はてなキーワード: 中絶とは
「経済的理由」という隠れ蓑のもと野放しになっているのが現状。
もっと言うと堕胎罪は女性にしか適用されず男性はこの罪を負うことにならない。
これも不公平。
殺人なのに、平気で「できちゃったらおろせばいいじゃん」とか言ってる奴を見ると頭に血が上って手が出そうになります。
そうでなければ、「親は自分が産んだ子供を殺す権利がある」と認めてほしいです。
同じ人間を殺しても、お腹の中にいたら合法、お腹の外に出てきたら犯罪。
こんなの理屈に適っていない。
結局大人が自分たちに都合のよいように正義や道理そっちのけで法律を作っているからです。
命を作りだしたら、いかなる事情があれ男女が共同で責任を取るべきです。
http://anond.hatelabo.jp/20110812223148
トピックでは「未成年は訴訟を起こせないから法定代理人にやってもらわないといけない」と書いていましたが、
実は未成年でも法律行為を行うことができる場合が例外的にあるんです。
婚姻、相続、認知など身分行為に関わることは人事訴訟という形で未成年でも単独で調停、訴訟を起こせます。
何であえて未成年では裁判できず母親も代理人としてやってくれないから困っていると書いたかと言うと、
母親が認知と養育費は要らないといっても、子供は要求するということをわかってもらいたかったからです。
本来は「認知と養育費を求める権利」は子供の権利であって、母親がどうこうする権利なんて全くないんです。
民法の家族法にも認知を求めることのできる権利主体は「子供(またはその直系卑属)」と明記されており、「母親」とはどこにも書かれていない。
ただ子供には判断能力がないから母親が代わりにやってるだけです。
日本では昭和40年代に14歳の娘の認知と養育費を母親が要求する裁判を起こして、
「意思能力のある子供の権利を左右する法律行為を法定代理人である母親が行ってよいか」という点が議論になり、
結果、子供の利益を考慮して母親が法定代理人として(子供の同意なしに?)訴えを起こしてもよい、という判決が出ました。
そして以降の裁判でもそれが踏襲されて、いつの間にか認知と養育費については母親が父親と取り決めるものだという認識が広まり、
本来子供の利益を守ることを目的とした(?)判決が、「認知しない」約束であっても子供抜きで両親間で勝手に取り決めていいんだという誤解を生んでしまったのだと思います。
でも本来はそれは間違っている。
本来は母親は子供の同意を得た上で認知と養育費については父親と決めなければいけないが、
胎児や幼児に認知や養育費の意味なんてわかるわけもないはずで、
いくら女に「認知と養育費は払わない」と言って彼女が納得したところで、
成長して物がわかるようになった子供はきっと納得しないだろう、ということです。
あと、認知してもらったら恩恵を被るだけとは限らず、不利益だって背負わせられる。
遺産相続できるが、負の遺産、つまり借金だって相続しなければいけません。
父親が借金を残して死んだら、子供が代わりに返済しないといけません。
また介護の義務も生じる。
父親が借金を肩代わりさせようとか自分の老後の面倒をみさせようとかいう目的で認知をすることもあり得るので、
子供が成人になって以降は、認知する際には子供の同意が必要なんです。
その父親がすごい借金持ちで要介護者だったら、子供は「認知しないでくれ」と言うでしょうからね。
父親の認知の要不要は母親の意思とは全く関係ない。子供の意思による。
で、私たちの場合、調停で決着がついたので裁判までは行かずに済みました。
正直「任意認知させてしまった」ことは失策だったとも思います。
「この男は自分の子供を認知せず要求されても逃げて無理やり認知させられた最低の卑怯者です」というメッセージがそこに書かれるわけだから、
本当はそうしたかった。でも現実的に裁判をするエネルギーはもうありませんでしたので諦めました。
でも拒否すると言うことは自分の子供だと認めるという意思表示に他ならないので、そこで強制認知が成立します。
しかし、いつでも成立するとは限りません。
女性が複数の男性とセックスしていた場合、これは男性に鑑定を拒否されたら強制認知は成立しません。
あの客が父親だといっても職業上他の男性とセックスしていることは明らかだから、鑑定で立証できなければ強制認知させることはできません。
ここでおわかりでしょうか、なぜ売春という職業が法外に高給取りなのか、社会的に蔑まれるのか。
「妊娠した時に責任をとらせる強制力を持たないという多大なデメリットに対する補填だから」
「孕んだ子供を高い確率で不幸にするから、不幸から免れさせるためには殺さなければいけない(中絶)から」なのです。
私の場合は最終的にはDNA鑑定で立証できましたが、拒否されていたときは、母が父親以外の男性と関係を持っていないことを証明する証拠を集めるのに苦労していました。
父親と関係を持っていることの証拠よりも「他の男性と関係を持っていないことを示す証拠」が重要なんですね。
ちなみにDNA鑑定の費用は30万円ぐらいかかりますが、敗訴(私は裁判はしていないので正確には申し立てられた方ですけど)した側が全額負担ですよ。
養育費は私は出生時点からさかのぼって払ってもらえると思っていましたが、
遡及できるのは「合意があった時から」で、私が調停を申し立ててから、大学入学以降の費用しか認めてもらえませんでした。
ここに「子供の権利だから子供が要求すれば認められる」理論には限界があって、
私みたいに物がわかって自分で裁判起こして認知と養育費の支払いを求めて認められたところで、
払ってもらえる金額は「自力で裁判を起こせるような大人になって以降」の微々たる金額しかない、
成人になってから裁判を起こしても養育費は払ってもらえない(せいぜい大学の学費ぐらい)わけだから、
将来的に介護負担とかさせられること考えたら、多分認知調停・訴訟を起こすのは割に合わないと考える人が大半でしょう。
結局実務的には母親が認知させないと意味がないという制度になっています。
行動を起こした時期が遅れれば遅れるほど、もらえるものは少なくなります。
続きます。
追記
ブクマコメント:ICレコーダで相手との会話を収録することの違法性について。
収録すること自体は違法でも何でもありません。
実際民事訴訟では証拠として同意なしに録音したテープがよく採用されています。
その前に父親も「調停を起こしたら殺してやる」と私を脅してきましたから、
http://anond.hatelabo.jp/20110807224419
隠し子に母親はどうしているのかと聞きました。
「母親は数年前に自殺した。それ以降は母方の実家で暮らしている。
私が父親に面会を求めて無視された後、父が母に公衆電話から電話をかけてきて、
『子供をよこすな、勝手に産んだくせになぜ関らせようとするか、そんな子供殺してしまえ』と罵倒していた。
母親は早い段階、おそらく出産以前から、私を産んだことが正しいことか間違いなのかとずっと苦悶して精神を病んでいた。
それに父親の反応が拍車をかけた。
私自身もまさか実の父親がそんなことを言うと思っていなかったから、絶望し、
母親になぜ望まれていないのに産んだのか、私は生まれてこなかった方が良かったではないかと問い詰めた。
母親は私を殺して自分も死のうと考えていたらしいが、手をかけられず、自分ひとりで死んだ。
存在してはならない人間を産んだ罪を犯した自責の念に堪えられない、というようなことを言っていたからそれが自殺の動機だ。」
「母が自殺して保険金が数百万おりた。自殺では保険に加入してから数年しないと保険金がおりないから保険金を与えるために自殺したわけではないと思うが、
母は早い段階から死を願望していたようだったから、もしものときのために私のために保険に入っていたのだと思う。」
「最終的な目標は父親に私を殺させること。殺さずにいられなくなるまで父親を徹底的に苦しめる。
実際父親は私への殺意で沸騰しているからちょっとしたきっかけがあれば手を下すだろう。
責任をとりたくないために実子を殺した殺人鬼として死ぬまで罪を背負わせる。」
「ただあなたたち母子に罪はない。
私が認知訴訟したために旦那・父親との絆を失ったことに対しては申し訳ないと思っているから、罪滅ぼしとしてひとついい手を提案する。
あなたが私と養子縁組して私に生命保険をかけて、受取人はあなたたち母子にしたらいい。
父親には受け取らせない。あなたが父親と共同ではなく単独で養子縁組すれば、あなたがた母子だけに私が死んだ時の保険金を受け取らせることができる。
旦那に私を殺すようそれとなくほのめかし続けろ。
それで旦那が私を本当に殺したら保険金が手に入るし、私がいなければ旦那の相続はすべてあなたがたのものになる。
それであなたから夫を、子供たちから父親を奪ったことの償いとさせてもらいたい。」
「これから徹底的に過去の父親の行状を世間に暴く。そのための材料はそろっている。
耐えかねた父親が私を衝動で殺したら、私もあなた方も願ったりだ。悪い提案じゃないでしょ?」
養子縁組なんて簡単にできるわけないでしょう、第一夫の同意がないと無理でしょうと言ったら、
「私が成人したら旦那と共同で養子縁組をする必要はない。旦那の同意は必要だが。
あなたが単独で養子縁組すれば私はあなたの嫡出子になるが、父親にとって私は非嫡出子のままだ。
遺産狙いで私が提案しているわけではないことは分かるな。
どっちにせよ父親が死ぬころには非嫡出子の相続分も嫡出子と同額になるからそもそもこの議論は無意味だし。
父親には『隠し子に保険金をかけておいて何かあれば受け取れるように準備しておく。
渋々認知したのだから怪我したり死んだりした時ぐらい役立ってもらいたい』と言って同意をもらえばいい。
そのことが頭の隅にあれば一層私を殺す衝動に駆られやすくなるかもしれないしな。
まああのクズは考えなしに暴力に訴える野獣だから、本当に私を殺すとなればそんなことまで計算せずに実行するはずなので、
「旦那の同意を得るのが難しいなら娘が希望するとおり旦那と離婚して単身になってから養子縁組するのでもいい。
「まああなたの嫡出子になればあなたの相続は引き継ぐことになるが、
だからこそあなたは『馬鹿な夫が孕ませて認知もしなかった隠し子をわが子として育てようとする慈悲ある母親』
として世間に評価される。あなたにデメリット一つもないでしょ?」
「今の提案を父親に話してもいいけど、父親がそれを聞いて策謀にはまらないために理性を働かせて私を殺そうとしなくなったら、
結局保険金を受け取れなくて損をするのはあんたたち母子だから、よく考えて旦那と交渉しろ」
自分の命を失ったら何も意味がないではないか、一体何が望みなのかと聞くと、
「父親が『お前なんて生まれてこなければよかった、いなくなれ』って何度も言っていた、聞いただろ?
『父親から生まれてくるなと言われている子供を産むなんて無責任だ、間違っていた』と。
「母親は十分私を作り生み出したことへの責任を果たし罪を償った。今度は父親の番だ。
私が発生したのは両親双方の責任だ。
母親は命をかけて責任を果たしたのに、父親がなにも責任を負わないのはおかしい。
お前なんて存在しなければよかったんだと自ら言っているんだから、
存在すべきではない人間を作り出した罪を償うために、私を殺すべきだ。
中絶しろと再三言っていたんだ、母親の胎内にいるか外に出てきているかだけの違いであって、私を殺せと言っていることに変わりはない。
法律の網を拭って合法的に人殺しをしようとするなんて卑怯な真似は許さない。
父親自ら私を殺させる。それで初めて父親の罪は贖われる。」
『あなたが隠し子を殺してくれて、私たちは手を汚さずに保険金を受け取ることができてラッキーだわ』
と嘲笑われた時の絶望感を体験させたい。
それはかつて父親が私の母親にやったことだ。
『俺は手を汚さずにお前が子供を殺して俺を責任から解放しろ』と奴は私の母親に言った。
隠し子の母親とは連絡をつけられないという夫の発言は、母親が自殺したことを隠すための嘘だったようです。
私たち母子と夫はどうするべきなのか、分かりません。
夫は離婚したくないし子供たちを手放したくないと言っていますが、
隠し子を養子にすることについても、今はどうすべきか考えられないと言っています。
隠し子の言うとおり、私たち母子は、夫に騙されていたのでしょうか?
また、隠し子の「私を父親に殺させる、あなたたち妻子は私と養子縁組して保険金を受け取れ」という考えに対して、どう対処したらいいのでしょうか?
飢え死にでもせん限りね。健常児だったらそうするでしょ。同等の扱いを要求しているだけだ。
違う。障害児は健常児と同等に扱われるべきだということで、そして健常児と同様、飢え死にでもしないかぎり「とりあえず産むべきだ」と言っている。健常児でも飢え死にの危険があるなら緊急避難的に中絶されるだろう。違うというのか?
だけど他人にその賭け事を強要するな。
横横横(ry
もし元増田が
という考え方だけだったら
迷惑って何?後ろ指って何?「迷惑」とか「後ろ指」なんてのは社会の偏見の産物でしかないんだよ。そんなもんに屈服して迎合する事の方が間違ってる。
じゃあたとえば(引き合いに出すのは失礼だとは思うが他にいい例が思い浮かばなかったので)、あんたが被差別部落出身だとして、子供が生まれたら「後ろ指」を指され続けるかもしれんのだぜ?そんな社会にも迎合して、子供は諦めるべきなの?そしてそういう子供の人生は「不幸」だなんて決めつける権利があんたにあるの?それこそが差別的じゃないの?
こんな事を主張しないと思うんだよね。
元増田は障害者差別・偏見と「子どもが不幸になる」という決め付けが嫌いみたいだから、子どもが不幸になる可能性をちょっとでも論じた人を認めたりしないんじゃないかな。
だから妊娠する前に「生まれてくる子供が『正常』(正常って何?近視は正常なの?薬で症状押さえ込める糖尿病とか統合失調症とかてんかんとかは?)」かどうかはわからない、と覚悟は決めるべきだろう。
子供なんて大人になるまで育ててみなけりゃ後天性の病気や障害を負うかどうかもわからない、東大行けるかどうかもわからない、ニートや引きこもりにならないかどうかもわからない、犯罪者やDQNにならないかもわからないわけだぜ。それと何が違うの?
先天性の障害だけを忌み嫌うのを差別だと言ってるんだよ。
「子供が東大行ける見込みなければ中絶する」なんて親がいたら袋だたきに遭って当然だろ?
この自閉症児の親みたいに、後ろ指を指されながらわが子のために人と世間に迷惑を振りまき続ける人生は、かなり辛いと思いますよ。
迷惑って何?後ろ指って何?「迷惑」とか「後ろ指」なんてのは社会の偏見の産物でしかないんだよ。そんなもんに屈服して迎合する事の方が間違ってる。
じゃあたとえば(引き合いに出すのは失礼だとは思うが他にいい例が思い浮かばなかったので)、あんたが被差別部落出身だとして、子供が生まれたら「後ろ指」を指され続けるかもしれんのだぜ?そんな社会にも迎合して、子供は諦めるべきなの?そしてそういう子供の人生は「不幸」だなんて決めつける権利があんたにあるの?それこそが差別的じゃないの?
言っちゃ悪いが、あんたの人生が辛かったかどうかなんて知ったことじゃない。あんたと同じ障害を持ってても幸福に生きている人はいるだろうよ。逆に「健常者」でも「俺なんて生まれてこなかった方がよかった、俺を生んだ親を恨む」とかタワゴト抜かしてる奴は大勢いる(はてなには多いよな)。そんなの知ったことかってんだよ。
ない。障害児が生まれて欲しくなければ、あるいはもっと一般に子供を持つことにリスクを持ちたくなければ「子作りをしない」という方法がある。それの何が不満なんだ?子供の選り好みをするなといってるだけだ。あんたの思い描いたとおりの子供でなければ育てられないなんていうのは「東大に行けない子はうちの子じゃありません!」という虐待親と同じだ。親になる資格なんかないんだよ。
妊娠してみないと生まれてくる子供が正常であるかそうでないかわからないからです。
出生前診断は妊娠14週ごろから行われますが、この時期は丁度胎児の脳ができ始める頃です。
この頃の胎児は感情無いか、あっても快/不快で、良心の呵責がなきにしもありませんが、
生まれてから育てられず殺したり、かろうじて出来たとしても親子三人でストレスを重ねながら生きて行くくらいならば、
この時期に中絶を決断するのはやむを得ない事ではないでしょうか。
ちなみに俺はアスペルガー症候群ですが、この程度の軽い障害でも親はかなり苦労していましたよ。
小学生の頃には周囲に迷惑をかけまくる自閉症児が居たりして……(普通の公立なのに)
この自閉症児の親みたいに、後ろ指を指されながらわが子のために人と世間に迷惑を振りまき続ける人生は、かなり辛いと思いますよ。
ダウン症のような身体障害ならそれ以上でしょうね。
そんな言い訳は認められないですね、はっきり言って。内面化された「自分」の視線を「社会」だなんて呼びなさんな、と思います。
早い話、加藤智大の言い訳を聞いてるのと同じような印象しかない。程度の差はあれ、ね。何もかもぶちこわしたくなる衝動、あるいは「不都合な真実」はなかったことにしたくなる衝動自体は誰でも理解できるものだし、加藤の「非コミュで非正規」という境遇がしんどいことは理解できるが、だからって人を殺すかよ、と。
人を殺すくらいならサンドバッグでも殴ってりゃいい。中絶するくらいなら最初から子供なんか作らなきゃいい。それだけのことなのに。
たぶん、障害者の親とか兄弟って、社会から、障害者を明るく前向きに受け入れて育てている「理想の家庭像」を押し付けられてると思う。
「普通の家庭」だったら普通にあるような、家庭内のトラブルや親兄弟の対立が、「障害者の家庭」ではあってはならないものとされているような。
ないとはいわないし、私がそれで苦労しなかったとはいいませんけど、少なくともうちの場合はどこの家庭にでもある一定の歪みの範囲を超えるものではなかったと思いますね。そういう風にめちゃくちゃになる家庭もある、そうならない家庭もある。
貧困と犯罪に相関関係があっても、「貧困家庭に生まれたら犯罪者になるしかない」ということではないというのと同じようなもんですよ。
子は親を責めても良いけど、社会が親を責めるのは違うんじゃないのって。社会の側から見たときに、中絶した親を指して「お前は加害者だ!」って言うのは、虫が良すぎるんじゃないのって思ったんだ。
そこで中絶された「子」は口を塞がれてるわけだから、誰かが代弁してやらないといけないし、その意味で私は自分の立ち位置は決して不適格ではないと思いますが、違いますかね。
恋愛もナチ!結婚もナチ!就活もナチ!昇進試験もナチ!中絶もナチ!トリアージもナチ!人生はナチ!
僕達が生きてるのは優れてるから!
優れた遺伝子を残すために優れたオスを選ぶ!メスを選ぶ!
優れた人間がいい大学を出て良い企業に入社してたくさん給料もらっていい役職につくのは当然!
優れた遺伝子だって障害児は産まれる!欠陥品は市場に出さないのは当然だよね!
なんでもナチなんだよ!
これからは、http://anond.hatelabo.jp/20110726161628の真ん中から下あたり
はてな民のクズっぷりがここぞとばかりに露呈されてて面白いね。
何人か「逃げた」よ。
とはいえ、君の言ってることは承知するけど、まあ現実問題難しい話だよね。
優生思想や差別をゼロにするのは不可能だし、出産するかしないかの選択権は親権を持つだろう両親が担うべきであり、
また、出産前診断にしても、障害とわかってから中絶しても、そもそも診断せずに中絶しても、それを人権だ殺人だと喚くような人間にはついていきたくないね。
それでヒトラーだなんだと言うならそれで結構だし喜んでヒトラーの側に投票するよ。
アイツらの頭の中に浮かんでは消し去りたい「自己責任」の文字との格闘っぷりが爆笑。
増田の言うことには大部分賛成するんだけど、最初の中絶のところだけもやもやしたものがあって、このもやもやは何なんだろうって思ってたら、ブコメで
という書き込みがあって、ああ私のもやもやの正体はこれだなとわかった。
中絶する親は被害者なんかじゃない。法律的には間違いなく加害者。
そして倫理的にもそうだよ。胎児とはいえ命は命。まさにレイプとか母体の危険とか経済的理由とか、そういう「緊急避難」的なものでなければ圧殺していいはずがない。違うか?良心の呵責ぐらい持てよというのはおかしなことか?こういう連中を「被害者」呼ばわりできるとか、どんだけ世の中なめてるの?
増田はそんなつもりなかったかもしれないけど、この、中絶する親個人に責任を負わせるような書き方にもやもやしたんだ。
一番の加害者は社会なんだよね。社会の偏見が親を追い詰めて絶望させて中絶させてるんだから。
社会が親を中絶に向かわせ、社会が中絶を選択した親を責める。社会は自分を省みず、個人に責任を押し付ける。
たぶん、障害者の親とか兄弟って、社会から、障害者を明るく前向きに受け入れて育てている「理想の家庭像」を押し付けられてると思う。
「普通の家庭」だったら普通にあるような、家庭内のトラブルや親兄弟の対立が、「障害者の家庭」ではあってはならないものとされているような。
「普通の兄弟」なら、「お母さんはお兄ちゃんばっかり可愛がってる!」「私がお姉ちゃんだからって、妹の面倒ばっかり見させられる!」みたいなことを普通に言えて、それを聞いた周囲の大人たちも「うんうんそうだよね、気持ちわかるよ、寂しいよね」って言ってあげられるけど、たぶん「障害者の兄弟」が同じことを言うと、「そんなこと言っちゃだめよ」「お父さんもお母さんも大変なんだから、あなたが面倒みてあげないと」みたいな感じに言われてしまうんだろう。
障害者の親も、周囲の人に子供のことを相談したり愚痴をこぼしたりすると、無責任に「そんなこと言っちゃだめよ」「子供のこと受け入れてあげないと」とか言われてるんだろう。自分では障害者を受け入れていない人からも。
障害者を受け入れていない社会が、障害者の家族には障害者を受け入れることを過剰なまでに求めるのは、責任を個人に押し付けたいから。
そこにもやもやしたんだよね。これは「社会→親→子」っていう虐待連鎖なんだと思う。
だから、子から見れば親は加害者だけど、その親は社会の被害者なんだよね。
子は親を責めても良いけど、社会が親を責めるのは違うんじゃないのって。社会の側から見たときに、中絶した親を指して「お前は加害者だ!」って言うのは、虫が良すぎるんじゃないのって思ったんだ。
http://anond.hatelabo.jp/20110725004759
身体障害+知的障害のある子を持つ父親として、元増田さんのお怒り、痛いほどよくわかります。
また同時にその怒りの対象となっているコメントは、大半が善意である(悪意はない)ことも。
障害者を家族や身近に持つ人は、言葉の裏に「障害を持つことは不幸だ」と取れる発言に対して、大変敏感です。
件のコメントの多くは、「中絶を過剰に気に病む必要はない」との思いで書かれたものがほとんどだと思いますし、私もその点は同意です。でも、「仕方ないよ。(今の日本では)障害者(やその家族)は生きにくいのだから」といったような言葉は少なくとも元増田さんや私たち夫婦のような立場の人間には堪えます。
今回のブコメに限らず、似たようなことを言われたり書かれたりすることは結構あるのです。あまりにも多いので、一時期は『やっぱり私たち夫婦はわが子に不幸を強いているのかな・・・』と思い悩んだこともありました。今はそういうふうには「考えないように」しています。
「似たようなこと」の一例を。わが子の身体障害は、障害の度合いは軽いのですが、見た目で障害があるとわかる、いわゆる形態異常の部分があります。それを見た方の中に少なからず「産む前に分からなかったの?」と聞く人がいるのです。たぶん聞く方に悪意はないのです。でも、聞かれる方はかなり堪えるのです。
産科の先生によると、実は出産前から異常はわかっていたが、産むまでは知らせなかったと言っていました。その事で先生を悪く思う気持ちはありません。また、仮に出産前に知らされていたとしても、中絶なんてしなかっただろうと思っています。要するに産む前に分かろうが分かるまいが私たちにとってはどうでもいいことです。
これぐらいの発言はしょっちゅうで、気に病んでると本当に家族もろとも不幸になりそうなので、気にするのはやめました。でも、d:id:NATROM:20100209は何回読んでも目の前のPCを破壊したくなる衝動に駆られます。
とはいえ「今の日本は障害者には生きにくい」ということも残念ながら事実です。正直、そう遠くない将来私たち夫婦がともに死んで、わが子一人で生きて行けるか不安です。でも、今がダメなら将来に期待するしかありません。となると、私たちが障害者でも生きやすい社会を作るしかないではないですか。今、私は自分が死ぬまでにそんな社会になればと考えていますし、そのために自分にできることをしているつもりです。また、「今の日本は障害者には生きにくい」という趣旨のコメントを残したみなさんも同じ事を思っていると信じています。これだけ同じ思いの人たちがいるのだから、思ったほど暗いことはないかもしれませんよ。>元増田さん
最後に、出産前診断で異常が見つかったお母さんやお父さん、最終的に出産したにせよ中絶したにせよかなり悩み苦しんだだろうし、今でもその悩み苦しみは消えていないことでしょう。それは間違いなく「障害者を産み育てる」ことに「健常者を産み育てる」こと以上の重責を感じさせている、私たちの責任です。そこに重責の差がないような世の中になるよう、努力するつもりです。