はてなキーワード: ヘルシングとは
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「よつばとは線が少なく単純だからヘルシングより画力が高くない」とか「ドラゴン桜と手塚治虫や藤子不二雄の絵が大差ない」とか「簡易化した絵柄からは画力は感じられない」と感じてしまう人は、要するに絵について知らない人なんだと思う
何が「いい絵」「上手な絵」なのかがわからないから、絵の密度や書かれている題材の良し悪しで判断してしまうんじゃないだろうか
んな事言うならもっと定量的に示してくれ、って思うかもしれないけど、そういう単純な基準があるわけではない
感覚を鍛えたければ、たくさんの絵を見て人の話を聞いたり本を読んだりして経験を積むのが一番だと思う
比較して共通点を見つけて言語化しようとするんじゃなくて、あくまで感覚を鍛えるんだぞ
すべて好き嫌いで判断すれば良く、それで多少人と話が合わなくても別にそれは悪いことではない
これ、各ジャンルに詳しい人が見ると結構「変」なことが書いてあるんだよね
でも鉄道とか料理とか楽器とか自転車に興味がなければ「ふーん、そうなんだ」で済ませちゃうような文章でしょ
で、絵にもこういう「変」があるわけ
わかりやすいところだと骨格がおかしいとか、遠近感が狂ってるとか、構図のバランスが歪とか…
絵に興味がないと、その「変」を見過ごしてしまう
画力とは何かって定義は色々だと思うけど、俺はそういう「変」を避けて通れる能力もひとつの「画力」だと思っている
絵の上手さや魅力は画力だけではないが、画力の高い絵と低い絵を同じものとして語っていたら、芸術家崩れの粘着質な増田にぐだぐだとクダをまかれるという実害が発生するんだよね
ハッタリ効かせた演出はすごいけど、一枚のイラストとして見るとそうでもない。
書き込みは多いけど緻密ではないし線が汚くてバランスも崩れてる。
どう考えてもあずまきよひこのほうが上手いし、平野耕太が「よつばとより絵が上手いですね」って言われたら恥ずかしさのあまり憤死しそう。
だから先の増田の表現を借りるなら、「その目的に見合った画力さえあれば事足りる」作品ということにならないか。
画力の質という言葉が定義としてなんともあいまいで、定量化しての比較というところからの逃げを感じてしまうのだが、結局は、かっこいい絵と微妙な表情の描き分けはどっちがより高い画力を要するかって話よね。質が違うから比べられないということにはならないのだろうし。質と量はレイヤーが異なる概念なので。別にヘルシングのキャラがよつばとと違って表情が鈍くて能面みたいってわけでもないし。
ヘルシングが美麗で緻密な絵なのに比べて、よつばとに対してそれと「相当画力が高い」と同等の評価をする根拠ってなんなんだろうかとは思った。より手間がかかり技量的にも難しいのは(端的にたとえるならトレスで再現することすら大変なのは)前者な気がどうしてもしてしまう。
たとえばこれがたるルート君の作者とヘルシングならどっちがうまいという問いなら江川達也は作品ごとに絵柄がかなり違うので、たるルート君で見て取れる画力でもってあれが彼の画力の全力だと推定するのは到底妥当ではないので、一概に言えなくなるが。
あずまきよひこってセーラームーン同人描いてたときからあの絵柄のベース変わってないから、あれで精いっぱいなんじゃないかと推測してしまうんだ。
俺はその意見には真っ向から反対で、画力はあくまで基礎力なので作者がやりたいこと、伝えたいことを実現するための力だと思うし、(こういうことがやりたかったんだろうなぁ、画力が足りなくて確証が持てないけど…)みたいに感じさせてしまう時点で作品として格が低い
よつばともヘルシングもプロの中でも相当画力が高いと思うし、それらとカイジとかドラゴン桜とかと比べたときに本当に「好みの問題」と言えるのだろうか?
カイジもドラゴン桜も内容の部分がウケて商業的に成功したわけで、彼らが作画担当としてやっていけるかと言うと絶対に無理だろう
ただ一方で、たとえば
「自分の絵柄を受け入れてくれる人に東方キャラのおっぱいの魅力を伝えたい」
みたない一点突破の目的でイラストを書き続けていくなら、その目的に見合った画力さえあれば事足りるわけで、美術館に入り浸って巨匠の油絵を半日睨んだり、予備校で一日何時間もデッサンしたりする必要はない
たとえばよつばととヘルシングならどっちが画力が高いなんて問いはナンセンスだろ?
ある程度絵として伝わる力量がその絵から見て取れるなら、あとは画風に対する好みの問題であって、「画力」なる一意に順序付けられる概念で比較できるようなもんじゃなくね?とも思える。
あとは作品というのはある目的に沿って描かれたものであって、「自分にとってできうる最高の画力」をひけらかすために描いてるとは限らないから、そういう意味でも作品ベースで画力を見極めようとするのは違う気がする。
画力を知りたいなら「自分が一番人に対して上手いと思えるような描け」というお題でも出して描いてもらわない限り原理的に無理だと思う
漫画における絵のうまさを評価するにあたって、純芸術の風景画やルネサンス期の人物絵に対する評価軸を完全に適用することはできない。
そういう意味でうまいことが、かえって作品の目指すムードを損ねることがあるから。
というわけで平野耕太とあずまきよひこはどっちの方が画力があるなんて問いはナンセンスということになる。画力の評価はアウトプットした作品からなされうるものだが、そもそも彼らがアウトプットした作品から見いだされる画力は、作品に最適化された画力であって、彼らがなしうる潜在的な意味での最大限の画力ではないのだ。
じゃあヤフー知恵袋とかではなぜ自分が描いた絵の評価をお願いしたときに低評価をくらった時「これはヘタウマなんだ」とか反論するとただの言い訳扱いされるのかといえば、
あのような場では質問者は「自分が可能な限りの最大限の画力でもって描く」ことが期待されているからだろう。
商業漫画を描くみたいな実践の場面で要求されるような、作品の性質に合わせて画力を調整するみたいなことは想定されていないのだ。
好みでいうなら一般的には深淵絵師とみなされうるラインだろうがこいつらの絵すら俺は好き
https://www.pixiv.net/users/16301040
https://www.pixiv.net/users/97971454
良かったじゃん。ヘルシング、ついに出るよ!