2016-11-10

新聞社

アメリカ大統領選挙が終わりましたね

(人によっては)窮地の状態になったせいかオバマ氏やめないで!とか現地の方のツイートがTLに流れてきたけど、弱腰で何も出来ない駄目大統領みたいな風に昔言われてませんでしたっけ?

政治思想や実際にこれまでされてきたことなど、候補者両名について詳しい事は知らないのでどっちがよかったとかはないのですが、今回の選挙について気になったことがあるのでひとつ

アメリカ新聞は大半がヒラリー応援だったのに、選挙で勝ったのはトランプ氏だった!というまとめ記事に、もうマスコミになんか騙されねーんだよwwwみたいな…しか論調的に大方そんな意見が主流の記事を見ました

うん、そう思う

日本なら

日本報道の仕方には、かなり疑問がある。ひどいよね、とかずるいなーと思う事も多々ある

でもアメリカ新聞社日本のと一緒にして欲しくない!

あれだけ国土が広いので新聞社も数多あります日本の比じゃない。お住まい地元しか発行されてないなんとか新聞も、当然アメリカにもあります

アメリカにおける州=都道府県、国=国とお考えの方もいるかもしれませんけど、むしろ州が国、国が全世界みたいなイメージなんじゃないか

から州の中で発行されるものにも、由緒ある新聞社もたくさんある

ボストン・グローブ」とか聞いた事ありませんか。マサチューセッツというひとつの州のなかのボストンという街で発行されてる新聞

そこが「キリスト教神父子供たちに性的いたずらをしているけどもみ消してる」という記事掲載し、世界中教会でも同様のケースが発覚して大問題になりました

最近映画になった「スポットライト」はこれを題材にした映画

キリスト教なんてアメリカどころか世界規模の組織で、権力者を含む色んな人が信徒で、敵に回してすんなりいくわけない相手です

そこを相手にして、世界的なスクープをすっぱ抜いたのが、そのひとつの州の都市部で発行されている伝統ある新聞社だったわけです

日本大新聞社でもできない取材力記事を書く力というか文章説得力、などなど日本マスコミと一緒にしないでくれー!!

そもそも「真実をお伝えします。ここに書いてある事だけ信じてください」なんて報道の仕方もしない!!

はっきりいって全ての新聞社が公平でもない。公平な報道はするかもしれないけど、公平な論説ばかりではない

朱色だったり、ブラウンベージュよりだったりの色んな赤旗新聞がたくさんあると思ってください

マスコミ購読者、何が違うかっていえば「取材をする手段があるかどうか」じゃないですかね

直接本人に取材したり、現場をみたりは一般人にはできない

それらを元に我が社はこういう理由ヒラリー氏を応援しますって方針を決め発表してるんです

ヒラリー氏を応援してくださいそれが正しいんです、とは微妙に違うんですよ

それが気に食わなければ購読をやめて別の新聞を読めばいいだけ。たくさんありますらかね、選び放題です

もちろん公平性を貫いて発表しない新聞社もちゃんとあります

当然どこの世界マスコミだって煽動記事を書く記者はいるでしょう。でも自分本名記載して、社運をかけた意思表明記事なわけなんですよ

新聞社が騙す、騙されるのレベルの話じゃない。購読者新聞社を選ぶ、という話なんです

日本のことしか知らなければマスコミ=巨悪と思いたくなる方がいるのも仕方ないのかなと思うんですけど、世界には自分の信じた正義の為に真面目に報道に取り組んでる人もいることを思い出して欲しいです

自分の国がこれだけひどいと世界的にもひどいのばかりだろ!と思いたくなるのはすごくわかりますが!

こちらは新聞社が誰を支持するか発表するってことがアメリカでは割と重要判断ポイントになることがよくわかるブログ記事でした

http://www.kitamaruyuji.com/dailybullshit/2016/10/post_484.html

取材し、経歴を調べ、見聞きして、頭のいい方々寄って集まって考えて、トランプ氏を応援しない(けどヒラリー氏を応援するとも言ってない、っていう記事すらある)と大多数の新聞社が発表したのにトランプ氏は当選してしまったという話です

女性問題政策なにか考えてるのかわからいとさんざん報道されてたのに鳥越さんが都知事になった、に近い感じですかね

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