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はてなキーワード: 共同体とは

2024-02-09

anond:20211008200343

共同体主義であることと、どのような共同体理想とするかは別問題からな。

共同体を捨てた上京の子孫は、共同体にもいろいろあるという想像も難しいのよ。

2024-02-08

anond:20240207195244

何度も書かんでいいぞ

■これまで2社のブラック企業経験したんだが共通点が物凄く多くて驚いた(再掲)

(※これ2社のうち1社は銀行リース会社の話でーす。

そうと知らず有名大学出て入ってしま新卒不憫すぎる。言っとくけど、君らの同級生の多くがうちの会社比較にならないくらいまともな環境で、うちの会社じゃほぼお目にかかれないくら道徳的にまともな人達に囲まれて働いてるからな。)




ブラックな面に関しては、ネット上ですっかり広まってるような「ブラック企業あるある」では全然挙がらないようなものがかなり多かったのに、俺が経験した2社では色んな点で被ってたから本当に不思議だった。

以下、どっちの会社でも見られたブラックな面。

障害者差別言動

鬱病休職者が出た時に「うわぁマジかあ……あいつ遂に障害者なっちゃったのかあ!!!」と顔を覆う同僚がいた点。

鬱病休職者が復帰した後、女性社員の一部が『挨拶されたこと』、『(仕事にまつわる)内線がかかってきたこと』を涙を流さんばかりに怖がって周りの同僚たちに慰められているという光景

社内の常識的メンタル休職=人の形をしたバケモノ誕生だった。

セクハラ

セクハラブラックあるあるなんだろうけど、具体的な手口まで全く同じセクハラがいくつかあった。

同期飲みのときに、男性陣がニヤニヤしながら大人しいタイプの女同期に遠回しのセクハラ言動を投げかけてチキンレースする遊び。

ターゲットの女同期に対して白子ポン酢さりげなく食べるよう勧めてその子が実際に口に入れるやいなや一人の男が「アッ‼あっ…ああ……」と射精っぽい声を挙げて他の男性陣が爆笑する、

「あの、ちょっといいですか?〇〇(AVメーカーや有名なAVシリーズ)って知ってますか?」と他意のない風に問いかけてニヤニヤする、

これら二つのセクハラ手口まで被ってたのを見て自分がデジャブを起こしたのかと衝撃を受けた(もしかしてこれSNSとかで流行ってたのか?)。

言うまでもなく上司から若手女性社員に対するボディタッチとか、えぐいセクハラLINEとか、上司女性社員たちだけを飲みに誘ってホステス扱いするとかもあった。


パワハラ

ポンコツ社員をみんなの前で立たせながら、あるいは別室に移動して1~2時間説教

説教最中はまるでその場で何事も起こっていないかのように完全に黙り込んで仕事を続けていた周りのみんなが、上司ポンコツ社員が離席したタイミングで爆発したように湧き上がって『ヤベえぞ!!ヤベえぞ!!(笑)』と最高に楽しそうに盛り上がる点、

パワハラといえばあの人!みたいな社員がたくさんいて、彼らが他の社員から顰蹙を買うということはなく、むしろパワハラ被害とは無縁でいられている社員たちが皆「あの人俺にはすげえ優しいんだよな」と誇っている点、

『おめえぶっ殺すぞ!!』とか『てめえの親ここに呼んで来いよおおおおお!!!』とか一発アウトを通り越してるような異常言動が出た時は周りが完全に同じタイミングで「ガーッハッハッハハハwww」と大爆笑することで冗談の体を守り通そうと忖度する点、

これらは共通してた。

レクチャー

配属初日新人に対して

「あの先輩にはため口使っていいぞ(笑)

とか

あいつはこうこうこういうミスして何やってももう怒鳴られるようになったんだぞ(笑)

とかレクチャーして心を掴もうとする連中がたくさんいる。

会議

発言を求められた社員が頓珍漢なことを言うというか、10文字くらい発声したタイミングで揚げ足取ったりツッコミ入れたりして発言を完遂させない。

例えば

社員「それに関してですg」

上司「いや、それってなんだよ(笑)どれ?これのこと?これはボールペンだよ?そんなこと聞いてませんよ?(笑)それともこれ?これは手帳ですよ?(笑)

とかマジでこんな感じ。

凄い強引に笑い物にする。で、周りの社員が「ガーッハッハッハハハwwwwww」と大爆笑して和気あいあい風を演出するまでがワンセット。

(ていうか、全く同じタイミングでそこにいる皆が一斉に大爆笑し始めるのって某巨大新興宗教団体もそうだけど、 あれってマジでなんなんだろ)

嘱託イジメ

嘱託社員に対して「おめえ今日も座りにきたの?」とか「あんた何言ってんのかわかんねえよ」とか課長次長が率先して喧嘩売りに行ってた。

若手~中堅社員あいだで

パワハラモンスターみたいな先輩社員上司にどれだけ好かれているか

『年次が上の社員に対してどれだけ失礼な言動ができるか』

が今後の出世バロメーターなるみたいな地獄みたいな認識が共有されていたので、なるべく目立つようにフロア中に響き渡るような大声出して自分の親と同じくらいの年齢の嘱託社員をめちゃくちゃに罵倒して侮辱するキレ芸に走る奴が何人かいた(恐ろしいことに、こういうことやる若手や中堅が本当に出世していってた。まあ基本的年功序列から誤差みたいな違いだけど)。

ウソみたいだけど、これまであげた様々なブラック面、かなり具体性があるのにもかかわらずどっちのブラック企業でも共通している点だった。

2社目に入ってしばらくは「また同じような会社を引き当ててしまうなんて俺はなんて運がないんだ」と愕然としたけど、やがて「こんな都合よく似通うものなのか?これって本当に偶然なのか?」と疑うようになった。

まり遺伝子と形質の関係のように、会社を近似のブラック環境たらしめる何かがあるんじゃないかと思うようになったのだ。

それがなんなのか探り当てることはできていないのだが、何かヒントになるものが潜んでいるかもしれないので2社間の細かい共通点を列挙していこうと思う。

こんなブラック企業はごめんだ、絶対人生で関わり合いたくないという人の参考になれば幸いだ。

・平均年齢45歳(毎年多少の変動はあるけどまあこのくらいだった)

・平均年収800万弱

職場公認サンドバッグみたいな立場の人だと年収700万で頭打ち。順調に出世すれば50歳くらいで年収950~1000万くらい。

平時だと8時出勤20時退社がデフォで繁忙期だと23時退社。年1回特定短期間だけ27時退社がデフォになる人はいた。残業代は月30時間までつく。

社員の平均学歴日東駒専MARCHくらい

あくまで平均なので、かなりレベルが低い大学出身者も結構いた。一方で上振れはあまりなくて早慶以上出身者は少なかった。

女性社員ナチュラルセクハラ以外ではめちゃくちゃ大事にされている

どんなパワハラ怪物女性社員には猫なで声でめちゃくちゃ優しく接していたし、産休育休取得は余裕だし、定時退社がデフォだった。

から寿退社する人はそんないなくて、30~40代1020選手)の女性社員がめちゃくちゃ多い。

(ゆえに女性社員の多くはパワハラ上司がどんなに暴れていようとビビッていなかった。「〇〇ちゃんまた大暴れしてたね~(笑)」とかキャラ化して人間模様を楽しんでる感すらあった)

男性社員は1時間前出社が暗黙の了解

無論、早出の部分には残業代はつかないし、恐ろしくてつくかどうかを尋ねたことすらない。

多分、実際に訊いたとしたら訊いたという行動自体が罪になって一気に社内カースト最下位になったと思う。

社員の大半が既婚者

・社内のサークル部活が盛ん

離職率がめちゃくちゃ低い(平均勤続年数20年軽く超えてた)

・労基以外に対しての法令順守意識がめちゃくちゃ高い

・今後50年はまあ潰れない

・「うちの会社ほど悪い人がいない会社はなかなかない」と言い合っている

これ上も下も自然に言ってたからほんと不思議だった。

・「社名 ブラック」とか「社名 パワハラ」とかでググっても全然醜聞が出てこない

髪型とか身に付けている小物とかを工夫して、外見を意図的昭和っぽいヤクザに寄せてきてる役職者がポツポツいた。

でも学生時代本当に本職顔負けの武勇伝に溢れてた人が中央法とかに行ってお行儀よく新卒で固い会社就職して~、みたいな人生行路を歩むはずがないのでゴッコなんだろう。

となると40代、50代にもなってまだ精神性が中高生並みということになってしまう。

追記

しか給料は悪くない会社みたいだから、下手したらこの手のセクハラパワハラしている人が、社会的に立派な肩書きを持っていることになって、許容されていると思っちゃうわけだから

どっちも社会的信用は非常に高い会社だと思う。

天下に轟く大企業!!とかでは全くないけど、親なんかは「(手堅い、安心という意味で)いい会社に受かったねえ」と安心するし、住宅ローン審査は超余裕で通るし。

それだけに、中に入ってから異常性が炸裂している様をありありと見せつけられて大ショックだった。あとそこに関して自浄作用が全く働いてなかったのも絶望的だった。

付け加えておくと、社員100%異常者ってわけじゃ決してなくて、(あくまで俺基準だと)40%くらいまともな範疇に入るような人だった。それこそ人格的に優れていて仕事もできて~みたいな聖人みたいな人は2%くらいいた。

ただ40%くらいいる”まとも”な社員たちも、パワハラには加担しないまでも、目の前で繰り広げられるパワハラ苦笑いで見守り、ひと段落ついた頃にパワハラ加害者に対して「ずいぶん怒ってたね~(笑)」とか調子は合わせるし、まあ傍観者スタンスでいた。

聖人みたいな人はというと、異常社員パワハラ被害者もイジメ被害者も分け隔てなく慈しんでいて、全員で仲良くやりたいみたいなタイプからパワハラ最中は悲しそうにしていて、終わったあとはタイミング見計らって被害者のとこいって慰める程度にとどまっていた。

従って、自浄作用は働きようがなかった。

で、残り60%の「普通じゃない人」はさぞかしキチガイ極まってると思われるだろう。

かに彼ら彼女らは間近で行われているパワハラを完全に余興のように楽しんでいたし、時に「あいつ(パワハラ被害者)朝眠い眠い言ってましたよ?ここは一発指導したほうがいいんじゃないっすか?(笑)」とか上司を煽ってパワハラ誘因するときすらあったし(上司のほうも「ほんと~?(笑)じゃあやっとかないとね(笑)」とか冗談めかしてにこやかに返していたのを見るに、マジで当事者エンタメとして楽しんでたんだと思う)。

ただ、彼らはどっからどう見ても外形的にはまともの中のまともだった。

30歳過ぎても高校大学時代の仲良しグループたちとBBQ行ったり、家族ぐるみで川に遊びに行ったり、完成した新居に呼んだり呼ばれたり~みたいな、キチガイでは到底築きえないような人間関係の輪を彼らは持ってたし、加えて彼らの多くは良き家庭人・良き父親であった。

はっきり言って社会めっちゃ高い人種だと思う。

マジモンのキチガイや性悪でも友達は作れるけど社会に出ると同時にフェードアウトされるのが普通だと思うし、30歳過ぎてまで家族ぐるみの友人付き合い維持できるなんて人格破綻者ではないことの証明だと思う。

じゃあ、なんで彼らが会社では異常者や異常空間形成共犯者に化けてしまうのか不思議なところだが、俺は彼らの社会性の高さが原因じゃないかと疑ってる。

武士がお家を守ることにアイデンティティを抱いていたように、彼らは習性として自分が属するコミュニティ様態や安定性を維持することに全力を注ぎ(告発改革などもってのほか)、結果として”会社共同体ではキチガイなのに非利益共同体では良き隣人”という矛盾を孕むことになったんじゃないかと。

となると、会社という”器”それ自体キチガイ性や異常性でもって均衡が保たれてるのかって話になるけど、もしかしたらそういうオカルトじみた現象ってあるのかもしれない。

2024-01-31

絵描き承認欲求モンスターくせに他人に興味なさすぎ問題

ミスキーリアクション数があまりにも少なすぎてみんなXに帰っていくのは

絵師共同体に貢献しないからだろ

2024-01-30

anond:20240129195258

イジメ本能かつ、共同体を維持するのに極めて有効手段なんだよ

まずそこを理解しなくちゃ

20代後半になると結婚を迫る社会的圧力が強くなる社会って、共同体としては正常な社会だったんじゃないだろうか

みんな「既存価値観から外れた特別自分」として好き勝手行きたいんだろうけど、ほとんど全ての人間は何も特別ではないので社会集団維持に必要負担ちゃんと受け持った方が結果的によい社会になる気がする

2024-01-26

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

2024-01-15

anond:20240115115847

そもそも村社会捨てて核家族化が進んだ時点で少子化は避けられないんだわ

子供を育てるのって凄まじいエネルギー必要

昔は共同体全体で支え合うことでどうにかなってた

主にはそれこそ年寄り子育てフォローする中心的役割をやってたんだな

今だとその共同体が死んでるのでめっちゃ金持っててサービス駆使できるか

欧米みたいに異国民奴隷労働レベルシッターとして利用しないと子育て成立しない

んで実際大体の夫婦はそんなんできないので少子化進んでる

2024-01-13

anond:20240113085059

共同体の存続なんて個人権利に比べりゃ今更何の価値もないんだよ

から都合のいい時だけ少子化をダシに再生産を盾に取ってクレクレするのだってちゃんちゃらおかし

2024-01-06

anond:20240106132630

独り身で都会に住んでると共同体感覚を失いやすいので正月お盆に会う程度の割り切った親戚付き合いならいいよなって思うけどね。

もちろん依存ズブズブのウェットな関係はやだけど。

あと仏教もいわゆる檀家制度仏教にはまるで興味がないけど仏教自体は、心に平穏を与えるためのメソッド程度な意味で役立つもんだと思ってる。

anond:20240102173042

暴力で人を変えることはできない」という至極当たり前のことが分からない人がまだ大勢いるよね。

人はそれぞれの正義で動いているのに、勝手「悪」定義してボコボコにする。

それによって、望まれ社会がやってくるどころか、単に自分達を支えていた共同体が分断されるだけ。

そういうのは、小学生イジメと全く変わらないわ。

2024-01-03

日本人の求める婚活ってイスラム見合いのようなものなのか?

What's Love Got to Do with It?っていう映画を機内で見た

UKまれ育ちのパキスタンイケメン医師スタートレックディスカバリーにも出てたシャザード・ラティフ、売れてますね)が30過ぎにいきなり見合い結婚すると聞いて幼馴染でドキュメンタリー作家のリリ・ジェームズがそれをドキュメンタリーに取りつつ結婚とはなんなのか?愛とはなんなのか?マッチングアプリ見合い真逆だけどどう違うのか?に迫っていきつつ2人の関係も色々モヤモヤしたりキュンキュンしたりするみたいな話である

製作陣が当事者ぽい(名前から判断からまあきっとそれなりにリアルな話なんだと思うけど、

劇中で、知らん相手結婚するって一体どういうことなんだ?見ず知らずの相手とこれから恋に落ちるのか?そんなことできるのか?と聞かれたイスラムイケメンはこう答えるのだ「恋に落ちる必要はない、愛に歩み寄るんだ」とかなんとか。

ようは結局結婚共同体を築き上げるための合意であって愛は必ずしも必要でないみたいな話なんですね

これって日本人婚活やってる人の一定数が言ってることみたいなかんじですよね

自分恋愛結婚が最高だと思ってて、結婚するために好きでもないがやっていけそうな相手を探す婚活ってのがさっぱり意味がわからなかったけど世界のどこかで似たような認識と慣習で結婚してる人々がいるんだなというのが興味深かった

まあ結論からするとどちらも否定はしないけどやっぱ愛も大事じゃんって結論なんですけどね

恋に落ちて結婚しても男が浮気したり、妥協して付き合ってみても相手がその妥協を感じ取ってしまったり まあ色々ありますよね

 

さて同じUKとはいえ地方ゴリゴリワーキングクラスの街から帰ってくる身としては言うてもロンドン中流階級中流階級ってのはUKではとってもお金持ちという意です 為念)のフワフワしたファンタジーお話だなーと思ったけど婚活って謎な概念だなと思ってる私のような人がいたら良作でしたのでおすすめです

2023-12-27

宗教の敵は科学ではなく、ナショナリズム

https://anond.hatelabo.jp/20231224205347

宗教科学対立するものとして所与のように扱われているが、実態は異なる。人類の長い歴史ほとんどの期間において、宗教は真理を追究するという目的のため、教育研究提供する場として存在してきた。中世では科学最先端イスラム科学であり、ヨーロッパ近代科学誕生きっかけとなるルネサンス運動が起きたのは、十字軍がそれを中東から持ち帰った結果である

歴史的経緯はさておき、近代科学手法発見されて以降、宗教科学に負けつつあると考える人は多い。真理の追求という意味ではそうかもしれないが、それは宗教の一つの側面にすぎない。宗教の影響力が決定的に弱まっているのは、科学のせいではなく、ナショナリズム信仰のせいである。

ナショナリズムはあまり成功しすぎたせいで、最早それを疑問視する人間ほとんどいないが、ナショナリズムほど宗教臭いイデオロギー存在しない。生まれた時から勝手に入信させられ、"税金"の名のもとに資産収奪される。改宗することでしか棄教できないが、大抵の"国"では入信のハードルが異常に高く設定されており、容易に棄教することはできない。幼少期から学校教育により、"国語"/"歴史"/"道徳"などの授業を通じて義務的洗脳を施され、"国"が決めた正しい言語言葉遣い強制させられる。憲法というドグマとそれに基づいたおびただしい数の法令日常生活において恣意的適用されるが、その内容全てを理解しているものはいない。それらを破ると投獄されたり、罰金を払わされたり、社会的制裁されたりする。信徒によっては"国"の方針盲目的に追従したり、逆にその行動を批判することこそあれ、アイデンティティの核として"国民"であることそれ自体を疑問に思うことはない。

宗教は、心の拠り所としてだけでなく、出自の異なる人々をまとめあげる共同体として、また教会を通じて様々な福祉提供する役割を持っていた。"国"はそれらの機能権力宗教から取り上げ、政教分離の名のもとに精神領域へと押しやった。

宗教科学に負けたわけではない。人々が"国民国家"という別の宗教鞍替えしてしまっただけである

2023-12-06

こんな署名あった

Change.org



東京都人権部は、歴史的事実を扱う作品への検閲を、二度と繰り返さないでください。在日コリアンへの差別という重大な問題を起こしたこと謝罪し、公開を中止した作品の上映を行ってください!

10,192人が東京都によるレイシズム検閲に 反対する有志一同さんのキャンペーン賛同しました。目標賛同数15,000を一緒に目指しましょう!

ワンクリック賛同

2022年8月30日から11月30日まで、東京都指定管理施設である東京都人権プラザ公益財団法人東京都人権啓発センター)の主催事業として、アーティスト飯山由貴の企画展あなたの本当の家を探しにいく」が開催されています

同展では、附帯事業として、飯山映像作品《In-Mates》(2021年制作)の上映が予定されていました。しかし、作品内で扱われる関東大震災時の朝鮮人等の虐殺事件歴史的事実とすることへの懸念などを理由として、東京都総務局人権職員たちにより、上映が禁止されました。

《In-Mates》は、国際交流基金主催展覧会に際して制作された映像作品です。戦前期の精神病院入院していた朝鮮人患者らの診療記録からラッパー詩人のFUNIによる詩とパフォーマンスを通して、彼らの心の葛藤を表します。朝鮮人患者たちにとって、当時の東京がどのような場所であったのかを観客に想像してもらうため、作中では関東大震災時の朝鮮人等の虐殺事件が扱われます

《In-Mates》の上映を懸念する旨を記した人権職員メールには、《In-Mates》作中で歴史学者が「日本人朝鮮人を殺したのは事実」と発言しているシーンに対して、「関東大震災での朝鮮人虐殺について、インタビュー内で「日本人朝鮮人を殺したのは事実」と言っています。これに対して都ではこの歴史認識について言及をしていません」と書かれていました。

また、小池百合子都知事が、毎年9月1日に東京都墨田区都立横網町公園で開かれている関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典への追悼文の送付を、今年も送らなかったという内容の朝日新聞記事を参照したうえで、「都知事がこうした立場をとっているにも関わらず、朝鮮人虐殺を「事実」と発言する動画使用する事に懸念があります」とも明記されていました。くわえて他にも、在日コリアン在日韓国人在日朝鮮人)の権利毀損する内容が記されていました。

これは明らかに都知事への忖度であり、東京都人権部による《In-Mates》上映禁止判断は、都政による在日コリアン在日韓国人在日朝鮮人)へのレイシズム民族差別に他なりません。「人権尊重される社会を実現する」ことを掲げているはずの東京都人権部による差別検閲は、決してあってはならないことです。

二度とこのようなことが繰り返されないよう、強く抗議するとともに、以下の内容を要望します。

小池百合子都知事は、これまでの自らの行動が行政職員による偏見差別行為の煽動となっていることを自覚し、本事件が発生するに至った経緯をあらためて調査し、公に説明してください。また、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典への追悼文の送付を再開してください。

東京都総務局人権職員らは、憲法第21条2項に定められた検閲禁止とともに、15条に規定された「全体の奉仕者であることに真摯に向き合い、都知事への忖度による《In-Mates》への検閲が、歴史修正在日コリアンへの差別正当化であると認め、差別扇動しうる行いを謝罪してください。

また、東京都人権啓発センター主催事業の展示や附帯事業に対し、企画主旨や展示作品の内容、作家性、作品関係する共同体を最大限尊重することを約束してください。東京都人権啓発センター専門職員が有する人権教育の啓発と普及における専門性尊重し、これを歪めるような越権行為を二度と行わないことを約束してください。

加えて、当初予定されていた、《In-Mates》の上映と出演者によるトークイベントを改めて実施することを求めます

みなさんの賛同の声を東京都総務局人権部および小池百合子都知事に届けます。また、東京都議会に請願陳情を行う計画です。この署名請願陳情の後押しともなります。多くの方にご賛同いただきますよう、お願い申し上げます

2023-11-27

摩天楼の隙間をスタスタと通り抜けるような絵面の映画と、気が狂いそうなほど延々と続く住宅街さびれたダイナーの出てくる映画ではやっぱり空気感が違うような気がする。共同体への帰属意識だとか、人との距離感だとか。それは意図された描かれ方なのかもしれないし、作り手の心象風景がそうさせてるのかもしれない。

でもアメリカ実態なんて何も分からないし、一握りの都市部リベラル田舎ゴリゴリコンサバみたいな対比も情報のものとしてしか知らない。本当にそこまでの差違があるのかも分からない。

自分の住んでる日本ですらも住んでる近辺くらいしか知らない。別に冷たくもないけど、温もりを感じるかって言ったらそうでもない。人の靴踏んどいて謝らないカスもいるけど、最低限の敬意を持った人だってごまんといる。人間すべからく労働して結婚すべしみたいなものをごく当たり前に内面化していそうにも見えるし、テレビで見聞きする新たしいジョーシキに迎合するポーズを示そうとしたりもする。別にどこもそんなもんじゃね思ってる。旅行に行ったくらいじゃ、人の違いだとか空気感の違いをそう感じる訳でもない。

自分の行動範囲や人付き合い、視野が狭いのかもしれないし、場所が変わっただけで人がそう変わるもんなんだろうかって気持ちもある。

2023-11-22

anond:20231122165954

まあ、りんごはどう転んでもみかん意味にはならないし

なぜ?

パラレルワールドでは「りんご」って言葉ががみかんを指すこともありうるだろ。

政界」って言葉があるのに「政治世界」が「共同体利益の調整の意味」だと思うのマジで凄い、「政治世界」で一回グーグル検索するだけでお前の認識が「浮世離れした独自のもの」ってことがわかるのに強弁出来るの、認知の歪みがすごすぎる。

anond:20231122165654

まあ、りんごはどう転んでもみかん意味にはならないし、逆も然りだが、それに比べて「政治世界」の政治主権者のまつりごとの意味で使うか、もうちょっと抽象化して共同体利益の調整の意味で使うかを同列にして一概にキチガイというのはどう考えても認識粒度低すぎとちゃうか?

2023-11-13

60歳くらいのおばあさんがおかしなことになっている

彼女たちは中途半端スマホデジタル機器を使える。

しかメンタル昭和のままなので、中途半端に非効率ネット粘着質なコミュニケーションを求めるところがある。

たとえばスマホ一つにしても、効率的なコミュニケーションツールとしては使えず、用件は必ず電話で伝える。

機能は使えないのでただひたすら写真をパシャパシャとるだけといった具合だ。

昭和時代で60代といえば完全に老婆だ。しか時代的に長生きな人が増え、相対的若いと見られているため、まだまだ精神的に幼いことが多い。

まり精神がガキのままのクソババアが増えている。肉体はクソババアなのだが、精神的にはまだ娘さんのつもりの人が増えているようである

本来精神的な成熟と年齢は比例するものだった。老婆は長老役割を担うのが共同体であった。

これは長寿社会における病理ではないかと思う。

2023-11-10

anond:20231110183139

分かってもらいたいは無理だろう

相手フェミとかリベラルなら共通言語を持たぬ共同体の外の人間

しか敵対的なね

anond:20231107193209

女をケア労働に縛り付けるちょっと頭の回る障害者

俺だな。否定できない。

ASD確定診断は降りなかったけどWAIS結果含めまあASD濃厚。注意欠陥もあるしともかく反応が鈍いので、あらゆる物事中途半端で、妻に細かいストレスを与え続けてる。

一例

  • 朝食係として朝食は作れるけど、家庭で出た細かいゴミ(袋やぶって切れ端とか、野菜止めてあるテープとか、使わなかった納豆の辛子とか)全部その辺に放置
  • ドア開けっ放し電気つけっぱなし引き出し完全に締め切れない

教育現場教師が生徒は吊し上げ

これは娘さん可哀想というか、教師NG飛ばして正解。

ただナチスは…

だめだろ。個々の良さげな話も全部戦争アーリア人種以外の排除につながってる認識

まあ、ラジオ受け売り(元になってる本すら読んでない)けど、

追記】著者出演

っていう認識

良さげに見える政策でも

検証必要って専門家言ってて確かにってなあ。

ラジオ

追記】本放送の録音(Spotifyで聞ける公式アーカイヴ)・著者出演

検証ナチスは「良いこと」もしたのか

https://open.spotify.com/episode/7x6X0lZ2w4aqtynRQUqPDx?si=eAR1SJpdRvaduh7iZAuXHw

2023-11-09

anond:20231109120154

村社会共同体を脱した個人主義社会ってそういうことで

共依存的な相互扶助がなくなった結果、交換可能ビジネス的な金銭トレードのみとなり

スペックによって常に他の個体に置き換えられる恐怖の中生きていくって事だろ。

20世紀アメリカとかでよく言われてたような感じのやつ

2023-11-07

リベラルとは国や共同体や他の何かを激しく憎悪する思想

リベラリズムの掲げた理想実態はなんでこんなに違うの?

anond:20231106165848

[B! あとで読む] 何故フェミ女性ってそこまで謝りたくないの?

https://l.pg1x.com/6QYyWc8My81jNpNW8


コイツを見てくれ。コイツをどう思う?いや単に晒し上げなんだけど(笑) これは単なる前置き。でもよく見てやってくれ。


コレで分かるのは「なんでこっち(正義フェミ様)がクソジャップス共に謝らなきゃいけねぇんだ!」っていう態度である

要するに「謝る価値がない」って判断しているから謝らない。

謝罪対象を、刑法民法立脚点である共同体の住人」とは見做してないんだよ、コイツラは。

から謝らない。

もっともっと程度の低い言葉で言うなら「信頼も信用も無いか謝罪対象じゃない」ってこと。


だがよ、フェミ様共よ。

信頼と信用がねぇのはアンタラも一緒だぜ?


・最悪の権威主義上野筆頭に大学教授肩書相手に不足している知を担保してないことを揶揄する。同じ社会問題の、程度の低い問題解決するのに知の高低なんぞ関係ない。むしろ低い人たちが認知できるように包括するのが、本来の知性や知識だろうが、権威主義者共が)

集団による「その場の制圧」(民主主義最前線たる議会では多数派ではないため、ここの現場で「動員」を掛けて、自己顕示ガス抜き抗議を連発する。ただのデモ屋共)

責任所在有耶無耶にしての法的アクションを含めたキャンセルカルチャー言わずもがなレターな。インナーサークルのことを外に持ち出して名誉毀損されていた、ってのは俺の中では「じゃあ代々木出入りしている職員を籠絡して、やらかしてるのをオープンにしていいよな?」ってのと同じなんだけど?)

他にもでかいのは幾つもあるけどな、草津の件(偽証自治体/町長への名誉毀損他)、Colaboのインチキ会計(都の問題は都の問題。Colaboの問題はColaboの問題。混ぜんじゃねぇよカス共)、などなど。


要するに「上から目線共同体の隣人として信用も信頼もおけない、薄気味悪い輩」ってのがアンタラフェミの状況なんだよ。

最低限「悪いことは悪いと分かる程度の、信用はある(信頼はできないけど)共同体の隣人」に戻せるように「謝罪したら?」ってお話なんだけど、分かってないよね?


信頼も信用も、謝罪で歩み寄る側は「アクションを取ってる(革新)側」なんだよ? 「アタシらが気に入らん!」って暴れてるのはアンタラなんだし。

なんで保守、現状派が謝る必要があるの? 変革の価値に重きをおいているのはアンタラなんだから

俺は昔から言ってるけど「オマエラが全員死んだ頃に、オマエラが崇めていたもの普通になるから時間けが解決する」ツーてるでしょ? 今のオマエラフェミが満たされることは無いんだよ。時間しか解決しないんだから


オマエラに足りないのは諦観時間しか解決しないことを受け入れろ。

「アタシたちは活動家だ!テロでも革命でも起こして今すぐ変える!」って言うなら、上記のことも含めて全然謝らなくていいよ。

単に「敵」ですって、自称/自認するってことなんだから

2023-11-04

anond:20231104182643

その機能不全家族という概念が発生した原因こそ

愛情以前に親子兄弟夫婦がお互いを必要とする

家業共同体でなくなったから説

虐待だってDVという言葉概念がなかっただけで

近代以前のほうがずっと多かった

家族なんだから相互愛情を持たないといけない愛情に餓えて育つとおかしくなる

という考え方こそ近代フィクションなんじゃね?

無論いきなり今さら過去社会制度価値観には戻れんのだが

ホスト狂い女性一方的搾取ではない

頂き女子の件でホストの掛売がまた問題になってるが

ホストに入れあげて大金つぎ込む女子は何が楽しいのか?

一見してホストの客が対価として得ているのは

キャバクラ嬢に入れあげる男連中と同じく

美形の異性が自分チヤホヤ肯定してくれることだろう

まり人間関係を金で買ってるわけだが

一方的に貢がされているのとは少し違う気がしてきた

ホストは客に「店のナンバーワンになりたい」とか

たか自分の夢を叶える協力者になって欲しいように語る

そんで派手なシャンパンタワーとかやるとイベント気分が味わえる

要するに単に一方的ホストに貢いでいるだけでなく

「私がこの人を育ててやった」という”優越感”を買ってるのだ

このパトロンとか旦那の気分を味わえる商法を薄い水割りにすると

秋元康が広めたAKBその他の推し活になる

この手の商法のカモになる人々というのは

単に自分を愛してくれる相手が欲しいだけでなく

自分相手の役に立っているという相互的な関係性に飢えてるのだろう

***

これを家族や身近な異性の愛が得られなかったからと分析するのは早計だ

もともと対等な男女の恋愛なんて貴族けが味わえる嗜好品である

庶民の大多数は地縁血縁共同体によってなんとなく結婚相手が決まってた

中級以上の階級でも政略結婚とまでいわんが婚姻は社交の手段だった

じゃあ親子や夫婦の間に愛はなかったのかというと

近代ラブロマンス物みたいな愛情はなかったろうけど

親や子、妻や夫がいてくれないと困る「必要性」はあったのではないか

しろ近代まで数千年、世の多数の人間農業漁業個人商店みたいな

家業」に従事してきたから、親子兄弟夫婦はまず

田畑自家商店で一緒に働く”職場の同僚”だった

そら愛情以前に仕事上のため必要とされる関係だわな

***

それが産業構造が変化した戦後昭和30年ごろからサラリーマン社会になり

地縁血縁共同体のなかでなんとなく男女がくっつくお見合い婚は減り

恋愛して結婚して子供学校に通わせる方が普通になった

でも人類歴史からいえばこんなの100年そこいらの新習慣だ

その結果「必要性」もなく親子兄弟夫婦が同居する状態になり

愛情義務になってそれが得られないと人格ねじれて

わざわざ金で関係性を買う世の中にまでなってきた

とはいえ無償愛情なんて本来やはり贅沢品だと思う

金を払って優越感を買うのも淋しい行為しか思えない

からといってホスト狂いになる女性やら

パトロン旦那気分を味わいたい男にもっと前向きな代案はあるか

俺程度の頭ではまだ考えつかない

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