はてなキーワード: コム・デ・ギャルソンとは
先日、妻の妊娠がわかり、そしてつい最近「戌の日」というイベントがあった。
妻の母は海外在住だが、妻の妹の出産のためにちょうど来日していて同行し、
ついでに、私の姉も同行した。私たち夫婦にとっては初めての体験であり、
とてもハッピーだった、と喜んでいた。「ついで」だった姉が一番喜んでいたらしい。
仕事から帰ると妻が「お義母さんに美味しいお菓子もらったの!」と報告してきた。
ダイニングテーブルには「銀座あけぼの」という会社名が記載されたお菓子があった。
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我が家は給食費をなんとか1か月遅れで払うことができる、平たく言ってしまえば貧乏な過程で、
クラス全員の前で遅滞の事実を伝えられていた小学校時代の私は、
とても悲しく、寂しかった。それをきっかけに、大好きだったスポーツをあきらめたりした。
不幸自慢ではないし、これ自体大して珍しいケースでもないと思うが、
大学卒業まで、もちろんそれ以降も、自分自身で稼いだお金でなんとかした。
(もちろん、五体満足に産んでくれて、健康に育ててくれたからできたことで、
私は私だけの力でなんとかした、などというつもりは毛頭ない)
大学生になった頃から、あることをきっかけに文化的なものへの興味関心が高まった。
アート、ファッション、読書、食。それらはいずれも自分自身にとっては未知の世界で、
子どもの頃には美術館に行ったこともなければ、服について深く考えたこともなく、
小説は学校の読書感想文のために読んだくらいで、食はお腹が膨れればいいのだ、という
人間だった私の知的好奇心を大いに刺激した。結果として、そういうものを扱う仕事に就いている。
コム・デ・ギャルソンを身に付ける発想もなかった。
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こういう言い方は失礼かもしれないが、私の中では「普通」であり「チェーン」の和菓子屋である。
どこにでもある、と言ったら言い過ぎかもしれないが、その平凡なロゴタイプへの既視感は、
きっと今まで何度か口にしているのだろうと思う。意識こそないものの。
自分自身がそういう場所に行くとしたらそのチョイスはしないだろう、と思う。
どんなに時間がなくてもチェーンの店舗は避け、自分自身の手土産リストから厳選し、
3日前くらいには予約しないといけないそういうものを持って行くんだろうな、と思う。
でも、私の母には、今の私に少なからず身についていると思われる「文化的な何か」はないのだ。
関東の片田舎でスーパーと家との往復を基本に、たまに地域の卓球クラブに通ったり、
あとは、地元駅の駅近くにある喫茶店で知人とお茶をしているくらいの人間だ。
都内に来ること自体が非常にレアケースであり、親切な方にとってもらった集合写真には、
見たことのないような格好、それは必ずしも素敵とは言えないのかもしれないが、
精一杯妻を応援し、祝福し、喜ばせよう、という意図が感じられた。
そんな母が「銀座あけぼの」に赴き、このお菓子を買ったんだと思うと、泣けた。
おいしいかどうかなんてこの際どうでもいいのだ。
自身の息子の妻を喜ばせるために、彼女なりに考えを尽くして出した結論が「銀座あけぼの」であり、
私はそれにいたく感銘を受けた。それでいいのだ、と。
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私は文化的なものが好きだ。それと同じくらい、必ずしも文化的ではない母のことが大好きだ。
出来る限り長生きしてほしいと心から思うし、無理の無い範囲で彼女が見たことのないような、
味わったことのないような、感じたことのないようなものをひとつでも多く手渡してあげたいと思う。
「恥ずかしい」「味もわからないのにもったいない」毎年の誕生日にそう言われながらも
すっかり細くなった手を引っ張って色々なところを連れ回しているのは、単なる私のエゴなのかもしれない。
ただ、翌日届く質素なお礼メールには、私と母の間にしか通じ合わないであろうさまざまな感情が盛り込まれている。
あと何回そういうことができるかわからないけど、できる限りのことをしようと思う。
脱ヲタについて書いてみる。
高校のときは自分はガチヲタで、「ハルヒ」とか「らき☆すた」にハァハァしてた。特にラノベヲタで、デビューも目指してたから、当時のラノベはかなり読んでた。たぶんあの時代に発行された電撃文庫なら全部目を通したといっていいくらい。
入学して一年かけて「普通」に見られるように死ぬ気で頑張って、生まれて始めての彼女が出来た。
でも大学デビューなんてせずに一生ヲタクでも悪くなかったと感じる。ただ好みの差だ。脱ヲタしたい人はすればいい、したくない人はしなくていい。ただ一つ言っておきたいのは、ヲタ趣味を完全に捨てなくても普通くらいにはなれますよ、ってこと。
センス0の状態からここまで来れたのは、数々の脱ヲタサイトのおかげだと思っている。どうにかして恩返ししたいのだけど、僕の頭では思いつかなかったので、これから脱ヲタしたい人に向けて何か出来ないだろうかと考えた。
1)前書き
世間にはたくさんの脱ヲタ情報があるけど、不親切なもの、「そうじゃないだろ」って思うものも多い。
・靴に2万円かけなきゃキモイ、とか
・ユニクロじゃ駄目、とか
・HAREは縫製がどうの、とか
・コム・デ・ギャルソンくらいの服を着ないと、とか。
たぶん脱ヲタできない人の僻みとか、脱ヲタした人の悪意とかが含まれているんだろう。そういう情報は一部正しい部分もあるけど、間違ってる部分も多い。
■解決
先に脱ヲタさせてもらった身として、僕がどう思うかを記しておくのは有意義だと思う。もちろん信じるかどうかは読み手の自由。
ハードルが高い、って言う人は変わることに恐怖心があるんじゃないか。そりゃそうだろうと思う。誰だって新しいことをするのは怖い。僕自身もそうだった。
変わろう、とは言うつもりはない。僕がしたいのは、変わりたいと思っているひとの手助けをすることだ。もっと効率的な方法を教えたり、先に行かせてもらった身としてアドバイスがしたいだけだ。もっとぶっちゃけると、上手くいかない就職活動からの現実逃避でもある。
まとめると、脱ヲタは
・もっと簡単に出来る
・もっと安く出来る。
ということ。脱ヲタした今なら伝えられることを僕は持っていると信じている。
2)本題に入る前に
2)コミュニケーション(会話に困らない、人脈の力がある、など)
この二つの要素があってこそ効果を発揮するけれど、2のコミュニケーションについてはひとまず置いておいて、ここではファッションについて述べる。
■脱ヲタの「達成」の基準
とする。もちろん好みとかはあるが、あくまでマイナス点のつかないファッション。
見た目だけでモテようとか考えない。それが出来るのはごく一部のイケメンだけ。
1)ちょっと勇気を出す。でも無理はしない。
2)必要以上にお金をかけない。
1は大前提。変わることは大変なこと。でも変わらなくてもいい。恐る恐る進んでいっても全然構わないし、無理だと思ったらやめてもいい。誰も損はしない。ただちょっと頑張ってみると、面白いんじゃないかと僕自身は思う。
2も大事。ネット上の妬みや悪意に踊らされない、と言い換えてもいい。多額の資金が必要だと始めづらいし、続かない。
ここまで何となく書いてみた。続きhttp://anond.hatelabo.jp/20101124171028