はてなキーワード: 非番とは
※愚痴の吐き出しも兼ねているので言葉が丁寧でなかったり、分かりにくかったりする部分があるかもしれません、すみません。
個人の感情とかだいぶ混じってるのでそういうのが苦手な人は読まないほうがいいと思います。
公開後ログアウトして2度とログインしないため、修正などする予定はありません。記事の解釈はご覧になった方にお任せします。
もし関係機関・関係者から指示があった場合のみ修正・追記など行うつもりです。
ufotableが最近問題起こしている、というのはufotableが好きな方はもうご存知だと思います。
よく話題になったものだと阿波踊りグッズの件ですとか、活撃刀剣乱舞の演出の件とかですね。
(これらの件についてはよく調べればどんなことが起きたか分かると思うので、内容はカット)
最近の炎上に便乗してほかにもいろんなボロが出てきてます(ufotableの通販で買った特典色紙付きDVDの色紙がまだ届かないとか)
自分が好きだったufotableがどんどん崩れていく様子を見て、「もーここまで炎上してるなら自分も過去にufotableでモヤモヤしてたこと吐き出しちゃおうかー」
ということでこの記事を公開した次第です。
今までネットでも、現実世界でも誰にも吐き出したことがなかったので、そろそろ吐き出させてください。すみません。
自分は2~3年前、ufotableが運営しているとある店舗で働いていた経験があります。(アルバイトです)
その店舗であったことで、今思えば「あれ?これおかしくない?」と個人的に思った点がありました。
衛生面について
です。
店舗のある建物はキッチンと倉庫がドアをはさまず隣接している構造で、倉庫に冷凍庫とか未開封の食材(常温保存でOKなもの)、飲食物関係以外にも店頭で販売するグッズとか置いてあってすぐ取り出せるようにしてあった感じです。
そしてこの倉庫、鼠の糞がよく堕ちてました。私がアルバイトを始めた頃にはすでに落ちていました。
建物の老朽化かなにかかは分からないのですが、倉庫の天井の一部に穴が開いていました。
ガムテープのようなものでふさごうとした痕跡はありましたが、塞げていませんでした。たぶんそこから鼠がおりてきて活動していたんだと思います。
大掃除のとき、グッズを入れてあるダンボールの上に落ちてる鼠の糞をほうきとちりとり使って取ったときもあったなぁ...。
で、ここで問題。先ほども述べましたがこの倉庫、ドアをはさまず隣接しています。
閉店したあととか、キッチンに人気がないときは調理ごみを捨ててあるキッチンに鼠が入り放題です。当たり前ですね、仕切るものがないですから。
ある日出勤すると、キッチン付近いくつかにねずみとりの粘着シートが設置されていました。
私が非番のときに業者が設置しにきたのか、社員さんが設置したのかどうかは分かりません。
「こんなんで鼠ひっかかるかなーまーでも鼠減ってくれたらありがたいなー」とか思いながらいつも通りに仕事をしていました。
閉店作業でキッチンの片づけをしていたら視界に入ってしまいました。
ゴミ箱の上に設置された粘着シートの上をたたたっと走っていく鼠が。
驚きすぎてそのばで尻もちをついてしまいました。(苦笑)
そのあとすぐ社員さんに「キッチンにね、鼠出ましたよ!??」とあわてて報告したところ
「あー鼠出た?^^;」というような反応で、そのまま作業を続けていました。
鼠気持ち悪いとか、こんな衛生状態悪いところで作ったものをお客さんに提供してた罪悪感とかその他もろもろもろもろがつもって
この件だけで辞めるのを決めたわけではなく、家庭の事情でもうすぐアルバイトを辞めなければならなかった、とかの事情もあっての決定でしたが。
私がアルバイトとして働き始める前からもきっと鼠の問題は放置し続けてたんだど思います。
そうじゃなきゃどうしてあんなにダンボールの上に鼠の糞が落ちてたのか...。
今思い返せばこれも「問題が大きくなるまで放置し続ける」というufotableの運営のクセみたいなものだったのかもしれません。
物販、夏コミとかずっと何年も販売方法や在庫数について文句言われてますよね。
高橋タクロヲさんの件も、繰り返し飲酒について注意してきたとおっしゃっていますよね。
何で駄目だったら別の方法探すとか、しないんですか?
アニメを作るのに忙しいから他のことはは手を抜いてもいいと考えてたんですか?
鼠の件も、物販の件も、高橋タクロヲさんの件も、初期に手を打っていれば解決できた可能性が高いものばかりです。
アニメ以外のことは手抜きしてでしかできないというのなら、これ以上誰かを傷つける前に、アニメ以外のことはやめてしまうかほかのひとに任せてアニメづくりだけに専念してください。
そんな小学校だった。
先生は困り果て、生年月日のはやい順に増田隆A、増田隆Bと呼ぶことにした。
ところが、これが親からの猛反対にあった。
教室には「増田隆くん」は1人しかいませんとみんなの前で発表した。
突然はじまったその説明によると、
朝登校して、机の上に三角錐でできた「当番」とかかれた木材を置かれたほうが「今日の増田隆」ということだった。
ボク達は、ちょっとわくわくしてそれを受け入れた。
もちろん「親には内緒だよ」という先生の教えも忠実に守っていた。
江戸川乱歩シリーズや、岩波の児童文学を片っ端から読み漁っていた。
勉強が好きではなかったので「非番」が少し寂しい気もしたが、嬉しくもあった。
もうひとりの隆くんは、授業も先生も好きで、当番になると素直に喜んでいた。
二人はそれぞれの好みにあわせて、しばらくはうまくやっていたようにも思えた。
傘の柄を首にひっかけられ、殺されかけたことがあった。
隆には低酸素脳症の障害で脳が一部壊死したため、今でも人並みに話したり、歩くことが苦手という。
隆は「ずっと当番でいたいから隆が邪魔になったんだ」と泣きながら弁解していたが、
まわりには聞き入れてもらえず、この事件をきっかけに名前を孝に変え、親戚の家へしばらく引き取られた。
先生のこの企みが白日の下にさらされて、先生も他校へ異動となった。
そしてこの週末、成人式で隆に久しぶりに会うことになっている。
どんな顔をするんだろなぁ。
君の名は。人気はまだ続くのだろうか。自分は公開2週目位に一度見たきりなのだが、Web上で展開されている
様々な解釈を念頭に置いて、もう一度くらいは劇場に足を運ぼうと思っている。
新海監督の作品は「ほしのこえ」からの自分だが、その中では前作「言の葉の庭」が一番好みである。
50分弱という過不足無い尺。今作では少し鳴りを潜めた、現実よりやや過剰に高められた光の輝き。
ヒロインを失意の闇から救済し、精神的な絆を結びつつも、直接の対価を得ることが無い幕引き。
どれをとっても、新海誠という人物が長年その心象世界に持つ純粋な「私の世界」。
君の名は。を彼のベスト盤であると評した人がいた(本人?)ように思ったが、自分は「言の葉の庭」こそが、
最も正確に彼そのものを表しているように思う。
ただ、そういった作品性とは別に、自分が言の葉の庭を特別なものとして見るのにはもう一つ大きな理由がある。
全くもって個人的な体験に基づくもので、それを他人と共有する事に価値は無いのだとは思うのだが、
40を目前とした今、その記憶がゆるやかに風化していくにつれ、どこかにその記憶を刻んでおきたいという欲求に駆られ、
1日だけの日記としてここに記しておこうと思う。
創作では無い為物語の構成は酷く、起伏にも全く欠けるが、偶然目にする人がいたら、息抜きのつもりで読んでみて欲しい。
20年ほど前、自分は地方の私立大学に通う大学生だった。高校を出て何となくの流れに乗って通う大学生活は、
地方であること。理系であること。あまりハイブロウな属性でないことなどから大きな刺激も無く、
かといって腐ってしまうという程の退屈さもなく、毎日がそこそこのルーティーンとそこそこのイベントによって消費される、
卒業校は大学とほど近い場所にあるため、自分は時折高校時代の恩師の元を訪れ、近況の報告や、
(当時のPC弄りが好きな学生がしばしばそうであるように)師のPCメンテナンスなどを請け負っていた。
ある日いつものように師の元を訪れると、師の隣席に初めて見る顔があった。
師は、新任の先生だと言って彼女を紹介してくれた。
「今度新しく入ったH先生だ。」
「どうも初めまして。Sといいます。」
学校行事でスーツを着ていた自分を、おなじ新任か関連業者の人間と思ったのかもしれない。
彼女…H先生は突然勢いよく椅子から立ち上がり、コンシェルジュのような角度でお辞儀をしながら
と、およそその完璧なお辞儀からは相応しく無い焦り具合で挨拶をしてくれた。
少しだけ長めのボブカット。
そして何より、整った、育ちのよさそうな顔立ち。
(ははぁ。これは生徒に人気がでるだろうなぁ…。)
そう、思った。
「そう言えばH君、パソコンの調子が悪いと言っていたじゃないか。せっかくだからSにみてもらったいい」
これをきっかけに、ほんの短い間ではあるものの、自分とH先生に関係が生まれた。
その後数か月間、自分はH先生のPC周りの面倒を見ることになった。勿論、数か月といっても頻繁では無い。
実のところは、精々5・6度の話でしかなかったと記憶している。そうとは言え、ほんの少しだけ年上の
とびきり可愛らしい女性が相手だ。いつもわくわくしながら通ったのを覚えている。
見かけ通り、H先生はとても可愛らしく純粋だった。
明かりの落とされた職員室。
冷陰極管の青白い光に浮かび上がる横顔。
買ってくれた缶コーヒーの温もり。
年下の自分に中途半端な敬語交じりで話し、ソフトの使い方を教えたり、FEPの不調をメンテしたり、
壊れたFATテーブルをエディタで書き直す程度の事で、H先生はとても喜んでくれた。
見かけによらず、頑固でもあった。
突然の夕立に「いい」と言うのに頑として聞かず、駅まで車に乗せられた。
エアコンが効かず、少し蒸した車内。
一度、何かの為にソフトを借りに実業系科目の教師の所へ顔を出したとき、
と、冗談とも真面目ともとれない顔で言われたこともあった。
…その通りだと思った。
あの時自分はどうして恋に落ちなかったのだろう?
高校時代淡い好意を持っていたクラスの女の子を忘れられなかったからだろうか?
卒業校とは言え、教師という立場の相手に対しての遠慮だったのだろうか?
今となっては思い出すことができない。
ただとにかく、会いに行く時間の胸の高鳴りとは裏腹に、
自分がH先生に対して恋心を抱いたことは無かったように思う。
時が経つにつれて、H先生とは疎遠になった。卒業からしばらくOBとして顔を出していたやつが
いつの間にか顔を見なくなるという、ごくありふれた、普通の流れだった。
勿論、心のどこかで気になってはいたが、明確なきっかけも無いのに顔を出すのも気恥ずかしく、
また、自分という存在が順調に過去となっていく高校に窮屈さを感じ、足が向かなくなるにつれ、
しばらくの後には思い出すことも無くなっていった。
大学生活は相変わらず少々退屈で、授業とバイトの日々が続いていた。バイト先にはコケティッシュに笑う
年下のあざと可愛い女子大生が入り、自分はその子に相当入れあげていた。
そんなある日。
高校の「部室」へ顔を出した。
自分は高校時代ややヲタクなサークルに顔を出していた。それはよくあるアニメやゲーム好きが集まるような
内輪志向の趣味サークルで、正規の部員でこそ無かったものの、殆どコアメンバーのような立場でメンバーとつるんでいた。
先輩も、後輩も、同級生も、自分の高校生時代の交友の半分は、そのサークルに由来している。
部室にはYがいた。
Yは自分が卒業する年に入学した後輩で、少々エキセントリックな性格ではあるものの、
当時の世相でそういったサークルを志向していた女子には珍しく、並以上とは言える容姿と、
その予測不能な反応を示す性格から、OB現役を問わず大層人気があった。当時から近い表現はあったように思うが、
ヲタサーの姫がベターなワードチョイスだ。正確にはサークラ的要素も多分に混じるのだが、
方々穴兄弟にはなったものの、サークルはクラッシュされなかったので、二択であればやはり姫の方が無難であろう。
Yや他の部員たちと軽く挨拶を交わし、部室に置き去りにしたPCエンジンで縦スクロールシューティングに興じていると、
「先輩先輩。先輩はH先生知ってますか?」
驚いた。彼女が新任教師として赴任したのは自分が卒業した後であり、現役生であるYもそれは承知だろう。
卒業後に赴任した教師を話題にあげるという事は、普通滅多なことではしない筈だ。
「ああ、実はちょっとした絡みがあって少しだけ知ってるよ」
事実を答えた。Yが続けた。
「H先生、辞めちゃったんですよ」
公立高校と違い、私立高校では異動というものが殆どない。私立が主体の都会では事情が異なるかもしれないが、
地域内に同業が少ないこともあって、転職という選択をする教師も(教師という手堅い職を選ぶ本人の性向もあってか)
滅多にいなかったと思う。とにかく、短期での退職というものはあまり例が無さそうに思えた。
Yは表情を変え、ゴシップ好きの主婦のような声色を作って次を継いだ。
「それがね、聞いてくださいよ先輩。H先生寿退社…ってことになってるんですが、本当は…」
…
…
「本当は、生徒に強姦されて辞めたんです。」
それから数年の年月が過ぎた。
大学卒業後、氷河期のどん底という頃に地元の小企業に就職したが、ワンマン社長の横暴に嫌気がさし2年と少しで退職。
しばらくアルバイトをしながら職を探したが、高卒でブルーカラー職についたり土建業に入るならともかく、
大卒が志向するようなサービス業的業種にまともな就職先はとても少なく、わずかにある条件のよいポジションは
新卒で滑り込んだ者が既得権化しており、あとはそれこそ公務員くらいしか不満の少ない就職は困難だった。
それを期に、意を決して東京へ出た。
友人の家に転がり込み、転職エージェントを頼りにいくつかの会社を受けた。東京での活動は思いの外順調で、
面接したいくつかの会社から採用通知を受け、そのうち、条件はあまり良く無いものの、基盤の堅い中小企業に入社した。
入社後上司との性格の不和に苦しんだが、前職の事を思えばその程度の問題に対処することは苦労のうちには入らなかった。
給料はとても安(250程度だったと思う)かったが、それも前職に比べれば不満は少なく、初めての東京生活をエンジョイし始めることができた。
そんな矢先。
当時の秋葉原メイドカルチャーは黎明期の出店ラッシュがひと段落し、金の匂いに感づいた風俗業の面々が
続々と出店を始めた位の頃だったと思う。高校を卒業したYは東京の大学へ進学したが、
生来の不安定な性格故順調にメンヘラ属性を手に入れ、真面目な大学生という路線は早々に離脱。
生活の為か趣味かは聞かなかったが、アルバイトとしてメイドを始めた、ということだった。
メールには多少面食らったが、Yの人と成りからすれば、想像には難くなかった。
自分の秋葉原に対するスタンスは単なるパソコンショップ詣の場所で、メイドカフェへ行くことに多少の
戸惑いはあったのだが、後輩に会いに行くと思えばいい。了承の返事を送信した。
「おかえりなさいませ、ご主人様~」
Yの働く店は正確にはカフェではなく、バーだった。
万世橋を渡り少し裏手の路地の扉を開けると、今では手垢どころか擦り切れて表皮が
やや珍しい青と白の照明で彩られた店内(まるで自作PC筐体のようだ)は、多少の安っぽさはあるものの、
常連客との適度なゾーニングもされていて、居心地は悪くなかった。カウンターの向こうで客の相手をする
隣では、この場所にはやや不釣り合いな女性が独り呑んでいた。
「君、初めて?」
声をかけられた。
「そうですよ。高校時代の後輩がいるんで、まぁ付き合いです。」
「そうなんだ。じゃあ私と一緒ね。」
女性(T)は銀座でホステスをしていた。非番の今日は、ここで働く自分の彼女の仕事が終わるまで待っているのだ、
と教えてくれた。自分も自己紹介をし、それからしばらく話をした。ホステスの会話術は流石に巧みで、
後輩に会いに来たことなどすっかり忘れ、仕事の話や高校時代のことなどを話し込んだ。
2杯目のジントニックの氷が溶けるころ、Tがはたと気付いたように自分に聞いた。
「そうですよ。Yは3つ以上下だから、直接一緒になったことはないですけどね」
「そっか。そしたら君…」
…
…
「H先生って…、知ってる?」
ドキリとした。
自分の中で風化し、消えかけていた「H先生」という単語の響きが、急速に記憶の色を取り戻させた。
しかし、こんな偶然があるのだろうか?ここは00年代も半ばの秋葉原。しかも場末のメイドバーだ。
100歩を譲って、自分達の高校が埼玉や神奈川にあったとすれば分からなくもない。
だが、自分達の高校は十分に遠方にあり、増してや、彼女がH先生であったのは6年も7年も前の話なのだ。
ボブのかわいい初々しい先生だったこと
人の消えた職員室で一緒にコーヒーを飲んだこと
大した話ではない。読んでくれている人がいたら申し訳ないが、当事者以外が聞いても何の感慨もない日常の出来事だろう。
Tは、そんな自分の話を穏やかな顔で聞いていた。ひとしきり話を聞いてから、話をしてくれた。
髪型が全然違うこと 化粧が派手だったこと
プレリュードに乗っていたということ
…そして、1年程前まで、自分の彼女だったということ
少しジメジメした夏の終わり頃だったように思う。
日付なんて全く覚えていない。
でも、それくらい、自分にとって忘れられない日の出来事である。
「言の葉の庭」は、ヒロインである雪野先生が、想いを寄せられた男子生徒への対応を誤ったことを
きっかけに物語が構成されている。劇中、男子生徒を奪われ、腹いせに雪野先生の退職を画策
(そしてそれは成功する)した女生徒に主人公が抗議をするシーンがある。
客観的に見るとやや時代錯誤と青臭さがあり、本作で唯一落ち着かない場面ではあるのだが、
このシーンを見ていると、雪野先生とH先生をどうしても重ねてしまう。
勿論、自分が孝雄になる妄想を出来る程今の自分は若くない。ただ、物語は悲恋として終わるものの、
孝雄の存在は、雪野先生の人生において彼女のレールを想定の範囲内におさめる為強力に機能した筈だ。
では彼女は、H先生はどうだ?
H先生に関して一つ書き忘れたことがある。彼女は県下一の、ある業種の創業家の息女である。
名士の娘が地元の高校で教壇に立つ。頃合いをみて結婚。家に入る。
時代錯誤ではあるのだろうが、そんなルートが彼女の想定の範囲だった可能性は高い。
もっとも、実はそれが嫌で飛び出したということも考えられる。
これを読んで、「だからだよバーカ」と舌を出しているかもしれない。
それならそれで、構わない。彼女が想定の範囲の人生を受け入れていたかどうかなどわかるはずもないし、
想定されたルートが幸せだったなど、他人の人生の価値判断を想像でするべきではない。
ただ、人生のターニングポイントにおいて、1人の人間の存在が他の1人の人生に与えうるインパクトの大きさというものは、
現実であっても、いや、現実こそ想像以上に大きい。花澤香菜がワンテイクで録ったというクライマックスを見る度、
そこに感情をぶつける肩のあった雪野先生と、もしかしたら無かったのかもしれないH先生とで、
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…自分語りはこれで終了だ。
最後に少しだけ、素人の新海誠評を書いてみたい。
あくまで想像だと前置きするが、新海監督は幼少から無理目な恋愛ばかりをしてきたのではないだろうか?
恋愛という通常とは比較にならないエネルギーを必要とする行為において
その力を一方的に放出し還流を受けることのできない状況は、人を極端に消耗させる。
ある者は力尽き、ある者は別の誰かから力を得た。
またある者は、運良く力の循環に出逢えることもあるだろう。
監督はどうだ?
監督は恐らく、無から力を生み出すことを選んだ。それが新海誠の作品性の源流であり、
君の名は。の2人は、時空を超えて尚力の循環を得ることが出来たように描かれている。
これをもってして彼の心象世界との乖離を突き、不安視する声がある。かく言う自分も少しばかりは、心配だ。
だが、監督は既に力の循環を知っている。言の葉の庭の2人は、実態としての結末こそハッピーではなかったかもしれないが、
よし。妻の帰りまでに腕によりをかけて作っておいてやろう。
そう思っていた矢先、それを牽制するように「カレーはパッケージの裏通りに作るのが一番美味しいよね」と僕に釘を差す妻。
「だよね。ためしてガッテンでもそう言ってたよね。」
同調する返事を返すが、もちろん納得はしていない。
なぜならためしてガッテンにはまだ続きがある。
パッケージに書いてある通りに作るのが一番美味しい理由は、全体の味のバランスが取れているからというのが理由だ。
そしてもしアレンジをするなら、ルーを少なめにした上で、バランスを取りながら行なうべしとされている。
ならば水を増やせばその分アレンジの許容量が増えるというわけだ。
カレールウ半パックに対して水750ccと書いてある。ならば水を800c、具材の水分を少し多めにして、その分アレンジをさせてもらおう。
牛ほどのホロホロ感はないが、豚くらいの噛みごたえとそれでいて癖の無さがカレーにぴったりなのだ。
しかしそれでは物足りない。ここに鶏肉に対して1/3程度のやや脂身の多い牛バラ肉のスライスを細切れにしていれるのだ。
そうすることによってカレー全体に牛の風味が付き、鶏胸肉と一緒に噛めば美味しさも倍増するというわけだ。
・鶏胸肉300g
・じゃがいも3こ
・水850cc
・カレールウ半パック(6皿分)
まずは肉に下味をつける。
鶏胸肉を一口大、牛バラ肉スライスを細切れにしてボールに入れ、塩小さじ1、生姜おろし大さじ1、にんにくおろし2かけを入れて混ぜてから1時間ほどなじませておく。
玉ねぎ3つのうち、一つはまるごとみじん切りに、残りは1cm幅くらいの薄切りにする。
そうすることによって、薄切りの玉ねぎ以上に玉ねぎの存在感を感じられるようにするのだ。
じゃがいもは皮をむいて芽を取り除き、2cm角くらいに切る。
鍋にオリーブオイルを引いて、まずは玉ねぎのみじん切りをいれ、強火で5分程度かき混ぜながら炒める。
飴色は面倒くさいが、これでも十分に香りがでる。
その後に細切りにした玉ねぎを加えまた数分間炒め、しんなりしてきたところでなじませておいた肉をまとめて放り込む。
肉を混ぜながら炒め、表面に焼き色がつきスパイスの香りが立ってきたらじゃがいもと水800ccを加える。
ここまでずっと強火でよいが、焦げ付かないように手早く混ぜ続けること。
蓋をしてお湯が湧くのを待ち、沸騰したらアクを取り除き火を止める。
カレールウを一かけらずつ入れては、ダマにならないようによく混ぜて溶かす。
肉にスパイスと下味を付けたので、全体の塩分は比較的間に合っている。
人の味覚は甘い→苦い→辛いの順番に感じるとためしてガッテンでは報じられていた。
砂糖大さじ1どばー。
つぎに苦味といえばコーヒーだ。
インスタントコーヒー小さじ1どばー。
一味唐辛子小さじ1どばー。
全体をよく混ぜて味見。
市販の味のようでいて、そこはかとなくスパイスが際立つ絶妙な旨味バランス。
そして最も大切なことはこれを妻が帰ってくるまでにしっかりと寝かせておくことだ。
何も知らぬ妻は満足そうにカレーを頬張り続ける。
嬉しそうに僕が返すと、妻もまた嬉しそうに頷き返した。
休みの日に気を使わせたくないからとレシピ通りに作ってさえくれればうれしいという意思表示をしてくれた妻に、それでも少しでもおいしいカレーを食べさせてたげたいと悟られないようにアレンジを加える僕。隠し味とはつまりそういうことなのだろう。
★テレビ東京「カンブリア宮殿」は、躍進している企業のトップに出演してもらい、躍進の秘密を語ってもらう、というスタイルの経済番組。
カンブリア宮殿に出演する、というのは、企業にとっては「テレビ東京(=日経グループ)に躍進を認めてもらった」と言う点で名誉な半面、
★個人的には、「カンブリア宮殿の出演要請を断った企業」の方が興味ある。
「カンブリア宮殿の出演要請を断った企業」の方にこそ、「とっておきのビジネスモデル」が眠ってるハズ。
逆に言えば、番組で紹介されるビジネスモデルは、「別に公開しても惜しくない」ビジネスモデル
★ビジネスモデルを真似されるリスクがあるのに、2~3割の企業が出演を了承する理由を考える。
☆まず一つ目は「人材確保」。カンブリア宮殿に出た、となると、ベンチャーや中小企業だと人材を集めやすくなる
ベンチャーや中小企業は資金集めに苦労。カンブリア宮殿で銀行融資や新規上場しやすくなるメリット
社長が野心家の場合、自分を売り込みたいからカンブリア宮殿に出るケースも。
あわよくば「名経営者」として他からスカウトされたり、政治家転身しやすくなる。つまり「自らの売名の場」として利用。
(そういえば、マクドナルドの原田氏もカンブリアに出演して、その後ベネッセに行ったなあ)
☆でも、たまに「こういうビジネスモデルが広まって欲しい」という善意から出演するケースもある。
数ヶ月前に放送された、東大病院辞めて地域包括ケア作りに奔走してる医師などはそのケース
★ということで、
「ベンチャー企業や中小企業がカンブリアに出演する理由」は、なんとなく判る。
しかし旭硝子とかトヨタとかブリジストンのような大企業がカンブリア宮殿に出演する理由がわからない。
あるいは、テレビ東京、いや日経から、「この週、出演してくれる企業が見つからないので、出演してくれませんか?」と要請され、
お付き合いで出ているのか?
旦那に子供たちを押し付けて(って言ったら微妙だけど、取り敢えず)家を出てきました。
旦那は月曜夜勤で帰ってこなかった。
私、色々病んでたから月曜にちゃんと育児できるか不安だったけど、何とか普通にできた。
火曜は非番か日勤かわからないって旦那が言ってたような気がしたけど、土曜からまともに会話してなかったから特にメールしたりして聞くことはしなかった。
夕方になっても旦那から連絡がなく、取り敢えず旦那はほっといて家事や育児をしてたけど、やっぱりだんだんイライラしてきちゃって、長女にキツイ態度とったりしてしまった…。
私、先月から体調悪い。先月長女が熱出して、鼻水たらしたりしてたのが私と次女にうつって、次女はそのまま元気になったのに私は中耳炎になって鼓膜2回切開したりした。今もまだ耳に違和感あったりする。
その所為か、最近寝付きも悪いし、食欲もない。
夜寝てても子供に起こされたり、幼稚園に遅刻するような気がして朝4時とかに目覚めたりする。
長女が幼稚園に行ってる間に寝たいのだが、次女がいるから起こされたり、眠たいはずなのに次女が昼寝をしてる間はなんだか寝付けなくて結局ごろごろダラダラして時間が過ぎていく。
食欲はホントに無くて、今までの私は結構食べる方だったのに、今じゃ一日一食で十分って言うか、夜食べたら次の日の夜までお腹空かない状態になってしまった。
ちゃんと食べないし寝ないから体調悪いんだろうな…。
そんな状態で、長女がちょっと言うことを聞かなかっただけで、なんか「お母さんしんどいのに頑張ってんねんから言うこと聞いてよ!」ってイライラしちゃって、怒鳴ってしまって、夕方に次女寝てしまったし、もういいやって少し横になってたら長女がゴチャゴチャうるさいから、イー!!ってなって寝室にこもってたら長女も寝ちゃってた。
晩御飯どうしよーとか、お風呂どうしよーとか考えながらダラダラしてたら20時半過ぎてたかな?ってくらいに子供ら起きてきたから簡単に晩御飯して、食欲無かったから私は食べなかったけど、子供たちには食べさせてたら22時になってしまったからお風呂入れて、きっと夕方寝てしまったしすぐ寝てくれないと思って23時近くまで風呂で遊ばせて、さあ後は次女にミルク作って寝るか!って思ってキッチンに行ったら、・・・ゴキが出ました。
自慢じゃないけど、私は超超超虫嫌い。見ているだけでも正直無理。
そして旦那は、ゴキは好きじゃないけど田舎育ちで虫平気っ子。
正直旦那と結婚したのは、旦那の経済力とタバコ吸わないのと無視平気人間だったからだ。(と、言い切るのは微妙だが、それに近いものはある)
だが出ない。どうしようか悩み、旦那に鬼電しまくること約10分後、旦那酔っ払って帰宅。
電話に出なかった事や帰宅時間が遅いことは問い詰めたりせず、「遅いやんか!」と泣きながらゴキ退治を頼む。
旦那、ゴキ退治拒否。
理由、私がちゃんと掃除して食べ物をちゃんと片付けていないからゴキが出る。ゴキを家に呼んでるのはお前。よってお前がゴキ退治しろ。
そして、「俺は明日も仕事やねん。お前と違って忙しいねん。」とか何とか言って寝ようとする。
私も負けじと「ゴキ退治はあんたの仕事!私にこれ以上の家事は無理!」とか色々言ってたら、
旦那が「何もしてないくせによく言うわ!お前のわがままには付き合いきれん!お前の考えは世間に通用せーへんぞ!」
と、私がいかに間違っているか文句を言うので、「私が何もしてなかったら子供ら置いてさっさと出て行ってるわ!」と、言ってやったら
「じゃあ、出て行けよ」って事で、出てきました。
長女は「お母さんと一緒に行く!」って言って泣いてたし、次女も旦那と言い合いしてる時に放置してたから泣いてたけど、旦那が子供ら連れて寝室に入って行ったので、取り敢えず出てきた。
旦那は子供らが泣いてても爆睡できるタイプだし、今は酔っ払ってるからなお更心配…。
でも、正直このままほっといたらどうなるんだろ?って試したい気持ちも少しある。
旦那は長女の幼稚園の用意を一回もしたことが無いから、たぶんちゃんと用意できないと思うし、仕事は7時過ぎには家を出ないといけないけど、幼稚園は8時半頃に近くのバス停に送りに行くから、旦那は仕事を休むか遅刻しないと長女の幼稚園送りができない。
しかも次女はどこにも預けていないので、このままだと旦那が次女の子守りをするために仕事を休む事になりそうだな…。
ああああああああああああ。子供たちが心配。
特に次女はまだ1歳だから言葉も喋れないし、寝る前にミルクやらないとうまく寝付けないのに…。
本当に私、虐待してるね。
精神科行けって言われても、保険証旦那が持ってるし、お金も無いよ…。
母親に頼れない事も無いけど、迷惑かけたくない。
私の母は3年前に癌の手術して、今でも体内に癌が残ったまま月1~2くらいのペースで通院している。
癌の進行もない。でも、実家にはまだ小学生の双子の妹と高校生の妹がいる。
お金も無いし、妹達の世話で毎日忙しい癌の母に迷惑かけたくない…。
私のわがままで、今娘たちにツライ思いをさせてる。
私って、本当に最悪だよね。
これからどうするべきか、どうしたら一番いいのか、真剣に考えないと。
バツがつく事よりも、娘たちと穏やかに過ごせない事が一番嫌だ。
僕がまだフリーターをしていた頃の話だ。
僕は特に何か秀でた所がある訳でも無かったが、
ハードウェアが好きなこともあってパソコンショップで店員をしていた。
でも僕は9時には出社して店の中を掃除していた。
そのせいか、社員さんとの関係は良好で、バイトの統括の様な立場になっていた。
僕の働いてた場所は沢山お店が密集している。
何年も勤務していると次第に顔なじみになってくるものだ。
僕の働いていた店のすぐ近くにはメイド喫茶があって
僕は女の子に積極的な方ではなく、
見た目も不細工とまではいかないと思いたいが普通だった。
でもある時、毎朝あっているのに挨拶しないのは逆に失礼だな、と思って
メイドさんが面食らってこっちを観る
数秒こっちを観ていたがそのまま無視して言ってしまった。
ぼくは落ち込んだ。
でも、めげずに挨拶し続けた。
それを観ていた先輩が
「商売女はそんなもんだよ、夢見るなって」
と言った。
その日から暫くぼくはドリーマーというあだ名をつけられ、
後輩にまでからかわれる日々を送った。
僕はそれでもめげずに挨拶した。
ある日、僕はお昼ご飯にマクドナルドにいった。
何気なく座った近くの席に、毎朝挨拶してるメイド喫茶の女の子たちがいた。
僕には気づいていないみたいだ。
でも気づかれたら気まずいな。挨拶を返してくれる子もいれば返してくれない子もいるからだ。
メイドさん達は色んな話をしていた。
そして毎朝挨拶してくる男・・僕の話題もでた。
「毎朝挨拶してくるやついるよねー」
「無視してもしてくるしさー、正直ウザイよねー」
僕は凹んだ。
泣きそうになった。
所詮努力なんてこんなもんなんだ、て思った。
僕はその場に居るのが辛くなって気づかれないように店をでた。
僕はホケたまま午後の業務をこなした。
その日は店長が早番だったので最後は僕が閉める日だった。
戸締りをしていると、一人のメイドさんが話しかけてきた。
さっき居たメイドさんの一人だ。
「さっきはゴメンなさい、話の流れで」
どうやらその子は僕が店にいるのを最初からしっていたみだいだ。
でも僕は何か悪口を言うネタを探しに着たんじゃないかと思って
「こういうことは慣れています。気にしてません。」
とだけ言って、その後何を言われても無視をした。
次の日、僕は早番だった。
前日のこともあってお酒を飲みすぎて2日酔いになっていた。
朝、またメイドさんが出勤してきた。
僕は無視をすることにした。
仕事がある振りをして奥に入ってやりすごした。
その日も僕はボーっとしながら仕事をした。
1週間くらい経った。
僕はいつものように後輩達を帰らせ、店の閉めをしていた。
この前謝りにきたメイドさんが待っていた。
「あ、どうも。最近見ないからどうしたのかな・・て思って」
僕はチラッとみた。けど不振に思って無視をした。
そしたら、これ余りものですけどってケーキをくれた。
僕はポカーンとしていた。
でも次第に嬉しくなった。
女の子から何か貰えるなんて!!
メイドさんからなんて!!
次の日の朝、僕は昨日のお礼をそのメイドさんに言った。
僕はそのメイドさんと良く話をするようになった。
良く考えれば、僕も彼女も同じ接客業で、
学生でもなく、同じ場所で3年も働いていた。
喋るれることは一杯あった。
僕の生い立ち、家族のこと、色んなこと。
色んなこと。
僕は恋をしていた。
告白のチャンスを伺っていた。
そして、僕は仕事終わりを待って告白することにした。
その日、非番だった僕はそわそわしながら、
ちょっとシュミレーションしてみる
「あ、あの、○○さんですか?」
「・・あー、はい。どしたの?」
「えっと・・」
「ん?どしたの?」
うー、緊張する。。
恥ずかしい。。
ドタドタと何人かが控え室に入ってくる音。
「あ、メール入ってる」
「あー、先輩、またあいつですか?悪いんだー」
??なんだ?
「みてみて、コレw」
「ワーww キモいですねコレwww」
「誰々?」
「あいつだよ、あいつ」
「あー、あいつかw」
声がする・・
「先輩さー、あいつのこと嫌いなら嫌いって言えばいいのにw」
「ホントw 鬼だよねw 鬼www」
・・・
「つーかさ、いい加減気づけってw」
「童貞なんだよ、きっとw」
「だよねー、きもいしwwww」
数人が笑う声
僕は次の日仕事を欠勤した。
僕はあの日以来、メイドさんを完全に無視するようになった。
先輩の言ったとおり。
染みた。
佐川急便で発送された荷物が、昨日が到着予定日だったのに届かなかった。時間帯指定は無し。
最終便の21時 配送追跡の最新状況「配達中」
↓
22時 「配達中」
↓
23時 「配達店に持ち帰りました」
↓
翌日の昼になっても表示が変わらないので配達店に問い合わせ
「調べて折り返し電話します」
↓
30分後
昨日担当のドライバーは本日非番なので、配達されなかった理由も、今荷物がどこにあるかも分からない」
↓
2時間後 「今探してます」
↓
↓
自宅で待機中 ←今ここ
佐川急便…
時間帯指定を守らないとか、在宅してたのに不在だったことにされて荷物持ち帰られたりとか、
そういうことは今まで何度かあったけど、「荷物失くしました」は初めて。
昨日担当のドライバーは何の報告もせずに家に帰って休日を満喫しているのかい?
ネット上でそういう経験談を目にしたことはあったけど、まさか自分も同じ目に遭うとは。
佐川はメール便だとちゃんとしてるのに、宅配便だと乱れるなあ。
クロネコや郵便局でやらないことをやってくれる。それが佐川クオリティ。
褒めてませんよ。
今回利用した通販は、利用する運送業者をいくつかの中から選べるんだけど、
送料100円程度の差で佐川を選んでしまったがためにこんな事態に陥ったわけだ。
やっぱり佐川は使わないようにしよう、と改めて強く思った。
とか色々言いつつも、問い合わせ先の電話オペレーターのお姉さんが美人声で好感を持ってしまって
今までの怒りも治まってる単純な自分。
あーあ、早く荷物来ないかな。これで来なかったら笑えるな。
目に付いたんで書いておこう。
なお、初めに断っておくが、以下はプリンスホテルの対応の是非を述べたものではない。プリンスホテルの対応の是非において営利団体とか企業である事を理由とする事の是非を述べたものである。
いつから一営利企業は自らの損害も省みず言論やら集会やらの自由のために戦わないといけなくなったんだ?誰が、どんな資格で彼らにそれを強制できる?
私は「一営利企業」を盾に逃げてはならないと考える。逃げてもよいか戦うべきかは、個人・企業・営利などが理由になるわけではなく、自身や相手方、また起こった事件・事象などの、社会への影響力によって決まると思う。
つまり、「言論やら集会やらの自由」といった、社会的に影響のある事柄について、力のない個人や団体なら逃げてもよいが、経済力や発言力など、何かしらの力を持つものは立ち向かうべきだと思う。幾らかの損害があろうとも。
端的なのはマスコミ各社である。彼らも営利企業であるが、その大きな影響力には大きな責任を求めるべきであって、利益を求めてもよいが、それ以上に言論の自由は求めていただきたい。
他にも、大手と呼ばれる、大きな資本(経済力)を持つ企業には、率先して社会福祉に勤めていただきたいし、利益のために環境を破壊してほしくない。
また、個人であろうとも同様で、大きな財力や権力、発言力を持つ人物が、安易な発言や行動をとれば批判される。元増田が批判するように。
プリンスホテルにそこまでの力や責任があるか?と問われると、私としてはわからない、となる。それほど詳しくないから。しかし、それなりに名の通ったホテルグループであることは知っている。だから、もう少し対応の仕方があったのでは?と、思う。それだけのブランド力は持っているだろう。
別の事例も少し。
つい最近、バス車内で10分間の暴行の末に、人が殺されたという事件があった。これに対し、車内には他に30人が乗っていたが、誰もとめなかったとして批判があった。
刃物は持っていなかった様だが、暴力を振るうバカである。放置して正解であっただろうか。
30人を集団と捉えれば、ある程度の力を持つ集団である。一人の男くらいには立ち向かうべきであっただろう。しかし、個々は見ず知らずの他人と見れば、個人対個人であり、相手は人を殺すほどの力は持つ。放置して正解だったかもしれない。非番の警官がいたら、なんら武器を持っていなくとも立ち向かうべきだったかもしれない。バス会社としては損害が出ても何とかすべきだったかもしれない。たとえダイヤが乱れたとしてもバスを止め、警察を呼ぶ、被害者に逃げる余地を与えるなど。
このように、(それは力の大きさに関連はするが)一企業一個人という理由ではなく、どれだけの力を持ち、したがって責任を負うべきかで見るべきだ。