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2024-02-25

卓球中国にもう少しで勝てそうだった バスケ:数十年ぶりに中国に勝った

え、中国ってバスケ強いんだ?

 

卓球はいつか勝ってほしいけど中国絶対王者で居てほしい気持ちもある

昔なら3位でも快挙だった

2023-11-16

有名スポーツ選手への礼儀作法に目を光らせる人たち

オリンピック野球中継バラエティ番組なんかで芸能人記者アナウンサーが有名スポーツ選手に話を訊く場面はよくある。


youtubeにアップされたそうした場面の切り抜き動画コメント欄は、実は結構頻繁に荒れている。

しかも、同じような理由で。

怒りの矛先はスポーツ選手ではなく、彼らと相対した者に対して必ず向けられている。

「『どんなお気持ちでしたか?』じゃねえよ。無礼すぎる!!!

バカマスコミが本当に何も勉強せずに質問してるのがよく分かりました」

「よく知らない芸人が馴れ馴れしくしてて不愉快だった」


一事が万事こんな調子で、なんてことな平和インタビュー動画因縁付けてキレてる人がたくさんいる。

有名スポーツ選手相手側にこれといった粗相非礼もなく、過剰反応しかない。

仕事上当然聞かなければいけないお約束質問を投げかけたり、笑顔を浮かべて朗らかに接したり、相手側のそういった全く問題のない言動や振る舞いを槍玉に上げてブチ切れまくっているという状態だ。


アスリート天皇みたいに神聖視して、インタビューや対談や番組出演となったら「どこが失礼なの?なにが問題よ?」っていうようなことでタレント記者を叩くのってメンタルヘルスの症状なの?

アスリートに笑いかけるだけでも、心境を尋ねるだけでも、打ち解けて盛り上がるだけでも不敬の極みに見えてしまうのは脳か精神に異常をきたしているとしか思えないんだが。




数年前に大坂なおみ四大大会初優勝したときも「優勝した大坂なおみにセレーナに関する質問ばかりするなんて無礼!」って批判殺到したけど、あれ言ってた人達も相当頭おかしかったよなあと今も思う。

あんなもん世界的に注目されてる出来事で、しか絶対王者セレーナがニューフェイスに完敗して王座を譲った試合なんだから記者がセレーナにまつわる質問頻繁にするのは職務上当然だし。

文句言ってるた奴は頭おかしいと本気で思う。Twitter見る限り記者はめちゃくちゃ不興買ってたけど。

自分アスリート尊皇思考に当てはまってるって人いる?

なんでそうなってるんだと自分で思う?これまで病識はあった?

2023-10-02

ネロとチャーロの試合日本ではマジで話題になってなくて草

男子ボクシング初の4団体統一王者同士のタイトルマッチだったのに。

 

スーパーミドル級4団体統一王者サウルアルバレス(通称ネロ)と

スーパーウェルター級4団体統一王者ジャーメル・チャーロの

スーパーミドル級4団体ベルトをかけた世紀のタイトルマッチ

 

結果的自分体重でやったカネロが終始圧倒して終わった

階級こそすべてって感じの試合だったのですげー面白いってわけでもなかったけどさ

 

しかしチャーロも19KOとパンチ力がない選手でもないんだが

打っても打っても全然効いてる感じなかったから、

やっぱ2階級も違うと勝負にならんなと思わされた

 

井上尚弥が3階級上のライト級絶対王者ジャーボンテイ・デービス

対戦を要求されて一部井上ファンから井上ならワンチャンあるみたいに言われてたけど

今回のを見る限りではマジメにノーチャンスだなぁ

2023-08-26

anond:20230825110013

時と場合にもよるけど、個人的にはそれほど問題ないと考えている。

大阪桐蔭明徳義塾、かつての帝京のように、甲子園ヒール役で、スタンドから応援が少なくても順調に甲子園を勝ち上がっている強豪もたくさんある。思われているほど応援の偏りで負けたりはしていない。

過剰に声援が偏りがちなのは2007年佐賀北2018年金足農など、基本的甲子園常連ではない平凡な公立校が勝ち上がった時で、普段の力関係を考えれば、そういうことは許容範囲だと思う。

今回は、昨年優勝したメンバーが中心の絶対王者仙台育英に、107年ぶりを目指す日本代表するエリート名門校慶応が挑戦する、というわかりやすい対比と、六大学野球応援スタイル全面的甲子園に持ち込んだことが原因。見たことのある人はわかると思うが、優勝争いの時の早慶戦応援阪神以上にすごい。

個人的には2011年の2回戦、帝京八幡商戦。8回までは優勝候補だった帝京が3−0の楽勝ムードだったが、9回に八幡商のヒットやエラー日ハム松本剛)が続いて観客が盛り上がってスタンド全体が八幡商応援状態になり、最後には満塁ホームランが飛び出して大逆転勝ち。

2023-06-10

人気スポーツ選手天皇陛下くらいに崇めて礼儀作法に目を光らせる人たち

オリンピック野球中継バラエティ番組なんかで芸能人記者アナウンサーが有名スポーツ選手に話を訊く場面はよくある。

youtubeにアップされたそうした場面の切り抜き動画コメント欄は、実は結構頻繁に荒れている。

しかも、同じような理由で。

怒りの矛先はスポーツ選手ではなく、彼らと相対した者に対して必ず向けられている。

「『どんなお気持ちでしたか?』じゃねえよ。無礼すぎる!!!

バカマスコミが本当に何も勉強せずに質問してるのがよく分かりました」

「よく知らない芸人が馴れ馴れしくしてて不愉快だった」



一事が万事こんな調子で、なんてことな平和インタビュー動画因縁付けてキレてる人がたくさんいる。

有名スポーツ選手相手側にこれといった粗相非礼もなく、過剰反応しかない。

仕事上当然聞かなければいけないお約束質問を投げかけたり、笑顔を浮かべて朗らかに接したり、相手側のそういった全く問題のない言動や振る舞いを槍玉に上げてブチ切れまくっているという状態だ。



アスリート天皇みたいに神聖視して、インタビューや対談や番組出演となったら「どこが失礼なの?なにが問題よ?」っていうようなことでタレント記者を叩くのってメンタルヘルスの症状なの?

アスリートに笑いかけるだけでも、心境を尋ねるだけでも、打ち解けて盛り上がるだけでも不敬の極みに見えてしまうのは脳か精神に異常をきたしているとしか思えないんだが。


数年前に大坂なおみ四大大会初優勝したときも「優勝した大坂なおみにセレーナに関する質問ばかりするなんて無礼!」って批判殺到したけど、あれ言ってた人達も相当頭おかしかったよなあと今も思う。

あんなもん世界的に注目されてる出来事で、しか絶対王者セレーナがニューフェイスに完敗して王座を譲った試合なんだから記者がセレーナにまつわる質問頻繁にするのは職務上当然だし。

文句言ってるた奴は頭おかしいと本気で思う。Twitter見る限り記者はめちゃくちゃ不興買ってたけど。

自分アスリート尊皇思考に当てはまってるって人いる?

なんでそうなってるんだと自分で思う?これまで病識はあった?

2023-06-02

渡辺明という時代

 死んだように寝た。

 渡辺明が敗れて、私は死んだように寝た。

 第81期名人戦番勝負第5局。18時53分藤井聡太竜王が決め手となる一手を放つと、名人渡辺明はすぐさま頭を下げ、駒を投じた。この瞬間、名人戦番勝負が決着。藤井名人位を奪取し、史上最年少名人、そして七冠を達成した。一方の渡辺は、唯一のタイトルだった名人を失冠。2004年以来、約18年半ぶりに無冠へと転落した。

 重苦しい沈黙が対局室を支配した後、対局者へのインタビューが行われた。まずは勝者の藤井。いつもどおり、慎重に、丁寧に言葉が紡がれていく。一方、座して待つの渡辺藤井へのインタビューがひとしきり終わった後、ようやくマイクは向けられた。この将棋のこと、名人失冠のこと、そして無冠のこと。待ち続けた後に投げかけられる問いは、どこまでも厳しく、容赦がない。それでも渡辺は、こちらもいつもどおり、きっぱりと、はっきりと言葉を発していた。

 対局後の儀式を、半ば虚空を見つめるように眺めていた私だが、しばらくしてニュースに現れた「渡辺九段」の文字に心は決壊した。体と心の全部がそれを拒絶した。到底受け入れられないと思った。あらゆる思考強制的に断ち切りたいと思った。布団をかぶって、枕に顔をうずめた。そのまま、死んだように寝た。渡辺明が敗れて、私は死んだように寝た。

 翌朝になって、渡辺ツイッターを見た。なんと渡辺は、終局直後にツイートをしていた。しかもそれは、私を含む将棋ファンへの言葉だった。「長い間、タイトル保持者として充実した時間を過ごすことができたのは、将棋ファンのみなさまのおかげです。ありがとうございました」。

 どうして、終局直後に当人がこれだけの発信をできるのだろうか。無冠になった夜に。ただの一ファンがショックで不貞寝していた夜に。その胆力に打ち震え、「あなたファンでよかった」と思うとともに、無冠への転落もまた現実であることを同時に突き付けられるのだった。

 2004年に、弱冠20歳で初タイトルとなる竜王を獲得した渡辺。以降現在まで、一度も無冠となることなタイトルを守り続けてきた。渡辺の同世代に、渡辺ほど突出した棋士はいない。若き頃は、最強と呼ばれる羽生世代相手にまさしく孤軍奮闘、その剣を振るった。2015年になって、ようやく年下の棋士タイトル戦を戦うようになるが、ここも譲らない。奪取や防衛を重ね、後輩の棋士を寄せ付けなかった。渡辺は、「たった一人」を除いて、年下の棋士タイトル戦で敗れたことがない。竜王9連覇、棋王10連覇。圧倒的な戦績で、2つの永世称号資格を獲得。通算タイトル獲得数は31で、歴代4位を誇る。

 これだけの戦績を残す渡辺だが、早い段階から、自らの立ち位置を冷静に見つめていた。「羽生藤井の間」。つまり時代を築く絶対王者系譜に自らはいないということを公言して憚らなかった。時代のいわば谷間で、孤独に闘い続けた。残酷な言い方をすれば、「次の時代の到来を待っていた」そういうことになるのかもしれない。

 渡辺言葉裏付けるように、その「たった一人」がタイトル戦の舞台に現れたのは2020年の夏だった。それから今日まで、思い返せば一瞬のように過ぎた。「すごい人が出てきた」の棋聖戦自身初のストレート負けで散った翌年のリターンマッチ。2日制七番勝負王将戦で並んだ4つの黒星。「冬将軍」と呼ばれ、10連覇の強さを誇った棋王の失冠。そして名人戦。この間、ただ座して死を待っていた渡辺ではない。研究を深め、自らの将棋アップデートさせてきた。悲願の名人位を獲得し、3連覇を達成。「第二の全盛期」とも呼べるような充実ぶりだったが、たった一人、藤井がそれをあっという間に塗り替えていった。

 藤井20勝、渡辺4勝。気付けば、圧倒的な星の差が付いていた。藤井渡辺の対戦には、星の差が信じられないような名局が多い。中盤から終盤にかけての、白熱の競り合いと斬り合い。しかしそれらは、渡辺の敗局となっていった。星の差は、勝負の運で生まれものでないこと。紙一重の差は、とてつもなく大きなものであること。不思議の勝ちはあっても、不思議の負けはないこと。そのことは、渡辺自身が一番よく分かっているはずで、だから渡辺言い訳をしなかった。「実力不足」そうきっぱりと言い残して、名人戦舞台を去った。

 今回の名人戦渡辺が唯一勝利した第3局が忘れられない。終盤、渡辺が勝ちの局面になり、決め手となる一手が生まれた。その手自体は一瞬で見えていた渡辺だが、なかなか盤上に手が伸びない。勝利の一手を決断するまで、実に93分を要した。これは渡辺の勝局だが、ファンにとってはまるで負けを味わわされているような、非常に重たく、苦しい時間だった。藤井という圧倒的な存在。目の前にいる「時代」。そこに一矢でも報いるのはこれ程までに過酷ことなのかと、勝利したことで逆に思い知らされる一局となった。

 壮絶な戦いを終え、無冠となってしまった渡辺に、今どんな言葉がかけられるというのだろう。自分では、なかなか言葉を見つけることができなかった。しかし、しっくりくる言葉があった。今回、藤井に最年少名人の記録を破られた谷川浩司十七世名人言葉だ。

 「藤井さんを盤上で孤独にさせてはいけない」。

 将棋とは、対局者二人で創り上げるものである。そして、藤井に真の力を引き出させることができるのは、渡辺を含むほんの一部のトップ棋士しかいない。トップ棋士が諦めたとき藤井は盤上で孤独になる。七冠達成とは、類まれなる偉業であり、それと同時に、プロ将棋にとって存亡の機でもあるのではないだろうか。

 しっくりくる言葉とは言ったが、よく考えてみれば、こんなに残酷言葉はなかったかもしれない。なぜなら、これまで孤独に闘い続けてきた渡辺に、これからは「藤井さんを孤独にさせてはいけない」と言っているのだから。どれだけ過酷ものを背負わせようとしているのだろうか。残酷な響きに後ろめたさを覚えつつ、それでもなお、私はこの言葉を選ぶ。「無冠になったことで将棋への向き合い方が変わるわけではない」。失冠の日、こう言い残した渡辺にすがる。

 何が好きかと問われれば、その将棋の質、それに人柄と振る舞いだ。理路整然とした勝ちへの道筋。細い攻めをつなげ、厚い攻めをさらに分厚くしていく技術。「将棋仕事」とドライに割り切りながらも、その仕事できっちりと結果を出す仕事人ぶり。本質を包み隠すことのないきっぱりとした物言い。画面の向こうにいる将棋ファンのために行われる明朗快活な感想戦ツイート。そこにある第一人者としての責任感。弱さも含めて自分さらけ出す強さ。それらの全てだ。

 将来、将棋歴史がどう定義付けられようと構わない。渡辺明は、私にとっての「時代」だ。過去形にはしない。今はただ、渡辺次の一手が見たい。

 

2023-03-13

勝負師羽生善治

 第72期ALSOK王将戦7番勝負は、藤井聡太王将羽生善治九段を4勝2敗で破り、王将位の防衛を決めた。本当に、本当に面白かった。手に汗握る、ヒリヒリするような名勝負連続名実ともに歴史に残ることとなったこシリーズを振り返っていきたい。

 棋士は「勝負師」「研究者」「芸術家」の顔を持つ。そう唱えたのは永世名人谷川浩司である。この3要素は、どれか1つが10割というものではない。一流棋士は、これら全ての要素を持ち合わせ、盤上において切り替えながら戦っていく。それが、一流棋士の一流棋士たる所以である。そうはいっても、棋士によって個性、より強く出てくる要素というものは確実に存在する。私見だが、藤井聡太にとってのそれは「研究者」、羽生善治にとってのそれは「勝負師」だと考える。そして、羽生の「勝負師」としての側面が、何よりもこの番勝負を白熱させたように思う。

 6局が指された番勝負で、羽生勝利した第2局と藤井勝利した第5局は特に名局だった。第2局は羽生の先手番で相掛かり。59手目、盤上のそっぽに放たれた金が驚きの一手。どこから飛び出てきたのかという異筋の金打ちだが、浮かび上がってくるとこれがべらぼうに厳しい。簡単に指せる一手ではないが、羽生はこの手をノータイムで着手。凄まじい事前準備、乾坤一擲番勝負に懸ける決意をみた一手だった。しかし、この一手だけでノックアウトされる藤井ではなく、将棋はその後も難解な進行を辿る。羽生の本当に凄かった一手は、その後の銀打ちだ。盤上の中央で威張る藤井の馬にアタックする一手。理屈としては分かるが、それにしても怖い。この手を指すと、自らの玉頭に風穴が空く。無傷では済まされない変化だが、それでも羽生は果敢に飛び込んでいった。対する藤井、「許さん」とばかりに猛攻に出る。銀をかち込み、馬と角の睨みで羽生玉を一気に仕留めにかかる。危険まりない羽生玉だが、ここでほとんど唯一といってよい、絶妙な凌ぎの手順が存在していた。そして、羽生はそれを読みきっていた。これが本局のハイライト藤井の猛攻を正確にかわし続けた羽生が、シリーズ勝利ものにした。何という勝ち筋か。銀打ちの一手は、藤井をこの変化に誘い込んだ渾身の勝負手だったのかもしれない。羽生最後に放った香車は唯一の正解手である。持ち駒も打ち場所も多いが、ここにこの駒を打たなければ助からないのだ。傍目には怖すぎる変化にも果敢に飛び込んでいった勇者羽生投了図は、勝負師が生んだ最高の芸術であり、羽生の名局である

 第5局は藤井の先手番。戦型は羽生誘導して横歩取りとなった。飛車角が空中を乱舞するスリリングな戦型で、かくして本局も華々しい展開となる。激しいやり取りがあり、羽生陣は空中分解の寸前。玉が露出し、またしても危険まりない状態となった。戦況は藤井有利から優勢へ。このままじっくり勝ちを固めてもよさそうなところだったが、本局の藤井アクセル全開。防御を完全に放棄する驚愕の手順で、一目散に羽生玉に襲い掛かっていった。このまま押し切れば藤井の快勝譜だったが、その先で羽生が放った金が受けの妙手。藤井の攻めから逃れるために作った即興の囲いだが、この懐が妙に深い。アクセル全開だった藤井の手はパタリと止まり、戦況は混戦へともつれていった。本当に、妙なところに懐はあるものだ。将棋の奥深さ、恐ろしさ。羽生がどこまで狙っていたのかは分からないが、藤井の快勝に思われた一局は一気に混迷を深めていった。形勢は逆転し、むしろ羽生がよくなった局面もあったようだが、あまりに難解で、羽生はこれをつかみきれなかった。最後藤井が抜け出し、シリーズを一歩リードする3勝目。攻めの藤井と受けの羽生。互いの特徴がよく出た名局で、深淵羽生の受けは藤井の手をも止めさせた。藤井にとっては薄氷勝利だったといえるだろう。

 最終的には、4勝2敗で藤井が制した番勝負しかし、星の差以上に競っていた、紙一重局面が多かったように感じる。ここで冒頭の話題に戻るが、これは「研究者」と「勝負師」による名シリーズだったように思う。藤井は「研究者」。盤上の真理、最善を追求し、そのためには持ち時間を一気に注ぎ込むことも惜しまない。相手の戦法は全て受けて立ち、相手によって戦い方を変えるということをしない。横綱王者の戦い方である。一方の羽生は「勝負師」。もちろん将棋研究も超一級品には違いないのだが、羽生相手によって戦い方を変えることも多いように思う。相手を見て、その相手有効と思われる勝負手を果敢に仕掛けていく。勝負への抜群の嗅覚であり、勝負勘。「羽生マジック」と呼ばれる絶妙手の数々はまさにそれで、時には善悪を超越した一手で勝利をつかみ取ってきた。そして、本シリーズでもそんな「勝負師」としての一面を遺憾なく発揮した。特徴的だったのは羽生の戦型選択である。今期の藤井は、先手番で圧倒的な勝率を誇り、なんと一時は28連勝を記録。特に角換わりは絶対的エース戦法であり、付け入る隙がないという強さを誇っていた。これを踏まえた羽生は、後手番で戦型を工夫していく。第1局は一手損角換わり、第3局は雁木、第5局は横歩取り。苦しいとされる後手番で、羽生藤井絶対的エース戦法を避け、様々なコースボールを散らすことを選択した。何を投げるかというところから勝負は始まっている。球種の多さで、狙いを絞らせない。羽生勝負術は、「次は何を繰り出すのか」と将棋ファンを魅了し、この番勝負を白熱させた。もちろん、角換わりを避けたからといって簡単に勝たせてくれる藤井ではない。どこにボールを投げてもその応手は的確で、結果として羽生藤井から後手番で白星を挙げることはできなかった。それでも、羽生が後手番で繰り出した3種類のボールはどれも見応えがあり、複雑なねじり合いを生んだ。後手番で必死に食らいつきながら、先手番の2局では会心の内容で勝利をもぎ取った。心から、素晴らしい番勝負だったと思う。

 防衛を果たした藤井王将は、羽生九段との番勝負について問われ、「羽生先生の強さだったり自分課題を感じたところがあった」と振り返った。藤井インタビューで対戦相手名前を出すことは非常に珍しい。なぜなら藤井は、前述のように盤上の真理を追究するタイプであり、対戦相手がどうこうというタイプではないかである。今回、藤井が「羽生先生の強さ」と述べたのは、それを肌で強く感じたところがあったのではないかと推察する。羽生の強さ。すなわち、勝負術であり勝負勘。これまで何度も目にしてきたつもりだったが、本シリーズではその真骨頂を見せられた気がした。そんな羽生相手防衛を果たした藤井王将のことを、心から讃えたいと思う。

 五冠を堅持し、さらなる頂に向かって突き進む藤井王将将棋界の絶対王者であることは全く疑いようがない。その他の棋士は、極めて厳しい戦いを強いられている。しかし、厳しいからといって戦うことをあきらめてしまえば、その時に将棋界は終わる。今回、52歳の羽生がこれだけの戦いをみせた。勝負を仕掛けた。このことが、将棋界に良い化学反応を起こしてほしいと願う。選ばれしプロ棋士たちには、藤井という絶対王者に対し、果敢に「勝負」を仕掛けていってほしい。必死に戦い続けてほしい。そのように願う。

 羽生さん。敗れはしたが、あなたは本当にかっこよかった。藤井王将は、その勝負術に正面から触れ、この番勝負で吸収した。今後は「勝負師」としての要素も強め、さらに手が付けられなくなるほど強くなるのではないか。そういう確信に近い予感がある。それでも言う。さらに強くなった彼に再び挑むのは、あなたであってほしい。

2023-03-03

anond:20230302201932

https://nenza.wiki.fc2.com/m/

5chのアンチスレテンプレ

氷上のサイコパスフィギュアの闇が生んだ妖怪自称絶対王者

メディア絶対王者呼びを強要するが、実際はシニア国際大会負け越しシーズン全勝もない。

個人的に興味深かったのは、激突多すぎ、大量のプーさんで次の選手滑るアイスコンディションを落とす話、滑走順疑惑

ファンがすごいイメージあったけど、話題に上がらないだけでアンチも多い人なんだなぁという感想

2023-01-08

羽生善治の「初」挑戦を前に

プロ将棋界の2023年は、藤井聡太王将羽生善治九段が挑戦する第72期王将戦挑戦手合七番勝負事実上の開幕を迎える。

2017年藤井デビューからの29連勝を達成した時、羽生は「檜舞台で顔を合わせる日を楽しみにしています」という言葉を贈った。

その時は、誰もが王者羽生に若き挑戦者藤井が立ち向かう構図を思い浮かべたはずだが、そこから5年半、ずいぶんと形を変えたものの、いよいよ1月8日静岡県掛川市でその幕が開こうとしている。将棋タイトル戦としては極めて珍しい、両対局者への前日記者会見がネットで中継され、ニュースに様々な記事が踊り、メディア空気はずいぶんとそわそわしている。

視聴法

先にこちらを書いておいたほうがいいかもしれない。王将戦は普段のようにabema将棋チャンネル無料で対局を見ることができない。CS囲碁・将棋チャンネルが独占放映権を持っているからだ。以下の方法のいずれかを選択することになる。

スカパー、またはCATV囲碁・将棋チャンネル契約する

すでにチューナーアンテナを持っている人、またはCATVに加入している人にとってはこれが一番確実だろう。CATVによっては、契約の基本セットに入っていて追加料金無しで視聴できるかもしれない。

abemaのPPVを購入する

今回はabemaでは「1局ごとの有料課金」というかたちで囲碁・将棋チャンネル番組をそのまま配信している。abemaのチャット欄が好きだという人はこれを選ぶのがよいかも。

YouTubeの「囲碁将棋プラス」で視聴する

囲碁・将棋チャンネルYouTubeの有料チャンネルhttps://www.youtube.com/@igoshogiplus 囲碁将棋プラス」でも月額390円の課金で視聴ができる。こちらは第1局が無料配信のため、おすすめできる。

番勝負展望

これについては、率直に言えば多くの将棋ファンはそこに期待していない。羽生の奪取を「信じている」ファンはもちろんそれなりの数がいるが、他方でそれを「期待している」ファンの数はそこまで多くない。メディアが沸き立つこの番勝負に、ファンが大きな楽しみを抱きつつも、熱量が沸騰しそうになっていないのもそこが理由である。両者の現在の実力を示す指標であるeloレーティングによる期待勝率が示す番勝負結果のケース別発生確率にそれがよく現れている(出典:第72期王将戦(シミュレーション) 将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)2023/1/7 現在)。

藤井聡太4-0羽生善治47.00%
藤井聡太4-1羽生善治32.34%
藤井聡太4-2羽生善治13.91%
藤井聡太4-3羽生善治4.78%
藤井聡太3-4羽生善治0.99%
藤井聡太2-4羽生善治0.60%
藤井聡太1-4羽生善治0.29%
藤井聡太0-4羽生善治0.09%

もしブックメーカーがこの勝敗で賭けをしようと思ったら、仮に本命である藤井4勝0敗のオッズを1.05倍に設定したとしても、控除率を50%にしないと儲けが期待できないことになる。もちろん本場イギリスブックメーカーはそんなに高い控除率は設定しないので、これはやるだけ胴元が損するたぐいの賭けにしかならない。

だが、往年の絶対王者が、競合揃いの王将リーグを6戦全勝で勝ち上がったのに、これほど圧倒的な差が本当にあるものなのだろうか?

2022年度、羽生復調の理由

2021年度にプロ入り後初の年度での負け越し経験した羽生が、2022年度に勝率を6割5分にまで戻してきた理由については様々な考察がされているが、ここでは明確な説明がされているものとして、プロ棋士https://www.youtube.com/watch?v=6PYg7IpYucg 中村太地解説を紹介したい。要約すれば次のようになる。

不利な後手番では、敢えて勝率が低いとされる戦術採用する
その上で、相手方に難しい選択を迫らせるようにしてミスを待ち討ち取る

スポーツファンなら、モハメド・アリジョージ・フォアマン相手に自らロープを背負う不利を負いながら、フォアマンの疲れを待って一気に逆襲に転じて勝った「キンシャサ奇跡」を想起するかもしれない。いかに自らが有利な条件にあるからといって、アリや羽生ほどの実力者を相手に有利をそのまま拡大していくのは極めて難しい。そこに逆転の余地が生じる。

羽生がこういう戦法を選択するようになったのは、「将棋AIが強くなった時代において、プロ棋士はいかに自らの身を処すべきか」というテーマに向き合った末のひとつの答えに辿り着いたという意味合いがある。将棋AIの示す最善を追求するだけではなく、敢えて不利とされる順に自ら入っていっても、それでも勝負に勝つことができる程度には将棋自由ものであるし、それを示すのが人間の生きる道であろうということを、自ら結果を出すことで証明しているようにすら見える。

藤井聡太の凄味

ところが、この方法藤井聡太には通じない。デビューから6年を過ぎてなお生涯勝率が8割3分を保つ藤井の強みは、たまに話題になる「AI超え」ではなくて、むしろ選択の難しい局面AIが最善とする手を正しく選び取っていくその確実さにある。こうなると、わざわざ自分を不利にしてまで複雑な場面を作っても意味がない。そのまま有利を拡大されて押し切られてしまう。

羽生2022年度、藤井と2局戦って2敗している。1局は後手番で、上記動画解説されていた「横歩取り」戦法を採用し、1手の疑問手を正確に咎められて完敗した。もう1局は先手番で正攻法を挑んだが、中盤戦の何気ない自然に見える1手、ただしAIに言わせれば選ばない、そんな手をきっかけにじわりじわりと藤井が優勢を拡大し押し切られてしまった。

かつて「コンピュータ人間」の対決として行われた電王戦ときに「コンピュータに勝つための準備は人間に勝つための準備と全く違う」と言われた。今、同じことが藤井について言われている。曰く「藤井さんに勝つには他の棋士に勝つのと全く異なる準備が必要になる」と。あくまでも現段階においては、羽生藤井相手にどういう手札を切ってくるのか、そこが最大の興味になっているのは、自然ことなである。もちろん、この先の成り行き次第で、そこは大きく変わることになる。

羽生の「初めての」挑戦

なので、あくまでも現段階では、勝敗以外のところにそれぞれの楽しみを見出すような状況になっている。私が楽しみにしているのは、138回目のタイトル戦にして、初めて羽生が「明確な挑戦者」として迎える、というそシチュエーションのものである

羽生は、タイトルを獲得する前の段階において、すでに実力では棋界でトップであった。以来、同格の相手と争うことはあっても、自分よりはるかに強い相手と戦うということはついぞここまでなかった。つまり、もうすぐ40年に届こうとする羽生の棋歴の中で、これはまぎれもなく初めての状況なのである。そういう未知の状況にあっては、過去のことを材料にした分析はそこまで意味をなさない、むしろ真っ白な頭でこの誰も見たことのない景色を楽しむに尽きる、そういう姿勢でこの第1局を見てみたいと思っている。

なお、逆のシチュエーション、つまり羽生が実力的に懸絶していると見られていた状況でタイトル戦に負けたことがあるか、というと、これがある。以下に、タイトル戦が始まった日において羽生が対戦相手よりeloレーティングで250以上上回っていて敗れた例を示したい(なお現在藤井羽生のレート差が273である)。

1996年度第67期棋聖戦:対三浦弘行(レート差272 )

羽生が七冠を独占し無人の野を進むがごとくの進撃を続け、誰が羽生の牙城を崩すのかに興味が集まっていた中、それをなしたのは当時としては意外な伏兵三浦弘行だった。2年連続羽生棋聖位に挑戦しており、すでに単なる有望な若手の域ではなかったにせよ、羽生に勝つにしてもここではないだろうという見方一般的な中での快挙だった。

2012年度第70期名人戦:対森内俊之(レート差283)、2013年度第71期名人戦:対森内俊之(レート差255)

前年の2011年度に羽生から4勝3敗で名人位を奪取した森内だったが、この年度は名人戦以外の成績が全くふるわず、年度勝率.345を記録して2ch将棋板では「3割名人」なる蔑称をつけられるに至った。これに対し捲土重来を期す羽生A級順位戦を9戦全勝で制して森内の名人位に襲いかかる。結果は火を見るよりも明らかと思われていたが、名人防衛の準備を進めていた森内が4勝2敗で防衛する。羽生は翌2013年も森内に挑戦するが1勝4敗で名人戦で3年連続で森内に敗れる。星数だけでなく年々内容も悪くなる一方で羽生の威光に翳りかとも見られたが、翌2014年に4年連続の顔合わせで羽生は4勝0敗のスイープで名人位を奪還する。

絶対的強者に対して「失うものがない」立場で応じる側が強者であるということを、羽生ほど経験してきた棋士はほかにいない。その立場羽生は今回初めて逆転して勝負に臨むことになる。これはきっと面白いことになる、それは間違いないだろう。

id:BigHopeClasicでした。

2022-12-17

河野ISMは「東進衛星予備校」をぶっ壊すことができるのか

以前から「だれか東進衛星予備校をつぶしてくれ」と言い続けてる者ですがその願いむなしく、東進衛星予備校はどんどんと規模を拡大し続けています

今年の業績を見ても大学受験予備校業界において圧倒的な独り勝ちといってもよいでしょう。

SAPIXや早稲田アカデミーが可愛く思えるほどの圧倒的な強さです。

   決算期   売上高 営業益   経常益    最終益  修正1株益 1株配 発表日

    2019.03 45,682 2,666(5.8%) 2,396(5.2%) 1,016(2.2%) 114.7 130 19/04/25

    2020.03 45,182 4,575(10.1%) 4,250(9.4%) 2,926(6.5%) 332.6 130 20/04/23

    2021.03 45,853 4,592(10.0%) 4,512(9.8%) 2,427(5.3%) 276.6 130 21/04/22

    2022.03 49,406 5,590(11.3%) 5,153(10.4%) 3,440(7.0%) 392.1 200 22/04/21

  予 2023.03 55,118 6,677(12.1%) 6,093(11.1%) 4,388(8.0%) 500.0 200 22/04/21

東進衛星予備校は登場したとき画期的でした。

しかし今となっては時代遅れ企業です。

それどころかがっつり国に食い込んでいて自分たち地位を守っているため新しい教育ICTの発展を阻害していると考えています

ここがトップを取っている限り、中国のTALのような優れた教育ICT事業はいつまでたっても生まれません。

だれでもいいからはやくここをつぶしてほしい。

競合も頑張っているが決定打に欠ける

教育業界王者ベネッセそもそも大学受験では戦おうとする意欲すら見せていません。

幼児向けや小学生向けの方が儲かるのはわかるけどお前らそんなだからぼったくりとか言われるんだよ。

GMATとテスト運営の件はとことん追求されてもっと叩かれるべき。

仁藤夢乃のColaboの件でイキってる豚どもは、「東京都スピーキングテスト」「都民ファーストの会 住民監査請求」あたりでググれ。

スタディサプリ価格面・授業の質ともにとてもすぐれているもの運用がうまくいっておらず

文字通り「サプリ」受験補助)としては優れていますが、大事子供運命を任せるほどの信頼が得られていません。

東進衛星予備校シェアを奪うことは全くできていません。

代ゼミ河合塾駿台などの通信衛星講座は、明らかに東進衛星予備校下位互換であり、勝負になっておりません。

スプリックスには期待しているんですが、やっぱりゴルスタみたいなことをやってた塾はだめなのか。いろいろと取り組んではいもの中途半端

ウィザス市進学研などのサービスももう一つという感じです。

個別指導武田塾などははっきりいってお話になりません。レベルの低い生徒にはいいのかもしれませんけど。


私としてはSEGZ会鉄緑などがリクルートと組んでエリート向けの講座ラインナップを充実したサービスを作ってほしいのですが。

こいつらはエリート意識が高すぎてオンライン教育という下々に向けたサービスをずっと嫌がってるんですよね。 

いい加減そのエリート意識何とかしろボケ。 どことは言わんけど個別指導の月額24万円はふざけすぎだろ。

最近注目してるのが河野ISMです。

チャンネル登録者100万越えのYoutuber河野氏が作った新しい通信教育サービス

河野塾ISMコンテンツ確認しましたが、現状は少しコンテンツが物足りなかったり

学習者に優しくないもの、量と質は十分高く価格としてはかなり優秀です。

サポートは弱く、サービスとしてのレベルはまだまだなので、

現時点ではどうしても河野氏の知名度に頼ったコンテンツとなっていますがこれは可能性を感じる。

https://konojyuku-ism.com/

https://www.youtube.com/watch?v=CN9DF7Hy5Y0

今後もこの価格コンテンツの量でラインナップを拡充していけるのであれば東進衛星予備校を倒しうる。

なんなら、河野氏が数十億儲ければ満足、ではなくて「東進をゴッ倒す」という信念を持っていてくれるとより心強い。

理想を言えば、数年後にリクルートが買収してスタディサプリに取り込んでほしい。

とにかくオンライン中心で、時代遅れ絶対王者東進衛星予備校を倒せる存在が早く出てきてほしい。

通信業界を、さらにいえば受験業界を変える存在になってほしい。

私の願いはそれだけです

2022-09-22

無印って何が強みなの?

パッと思いつくのはカレーだけど、他になんかある?

あとはコスメと寝具関連とか?

少なくとも衣料に関しては絶対王者ユニクロguの前になすすべなし。

あんな半端物の服売っててよく潰れないなーと思っていたけど、やっぱ服以外のアイテム延命しているのだろうか。

2022-07-19

世界三大ポテチメーカー

日本三大だと、簡単簡単ではなかった。後述

カルビー

 絶対王者

湖池屋

 コスパの神。品質でもカルビーに肉薄、好みで逆転するほど。

 ポテチ関係ないけど、独自路線で、スコーンドンタコスドリトス互換)、ポリンキースナック王者のうちの一席。カラムーチョポテチとしても絶品(個人的にはスティックのほうが好き)

・山芳

 正直、上記2強が天上すぎて霞む。

 が、わさビーフで一点突破で風穴開けた功績はデカい。

ちなみに、シェア率でいうと、

カルビー湖池屋ヤマザキビスケットチップスターのことを忘れてた)、日本ケロッグブルボン、山芳の順。

山芳と山崎は逆でもいいかもしれない。

ケロッグブルボンポテチはよくわからない。

ケロッグについては後述。

ブルボンは、プチ系で、それなりに売り上げがある?





で、日本三大が、カルビーコイケヤ、ヤマヨシ(ヤマザキ)でFAなのに対し、

世界となると、多分湖池屋がかなり弱体する。そこにプリングルス日本ではケロッグ販売)が参入してくる

カルビーはさすがに強そうだけど、2位以下が読めない


アメリカでは、フリトレーめっちゃ強く、プリングルスがそれを追う形?

次は、KettleかHerr‘sか

カルビーあかんな……


とはいえイギリスではイギリスの、Walkersとやらが大人気らしく……

フリトレープリングルスの次の椅子世界各国のポテチメーカーが争っている状況かもしれん(調べたらシェア率みたいなのも出てきたけど読まんかった

2022-06-22

anond:20220622133440

スマブラSPにはMkLeoというメキシコ人絶対王者がいる。

もちろん全大会で無敗というわけではないが、

彼こそがスマブラSP代表するプレイヤーであることに異論を唱える人はいいであろう。

 

そして彼も、(今は異なるキャラを使うが)ぶっ壊れているキャラと称して

スティーブと同じくDLCであるジョーカーというキャラを使い、数多くの大会で優勝していた。

しかし、#BanJokerというハッシュタグが大きな騒動となったことは一度もなかった。

本文くらい読んだらどうだ

スマブラSPスティーブ禁止騒動の詳細とスマブラコミュニティについて

昨日、以下の記事話題になりTwitterトレンド入りしていた。

 

スマブラSP』にて“スティーブ大会BAN”をめぐって議論勃発。日本人プレイヤーが強すぎて

https://automaton-media.com/articles/newsjp/20220621-207583/

 

この記事を書いた方はある程度スマブラに造詣がある方だと思われるが、

公のメディアでは書けなかったところもあると感じられたので、こちらで補足しておく。

 

【目次】

1. 何が問題となっているのか。

2. なぜスティーブは嫌われるのか

3. 今回の騒動はなぜ問題なのか

4. コミュニティの未成熟さについて

 

 

1. 何が問題となっているのか。

詳細は上の記事でまとめられているのでそちらをご覧いただければと思うが、

簡単説明すると日本人の今年16歳になる選手が、

DLCであるマインクラフトキャラスティーブを使い招待制海外大会で優勝した。

その後、対戦した相手も含め、海外トップクラスプレイヤー複数が、

#BanSteve #PleaseというハッシュタグTwitterで発信した、というものだ。

 

もちろん小さな界隈で生じた事件ではあるが、

リプライ欄においてその是非についてのコメントが多数なされたり、

上記記事作成され、トレンド入りもしていることからある程度の規模での事件にはなっている。

 

 

2. なぜスティーブは嫌われるのか

おおよそは以下3つの理由であると考えられる

1. コンボが(お手軽かつ)非常に高火力であること。

2. 彼のみが持つキャラ特性があまりにも特殊であること。

3. 基本的に待ちキャラであること。

 

もう少し具体的に説明すると、

スティーブは「ブロックの生成」と「採掘」を行うことができる唯一のファイターだ。

これにより、まずはブロックで壁を作って避難をして、その間に採掘を行う時間を稼ぐ。

そして確保したリソースを使って、強力な武器攻撃方法で戦っていく、というのが基本的な動き方だ。

その特殊性故に、「これはスマブラなのか?」「見ていて面白くない」という批判が行われがちなのだ

 

しかし、スティーブがずば抜けて強力なキャラであり、

大会上位はすべて彼に占められているのか、といえばそうではないしむしろ優勝することは非常に珍しい。

また、基本的スマブラSPは非常にキャラバランスが良いゲームであり、

大会上位のキャラクターは多岐に渡るケースが多い。

 

ただ、スマブラでは特定キャラヘイトが集まりやすく、

例えば日本ではミェンミェンは弱体化調整によって下火になったものの、

一時期は登場するだけで動画に低評価が付けられる始末であった。

また、カズヤや(特に海外で)ソニック、ホムラ&ヒカリなどもヘイトが向きがちであるが、

「ホムラ&ヒカリ可愛いからOK」のような意見散見される。

 

 

3. 今回の騒動はなぜ問題なのか

結論を話す前に触れておきたいのが、

スマブラSPにはMkLeoというメキシコ人絶対王者がいる。

もちろん全大会で無敗というわけではないが、

彼こそがスマブラSP代表するプレイヤーであることに異論を唱える人はいいであろう。

 

そして彼も、(今は異なるキャラを使うが)ぶっ壊れているキャラと称して

スティーブと同じくDLCであるジョーカーというキャラを使い、数多くの大会で優勝していた。

しかし、#BanJokerというハッシュタグが大きな騒動となったことは一度もなかった。

 

まり、今回の問題は、

日本の今年16歳になる少年による海外大会1度目の優勝であるにも関わらず、

数多くの海外トッププレイヤーが#BanSteveと一斉にツイートしたという人種差別的側面もあるということだ。

彼らは「ふざけてただけ」という弁明をしているようであるが、

「おふざけ」によって多くのいじめ差別などが生まれ、また、問題になっている。

 

ツイートを行った海外トッププレイヤーの中には、

今回の海外大会において勝負を行い、対戦後握手を行っていた選手複数まれる。

こういった面従腹背の態度に、言葉を選ばず述べると本当にがっかりした。

 

一般プレイヤーが「◯◯をナーフしろ」などのコメントを行うのはしょうがないと思う。

しかし、業界トップを走るプレイヤーたちが、示し合わせて特定キャラクターをBANしろ

ツイートするのはあまりにも幼稚な行為ではないだろうか。

 

 

4. コミュニティの未成熟さについて

おそらく、プレイヤーの年齢層が若いゲームであるゆえだと思うが、

スマブラ大会動画配信時のコメント欄の治安は相当に悪い。

また、複数海外トッププレイヤー安易にこのような言動を行うなど、

プレイヤー自身成熟度も低く、上記についていずれの処罰も行われないなど緩い規範コミュニティが成り立っている。

 

自身普段から日本海外含め複数大会を観戦しているが、

これ以降はある程度の結果だけ見ればそれでいいかな、と感じている。

プロゲーマー人間的に優れている必要があるとは思わないが、それにも限度というものがある。

 

本当にがっかりした。

残念。

2022-05-30

anond:20220530185756

別に糖質駄目じゃないで

 

日本ナチュラルフィジーク(ボディメイク)の絶対王者寺島選手なんかは米1キロ食って減量してたし

日本ナチュラルボディビル界最強の男だった横山選手毎日600gの米食っても太らないって言ってる

単にいろいろ食いすぎてるだけ

2022-04-21

地方県の絶対王者的な高校出身だけど同級生ほぼ早慶落ちてて引いた

現役で東大合格した7人がそれぞれ1~2学部くらい併願合格して、あとは夏前に東大諦めて私立専願に切り替えた奴が3人受かってた。

京大合格者も半分以上早慶全滅してた。

ちなみにうちの高校地元地帝は50人くらい現役合格してる。

早慶ムズすぎやろ。

2022-04-01

企業ラッパーみたいな、煽り合戦っておとなげないと思う

縦読みで「私たちの勝ち」とか「店のデカさなんかより」みたいな煽り合戦

バーキン一方的にやってるのだけど。

なんかなー。

昭和ならともかく、今の時代は客の評判が落ちる気がする。

「そんな血気盛んなやつらが運営してんだ・・なんか騙されそう」みたいな。

そういう時代だよ今は。

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2203/31/news147.html



追記(=゚ω゚)ノ

njgj まあ言いたいことは分かるけど、それ以上にSNS時代から話題になって広がるメリットが大きいのでは。絶対王者に対抗するには、多少マイナスがあっても尖って印象に残った方が良いという判断なんだろうなあ。

これが一番納得した。(☝´◉ ਊ ◉)☝ ランランルー

https://www.nicovideo.jp/tag/%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E6%95%99?sort=v&order=d

2022-03-03

男女スノーボード(ハーフパイプ)の4年後を予想する

https://anond.hatelabo.jp/20220302171659

軽く。よく考えたら、タイトル"男女"って不要だね。

パーフパイプ

パイプスロープと違って国毎の強化も効果があるが、10年に1人の逸材がいるかどうかの方が大きい。そういった意味だと、男子平野歩夢女子クロエキムがそれである

男子

オリンピックだけ見ると平野歩夢圧勝だが、W杯や持ち技でいうと2位以下とそこまで大差がない。もちろんトリプルコークはあるが、歩夢くんの弱点は今回のオリンピックでもそうだが5ヒット中3ヒットがフロントサイド回転だということ。パイプの回転方向は

と4方向あるのだが、歩夢くんのの場合

バランスが悪い。そして最近FISスイッチバックサイドに対するか点が大きく、スイッチバックを打てるライバルスコッティ戸塚くん、平野流佳の加点が大きかった。よってオリンピック前は「歩夢くんが勝つにはトリプルを決める以外ない。いくら歩夢でもスイッチバックには勝てない」と言われていた。それを決めるのがすごいのだが。

さて、4年後なのだ

がカギとなってくる。いったん大きな目標クリアし、スイッチバックに興味のなさそうな歩夢くんはハーフパイプももうやることがない。となると、スケートボード成功体験(自身が楽しめ、冬の競技にいい影響があった、という意味で)をもう一度体験しに1,2年ハーフパイプから離れる可能性もある。また、今回半年程度でトリプルコークマスターして本番でミスなく着った、というのも自信になるだろう。

一方ライバル勢だが、ルーティーンを繋げれば歩夢くんの金メダルを超える点数を出せる。特に日本の2人はスイッチバック+トリプルコークを併せ持つのポテンシャルは高い。しかしながら、今回のオリンピックでは本番で決めきれず精度の課題を露呈。ここらへん、生まれついての横乗りライダーともいえる歩夢くんとの差がついた形だが、4年後は雪辱を期して精度を高めてくれば面白いスコッティはこれ以上どういうルーティーン構成するのか?本人の発言としては4年後の出場に意欲がありそうだが、トリプル練習している風には見えず、プランが見えない。

アップカマーだが、パイプ世界ではスロープスタイル、ビッグエアよりもスノーボード力/スノーボード経験値が重視されるため、今無名ライダーが4年後に伸びている可能性は低い。ポテンシャルがあるのは、今回も出場したオーストラリアのグゼリ君だが、スロープスタイルの大会にも出場しており、厳しいパイプ世界に骨をうずめるかは疑問。

4年後の予想だが、なんだかんだで歩夢くんが競技に復帰して連覇する気がする。技数が増えなくても、本番での圧倒的な強さ・安定感がある。

女子

絶対王者クロエキム。男子の歩夢くん以上に2位以下に差をつけており、おそらく今回のルーティーンで4年後も金を取ってしまうだろう。しかも今21歳。今後10年はクロエキムの時代が続くと言っていい。唯一の弱点は、本人がスノーボードに飽きてやめてしまうのではないか、ということで、個人的にはあれほどのスノーボード力を持っているのだから、力を行使してバックカントリー大会にも参加してほしいと思っている。

2位以下の予想になるのだが、日本勢や中国勢もやっとこさ1080をルーティーンに入れられるようになってきた。クロエキムは4年前に1080を2種類ルーティンに入れているが…。唯一の望みは日本勢・中国勢とも今の主線クラス20歳前後で若く、伸びしろがあるという事。センス練習によって化けることができれば、クロエキムを冷やかせるくらいのランはできるかもしれない。

2022-02-11

anond:20220211183930

イサンチェンは何年も前から羽生より格上だから羽生絶対王者でもなんでもない

直接対決も4連敗くらいしてる

前回もチェンが大ミスしちゃったから勝てただけだし

羽生結弦ってネイサンチェンを称賛するコメント出しているの?

かつての絶対王者が敗北したとき勝者に出すコメントが好きなんだけど、北京オリンピック羽生結弦はネイサンに何か発したの?

ショーンホワイト平野歩夢を讃えているのを見ていいなあと思ったんだけど、フィギュア記事では何故か金メダルのネイサンが4位の羽生結弦を褒める記事しかない。

イサンも鍵山も、羽生結弦を盛り立てるための舞台装置しかいから、口を開く必要もないって感じ?

2021-12-27

日本の)ゲームランキングとか自明なのに投票する意味あるのか?

1位 スーパーマリオブラザーズ

絶対王者

コイツ存在たから今のゲーム業界存在する。

マリオブラザーズまでで終わっていた平行世界がもしもあったら全く世界の有り様は別だった。

2位 ドラゴンクエスト

ゲーム・ミュージックのレベルを大幅に引き上げた存在

これ以前からドラクエ以上のゲーム・ミュージックは業界にはあったが、圧倒的知名度を持ったのはここから

なによりクラシックでの演奏可能であったという点が、ゲーム音楽がその後進化するにあたって強烈な後押しとなった。

3位 ダンスダンスレボリューション

体感ゲームという概念を生み出した。

ゲームコントローラーを握ってプレイするものという縛りから真に開放した。

これがなければVRゲームにたどり着くのが今の歴史より5年は遅かっただろう。

4位 FF11

日本製という縛りがなければUOが入るべき所だが、実質的日本製という縛りがあるため代わりにFF11ランクイン。

ネットゲームという概念日本全国に広げた。

ディアブロRO日本製ではないのでランクイン出来ないので変わりにコイツランクインしている。

5位 かまいたちの夜

ノベルゲーというジャンル日本に定着させた。

この前後に色々とあるけど結局知名度が一番高いのはコイツ

ノベルゲーは内容とサウンドが良ければグラフィックなんて実は重要じゃねえんだと誰もが気づいたという点ではココが決定的。

6位 たけしの挑戦状

クソゲーという概念日本に定着させた逸品。

ジャパニーズET

この作品存在によりソレまでの粗製乱造が一気に引き締められた。

もしこの作品が産まれなければクソゲーは単なるユーザー気持ち次第という甘えた風潮が広がっていただろう。

圧倒的知名度汚物がどの業界にも一つ必要なのである

2021-11-29

コントレイルドラマチックな馬だったね

ディープインパクト以来の無敗の3冠馬

コロナ禍の無観客の中で現れたスーパースターだった

そこから3頭の三冠馬対決で史上初の9冠馬アーモンドアイに負けるところまではまだまだ誰も強さを疑ってなかった

まあ、アーモンドアイだもんね、みたいなね

でも大阪杯で負けて連敗となってからケチがつき始め、宝塚記念に出なかったことで評価は「史上最弱の三冠馬」とまで言われることに

天皇賞で三歳馬に負けるのも、ああ、やはりこの世代は本当に強くないんだ、って思わせた

でも、この三連敗は伏線だったよね

三冠後苦労したからこそ、最後ジャパンカップで勝ってすべてが報われた、って見えるんだよね

苦労からの復活劇はドラマ

本当はアーモンドアイに勝って、そこから絶対的王者であるコントレイルが見たかった

でもそんな絶対王者よりも、苦労して苦労して、最後に報われる馬のほうが、なんか、泥臭くていいじゃないか

見てるこっちの気持ちが入るじゃないか

シンボリルドルフディープインパクトみたいな絶対王者になれなくとも、トウカイテイオーみたいなドラマチックな馬になったと思う

コロナで全ての興業不安視されるようになる中、その社会不安と戦い続けた馬だったのかもしれないね

コントレイル日本人の好きなドラマを見せてくれた、そんな馬だった

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