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はてなキーワード: サンタとは

2016-12-26

http://anond.hatelabo.jp/20161226004927

幼稚園園長先生サンタ変装してクリスマス会があったんだけど、

みんなで「えんちょーせんせー」って言ってた記憶がある。

その時にサンタ大人変装するものだって刷り込まれたから、実在するとも思わなかった。

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サンタさんラジコンをお願いしたら電池でひたすら真っすぐ走る車がやってきて

ああサンタはいないんだ。

というかウチは貧乏なんだ、と思ったことを毎年この時期思い出す。

煙突がないのにサンタはどうやって家に入るのか

団地住まいだった小さな私はベランダの鍵を開けてから寝ていた。

クリスマス家族とあるアミューズメントパークに行った。

俺、妻、息子(7)、娘(4)の4人。

昼間から夕方までその施設で遊んで、夜はファミレスファストフード店あたりで夕食を済ませる算段だった。

ウチは貧乏なので、たとえキリスト誕生日であっても財布の紐を緩める余裕はほとんどない。

親の都合で平均より少々劣る暮らしを強いてしまっている子供たちのため、この日ばかりは無理をして費用を捻出したのだった。

施設に着いて、しばらく遊んでいると、娘の表情が段々険しくなっていることに気付いた。

妻とともに「どうした?」「眠い?」「しんどいの?」などと声をかけるが、娘は首を横に振るばかり。

何を言っても反応が薄い。

俺も妻も困ってしまった。

息子に聞いても分からないという。

とりあえず休憩しようか、と売店と休憩所を兼ねたエリアへ入った。

すると、グッズの山々を目にした娘が急に口を開いた。

「なんで娘ちゃんたちはクリスマスなのに普通なの?」

初めは意味不明だったが、よくよく聞いてみるとつまり

施設を訪れている人の多くはクリスマスコスチュームとか施設マスコットのグッズとか何かしら特別っぽいアイテムを所持しているのに我々は何一つ持っていない、これはおかしい」

ということらしい。

痛いところを突かれた妻と俺。

「持ってない人もいるよ?」「サンタさんにもうアクアビーズのやつ貰ったじゃん」とか誤魔化してみたが、もうその手の理屈が通じないフェーズに達しているのは一目瞭然だった。

実際、子供連れは大体なんかグッズ持ってたし。

貧乏でゴメンね、なんて幼児に言うのも気が引けるし、しかしこの手のグッズは高いわりに実用性がないものが多くて、一時のノリで買うのはちょっと無理だった。

しかもうちは子が2人だ。片方にしか買ってやらない、というのは厳しい。

俺と妻がどうする?なんて小声で言い合ってる間に、娘の目に涙が浮かびはじめた。

やばい、と思った。

俺は妻のダウンジャケットのファーを外して顎にあてがい「ウフォフォ、サンタスァンダヨ」なんておどけてみせたたりしたが、ケタケタ笑ったのは空気が読めてない息子だけ。

娘はずっとろくでなしブルース風のキッツい顔をしていた。

妻のなだめも効かず、とうとうオッオッとアシカみたいな声で泣き出した娘。

その時、不穏な空気を察したのか職員のお姉さんが来た。

「どうしたのかな?」屈んで笑顔で娘に尋ねるお姉さん。

わーわー泣いて話にならない娘の代わりに俺たちが恐縮しながら事情説明した。

お姉さんは「そっか〜、じゃあちょっとだけお帽子被ってみようか?」と言って売店からマスコットモチーフにした帽子を持ってきて、娘と息子に試着させてくれた。

娘の顔が少し明るくなったのがわかった。

俺たちは今しかないとばかりに二人をおだてまくり、お姉さんが良けばお写真も、と促してくれたので褒めながら撮りまくった。

お陰で娘もすっかり機嫌が良くなった。

お姉さんに厚く礼を述べて、娘に「来年サンタさんにこの帽子お願いしよう」と丸め込む。

じゃあ、帽子来年までお別れだね。帽子に待っててもらおう。なんてファンタジーかまして円満に終わりそうだった。

その時だ。

娘は帽子を愛するあまり?なぜか帽子を抱えてしゃがみこんだ。

そして、帽子に口と鼻をくっ付けて何かコソコソ話し始めた。

何を言ったのかは分からないが、帽子さん待っててねとでも耳打ちしたのかもしれない。

だが、思い出してほしい。

こいつさっき泣いたばかりなのだ

拭ったとはいえまだ鼻の下はテラテラだったし、次から次へと鼻水が垂れてきていた。

別れの寂しさか涙もまた出ていた。

あの唇の付け方なら唾も付いているだろう。

お姉さんの顔を見た。

お姉さんは一瞬ろくでなしブルース顔になった。

そしてすぐにニコニコして我々を見据えた。

妻の顔を見た。

ろくブル顔だった。

買い取りました。

正月は寝る。

http://anond.hatelabo.jp/20161226014033

どうでもいいけど、お前サンタ免許持ってんの?

持ってなかったらただの不法侵入だぞ

[] #10-4「サンタプレゼント争奪戦

≪ 前

タオナケの序盤の妨害結果的に弟とその他の参加者の差を広げることとなり、ドッペルの意外な助けもあってダントツトップを維持し続けた。

その後のアトラクションは逃げ切りを防ぐため、先行する人間に不利な仕掛けが多く施されていたが、それでも弟との差を他の参加者が縮めることは出来なかった。

「いいぞ、息子よ。そのまま逃げ切ってしまえ!」

その勇姿に、プレゼントを突っぱねた両親すら声援に熱を帯び始める。

こうして弟は、最後アトラクションを潜り抜け、サンタのもとにたどり着いたのであった。


弟がサンタに真っ先に言うべきことは決まっている。

息を荒げながら、サンタに満面の笑みで言う。

バーチャルリアリティのやつをください。ボーイのやつじゃないですよ」

弟はそう言った後、アトラクションへの達成感と、その成果を得られる喜びを噛みしめていた。

だが、サンタ言葉はあまりにも予想外のものであった。

「頭が悪くなるぞ。あと目とかも」

さて、このサンタが実は父だった、という展開なら話としては綺麗だが、生憎別人である

両親は、俺の隣で一緒に観戦しているからだ。

まりサンタもまたつまらない大人理屈で、子供の願いを突っぱねるような人間だったということさ。

サンタなんていないと気づかされるか、サンタ理想とは違った人格だったか、いずれにしろその時の弟にとっては残酷であることには変わらない。


こうして、弟は結局目当てのものを手に入れられなかった。

だが、意気消沈して帰った自分の部屋に、まさかの代物があったのだ。

兄貴、これ……!?

「言っておくが、あくまで俺のだからな」

管轄?」

「俺が玩具一つにそんな大層な権限を主張するわけないだろ」

「やったー! 大事に使わせてもらうぜ、兄貴

「いや、お前のではないからな?」

弟の勇姿に胸を打たれたのか、実はそのイベント後に両親はアレをこっそり買っていた。

だが一度、突っぱねた体裁がある以上、直接プレゼントとして渡すのは甘いと思ったのだろう。

なので名目上は俺が自分のために買ったということにしたのである

まあ、俺はあのテの玩具に興味がないので、実質的に弟のモノというわけだ。

大人子供境界を反復横とびしなきゃいけない俺ならではの役割ではある。

当然これをネタに、俺は両親から相応に色をつけてもらうつもりだが。

どうしても欲しいならバイトをしているから買えるんだが、プレゼントってのはまた別の話さ。

何を贈るかってのも大事だが、誰が送るか、どう送るか、つまりそこに込められた思いも大切だ。

その点で、弟の手に入れたアレは、サンタから貰うよりも遥かに特別意味を持っているといえる(当事者自覚があるかはともかく)。

しかするとサンタはそこまで考えて、最もよい方法で弟のもとに目当てのものを届けた……ってのは深読みしすぎか。

いずれにしろ一見すると無駄な遠回りをしながらも、弟にとって素敵なクリスマスとなったのだった。

(#10-おわり)

http://anond.hatelabo.jp/20161226010053

それはお前、自分のこと言ってるだろ

俺も同じこと考えてた気がするが

しかし、将来サンタになることが永久にないと知ったら、当時の俺はさすがにへこんだだろな

http://anond.hatelabo.jp/20161226004927

僕も大人になったらサンタになるんだろう・・・そう思ったに違いない。

サンタがいないと気付いたとき

詳しい時期は分からないけど幼稚園くらいまでは信じてたんだよ

いつだったかな、サンタの正体が実は親父だったなんて知ったのは

それを知ったとき、どんな心境だったんだろうか

ショックを受けた記憶はない

物置にプレゼントらしき物が置いてあったから、薄々気付いてたんだろうか

どうやって事実を知ったのかすら覚えてないなー

2016-12-25

ファンタジー系のソシャゲの中の季節イベント

やめてほしいな。

クリスマスイベントとか

バレンタインイベントとか

夏祭りイベントとか


世界だぞ異世界

別の星だぞ。

四季があるだけでも興ざめなのに、

浴衣着て団扇持ったりすんな。

サンタも出てくるな。

チョコレートも出すな。

それ全部地球しか関係ないんだから

サバカレーサンタのかっこしてるんだからなんかくれ

http://anond.hatelabo.jp/20161225090924

邪悪サンタ「喜んでもらえて本当に嬉しいよ。明日から毎日髪の毛をプレゼントしてあげよう。」

[] #10-3「サンタプレゼント争奪戦

≪ 前

「うーん、ちょっと遠いなあ。弟の姿が見えない」

大丈夫よ、私にはズーム機能つきモニターが付いているから」

「ああ、そういえばそんな改造したことあったっけ」

母が首にコードを刺すと、備え付けのモニターに弟が奮闘している姿がはっきりと映し出される。

他にベター方法があったと思うが、俺たちはそのモニターを眺める。


最初の関門はロープ登り。

だが、ロープの本数は少なく、先行する人間が非常に有利になってしまアトラクションだ。

弟はそれを理解しており、後半バテること覚悟でそのロープアトラクション最初にたどり着いたようだ。

最大速度で劣ることを理解していたタオナケは、ここで超能力を使う。

ロープは次々と引きちぎれ、登ろうとしていた参加者たちは戸惑いを隠せない。

弟はまだ千切れていないロープに飛び移って落とされないようにするが、それによる負担は大きく、登るスピードが見る見る遅くなる。

その隙を突いて悠々と向かうタオナケだったが、ここで笛が鳴る。

「こら! 超能力による妨害行為は即失格!」

「えっ!? 私、超能力者だけど、そんなのあった!?

「今年から禁止されたのを、始めに説明したでしょ」

注意事項を聞き流していたタオナケの完全なミスである

それでも納得がいかないタオナケが審判と押し問答をしている間に弟は登りきり、それに他の参加者たちが続く。


次のアトラクションボールの海。

一見すると、ちょっと走りにくいだけの障害だが、このアトラクション本質ボール使用だ。

出遅れ参加者はここでボールを拾うと、先行者にぶつけて妨害する。

これはルール上認められている、というかイベント考案者もそれ込みで作っている節がある。

以前のイベントで泥沼になりかけた妨害合戦が、意外にもウケがよかったらしい。

「私、失格になりそうだけど、あの妨害がありなら超能力妨害もありにすべき!」

タオナケは未だに審判に食い下がっていた。

何とか起き上がっていたミミセンも、よろめきながら歩みを進めている。

正直、ここから追いつくのは無理だと思うが、プレゼントをそう簡単に諦められないのは誰だって同じだということだ。

そして、ボールの海はというと、セーフもアウトもないドッジボールになりつつあり、背を向けていた先行者たちも応戦するためにボールを投げる。

弟もたまらず応戦しようと振り向いたとき、思わぬ光景を目にする。

ドッペルが弟の姿に変装し、応戦していたのだ。

先行する弟の姿を真似たところで、ボールが集中するだけで何の得もない。

まり、集中するボールを弟から分散させるため、矛先をわざと自分に向けさせていたのだ。

「なぜだ、ドッペル。今この場では俺たちは敵同士だろ!?

このときドッペルは微笑を浮かべる。

「マスダの兄ちゃんよろしく

「え? ああ……よく分からないけれども、分かった」

後に弟にそう聞かされたが、俺にもよく分からなかった。

ひょっとするとサンタからプレゼントは諦め、弟に恩を売ることで俺から貰う計画シフトしたと考えもしたが、俺にそういう温情があるなら弟はそもそもこのイベントに出る必要がないのは容易に想像がつくことなので、ドッペルの思惑は結局謎のままである

こうして、飛び交うボールの勢いが弱まったおかげで、弟は先行の有利を保ったまま次のアトラクションへとスムーズに移行していく。

次 ≫

2016-12-24

[] #10-2「サンタプレゼント争奪戦

≪ 前

きたるイベント当日。

アトラクションに使われる大掛かりなセットがスポーツ施設にずらりと構えらている。

今回は製作者の興がノリすぎたのか、かなり大規模かつデザインも凝っている。

まあ、参加者にとってはプレゼントのための障害しかないのだが。

弟たち参加者の目はマジで和気あいあいとした雰囲気とは裏腹に立ち振る舞いはトップアスリートのそれである

「マスダ、今回ばかりは知恵はもちろん、手も貸さないよ」

「ああ、俺も同じさ」

「最新の防音耳当ては僕のものさ」

いつもは弟と共にいる仲間たちも、今回はライバルだ。

私、女だけど、淑やかさは目的の前には無意義なの」

タオナケもいるということは、恐らくドッペルもいるのだろう。

変装しているのか、俺たち家族のいる観戦席からだとよく分からないが。

シロクロはというと、年齢不詳かつ体格も成人男性と変わらないということで参加を拒否されたらしい。

そうして参加者が出揃い、観戦席も埋まり始めたところで、いよいよ開催のアナウンスが入る。


まずは市長イベント関係者挨拶、注意事項の説明であるが、参加者である子供たちはもちろん大人たちも聞いていない。

当人たちもそれは分かっているのでテキトーなことを言って済ませたいようだったが、町おこしも兼ねているのでマスメディア意識した適当なことを言わないといけない。

「以上で注意事項の説明は終わります。次にこのイベントに欠かせない、サンタさんの登場です!」

スタッフが手を向けたさきの扉近くからスモークが吹き上がる。

そこから勢いよく、如何にもな格好をしたサンタトナカイに乗って登場する。

「ホッホー!」

俺の記憶ではサンタが乗っているのはソリで、それを引くのがトナカイのはずなのだが、第1回からこの調子だったので今さら変える気もないのだろう。

「数々のアトラクションを潜り抜け、サンタのもとへゴールしてください。では……」

弟たちが構える。

空気銃の音を聞き逃さないよう必死だ。

「……スタート!」

空気銃の発砲音が響き渡る。

ミミセンは、その音にやられてしまって開始早々ダウンした。

かくして、プレゼント争奪戦の幕が切って落とされた。

次 ≫

anond:20161224002510

いや、そんな煽り文句吐かれても別に喧嘩するつもりないか

君のサンタ教育論聞かせておくれよ

サンタ都市伝説

http://anond.hatelabo.jp/20161223233004

俺はその増田とは別人だけど、

うち別に創価学会でもないのにクリスマスを祝う文化がなかったんで(貧乏なだけだが)

俺は3歳か4歳頃には既にサンタなんかいないと思ってたよ。

まあクリスマスプレゼントが欲しくても貰えないんで信じようが無いだけだったのもあるだろうが、

幼稚園の時のクラスメイトが「うちにサンタさんが来た!その証拠サンタさん写真を撮った!」と自信満々に提示してきたものに映るのはどう見ても赤い服を着てつけヒゲ姿のソイツの父親だったのに、

なんで実の息子が気づいてないのか理解に苦しんだし、

子供心にも何でこんな謎な嘘が世界共通しているのか、意味はないだろうと考えていたし、今もイマイチピンと来ない。

ただ、オカルトは大好き。

今のオカルトは、宇宙人ガー幽霊ガー秘密結社陰謀ガーと喚く、頭のおかしい人の珍説嘲笑って見守る趣味しかない。

週刊マガジンMMRだって、なんでもかんでも無理矢理世界滅亡へとこじつけロジックゲラゲラ笑うために指示されてきた。

オカルト知識豊富で、それについて言及することが多い有名人伊集院光大槻ケンヂなど)だって結局はオカルトを斜めから見ておちょくるスタンスだ。

宇宙人実在する!」とか書き散らすオカルト雑誌編集側の人間ですら、真に受けた読者が送って寄越した電波とお花畑満載の手紙を受けて「こいつらマジで信じてるのかよ、もう手に負えないと思った」と暴露している。

もはやオカルトは送る側も受け手側も、全員ニヤニヤ斜め上視点で何をしたいのか訳がわからない領域にきている。

その究極が年末のたけしのオカルト特番

番組内でやりあっている大槻教授と韮澤社長普段は仲がいい。

趣味」で片付くならまだいいが、オウム江原や細木レベルにくると話は別。

オカルトマニアこそ、そういった連中やエセ科学は徹底的にやる。

まりオカルトを本気で信じ込むバカは今の時代あんまりいないってこと。それを踏まえて楽しんでいるのだ。

2016-12-23

サンタでどうこう言う人って都市伝説とかUFOとか怪談とか水曜スペシャルとか楽しまなかったの?

anond:20161223225408

世界中の多くの人が親からつかれた嘘が面白くて素敵だったと思ってるから今でもサンタは残ってるんだよ

嘘や不思議を楽しめない人生なんてつまらんやろ

2016年を振り返って

あー、あと数日で年が変わる。

この1年、この曲が気になってしゃあなかったなあ。

岡村隆史ANN内のコーナー「地球バランス」のBGMなんだけど。

これもうわかんねえまんま年越すのやだなあ。

誰か増田サンタが素敵なPresent的な感じで教えてクレメンス

[] #10-1「サンタプレゼント争奪戦

サンタというのは奇妙な存在だ。

大人ウソはいけないことだと説く傍ら、サンタという共同幻想自覚的である

しかも時には大掛かりに、このウソを作りあげる。

そして、いつの日か子供だった俺たちはその共同幻想に打ちのめされ、いつの日か立場を変えてその共同幻想の住人となるのだ。


クリスマスの日が近づいていた。

宗教関係の深い祭りではあるものの、大半の人間はそんなこと関係なしに興じる。

東方の三賢者が誰かは知らなくても、クリスマスに欲しいものが何かは知っている。

いつもと違う日であるという華やかさ、ケーキや美味い料理、あとはプレゼントだ。

うちの両親はこのテの行事をそれなりに力を入れてやるタイプだが、その準備の最中何気なく弟に訊ねるだろう。

クリスマスには何が欲しい?」

弟は予期していたのか、まるで練習していたかのように淀みなく言う。

バーチャルリアリティのやつ! ボーイの方じゃないよ!」

そして、これまた予め用意していたかのように両親は応えるわけだ。

「頭が悪くなるぞ」

「そうよ。あと、目も悪くなるわ」

弟のねだった玩具以下の子供だましな文言である

両親自身、元から断るつもりだったので実際のところ目や頭が悪くなるかどうかは関係ない。

ましてやサイボーグの母が「目が悪くなる」とかいうのだから説得力は皆無だ。

弟は半分予想していた結果だとはいえ、それでも残り半分は期待していたため落胆する。

それでも弟がここで大人しく引き下がったのは、他にアテがあったからだ。

ああ、俺じゃないぞ。


両親はこのテの行事に力を入れていると語ったが、町ぐるみで精力的であることが大きく関係している。

特に目玉は、「プレゼント争奪戦である

町おこしも兼ねて行うクリスマスを盛り上げるための大掛かりなイベントだ。

参加者の子供たちはアトラクションクリアしつつ競争し、見事サンタのもとへたどり着けば、好きなプレゼントを後日貰えるというものだ。

素晴らしいのは、よほどの問題がない限り保護者の介入が禁止されていることだ。

まり、親に突っぱねられても、ここでプレゼントを手に入れるチャンスがある。

弟は勿論これに参加する。

あえて問題があるなら、弟のような子供はたくさんいて、親に目当てのプレゼントを貰える算段があっても、欲望というものは際限も貴賎もないことだが……。

次 ≫

2016-12-22

http://anond.hatelabo.jp/20161222011811

確かに、

月9で主演、しか松たか子結婚という役どころ(「お見合い結婚」)だった時の「サンタマリア出世したなー」感は

逃げ恋のあらすじ見た時の「星野源出世したなー」感と被る

2016-12-20

そろそろクリスマスなので長年の疑問をぶつけたい

他でもないサンタクロースあいつのことだ

現代の我々はサンタというとフィンランドとか雪国風景想像するが

元ネタであるところの聖ニコラウスとやらは小アジアのあたりの伝説らしい

かすりもしてねえじゃねえか

どういう経緯で今寒いところが本家ですみたいな顔をしているのか謎だ

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