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2021-12-15

いちフェミニスト温泉むすめに願うこと

温泉むすめの騒動顛末

温泉むすめの炎上騒動から一か月になる。

藤氏発言に端を発した騒動は、運営が火の付いた設定を削除、関係曖昧な後援団体看板も下ろし、スポーツ文化ツーリズムアワードの受賞も辞退、その後は何事もなかったように平常運転を続けている。仁藤氏も当初から米山議員との諍いの話題そらしの感があったが、早々にフェードアウトしていた。

温泉むすめの設定は、セクシャル趣味未成年であることを匂わせる学年表記が消え、30歳で見えなくなる設定も消えた。今回の騒動以前にも不適切描写のいくつかが削られ、修正されることは何度もあったらしいが、傍から見て温泉むすめはどんどん健全な方向へ変化していっているようだ。喜ばしいことだと思う。

温泉むすめの飲酒行為エロ趣味公式サイトを見なきゃ分からないんで、今回仁藤氏サイトを覗きに行くまではコアなオタク以外誰も知らない設定だったりした。で、飲酒言い訳に使われている「温泉むすめは神さまです」という設定も公式サイトを見なきゃ分からないんでこれも誰も知らない設定だったりした。

温泉むすめは容姿能力人間と何ら変わりないので、姿を見ただけでは神さまと判別することはできない(龍神温泉龍神晴除く)。Tシャツ姿のラブやんを見ても愛のキューピッドだとは分からないし、スーツ姿の大川隆法を見ても地球神だとは分からないことと同じだ。

オタクが喜んでくれるだろうと作った神さまとか学校の設定。オタクが喜んでくれるだろうと作った温泉むすめのプロフィールゲームアプリとか温泉むすめ声優ライブみたいな2次元2.5次元の中にいた頃はオタクが喜んでくれるだけで終わっていた表現が、温泉地とコラボして3次元に出てくると仁藤氏みたいな人に見つかって吊るしあげられることになる。

まあ、温泉観光協会自治体公認を貰って観光庁にも後援してもらおうっていうのなら、遅かれ早かれオタクノリは見直す必要はあった。

私は仁藤氏温泉むすめの絵柄についての抗議は頷けないけれど、設定への批判は十分理解できる。そして(温泉むすめのコアファンとは違う層だとは思うけど)、営利目的温泉むすめのセクシャル設定を残せと主張していた一部オタク論客意見に全く同意しない。まあ、フェミニスト側の人間だよね。

ここにフェミニストたる私が温泉むすめの思い出と温泉むすめコンテンツに願うことを書く。

書いたのはもうしばらく前だけど、騒動の際中には放り込みたくなかったんでそろそろ世間が忘れた今放流する。

日記部分が長いので三分割くらいにする。

温泉むすめとの邂逅

私は温泉むすめのゲームアプリは一度も触ったことがなく、温泉むすめ声優イベントにも参加したことはない。ただ、ここ二年ほどの間に温泉むすめの等身大パネルキャラグッズを目当てに全国の温泉地30か所以上を巡った。

私は元々温泉巡りが趣味で年に50か所ほどの温泉を訪れている。毎週温泉に出かけている訳じゃなく、一日で複数温泉地をはしごするのでこの数になる。有名な古湯から山中秘湯、天然温泉利用の銭湯まで種類は問わない。一人旅なので温泉旅館には泊まらない。だいたい車で移動するのでアルコールも摂らない。朝風呂をキメて走り、外湯巡りをして道の駅土地名物を食べまた走り、寺社景勝地観光し外湯巡りをしてビジネスホテルに泊まる。これを繰り返す。

また私はアニメ聖地巡礼趣味にしている。今年巡礼に出かけた作品は、「ジョゼと虎と魚たち」「魔女見習いをさがして」「君は彼方」「竜とそばかすの姫」「サイダーのように言葉が湧き上がる」「劇場編集かくしごと」「岬のマヨイガ」「きんいろモザイクThankyou!」「神在月のこども」などだ。

EUREKA」を見て檜原村にも行きたくなっているし、「フラ・フラダンス」も面白かったかいわきにもまた行くことになるだろう。

アニメで描かれた景色写真を撮り、アニメポスターがあれば写真を撮り、ついでに立ち寄った温泉にゆキャラがいればこれまた写真に撮る。志摩リンなでしこの訪れた温泉は全てトレースした。それでもこれまで訪れた温泉地で偶然温泉むすめに出会うという経験はなかった。

初めて温泉むすめの存在を知ったのはゲームアプリ駅メモ!」と「温泉むすめ ゆのはなこれくしょん」のコラボイベント日本全国温泉駅巡り!(2019年5月24日開始)」だった。

駅メモ!ではアニメゲームコラボするスタンプラリーイベントが何度か開催されており、チェックポイントの駅に行けばご当地アニメパネルにも会えた。特に鉄道むすめ」とのコラボは相性抜群で、駅メモアプリで駅にチェックイン、改札を出て鉄道むすめパネル写真を撮り、トミーテック発行のスタンプ帳に鉄道むすめスタンプ押印と、三倍楽しむことが出来た。

日本全国温泉駅巡り!」では、温泉地の最寄り駅にチェックインするとアイテムユニットキャラを貰える。その内7駅では温泉むすめのユニット草津結衣奈、鬼怒川日向熱海初夏、黒川姫楽、伊香保葉凪、いわきあろは、大手町梨稟が貰える。熱海鬼怒川に行くだけで、一回500円のガチャを回さなくてもユニットが確定で貰えるのだ。

鉄道むすめコラボでは全国32か所の駅にチェックインしても貰えるユニット立石あやめひとりだけだったのに、温泉むすめコラボ報酬は破格だ。行くしかない。

こうして7人の温泉むすめに会いに行く旅は2019年5月スタートした。

最初に訪れたのは阿蘇。駅にチェックインすればユニット黒川姫楽が貰える。ただ、阿蘇駅はあくまで最寄り駅というだけで黒川温泉のある小国町阿蘇からは離れた場所にある。そのせいか駅には黒川姫楽のパネルなどは見当たらなかった。代わりに熊本ゆかり尾田栄一郎にちなんだ黄金ウソップ像が立っている。

その後、黒川温泉に向かい日帰り入湯できる旅館温泉を楽しむ。黒川温泉では入湯手形を買えば三か所の外湯が利用できるのだが、すでに日は落ちていたので利用するのは一軒だけにした。黒川温泉過去に何度も利用しているし、今日大分市ホテルまで車を飛ばすのだ。

記念にキャラパネル撮影しておこうと、入湯させて貰った旅館スマホ画面の黒川姫楽を見せ「このキャラご存じですか?」と尋ねたが「分からない」との返事。まあ、聖地巡礼先で地元民がご当地キャラを知らないなんてことはこれまでいくらでもあった。景観配慮して看板ほとんど見られない黒川温泉パネル路上に設置されている訳でもないだろうし。

観光案内所も閉まっている時間なので、パネル撮影は諦めることにした。

この空振りは草津でも続いた。長野原草津口駅で、草津結衣奈について尋ねてみたがここでも知らないという。草津温泉JRの駅からは離れているし仕方ないのかもしれないが、これはもう地元で聞いても駄目だと、Google検索してパネルが展示されているという湯畑の玉屋酒店を訪ねた。

玉屋には声優サイン入り草津結衣奈パネルが飾られており、缶バッチキーホルダー、お守りなどのグッズも販売されている。よく見る光景にやっと出会えた。聞くとどうやらこの玉屋草津スカイランドホテルしか草津結衣奈には会えないらしい。何か扱いが小さい。

調べると、温泉から公認を貰っている温泉むすめは4人しかおらず(2019年7月時点)、黒川姫楽も草津結衣奈も温泉公認キャラではなく、名乗りを上げた有志が温泉むすめを宣伝してくれている状態のようだった。ただ草津では温泉むすめのイベントは何度も開催されているらしい。どうやらアプリの方には熱心なファンが付いているらしいが地元との温度差は気になるところだ。

それでもパネルに会えただけで嬉しい。玉屋キーホルダーを買い、御座之湯で温泉に浸かり、温泉りらっくまのぬいぐるみを買って帰路についた。

何か最初想像していたものと違う。公式サイトNEWSページを読んでみると、どうやらゲームアプリ本体ではなく、温泉むすめを演じる声優楽曲販売ライブイベントが太い柱というか温泉むすめという存在のほぼ全てだった。

日本温泉地の公認はまだ有馬温泉道後温泉しかない状態なのに楽曲CDドラマCD10枚以上リリースされ、ライブトークショーは50回以上開催されている。しか羽田空港で15回もイベントをやっているとか、こんなのもう空港むすめじゃないか

空港イベントの盛況を材料温泉地にコラボを売り込んでいる最中らしく、この程度の実績なのに観光庁の後援も取り付けたようだ。運営企業の営業力には見るものがある。

これまで温泉地で見たことがなかった訳だ。これは温泉地の名前アイドル羽田空港ライブをするコンテンツで、温泉むすめファン温泉好きでも何でもない東京声優オタクだった。

でもイベント草津温泉までは何度も来るその情熱は凄い。まあ、草津結衣奈役の高田憂希可愛いもんな。「NEWGAME!」のあおっちだもんな。

気を取り直してパネルを探す旅を続ける。伊香保温泉いわき湯本温泉観光案内所に、熱海温泉ではなくレストランパネルが置かれていた。鬼怒川温泉観光案内所にパネルがあったようだが夜遅くに着いたため会えなかった。

どこでも温泉むすめファンは熱心に足を運んでくれているようで、パネルの評判は良かった。

ただ、大手町温泉だけはキャラパネルどころか入れそうな温泉すら見当たらなかった。なぜこんな所にチェックインスポットを作ったのか謎だ。

7温泉地を巡ってユニットも手に入れ、温泉むすめとはかばかりと心得、アプリ仕舞おうとした頃、以前より温泉地に公認されていた有馬温泉有馬輪花、有馬楓花姉妹駅メモイベントに追加参入することになり状況は変わった。

地元に近いのであまり頻繁に来ることもなかった有馬温泉駅を3年ぶりに訪れてみると、改札前にいきなり有馬姉妹パネルが現れた。観光案内所にもスカイマーク制服を着た有馬楓花のパネルが設置されており、街の至る所にはポスター。金の湯、銀の湯を過ぎて、デイユース目的かんぽの宿有馬にたどり着くとここにも姉妹パネル炭酸煎餅の三ツ森本店では有馬姉妹パッケージ炭酸煎餅も売られている。以前から萌えポスターのようなものはちらほら見かけたけれど、今はその大半が有馬姉妹に入れ替わっている。

有馬輪花は赤い瞳に赤いボブヘア、黒のセーラー服キャラ原案Mika Pikazoさん、有馬楓花はグレーの瞳にグレーのツインテール、グレーのセーラー服キャラ原案さくら小春さん。姉妹なのにびっくりするほど似てない。めっちゃ適当。だけど可愛いから気にしない。

店員さんに聞くと過去には温泉むすめの声優が来る販売イベントなども行われ、温泉むすめと神鉄北神急行連携したコラボ企画もあり、そのたび全国からファンが訪ねて来るのだという。神戸新聞にも盛況が取り上げられていたようだ。

大阪駅から時間で来られる有馬温泉草津温泉へ行くより遥かに楽だし、声優が来るなら声優オタクもそりゃ来るわ。有馬輪花の声優本宮佳奈フェネックだ。有馬楓花の声優桑原由気メイドラゴントールだ。そりゃ来るわ。炭酸煎餅買いに来るわ。

聖地商売などしなくても既に圧倒的な知名度を持つ有馬温泉が、有馬姉妹というアイコンを手に入れ、団体旅行やシルバー世代だけでない客層を貪欲に取り込もうとしている。

元々有馬は豪華なホテル旅館が並ぶ賑やかな場所だし、この街は常に新しいものを受け入れて、いつまでも明るく楽しく変化し続けるのだろう。

温泉むすめラリー熱が加速する。その後、さら駅メモイベントに追加された道後泉海、秋保那菜子、箱根彩耶、奏・バーデン由布院下呂美月登別綾瀬を手に入れる時は、事前に温泉むすめパネルの展示場所やグッズ販売所を確認し、温泉むすめファンブログなども参考にしながら出かけた。登別由布院では姿を見ることはできなかったが、箱根カフェ道後温泉秋保温泉観光案内所ではグッズも買うことが出来た。

結局駅メモ!のゲームイベント間中に、登別温泉浅虫温泉鳴子温泉秋保温泉いわき湯本温泉鬼怒川温泉草津温泉伊香保温泉箱根湯本温泉宇奈月温泉和倉温泉芦原温泉石和温泉下呂温泉熱海温泉榊原温泉おごと温泉有馬温泉城崎温泉玉造温泉温泉津、道後温泉武雄温泉黒川温泉人吉温泉由布院を訪れることになった。

並べると何か凄そうだけど、駅メモ!のランカー勢はこの上にまだ2000人くらいいる。

そして、「温泉むすめ ゆのはなこれくしょん」は駅メモコラボイベント期間終了を待たずにサービスを終了した。温泉むすめファンゲームには課金してくれなかった。

つづく

 
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