はてなキーワード: とみ新蔵とは
・自分が読んだのは15年ほど前だが、劇画なので作品は当然何十年も前
・おそらく『シグルイ』ブームで、「南條範夫原作」か、それに類する「残酷時代劇もの」として復刊されていた
・作者名は覚えていないが、復刊されているので有名な作者なはず(平田弘史・とみ新蔵クラスだったかもしれない)
とある貧しい夫婦がいて、女房の方が山賊に連れ去られてしまう。
純朴な夫はその道中で山賊に襲われたり、騙されたりと、いくつもの酷い目に遭う。
ボロボロになりながら、もう会えないかもしれない女房を何年も探し続ける姿に、行く先々の人から呆れられる。
途中で知り合った浪人に
「いろんな山賊たちに犯された女房を何故そこまで必死に追うのか?もう昔のままでは無いかも知れないぞ」と聞かれ、
「獣の肉を食べたからと言って、人間が獣に堕ちる訳ではない。山賊に犯されたからと言って、女房自体が変わることはない」
と返すセリフが凄く印象に残っている。
数年後、夫はついに女房を見つけるが、女房は良家の侍に救われて再婚していた。
今の生活を捨てたくない女房から他人扱いされ、夫は、狼藉ものとして切り捨てられてしまうのだった。
という話だったと思います。
作品をご存知の方がいたら教えてください。