はてなキーワード: 仮想化とは
絶対に買わなければならないものは安いものが勝つ。コンビニのおにぎりだって、衣料品だって、居酒屋だって。
毎年、毎年、安くなっている。アホかと思う。ハードは安くなってるかもしれないが、人は安くなっていない。仮想化でハード数が減ったから運用費用は下げてねとか狂気の沙汰だ。それでサービスレベルが下がると(価格相応だ)めでたくクレームとなる。オタク様から頂いております費用ではこの程度の運用サポートでございます。とは絶対に言わない。
なぜなら絶対に一見の客ではないから。今動いているあれもこれも、これから動かすあれもこれも足してどうよ、という話になる。なのに採算計算はプロジェクトごととかアホか。応札するときに戦略価格といったアホはそんなことは忘れているのか。健忘症が管理職になる秘訣と見たね、俺は。
なんたら銀行でATM障害がどうとか、なんとか証券取引所でシステム障害がどうとかいうのは、原因は開発請負業者じゃなくって発注元がケチったためですよ。つまりは自業自得だ。
去年より価格が下る→数で補う→現場一人あたりの拘束時間が増える→工数かかりすぎ→下請けに出そう→下請けも工数足りない→以下無限ループ
そんな不幸がコンビニ以外にも存在している。必需品は買い叩かれるし、値段相応に落ち着く。105円のツナマヨを売るためにどれくらいの仕組みが必要か。いま就活している奴ら、SIだけはやめとけよ。といっても業界合計毎年数万人が入ってくるんだよな。不思議だ。ワタミと変わらんよ?
http://rinu.hatenablog.com/entry/2013/03/17/164151
ブコメを見てると、
とか、ネガティブな意見がいくつか散見されたので、ちょっと思うところを書いてみる。
ちなみに、この元エントリ主を個人的に知っているので、ここで書かれていることは事実だな、という実感はあるし、社内の文化としてそういうのを受け入れる懐の深さはあると思っている。
まずこの辺。
こういう感想を抱きがちなのは、SI系の人だろうなと思っていたら、1つのブコメ主が id:NOV1975 とかだったから、案の定と思ってしまった。SI/Web かで、特別因果関係があるわけでもなくて、Web系でも引き継ぎ大変なのは一緒なんだけど、SI系はどうしてもある一人の優秀な人に依存すると、ビジネスが回らなくなるという大きな問題があるので、わからなくもない。
けど、見方を少し変えると、こういうツールやスキルをその人が残して去っていって、残ったものとして目の前に明らかに効率が上がる手法があることがわかった、というのがまず大きな収穫なんじゃないか?少なくとも、それが今まで現場として出来ていなかったという事実は、その人よりも周りのスキルが低いことを暗示しているので、収穫にならないということはないはず。
それなのに、みんながそれを使えない/教育・啓蒙できる気がしないから使わない/使えないとか放棄する、っていうのは、あまりにももったいないのではないか、と思う。むしろ、そういう方法があるのだから、意思を引き継ぐ気概のある人がそれをやればいいのではないか。残したものが難しかったり癖があるのであれば、それを癖をなくすように改善していけばいい。それを文化として定着させればいい。それができるのがプログラマという職業ではないのか?
定着させるのが難しい、政治的にいろいろゴニョゴニョしなきゃいけない、とか、多分プログラマとしてアプローチが間違っている。違うんだよ。口を動かすんじゃなくて、手を動かすのがプログラマでしょ?
それが出来ないから困ってる、そんなの理想論だろ。うん、じゃあ転職しようか。少なくとも、そこに不満を持つことが出来る人で、何とか出来ない現実がそこにあるのなら、そこはあなたの求める環境じゃない。ありのままの自分を受け入れてくれる環境じゃない。
次この辺。
外国人関係なくね、はその通りだと思う。日本人でもできるし、きっとやってる人いると思う。ただ多分、外国人だからこそやりやすかった、ってのはあると思う。日本のいわゆる暗黙的な了解というか、そういうの知らないだろうから。
上でも書いたけど、
こういうところがまさに日本的で、そういうことに気を使う文化だということを知らないからこそ、彼らにとってはそれが普通だったからやったまでで、日本人から見ると、外国人だからできるんじゃん、って思えちゃう。で、僕らはそれを内心すごく羨ましく思っている。だから、「崇拝」って単語が出てきちゃうんだよ。
コンプライアンスとかそーいうので決まってるんだよ、とかって現場もあると思う。そういう場合、彼らが次に取る行動は多分、そんな生産性の悪いルールは変えろ、捨ててしまえ、って声を上げるんだろう。声を上げてもダメなような現場なら、彼らはきっと去っていくだろう。
最後。
これは、割とそういうことが一般のプログラマでもできちゃう社風というか文化だと思う。メモリ上げたりは普通に経費で出来ちゃうし、Mac 不調だから変えてくれ、って言ったら変えてくれるし、サーバはインフラが仮想化されているので、検証環境用意するのはメール一本で済んじゃう。そういう社風なのです。そういうおかしい会社もあるんですよ。多分、Web系のプラットフォームやってる会社とかソシャゲ系の会社は、多かれ少なかれどこもそういうことやってるんじゃないかな。
やっぱり受託開発やってて経費全部そっから捻出しなきゃいけなかったり、顧客側で開発環境指定されてるSI系よりも、Web系の事業やってる会社はサービスが当たらないと次がないので、その辺割と融通効くところが多い気がする。
この論の趣旨として間違ってほしくないのは、SIよりWebだろ、っていう短絡的なことじゃない。それは単に、現状でプログラマにとってやりやすい環境なのは現状Webなだけってことで、SIだって出来る会社あると思う。本当に言いたいのは、自分がその方がいいだろって思えることは、口を出して周りを動かすのではなくて、手を動かしてそういう環境を作ろうよ、出来ないところならやれるところに行けばいいじゃん、ってただそれだけです。
http://anond.hatelabo.jp/20121219105502
なんだか凄いプロファイリングだなぁ。「専業主婦は専門職と同レベルには幸福」を書いた増田です。
仕事で嫌な事があったとき、仕事の関係者(上司とか)がクソだったとき、そもそも仕事自体がどうしても好きになれないとき、
「何でこんなの耐えなきゃならない!?誰のためにこんな苦労してんだ俺は!→妻子のため」って言い訳が立つじゃん。
女房が働いてたら「アタシだって勤めてんだよボケ!ゴロゴロテレビ見てないで家事しろ!!」って反撃されたらぐうの音も出ない。
仕事は割と好きだけどな。まぁ3割〜4割くらいの時間はつまらんなー、面倒だなー、とは思うけどw
最近の業務としてはLinux仮想化(KVM)を用いたコスト削減と冗長化(oVirt)。割と趣味の延長線上でもある。まぁ仕事としてやるといろいろ面倒もあるけどね。全体としては楽しいですよ。
「俺がこんなに嫌な思いして稼いだ金で暮らしてんだから専業主婦なんて気楽なもんだ、出来ることなら代わりたいくらいだ」が「専業主婦の女は幸せ」「女はみんな専業主婦になりたい」ってなる。
「君が思う私」はそう見えているんですね。
twitterのフェミクラスタをRSSで観察していた時に思ったんだけど、
ステレオタイプな「悪い男性像」を声高に主張する傾向があるように見える。
君はフェミニストではないのであれば女性全体にそういう傾向があるのか、
あるいは、「悪い男性像」を声高に主張する女性の声が大きいのか。。。
もちろん仕事が楽しい働きたい女性は働けばいいと思いますよ。ただみんながみんな仕事たのしんでる訳じゃないしなー。どうですかね。20〜30歳くらいの女性の方は今より仕事したいのかしら。
あと私は「女はみんな専業主婦になりたい」とは言っていませんよ。そういう女性もいる、程度です。
まぁ、そういった女性の希望も「家事をしっかりやりたい」とか微笑ましいわけで、
そういう女性の幸せをかなえられる社会ってどんなかな、と思うのも悪くないと思うのです。
具体的には育児手当ての増加( これは世代間格差縮小、リフレ政策的側面もある )、長時間労働の制限( ワークシェアリング )、高校無償化等の育児コストの削減、地方の活性化( 地方から都心に出てきてしまっていると乳幼児期、母親が祖母の手を借りにくい )
あー、どうなんだろう。
なにげに、Virtual CPUって 1GHz前後のCPU能力のことでしょ・・・結構 以外に 貧弱なんだよね。
瞬間最大風速が単一障害点に かかるものこそ、むしろ 実マシンって気はする。仮想化は瞬間最大風速には弱い。
一旦服装はいると 戻ってくるのが遅い。
スタティックなファイルの大量配布にかなり近い程度の負荷なら まぁ、って気もするが。
ぶっちゃけ、そんな大規模だったら、 DCにラック 借りても人件費まで考えても ペイするやろって感じ。
もう、いまどき、ラックマウントサーバーなんて かなり安い。(※ 風圧設計からして DCに 通常PC入れるのは ナンセンスとして ラックマウント入れても もう 大した額じゃない)
地震、津波、テロの発生「確率」、バックアップの冗長性、安全率で原発の安全性の議論。
タバコ吸っても、それよりガンリスクが低いとされる量の放射線浴びるのは嫌だと言う人がいる。
自動車に乗るのは気にならないが、飛行機に乗るのは(落ちるかもしれないから)恐いという人もいる。
確率論的には、自動車に乗るほうが死に至るリスクが高いだろう。
しかし、これは人間の行動心理であるので、こういう人を笑ってはならない。
囚人のジレンマのように、実際起きることは、こういう泥臭い人間心理で動いたりする。たとえば経済。
宝くじに当たるのは、交通事故に遭うより確率が低いといわれるが、
大勢の人は、それでも宝くじを買う。そして宝くじに当たる人はいる。
しかも交通事故に遭うこともなく、宝くじに当たり、1億円を手にする人も大勢いる。
今回、原発事故が起きる「確率」は低かったというかもしれないが、実際起きた。
今回の原発は、おそらく、起きる「確率」が低かったことが、実際に起きてしまったのだろう。
でも、「仕方がなかった」と納得はできないこの気持ちは何だろうか。
われわれは「直観」で危ないと思っていたのを、「確率」で無理やりねじ伏せていたのではなかろうか。
実際、危ない危なくないという「確率」ではなく、事実に直面した時、納得できるかが問題なのだ。
1000人にひとり、1万人にひとりでも、それが自分に起きるかどうかはコインの表裏で、
見ず知らずの1000人、1万人など知ったことではない。そんな人数は自分以外の仮想化された群衆に過ぎない。
だが、「直観」を「確率」で補正するのはナンセンスではないか。
「直観」は、われわれの知らない計算を裏で、オーバークロック的にやった結果かもしれないのだ。
「直観」をバカにしてはならない。
原発をどうするか。「事実」と「直観」で考えればよいではないか。
「確率」よ、おまえはもう要らない。
自分でWEBサービスを作りたいと思っている人へ ( http://anond.hatelabo.jp/20101203150748 ) を読んで、初心者じゃなくてある程度の経験者が作ったらこうなるんだよってことで書いています。でも正直4ヶ月でそこまでできるようになるなんておそらく相当頭がいいんじゃないかなと思うんです。いや、本当に凄いと思う。
まず作ったサービスはグルーポンチケットのまとめサイト。 グルーポンナビ( http://gp-navi.net/ )まず自分のスペックだけど、昔から趣味でプログラムやったり仕事でプログラムしたりしてました。Web系ばっかりやってるいちおうこういうのを作るのには慣れてる方です。
それで私ですが、まず最初に http://anond.hatelabo.jp/20101203150748 の人と同じで全然お金を使いたくなかったです。だからいろんなホスティング会社を探したりしたんですが、VPSを借りちゃうと大金がかかるんですよね。そこで、いわゆる流行のクラウドであるHeroku( http://heroku.com/ )を使う事にしました。
このHerokuは無料で使えるから良いんですけど、バッチ処理を行うには有料のサーバを契約しなくちゃいけないんです。しかもWebの一回のリクエストは30秒までに押さえなくちゃいけないっていう制限があったりで、正直無料で使うには厳しい。
でもやっぱり無料っていう響きに吸い寄せられてHerokuを使うと決めてアプリケーションを書き始めました。Railsで書いて賞味2週間くらいちまちまと進めてアプリを完成させました。だいたい一日2時間くらいかな。Railsにはそこまで詳しくはなかったけど、Webで検索すれば結構情報がヒットするからそこまでの苦労は無かったです。それよりも制限のあるHerokuでどうやって実現するかというのが、結構問題でした。
それでしばらく運用してました。このときは全然宣伝しませんでしたから、ほとんどページビューはあがらなかったです。宣伝大事。これほんと。それでHerokuで作った仕組みなんですが、無料でやりたかったので、Workersを契約しないでアプリをつくってました。だからWebのリクエストをトリガーとして普通にクロールさせるよう作ったんです。でも、クロールするサイトを徐々に増やしていくと30秒以内にリクエストが終了しなくなってきてさぁ問題。どうしようかと考えたあげく、レンタルサーバもいいなっておもったけど、結局自宅サーバをたてることにしました。たぶん、これが一番コストパフォーマンスが良い。でも気をつけなくちゃ行けないのが、サーバ自体の管理を自分でやらなくちゃいけないから結構めんどくさいんですよね。結局自宅サーバかよって感じです。
サーバをNTT-X Storeで発注して発注して、16,800円。かなり安いです。このサーバの詳細は http://wiki.nothing.sh/page/NEC%20Express5800%A1%BFGT110b に書かれています。なんでこのマシンにしたのかというと、VMWareのESXiで仮想化をしたくて、それに対応している安いサーバがこれだったというわけ。ちなみに、これをすると管理が楽になる。例えば、マシンのバックアップが取りたいなと思ってもすぐできるんですね。だから仮想化は凄く良い。
でも、素のGT110bを使うとメモリも少ないしCPUも弱いしハードディスクも少ないので、これはネットで買い足しました。あ、あとデスクトップ用のモニタが無かったのでそれも中古で買いました。それが次のような感じ。
ずいぶんと安い買い物だったと思います。もちろん、マシンの上で動かしているOSはLinuxなので、ライセンス料もかからないしとてもリーズナブルです。
ここまできたら後はアプリを作り直すだけでした。Herokuで作ってたときにはHerokuの制限を考えながらアプリを作ってたので作りづらかったですが、自宅サーバを使うとそういった制限はなくなるのですごく作りやすい。お金を払うだけの価値はあると思います。やっぱりお金をかけるべきところはかけないとダメですね。
それから結構このアプリケーションは携帯ユーザの女の子がよく使ってくれます。結構教えると毎日見てくれるんですよ。やっぱりお買い物と言えば女の子ですね。だから、携帯対応しました。携帯はいままでやった事は無かったんだけど、Railsのプラグインであるjpmobile( https://github.com/darashi/jpmobile )を使ったところすごく簡単に対応する事ができた。凄いですね。id:darashiさんに感謝です。
iPhoneも対応していますが、こちらもあまり詳しくなかったので最初はjQuery mobileを使って構築しました。でもちょっと重かったのでjQuery mobileはやめて手組しています。そもそも一ページしか無いのでそんない難しい事は無いですね。
ウェブサービス公開するのはそこまで難しくないんですが、それを流行らせるのはかなり難しいですね。面白いサービスとかであれば結構色んなところがとりあげてくれたりするんですけど、後発のサービスになるとなかなか。。。開発者の方は作る事よりもどうやってみんなに知ってもらうかを考えるのがすごく大変な事だと思います。お金かけて広告うてれば楽なんですけどね。
とにかく作ったら公開。やる事は各方面への宣伝です。今のところやってるのはTwitterへの投稿と、ここへの投稿ですかね。これからいろいろ試そうとしているところ。このサービスがある程度知名度が上がってきたらまたそのとき軌跡を書きたいと思います。
「ツイッター信者」にその素晴らしさを熱く語られたときの平和で適当なかわし方|石原壮一郎「大人のネットマナー教室」
http://diamond.jp/articles/-/7884
-----------------------------------------------------------------------------------------------
クラウドほど、経営層の人と現場の人との温度差が激しいIT用語はないと言えるでしょう。
経営層やCIOの人の中には、「クラウドの素晴らしいビジネスチャンスをもっとうちにも取り入れなければ!」という危機感を抱いて、
ことあるごとに現場の人への啓蒙活動に励もうとする“信者”が少なくありません。
その博愛の気持ちは尊いといえば尊いのですが、現場の人がさほどクラウドによるビジネスにメリットを感じない場合は、
どう対処していいのか困ります。今日も全国各地で、クラウド信者の経営層の熱い講釈を受けて、
尻を叩かれる現場の側が苦笑いを浮かべているという構図が繰り広げられていることでしょう。
自社がクラウド事業に参入することにさほどメリットを感じない側のあなたが、そういう災難にあったときはどう対処すればいいのか。
程度の差こそあれ、クラウドを熱く勧めたがる信者のみなさんは、「クラウドによってもたらされる新たなビジネスチャンス」を信じ、
そんなクラウドの知見を人より早く深めていることに、ちょっぴり優越感を抱いていると言えるでしょう。
どう見ても熱が入りすぎている人の中には、クラウドに過大な望みを託して、
いまいち不本意な会社の現状から自分達を救い出してくれる救世主のように見ているように思えるケースもあります。
いや、あくまで極端な例をあげているだけなので、「俺は違う!」とムキにならないでください。
もちろん、私の周囲のクラウド好きの経営層やCIOや上司に対して、私がそういう目を向けているわけでもありません。
今後の人間関係を考慮した言い訳で話がそれましたが、クラウドを熱く勧めてくる人にとって、
クラウドにはまっていることが誇りであることは確か。何はさておき、そこを見逃さないようにしましょう。
たとえば、最近クラウドにはまっている経営層や上司に、「うちも取組んだほうがいいだろう」と熱心に勧められたとします。
自分の会社がクラウド事業に参入する必要性を説かれても、いまいちピンと来ないからといって、
「うーん、よくわかんないですねえ。コアコンピタンスなシステムをみんなが勝手にリソースを食い合いしている共用環境に置くなんて
なんか気持ち悪い世界のようにも思えるんですが」
「柔軟にリソースを拡充できるっていっても、ハードを跨って分散処理できるシステムならともかく、
結局リソースプ-ルの上限内の話ですよね。なんか嘘っぽいですね」
などと、偉大なる「クラウド様」の仕組みを否定する言い方をしてしまうのは危険すぎます。
ムキになってさらに熱く語ってくるぐらいならまだしも、「ハァ~」と深いため息をつきながら、
救いがたいダメ社員を見るような目を向けてくるかもしれません。
まあ、わかり合えなくてもべつにいいといえばいいんですけど、経営層や上司に悪い感情を抱かれたり、
異動のきっかけになるのは避けたいところです。
向こうだって、今の時期たまたまクラウドにはまっているだけで、けっして悪気があるわけじゃないし、
SOAのことを忘れてしまったわけでも、人間として何かを失ってしまったわけでもありません。
一生懸命にクラウドの魅力を語ってくれたら、たとえピンと来なくても、
「なるほど、そういうふうにインフラ環境を意識せずにインターネットでつながるっていうのも、ユニークな考え方ですね」
と、独自性に衝撃を受けたかのような反応をしておくのが、大人の包容力であり相手をそれなりに満足させるマナーです。
そういうふうに言えば喜ぶのはわかっていても、まるでその相手までホメるみたいで抵抗がある場合は、質問に逃げましょう。
「仮想化によるサーバ統合とか、ホスティングとか、WEB2.0とか、データセンターにアウトソーシングするのとはどう違うんですか?」
と、クラウドの旧称を持ち出してきて、クラウドの優位性をさらに語らせるもよし、
「なんか利用分だけ請求する従量制課金にして、結果、利益率の低くなるのをスケールメリットで吸収しないといけないんですよね?」
そんな歪んだ先入観丸出しの誤解(じゃないけどな)をわざとぶつけて、ひとしきり説明させるもよし。
いずれにせよ、無理無理と思っている気持ちを覆い隠したまま、相手にそれなりの満足を覚えてもらうことができます。
まったくクラウドに興味がないわけではなく、ちょっと前に自社製品をSaaSやASP化してやってみたけど、
全然受注できなくて放置してあるケースも、けっこう多そうです。
そういう状態にあるあなたに、はまっている上司や経営層が例によって熱い口調で、
「まずは、機能限定の無償版をいろんなユーザーに提供してみると、フリーミアムの凄さがわかるよ」
「何でもいいからどんどん無償提供すれば、そのうち有償版にアップグレードする客がでてきて利益がでるよ」
とフリーミアム教、じゃなかった、クラウド教、じゃなかった、クラウド界における定番の説得フレーズを説いてきたとします。
「ほお、そうなんですね。今期の研究課題として取組んでみます」
と適当に納得しておくのはいいとして、つい勢いで、
「しかし、ずっぽりはまってますねー。クラウドの話をするときは生き生きされてますし」
などと冷やかしてしまわないように気をつけましょう。
はまっている上司や経営層は、誇らしさの裏側に、多くは無自覚にですけど、
「自社の戦略に自信がなくてクラウドにすがっているように見えるんじゃないか」
「競争力が欠如した製品をクラウドの冠で紛らわそうとしているように見えるんじゃないか」
といった不安を抱えています。
何気ない冷やかしが引き金になって、心の奥の地雷を踏んでしまいかねません。
そこまでややこしい話じゃなくても、はまりっぷりを感心するセリフの裏側に、
「よっぽどヒマなんだな」
「丸投げばっかりで、手動かしてるの外注ばっかりで、Hello Worldぐらいしかプログラム作れないうちの生産部隊が
どうやってフレームワーク備えたPaaSなんか構築するんだよ」
なんせ今までビジネスセンスではなく社内の空気を読む根回しセンスで出世してきた経営層や上司だけに、
仮にビジネスセンスのないことに対してカケラも自覚がなかったとしても
(カケラも思っていないケースは稀ですがビジネスセンスがないことは稀ではないでしょう)、
相手はそう受け取るでしょう。
はまりっぷりに対しては、ひたすら、
と前向きな返事をすることが無難であり、相手に対する大人のやさしさ。単なるおためごかしではなく、
そのセリフを聞いたときの上司の満足そうな表情を見ることで、社畜としての深い喜びも味わえるでしょう。
仮に、クラウドの話題をきっかけに経営層や上司との距離を縮めたいなら、その場の口先だけではなく、次に顔を合わせたときに、
「あれから、SalesForceとかGoogle AppsとかAzureとかAmazon WSとか、試験導入してPythonやJavaでHello World作ってみましたよ」
と具体的な実績を話せばバッチリです。
熱く勧めてきた上司や経営層が、特に自分の進級昇格を左右する人物だったりした場合は、
とりあえず勧められたとおりにやってみて、クラウドの魔力に魅せられたフリをしましょう。
「やってみると使えますねー。勧めてもらってよかったです」
とまで言っておけば、さらに完璧。
たとえ動機が不純でも、それをきっかけに部内から企画をあげたという実績ができればこっちのものだし、
上司としてはこの上ない喜びを……おっと、結局、経営層へのご機嫌取りという本音が出てしまいました。
曖昧な立場で書いてきましたが、私は何を隠そう、嫌々クラウド事業に取組んでいる社畜のひとりです。
スケールメリットなんか出せねえんだから競争力ある価格設定なんか無理、
無理矢理仮想化しなくても安いサーバで提供すりゃいいんじゃねーの?
そもそも高い人件費のプロパー使ってレンタルサーバ屋と競争してどうすんのよ?
とかいう会社じゃ言えない本音に悶々としながら、仕事中にこっそり書かせていただきました。
そんなことを踏まえつつ、それぞれの立場や環境に応じてお役立ていただければ幸いです。
※
次回も、引き続きクラウドをテーマにしてみたいと思います。(嘘)
今期の事業戦略などで、「クラウド事業への取組み」なんつーキーワードが出始めた場合の対処法や、
自分に企画立案を振られた場合の振る舞い方について考えてみましょう。
■今回のマナー
「クラウド信者」が抱える誇らしさと不安――その両方を見逃すべからず
全然かわせてねー!なんか立案しないとマズい
明日から本気出す
質に関する質問
ttp://d.hatena.ne.jp/gallu/20090317/p4
質問1
東大の、数学博士のレベルの人が「難しいけど回答できる」程度の、数学の難問がここに1つあります。
これを「小学一年生」が何人いれば、博士と同じ消費時間、程度で解く事ができるでしょうか?
質問2
ある優れたエンジニアが、かろうじて設計/実装できる程度の、厄介なシステムがあります。
新人エンジニアが何人いれば、優れたエンジニアと似たような工期でシステムをくみ上げる事ができるでしょうか?
…同じ意味合いの質問だと思うんですがねぇ。
同じ回答が帰ってきたためしがない。不思議だなぁ。
一応、一言。
ある一定以上のレベルの質には、根本的に「できるか/できないか」という身も蓋もない壁が存在します。
その状況下において、0.1をどれだけ大量に集めても、それはけっして1にはなりえません。
今日、知り合いがエクシングワールドに参入した事を嬉しそうに話してくれた。
自分は生業がほぼSIerな人間なので、エクシングワールドについて既知であって、
実はそれなりに展開に興味(無論マイナス方向ねwww)があったのですが、
漸く身近にプレメンが現れたので色々と聞いてみました。
※恐らく、簡潔でなく、要点を得ず、凄い長文なんで適当に読んで下さい。
というような按配の事を言っていました。
先ずは気になるのが、
この3つを混同している事。
フレパーネットワークスはオフィシャルな情報のみでは直接ビズインターナショナルとの繋がりは無いように見える。
フレパーネットワークスの有価証券報告書にI.D.RとXING WORLDの記載はあるが、あくまで開発の受注として記載されている。
現在知り得る色々な情報を元にエクシングワールドの事を考えると、
となっているようだ。
有価証券報告書から想像できるお金の流れは、ビズインターナショナル→I.D.R→フレパーネットワークスとなっており、
一帯の関係がありそうなのですが、先にも書いたようにビズインターナショナルとフレパーネットワークスの繋がりは表立って目にする事が出来ません。
実際にフレパーネットワークスに問い合わせをした人は無関係であると言われたようです。
(プレメンは会員番号かなんかを伝えると教えてもらえると言っているようです。)
フレパーネットワークスとI.D.Rの繋がりは有価証券報告書で顧客として確認する事が出来て、
且つ、I.D.Rの代表取締役と同姓同名の方がフレパーネットワークスの大株主として存在しています。
(これははっきりと同じ人物か確認は出来てませんが・・・。)
有価証券報告書を見る限りではI.D.Rからの受注でフレパーネットワークスの業績は改善傾向になっています。
I.D.Rとフレパーネットワークスに関しては第9期の半期報告書(2007/12/28提出分)で、
仮想空間都市(セカンドライフ)の譲渡及び運営権の許諾という契約を結んでおり、
第9期の有価証券報告書(2008/06/30提出分)で、メタバース事業の基幹システム開発の受注の契約がなされています。
また、この有価証券報告書にはXING WORLDの記載がはっきりとあります。
フレパーネットワークスがI.D.Rに仮想空間都市の企画を売り渡し、
I.D.Rが買った企画の開発をフレパーネットワークスに発注したようにも見えますね。
もし、そうならばフレパーネットワークスは企画を売り収益を上げ、その売った企画の開発の受注でまた収益が。
おいしいのう、おいしいのうwww
で、そのI.D.RはビズインターナショナルにMLMでプレメンを募集させていると。
I.D.Rとビズインターナショナルの間の契約がどうなっているかは知る由もありませんが、
ビズインターナショナルの収益がI.D.Rに流れているんじゃないですかね。
で、まあ、結局プレメンが払ったお金はフレパーネットワークスに。こんなのはまあ戯言であって、ちょっと調べればなんとなく解る範囲なんですが。
ここまでアレなのにビズインターナショナルとの関係を表向きには否定するフレパーネットワークス。なんだろうなあwww
ウチは開発を受注しているだけなんで関係ありませんってか。何処の何を開発しているかは守秘義務があるからって事で答える必要も無いしな。
そのエクシングワールドも開発が遅れに遅れている様子ですが、どうなんだろうな実際。
自分の知人のプレメンはまだ画面すら見ていないようです。今年の09月にオープンするから大丈夫だと言っていましたが。
まあ、それも去年だったり今年の06月だったり諸説飛び交っておりますので、このあたりは突いてもしょうがないですねwww
ま、ここで先ほど箇条書きにしておきました件を漁ってみますwww
とか言わずに、にくじゃが喰っとけ、っていう話です。
この手の話に乗った人で完全に夢中になった人は説得すればするほどに、反撃の牙を剥きます。此方が如何に論理的に話そうとしても、
と、上記のような事を言ってのけます。
自分の知人は宮城県の情報公開に対しても、あれは行政の虚偽だとか、正しい知識の無いプレメンが勝手にやった事だと言っています。
情報公開された対象になっているのは企業であるビズインターナショナルであり、一部のプレメンではありません。勘違いしないように。
とまあ、ダラダラ駄文を垂れ流しましたが、仲の良かった知人や家族に上記のような事を言われると、大変胸が痛いものです。
自分はまた楽しく酒を飲みたいだけなのになあ。
馬鹿には分からない事というのは必ずある。
能力を超えた事というのは、どうあがいたって分からない。
赤外線や紫外線が見えない我々には、可視領域の異なる生物が世界をどんな風に「視て」いるか、分からない。「こんな風に見えています」と仮想化して(つまり『馬鹿でも分かる』状態にして)見せる写真とかあるけど、それは彼等が「視て」いる風景ではない。
複眼のある生物が世界をどんな風に「視て」いるか、我々には分からない。複眼に見える世界を表現しようと数百個くらいの小さい映像をぐるっと並べたような想像の写真とかあるけど、複眼なめんな。我々に「二つの映像」が見えているのではないように、彼らだって「数百個の映像」を視ているわけではないだろう。数百個の映像によって構成される「一つの世界」を認識しているだろう。でもその現実感覚を理解することは多分できない。
西尾維新風に云えば「ムカデにどうやって歩いているのか聞いても、アンタにそれは理解できないだろう?」。
だから「馬鹿でも分かる」という謳い文句は、大抵の場合馬鹿をひっかけるための宣伝文句で、嘘だ。百歩譲って嘘でなかった場合、それは本来馬鹿でも分かることであって、馬鹿でも分かるように言われなくても分かっておくべきだったことに過ぎない。つまり、馬鹿が分からないことを「馬鹿でも分かるようにする説明」など無い。
唯一例外に見えるものがあるとすれば、『ある種の聖典とか、偉大な哲学者による哲学書の類。天才が生み出した科学の新しいパラダイム』みたいなもの。確かにそれは、壮絶な天才たちが自分の思考を一般人に理解させるために書いた物だ。だがそれは厳密に言えば「読むことによって賢くなるようになる何か」であって、「馬鹿にも分かる説明」ではない。それらは「馬鹿に分からせている」のではなく「馬鹿でなくすることによって分からせている」に過ぎない。
つまり「馬鹿にも分かる説明」など、この世に無い。
今、グーグルが攻めている。
「グーグル!」と呼べば、「入れてください」「がんばって探します」「いっぱい見つかっちゃった」
そんな子だった。
しかし、いつの頃だろうか。Picasaあたりからだろうか。
「もっとよく見て」「こんなのもあるよ」「せっかくだから一緒になりましょう」
そんなことを言い出したのは。
思えば素質があったのだろう。しかし。
当時から羊の皮をかぶったビックブラザーだとは言われていた。
高度な分散処理や仮想化を行いながら、表向きは検索しか見せなかった。
それがどうだ。いまや立派なタチである。
「ふふ。本当はこれがほしいんでしょ?」「あら、こんなに使うなんて。便利なんだ?」「私なしじゃいられない体にしてあげようか?」
羊の皮は狼へと変わった。多大な物量とそれを支えるインフラを見せ始めた。
二次ではなく三次だと主張し始めた。
そう、画面の向こうにいる二次ではなく、この町に住む三次だったのだ。
今は、まだ皮をかぶってるかもしれない。しかし、着実に大人への階段を上りつつある。
いつの日にか、その皮を破る時が来るのかもしれない。
選択のときは近いのかもしれない。そろそろ議論が必要かもしれない。
そんな時、何が必要だろうか。
Googleで、できること。
議論しても仕方のないことだけれども、このテーマだけはどうしても一度は向き合わずにはおれない。自分の頭を整理するためにも、文字にしてみたいと思う。
米国にはSI業界ってあまりなくてコンサルティングとかプロフェッショナル・サービスに分かれているのに対し、欧州では日本的なSIerが結構あって、富士通サービスなど日本勢も頑張っている。この違いはどの辺からきているかというと、結局のところ雇用流動性だ。米国では要らない社員をいつでも切れるから、プロジェクトの中核には技術を分かった人間をインハウスで採る。そういう連中を必要に応じて雇える労働市場の厚みがあり、要らなくなったらクビにしても問題ない。
日本のソフトウェア産業が弱いと言われる一つの理由として、この説明は自分にはしっくりくるし、それが政策的な問題だと言われると、とても悲観的な気持ちになる。職場環境の上でも技術の上でも、本気でソフトウェアをやるなら海外に行った方がいい、というのは少なからず感じるのだけれども、じゃあ自分も海外へ、という気持ちにはなれない。一度は暮らしてみてわかった。自分は日本が好きだ。
だから大前提として、日本で何が出来るんだろう、という話になる。あるいは、日本のソフトウェアエンジニアは何に力を振り向けるべきなんだろうか。
今の時代、どんな業界でもソフトウェアは必要とされるし、仕事がなくなることはないだろう。そして日本人が必要とするソフトウェアは、どうせなら日本人が作った方がよいだろうと思う。別に世界に打って出るようなものではなかったとしても、必要とされるものは誰かが作らないといけないんだ。
問題は、コストか。日本の優秀なエンジニアがみんな海外に出て行くのだとしたら、誰に仕事を頼むのかということになる。同じお金を出すならば、日本の平均的なエンジニアよりも、アジア各国の優秀なエンジニアに頼む方がいいのではないか。少なくとも日本の経済的優位が続いている限りは。
日本でソフトウェアの仕事がなくなるわけではないけれども、日本のエンジニアが負けないためには、海外のエンジニアと比べてコスト優位性がなければならない。そのためには安い給料に甘んじる・・という選択肢は考えないことにする。前向きに行こう、うん。
人件費を下げることなくコスト競争力を上げるには、どれだけ付加価値のあるものを作り出せるか、ということだ。
どうすれば価値の高いものを生み出せるか、なんてのは自分にはわからないし、自分はただ目の前で必要とされているもの、自分が価値あると思うものを精一杯作り続けるだけだ。
ただ、それでもなんとなく時代の変化みたいなものは感じている。
ただ著者は、物理的インフラが集中する一方、情報は各ユーザーがつくるuser-generated contentとして分散化し、ウェブが「バルカン化」する可能性が高いと予想する。その結果、在来型のメディアは無料化して産業としては縮小し、新聞は広告媒体となり、映像・音楽はインフラ産業のプロモーション・ツールとして買収されるだろう。意外に時代は、ソフトがハードのおまけだった時代に戻るのかもしれない。
コンピュータの世界は集中と分散を繰り返すと言われるが、今はまた集中の時代へと向かってきている。Googleの言う「クラウドコンピューティング」が成功するかどうかはわからないけれども、そうでなくともサーバの集約や仮想化といった話はとても身近だ。
インフラが集中し、ハードウェアのコストが上がれば上がるほど、ソフトウェアのコストは相対的に小さくなる。ソフトウェアの開発費が「おまけ」と言われるくらいに小さく出来るならば、逆にソフトウェアの付加価値は非常に高くなる。集めたハードウェアを生かすのはソフトウェアなのだから。
集中の時代には、ソフトウェアを作りやすくなるのかもしれない。
そうであるなら、自分たちも集中の時代に合わせたソフトウェアを作るというのはどうだろうか。必要なものはいくらでもあるだろう。多数のマシンを効率的に活用する基盤システム。多数のユーザにサービスを届けるウェブシステム。業務をサービスとして行なうSaaS型アプリケーション。システムを集中管理し、プロセスを改善していくバックエンドの技術。
個々の技術がビジネスとして成功するかは全くの別問題なのでここでは考えないけれども、個々のエンジニアの立場として考えるならば、集中の時代を意識して技術を磨くというのは一つの方向ではないかという気がしている。