はてなキーワード: 亭主関白とは
適応障害から間もなく1年になろうとしていて、就業規則的には復帰するか退職するかの2択を迫られようとしていた最中急に元気になったターニングポイントは理解のある彼くんではなく理解のある友人との1日だった。
私の適応障害は仕事・家庭・趣味でのストレスが限界を超えたせいで発症したと思っている。仕事は月の残業時間が30時間程度なのでそんなに拘束時間は長くない。テレワで通勤も無いしカメラオフも許されるので5分前に起きても許される環境。実際やるかは別として。家庭のストレスは両親のうち父親との折り合いが悪く同じ空間にいることが苦痛。典型的な亭主関白。母の体に色々あって一人暮らしをやめて帰ってきて家事を手伝っているのに根性無し扱い。こいつの介護は絶対しないと決めている。趣味のストレスは締切に対するストレスなんで大したことない。なんならバフになるくらいの調度良いストレスだったんだが、高ストレス下に置かれた私には適応障害発症のトリガーになった。
適応障害の診断を受ける半年前から睡眠障害に悩まされ、仕事中息が詰まる(上手く息が吸えない)ので心療内科をひっそりと受診。仕事の繁忙期に差し掛かりとうとうベッドから起きられなくなった。目は覚めるのに動けない。申し訳なさに押しつぶされながら仕事を休むメールを上司に入れること3日。回復する兆しも無く1週間の有給を申請。いつも綺麗に化粧をして行っていた心療内科にすっぴん3日ほど洗っていないぼさぼさ頭スエットという格好で行き、適応障害の診断を受けて休職。
寝たり起きたりしながら死にたいなあと口にして水を飲んでトイレに行く生活。母の助けになりたいのに負担になっている状況も相まって希死念慮が強くなり、どんどん増薬。生きてる意味あるのか?と本気で思いながら動く気にもなれずそのままだらだらと生き続け、理解のある彼くんの家に泊まりに行ったりしたものの回復せず。当然セックスする雰囲気にもならなかったし無理強いされたところでどうとでもなれ状態だったので理解のある彼くんはできた人間だなと思う。他人に気遣うのも気遣われるのにも辟易して別れたけど。
症状は常に低空飛行を続けながら大体寝る生活をしていた。ベッドから出て毎日風呂に入っても、両親が仕事に出た8時から16時頃まで寝たり起きたりして、夕飯の支度をして、また寝た。寝すぎているので睡眠薬を飲んでも3時頃に目が覚めて6時まで寝られない。そのまま6時に起きて洗濯物と風呂掃除と朝食の支度をしていた。
結局冒頭の通り休職期間が10ヶ月を過ぎた頃、高校時代の友人から連絡が来て、会うことになった。お互いTwitterで繋がっているので興味のあるコンテンツやプライベートの状況はなんとなく分かっている状況。好きな物の傾向が6割くらい被る、高校生の頃から何となく鬱っぽい雰囲気のある友人。なんとなく会いたくなって、少し遠出したアウトレットに行くことになった。久しぶりに鏡でまじまじと見た自分が人間やめたブサイクで笑った。化粧の仕方も思い出しながら急ごしらえのややブサイク状態で友人と合流。
一緒に少し歩いただけで足がつる。慌ててレストランに入って近状報告。ご飯を食べて薬を飲んで、副作用でうとうとしながらコーヒーを飲んで、お互いの好きなコンテンツについて話した。好みがわかるからプレゼンされるものが魅力的に感じたし、半年くらい前に貰ったぬいぐるみのシリーズがあまりにも可愛いから写真を見せたらものすごく興味を持ってくれて嬉しかった。そう、嬉しかった。これが多分、ターニングポイント。
理解のある彼くんは、病状に理解もあったし家庭の状況にも理解があった。オタ活の内容にも理解があったし、何ならイベントの手伝いもしてくれていたし、切ったネームの添削も手伝ってくれていた。私の好きな物を知っていた。だけど、この状態になった私は彼と話していて、嬉しさを感じられなかった。
明確な違いは分からない。もしかしたらタイミングだったのかもしれないとも思う。でも、私がぬいぐるみを彼くんに教えたところで、彼くんがそのシリーズをググッて、自分の好みを教えてくれたところで、私はきっとここまで嬉しい気持ちにはならなかった。
体力が無さすぎるので日が暮れる前に解散して、家に帰った。なんだか嘘みたいに疲れているのに体が軽くなった気分だった。
翌日からも調子が良く、朝起き上がれた。今も相変わらず入眠と中途覚醒には問題があるけれど、仕事をしていても楽しいと感じられている。この先も急な気分の落ち込みがないとは言いきれない。だけど、あの日あの友人と会ってから間もなく1ヶ月半。地獄の10ヶ月が嘘のように、私は毎日を過ごしている。
どんな綺麗事を言おうと、35とか40を超えて独身だと何かあるんだろうなと周りは勘繰りを入れているよ
俺も知り合いとかビジネスの付き合いでは高齢独身者にも結婚しないのは自由とか価値観は変わってきてるとか綺麗事言ってるけど。本音と建て前ってやつだわ
女性に年齢を聞かれたらだいぶ若めに答えるのと同じで人付き合いを円滑に進めるための社会的な建前だ
結婚や子育てを経て一人前というのもなんかちょっと違う気はしていて、別にそれができても一人前だとは思わないが、30年も40年もあったのに何やってたんだ?って感じ ジェンダーとか何か理由があるなら納得できるけどな
絶対に結婚しないとか心に決めて独身を貫いてる人はすごいと思うし尊敬するが、多くは結婚しないという強い意志で結婚しないんじゃなくて単に結婚したくても相手がいないとかそもそも諦めてるパターン
本当に独身ライフが楽しいと思っているなら高齢になって周りに人が誰もいなくなるまで独身を貫くのも素晴らしいと思っているよ エンジョイしてくれよな
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黒人差別どうこうの話も出てきたけどあんなもん形式的な差別解消しかされてないやろ
いろんな運動で随分マシになったがアメリカでも未だにブチギレてる連中はたくさんいて、トランプが当選したし白人警官は黒人をしばき上げた
そして今度は黒人がアジア人を差別し始めたりな 一時期アジア人もやたらと暴行を受けたし全員の意識が変わるまでにはものすごく長い時間がかかる
独身既婚の話にしたってそう 面と向かって言ってくる人は減ったけど。裏では何を思ってるかなんて分からんし結婚すらしてないのかっていう古い価値観に縛られてる人なんて山ほどいる
そういう価値観が良いか悪いかなんて誰にもジャッジできないけど、そういう価値観は依然としてあり、そこを否定するのって自分からするとどうやって今まで生きてきたんだろうか不思議になるような話なんだよな 全員が意識高くてハッピーな夢の国があるのかな?
こんなクソな世の中にも頑張って意識改革しようと試みる人々はいて、そういう人たちは立派だなぁと思うし最初に書いた通り尊敬できたりする場合すらあるけど
それはそれとして現状一定以上の年齢で独身を貫けば当然奇異の目で見られる可能性は上がるし茨の道だよね
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追記2
俺のことを差別主義だとか言ってるブコメとか見ちゃったけど、俺の本音が差別主義なのが問題だっているのではなく本音では差別主義的なこと思ってる人めちゃくちゃいるよねっていう話なんだよな
特定個人の問題として昇華してしまいたい気持ちはわからなくもないんだけど、それこそ現実逃避だよ
ハンコやらFAXやらすら駆逐できないこの古臭い国で数十年前まで普遍的に存在した価値観が本当に全部駆逐されたと思ってるの?建前として誰も現実では何も言わなくなっただけだって考えるのが普通なんだよな
俺はどういう属性の人をどの程度差別してしまっているか意識的に把握しようと努めてるけど、すぐ本音部分を否定する人って自分がどのくらい無意識に他人を差別してるかとかも把握してなさそうなんだよな 頭の中がお花畑というか現実的じゃない
新型コロナ騒動で医者を責めてた連中とかとも同じだよ 本音部分の差別なり新型コロナウイルスの大流行なり問題が存在することは明らかなのに、どうにもできない問題からは目を背けて、現実にアクセスできる増田なり医者なり個々人を批判することで心の安寧を保とうとしている そんなことしても何も変わらないのにな
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思ったよりかなり伸びていてびっくりしている。今読み返すと表現が煽りすぎだったかなと思うし主語がデカすぎたなとは思う 性別とか地域とかによるというのはそうだと思う
この増田を書いたのは別の増田で綺麗事言ってる人がたくさん居たからです。別に何もなければいきなりこんなこと言いだしません。最初の投稿から時間が立つとそういう情報が失われてしまってよくないな
結婚してないのにもいろんな理由があるってのは俺もそう思ってるよ 単にその理由がわかるまでは何かしら勘繰られることも多いけどねってだけだよ
病気がちだとか、お金がないとか、同棲中で満足してるし姓を変えたくないとか、そのほかいろいろ。全部立派な理由ではあるわけじゃん それさえ解消されれば納得して終わりだよ
あとなんだか俺を生粋のカス野郎とみなすことで留飲を下げてる人が増田やブコメでもよく見られたけれど、古臭い慣習にとらわれ続けて現代風の生活スタイルに馴染めない人間ってむしろ結婚できてないと思うんだよね
いまどき亭主関白とか言い出す奴とかな それも含めて「何かあるのでは?と思ってしまう」という話だよ
俺も別に独身だからという理由で相手のすべてが駄目だなとか、既婚にすべての面で劣るとか言ってるわけじゃなく、鼻にピアスしてるから少し距離を取ろうかなとかと同じような感じ あくまで要素の一つだ 俺もヤンキー家族が近くにいたら避けるしな なんか極端なことを想像してる人が多い
ブコメで生粋のカス野郎みたいに言われてるから今更信じてもらえないかもしれないが、独身を貫いて楽しむのもその人の選択の一つだとは思っているよ 将来どうするつもりなんだろとか思ったりはするけどな
独身者側からしても既婚のこいつ妻に財布握られてて金払い悪そうだなとか、子供居るから付き合い悪いなとか思うことはあるだろ?それと同じだよ
「どうも翔太に“俺様気質”のようなところがあって、モラハラではないのでしょうが、彼女に対して“夫には敬語を使ってほしい”などと要求していたというのです。親方に溺愛されて不自由なく育った梢だけに、そんな“亭主関白”ぶる夫に不満を募らせていたとしても不思議ではない」(同・芸能デスク)
大横綱・千代の富士関と名優・松田優作さんと、ともにカリスマ性ある父親を持つ2人だけに、どこか共感するところ、一方で反目し合うところもあったのだろうか。
ゆう姫によると、一緒に歩いていた友人が歩きタバコをしてしまったようで、これを見かけた70代くらいの男性に、後ろから「路上でタバコ!」と怒鳴るように注意をされた。すると彼女は突然の出来事に驚くも、《怒鳴り声の恐怖がすごく嫌で、そのおじさんのところに行って“その怒り方はないんじゃないですか?”って怒り返したの》と、男性に詰め寄って言い返したのだという。
このエピソードに《えっ? 怒り返したの?》と、唖然とする共演者のヒコロヒー。MCを務める垣花正も《悪いのは松田さんのお友だちかもしれないけど……、(男性に)驚かされたというか、まあ言い方がショックというか……》と、場を収めるようにフォローするしかなかった。
職場の飲み会で仲良くなった同僚の女性と付き合うことになった。
個人的に好みだったし、とても良い人だったから率直に可愛いって感じたし、言葉に出していたんだけど・・・
いつからか可愛いと言われる事で増長してしまって、違う男と飲み会に行ったりするようになってしまった。
一線は越えてないって言うんだけど、その違う男ってのが別部署の人で先日直接私の所に来て、付き合ってる事とホテルでの写真を直接知らされた。
それでも浮気はしてないって言い切る彼女だったのだけど、ホテルでの写真を見てしまった後だったので嘘はやめようって言ったら、
逆ギレされて「あなたが私を可愛いってもてはやすからじゃない」と言われショックだった。
仮になんだけど、普通に考えて「君は可愛くないから付き合おう」って言う人がいるのだろうか。
それって悪意が込められてると思うんだよね。
可愛くないから俺が付き合ってやるよ、みたいな。
そんな上から目線は嫌だし、本当にそう思ったから可愛いねって伝えただけだったのに切なかった。
結局別れたのだけど、それだけじゃほんの少し終わらなかった。
しばらく経ってから私は異動になったので気持ちもさっぱりしていたのだけど、
自分と別れて付き合った男が付き合い始めたら暴力や暴言が酷く、いわゆる亭主関白的な存在と。
私には関係ない話なので、お互いで話し合って今後を決めてくださいと返したら、
翌日、彼女は自宅に来て助けてほしいと言ってきた。
正直な所、もう関わり合いたくなくなってしまっていたので警察に一緒についていくから相談して見ると良いよと答えたんだけど
「元はと言えば、あなたのせい」と言われて、またショックを受けた。
ああ、この人は自分を棚に上げて被害者の顔を続けるんだなって。
私は単にこの人が好きだったから気持ちを伝えて大事にしていたのに。
彼女はそれが物足りなくて他の男の所へ行ってしまうという問題をなかったことにするんだなと。
浮気というのは不誠実極まりない行動なのに、それすら人のせいにして自分が被害者なんだと主張する姿には
もう好きだった頃の可愛らしさが全く無くなっていて辛かった。
結局このままにするのもどうかなって思ったので、あれやこれやと法的な話を混じえて男に話をし彼女とは別れてもらった。
相手も自分のメンツもあるし、下手すると職を失う事も分かっているので素直に応じた。
彼女には、さっさと今のところから引っ越してしまうことを勧めた。
これがここ半年の間にあった話。
言葉って難しい。
相手を褒めすぎてもだめなんだなあと。
ちるちるBLアワードとは、商業BL情報サイト「ちるちる」主催のイベント。前年に発売されたBL作品のなかで、ちるちるのレビューページの得点が200点以上の作品からノミネートされる。そして1月にちるちるユーザーの投票がなされて、4月に結果が発表される。
推し作品がノミネートすらされなかったのでやさぐれてしまい、私は投票を完遂できなかったのだけど。BESTコミック部門とBEST小説部門の結果は一部予想通りだった。
BESTコミック部門第1位は『夜明けの唄』(ユノイチカ)。これは納得。私はあまり好きじゃないんだけど、皆好きだよねーこれ。あまりにも爆発的に流行っていたので、これしか1位はないだろうなと思った。
2位は知らんからわからん。3位の『神様なんか信じない僕らのエデン』(一ノ瀬ゆま)は読んだけどかなり面白かった。オメガバース作品なので、設定だけで嫌がられたり過剰に求められたりだと思うが、最近はオメガバースも下火なので、逆境を潜り抜けて3位に輝いた感ある。
そしてBEST小説部門。これは私の予想は「魔道祖師は絶対に1位を取れない」だったんだけど、大当たり。「このBLがヤバい2022」では2位と大差を着けて圧倒的1位に輝いたという『魔道祖師』(墨香銅臭)が何故ちるちるBLアワードでは1位を取れないと思ったのか? それは、このBLがヤバいの方は一般の読者も投票するし有識者の意見も入るらしいんだけど、ちるちるBLアワードの場合はちるちるユーザーだけが投票する(つまり極めつきに商業BLにのめっている人間ばかりが投票する)から。それと、ネットで『魔道祖師』の情報を漁ったところ、「買ったはいいが積んでいる」という人がかなり多かったので、「魔道祖師の人気=原作小説の人気」ではないと思った。
商業BL小説の読者層というのはかなり独特な感性をお持ちで、その他ジャンルの小説を読み漁る、本の虫タイプの読書家の常識では計り知れないところがある。だから、ただの小説として、もっと狭い意味でライトノベルとして、圧倒的な高クオリティの『魔道祖師』はだからといってマジもんの商業BL小説系腐女子には受け入れられはしないんじゃないかなと。単純に売上だけはすごくいいんだろうけどね。しかしそれでも2位だったのはかなりの健闘ぶりだ。たぶんこれ、ドラマとアニメの人気だと思うけど。実は買ったものの積んでいるけど、アニメとドラマ好きだし他の作品は読んでないから取り敢えず投票したって人(商業BL小説読まない民)、多そう。
予想外だったのは、BEST小説部門1位を取ったのが『Interlude 美しい彼番外編集』だったこと。私これ持ってるしすごく面白くて好きだけどマ!? 番外編だぜ!?!?!? うわぁー、さすがに商業BL小説史上に残るレベルの人気シリーズ。番外編集の半分は購入特典などの再録本なので、コアなファンは買って得するようなもんじゃないというのに、すごい。
作者の凪良ゆう先生の書く文章はとても平易で分かりやすい。一方、2位だった『魔道祖師』は「漢字が多くて読めない~」(振仮名ふってあるやんけ)とか、「古代中国の文化なんかわからない~」(脚注あるやんけ)とか言われて敬遠されまくっていた。分かりやすいって大事だなと思いつつ、薄々思っていたけど商業BL小説ばかり読む人ってやっぱり【自主規制】いんだなと思った。
BESTシリーズ部門1位は『囀ずる鳥ははばたかない』(ヨネダコウ)まあねまあね、皆好きだよねー(私は読む気もしないけど)。
『オールドファッションカップケーキ with カプチーノ』(佐岸左岸)は去年のBLアワードのBESTコミック部門ぶっちぎりの第1位作品の続編なのだが、やはり1位は取れなかった。予想通りである。「名言製造機になった」「野末さんがあざとすぎる」など、ボロカス言われてたからなあ。私は好きだけど。人気があるからといって続編を作ったらコケてしまったパターンかもしれない。でも本作も漫画としてのクオリティの高さ半端ないので、むしろ商業BLの民よりも薄く広く漫画を読む人におすすめだ。
あれっ、ノミネート作品のなかでは私の最推しだった『秋山くん』(のばらあいこ)がどこにもランクインしていない。でもまあしょうがないか。ただでさえ複数巻のものは腐女子にはあまり支持されないうえに、『秋山くん』の場合は完結までに12年もの歳月を要したのだ。その間に腐界の雰囲気も変わったらしく、あの衝撃の第1話がまず受け入れられないといって読むのを止めてしまう人が多いようなので。でも最終的には大団円で終わったので、未読だが興味あるけど試し読みしたら怖かったって人は安心して読むがいいさ! 秋山くんにはBEST受け部門にランクインして欲しかったなあ(投票した)。攻めの柴くんはあのBEST攻め部門の錚々たる面子の中にとりつく島はないのはわかる。(ひどい)
やっぱりスクカー底辺男は攻め様ランキングには食い込めないのかなと思いきや! BEST攻め部門第1位を『美しい彼』の平良(ひら)が取っていて笑った。さすが平良! でもこの人の底辺ぶりはあくまでも自己評価でしかない。無自覚ハイスペックニュータイプ亭主関白俺様攻めだから、平良は。
アワードについてはこれでおしまい。次は最近読んだBL。(ネタバレあり)
2018年2月のある日、体育の授業中に突然ヒートを起こした西央(にしお)につられて発情してしまった喬(たかい)。二人は体育館倉庫に転がり込み交わったが、西央の体調は改善せず、倉庫から出られなくなってしまう。喬は一人で倉庫を出て食料や生活用品をかき集め、西央の籠城生活の環境を整え、同時に自分達の体に何が起きたのかを考察する。
籠城三日目、どうやら西央のヒートの峠が過ぎたらしい。あと数日で西央を家に帰せるという見通しをたてた喬だったが、それに一抹の淋しさを感じた時、彼の本能があらぶり始め……。
オメガバース作品で、『旧約聖書』の1節からスタートする本作。人類史上初めてのαとΩの誕生という大事件が、高校の体育館倉庫という狭い密室でひっそりと起きていたという、壮大にしてミニマムなお話。
そもそもオメガバースとはなんぞや? というと、ググった方が早いんだがざっくりいうと欧米発祥の特殊設定。ヒトに男女の性別のほかに「バース性」という性別がある。すなわち、支配者の性α、凡人のβ、産む性(隷属の性)のΩ。それらのバース性のいずれかが男女それぞれについてくる。男性α、女性α、男性β、女性β、男性Ω、女性Ωの六つの性別があるということ。
本作は人類史上初のαとΩの物語なので、主人公の喬(α)は自分とΩの西央が一体何であるのかを知らない。喬はせっせと文献を調べ考察していくうちに、自分達の生態が狼の生態に近いことに気づく。そして自分と西央が異様に盛る様に「発情(ヒート)」という名をつける。
下巻はもっぱら喬がαとしての本能のダークな面をなんとか抑えつけようと奮闘しつつ、αらしい一途さで西央を守ろうとする話。そして喬と西央は互いに相手とは本能抜きではどういう関係なのか? と疑問を懐く。
商業BLではあまり見られない、深いところまでつっこんでるストーリー。オメガバース設定のBLというのは社会問題やジェンダー問題に切り込むものが他にもいくらかある。『リバース』( 麻生ミツ晃)、『シマちゃん家の番事情』(三日ミタ)、『嘘つきな愛を買う』(ポケラふじ子)とか。でも、数年前に二次創作の世界で初めてオメガバース設定を見た時には、社会問題提起系というよりは、SMっぽいというか虐待描写メインの特殊性癖っていう印象だった。今となってはBLでポリコレの影響を最も受けていそうなジャンルのような?
『僕エデ』はジェンダー問題以上に生命の不思議にウエイトが置かれている感じで、昨今流行り? の反出生主義に疲れたハートには心地よかった。終盤、自身と西央が新しいタイプの進化した人類だと悟った喬が、「自分達が多数派になる日が来るまで潜伏する(誰にも内緒にする)」と決断したことろは、ベタでありつつ(漫画の登場人物って変な生き物を発見すると、政府や研究機関に取られるのを恐れてとりあえず隠そうとするよね。)老子っぽくてよかった。
『シマちゃん家の番事情』を読んだ時も思ったけど、今っぽいニュータイプのオメガバースっていいなと思いつつ、しかし以前のもはや男女カプでは容易に描けなくなった禁忌なネタの駆け込み寺的なジャンルが浄化されてしまったようで、それはそれでどうなんだという気がする。でも最近はまたしても欧米渡来の因業設定「Dom/subユニバース」が定着したので、アングラエログロの行着く先はそこかな? いずれそれも浄化されそうだが。
※「Dom/subユニバース」とは……ググった方が早いがざっくり説明すると、ヒトの性別に男女の他にDomとsubという性があるという設定。Domは支配者でsubは被支配者である。Domはsubと二人で決めたワードをsubが言うまでsubを虐めることが出来る。要はSMだな。
真理(まさみち)は美貌の男・佐藤と同居中。というのは、ある夕方にカフェで真理がうっかり通りすがりの佐藤のコートにコーヒーをぶちまけてしまったから。コートのお値段、なんと86万円。怒った佐藤は86万円ぶん真理の家に居座ってやると宣言。以来、奇妙な同居生活が始まった。
佐藤の言うことを何でも受け入れてしまう真理。「マリちゃん」呼びから始まって、ただいまのキスやらなんやら、佐藤の無茶ぶりは次第にエスカレートしていき……。
あんまりレビューが良くないが絵が物凄く綺麗なので、これは絵以外に良いところ無し系の漫画なのかとビビりながらも、試し読みしてみて冒頭一ページに惹かれたので購入。思いの外よかった。
美貌の変人佐藤に常識人陰キャのマリが振り回される系かと思いきや、マリが愛すべき変な生き物って感じで、何が起きても動じないマリに佐藤が戸惑うという話だった。
途中で佐藤の元カノの登場。すごく重要人物という訳でもなくカッコいい姐御でもなく身内でもない女がさらっと登場するのは、BL読者にはあまり喜ばれないところ。だが佐藤と元カノの会話の様子から、もしかして佐藤って実は心から他人を好きになったことがないんじゃない?(だから別れた相手と屈託なく喋れるのでは)という疑念がうっすらと湧いてくる。もしかしてこれはタイトルの伏線回収なのではないだろうか。つまり、86万円がきっかけで初恋をしたのは陰キャのマリだけでなく美貌のコミュ強佐藤もまたそうなのだという。
マリの歳上すぎる友人の件以外、派手な事件は起こらない話だけれど、心情的な揺さぶりやどんでん返しがあり、退屈しない。が、例えばジャンプ漫画みたいにハッキリと事件事故が起きて悲喜劇にならなければ漫画とは認めないような人には、向いていないだろうな、と思う。
表紙がとても綺麗で、中身の絵もとても綺麗。短文モノローグがしばしば挟まるのだが、それらが独特のリズム感を生んでる気がする。
レーベル的にエロがすごく多いのかと思ったら、わりと落ち着きのある感じのエロ配分(オカズ系というよりは人類の一習性レベル)だった。
今日はこれまで。
わざわざ騒ぎを起こし、動画を撮ってアップするのは「女性専用車両は男性差別だ!」と主張する為のパフォーマンス?らしい。
本当に気味が悪いなぁと思う。
日本には欧米でいうレディーファーストという概念が元々ないに等しい。
ただそれは単なる文化の違いで、「男は女を守るもの」という概念は現代の日本にもなんとなく存在している。
男は身を呈して外敵から群れを守り、狩に出て食料を確保する役割を担い
女は群や同士のコミュニティを強化し結束力を高め、群の存続を保証する子孫を育む役割を担う。
それは「概ね」今も変わらない。
女性は周囲や家族などのコミュニティを強化したいと望みながら子育てをする。
男は短絡的、効率的で瞬発力があり
しかし、本来ただの役割として過ぎなかった機能が、時代が移り変わると共に形を変え続けてきた。
武家層が男尊女卑だったのは、戦国時代の名残により武士はとても物騒な仕事であった為、女子供を巻き添えから守る為に受け継がれた習わしであると考えられる。
女性が男性の三歩後ろを下がって歩くのは、前から斬り付けられた時に備えての事で
男性が外敵から身を守ってくれる為の女卑であると知っている女達は、敬意を払って男性を立て内助の功として勤めながら子供を育てた。
男は身を呈して外敵から群を守り、外に出て財を確保する役割を担い
女は群や群れ同士のコミュニティを強化し結束力を高め、群の存続を保証する子孫を育む役割を担う。
まさに本能で受け継がれられてきた人類の男女の形そのものである。
一方、全体の約7割である農民に男尊女卑はなく むしろ女性が強かったそうだ。
平和な暮らしを営む農民は命の危険を伴うような外敵などいないに等しく
農民の間では
男は身を呈して我が群を守る必要はなく、ただ外に出て財を確保する役割のみを担うものとなり
群の存続を保証する子孫を守り、コミュニティの強化を役割とする女性にとって
群を守らない、その出番のない男性 しかも自らも財を確保する役割を担っていたのなら、男性に敬意を払ってコミュニティの一員として認識するという感覚を持ちづらいであろう。
コミュニティの結束力を高め合う女性達の中で、そのコミュニティの一員として男性を認識しないのなら
明治から昭和初期にかけて、全体として男尊女卑の色合いがこくなる。
武家層のような上流階級への憧れが市民の間に広がったのもあるが、一番は「戦争」だろう。
戦争により再び男は
身を呈して外敵から群を守り、外に出て財を確保する役割を担うという役割の復活を果たし
男性が外敵から身を守ってくれる為の女卑であると知っている女性達は、敬意を払って男性を立て内助の功として勤めた。
このように、本来人間が持つ男女それぞれの性質と役割を発揮している時にのみ、異性が互いに敬意を払えるのだと思う。
では近年はどうだろう。
昭和後期、戦争により男女がそれぞれの役割を果たし、互いに敬意を払っていた理想の男尊女卑の両親の姿を見て育った者達は
しかし戦後、身を呈して群を守る役割を失った男たちに(つまり本来男の持つ本能的な役割を果たしていない事に) 静かに不満や不信を抱える女たちに気づいた男は
もちろん、うちの亭主は家族を何より想い いざという時は身を呈して守ってくれるという確かな信頼関係の元、健全な男尊女卑の家庭を営む夫婦もいたであろうが
しかし大部分は家族を守る器も経済力もないというコンプレックスと、妻の静かな不満と不信に怯え、DVやモラハラによって、力で女を抑圧する事でしか威厳とプライドを保てない 名ばかりの亭主関白 もとい糞男がはこびっていた。
更に不満と不信を覚え始めた女性たちに対し、男達は苦肉の策として2つのパターンに分かれ始めた。
女性が性別の役割を超え外に働きに出るように、男性もコミュニティの強化に加わるように努め始めた。
もう1つは、女性の不満と不信に怯えながら自身の能力と器の小ささを誤魔化す為に、相も変わらず女性を力で制圧しようとする者である。
DVやモラハラで女性を制圧する手法もまだまだ用いられてはいるが、しかし昨今の女性は強い。
自立し、女一人でも外敵から身を呈して家族を守り養い 更にコミュニティを強化しながら子供を育てる事ができるのだ。
昨今男性は容易にコミュニティから排除される対象になり得るのである。
そんな中で男性は、いくらDVやモラハラをしても自分のコンプレックスを誤魔化す事ができず、安心感も得られず
男の存在意義や尊厳を奪われる恐怖と、自身の能力のなさ器の小ささのコンプレックスを更にこじらせながら
なけなしのプライドを死守する為、見ず知らずの女性をその場限り制圧する事で満たそうとする暴挙に走る者も現れる。
痴漢や性犯罪、職場でのセクハラ パワハラ、あるいはネットでの女叩き である。
こうなってしまっては、女性にとって男性は外敵以外何者でもない。
男は男としての存在意義とプライドを死守する為、女を無理やりにでも制圧しようとする。
旦那には弟が二人いるんだけど、義実家でくつろいでると話の延長線上で冗談ぽく軽く母親を叩くのを見て(DVとかじゃなく、友達に小突くような感じで)、めちゃくちゃ驚いてしまった。お母さんも「やめてよ〜もう〜!」と笑いながら叩き返す、みたいな。
私は自分の親にそんなことできない。
たぶんしたらブチ切れられる。冗談でも親に手を上げられない。
私の家はめちゃくちゃ亭主関白で、宜しくないけど鉄拳制裁当たり前だったからかな。
そう言えば学生の頃、親に車で迎えに来て欲しい時、
「申し訳ないんですけど、学校まで迎えに来てもらえませんか?」と電話してたら、友達に
と驚かれたことあったな。
みなさんはどうですか?
冗談で親に小突いたり叩いたりできる?
旦那には弟が二人いるんだけど、義実家でくつろいでると話の延長線上で冗談ぽく軽く母親を叩くのを見て(DVとかじゃなく、友達に小突くような感じで)、めちゃくちゃ驚いてしまった。お母さんも「やめてよ〜もう〜!」と笑いながら叩き返す、みたいな。
私は自分の親にそんなことできない。
たぶんしたらブチ切れられる。冗談でも親に手を上げられない。
私の家はめちゃくちゃ亭主関白で、宜しくないけど鉄拳制裁当たり前だったからかな。
そう言えば学生の頃、親に車で迎えに来て欲しい時、
「申し訳ないんですけど、学校まで迎えに来てもらえませんか?」と電話してたら、友達に
と驚かれたことあったな。
みなさんはどうですか?
冗談で親に小突いたり叩いたりできる?