算書に基づいた割合で金銭が分配されるだけなんですよ。
でも、自分が働いて子供を育てると実感するのは、このお金を何十年とかけて蓄えて、
自らの為に浪費したわけでもなく、必死に働いた財産が、母や私に突然無条件で渡される。
父はこの事に納得しているのかなと。その対価に見合った働きを自分はしたのかなと。
一方で、子供を見ると、あぁ、父は満足していたのかもしれないとも思います。
そう考えると、どんな形であれ、被相続者の財産の形成に寄与したという形のあるものが
本来は相続する事が、被相続者の願いであって、本来のあり方なのじゃないのかなと思います。
1点目から一般論ではなく、持論でしたので大変申し訳ない限りです。
長文失礼しました。
憲法にも法律にも明るくないのでちょっと教えて。3点あります。
1点目。
これって法の世界では一般論なの?それともあなたの考えですか?
2点目。
配偶者はともかく嫡出子は財産を築くことに寄与しないケースも多々あると思うんだけど、その場合でも嫡出子が相続を受け取れるというその根拠はどういうものになるの?
3点目。
嫡出子は寄与しなかったけど、非嫡出子が寄与するケースもあるよね(亡くなった人の事業関係者として貢献する等)。この場合の嫡出子と非嫡出子の相続割合についてはどうなるの?
よろしくです。
個人的にこの件には違和感を覚える。
そもそも、相続とは家族が共同して築き上げた財産をそれに共同して尽力したものが、被相続人より相続するものであると考えます。
今回の違憲判断の違和感は、そもそも、子供だから無条件で相続できるという部分です。
おそらく憲法がおかしいというよりも、法律の相続の定義がおかしいのだと思うんです。
私自身は、婚外子が同等の割合で相続する事そのものには特に意見はありません。
のような(若干曖昧です)発言がありました。
そもそも、何を努力したのでしょうか。
養育費は実の子供であれば、生計を共にしなくても、子供として扶養される権利をもっていますし、
親は扶養する義務がありますから、結婚の有無にかかわらず養う必要があります。当然です。
一方で、相続とは、財産を築くことに寄与したからその分け前をもらうのであって、
何もしない人間がただ血縁があるというだけで受け取るのは本来おかしいのです。
実際、嫡出子であろうが、配偶者であろうが、財産の構築に寄与しない又は相続に不適切な場合は除外できます。
ただ、この場合は、前提が生計を共にする家族である為、少なからず共同して生活を営んでいるという為、
被相続人の一方的な意見のみで容易に除外できないようになっています。
何年、何十年という間、喧嘩もしたり、いやな事を我慢したり、笑ったり、泣いたりして、
その結果生み出された財産を、一緒に築いた人間が被相続人よりわけまえとして受け取るのです。
テレビにでて泣きながら訴えた彼ら・彼女らは財産を築くことにどのような寄与をしたのでしょうか。
その努力であったり主張する自分の存在意義というものが財産を築くことにどのように貢献したのでしょうか。
おそらく相続の定義がおかしいのだと思うので、ぜひ、法律を改定する場合はそういう部分を改定してほしい。
もしくは、財産を築くことに寄与しなかったものは、欠格事由又は相続廃除の事由に含めるべき。
そうでなければ相続そのものの意味がおかしくなると思いました。
欧州は婚外子が1/3 → ということは欧州は不倫の子が多いはず
って考えてない?
上でもおなじ指摘されてるんだけど欧州の婚外子は別に不倫の子ってわけではなく、結婚してないカップルが産んだ子、というパターンが多かったはずだ。結婚こそしてないもののステディな相手との子供な。
そういった「カップル&婚外子(非嫡出子)」にたいして法的にも社会的にも「夫婦&嫡出子」と同等の身分や権利を保障することで、出産ハードルを低くしましょう、というのが欧州で一定の成果をあげている少子化対策のひとつだと俺は理解してる。
不倫に寛容な文化を背景に、既婚男女が夫や妻とは別の相手と子作りに精を出す、その結果、婚外子がいっぱい産まれちゃったけど、とにもかくにも少子化脱却イエーイ!
・・・増田はそんな絵を想像してるのだろうが、ここまでエキセントリックな事実はフランスでもないはずだ。
俺は正直、元増田の「不倫べつによくね?」については各自の責任でどうぞご勝手にという感じなのだが「不倫(で子供産まれても)べつによくね?」はとんでもないことだと思ってるよ。
http://www.47news.jp/CN/201307/CN2013071001001074.html
所謂夫婦別姓や事実婚によって、独身同士の立場で婚外子を作った人にとっては当然の判決で喜ばしいことなんだろうと思う。
ただ親に不倫された子供としては「これで奥さんは一生懸命仕事や家事や育児や亭主の親の介護を頑張っても、外でズコバコやってきた腐れ便所ブラシと肉便器がこさえた不倫のガキに、自分が稼いできた金も含めてこれまでの苦労を全部持って行かれるんだな、嫡出子は父親が自分とお母さんを裏切った薄汚い便所ブラシだと判明したのと同時に遺産も半分持って行かれるんだな、やっぱ真面目な人間は結婚したり子供作ったりしても損にしかならねえわ」という冷めた感想しか持てなかった。
これと平行して「仮に非嫡出子の出生が不倫関係による物だった場合は、本来嫡出子が受け取れるはずだった遺産の半額相当を慰謝料として不倫ゴミ双方が嫡出子に支払う」みたいな救済措置をとってくれるってならまだしも、家庭を壊して隠し子仕込むような雄豚と雌豚はそのまんま野放しだもん、ヤリ得ですわな。嫁や子供が死んだ雄豚やその親の介護なんかしてた日にはもう目も当てられない。
まあこんな法の判断が下されるずっと前から「真面目な人間は結婚したり子供作ったりしても損にしかならねえ」なんてことはわかっていたから、自分は結婚も子作りもしようと思いませんでしたけどね。非嫡出子の貰える遺産が嫡出子の1/2だったこれまでの世の中だって、法も世間も親に裏切られた子供を助けてなんかくれなかったからな。
本国にウン十人子供がいるから金寄越せとか抜かす基地外の湧いた子供手当の時みたいに、不倫相手のゴムに穴開けて一発逆転狙うような間抜けのクソビッチが一時的に急増して、この世にクソみたいな両親を持って産まれる気の毒な子供が増えないことを祈ってやまないよ。
日本の仕組みが遅れてるんじゃなくて、ただあなたが無知なだけだと思うよ。
届出をしないで税制上の優遇をしてもらおうなんて考えが頭おかしいし、そんな仕組みはフランスにもない。パックスは届出が必要。
なーんにも届出してなくても事実状態さえあれば大半のことは婚姻と同じものを認めてくれる日本の内縁の方が、
届出が必要なパックスよりずっとわずらわしさは少ないと思うけど。
日本の内縁で婚姻の規定が類推されないのは、配偶者控除、相続、姻族関係、姓、子供の嫡出子認定とか、届出しなければ認定されないのも仕方ないものぐらい。
税制上の優遇っつったって、配偶者控除は収入が38万以下で、経済的に大きく配偶者に依存してる場合のみ適用されるものだよ。
相手なしじゃ生活が全く成り立たないような状況で届出を出さないでおいて、配偶者控除もらえないなんて文句たれるのはただのわがまま。
子どもを親(個人)が育てるのってメリットに比べてデメリットが多すぎると思う。
親の偏見はそのまま子どもに引き継がれるし、貧困は再生産されるし。
生まれた子どもは全て親から離して公的施設で育てるようにすれば、短期間の出産による職場からの離脱だけで済むのでそれならちょっとした病気で休むのと変わらないからいいんじゃないかと本気で思う。
自分の遺伝子を遺すのも嫌だし自分で育てるとろくな環境が準備できないから子ども作ってないけど、自分で育てなくていいなら、徴兵みたいな扱いで子宮だけ提供して人工授精で出産してもいいよ。ただ、出産だけで徴兵並みに命に係わるリスクがあるからそれなりの保障はして欲しいけど。
性同一性障害で男性になった夫と、その妻が第三者の精子提供により産んだ子供。これを嫡出子として認めるっておかしいと思う。
・夫が元女性の場合、妻の卵子と第三者の精子から生まれた子供は夫の子として認められない。
・夫が生まれながらに男性の場合、妻の卵子と第三者の精子から生まれた子供を夫の子として認める。
これ、おかしいのは後者だろう。法の下の平等を計るならば、前者を認めるのではなく後者を不可にする事で平等にすべきだ。
そもそも、第三者からの精子提供なんざ受ける時点で夫婦関係は破綻しきってるんじゃねーの。浮気と変わらない。
妻に他の男の精子を入れるのを了承する夫も、夫以外の精子を自分の子宮に入れる妻もお互いへの愛情はないだろう。
お互いを本当に愛していて、夫の精子では子供が産めないならば養子を貰って育てるだろうよ。
しかも、遺伝上の父と戸籍上の父が異なるならば、異母兄弟がそれと知らずに出会って恋に落ちるような事だって起きかねない。その場合結婚が認められるなら、近親婚を禁じた優性保護的な規定もなくすべきだな。
発言小町に掲載してもらえなかった続編。夫に隠し子がいた。
http://anond.hatelabo.jp/20110807223452
読者の率直な意見をもらうためにあえて父親の妻の立場で書きました。
私の母親は不倫相手ではなかったため慰謝料を要求できないということもあり、
お金の事で揉めてまだ離婚せずにいますが、いずれ別れることになると思います。
奥さん自身よりも何よりも娘(つまり私の義妹)の父親への幻滅が決定打でした。
私が調停を起こして父親のしてきたことが娘にばれてから、父親は娘と一回も会っていないそうです。
会ってくれないそうです。
私が初めて父親に連絡を入れたのは13歳のときでした。
全く取り合ってくれませんでした。
会社まで行ったこともありましたが、それでも会ってもらえませんでした。
初めて顔を合わせてもらったのは調停の申し立てをしたと通知をした時、大学生になってからでした。
父親もやっと私の気持ちがわかったのではないでしょうか。
本文中に書いたとおり、私の提案で、父親の奥さんと養子縁組して養子になっています。
父親と奥さんが共同で養子縁組したわけではなく、奥さんが単独で縁組したので、
あくまで私は奥さんの嫡出子であり、父親にとっては依然私は非嫡出子のままです。
子供が未成年なら養育の問題があるので夫婦が共同で縁組しないといけないんですけど、成人してから縁組してもらいましたので。
戸籍上は親子ですけど、全く交流なんてありませんよ。せいぜいお金にまつわる事務連絡だけですね。
で、義母と義理の兄弟たちを受取人として、もろもろの保険に入ってます。
逆に義母の保険金を受け取りできるのかはわかりません。
私は法定相続人ではありますけど、受取人を指定できますから、多分実子を指定しているんでしょうねえ。
私が父親の暴虐を録音したテープを義母に聞かせた後もなおも父親が同様いやそれ以上にひどい暴虐を私に働いてきた点を考えると、
多分義母は「あなたの発言行動、収録されてるわよ、やめなさい」と父親を諭さなかったんでしょうね。
私が提案した通り、「あわよくば夫が隠し子を殺してくれて、保険金をゲットできたらいい」と積極的にではないにせよ、心の奥底で願っているんでしょうね。
父親に教えてあげたいなあ、あんた、愛する妻から嵌められようとしてるんだよって(笑)
続きます
http://anond.hatelabo.jp/20110807224419
隠し子に母親はどうしているのかと聞きました。
「母親は数年前に自殺した。それ以降は母方の実家で暮らしている。
私が父親に面会を求めて無視された後、父が母に公衆電話から電話をかけてきて、
『子供をよこすな、勝手に産んだくせになぜ関らせようとするか、そんな子供殺してしまえ』と罵倒していた。
母親は早い段階、おそらく出産以前から、私を産んだことが正しいことか間違いなのかとずっと苦悶して精神を病んでいた。
それに父親の反応が拍車をかけた。
私自身もまさか実の父親がそんなことを言うと思っていなかったから、絶望し、
母親になぜ望まれていないのに産んだのか、私は生まれてこなかった方が良かったではないかと問い詰めた。
母親は私を殺して自分も死のうと考えていたらしいが、手をかけられず、自分ひとりで死んだ。
存在してはならない人間を産んだ罪を犯した自責の念に堪えられない、というようなことを言っていたからそれが自殺の動機だ。」
「母が自殺して保険金が数百万おりた。自殺では保険に加入してから数年しないと保険金がおりないから保険金を与えるために自殺したわけではないと思うが、
母は早い段階から死を願望していたようだったから、もしものときのために私のために保険に入っていたのだと思う。」
「最終的な目標は父親に私を殺させること。殺さずにいられなくなるまで父親を徹底的に苦しめる。
実際父親は私への殺意で沸騰しているからちょっとしたきっかけがあれば手を下すだろう。
責任をとりたくないために実子を殺した殺人鬼として死ぬまで罪を背負わせる。」
「ただあなたたち母子に罪はない。
私が認知訴訟したために旦那・父親との絆を失ったことに対しては申し訳ないと思っているから、罪滅ぼしとしてひとついい手を提案する。
あなたが私と養子縁組して私に生命保険をかけて、受取人はあなたたち母子にしたらいい。
父親には受け取らせない。あなたが父親と共同ではなく単独で養子縁組すれば、あなたがた母子だけに私が死んだ時の保険金を受け取らせることができる。
旦那に私を殺すようそれとなくほのめかし続けろ。
それで旦那が私を本当に殺したら保険金が手に入るし、私がいなければ旦那の相続はすべてあなたがたのものになる。
それであなたから夫を、子供たちから父親を奪ったことの償いとさせてもらいたい。」
「これから徹底的に過去の父親の行状を世間に暴く。そのための材料はそろっている。
耐えかねた父親が私を衝動で殺したら、私もあなた方も願ったりだ。悪い提案じゃないでしょ?」
養子縁組なんて簡単にできるわけないでしょう、第一夫の同意がないと無理でしょうと言ったら、
「私が成人したら旦那と共同で養子縁組をする必要はない。旦那の同意は必要だが。
あなたが単独で養子縁組すれば私はあなたの嫡出子になるが、父親にとって私は非嫡出子のままだ。
遺産狙いで私が提案しているわけではないことは分かるな。
どっちにせよ父親が死ぬころには非嫡出子の相続分も嫡出子と同額になるからそもそもこの議論は無意味だし。
父親には『隠し子に保険金をかけておいて何かあれば受け取れるように準備しておく。
渋々認知したのだから怪我したり死んだりした時ぐらい役立ってもらいたい』と言って同意をもらえばいい。
そのことが頭の隅にあれば一層私を殺す衝動に駆られやすくなるかもしれないしな。
まああのクズは考えなしに暴力に訴える野獣だから、本当に私を殺すとなればそんなことまで計算せずに実行するはずなので、
「旦那の同意を得るのが難しいなら娘が希望するとおり旦那と離婚して単身になってから養子縁組するのでもいい。
「まああなたの嫡出子になればあなたの相続は引き継ぐことになるが、
だからこそあなたは『馬鹿な夫が孕ませて認知もしなかった隠し子をわが子として育てようとする慈悲ある母親』
として世間に評価される。あなたにデメリット一つもないでしょ?」
「今の提案を父親に話してもいいけど、父親がそれを聞いて策謀にはまらないために理性を働かせて私を殺そうとしなくなったら、
結局保険金を受け取れなくて損をするのはあんたたち母子だから、よく考えて旦那と交渉しろ」
自分の命を失ったら何も意味がないではないか、一体何が望みなのかと聞くと、
「父親が『お前なんて生まれてこなければよかった、いなくなれ』って何度も言っていた、聞いただろ?
『父親から生まれてくるなと言われている子供を産むなんて無責任だ、間違っていた』と。
「母親は十分私を作り生み出したことへの責任を果たし罪を償った。今度は父親の番だ。
私が発生したのは両親双方の責任だ。
母親は命をかけて責任を果たしたのに、父親がなにも責任を負わないのはおかしい。
お前なんて存在しなければよかったんだと自ら言っているんだから、
存在すべきではない人間を作り出した罪を償うために、私を殺すべきだ。
中絶しろと再三言っていたんだ、母親の胎内にいるか外に出てきているかだけの違いであって、私を殺せと言っていることに変わりはない。
法律の網を拭って合法的に人殺しをしようとするなんて卑怯な真似は許さない。
父親自ら私を殺させる。それで初めて父親の罪は贖われる。」
『あなたが隠し子を殺してくれて、私たちは手を汚さずに保険金を受け取ることができてラッキーだわ』
と嘲笑われた時の絶望感を体験させたい。
それはかつて父親が私の母親にやったことだ。
『俺は手を汚さずにお前が子供を殺して俺を責任から解放しろ』と奴は私の母親に言った。
隠し子の母親とは連絡をつけられないという夫の発言は、母親が自殺したことを隠すための嘘だったようです。
私たち母子と夫はどうするべきなのか、分かりません。
夫は離婚したくないし子供たちを手放したくないと言っていますが、
隠し子を養子にすることについても、今はどうすべきか考えられないと言っています。
隠し子の言うとおり、私たち母子は、夫に騙されていたのでしょうか?
また、隠し子の「私を父親に殺させる、あなたたち妻子は私と養子縁組して保険金を受け取れ」という考えに対して、どう対処したらいいのでしょうか?
概要 その1は、http://anond.hatelabo.jp/20081118224924
http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.cfm?deli_id=39386&media_type=wb
上記3人分まで、書き起こしを元にまとめたもの。
発言内容に沿うようにまとめたが、必ずしも発言に忠実ではない。一部省略もした。
誤字等、間違っている点もあるかもしれない。
意味が通らなかったり質問の答えになっていないものも多いが、それにはなるべく手を加えないで記述した。
一次資料に当たって、自分で確認・判断することが肝要だと思う。
Q 私のところに、法案に反対する趣旨のFAX、電話、電子メールが数百枚来ている。私は一期生なので長く衆議院にいるわけではないが、今回の法案と同じように重要法案である共謀罪の審議のなかで、私はこの委員会に所属していたのだが、こういう陳情に仕方はなかった。法務省としては、こういう大量のFAXが委員のところに来ている、役所にも届いていると思うのだが、こういう事実は承知しているのか。
A 国会議員の皆さまのところに改正法案に反対する趣旨のFAXや電話、メール等が相当数寄せられていることはお聞きしている。同様なものは法務省にも寄せられている。
Q 全国各地から寄せられているが、組織的な背景があるのか、あるいは何々団体という名称が中心になって反対しているのか、これについてはどのように承知されているのか。例えば、色々な法案だとか、陳情ごとというのは何とか団体といった方がおいでになったり、あるいは私どもがお邪魔をしてそこの役員の方、会長から話を聞くといった、通常というか、よくあるスタイルだと思う。これは全く違うので、背景になった何らかの団体がいるのかどうか把握をしているのか。
A インターネットによって、この国籍法案に反対しようという呼びかけがあったと、それが最初だったようだという情報は得ている。これについて何か組織的な背景があるのかどうかとか、どのような団体が反対しているのかということについては、把握していない。
Q 今後もこういった形でネット上での反対活動、こういうものが起こってくるという可能性はますます高まっていると思う。今回のこの法案については、法務省のホームページではどのような説明をしているのか。コメントを求めるようなことはしていたのか。
A 現在法務省のホームページでは、所管法令、国会提出法案などというところがある。ここをクリックすると国会提出法案などというのが出る。さらにクリックすると国会提出主要法案第170回国会(臨時会)というページが出る(注:http://www.moj.go.jp/HOUAN/houan40.html)。そのページのなかで今回提出の法律案要綱、法律案、理由、そして新旧対照条文について紹介している。ホームページについては現在その限度である。
コメントについては、私は充分に把握してない。
Q 特に、この法案についてコメントを求めるようなことをしているのか。
A 質問を誤解していた。コメントを求めるようなことはしていない。
Q 今後もこの法案に限らず、こういう手法で、特にネットを通じて賛否の運動が展開されるというようなことも、ますます機会が増えてくるだろう。こういった状況に大臣や役所はどのように対応していくのか。
A こうした法案についての一般の方々の意見表明がインターネットを通じて行われるというのは、法務省、法務委員からだけの法案だけではなくて、これから全ての案件について予想される。しかし、審議は国会において行われるべきもの。粛々として委員会なり本会議の中で行われるべきと考える。
別にインターネット上で意見表明されることは、これは妨げられることではない。ただ、この度のようなFAXの雨あられのように送られてくるその手法というのは、相手の迷惑をかえりみず、そういうやり方でもって、私は来たものをいちいち見ているわけではないが、私のスタッフが言うには、内容はほとんど同じだと。かつ、手書きで書いたものも内容が同じだと。というようなことで、やっぱりこういった手法はあまり芳しくない。他の業務の妨げにもなる。紙も勿体無い。だから、こういう手法を取る方は好ましからざる人物であると私は思う。
Q 意見を頂いているわけだから、そうだと言うつもりはない。ただ、こういった手法で意見表明される方が増えていくと予想されるので、それに対応する工夫は必要だと思う。真摯に意見は頂く、審議は審議でやる、どうか。
A 皆さまがたが、私も含め、これによってここ数日間の他の業務に差しさわりが出たとかそういう意味で、相手の迷惑を考えてもらいたいと申し上げたかった。若干いきすぎがあったことは撤回させて頂く。
Q 先ほど(注:古本伸一郎議員の質疑応答)サンプル調査で600人という話があったが、認知をされている方々だと私は理解したのだが、報道等によると、推し量るしかないのだが、国籍問題を抱えている子どもの数、さっき(注:古本伸一郎議員の質疑応答)フィリピンの子どもの例が出されたが、国内・海外をいれるとどれくらいの数になると想定されているのか。数万と報道している紙面もあるが。
A 日本国民である父と外国人母との間に生まれて、生まれた後に父から認知された子、これが今現在どれだけの数がいるのかということについては、私どもは承知していない。何万とか、いろんな推定を使っているんだとは思うが、その根拠がいまひとつわからない。
古本議員に対しては記憶だけでお答えしたが、今資料が出てきたのでそれをご紹介する。
本年6月以降、日本人男性が外国人である20歳未満の子を認知した旨の届出がされた件数を調査したわけだが、その調査したものから、年間の件数を推計し、年間の純正による国籍取得者数を引き算をする、そうすると残りがそれになるということで、そういう推定をした。その結果、対象者は年間600名から700名くらいいるようだ。
Q 同様の事情を抱えた子どもやその母からの、最高裁の判決が出てからの、問い合わせは来ているか。来ているとするなら、何件くらい来ているのか。
A 問い合わせは、それほど多い件数ではないが来ている。
Q 自動化ゲートとはどういうものか。何台設置をして、いくらかかっているのか。稼働日数、休止日数、利用者数についてお答え頂きたい。
A 自動化ゲートというのは、あらかじめ利用希望者登録を行った日本人、または一定の要件を満たす外国人の出入国者について、出入国審査の待ち時間の短縮と負担軽減を目的として、入国審査官から出帰国の証印や上陸許可証印を受けることなく、ゲートを通過することによって出入国手続きを完了するというもの。
円滑かつ迅速な出入国審査の実現ということで、一昨年入管法の改正を行って、昨年の11月20日から成田国際空港の一部に合計8台、日本人用4台、外国人用4台が設置されている。
現在までの利用状況について、同日から本年10月末までの間に合計48000人の方に登録頂いている。内訳は、日本人が35000人、外国人が約13000人。合計約17万回の出入国に利用されている。
稼働状況は、導入当初、昨年の12月に10日間、本年10月に5日間、合計15日間、作動の不良が生じた。その間使用できなかった。現在は全てなおって正常に稼働している。
成田国際空港の一部に設置されているだけだが、今後成田国際空港に増設されるほか、中部国際空港、関西国際空港にも設置されるということが決まっている。
Q 群馬市の公園で2001年に日本人の方が刺殺された。被疑者はペルーの方で、ペルーに帰ってしまった。ペルーに帰国後に殺人容疑で国際手配された。ここでたびたび質問させて頂いているが、警察庁から、ペルーの捜査当局に代理処罰を求める方向で協議を進めていると答弁を頂いた。前回質問を申し上げたのが19年2月21日、今年の2月21日(注:http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/166/0004/16602210004003a.html)、それから随分の日数が経っている。その後の進捗についてお尋ねしたい。
A 政府としては不処罰は許さないとの観点から重要課題だと認識しており、国外犯処罰規定の適用に関し、ペルー政府と鋭意協議を行っている。委員ご指摘の件に関しましてもペルー国内法による国外犯処罰規定の適用を目指し、ペルー当局と鋭意調整を行っている。進捗状況については犯罪捜査に影響があるので、現時点で公表することは控える。ペルー側の協力を得て着実に進展しているところである。
Q さっき今年と言ったが、19年だから去年質問している。もう2年近く経つ。どう着実に進んでいるのか。いつになったら解決しそうなのか。全然わけがわからない。何年待ったら進むのか。
A 我々としてはペルーの政府、司法当局と鋭意協議しており、それなりの進展は見られている。先ほど申したとおり捜査に関わることであり、具体的にここまで進展しているということは申し上げられない。事実問題として着実に進展している。
Q 全然わからない。捜査に関係ない。例えば何回向こうの外務省からペルーの当局に働きかけをして協議を持っているのか。この2年近くの間で。
A 具体的に何回とは申し上げられない。様々な機会にこの件については協議をしてきている。
Q 様々って全然わけわからない。鋭意とか着実にとか、着実とか鋭意とかわかるものを教えて欲しい。
A 手元にある資料によると、1年間の間に10回から15回くらい先方と協議をしている。
本来なら最高裁判決が出た後、法務委員会で、まだ政府が立法するのか議員が立法するのかわからない段階で議論するべきだったと思う。午前中だけということで、いろんな議論が消化不良で出るようななかで審議するのは、私としては徹底的にやるべきだという意見は申し上げておく。
Q 6月4日の最高裁判決は画期的だった。鳩山法務大臣は翌日の参議院で、ありとあらゆる意味で衝撃的だったと国籍法3条が憲法違反だとされたことについて厳粛に受け止めなければならないと答弁された。恐らく森法務大臣も認識は変わらないものと考える。
さらに鳩山大臣は参議院の委員会で踏み込んで、親の事情で子どもが強い影響を受ける、罪のないお子さんが親の事情によって不利益をこうむる、あるいは、立場が不明確となるということのないよう、戸籍・国籍を扱う法務省として、基本の精神として持っていなければならない。
こう仰った。この認識も同じか。
A 同じである。
Q 今回は、最高裁判決は3条1項に記されている婚姻を要件として国籍を取得するという規定は、憲法14条が定めている法の下の平等に反すると判じたということ。
今回の最高裁判決は、子どもの人権に関わる国際条約をわが国がいくつか批准してきたという背景があると思われる。かかる条約とはどの条約なのか、条約のどの部分を指していると法務大臣はとらえているのか。
A 市民的及び政治的権利に関する国際規約(注:http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kiyaku/2c_001.html)、児童の権利に関する条約(注:http://www.mofa.go.jp/Mofaj/gaiko/jido/zenbun.html)だと考えている。
Q そのいずれもどの部分についてなのか。
Q その後に批准された児童の権利に関する条約では、いかなる差別もなしにこの条約に定める権利を尊重し(注:第2条1)と言った上で、児童は、出生の後直ちに登録される。児童は、出生の時から氏名を有する権利及び国籍を取得する権利を有するものとし(第7条1)とある。
また世界人権宣言(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/udhr/)は、すべてのものは国籍に関する権利を有する(注:第15条1?)とある。
国籍はその国の政府がどのような人が自国民であるかを決定する国内事項であるわけだが、他方においては国際人権上の議論は、子どもの権利としての国籍ということをうたってきているように思うのだがどうか。
A 最高裁判決については、国籍法3条1項が憲法に適合する内容となるよう、補足意見等についても検討したうえで届け出による国籍取得の要件を削除することを内容とした改正法案を国会に提出したもの。委員が言及したB規約等については、たしかに言及はされているが、国籍法第3条1項の規定がこれらの条約に反しているとの判断が示されたものとは受け取っていない。
Q そもそも国籍は権利なのか。それとも、国による恩恵なのか。
A 恩恵という言葉は違うと思うが、国家の構成員たる資格である。国家に帰属する人民というのが誰になるのかということを決定する資格、これが国籍である。あとは、国籍があることによって様々な国内法によっていろんな法律効果が与えられる、選挙権があるとか、そういうものだと思います。
Q 無国籍児などがどんどん生まれてきたりして、他の子どもと明らかに違う、権利を奪われた状態にあると。それはなくしていこうというのがB規約、児童の権利に関する条約などでうたわれている精神であると思うのだがどうか。
A そのとおりである。
例えばB規約の24条3、すべての児童は、国籍を取得する権利を有するとある。これは特定の国の国籍と言ってるわけではない。どこかの国の国籍の意味で、無国籍者は作らない、無国籍だと児童にいろいろな不利益が生じるのでそれはしないようにしようというのが国際上の人権関係の精神だと思っている。
Q 今回の最高裁の判決は、法律婚の子どもと婚外子とは権利の面で制約されたり差別はされないということだと思うのだがどうか。
A この改正案についてはそういう趣旨だと考えている。
Q 12年前に民法改正案が出され、我々野党からも同様の改正案を何度も出し衆議院法務委員会で議論したこともあったが、主に選択的夫婦別姓の話題、このことで相当議論をされた。このときに婚外子の相続差別の撤廃ということが入っている。これはB規約、B規約に基づく自由権の規約委員会の総括所見、あるいは子どもの人権条約に基づく子どもの権利委員会等国連の機関からも、婚外子の相続2分の1規定というのは差別であるから撤廃をするべきではないかということを盛んに言われてきた。
こことの整合性は考えられないか。課題であるという認識を法務大臣に持って頂きたい。
A 嫡出である子の立場を尊重するとともに、嫡出でない子の立場にも配慮して、嫡出でない子に嫡出である子の2分の1の法定相続分を認めるということによって、法律婚の尊重と嫡出でない子の保護との調整を図っている。憲法14条に照らし合わせても不合理な差別ではないと思う。
委員のご指摘になった問題については、耳を傾けて検討していきたいと思う
Q 10月の末に出た、この前死刑のことで大臣にお伝えした総括所見のなかにも、戸籍法49条1-1に「嫡出子又は嫡出でない子の別」を記載することを求めている部分を削除すべきではないかという意見が、つい先日の国連の各国の意見を踏まえたわが国に対する勧告でも出ている。
Q 最高裁判決で救済された原告と同様の境遇にある子どもたち、さきほど600人という数字も出ていたが、婚姻をせずに認知を得た子ども達の数、あるいは、新聞記事を見ているとこれから手続きにいきたいと言う声も出ている。原告同様の立場にある方で手続きを既に取った方がどれくらいいるのか。
A 今年の6月4日に最高裁判決があって、それを踏まえて国会で法改正が行われるであろうということを期待してのものだと思われるが、その翌日以降、今日…昨日までかもしれませんが、112件の届出が出ている。この人たちは、もし法改正がなければ簡易帰化にまわった人たちかもしれない。
それから、サンプル調査について、もう一度繰り返すと、本年6月以降に日本人男性が外国人である20歳未満の子を認知したという旨の届出がされた件数、これを調査したものから年間の件数を推計、それから年間の純正による国籍取得者数を引き算する。残りを出すといった形で推計した。これによると対象者は年間600名から700名くらいである。現在今何人くらいいるかということについては把握できていない。
Q 日本人の父親が認知をすることなくいなくなってしまった、連絡がとれない場合、もちろん国籍はとれない。出生届もままならないので住民票作成も進まない。いろんな点で社会生活上不利益を受ける。子どもにとって自らの責任がない境遇であることは間違いない。その点の問題意識はどうか。
A 日本人父親の所在が不明である場合は、現在の民事訴訟法のもとで公示送達(注:http://www.houterasu.or.jp/houritsu_yougoshuu/yougo_ko/koujisoutatu.html)という手続きがある。それでそれなりの立証をして頂ければ裁判による強制認知を求める訴えをすることができるので、それで解決すると思う。
Q 総務省では、私が聞いているところによると、1989年以前は自治体の判断で無国籍のお子さんの住民票も作成していたと聞いている。その後自治省の通達で出生届を出してから住民票の作成せよということになった。なかなか難しくなった。この議論を通してなのか、つい最近7月7日に通達を出してその扱いを変更すべく考えているのか、実務があるのか。
A 現行の住民基本台帳法上は、住民票の作成を行うためには日本国籍を有することが必要とされている。ご指摘のような場合は、住民票は作成されないということになる。
Q そこらへんの工夫はないのか。
A 前提たる国籍がないということなので…。
Q 今回の法改正からも枠組みからもれてしまう子ども達、国籍はにわかに無理でも住民票の作成などについては、よりスムーズに子どもの権利保障ができないのかということについて、総務省と協議をして欲しいのだが。
A 社会なり、あるいは日本の様々な事情を勘案して、子ども達にとって差別の生じない、不利益にならないよう最大限の人道的な配慮を行っていくべきだと思う。
Q 今回の法改正で、当然二重国籍の問題が発生するが、この点についてはどうやって解決するつもりか。
A 改正後の国籍法3条により日本の国籍を取得する者の多くは、それまでに有していた外国の国籍と日本国籍と重国籍者になると考えられる。この場合に備えた規定が国籍法14条1項である。国籍法14条1項は、外国の国籍を有する日本国民は、外国及び日本の国籍を有することとなった時が二十歳に達する以前であるときは二十二歳に達するまでに、その時が二十歳に達した後であるときはその時から二年以内に、いずれかの国籍を選択しなければならないとして、重国籍を回避することとしている。
新法の適用により重国籍者となった方についても、これに従って選択をして頂く必要がある。
Q 同じ血統主義をとっているフランス、ドイツ、手本となった国籍法の世界で、偽装認知といった問題は、仮にあるとすれば、どういう状況になっているのか。
A ドイツでは若干偽装認知のケースが増えているという情報は把握している。偽装認知対策としてどういうことをこうじているのか私どもも関心があるのだが、国籍取得に関する届出等について虚偽の記載をした場合、罰則が科せられる国としては、イギリス、スウェーデン、カナダ、インド、フランス、ノルウェー等がある。
Q ドイツでは、子どもが国籍を取得した場合に、母親があるいは父親が自動的に国籍を取得する、そういうことに関する偽装事件があるのか。
A 詳細は承知していないが、そのような制度ではないのではないかと思う。
西暦2026年。日本にある奇妙な現象が起こった。出生率が激減したのだ。
もちろん、出生率の低下はつい最近に始まったことではない。前世紀半ば1970年ごろの、いわゆる第二次ベビーブーム以来日本の出生率は一貫して下がり続けていた。だが、2026年に起こった出生率の低下はそれを凌ぎ、前年度の半数以下にまで落ち込んだのだった。だれもが首を傾げ、専門家も市井のブロガーも、ありとあらゆる人がこの問題の分析を議論した。
21世紀の情報化社会にあっても、丙午の女性は男を食い殺すほど強い、という迷信が健在なのだというトンチンカンな分析をする社会学者も居た。
O社というある小さな会社の出した女性型ロボットが、その原因らしい。
そもそも、人間の基本的な欲求、適応度を上げると言う意味で生物的に基礎的な欲求は、あるレベルを超えれば経済学で言う収穫逓減の状態を示す。水も空気も食品も、あるいは快適な生活空間も人間の生存には無くてはならないが、ある一定以上を求めることは無い。もうおなかいっぱい、と言う状態が存在する。だが、男性の性的な欲求だけは例外であって、際限が無い。
三大欲求という言い方がある。食欲、睡眠欲、そして性欲を指すのだそうだ。このうち、食欲と睡眠欲は自身の存在を存続させる欲求、性欲は自身の存在を拡散させる欲求であると言い換えられる。では何故自身を存続させたいと思うのだろうか? それは、自身の存在を拡散させるため、自身の遺伝子のコピーを広げるためであると言える。生物の存在という目標のためだけに生物は存在し、またその目標が無ければ生物自身も存在し得ない。果てしの無い自身の再生産のためだけに生物は存在する。
男女の愛に関する悲劇の全ての源泉は、男女によって生物学的な適応度を高める方法が違うということに由来する。女性はいくら多くの男性と関係を持ったとしても、直接には子供の数を増やせないが、男性は数多くの女性と関係を持てば、原理的にはほぼ無限に多くの子供を持つことができる。それゆえ、自身の適応度を際限なしに高めることができる。だから、男性の性欲には限度がない。1000人、あるいは10000人と関係を持ったとしても、1001人目、10001人目の女性とセックスできるだろう。
だが、一般的な水準の容姿と金銭と道徳観念を持った男性にはそんなことはできない。だから、売春が生まれ、ポルノが生まれた。英語で"the oldest profession"「最古の職業」と言えば、売春のことを指す。古くは版画やグーテンベルグの発明から映画に至るまで、あらゆるメディアにおいてポルノは存在した。ビデオデッキの規格戦争においてVHSが勝利したのも、その影にアダルトビデオがあったのは有名である。軍事的な目的のために開発されたインターネットを一般人に普及させたのもポルノサイトがあってのことだ。ありとあらゆる技術は、男性の性欲を満たすために使われてきた。人間の経済活動は、男性の性欲に由来している。いや、そもそも言ってしまえば経済活動も含めたあらゆる人間の活動は、究極的に突き詰めれば、この男性の性欲の限度の無さに由来するのだ。人間の無限の欲望も、背後にある原動力として性欲によっている。もし人間から性欲が無くなれば、あらゆる種類の人間の活動は全て無意味になる。
たとえば、車は分かりやすいステータスシンボルであり、セックスアピールである。移動手段としては不相応なまでの高級車を持ち、ガソリン代、車検と不必要なまでのコストを掛けることは、生物学でいうハンディキャップ理論の表れであると言える。食欲を満たすという目的のためにはあまりに高級すぎる、人気のデートスポットであるフランス料理店。これも性的な欲求を含めなければ説明がつかない。動きにくく実用的でない服装や、映画や絵画といった美術ですら、究極的に突き詰めれば性欲に由来する。男性が権力や高収入を求める欲求が女性より強いのも、それが歴史的に女性を得る手段に直結していたからである。歴史を紐解いてみればいい。権力者、独裁者はほぼ例外なく側室を持ち、多くの子を残している。アメリカの元大統領のクリントンのように、権力者が複数の女性と性的関係を持つことが倫理的に許されないことになったのは、ごく近代のことでしかない。日本ですら、戦前までは政治家や財界人が愛人を持つことは当然のことであったし、社会通念的にも認められていた。明治天皇や大正天皇ですら、嫡出子ではなく側室の子であった。「英雄色を好む」という言葉があるが、これは生物学的に見れば一種の逆転である。英雄と呼ばれる人間だけが好色なのではない。そうではなく、あくまで権力を得た人間は自身の欲求を実現する方法をも同時に得られるということでしかない。
しかし、人間は婚姻という他生物には見られない独自の制度を持っている。世界中どこを見ても、結婚制度が存在しない社会は存在しない。「交尾でオスの役割は終わり」という生物とは違い、どんな社会においても、人間の男性は自身の妻や子供を養育する義務を持っている。(蛇足だが、人間の男性が若い女性を好むのも、長期にわたって一人の女性と性的関係を築く婚姻制度によって生じたものである。その証拠に、交尾でオスの役割は終わりというチンパンジーの一種は出産、育児経験のある中年のメスを好む。なぜならそのほうが自分の子供が生き延びられる確率が高いから)それゆえ、近代のテクノロジーが発達する以前の社会においては、自身の限度の無い性欲を満たせるのは、社会的に成功したごく少数の男性だけだった。付け加えて言うならば、有史以前、人間が貨幣を持つ前の狩猟採取社会においては、どうやら一夫多妻制度はまれであったらしいと言うことが分かっている。多くの皮肉屋の主張とは違い、資本主義の発達により貧富の差が生まれたことによって、多数の妻を養うことが可能になったようだ
だが、大容量のインターネット回線と、テレイグジスタンス、バーチャルリアリティ、そして人型ロボットの研究が男性の際限の無い欲求を満たすことを可能にした。
月々数千円も出せば、海の向こうの幼い少女からディスプレイの中にしか存在しなかった理想の美少女まで、ありとあらゆる女性とのバーチャルな性行為が楽しめるのだ。お互いの性器に装着したネットワーク対応の性器具と、データグローブとボディースーツ、そしてヘッドマウントディスプレイによって、その場に存在するような臨場感を持って、バーチャルセックスを体験させるサービスが提供されていった。インターネットのサービスは、地理的な障壁や囲い込みがないため、常に、全世界が競争相手であるし、容易に相手のイノベーションを取り込めるので、リアルでは考えられないほどのすさまじい速度で進化していくのが常だが、ネット経由の売春も、その例外ではなかった。
そして、流れが決定的になったのは、前年に発売された女性型ロボットだった。
ちょっとした高級車を買うくらいのお金を出せば、文字通り女性を所有することができるのだ。しかも、現実の女性と違って妊娠することも浮気をすることも歳をとることもない。なにより、飽きて捨てたとしても何一つ文句を言わない。
しかも、簡易ではあったが会話もでき、(ちぐはぐな受け答えが、逆に幼さを感じさせるとして喜ぶ男性も居るようだ)食事や掃除と言った家事をすることもできた。妻を持ちたくない、または持てない男性にとっては正に福音であった。
いや、もてない男性だけではない。中間層の普通に交際相手が居る男性にとっても救いであった。彼らは常に女性のご機嫌を伺い、足代わりに使われ、食事を奢らされてまで、不確実なセックスにありつくことに疲れ果てていたのだ。彼らにとっても、女性型アンドロイドの登場は救済であった。何も要求せず、見返りの無い愛を注いでくれる、いつまでも無垢な女性。有史以来の男性の永遠の理想の体現であった。
だがしかし、その後不可解な面白い現象が起きた。一体何が起きたのか?
数年間のうちに、出生率がV字回復したのだ。ちょうどそれは、60年前の丙午の翌年に起きた出生率の回復のようだった。
例え人形であっても、女性と生活を共にする以上、身だしなみを整え、生活習慣もきちんとしなければならないという男性が多少は増えたのだ。現代の情報化社会の中で、不当に抑圧され、自己肯定感を失っていた若い男性が、たとえそれがロボットであっても、全面的に肯定されることで自信をとりもどしたのだ。不当にワガママな女性に対しては、いつでもアンドロイドに戻れる、ということをほのめかし、恋愛において男性が女性と対等な立場で渡り合えるようになったのも大きい。
そして、性欲は人間の本質的な欲求であるが、それと同じくらい、子供を持ちたい、家族を持ちたいという欲求も本質的なものであるらしかった。擬似恋愛という一種のカンフル剤で人間性を取り戻した男性が、次々に現実の恋愛、結婚へと戻っていったのだった。
しかし、再び恋愛市場の中に戻っていったのは、男性全体から見ればごく一部でしかない。彼らはもとから女性に相手にされるだけの財産なり顔なりを持っていた幸運な男性なのだとも言える。大部分の男性は、そのまま「戻ってこなかった」 なにせ、どれほどのキモメンであろうと、振られる事はありえないのだ。大部分の男性は、理想の彼女と一緒に、自閉的な生活を送るようになった。それでも彼らは満足しているようである。
こうして今や、少数の結婚市場に復帰した男性と、大多数の「降りた」男性たち、そして、理想の彼女との競争に晒される女性だけが残った。出生率が回復したと言っても、日本の出生率は世界最低レベルを走り続けている。どうやら経団連は、労働力不足を補うために本当に移民の受け入れを考えているらしい。このままでは1半世紀しないうちに日本人は消滅すると予測している学者も居る。
しかし、再び現実の恋愛へ戻っていった男性も、擬似恋愛を楽しんでいる男性も、それぞれに幸せなようだった。
だが、、、これは本当に人類の進歩なのだろうか? はたして、テクノロジーは本当に我々を幸福にしたのだろうか? 科学技術の進歩によって、最後に生み出されたものが「自由意志による断種」「幸福に包まれた自死」でしかなかったとしたら、数千年に及ぶ人類の歴史は一体何だったのだろうか? 今後の人類の未来を考えるにつけ、私は絶望的な気分になる。