はてなキーワード: 時代劇とは
わかもんが多い映画レビューサービスで昔の日本映画のページを見てると差別が〜、ジェンダー観が〜、みたいな記述をよく見かける。
大体ストーリーや台詞とか全体的なところや女性が無意味に(見える)脱がされたりしてるところをよく指摘されてる。
大体ねぇ最近だってそのノリでピ◯ク系の人がやってんじゃないって話なんだけど。
どっかであの女優が脱いだエピソードを披露していたが、それに対して彼女の扱いが酷すぎると怒ってる人がいたけど・・・相手は映画をぶち壊した男だぞ?それ知らないで差別云々だけ独り歩きで言ってるだろ。
自主映画観てみろよ。今は知らんがそういうのを若い連中に教えるところではとにかく女優を脱がせる風にして成立するらしい。立派だな。てか、舞台じゃないんだから自主モノも幅広く公開しな。
んで、結局今に残る昔の日本映画は女性モノが多い。そういうのって、やっぱジャンル分けの一つなんですよ。時代劇、お母さん、サラリーマン喜劇、いろいろあんじゃん。でも当時のオッサンに向けた娯楽モノ、ああいうのは残らないけどおれは観るぞ。わかもんがあれこれ言ってる間にな。
結局のところ二次創作はジャンルとしてはもっぱら「恋愛小説」なので、例えば冒険とかアクションとかミステリーとかそういうのはあまり求められていないかもしれない。
たとえばONE PIECE(冒険バトルもの)とかるろうに剣心(時代劇、剣戟アクション)とかの二次創作でも原作の主題抜きに、読み手は恋愛が読みたいのね。なぜなら原作では恋愛こそオマケでそれを詳細に描写する暇がないのだから。
二次創作では、原作の行間を埋めるお話が求められる。原作のアナザーストーリーを展開するのは、原作同様、話のテンポをよくするためにキャラの日常や人間関係の描写を犠牲にしなくてはならないので、読者のニーズは満たせない。
それに、物語を展開させると、どうしてもストーリーの面白さの為に原作から逸脱させないといけなくなるのだが、そうするともうそれは二次創作とは言えなくなるじゃん? そういうのが上手い字書きもいるけど、小説は漫画と違って絵で二次創作であることを示せないから、読者はなんか違うもの読まされてるって思ってしまう。
また、キャラぶれが生じ易いのも問題。登場人物の人間性は、たった一言、たったひとつの動作で大きく変化する可能性がある。オリジナル小説だったら、キャラぶれをするに任せて後のストーリー展開まで方針変換をすることもできるけど、二次創作でそんなことをすると「飛影はそんなこと言わない」という大事故を起こして顰蹙を買う。
文章が長くなればなるほど、物語が進めば進むほど、キャラぶれは起こり易くなるもの。むしろキャラの変化を楽しむのが小説の醍醐味のひとつであると思えば、二次創作小説で長編小説を書くのはかなり難しいと思う。できなくはないけど、かなりの技量が要る。
という訳で、読んでもらいたいなら諦めて恋愛小説として二次創作を書くのがおすすめだね。物語を書くのが諦められないなら、思いきって一次創作に転向して、なろうやカクヨムで書こうか。
だがしかし! 世はキャラ萌え時代というかなんというか、ストーリーの面白さだけを追求してもなかなか読者は食いついてくれないので、それなりユニークで愛されるキャラ作りをしなきゃいけないのだが、文章だけで愛されキャラを描くというのはなかなか至難の技である……。
商業BL小説の大人気タイトル。BLは少女漫画から派生したジャンルだと、凪良先生はAbemaTVの何かの番組で仰っていたのだけど、その言葉通りに恋愛漫画定番のネタを次々とくり出してくるのだが、それがどれも「そう来たか」とクスリと笑ってしまうような斬新な描写のされかた。糞ベタなネタでも書きようによってはこんなに面白いし萌えるという見本。登場人物の心理描写も秀逸でキャラが立ってるので、またこの主人公達に会いたいと思い再読してしまうのである。
『幽遊白書』(冨樫義博)の二次創作漫画。漫画家 榎本ナリコがプロになる前に野火ノビタ名義で書いていた同人誌の再録。ちなみに第1巻は『新世紀エヴァンゲリオン』の二次創作で、第3巻には幽白二次漫画をオリジナルに焼き直した作品が収録されているはず。私の小説が確かならば。
そもそも原作『幽遊白書』は、ストーリーの為に人間関係の描写を惜しげもなく切り捨てつつ、確かにそこにはキャラ同士の確かなリレーションシップが存在するというのを端的に描写した点が秀逸。二次創作のし甲斐のあるコンテンツなのである。
本書はそんな幽白の二次創作であるのだが、漫画という表現方法の強みを存分に活かして無茶苦茶をやっている(誉め言葉)。
特に飛影の人物描写がかなり思いきっていて「飛影はそんなこと言わない」の連発なのだが、絵が飛影なんだから飛影だよな(絵柄もだいぶ独創的なので、ツンツン頭やあの服装で飛影だとやっとわかるくらい。)……と思いつつ読んでみれば、思わぬ所ですごく飛影みのある描写を差し込んでくるので、驚嘆させられる。
メインカップリングの蔵馬×飛影が振り切っているのに対して、蔵馬と海藤の会話は原作に非常に忠実で、再現力がすごすぎてすごい。
収録されている『宇宙士官候補生』は蔵馬と飛影のその後ifを描いたSF作品なのだが、そこまでやる!? って感じのオリジナリティの高い漫画である。オリジナルでやれったって、主人公達が蔵馬と飛影じゃないと何だか分からない話になっている。ベタな恋愛コメディ同人に食傷した上級者向け。蔵飛ラブラブやおい漫画大隆盛という背景事情あってこその、切ない物語。
KADOKAWAから出版されているので「商業BL」の括りには入らないのだが、中身は実質主人公総受けBL。
主人公は、男性カップル専用一見さんお断り連れ込み宿の長男坊、という萌える設定だったのに、なんと、シリーズ第二作目にして、早くもその美味しい設定はカットされてしまう! 江戸情緒の残る怪しい宿屋での情事はどこへ。以降はそんな設定などなかったかのように、作者独特の世界に読者は引摺り込まれていく。これはこれで面白いけど、なんか違う所来ちゃった感。面白いけど。
設定にホイホイされて寄ってきた読者達にど派手な裏切りをかましてマイワールドに引きずり込むなどという暴挙が許されるのはプロの小説家だけ、という見本。
「上の言いなり」なら何やらかしても許されるんですかって。
悪党を叩くために小悪党を持ち上げるのは時代劇の中だけにしておいてくださいよって。
そもそもあの件だって、騒ぎにならずに被害者側が泣き寝入りしてたら、あの学生だって何も問題だなんて思やしなかったでしょう。
よくやったと褒めてもらいレギュラーにも戻れて、卒業すればいいとこに就職もできて、もう人生万々歳。
たまたまああやって騒動になっちゃったものだから、にわかに「いや俺も被害者なんです」みたいなポーズを始めただけ。
冷や飯食わされたのならそれこそそんなクソな部活なんか辞める選択肢だってあったのに、相手ケガさせてでもレギュラーの座にしがみつくことを選んだのは、他でもない自分自身ですよ?
こういうの確かセカンドタックルとか言うんでしたっけ? 知りませんけど。
もちろん、一番悪いのが悪行を命令する側なのは確かで、逆らいづらい事情があったであろうことも別に否定はしません。
しかし、だからってやらかした奴の評価をマイナスからゼロに、しまいにゃしれっとプラスにまで持っていこうとするふてえ仕草は、当事者であろうと野次馬であろうといただけない。
「沈黙は加担」とか抜かすんならさあ、実際ドツいた奴の一体何が加担じゃないっていうんだよ。
だいたい「学生さんがカワイソウ」って言うなら、その前にパワハラのせいで辞めちゃって、しかも話題にもしてくれない学生たちの方がよほどカワイソウだろうが。
でもその時は気に食わないものを殴るのに都合がよかったものだから、責任を問うどころか「勇気ある学生だ!」とか賞賛する動きまであって、みんなして日大叩きの神輿に祭り上げちゃったわけ。
当時そういう流れに突っ込んでも、まともに耳貸してくれなかったけどな!
もうおわかりですよね?
自分の思い通りに使えるから、下っ端のアスリートを勝手に免責しようとする。
自分の思い通りに使えないから、下っ端のアスリートも連帯責任とばかりに叩く。
本当にこれだけ!