はてなキーワード: いじめられっ子とは
別に「いじめられっ子が強くなって見返すのがムカつく」っていういじめっ子思想ではない。
「性能は愛でカバー!というか使いこなせば強い!ブヒィ」とか「キャラ面が素晴らしいんだよ!ブヒヒ!」とかのたまうアホが。
うぜぇ
使いこなせば強いって強キャラは使いこなさなくても強いし使いこなせば更にそのゴミより強いだろ目を覚ませクズ。
キャラ面が素晴らしい?俺はキャラの数値と能力にしか興味ねぇんだよゴミ。
そんでもって事実書いたら「ぼくのおよめさんをいじめるなぁ!」ってギャンギャン喚く。
うぜぇ
でだ、上方修正やエラッタ、あとは進化先の追加とかスキルの強化とかVerチェンジに合わせた性能変更とかでだ、
その弱キャラが強くなったりすることもよくある。
「手のひら返ししやがって!」とか「強化されてから使うニワカキメェ」とかな。
うぜぇ
強くなったら評価する、強くなったら使う。当たり前だろ。
手のひら返しって……評価を変えるだけでキレるとかバッカじゃねぇの?
ここぞとばかりに事実を書かれたことに対して被害者面するザマなんてお隣のキムチ王国みたいだわ。
うぜぇ
お前らはアイドル親衛隊、もしくは姫様を守る騎士、あるいは女神様を守る神官のつもりか?
姫は姫でもオタサーの姫だボケ。女神じゃねぇよ邪神だSAN値が減るタイプのな。
対人系のゲームならそのキャラを潰すためだけにメタ戦術すら考えるレベルよ。
お前らが悪いんだからな。
思うところがあって、お礼の手紙を書いてみたいと思う。
すごく長くなったけど、どうしても全部吐き出したかった。
毎日、小学校でいじめられていた私の狭い世界を、一瞬で壊してくれたその人は、有名なスポーツ選手だった。
いじめが始まったのは、小学校の中学年。たぶん、三年生の後半だったと思う。
バイキン呼ばわりして、私や持ち物を避ける。
机の上に筆箱を出しっぱなしにしていると、休み時間に奪われて、それで菌のつけ合いがはじまる。
遠足の時の写真が教室に張り出されると、私の顔だけポスカで塗りつぶされる。
お風呂に入ろうが何しようが、臭いだの汚いだの言われる毎日だったけど、途中からエイズとか言われるようになった。
その時期、ニュースでエイズが取り上げられるようになったから、男子が面白がって言いはじめて、クラス中に広がった。
みんなが口を揃えて言うには。私はどうしようもないブスで、そのうえ吐き気がするほど汚くて、誰も友達になりたいと思えない、世界一気持ち悪い女ということだった。
きっかけはよく思い出せない。
昔から身体が小さくて、いまで言ういじられキャラみたいな感じだったのが、ゆっくりといじめに変化していった感じだった。
それまでは、体が小さいくせに運動が得意で、女子より男子と遊ぶことが多かった。
だから、男女とか言われることも多かった。
もしかして、それも一因かもしれない。
いじめられて一番辛かったのは、休み時間に誰も遊んでくれなくなること。
集団で遊ぶことが好きだったから、ドッチボールに入れてもらえなくなって本当に辛かった。
三十代の人は、記憶があると思う。
Jリーグが始まってから、休み時間はサッカーをする人が増えた。
いつもそれを指を加えて見ていたけれど、兄弟の友達に誘われて、地域のサッカーチームに参加することになった。
でも先輩にあたる前述の友達や、コーチ達の前ではいじめられることがなく、普通にサッカーができた。
心にはモヤモヤするものがあったけど、一緒に遊べるうれしさがそれを上回っていた。
でも、あんまり上手くなかった。走るのは得意でもボールコントロールが下手だった。
まともに出たことはないけど、一回だけ偶然にシュートを決めたことがあった。
あれは本当に気持ちよかった。
そうやって、子供なりにストレスをコントロールしていたけど、気持ちは徐々に苦しくなっていった。
この時期、うちの親は転校を考えていたようだ。
ちょうど子供の自殺が、全国的に騒がれはじめた頃合いでもあった。
まかり間違っても我が子に死なれたくない。学校に行きたくないと言い出したら、しばらく休ませるか隣の学区に転校させよう。
そう考えて、情報を集めているところだったらしい。
そんな一番辛い時。
あの時のことは、生涯忘れることはないと思う。
参加していたサッカーチームが、とあるイベントに参加することになった。
首都圏にあるサッカーチームが集まって試合をするというイベントで、なんとそこに人気のJリーガーが来るということだった。
事前にカズが来ないと知らされたけど、超有名な選手が10人くらい来ると聞いたので、テンションは下がらなかった。
移動中に諸注意が伝達されて、真っ先にサインをねだることは禁止された。
ブーブー言いながら、なんやかんやとイベントの試合をこなして、ようやく選手とふれあえる時間がきた。
コーチ達に、さあ行っておいでと言われた時には、すでにすごい人だかりができていた。
憧れの選手達がいるのに、とてもではないけど全員と話ができそうにない。
どうしようか……と立ち竦んでいた時、緑のユニフォームが目に入った。
衝動的に人だかりに入っていって、夢中になってユニフォームを目指した。
きっと握手は難しい。
でもせめて、あのユニフォームにさわってみたいと思ったんだ。
他のチームの子をかきわけて、やっとのことでそのユニフォームを握った。
その時、頭に大きな手がやってきて、グイと顔を上げさせられた。
「あ、やっぱり女の子か」
目指していた選手は、私の顔を見てそう言った。
首都圏のチームには、ちらほらと女の子が混じっていたけど、まだまだ数が少なかった。
最初、ショートカットにして日焼けで真っ黒になっていたのに、よくわかったなと驚いた。
次に、ものすごく緊張した。
あっちに行けと言われたらどうしよう。
そんな風に考えて、一瞬で泣きそうになった。
さわろうと思わなければよかった。
イベントに来なければよかった。
急に怖くなって、逃げようとした。
でも頭はガッチリつかまれてるし、前後左右は人だらけで移動なんかできそうになかった。
緊張で固まっていると、その選手は私を見て笑ってくれた。
逆光だったから、笑った時に見えた真っ白な歯が、なにより印象に残っている。
「がんばってね」
その選手は、ひとこと励まして頭をなでてくれた。
たったそれだけだったけど、私の狭い世界を壊すにはそれだけで十分だった。
嫌がられなかった。
臭いと言われなかった。
気持ち悪いと避けられることもなかったし、それどころか笑ってくれた。
周りがみんな敵という状態だったから、好意的に受け入れてもらうという体験が新鮮で、心の底からうれしかった。
しかもその相手は、あの読売ヴェルディの超有名な選手だったのだ。
もちろん良い意味でだ。
あの笑顔と励ましは、ちゃんとそれを教えてくれた。
もちろん辛い時もあったけど、根っこの部分が補強されたから挫けることはなかった。
どんなに汚いと言われても「でもあの選手は、そんな風に思っていない」と思えた。
クラスメイトの言う「みんな」が、本当の意味での「みんな」じゃない。
私はバイキンなんかじゃない。普通の子供なんだ。そう考えられるようになった。
学校ではいじめられるけど、放課後になれば遊んでくれる友達ができたんだ。
しかも、何人も。
その人達は口を揃えて「学校では○○さんが怖いから一緒に遊べない」「クラスでは△△君が見てるから、話ができない」と言った。
他の人達は、その怖い二人の顔色をうかがっていただけだったらしい。
学校では相変わらずだったけど、放課後になれば楽しい日々がやってきた。
その二人は遠い団地に住んでいて、放課後に私が住んでいる団地に来ることはなかったから、存分に遊ぶことができた。
想像はあたっていて、小学校を卒業して中学校に入ったら、徐々にいじめは止んでいった。
しばらくはいじめを続行しようとする人もいたけど、中学を卒業するまでに気がつけば全部終わっていた。
高校に入って、家の近くのコンビニでバイトを始めると、あの時のクラスメイトがお客としてやってくることがあった。
みんな店員が私だと知ると、一瞬気まずそうな顔をする。
そうしたら、みんな照れくさそうに話に応じてくれた。
買い物が終わって出ていく時に、「あの時はごめんな」と謝る人もいたし、それには触れずに「バイトがんばってね」と言う人もいた。
どういう理屈かしらないけど、あの狭くて小さな世界は人を狂わせる。
私は、あの選手に会えたことで外に出ることができた。
本当に幸運なことだったと思う。
なにしろ日本代表として活躍して、それこそ日本中にサポーターがいた選手に、ほんの数秒のこととはいえサポーターになってもらえたんだ。
そんな経験はめったにないことだと思う。
あれから色々なことがあったけど、胸にはいつも「がんばってね」という言葉があった。
いま、人並みの幸せというものを噛み締めながら、あの人に会えてよかった、自殺なんかしなくてよかったと思っている。
昨日の夜、旦那と子供が遊んでいるのを見ていて、ふとお礼がしたいなと思った。
私の人生を救ってくれたあの選手に、ありがとうを伝えたいと思いついた。
いまさら気恥ずかしくて、とてもメールなんか送れないけど。ここに書くことで、いつか偶然にでも目に入ってくれればうれしい。
何万人もの子供に応援されてきたあなたは、私を覚えていないと思いますが、私はあの日のことを絶対に忘れません。
あれから、やっぱりサッカーは上達しなかったけど、いまも家族でJリーグを応援しています。
旦那と出会い、影響されてとあるチームのサポーターとなり、時々スタジアムに足を運んでいます。
あんなにヴェルディっ子だった私が「緑は大っ嫌い♪」と歌う日が来るとは思いもしなかったのですが、いまもサッカーは大好きです。
あの時は、本当にありがとうございました。
あなたは、きっとこれからもサッカー人生を歩んで行かれることでしょう。
そんなあなたを、遠い場所からではありますが、これからもずっと応援し続けていきたいと思っています。
あの時、いじめられっ子の小学生だった、あなたのサポーターより。