はてなキーワード: トリュフとは
何年も前の記事だけど、ふと思い出して訳してみた。
ノーセックス・イン・ザ・シティ:日本に住む外国人女性の気持ち
Reannon Muth
「女性教師に長くいてもらうのは大変なことなんだ。」東京で英語教師になって初出勤の日、私の上司はこう告げてきた。「大抵の場合、6ヶ月以上はもたない。」私は驚いて、登録教師のリスト(30人―全て男性)から目を上げた。
「いや。日本で、という意味だ…。」彼は肩をすくめた。「東京は独り身にはつらい街なんだ…西洋人の女性にとってはね。分かるよね…。」
彼の後ろの壁にかかっていた写真をちらりと見た。四人の中年の白人男性。みんなひげを生やして禿げかかっていた。同じような歳の取り方で、垂れ下がった髪がメタリカのメンバーに似ていた。そして全員が、モデルのようにほっそりした身体の、厚化粧をした美人の日本人女性に抱きつかれていた。
問題を抱えることになるとは思えないけど、と私は思った。
私が魅力的な美人だったからそう思ったのではない。私は美人からは程遠い。スリムで中背、薄茶色の目とそばかす。良く言えばかわいい、悪く言っても並程度。でも私は競争相手が持っていないものを持っていた。長くて自然なウェーブのかかったブロンドの髪。その上私はバイリンガルで、旅行にも慣れていて、大卒だった。
でも日本に来てから数週間の内に、不可解なほどに、もどかしいほどに、自分自身が透明人間になっていることに気がついた。
スターバックスのかわいいバリスタ達は私に見向きもしなかった。自転車に乗ったビジネスマン達は私を無視して走り去っていった。大学生達はボソボソと謝りながら急いで私から遠ざかって行った。天気のことを話したり、道を聞いたり、何か話すきっかけを持とうとした時はいつもこうだった。彼らは挨拶すらしてくれなかったのだ。本当に。
「積極的にならないと。」と日本人女性の友達はアドバイスをくれた。「日本の男はシャイだから、あなたから行かないとダメよ。」だから私はバーでもバスでも、男性達には誘いかけるように微笑んだ。レストランのメニューや、地下鉄の案内の読み方を聞いたりした。
「何かおすすめの本/ドリンクはありますか?」本屋で隣に立った時や、バーで隣に座った時には、このおなじみの台詞で男性達に尋ねていた。でも魅惑の眼差しや会話のきっかけなんてものは、相手が私を見てくれなければ効果がない。彼らが私と完全に目が合うのは、うろたえた表情を向ける時だけだった。まるで「私が将来産む子供達の父親になって。」と、たった今私がお願いしたかのような表情だった。上司が言っていたことは正しかった。独り身の西洋人女性が日本に住むのはつらい。でもどうしてなんだろう?
アドバイスを求めてインターネットを見てみると、デートできない西洋人女性というのは国外居住者の間ではおなじみのキャラなのだと知って驚いた。国外居住者が集う掲示板での、孤独な独身女性の書き込みの多さを見た限りでも明らかだった。
深刻な問題のように思えたのだけれど、多くの女性が話すのをためらっていた。議論するには難しいテーマであるのも無理はない。その国の50%の人たちを極端に一般化することになるし、より悪く言うと、レイシストか男嫌いの俗物女のように思われてしまうからだ。
国外居住者と日本人との間で同じように広まっている見解なのだが、実のところ日本人男性は西洋人女性に魅力を感じてはいるのだ。付き合うために行動する度胸がないだけで。国外居住者達の間では、アジアにいる西洋人女性はジェニファー・アニストンのようなものだった。強くて、自立していて、積極的で、はっきり物を言う。遠くから見とれるには興味深い存在だが、実際に話しかけてみようとする男性はいない。西洋人女性は違いすぎて、異国すぎて、デートの相手にするのは事実上不可能と思われていた。
Y染色体を持つ国外居住者達にとっては話は別だ。女性の国外居住者達が土曜の夜を一人で、ラーメンのどんぶりに涙をこぼしながら過ごす一方で、男性達はキープしている女性達と我が物顔で飲み歩く。彼らはそうやって過ごしていた。
アジアに行ったことのある人ならば、弱々しくてガリガリに痩せたベトベトの髪の白人少年が、完璧にメイクしてミニスカートをはいたアジア人の女の子と手をつないで歩いているのを見たことがあると思う。こんなことは世界の他の地域では決して起こらない。アジア以外の場所では、バービーはケンと結ばれることになっている。不完全雇用で人付き合いの苦手な、日本刀コレクターの隣人、ケビンとではないのだ。でもアジアでは、デートのルールがあらゆる論理や進化の法則に反している。アジアでは、オタクは王様なのだ。
立場が違っていたらよかったのにと願ったとか、そういうことではない。ほとんどの場合で、私は彼らを喜ばしく思っていた。彼らは自分の国にいた時にはデートの予定を書き込むこともできなかっただろう。でもアジアでは高嶺の花を勝ち取ったのだ。彼らはまさにサクセス・ストーリーそのものだ。魔法の抜け道を使って、有利な条件の元で高根の花とデートしているとはいえ、誰がそのことを非難できるだろうか?西洋人女性にとってのそのような涅槃の地が存在するならば、きっと私もそこへ移住するだろう。
時折、カップルを見て「彼女は本当にあの男と付き合っているのだろうか?」という疑問がかき立てられることはあったが、なぜ日本人女性が西洋人男性を(オタクっぽいのでさえ)魅力的なデートの相手候補と見ていたのかを理解するのは簡単だった。彼らは一つの物事に対して、真っ直ぐで広い心を持っていた。彼らはメガネ越しの西洋の目で、恋愛関係を対等な協力関係として見ていた。それは、昔ながらの了見の狭い日本人男性には、まだできていないことだった。西洋人男性達がガールフレンドを大切に扱って、お互いが二人の関係に満足しているのを見て、それが分かってきた。彼らの思いがけない行動や奇妙な言葉遣いが、翻訳で多少失われて、伝わらなかったとしても何の問題があるだろうか?社交的でない人も、愛し愛されてしかるべきなのだ。
でもうらやましいと感じないようにするのは大変だった。私が毎週末、クラブのダンスフロアに一人で立ち向かっている一方で、バカっぽい外国人男性達が上手にナンパして電話番号を交換し、最初のデートの予定を決めているのを見た時は、特につらかった。彼らは駄菓子屋ではしゃぐ子供達のようだった。日本人女性はグルメ向きのトリュフチョコレート。一方で西洋人女性は、容器の底に溶けてこびりついた三年物のトッツィー・ロール。日本人男性達はたぶん私達に気後れしていた。外国人男性達は私達を気兼ねなく無視するだけだった。
でも私は出会いを求めてアジアに来たわけではないのだ。いつもそう自分自身に言い聞かせていた。ここに来たのは、日本語をマスターして、自分の国とは大きく異なる文化を楽しみたかったからだ。でも生活を日本に移すことが、恋愛生活を故郷に置いてくることを意味するとは予想もしていなかった。東京での生活を存分に楽しんでいたとはいえ、公平な取引だったとは思えなかった。
外国人女性の恋愛には成功話がほとんどないと言っているわけではない。知人の何人かは日本に来た後、夫または婚約者を連れて帰国して行った。でも彼女達は少数派だ。ほとんどの西洋人女性は一人で日本に来て、ずっとそのままだった。
とある金曜の夜、仕事からの帰り道の途中、自分がもう日本に九ヶ月いることに気がついた。この逆境に打ち勝ったことを内心喜んだ。上司が間違っていたと証明したのだ。でも重い足取りで帰宅し、『The Office』の再放送を見ながらセブン・イレブンの寿司の残りを食べるという、いつも通りの夜を過ごしていた時、何のために頑張ってきたんだろうと疑問に思った。魅力がなくて、誰からも求められない、最低で、女性扱いすらされない。ずっとそう感じてきた。短いスカートをはいた時や、ぴったりとしたトップスを着た時でさえ、男性達はちらりと見るだけだった。いやらしい目を向けるような建設作業員でさえ、私に対しては退屈そうで無反応だった。自分が火星人になってしまったように感じた。そしてすごく、すごく寂しかった。外国人女性達を、デートのチャンスがある輝かしい境地へ連れて行ってくれる最後の船に乗らなかったのは、もしかすると間違いだったのかもしれない。
元記事:No Sex in the City: What It's Like to Be Female and Foreign in Japan - Vagabondish
真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
SEO的に取り沙汰されることが多いが、今回はここ匿名ダイアリーで利用者目線から考えてみよう。
利用者にとって最も大きな問題は、エントリが埋もれやすくなる点だろう。
例えばトップページ。
新着順に投稿された記事が並び、1ページごとに表示される記事の数は25。
そして、これは「内容に関わらず25」だ。
その記事は君にとって、色んな人に読んで欲しい、懇親のエントリだ。
まず、どんどん投稿されるせいで、新着順に表示されるトップページから流れてしまう。
結果、色んな人に読んで欲しいのに、読まれる機会すら失われる。
読まれる機会すら得られないということは、ブックマークも勿論されない。
だから注目エントリにも乗らないし、ホッテントリなんて夢のまた夢だ。
では、新着から目に止まることをあきらめて、検索で引っかかりやすくするためにセンセーショナルな内容、言葉で勝負するとしよう。
そして誰かが、君の記事に書かれた文章の一部を検索する(そこまでしてこのサイトで記事を漁る人がどれだけいるかは、まあ置いておこう)。
5000円の料理は、1000円の料理の5倍美味いわけではない。
今回は飲食関連。
真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
例えば、ミシュランがやっていることは「味の分析」とされている。
彼らは日々食べる料理が定められており、それら料理にある素材、要素を分析する術を磨いている。
料理が「美味しいかどうか」を判断しているというより、「優れているかどうか」を分析しているという具合さ。
もちろん、あらゆるコンテンツの批評にいえることだが、最終的には個の価値観によるところが大きい。
だが、それでも権威を持っていることにはそれなりの理由があるのさ。
まあ、どうせそういうところで紹介される店には一生縁がないだろうから、私や君のような人間には関係のない話さ。
そりゃあファミレスだろう。
居酒屋が行きやすいというより、ファミレスが明らかに行きづらいという意味だぞ。
だってファミレスって「ファミリーレストラン」の略なんだろ?
そりゃあ現代ではほぼ形骸化している概念かもしれないが、その事実はいつまでも付きまとうぞ。
昼前に銀行へ。私の住む町(新宿から40分もかかるよ)にはこんなにお年寄りが多いんだ・・ってはじめて気がついた。私は学生で、こんな時間に駅前へはめったに行かない。知らなかった。自転車は信号で止まる。私以外は全員おじいちゃんおばあちゃんだ。おっちゃんを思い出す。おっちゃんは中学校の用務員さんで、私が卒業するのと同じに歳で辞めた。70くらいだった。おっちゃんはよく部活帰りの友達と私に、市販のトリュフチョコをくれた。おっちゃんは私と同じ生活圏内に住んでる。高校の時はよく見かけた。でも最近はさっぱり。
おっちゃんは死んだのだろうか。私はゆっくりペダルをこぎながら思う。当たり前だけど人は死ぬのだ。私も、ツイッターで「死ねw」って連発する門村も。そういえば数年前私になついていた野良猫も見なくなった。彼も死んだのかもしれない。
9月の頭に私の遠い(ようで割と近い)後輩が自殺した。同じ中学で、同じ部活の後輩。ニュースで知った。うちの金魚は一昨日死んだ。
週60時間以上働くのを3ヶ月続けて死ぬと過労死認定される・・うろ覚えだけどこんなことがゼミの本にかいてあった。バイト先の社員さんは普通にこんな働き方をしてる。大丈夫かな。心配ー。
死、って遠いようで、そう、割と近くにあるんだと思う。当たり前なんだけどなかなか実感のないこと。
んー、なんていうかさ。
お酒を飲んだことのない人が「お酒がない人生なんて信じられない」なんて、言わないでしょ?
タバコを吸ったことのない人が「こういう時って無性に一服したくなるよなー」とか、言わないでしょ?
覚醒剤を打ったことのない人は「薬をくれ!でないと俺は死んでしまう!」なんつーこと言い出さないでしょ?
子供の頃から今にいたるまで女性と最低限の会話以上のことをしてこなかった我々にとっては、
そもそも「それがどんなごちそうなのか」想像つかないわけよ。
テレビや雑誌では、うまいうまい絶品だこれこそ最高のごちそうだ、っていう話になっているけど、
それは我々にとっては、おそらく低所得者が一生口にすることのない、
高級フランス料理のフォアグラやトリュフの味について語られているようなものなのよ。
リポーターはうまいうまいと絶賛してるけど、正直それがどんな味なのか想像もつかないわけ。
「羨ましい」とかそういう発想自体が出てこないわけよ。
ああいうグルメ番組を見て「うおおおおお!いいなあああああああ!」
「俺も頑張ってああいう食事ができるようになりたいなあああああ!!」
とか、ならないでしょ?大半の視聴者は。
普通は「あー、そうだねうまそうだねー」とか言いながら焼きジャケあたりをつついて、
食事が終わったら、番組でどんな食事が紹介されてたのかも忘れちゃうでしょ?
俺らからしたら、まさにそういった「高級グルメ番組」を見る感じなのよ。
そりゃあ素晴らしいだろうね、うんうん、気持ちいいだろうね。お、次はクイズ番組か
って感じで。
鬱っぽい期間になってしまい、なんにもやる気がわかない。ネット巡回してばっかりで生産性が悪い。だから増田になってとにかくなんでもいいからアウトプットして気を紛らす。思いついたままにとにかく書く!長文失礼!!今、彼女からもらったトリュフ(チョコレート)食べながら更新している。
だめだ、優先度が高いことに対してやる気でない。
しかし、自分の研究をとにかく進めたい。今年度は、後輩の研究の共著ばっかりだったよまったく!研究以外のことに手を出しすぎたんだ俺は。だから、これから国際会議があるっていうのに、準備がはかどらない。英語がああああああ。
自己責任なのか?!俺が要領悪いのか?!
ああああメール返さなくちゃ。やっぱり、大学院生ともなると、大学外の方たちと頻繁に連絡とるようになるだね。どんだけ返信遅いんだまったく。すぐ返信できるようにしたい。
朝8時に研究室に来て、仕事して、昼飯食って、仕事して、夕飯食って、仕事して、8時には家に帰る。そういう生活したい。
なんで俺は、「今すげー楽しい、集中出来る!!」なんてテンションが上がって早朝まで作業をしてしまうんだろう。だから、翌日に負荷がかかって、起きれない&やる気がでない。みたいになるんだ。
前に、すげー気分が落ち込んで、ヤバイ状態になったじゃないか。よくもまぁ、誰にも相談せず、下調べもせずに精神科に行ったな俺。最初のカウンセリングで「クスリやったことあるか?」「自殺経験があるか?」「トラウマになるような体験はあったか?」と聞かれて面食らったわ。だから、先生に「あなたは、うつ病ではないですが、生活リズムが大きく関係しています。でも、一応お薬だします。」と言われたじゃないか。たしかにお薬めちゃめちゃ効いた。朝自然と起きられて、なんでも無い日でも、研究が進まなくても毎日が楽しかった。
というわけで、生活リズム直せ俺。でも、〆切とかまずいじゃん、どうすればいいの??
俺は、なんらかのイベント(学会、論文投稿、ゼミ、etc..)が近いと、妥協点というか、踏ん切りがつけられないんだな。
あきらめが悪い。だから、ダラダラしちゃうんだ。
もっとこうサバサバ出来ないかな。
「これ、今出来ないと、後で大変だ・・・」
(しばらくたって・・・)
「まずい、これは遅れが生じる。遅れを取り戻さないと・・!!」
の繰り返し。目標の下方修正をよしとしない。
というか、作業をすこしずつ多くこなせない。一つのことにしか取り掛かれない。
まだまだスケジュールを立てるのがヘタクソなんだと思う。
全体を見通して、だいたいこんな仕事がある、という見積もりが甘すぎる。
だから、突発的な仕事がどんどん入ってくる(と感じる)。無理に断ったとしても巡り巡って、困るのが自分というパターンが多い。だから断れない。
そして、年度末だから、やたらと事務関係がめんどくさい。予算を使い切ったり、年度末のシンポジウムの関係で色々忙しい。(ボスがとってくる予算のうちで、シンポジウムを開くという名目があるらしい。よくある話なのかな?)
ボス:「○○大学から、○○先生とその学生さんが来るの知ってるでしょ、その日なにやるかとか打ち合わせよろしくね」(1週間前)
で、今月頭くらいに、
ボス:「ここ最近、というか今年度は、ほとんど増田くんの研究進んでないよね?どうしちゃったの?危機感もたなきゃ」
増田:「その通りでございます。今○○をやりたいと考えていてるのですが、ちょうど先日、○○装置が導入されたので、それを使って云々・・・と考えているのですが」
のやり取りを2回くらいしたわ!!
うちの研究室ってこんなんだけど、、他の研究室(生産性の高いところ)の博士の学生さんはどんなんかかなり気になる。
手本があれば参考にしたい。
この間食べた「二人静」がおいしかった。
最初は律儀に半分ずつ口に含もうと一生懸命摘み上げていたけれど
あれは紅白別々に食べるもんじゃなくて、一緒にお口に入れるものだったのね。
ふんわりとけて、やさしい甘さでおいしい。
少しずつ大事に食べていたけれど、昨日終わってしまった。
筆字のひらがなで「わさんぼんちょこれーと」と書かれていて
中にはビー球くらいの大きさのまぁるいお菓子が2列に整然と並んでいた。
さっそく封を開けて口に含んでみた。
両方の味がけんかすることなく、すうぅっと解けていった。
もしかしたら期間限定品なのかな?どこで手に入るんだろう?
どちらも気に入っているので可能ならリピしようと思ったんだけれど
頂き物だけに値段や入手ルートを根掘り葉掘りきくのもなんかなぁ…という感じ。
どちらにしても、今住んでる田舎町ではすんなり手にははいらなそう。
どうしたもんかな。
五歳になるうちの娘が自分の左足の親指と人差し指の間に注射器の針を刺して薬物を注入していたので私がそれは何だと尋ねたら一言「シャブ」と答えた。私は思わず窓の外のベランダに行って宙を仰いだところ、隣の家の七歳になる息子が敷布団に乗って空を飛んでいた。
「空を飛べるなんて凄いじゃないか」と私は言った。
「ふざけんなクソ親父ぶっ殺すぞ」とその子は言った。
部屋に戻ると娘はすっかりぶっ飛んでいて誰もいない空間に笑いながら話しかけていた。確かに私はリストラされて失業保険で暮らしている身だ。しかしここまで自分や人様の子供に舐められていていいのか。私は猛然と部屋の片隅に置かれていた金属バットを手に取りさっきのガキにヤキを入れるべくベランダに飛び出した。空を飛んだことはないが七歳に出来ることなら三十三歳になる私にだって出来ないことはないだろう。
「このクソガキがぁ!!」
と言ってベランダから飛び出そうとしたらその七歳のクソガキは相変わらず浮いている布団の上で大量に発生したカラスに取り巻かれて半泣きになっていた。私はこの一件を都知事に報告すべく電報を打つ用意をした。
電報を打ち終わり再びベランダへと飛び出す。するとクソガキを取り巻いていたカラスの内の一羽がこちら目掛けて飛んできたので私は思わず手にしていた金属バットで暇な時に新宿のバッティングセンターで右バッターボックスで時速70kmの球を打つようにジャストミートしてしまった。飛んでいったカラスがクソガキを直撃したので布団からガキが落ちていく。他のカラスは動揺してどこかへ飛んでいってしまった。布団だけがふわふわと浮いていたがやがてそれもまた落ちていく。すると空中に羽衣を纏った金髪の女神が登場した。
「あなたが落とした子供はこの白人の可愛らしい女の子ですか?」
するとその女神の背後からさっきのカラスが飛んでくる。復讐のつもりだったのかもしれないが女神が眼前に現れたせいでそのまま女神を直撃してしまった。どうやら嘴が女神の肛門に刺さったらしく目の前で悶え始める。するとドアホンが鳴った。玄関に出る。
「電報は確かに受け取ったよ」
それは都知事だった。対応の早さにも驚いたがもっと驚いたのは下半身が丸裸だったことだ。
「おっと失礼。急ぎ過ぎたようだ。しかし戻る暇はない」
そう言い放つと手にしていた機関銃で宙を舞っていたカラスを次々と打ち落とす。女神だけを残してカラスを全部落としてしまったのは流石は都知事だ。よく見ると都知事の下半身は勃起していた。どうやら女神の痴態が影響を与えたらしい。と、そこにぶっ飛んでいた私の娘がやってきて都知事の肛門に人差し指で浣腸をした。都知事は「オマンコオマンコバンバンジー!!」と叫んでそのままベランダから落ちていった。その際に射精したらしく、都知事の精液を指で掬い取って匂うとそれはトリュフの匂いがした。