はてなキーワード: まとめ記事とは
先に言っておきたいが、welqをはじめとするDeNAのメディアを擁護するつもりはない。ゴミみたいな値段で匿名の素人に専門的な内容の記事を書かせる運用には呆れるばかりだ。
ただ、これまでみんなが抱えていたモヤモヤが一気に噴出したように、医療系記事、まとめサイト、キュレーションサイト、もはやネットにあるありとあらゆる記事とメディアが十把一絡げに叩かれ始めているのはどうかと思う。同じ「キュレーション」という括りで、Gunosyも流れ弾をもろに浴びている(スマートニュースはそれほどでもない印象)。
でも、何から何まで批判してたら、もうネット記事なんてなくなってしまうよ。今当たり前のように読んでるものが激減し、有料になり、気軽にググることもできなくなる。
それで飯を食ってる限り、100%真っ白な、清廉潔白なメディアなんてないんだよ。
村田マリ氏を痛烈に批判したGIGAZINEは、他社からの画像盗用と継ぎ接ぎだらけのまとめ記事だし、welq問題に鋭く切り込んでいるバズフィードだって他から画像を引っ張ってきた量産型のまとめ記事を生産してる。メディアは深い傷を負うことを承知で、えいっとブーメランを投げながら日々飯を食うために記事を書いている。netgeekが村田マリ氏を叩くために2chソースで記事書いたのには笑ったけど、ネットメディアがピンキリだってのは間違いない。
真面目にやってるところもあれば、金儲けしか考えてないところもある。でも、ソシャゲとかと違ってメディアって儲からないんだよ。無茶して儲けたいならメディアやってる時点で失敗だと思う。真面目にやってても儲からない、そんな業界。だからこそ、社会の役に立つことがモチベーションになる仕事なんじゃないかな。
で、ネット記事は信用ならん、みたいにマスコミが報道してるけど、テレビこそ信用に値するかわからない健康番組や医療番組で溢れているし、影響力という意味ではwelqよりタチが悪いかもしれない。もっとたくさんの人を不幸にしたかもしれないし、殺したかもしれない。
もう今回の騒動は、いちキュレーションサイトとか、ネットメディアとか、そういうレベルの話じゃないんだよ。
世の中にある、ありとあらゆる情報、メディアが、真剣に自分たちの食い扶持について考えさせられるレベルの話。今、メディアを見る世間の目は厳しい。
全部有料化して、作成する記事の本数を絞ったら、世間が満足する、きれいで混じりっけないホワイトなメディアに生まれ変わるかもしれない。
でも、そんなのみんな望んでることなのか?ネットってそんなキレイなもの?
welqは超えちゃいけないラインを超えた。医療の専門知識の問題だけでなく、著作権の問題を改めて周知させるいいきっかけにもなった。
だが、読者全員が目を皿のようにしてネットメディア警察になったらどうなる?
ダメなものはダメなんだけど、このままだと「遊び」までなくなってしまう。
遊びがないと、人は死ぬ。
数ヶ月前、別部署の先輩に別部署の飲み会に誘われて行った時のこと。その飲み会でその時初めて会った女の先輩に聞かれた質問だ。
「特にいないですね」
俺は素直に答えた。実際特に好きな芸能人もいないしそもそもテレビを見ない。見ても名前が名前を覚えられない。(ドラマとかの役名で覚えてしまう)
「有名人とかでもいいよ」
何が違うんだと思いつつも、多分スポーツの分野とかも含めていいんだなと思いながら、頭を捻っていると隣で聞いていた同僚Aが先輩に逆に質問をした。
「先輩は誰が好きなんすか?」
「C.ロナウド。A君は?」
即答だった。さっきまとめ記事かなんかでこの名前を見かけたから、このことを思い出したんだけど。
「そうですね。ボクは…」
Aはアイドルやモデルなど何人か女性の名前を挙げた。聞いたことがあるようなないような…佐々木希くらいしか覚えてない。
「なるほどね。で、君は?」
先輩はもう一度俺に振る。俺からは何も出ないよ。と半ば諦めていたが一応唸りながらビールに手を伸ばした。催促するように先輩は続ける。
え。そんな基準でいいのか。てっきりその人のファンで、その人がでるドラマとかバラエティ番組を逐一チェックするようなレベルのことかと思ってた。
「まーそれで言えばさっきAも上げてましたけど佐々木希とかかわいいですよね。あとミュゼの広告の子とか。名前しらないけど。」
「トリンドルのこと?じゃあ君はかわいい系よりキレイ系の方が好きなんだね。元カノさんとかもそういうタイプ?」
思い返してみると確かに(例外がないものとして)女性を二分割したらそっち側に入る人が多かったかも知れない。
「うーん。(二つに分けた場合は)確かにそうかも知れないですね。」
続けて先輩はAにも分析をする。何を言ってたかはあまり覚えてない。確かかわいい系に寄ってるとか言われてた気がする。二人を分析し終えた先輩は一呼吸置いて言った。
「二人とも理想高すぎ。だから彼女できないんだよ。現実をちゃんとみて!」
そこからは何か変なモードに入った先輩がひたすら話してたが割りと適当に相槌を打ちながら聞き流していた。
その時はお酒が入ってた事もあって頭が働いてなかったけど、今思い返すとこの質問ってずるいなと思った。
『かわいいと思う”有名人”』を上げさせて「理想が高い」という結論を出す。そうなるに決まっているじゃないか。そもそも好きな芸能人とかいないと言ってる時点で俺の方が現実的だろ。というか「芸能人誰が好き?」と聞かれて上げた人が付き合いたい人ってわけじゃないだろ。
でもあの時なぜコレを反論できなかったんだろう。てか先輩もC.ロナウド好きって言ってたじゃないか。それはどうなんだ。
あー俺はいつか騙されて高い壷とか買わされるんだろうな。それからその先輩には時々飲みに誘われる。壷を買わされないように気をつけようと思う。
現在進行系でキュレーションサイトが問題になってますが、WELQみたいな編集主導メディアはともかく、キュレーションサイトってようはまとめサイトのことを指し、2chブログであり、Togetterであったりもするわけです。
2chブログ最大手の痛いニュースなんかは、過去に大量に画像を無断転載したまとめ記事を作っていて、それだけなら2ch系ブログにおける日常の悪さであるのですが、あろうことかはてなブックマークが1700以上もつくほどヒットし(これは1記事としては当時最高クラスじゃなかったかな)、もちろん炎上で伸びたブクマではなく、絶賛コメントの嵐なんですね。
はてなブックマーク - 痛いニュース(ノ∀`):まるでフィクションのような風景
http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/687100.html
当時、この記事だけでなく似たような画像キュレーション記事が書かれ、どれもはてブでヒットしていました。
今、ちょうどヒットしているキュレーションサイトの画像パクリを批判している記事についたはてブ数が1700を越えていて、痛いニュースの画像パクリ記事についた絶賛はてブ数と同じくらいなんです。昔、無断転載記事を絶賛していた勢力と、今、無断転載を批判しているユーザーの勢力が、はてブの上では対等になったんです。
それでまあ、10年の開きもあるし、同じアカウントで続けてる人も少ないだろうけど、ネットのどこかしらには存在するはずで、昔のゆるさを楽しんでいたあのはてブユーザーたちは一体どこにいったのか、今何を考えているのだろうなと。当時無断転載を絶賛していたユーザーは、今回何を思ってるのかなと。
いや、調べてみると結構な数で、両方の記事をブクマしてる10年継続のヘビーユーザーが意外に多くて逆にビックリしたりもしたんですが。
・NAVERまとめ以前からキュレーションという単語はネット界隈で言及されてなかったか?「これからはキュレーションの時代だ」的な話で。
・NAVERまとめ以前に、はてなブックマークの人気エントリーに「○○のまとめ」「○○の方法10選」みたいな、はてなブログやダイアリーのまとめ記事が頻発してた記憶。特に、個人的見解が書かれていない、ただリンクや部分引用のまとめ記事に関して、「なんだこれ!ただのリンク集じゃねーか!そんなにアクセス稼ぎたいのかよ」と当時1人憤ってた。そしたら、NAVERまとめが流行って、その後ぞくぞくとまとめ系の商業ネットメディアが出てきた。NAVERまとめも初期の頃に、はてブの人気エントリーに入った記事なんかは、単なるリンク集的なものだったような。
ちなみに国内旅行の話
美味い店ってどうやって探せばいいのかわからん
少なくとも俺にとってはそうだ
つまり北海道旅行の一番の目的は「美味いものを食う」ことにある
しかし美味い店ってどうやって探すのが正解なんだ?
るるぶなんか見ても「どうせ広告費ぶっ込みまくった店が乗ってるだけだろ」と思っちゃうし
(実際自分の地元では地元の人間ならタダでもいかないレベルの店がデカデカとるるぶ的な雑誌に紹介されており、ツアー客が大挙して押し寄せているのをよく見る)
食べログがアテにならないことは言うまでもない
「北海道の人たちが選ぶ名店」みたいなまとめ記事もあるがステマ臭くて胡散臭く感じる
直感で店に入り当たるまでハシゴして楽しむといった余裕は日程的にも胃袋的にも厳しい
観光客向けの美味い飯より
例え自分の舌に合わなくとも現地の人間が美味いと思っているものが食いたい派だ
最も同じ日本でそこまで味覚が違うとは思えないが
癖の強い食べ物だと地元向けと他県民向けの商品ではだいぶ味がかわったりする気がする(観測範囲は俺の出身地と妻の出身地の名物料理)
アメリカ大統領選挙が終わりましたね
(人によっては)窮地の状態になったせいか、オバマ氏やめないで!とか現地の方のツイートがTLに流れてきたけど、弱腰で何も出来ない駄目大統領みたいな風に昔言われてませんでしたっけ?
政治思想や実際にこれまでされてきたことなど、候補者両名について詳しい事は知らないのでどっちがよかったとかはないのですが、今回の選挙について気になったことがあるのでひとつ
アメリカの新聞は大半がヒラリー氏応援だったのに、選挙で勝ったのはトランプ氏だった!というまとめ記事に、もうマスコミになんか騙されねーんだよwwwみたいな…しかも論調的に大方そんな意見が主流の記事を見ました
うん、そう思う
日本なら
日本の報道の仕方には、かなり疑問がある。ひどいよね、とかずるいなーと思う事も多々ある
あれだけ国土が広いので新聞社も数多あります。日本の比じゃない。お住まいの地元でしか発行されてないなんとか新聞も、当然アメリカにもあります
アメリカにおける州=都道府県、国=国とお考えの方もいるかもしれませんけど、むしろ州が国、国が全世界みたいなイメージなんじゃないかな
だから州の中で発行されるものにも、由緒ある新聞社もたくさんある
「ボストン・グローブ」とか聞いた事ありませんか。マサチューセッツというひとつの州のなかのボストンという街で発行されてる新聞
そこが「キリスト教の神父が子供たちに性的いたずらをしているけどもみ消してる」という記事を掲載し、世界中の教会でも同様のケースが発覚して大問題になりました
キリスト教なんてアメリカどころか世界規模の組織で、権力者を含む色んな人が信徒で、敵に回してすんなりいくわけない相手です
そこを相手にして、世界的なスクープをすっぱ抜いたのが、そのひとつの州の都市部で発行されている伝統ある新聞社だったわけです
日本の大新聞社でもできない取材力、記事を書く力というか文章の説得力、などなど日本のマスコミと一緒にしないでくれー!!
そもそも「真実をお伝えします。ここに書いてある事だけ信じてください」なんて報道の仕方もしない!!
はっきりいって全ての新聞社が公平でもない。公平な報道はするかもしれないけど、公平な論説ばかりではない
朱色だったり、ブラウンベージュよりだったりの色んな赤旗新聞がたくさんあると思ってください
マスコミと購読者、何が違うかっていえば「取材をする手段があるかどうか」じゃないですかね
それらを元に我が社はこういう理由でヒラリー氏を応援しますって方針を決め発表してるんです
ヒラリー氏を応援してくださいそれが正しいんです、とは微妙に違うんですよ
それが気に食わなければ購読をやめて別の新聞を読めばいいだけ。たくさんありますらかね、選び放題です
当然どこの世界のマスコミにだって煽動記事を書く記者はいるでしょう。でも自分の本名を記載して、社運をかけた意思表明記事なわけなんですよ
新聞社が騙す、騙されるのレベルの話じゃない。購読者が新聞社を選ぶ、という話なんです
日本のことしか知らなければマスコミ=巨悪と思いたくなる方がいるのも仕方ないのかなと思うんですけど、世界には自分の信じた正義の為に真面目に報道に取り組んでる人もいることを思い出して欲しいです
自分の国がこれだけひどいと世界的にもひどいのばかりだろ!と思いたくなるのはすごくわかりますが!
こちらは新聞社が誰を支持するか発表するってことがアメリカでは割と重要な判断ポイントになることがよくわかるブログ記事でした
http://www.kitamaruyuji.com/dailybullshit/2016/10/post_484.html
取材し、経歴を調べ、見聞きして、頭のいい方々寄って集まって考えて、トランプ氏を応援しない(けどヒラリー氏を応援するとも言ってない、っていう記事すらある)と大多数の新聞社が発表したのにトランプ氏は当選してしまったという話です
えー、昨夜こちらの記事を書いた者です。
http://anond.hatelabo.jp/20160827142040
先の記事読んで頂いた方々に心からお礼とお詫びを申し上げます。
以下、告白というか白状です。
前記事の私の体験話は100%真っ赤な嘘です。君の名は。は初日に胸躍らせながら見に行きました。
感動で泣きました。いろんな人に「この世紀の傑作を見ろ!」と言って回りました。
ハッキリ正体を晒すと、私は以下の記事をブログに書いた者です。お陰様でこちらの記事もいろんな方に読んでいただきまして、先の増田を読んだ人の中にも目にした方がいるのではないかと思います。
~~あとは飽きたんで省略~~
前増田記事は「下手につっこまれないように」と、できる限りの注意を払い書いた文章です。その甲斐もあってか、多くのブコメからある程度好意的なコメントをいただき、流石にここまで気を使えば叩かれることはなくなるのか、と安心しました。しかし一方で「あの映画を純粋楽しめないなんて可哀想な人」「この手の人って生きててしんどいだろうなー」など、まるで私の書いた感想を持つような人の人間性に問題があるかのようなコメントを平気でつけていく人も多少散見されました。
また、コメントで指摘されている通り、私の前増田記事に載せた批判意見のほとんどは、既にネット上でも多く話されているものであり、大してオリジナリティのあるものではありません。
しかし平気で多くの人が「君の名は。批判意見にまともなものが無い」などと言います。そんな雑な発言が200も300もRT、Favされています。そんな状況が、私にはとても悲しく、情けなく、腹ただしく感じられました。
去年私は実写版進撃の巨人を見に行って、このような記事を書きました。
実写版「進撃の巨人」が割と最高だった話 - Togetterまとめ
幸いこの時もまとめ記事に直接つけられたコメントやブコメには、(一部を除き)そこまで私の感性ごと批判してくるような意見はありませんでしたが、ネット上の進撃の巨人叩き意見の雑さたるや、今炎上している君の名は。批判記事なんて大したことはありませんでした。しかし、それに対し反論する人はごくわずかで、みんな何の気無しに「こんなん誰が得したんだ?」などと平気でつぶやいては、しばらくするとそんな自分の発言すら忘れていくようでした。
いえね、正直に言えば、みんなもっと雑に批判すれば良いんですよ。雑に褒めれば良いんですよ。好きなだけ皆で殴り合って、次の話題作が出た時にはそんなこと忘れてまた握手すれば良い。
前増田記事は、君の名はにノレなくってモヤモヤしてて、けど下手につまらなかったとも言えずにいる人たちへのエールです。結局絶賛してる人間が書いてる嘘記事なんだから、そんなんエールになるかよって気もしますが、私なりの心からのエールです。
君の名は見て、面白くなかった奴、納得いかなかった奴、気に入らなかった奴、面白かったけど正直そこまで…って奴。
大丈夫だよ。てめえらの感性はちっとも間違ってねえよ。自信を持て。自分の感じた気持ちに胸を張れ。あんな下らねえ奴らに負けてんじゃねえ。
俺から言えるのはそのくらいだ。
えー、昨夜こちらの記事を書いた者です。
http://anond.hatelabo.jp/20160821212820
先の記事読んで頂いた方々に心からお礼とお詫びを申し上げます。
以下、告白というか白状です。
前記事の私の体験話は100%真っ赤な嘘です。シン・ゴジラは初日に胸躍らせながら見に行きました。
感動で泣きました。いろんな人に「この世紀の傑作を見ろ!」と言って回りました。
ハッキリ正体を晒すと、私は以下の記事をブログに書いた者です。お陰様でこちらの記事もいろんな方に読んでいただきまして、先の増田を読んだ人の中にも目にした方がいるのではないかと思います。
シン・ゴジラ感想(ネタバレ極力無し) 昭和29年と2016年の「今この瞬間」 - 銀河孤児亭
http://d.hatena.ne.jp/adenoi_today/20160731/1469941620
さてでは何故そんな私があのような増田記事を書くことに至ったのか。
それは、シン・ゴジラを巡るもろもろの論争が、あまりに私にとって居心地の悪いものだったからです。
例えば「半減期20日間というのは福島の現状を思うと都合が良すぎる」という意見がありました。そうした不満を持つのは至極まっとうなことであろうと思うのですが、「フィクションだろ? 現実と区別つけろよ」という雑な(嘲笑混じりの)反論を何度も見ました。
例えばこちらの記事です。
『シン・ゴジラ』、ゴジラがあまりにかわいそう。(花田紀凱) - Y!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/hanadakazuyoshi/20160812-00061061/
批評的に価値ある記事とは思いませんが、注意深く読めばあくまで「個人的感想」の範疇に収まる言葉遣いがされていることが分かります。しかしこんな文章もネットでは袋叩きにあっており、その光景は率直に言って醜悪なものでした。
確かに彼女の漫画内のセリフに問題があったのは確かでしょう。「どんなに映画に不満があっても、それを楽しんでいるファンの感性まで馬鹿にすべきでない」という真っ当な批判がありましたが、一方でそう口にする人々が同じ口で「あれをただ動いてるだけとしか感じられないなんてクリエイターとして感性に問題が…」などと言っているのをいくつか見ました。「感性まで馬鹿すべきでない」とは何だったのか。
さらには彼女が挙げた「面白かった映画」まで腐していくようなリアクションも多く見られました。そうした発言は以下のようにまとめられていますが、こうした批判側に同じ穴のムジナが大量に存在した事への言及は極々局所的にしかされませんでした。
「粟や稗しかなかったのはこれまでの邦画」「いま、会いにゆきますが中トロって感性が死んでる」という話や日本映画ファンの反発 - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/1014983
シン・ゴジラを賞賛する意見の中には、ついでのように「最近の邦画」を雑に腐していく意見が非常に多く見られました。そうしたツイートをRTして拡散している人たちは、とても普段邦画なんてちっとも見てそうにない人たちばかりでした。中には「シン・ゴジラがヒットすることで映画界の人々が過ちに気付いてくれることを祈る」とまで言う人までいました。
私も邦画はあまり見る方ではありませんが、今年であれば「殿、利息でござる」は無理な恋愛要素も歪なキャスティングも無い極めて良質な映画だったと思います。
彼らは自分の発言を「あくまで邦画界への批判であり、邦画をよく見に行って楽しんでいる人たちのことまで馬鹿にしたつもりはない」とでも思っているのでしょうか? 正直「何も考えていない」としか思えませんでした。
前増田記事は「下手につっこまれないように」と、できる限りの注意を払い書いた文章です。その甲斐もあってか、多くのブコメからある程度好意的なコメントをいただき、流石にここまで気を使えば叩かれることはなくなるのか、と安心しました。しかし一方で「あの映画を純粋楽しめないなんて可哀想な人」「この手の人って生きててしんどいだろうなー」など、まるで私の書いた感想を持つような人の人間性に問題があるかのようなコメントを平気でつけていく人も多少散見されました。
また、コメントで指摘されている通り、私の前増田記事に載せた批判意見のほとんどは、既にネット上でも多く話されているものであり、大してオリジナリティのあるものではありません。
しかし平気で多くの人が「シンゴジラ批判意見にまともなものが無い」などと言います。そんな雑な発言が200も300もRT、Favされています。そんな状況が、私にはとても悲しく、情けなく、腹ただしく感じられました。
去年私は実写版進撃の巨人を見に行って、このような記事を書きました。
実写版「進撃の巨人」が割と最高だった話 - Togetterまとめ
幸いこの時もまとめ記事に直接つけられたコメントやブコメには、(一部を除き)そこまで私の感性ごと批判してくるような意見はありませんでしたが、ネット上の進撃の巨人叩き意見の雑さたるや、今炎上しているシンゴジラ批判記事なんて大したことはありませんでした。しかし、それに対し反論する人はごくわずかで、みんな何の気無しに「こんなん誰が得したんだ?」などと平気でつぶやいては、しばらくするとそんな自分の発言すら忘れていくようでした。
いえね、正直に言えば、みんなもっと雑に批判すれば良いんですよ。雑に褒めれば良いんですよ。好きなだけ皆で殴り合って、次の話題作が出た時にはそんなこと忘れてまた握手すれば良い。
前増田記事は、シン・ゴジラにノレなくってモヤモヤしてて、けど下手につまらなかったとも言えずにいる人たちへのエールです。結局絶賛してる人間が書いてる嘘記事なんだから、そんなんエールになるかよって気もしますが、私なりの心からのエールです。
シン・ゴジラ見て、面白くなかった奴、納得いかなかった奴、気に入らなかった奴、面白かったけど正直そこまで…って奴。
大丈夫だよ。てめえらの感性はちっとも間違ってねえよ。自信を持て。自分の感じた気持ちに胸を張れ。あんな下らねえ奴らに負けてんじゃねえ。
俺から言えるのはそのくらいだ。