はてなキーワード: 会心とは
先々週の日曜日に奥様が20年来通っているサロンでばっさりショートにしたんだけど、なんというか全然似合ってなくて、見てるこっちの方が恥ずかしいくらい。美容師さんがたぶんショートカットを手がけたことないんだろうな、という雑な仕上がり。やり直しを求めてもいいレベル。
こんな仕上げでもカット代金は2.5万円だそうだ。美容院の相場がわからないのでこんなものなのか?
家に帰るまでの間や、家に帰ってきてからも鏡の前で仕上がりをみて、かわいい顔の眉間にシワ寄せて悩んでる。
さすがにこれは看過できない最重要事案と判断して、奥様にオレが8年程度利用している床屋さんでカットしてみたら?床屋だからショートの切り方には慣れてるし、ついでに顔剃りとか床屋のエステ試してみたら?代金はオレが払うからと提案してみたところ、快諾いただき次の土曜日に床屋さん初体験となりました。
床屋のオーナーには事情を説明し、仕上がりのハードルを上げてしまいましたw
当日は個室に案内され、カット、パーマ、顔剃り、エステなどもろもろ施術して都合約3時間半くらい。
終わったと連絡受けて迎えに行ったら超ニコニコ顔で店から出てきて、仕上がりに大層ご満足いただけた様子です。
オーナーのカットやパーマの技術もさることながら、顔剃りやエステの予想以上の気持ちよさに感激したみたい。
奥様曰く、別に美容院にこだわる必要ないよね、次回も床屋さんにする、とお言葉をいただき、紹介した甲斐がありました。
オーナーからも、会心の仕上げだけどこんなにカットで疲れたの初めて、とコメントありました。普段は男ばっかり相手してるので奥様の髪さわるの楽しかったと。
顔剃りとエステのおかげでなんかくすんでた顔色が二皮剥けたくらいに明るくなって職場でも大好評で、どこのエステ行ったの?と訊かれて、床屋さんと答えたらみなさん一様に驚くらしいです。
奥様の髪型にご不満を持たれている方、顔色がくすんでみえる方は、一度床屋さんでのかっとや、本気のエステ、顔剃りを体験されることをオススメしますよ。
閑雲やシャルロットで回数バフ撒きつつあわよくば自身火力も出したいみたいなビルドなんか?
あの遺物、アタッカーが千岩や旧貴族バフを必要とせず、近接じゃないから海染も届かない、特殊なアタッカーと組むヒーラーにだけ持たせるニッチ遺物だと思うが
おそらく過去一モチの寄与度(依存度とは言いたくない)が高いキャラ設計
そこに目を瞑るとするなら、あとは運用法で工夫あるのみ
モチの決定的アドバンテージは自分で殴ったときの追加デバフ機能による残夢(疑似EP)加速+1
であれば黄泉は攻撃靴にして速度盛りのPTメンバーに残夢をガッツリ稼いでもらう運用にすることでモチのアドバンテージを薄められる
その場合、自ターンで得られるのは+1が上限なので必殺や反撃などの自ターン外行動におけるデバフチャンスを増やすのが鍵になる
それを考慮すると耐久枠は星間市場を装備でき被弾コントロール可能な炎主、次点でジェパ・なのかに絞られる
炎主はスキルで全体に挑発デバフを付与できるので毎ターン+1取れる、必殺で撃破すれば+1
ジェパは被弾誘導力が運命補正と軌跡効果にあり狙われやすく、命中を盛れば毎ターン戦闘スキルで凍結させられる、凍結は被弾狙いとやや反するのと必殺のデバフチャンスが皆無なのがネック
なのかはバリアによる誘導だが結局全員に貼るパターンになると微妙、自ターン外では優秀で必殺で誰かに凍結か撃破入れば+1取れる、カウンターで撃破狙える(被弾とカウンターは同一ターン扱いなのか要検証)
アベンチュリンが実装されれば通常と必殺でデバフ付与可能な存護として候補になるが
さすがに毎ターン通常振る運用は不可能だと思うので残夢稼ぎ力は炎主に劣るだろう
同じことはギャラガーにも言え、必殺と、必殺直後限定の強化通常でしか残夢を得られない
アベとギャラは必殺の回転率にもよる部分はあるんで未知数
あとはクラーラを存護的に使うのもいけるかと思ったが反撃の印はデバフではないその他効果っぽいので多分無理
あとの2枠は虚無2でほぼ確だと思うが、存護と黄泉が毎ターンスキルを使う都合、桂乃芬、サンポといった通常と必殺双方でデバフを撒けるキャラでないと相当キツくなる
とはいえ虚無は決汗があるので通常のデバフ化は対応でき、サポ性能的にペラが筆頭候補になるだろう
固い敵だけにデバフ撒けば取り巻きは黄泉必殺で処理できると考えるなら銀狼も効果的だがペラは効果命中10%バフも配れるので存護のデバフ安定に一役買う
虚無2ではなく虚無1ルアンにして撃破機会増によるデバフを狙っていくのも場合によってはよさそうで
敵の弱点が噛み合うなら虚無1枠をカフカやスワンといったサブアタにするのも虚無2と遜色ない可能性はある
ただ無凸で調和採用するのは2凸使いと比べると悔しくなってしまう可能性がある
モチを持ってるなら逆に花火を採用して黄泉を動かすことでデバフチャンスを増やす手も取れる
が、やっぱりダメージ的には虚無3編成の別枠1.6倍乗算は越えられない気もする
まあソロゲーだし数字で競争する意味はないが納得できる編成を組むことでローコストでも納得できる運用を模索していくことはゲームの楽しみ方としてけっこう重要だと思っている
星4の一点狙いは沼ではあるがおやすみ狙いであわよくばモチ引けることを期待しつつということなら
普段武器ガチャ引かん主義の人も多少回してみるのはアリかもしれない
いやそれでも限られた予算ゆえ確保できるキャラが1体減る方がゲーム体験的には損失大きいとは思うけども
ただ黄泉はなー
必殺演出の異次元の凝りようや予告番組の開発者コメントを聞く限り、相当に力を入れて作られた贔屓キャラであることは間違いないので
原神で言うところの神くらいにお財布を緩めるタイミングと受け取っていいのかもしれない
実際これ「虚無」の使令なのでは?くらいの性能に見えるし
でも遺物テキストから読み取れる経緯的には「虚無」による障害を負った人とはいえ、シナリオ的な立ち回りは「終焉」っぽい因果逆転ムーブをしている気がする
そう、黄泉っつってるけど明らかに雷電で崩壊シリーズにおける御三家なので……ん? ブローニャは恒常だったような?
同位体の銀狼も……オフイベやWebキャンペーンは凝ってたけどゲーム内では特別贔屓って感じではなかったような?
まあミホヨの考えることは分からん
そこまでキリッキリにビルドや編成詰めなくてもライト勢的なノリで遊べばノープロブレムな範囲で調整されてるとは思うけどもね
ただトパーズの性能調整とかサポともアタッカーともつかない未来性能でわりとギリギリだったと思うけど…太ももほくろでなんとかごまかした感
というかトパーズ引いてた人はアベ確保がわりと急務なので尚更石の備蓄がキツいところ
滅多に使わん男勢はキメラで十分ではあるが
というか現状の厳選度ではキメラのほうが普通につよくね…?ってなる
まだまだですな
先が長いからこそ飽きずに遊べるわけですけれども
ちなみにギャラガーはオートヒールが必殺によるデバフトリガーという使いにくさもあって付与頻度がほしい
ということで回復量が撃破特効依存だから縄は撃破…ではなくEPで、撃破はサブで盛って回転重視した方がよさそう
計算したらEP110で必殺後即通常で20稼げるからここまでを0ターンとして
同じ気持ちs5つけてればEP縄だけでスキル連打で2ターン必殺回る
任意光円錐でEP縄とEP+5%セット効果ついてれば2ターンに1回被弾すればスキル連打で2ターン必殺回る
手術後s1つけてれば被弾なしで回り、手術後s5なら1被弾あればスキル通常でも回るんでSP収支+になる
3ゲージ削れる強化通常で怪盗の4セットの3EP獲得を確実に狙っていけるならEP+5%のオナメセット効果は不要だが…どっちかというと中々撃破できん対ボスでヒール切らしてほしくないから考慮には値しないか
光円錐は同じ気持ちか手術後で2ターン必殺狙うか、何が真かでヒール性能上げるかあたりか
ただ手術後の必殺時回復量効果は必殺がデバフ+攻撃なんで無意味になる予感
遺物は怪盗でよさそうだからビルドは楽そうだけども逆に攻撃や会心に欲を出したくなるキャラだな
まあ治癒/速度/HP/EPで安定だとは思うけども、会心/速度/攻撃/EPであわよくば微火力だしていくビルドもあるかも
星4キャラだけにあっちを立てればこっちが立たずの調整はされてる感
デバフトリガーは敵の入れ替わりに対応できないデメリットがデカいけど範囲攻撃キャラなら回復量が増えるメリットもあるんで編成次第ですわね
アベの回転は追加攻撃の頻度によりけりって感じでちょっと計算できない
まあ羅刹符玄フォフォ揃ってる人が育てるかと言うと必要はなさそうだけども
より火力に寄せていける耐久枠という意味では育て甲斐は一応あるかね
ルアン花火で使ってもさほどカウンター火力が伸びないなのかよりはね
ひとまずまだ買ってない2倍石はリセット前に回収しとくか
博士論文の公聴会を無事に終え、学位を実質的に取得しても、私の心に平穏は訪れなかった。
その日、かなりの時間を費して準備したプレゼンテーションを、会心の出来で決めることができた。
もちろんその成果は、(他の院生も同じだが)3年間の博士課程で膨大な時間を費し、壁にぶつかって紆余曲折とそれなりのドラマがあり、研究を他の何事よりも優先して手に入れたものである。
もっと言えば、大学入学から約10年、研究者を志した高校生の頃からだとそれ以上、思い憧れ続けてきた博士号の取得である。
プレゼンを準備している最中は、公聴会の後に万感の思いを感じるかもと想像したり、泣くかもしれないなんて思ったりした。
Zoomでの発表を一人終え、研究室からの帰路、キャンパスから渋谷駅まで歩くことにした。
もう日も落ち、夜のキャンパスから裏の山手通りに出たが、私の心は晴れなかった。
審査員から問われたあの問いになぜあのような回答をしたのだろう、こう答えれば良かったのに。
齢三十を前にして、学歴ばかり積み上がった人生の実態は浮草稼業の根無し草。
死にたくなった。
ここで私は気がついた、私の人生に心の平穏は訪れることはないのだと。
kotobuki_84です。
100字で書けないのでここに書きます。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20231128064014
kotobuki_84
スキーム化してるのはそうで、とは言え憎悪煽りイチャモン増田に連帯するブクマカが普通に一定数いるのは養殖じゃなく天然やからな。/その天然ブクマカにリーチするための、一次バズのハードルが異様に低いよね。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20231128064014
masa_bob
自分もそうだって自覚ないの???? ソースはこれ https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20231127171625
実際、僕は過去に何度も「俺もイナゴの一匹だ」というコメントをつけてます。きちんと自分をそう思ってます。何年もはてブを楽しく利用してる分際で、そんな恥知らずではございません。上のブコメもその位置に立って書いてます。
で、そらまあ別にそういう僕のメッセージが、見ず知らずのオッサンイナゴ(オバサンイナゴか?)もう一匹に伝わって無い事は、そらそうだろうとしか思わんけど。
ただまあ、僕の事を何も知らんカスにいきなり名指しで凸られて、無自覚な馬鹿だと決め付けられて、四連はてなマークで煽られて、ソースとかいう謎のリンク(つまり、僕が自覚無きイナゴだと指摘する根拠ですよね? 筋違いだけど)貼られて、みたいな、マウント取ったつもりのイキリ中高年のドヤ顔が透けてるコメントが視界に入ったのは普通に不快なので、そこだけ一言謝って欲しいですね。
「浅い理解(誤解)で相手を馬鹿だと決め付けて難癖付けるとかいう、暇な空白みたいなムーブをしてゴメンネ」って言ってください。それで和解や。
あとまあ、できれば僕を非表示に入れてください。今後もまたこうやって凸られたら、ちょっと敵わんので。僕も非表示しますんで。(和解したのに?)
masa_bob 自分はイナゴだと認識してるから害獣だとかいいます、でも自分が批判されたら中年なんたらが不快(勝手な決めつけですよね)だから謝れって無茶苦茶だし、そんなメンタルじゃ逆張り芸はやめたほうがいいと思う
とりあえず、意図的に言及を避けてるっぽい自覚の有無の部分については納得して貰えたと言う事で良いんですかね。そこは良かったです。
で、いや、勝手に相手を決め付けて難癖付けたら間違ってました。ムチャクチャどころか極めて当たり前に謝れよ。そこは僕が不快かどうかは関係ないやん。僕が不快を表明していなくても先手で謝れ。別に土下座せえだの言うてへんやん。メンゴメンゴでええわいや(技を借りるぜyas-malさん!)
そして「批判されたら」じゃなくて「誤った決め付けをされるという、批判ですら無い難癖をつけられた」ので、こうやって書いてます。なんかこう、草津叩きマンとか岩井叩きマンもそうだけど、自分が間違ってるだけの話を正当化するのに「俺たちは『批判』をした」に持って行こうとするよな。違うんよ。お前が「『批判』と呼べる水準の主張をするのに失敗した」から怒られるんよ。
そして別にメンタルキツイから謝罪を求めたとかじゃなくて、単に「お前は暇空と同じレベルの振る舞いをやってるぞ」っていう嫌味やが。分かるやんそれくらい。分かってズラしてるんでしょうけど。逆張り芸はどっちやねん。そして分かってズラした事によって「暇空と同じレベルの振る舞いをした」から「暇空と同じレベルの人間だ」にグレードダウンしました。
そして「決め付け」では無く「透けてる」です。下調べきちんとして会心の揚げ足取りに行くわけでも無い雑さと拙速さ、でも形振り構わず真っ直ぐに怒りの感情をぶつけて来る感じ(★つけてるzyzyさんとかはこのタイプ)でも無いの、じゃあまあマウント取ったったわドヤァって温度でしょ。そういうのが「透けてる」の。それはまあ僕の幻視かも知れんけどね。ネトフェミが萌えイラスト見てシコりキモオタを連想しちゃう様な話です。「透けてる」てのはそういう表現です。
まあでも、強いて言うなら中年(書いたのは中高年だが)は決め付けかな。でもまあ態度の頑なさとか、はてな人の分布(根拠無し!)とか、↑に書いた様な会心の一発を決めるためにコストを掛ける元気とか熱量が無くなってる感じからしても、アラフィフとかでしょ。若かったらゴメンな。若くしてのそれはむしろ心配するけど。
あとまあ正直、どうせ退く人間でも無いだろなって、ぶっちゃけ決め付けてたんですが、それが正解しちゃったのは素直に残念です。昔一回やり取りしたEuterpe2さんは、間違いを指摘したら撤回してくれました。そういう期待もあったんですけどね。これはマジで真面目に。(だから僕はEuterpe2さんの事は結構好きです。非表示してたし、ていうかアカ消えちゃったけど)
DAY2へ続く anond:20231129103152
いままで、切らなくて良いタイプのベルト(穴じゃなくて挟んで止めるやつ)を使っていた。
ダサいのは知っている。挟むタイプにそもそもスタイリッシュなものが無いし、大概デブ用なので切らないとダラーンとはみ出て、ベルトループで止めようと思うと体をさらに半周する。
でも切るというチャレンジが面倒くさかった。
さて。
現職になってからほとんどスーツ着なくなったので、残していた一着をクリーニングに出し、靴、タイ、ベルトは新調した。
ベルトは迷った。
実は今回、割とオシャレな会社からのヘッドハンティングなのである。
他の会社を受ける気はないので、面接は一社きり。一次はリモートで、次が最終なのでスーツを着る機会は一度。
でもなあ。なんかの拍子に「あれ、ベルトして無いやん。こんなダサ坊、いらんわ」言われたらショックじゃんね。「あれ、挟んで止めるタイプのベルト付けてるやん。こんなヤバ坊スカウトすんなや」なったら後悔するじゃんね。
ということで、買いました、初めての穴付きベルト。
今日は夕方からの面接だけど、ちゃんと早起きして、少しずつベルトを切っては試し、切っては試し。
会心の長さになったところで、シャワーを浴びて身を清め、シャツを着てタイを締めスーツを着て靴を履き。
ベルトは家。
ベルトは家。
第72期ALSOK杯王将戦7番勝負は、藤井聡太王将が羽生善治九段を4勝2敗で破り、王将位の防衛を決めた。本当に、本当に面白かった。手に汗握る、ヒリヒリするような名勝負の連続。名実ともに歴史に残ることとなったこのシリーズを振り返っていきたい。
棋士は「勝負師」「研究者」「芸術家」の顔を持つ。そう唱えたのは永世名人の谷川浩司である。この3要素は、どれか1つが10割というものではない。一流棋士は、これら全ての要素を持ち合わせ、盤上において切り替えながら戦っていく。それが、一流棋士の一流棋士たる所以である。そうはいっても、棋士によって個性、より強く出てくる要素というものは確実に存在する。私見だが、藤井聡太にとってのそれは「研究者」、羽生善治にとってのそれは「勝負師」だと考える。そして、羽生の「勝負師」としての側面が、何よりもこの番勝負を白熱させたように思う。
6局が指された番勝負で、羽生が勝利した第2局と藤井が勝利した第5局は特に名局だった。第2局は羽生の先手番で相掛かり。59手目、盤上のそっぽに放たれた金が驚きの一手。どこから飛び出てきたのかという異筋の金打ちだが、浮かび上がってくるとこれがべらぼうに厳しい。簡単に指せる一手ではないが、羽生はこの手をノータイムで着手。凄まじい事前準備、乾坤一擲の番勝負に懸ける決意をみた一手だった。しかし、この一手だけでノックアウトされる藤井ではなく、将棋はその後も難解な進行を辿る。羽生の本当に凄かった一手は、その後の銀打ちだ。盤上の中央で威張る藤井の馬にアタックする一手。理屈としては分かるが、それにしても怖い。この手を指すと、自らの玉頭に風穴が空く。無傷では済まされない変化だが、それでも羽生は果敢に飛び込んでいった。対する藤井、「許さん」とばかりに猛攻に出る。銀をかち込み、馬と角の睨みで羽生玉を一気に仕留めにかかる。危険極まりない羽生玉だが、ここでほとんど唯一といってよい、絶妙な凌ぎの手順が存在していた。そして、羽生はそれを読みきっていた。これが本局のハイライト。藤井の猛攻を正確にかわし続けた羽生が、シリーズ初勝利をものにした。何という勝ち筋か。銀打ちの一手は、藤井をこの変化に誘い込んだ渾身の勝負手だったのかもしれない。羽生が最後に放った香車は唯一の正解手である。持ち駒も打ち場所も多いが、ここにこの駒を打たなければ助からないのだ。傍目には怖すぎる変化にも果敢に飛び込んでいった勇者羽生。投了図は、勝負師が生んだ最高の芸術であり、羽生の名局である。
第5局は藤井の先手番。戦型は羽生が誘導して横歩取りとなった。飛車角が空中を乱舞するスリリングな戦型で、かくして本局も華々しい展開となる。激しいやり取りがあり、羽生陣は空中分解の寸前。玉が露出し、またしても危険極まりない状態となった。戦況は藤井有利から優勢へ。このままじっくり勝ちを固めてもよさそうなところだったが、本局の藤井はアクセル全開。防御を完全に放棄する驚愕の手順で、一目散に羽生玉に襲い掛かっていった。このまま押し切れば藤井の快勝譜だったが、その先で羽生が放った金が受けの妙手。藤井の攻めから逃れるために作った即興の囲いだが、この懐が妙に深い。アクセル全開だった藤井の手はパタリと止まり、戦況は混戦へともつれていった。本当に、妙なところに懐はあるものだ。将棋の奥深さ、恐ろしさ。羽生がどこまで狙っていたのかは分からないが、藤井の快勝に思われた一局は一気に混迷を深めていった。形勢は逆転し、むしろ羽生がよくなった局面もあったようだが、あまりに難解で、羽生はこれをつかみきれなかった。最後は藤井が抜け出し、シリーズを一歩リードする3勝目。攻めの藤井と受けの羽生。互いの特徴がよく出た名局で、深淵な羽生の受けは藤井の手をも止めさせた。藤井にとっては薄氷の勝利だったといえるだろう。
最終的には、4勝2敗で藤井が制した番勝負。しかし、星の差以上に競っていた、紙一重の局面が多かったように感じる。ここで冒頭の話題に戻るが、これは「研究者」と「勝負師」による名シリーズだったように思う。藤井は「研究者」。盤上の真理、最善を追求し、そのためには持ち時間を一気に注ぎ込むことも惜しまない。相手の戦法は全て受けて立ち、相手によって戦い方を変えるということをしない。横綱、王者の戦い方である。一方の羽生は「勝負師」。もちろん将棋の研究も超一級品には違いないのだが、羽生は相手によって戦い方を変えることも多いように思う。相手を見て、その相手に有効と思われる勝負手を果敢に仕掛けていく。勝負への抜群の嗅覚であり、勝負勘。「羽生マジック」と呼ばれる絶妙手の数々はまさにそれで、時には善悪を超越した一手で勝利をつかみ取ってきた。そして、本シリーズでもそんな「勝負師」としての一面を遺憾なく発揮した。特徴的だったのは羽生の戦型選択である。今期の藤井は、先手番で圧倒的な勝率を誇り、なんと一時は28連勝を記録。特に角換わりは絶対的なエース戦法であり、付け入る隙がないという強さを誇っていた。これを踏まえた羽生は、後手番で戦型を工夫していく。第1局は一手損角換わり、第3局は雁木、第5局は横歩取り。苦しいとされる後手番で、羽生は藤井の絶対的エース戦法を避け、様々なコースにボールを散らすことを選択した。何を投げるかというところから勝負は始まっている。球種の多さで、狙いを絞らせない。羽生の勝負術は、「次は何を繰り出すのか」と将棋ファンを魅了し、この番勝負を白熱させた。もちろん、角換わりを避けたからといって簡単に勝たせてくれる藤井ではない。どこにボールを投げてもその応手は的確で、結果として羽生は藤井から後手番で白星を挙げることはできなかった。それでも、羽生が後手番で繰り出した3種類のボールはどれも見応えがあり、複雑なねじり合いを生んだ。後手番で必死に食らいつきながら、先手番の2局では会心の内容で勝利をもぎ取った。心から、素晴らしい番勝負だったと思う。
防衛を果たした藤井王将は、羽生九段との番勝負について問われ、「羽生先生の強さだったり自分の課題を感じたところがあった」と振り返った。藤井がインタビューで対戦相手の名前を出すことは非常に珍しい。なぜなら藤井は、前述のように盤上の真理を追究するタイプであり、対戦相手がどうこうというタイプではないからである。今回、藤井が「羽生先生の強さ」と述べたのは、それを肌で強く感じたところがあったのではないかと推察する。羽生の強さ。すなわち、勝負術であり勝負勘。これまで何度も目にしてきたつもりだったが、本シリーズではその真骨頂を見せられた気がした。そんな羽生を相手に防衛を果たした藤井王将のことを、心から讃えたいと思う。
五冠を堅持し、さらなる頂に向かって突き進む藤井王将が将棋界の絶対王者であることは全く疑いようがない。その他の棋士は、極めて厳しい戦いを強いられている。しかし、厳しいからといって戦うことをあきらめてしまえば、その時に将棋界は終わる。今回、52歳の羽生がこれだけの戦いをみせた。勝負を仕掛けた。このことが、将棋界に良い化学反応を起こしてほしいと願う。選ばれしプロ棋士たちには、藤井という絶対王者に対し、果敢に「勝負」を仕掛けていってほしい。必死に戦い続けてほしい。そのように願う。
羽生さん。敗れはしたが、あなたは本当にかっこよかった。藤井王将は、その勝負術に正面から触れ、この番勝負で吸収した。今後は「勝負師」としての要素も強め、さらに手が付けられなくなるほど強くなるのではないか。そういう確信に近い予感がある。それでも言う。さらに強くなった彼に再び挑むのは、あなたであってほしい。
年収600万円として、所得税は年間で20万円そこそこしか払うことはない。
対して住宅ローン減税は最大で35万円もある。
35百万円というという庶民が普通に借りる住宅ローンで、20万しか受け取ることはできない。これはおかしいでしょ。
別に住宅ローン減税に限った事ではない。扶養手当やらなんやら、所得税から還付するシステムはみんな同じだ。庶民は20万円前後しか枠がない。
所得が少ないほど、この枠は少なくなる。
だから民主党がやった子ども手当は会心の策だった。扶養控除ではなく、手当として配るべきだ。
住民税もそう。
ふるさと納税は住民税をたくさん支払っているお金持ちほど優遇されるシステムだ。なんせ税金が物品に変わるのだから。
しかもこれは、先にお金を納めて後から分割して控除される仕組みのため、低収入であるほど使いにくい。
「税金から控除する」という考えを改め、「金持ちから貧乏人へ」の原則に立ち返るべきだ。
──追記──
色々な人の意見を聞けて良かったです
それはそれとして住民税から引かれるとかタイプミスとか些末なところに突っ込むのは、むしろそれくらいしか突っ込みどころがないのかな、と思いました。
ネット界隈では「西早稲田2-3-18」の件がいろいろを語られてきたけど、Colaboの騒動によって一気メジャーになった。
日本キリスト教婦人矯風会の共催のイベント→https://kyofukai.jp/archives/7516
新宿区の告知では宗教名を完全に排除している→http://www.city.shinjuku.lg.jp/kusei/danjo01_000001_00127.html
川浦弥生(牧会心理学)https://noden.ac.jp/about/faculty/
新宿区 吉住健一区長http://www.yoshizumi.jp/
新宿区長としての今任期(2018~2022)の終盤を迎えました。振り返ると、2020年春に新型コロナウイルス感染症の感染拡大が始まってから、感染症対策を重点とした区政運営に忙殺されてきました。
治療法も感染経路も解らない中で感染拡大した緊迫した時期、重症化する変異株が感染拡大して入院出来ない重症患者が発生した時期、新宿区医療介護福祉ネットワーク会議とともに入院待機施設や陽性者への介護サービスの体制を整えた時期、想像を絶する感染者数の増に対処するために高リスク者と低リスク社への対応をトリアージした時期。
時間の経過によって、ウイルスが変異し、感染症そのものの性質が変化していく状況を目の当たりにしてきました。
感染拡大の影響が大きくなるにつれて、職を失った女性や行き場を失った青少年が、以前にもまして歓楽街に集まってきました。
歌舞伎町に集まっている若者・女性の多くは住民ではありません。
そのため、普段の居場所や健康状態、所得の状況など、区役所が把握できる情報は限られています。
特に、東宝ビル周辺に話し相手や居場所を求めて集まってきているといわれる“トー横キッズ”達は地方から出てきた子供が大半です。
家出してきたと判明すれば補導されて、親元に戻すことになりますが、再び歓楽街に戻ってきてしまうことは想像に難くありません。
今、幾つかのNPOがそれぞれのアプローチ方法を考えて、支援をしています。
そのうちの幾つかの団体と新宿区は連絡を密にして、立ち直りの機会をつくれないかと模索しています。