「ゾーニング」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ゾーニングとは

2024-04-16

BL(とその他のコンテンツ)を何故規制すべきなのか良く分からなくなった

BL規制されたら次は青年誌」の真意

anond:20221106152424

 

この増田を読んで考える内、(元増田とはあまり関係いかもしれない所まで)色々考えが巡ったので書いてみる。

 

BL規制する理由って何だったんだっけ?

考える内に良く分からなくなったのがこれだった。何の為に規制するんだっけ?

まず未成年腐女子の人がBLを読んだところで、それが犯罪を誘発するとは思えない。

そして「未成年健全な育成の為」だけど、これも本当にそんなお題目を信じてる人は居るのだろうか?

私は知り合いに何人か腐女子の方が居て、その人達は間違いなく成年前から過激ものも含めてBLを読んでるけど、その人達人格おかしいとか、倫理的じゃないとか思った事は無い、むしろとてもまともな人達だ。

未成年BLを読んだら健全人格でなくなるなんて思っている人は本当に居るのだろうか?(まぁ・・・偏見の残る上の世代なら居るかもしれない・・・とも思うが)

未成年BLを読んで人格おかしくなるとは思えないし、それは実際に居るそうした人達侮辱人格否定する偏見に満ちた差別的言説だとしか思えない。少なくとも実際の知人の為にもそれを肯定は出来ない。

BL以外でも基本的に同じで、そもそも世の中の大半の人は未成年の内に18禁コンテンツに触れているし、それで人格おかしくなるなんて事も無いと思う。

仮に「全員でなくても、一部は影響を受ける人が居る」としても、それは一体、全体の中の何%の想定なんだろうか?

また、そこで想定しているコンテンツは本当に今規制されているコンテンツ全体?規制されている中でも特に過激な物を意図的に選んだりしていない?(選んでるとしたら、過激でないものも含む現状の基準には根拠が無い事になる)

・・・・と言う様な事を考える内に規制する理由そもそも良く分からないな・・・となった。

 

何故腐女子人達規制ゾーニング)を嫌がるのか?

一方で元増田のように腐女子人達規制元増田に倣ってゾーニングも含むものを想定する)を何故嫌がるのかも、良く考えると分からない部分が有るとも思った。

恐らく規制ゾーニング)を嫌がる腐女子人達自身は成年で、仮にもし過激BL未成年に見られないようになっても、直接の被害は無いのではないだろうか?ならどうして反対するのだろう?

考えられる理由としては「成年でも18禁等になると買いにくい」「自分の好きなコンテンツ規制されるのが心情的に受け入れられない」「自分以外の未成年腐女子の事を慮っている」「そもそも規制理由が無いと思っている」等が考えられる。

書いてみるとそれぞれある程度理解出来るものも有る(成年でも18禁等になると買いにくい、については大人なんだから胸を張りなさいよと思うけど・・・)、特に最後理由は既に述べた通り私自身も同意する所だ。

または元増田規制ゾーニング)を嫌がる腐女子の人自身そもそも未成年という可能性もある。その場合は確かに直接影響が有るし、死活問題だ。

また、「有害図書指定ゾーニングではなく、実質的販売停止等に繋がる可能性がある」等の理由もあり得る、確かにそうなるとゾーニングゾーニング以外の問題自動的に孕む事になる。

以上の様に色々理由が考えられるので、どのような理由で反対しているのか、それを聞いてみたいし、それぞれ自分の中で分析して明確にした方が良いのではないか、と思った。

 

未成年が性欲を解消する為のコンテンツも一部開放するべきでは?

ここまで色々な事を考える内、そもそも私達は、未成年腐女子や、それ以外の女性、または男性がどういうコンテンツで性欲を解消する事を想定しているのだろう?という事も気になった。

我々大人は、理由の無い規制をただ惰性でよく考えもせず存続させているだけで、実際に未成年が性欲をどう解消するのか考えず、見ない振りをしているだけなのでは?と。

かに見ない振りをすれば楽だ、複雑で難しい事を考えずに済む、無責任で居られる、未成年が性欲もない綺麗な妖精さん達だと思っていられる、どうせ他人事だし。

でもそれで本当に良いのだろうか?

未成年でも性欲は有る、それは当たり前の事だと思う(勿論性欲が薄い人や無い人も居るが)

だとしたら、人格形成に悪影響を与えたり、犯罪の誘発する等の明確な根拠のないコンテンツについては、未成年に対して禁止する理由が無いし、理由なく禁止するのは単純に権利侵害というものだろうと思う。

それをただ思考停止で存続しつづけているのだとしたらそれはあまりにも酷い。

また、上記の様に言ったとしても「人格形成に悪影響を与えたり、犯罪の誘発する」を拡大して解釈して、BL等にもそれがあるとする人は出てくると思う。

しかし(だからこそ「明確な根拠」」と書いたのだけど)人の権利制限し、規制する以上、そこには科学的または統計的根拠による正当化が不可欠だと思う。

そうした根拠無しに、つまり良く分からないまま、分かろうともしないまま、未成年権利制限する態度を子供は見ているし、そのいい加減さにも当然気付く。

相手未成年からと言って、いやむしろ未成年場合こそ、権利制限する事を甘く考えるべきではないと思う。それは非常に重大な事で、相応の根拠とそれによる正当化が当然求められる事だ。

 

・・・・・と言う様な事を脈絡もあまりなくつらつら考えるままに考えたのだけど、やはり現状の規制BLに求められている規制には、正当な理由が無いし、正当でない理由すらそもそも碌に考えられてないように思えた。

ごく単純に、そもそも、あまり考えてない、ちょっと考えれば分かる事にすら至っていない、と言う様に思える。

2024-04-15

足の引っ張りあいをしちゃダメだよ………。

自由創作できるユートピアを維持するためには、そっちだって、の応酬は悪い方にしか行かない。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/b.hatena.ne.jp/entry/s/www.famitsu.com/news/202404/12339118.html

さっそくBLだってゾーニングされてない論が始まってて草も生えないぞ。

曖昧な線引きを具体的にしろと迫り、チキンレースをやり続けた結果が埼玉公営プール

anond:20240415025226

このようなことを繰り返していては、センシティブ領域焼け野原になる。

2024-04-14

anond:20240414200540

「女さん」

なんなら言ってる当人ですら、金出して買い支える気なんかまるでなさそうだし

妄想

男がそんなもんにビビるわけねえじゃんwww

もうちょっと頭使って考えましょうよマジでさwwwwww

バカにしてる。

別に効かす必要なんてない。こうやって自分から「僕たちは悪魔です」と自白していくことで

どちらが被害者側でどちらが加害者側かが明らかになる。

クレジットカード会社大手プラットフォーマーが先導して、連中を増長させるものゾーニングしてくれるようになった。最近公営プールルール整備で行政も味方になってくれてる。

すべて草の根的に勇気のある人たちが声を上げてくれたおかげ。

anond:20240414164121

仮に世の中にサイバイマンが存在しており、(性被害と同じ割合の)中高生の4人に1人の割合被害に遭っていると仮定したらどうだろう?

知人、友人、親兄弟トラウマになって「サイバイマンの発売は辞めてくれ」「ゾーニングしてくれ」って言い出すと思わないか

不快な人はいるかもしれんけど、別に販売中止しろとかは言わないと思うよ

好きにしろよ、としかならないと思う

そんな風に思ってるからこうやってミラーリングしようとして毎回失敗しちゃうわけ?

https://twitter.com/dekamaraPacoMAX/status/1779051660914114991?t=ET3EHG6zJ6YPcVcTldVCPw&s=19

2024-04-09

深夜の独り言だけどクレカ会社表現の自由で訴えるのは無理だと思う。

憲法私人適用されないし、企業裁量権に入るでしょう。

例の性的同意もそうだけど女性性的自由が重視される時代になってきた。

女性許可を得ない性的消費は、まさしくゾーニングされていく流れにあると思う。

あんま言うと逆に男性ヘイトっぽく聞こえかねないから注意深くなる必要があるけど、

恋人に恵まれない弱者男性が生き辛くなるなら、弱者男性へのパイプカット保険適用にするくらいしか正直解決方法は思いつかない。

anond:20240408212053

ゾーニングゴールポストを定めて。

フェミニズムについてどう思いますか、率直な意見を聞かせてください。

お願いだからクレカ会社とかを使って無制限絶対殺すマンするのではなく

どうすればエロコンテンツゾーニングしたと認識してくれるのか、フェミニズムは、その明確なラインを決めてほしいと思う。

[B!] コミックLO作家、ここ数日で大規模凍結祭へ

[B! 表現] Visa/Masterカードの決済停止、成人アニメ老舗ブランドの公式サイトも

成人向けアニメの老舗ブランド「PinkPineapple(ピンクパイナップル)」を展開するSoftgarage(東京都渋谷区)は、ピンクパイナップル公式サイトVisa/Masterカードは利用できなくなると発表した。4月12日午後5時をもって取り扱いを終了する。


草食系男子——最近弱者男性なんて言われることもあるけど、女性を避けて生きてきた男性は少なくなく、しかしそれでも性欲は生まれつきの業として分かちがたくビルトインされている。セクハラが許されない現代の世の中で、生の女性恋愛チュートリアルにする訳にはいかない。まだ恋愛に慣れてない男性の荒削りなコミュニケーションでは、悪気なく生の女性を傷つけてしまう…。

からフィクションエロコンテンツはどうしても必要だ!

アンチフェミv.s.フェミの構図はネットでは良くあるけれど、大半の健全な男は距離を置いてる。女性差別解消活動邪魔する気はないんだ。ただ暗闇でひっそりと自家発電して生きたいだけなので、どうかエロコンテンツを見逃してほしい、その手段を教えてくださいよ。

2024-04-08

ゾーニングっていうのはタグを付けて「これはエロ絵ですよ」と明示することなのになあ

いつからひた隠しにすることをゾーニングだなんて言うようになったんだろうね

作品キャラクター名やカップル名をつけずに全然関係ない一般ワード投稿して、

ただ動物絵文字検索したら突然ホモエロ絵が出てくるのが腐ェミニストの皆様が考える「ゾーニング」ですから

2024-04-06

anond:20240406052012

ゾーニングでしょ。クレカ会社が悪いっていうより、単に時代の流れだと思う。

コンビニから追い出されたのを皮切りに、クレジットカードで買える一般的領域からエロゾーンアウトされたんよ。

2024-04-05

anond:20240405133552

ゾーニングしたエロ絵すら排除しようとするフェミを叩いてたりして

これは別に問題ないのでは

anond:20240405134222

 表示するかどうかが見てる側に委ねられるし、見たくない人が先行して避けれるから自分基準だとギリアリと思うかなぁ。

 それでもガバいけれど、他サイトゾーニングもそんな感じだし。

 そもそもTwitterメジャーSNSゾーニング構造的に1番難しいと思うから、本当に意識が高いならpixivとかだけでうpしろよとは思うけど。

bioに18禁って描く絵師

それだけでゾーニングした気になってんの?って思う。

そういう絵師が18歳未満がエロ同人を購入する事を非難してたり、ゾーニングしたエロ絵すら排除しようとするフェミを叩いてたりして正義マン面してるからビビるわ。

2024-04-03

オモコロプチ炎上について

自分にわかからちゃんと全部把握できているわけじゃないけど


オモコロは「ふっくらスズメクラブ」というサブコンテンツがある(通称ふっクラ)

最近だと読書が苦手なみくのしんに友人のかまどが根気強く付き合ってやる感動の記事

唯一の女性メンバーであるモンゴルナイフ男性メンバーをおふざけなしでステキ女装させてあげたり、

いかわの紹介動画では闇深部分ではなくちいかわとハチワレの友情や頑張りにフォーカスしたり

ほっこり」 「感動」 「仲良し」 「弱者を取りこぼさない」 「差別からかいをしないをしない」→だから正しくて素晴らしい、みたいな持ち上げられ方をするタイプ

コンプラゴリゴリに守りいかにもポリコレ的に正しい記事バズることが多かったのでそういったコンテンツを好むオタクが主要層になりつつあった


4月1日、その「ふっくらスズメクラブ」が「会社しか友達がいない」という自虐的意味を含む名前に変更されることが唐突に発表された

サイトバナーもやたら低解像で黒と緑に加工されたかまどが顔を覗かせていたり

投稿された動画内のメンバーのやりとりもほっこり仲良しと言うよりウェイ系の弄り合いのホモソーシャルノリだったり

編集に雑な部分が多々見られたり今までの動画とは明らかに異なる要素があった

まりにつまらない&雑&不穏なのでこれはエイプリルフール冗談なのでは、

あるいはオモコロにはホラー作品に関わっている人気ライター複数所属しているためモキュメンタリーホラーをやっていくつもりなのでは、と憶測が飛び交った

直近で普通恋愛ドラマに見せかけてホラーを仕込む「初恋ハラスメント」が話題になったこともありホラー説がやや優勢となったのだが、

この時に「ホラーが物凄く苦手でほっこり系のコンテンツでないと受け付けない」繊細な心を持つファン層(主に女性)が猛反発した

少しもストレスを感じたくない繊細さんにとってふっクラは安心して見られることが保証されている聖域である

その聖域で「びっくり系の要素を仕込まれ心臓バクバクして動悸が止まらなくなる体験をするかもしれない」 「幽霊の話をされて夜に一睡もできなくなるかもしれない」可能性を忍ばされ

恐怖に震え緊張しながら動画をチェックしなければならなくなったのは絶対に許されないことだ

ホラーゾーニングを徹底するべき、不意打ち系のホラー加害行為だ、いずれ規制が入る、そもそもホラー差別偏見と切り離せないものであり……などの議論が交わされる一方

繊細すぎる、オモコロ視聴者層はいからこんなに繊細な女性が多くなったんだ、理想押し付け他人コントロールしようとすることはオタクのよくない癖だ、と

ホラーが苦手な視聴者揶揄するようなツイート散見された

そうこうしているうちにチャンネル名称が「会社~」から「ふっクラ」に戻り、

あれは実はただただ滑ってしまっただけでモキュメンタリー意図はありませんでしたと公式から謝罪が発表された


事態は一応は収束したが一度点いた火は止められず

オモコロって昔は冷笑系コンテンツでそれでファンを増やしたのに最近コンプラ意識し始めて歪みが生じてるよね」 「オモコロ嘘松って言葉を使った時に女ファンがブチ切れたのウケたよなw(これは2021年出来事)」

「「ふっクラ新規本来ファンではない」 「お気持ち繊細女オタク害悪すぎる」 「そんなに繊細な人はオモコロ見るの向いてない」 「昔の記事見たら卒倒するんじゃないの?w」と

繊細オタク揶揄するツイートが次々バズり始めた

というのが今の状況


昔の記事を見たら卒倒しそうと笑っていられるうちはまだよくて、そのうち本当に過去記事が繊細さんに掘り起こされて糾弾されて取り下げになるといった事態が次々に発生すると思う

アーティスト作家タレントなど他の界隈ではさんざんやられてきたことだ

雨穴も顔が怖すぎてうちの子号泣して夜中に一睡もできないんです責任取れとか言われてファンシーなうさぎちゃんのお面を付けるようになるかもしれない


「繊細さん」はネットをやめて野原にレジャーシートを敷き雲の観察でもしていた方がよいのではないかと思うのだが

あいった人たちは飛行機雲を見て発狂したりレジャーシートの下で潰されている小さな虫たちの存在想像して発狂したりしそうなので

外に出ろと言うのも酷かもしれない

2024-04-02

子供ギャン泣き問題

子供ギャング泣きに切れるのが悪みたな風潮しんど過ぎる

もちろんファミレスギャン泣きする分にしてくれ

病院ギャン泣きする分にはしてくれ

けど、飛行機で快適さを金払って席とってるのにギャン泣きされるのは正直しんど過ぎるのよ

子供ギャン泣きを許容出来る場所と、させるべきじゃない場所とをきっちり住み分けてくれ

エロゾーニングなんかどうでもいいからさ

2024-03-29

スキップローファーをまとめ読みした感想 ネタバレ注意

持ってる人間と持ってない人間の関わりあいを狙って描いていそうなところに注目したい。

人間だれしも自分特権を持っていることには無自覚で、社会を生きる上で、持ってない側からそれを直接的に指摘されることはないから、

自分自分環境立ち位置理解できる程度の観察力や内省力がないと、「ああ自分は(相対的に)恵まれている」という考えには至らないし、そこに至るまでにある程度年を重ねるものだと思う。

高校生のみつみちゃんは「まだ」自分ちゃんと愛されて育ったことと、志摩くんが愛されずに育ったこと「まで」は気付いていない。

作品内で扱われている「人間関係ポジショニングゾーニング」についても、自覚的な側と、無自覚的な側、愛されている側と、愛されてもいない側、かなり繊細な部分まで、スキップローファーキャラクター演出をしている。

氏家くんの脆さと強さ、八坂さんの愛着への強かさと諦め、志摩くんの自己のなさ、みつみちゃんの自信ぶり。

作中では、稠密人物内面描写キャラクターを掘り下げる描写こそないけれど、彼らの言動を恐ろしくリアリスティックに感じるのは、人間相互作用することで起きる「トラブル」を上手に躱していることにあるかと思う。

グループで過ごす時間不協和音スレスレスクールライフコメディ”を謳っているだけあって、やっぱり、かなりとげとげしい描写もある作品なのに、大部分が牧歌的空気を持っているのは作者の技量だと思う。

スキップローファーが学園青春群像劇としての価値をもっているのは、それぞれの人物属性振りやキャラクター性に無理がないからだと感じる。

田舎と都会、陰キャ陽キャ、一軍と日陰者、現実では水と油のように混ざらない関係だと決めつけているのは「ああ、自分自身じゃないか」といえるくらい、みつみちゃん水と油をなじませる乳化剤としての機能をもっているし、こうあってもいいなと感じるまっすぐさは物語の中だけでなくてもいいじゃないかと思える。

そのみつみちゃんに、わざとらしくなく「あなたはでも、愛された経験をもっていますね」っていえる八坂さん、今後、彼女物語を大きく動かす役割もつ可能性は高いか

このストーリーは愛されて育ったみつみちゃんと、愛されずに人の顔色をうかがって生きてきた志摩くんをどう解決するかになっていくかというとこに落ち着くのか、正しさに生きるみつみちゃんを掘り下げるのか気になる。

恋愛漫画というフォーマットだと、主人公+未来パートナーのために舞台装置出来事が用意されていて、寄り道は誌面のためのフック、引きでの巧さとしてみてしまうけれど、

ここまで群像劇の色味が強いと、寄り道の寄せ集めこそが本題という印象になってきて、今後のストーリーがどうなっていくのか楽しみ。

本当はもっと掘り下げたり、メタ視点から感想を書きたい気もするけれど、ちょっと一気読みをするとキャラクター名前を憶えられないので、あの子があの子に対していった「少しのホントウ」をたくさんあつめたような作品でそういうがっつりした考察はしたくないな。

需要があるから、「らしく振舞う」とか、自我が強いから周りに合わせないとか、社会に対して協調性ありすぎることも、協調性がなさすぎることも、結構うんざりすることだと感じるけれど。

自分には価値自己肯定感がないから……自分肯定してくれる、承認してくれるあの子が好きなんだ」という解決にも、素直に納得できず「結局最低限、自己愛や社会的な地盤という下地必要だよね」という皮肉を放つ八坂さんに共感してしまう。

スキップローファーではそもそも都内進学校に通える学力があって、経済的問題に直面している子が出てきていないことも、この愛着(attachment)への問題を抱える青年という描写の分は物足りなく感じる面があるなと感じてしまう。

志摩くんがそういう意味で、単に幼稚・稚拙、初々しいという印象になってしまうのも、自分の中では頷ける。でも、やさぐれた感じとか、荒んだ感じを出したいキャラクターとしては彼は恵まれすぎている。

スキップローファーに感じる物足りなさは結局、それなりの予後可能性をもっているんだから。そんなに悩んでも君たちが最底辺世界とは無縁だよね。という強がりの業か。

アフタヌーン掲載漫画結構心理描写にも力をいれているように感じて、かなり好きなんだけれど。美大生とか高校生とかだと結局、上澄みの世界側だよね……って言いたくなってしまうらしい。

漫画を読んだ後、こうやって乱文でも書かないとやっていられない27歳誕生日

スキップローファーをまとめ読みした感想 ネタバレ注意

持ってる人間と持ってない人間の関わりあいを狙って描いていそうなところに注目したい。

人間だれしも自分特権を持っていることには無自覚で、社会を生きる上で、持ってない側からそれを直接的に指摘されることはないから、

自分自分環境立ち位置理解できる程度の観察力や内省力がないと、「ああ自分は(相対的に)恵まれている」という考えには至らないし、そこに至るまでにある程度年を重ねるものだと思う。

高校生のみつみちゃんは「まだ」自分ちゃんと愛されて育ったことと、志摩くんが愛されずに育ったこと「まで」は気付いていない。

作品内で扱われている「人間関係ポジショニングゾーニング」についても、自覚的な側と、無自覚的な側、愛されている側と、愛されてもいない側、かなり繊細な部分まで、スキップローファーキャラクター演出をしている。

氏家くんの脆さと強さ、八坂さんの愛着への強かさと諦め、志摩くんの自己のなさ、みつみちゃんの自信ぶり。

作中では、稠密人物内面描写キャラクターを掘り下げる描写こそないけれど、彼らの言動を恐ろしくリアリスティックに感じるのは、人間相互作用することで起きる「トラブル」を上手に躱していることにあるかと思う。

グループで過ごす時間不協和音スレスレスクールライフコメディ”を謳っているだけあって、やっぱり、かなりとげとげしい描写もある作品なのに、大部分が牧歌的空気を持っているのは作者の技量だと思う。

スキップローファーが学園青春群像劇としての価値をもっているのは、それぞれの人物属性振りやキャラクター性に無理がないからだと感じる。

田舎と都会、陰キャ陽キャ、一軍と日陰者、現実では水と油のように混ざらない関係だと決めつけているのは「ああ、自分自身じゃないか」といえるくらい、みつみちゃん水と油をなじませる乳化剤としての機能をもっているし、こうあってもいいなと感じるまっすぐさは物語の中だけでなくてもいいじゃないかと思える。

そのみつみちゃんに、わざとらしくなく「あなたはでも、愛された経験をもっていますね」っていえる八坂さん、今後、彼女物語を大きく動かす役割もつ可能性は高いか

このストーリーは愛されて育ったみつみちゃんと、愛されずに人の顔色をうかがって生きてきた志摩くんをどう解決するかになっていくかというとこに落ち着くのか、正しさに生きるみつみちゃんを掘り下げるのか気になる。

恋愛漫画というフォーマットだと、主人公+未来パートナーのために舞台装置出来事が用意されていて、寄り道は誌面のためのフック、引きでの巧さとしてみてしまうけれど、

ここまで群像劇の色味が強いと、寄り道の寄せ集めこそが本題という印象になってきて、今後のストーリーがどうなっていくのか楽しみ。

本当はもっと掘り下げたり、メタ視点から感想を書きたい気もするけれど、ちょっと一気読みをするとキャラクター名前を憶えられないので、あの子があの子に対していった「少しのホントウ」をたくさんあつめたような作品でそういうがっつりした考察はしたくないな。

需要があるから、「らしく振舞う」とか、自我が強いから周りに合わせないとか、社会に対して協調性ありすぎることも、協調性がなさすぎることも、結構うんざりすることだと感じるけれど。

自分には価値自己肯定感がないから……自分肯定してくれる、承認してくれるあの子が好きなんだ」という解決にも、素直に納得できず「結局最低限、自己愛や社会的な地盤という下地必要だよね」という皮肉を放つ八坂さんに共感してしまう。

スキップローファーではそもそも都内進学校に通える学力があって、経済的問題に直面している子が出てきていないことも、この愛着(attachment)への問題を抱える青年という描写の分は物足りなく感じる面があるなと感じてしまう。

志摩くんがそういう意味で、単に幼稚・稚拙、初々しいという印象になってしまうのも、自分の中では頷ける。でも、やさぐれた感じとか、荒んだ感じを出したいキャラクターとしては彼は恵まれすぎている。

スキップローファーに感じる物足りなさは結局、それなりの予後可能性をもっているんだから。そんなに悩んでも君たちが最底辺世界とは無縁だよね。という強がりの業か。

アフタヌーン掲載漫画結構心理描写にも力をいれているように感じて、かなり好きなんだけれど。美大生とか高校生とかだと結局、上澄みの世界側だよね……って言いたくなってしまうらしい。

漫画を読んだ後、こうやって乱文でも書かないとやっていられない27歳誕生日

2024-03-28

コンビニからエロ本が無くなるらしい…

理由協議団体による「不快であるというそ理由のみで。

コンビニとはある種公共の場であり、エロ本が置かれているのではゾーニングが出来ていないのだと。

このままゾーニングの波が広がれば増田にまで波及し、風俗増田も追い出されてしまうかもしれない。

でも、そんなことしちゃ駄目だ。

そんなことしたら、それこそ増田存在意義が消えてしまう。

わかるだろ?

俺たちが増田で聞きたいのは、そういう話なんだよ。

パチンコでぼろ負けして居酒屋焼き鳥をくちゃくちゃ鳴らして食べながら貧乏揺すりして、シャッター商店街路地にある飲み屋横丁の一角の隅の席でちびちび酒を啜りながらその赤ら顔で「ちくしょう」って小声で言い続けている老年の男がつい酔った勢いで口を滑らせて話してしまうような、そんな話を聞きたいんだ。

2024-03-27

anond:20240225225229

道ですれ違いざまに「幼女ww」とかいってくる

のは

道ですれ違いざまに「キモッww」とかいってくるのと一緒で

言った内容が幼女から叩かれるべきとかアホちゃう


ゾーニングと言う意味では女性雑誌の方がえげつない事書いてる事が多いのだから

本来そっちからやろうぜって話にならんといけない

けど、そっちは手つかずだろ?

なんでって言えば

女性を襲う性であるところの男性自分たち性的マナざす」のが嫌だから

性的からNGとかじゃないのな

から、たわわが許せないし、股間のしわで大騒ぎするし、海女ちょっと性的だと発狂するわけ

碧志摩メグとか今じゃ地元に受け入れられたけど

批判してた奴らは「衣装が微調整されたからヨシ」と宣ったからな


そういうアレコレをLOで語る事で誤魔化すのは違うだろ

ひよこババアロリババアではない

2024年3月26日

Twitter(現X)上で「ひよこババア」なる語がトレンド入りした。この語は「DLsite」において従来の「ロリババア」という語句クレジットカード会社要請にこたえる形で置き換えられるために用意された造語である。なお、あくまDLsite側は置き換えを予定するものとしている(3月27日時点)。

さて、昨今インターネット上でアダルトコンテンツを中心にこういったある種の表現規制散見される。このような規制の多くはクレジットカード会社から要請、依頼に起因する。そのためTwitter上ではクレジットカード会社非難DLsite肯定するツイートが支持を集め、新たに改変された語句ネタとして消化するツイートが多く投稿された。しかし、私は以下の三つの可能からこの改変は悪手であると考える。


「この改変は事態悪化させる可能性」

今回の改変は「ロリババア」だけでなく、「ロリ」、「獣姦」、「痴漢」などの語句が改変予定が告知された。これらの語句はそれぞれ、「ひよこ」、「動物なかよし」、「秘密さわさわ」という語へ置き換えられる予定だ。

改変前の語が日常会話等において不適切ものであるということを前提として、これらの語が信用に重きを置くクレジットカード会社が避けたい語であるというロジックについて賛同こそできないが理解できる。問題DLsiteが用意した改変予定の語にある。

おおよそ不穏当な言葉である改変前の語がマイルド表現に改変されることは一時的規制回避しかならない。そもそも、「ロリ」や「痴漢」という語をクレジットカード会社が拒絶するのはその語が気に食わないからではない。その語が意味するもの忌避しているかである。つまり架空児童を扱った創作物動物虐待の可能性がある創作物性的加害を扱った創作物の購入にクレジットカード使用されることが彼らのリスクであるということだ。そのため、「ロリ」を「ひよこ」などと置き換えることは根本的な解決にはならない。おそらく、改変された語が定着するころにはその新たな語を規制するだろう。

さらに、この効果の薄い対策によって「本来アダルトコンテンツアクセスすることを望まない人物」がアダルトコンテンツを目に入れるリスクを高めることとなる。従来の語はそれそのものゾーニング効果を発揮していた。「ロリ獣姦」と表示されていれば閲覧することのなかった人物が「ひよこ動物なかよし」では閲覧する可能性が高くなる。昨今の表現規制表現の自由に関係する問題で度々提起されるゾーニング問題を余計に悪化させることは創作活動を委縮させる一因となりうると考えられる。


「分かりづらい語によって作品リーチする機会が減る可能性」

『ざぁ~こ♡ 超ひどい閉じ込め合意なし』という題の作品、あるいはDLsiteジャンル欄で列挙されるこれらの分かりづらい語が従来の言葉より購買の機会、あるいは意欲を減衰させる可能性は高い。

今回の事例を分かりやすくするために、人間の別の欲求である食の分野でこのようなことが起きたと仮定する。

「愛の林檎液体麦ゆで麺」とか「肥満骨引き延ばし麺」を「トマトソースパスタ」、「豚骨ラーメン」と認識できないことは間違いなくストレスであるし、アレルギー表示が「豆の種」、「救荒穀物」、「昆虫ねばねば」などと表記するようになれば間違いなく購買を避けるだろう。これと同じことがアダルトコンテンツで起きるようになることへの影響は大きいといえる。


「従来のイメージ破壊する可能性」

この文章の題を「ひよこババアロリババアではない」としたのはこれが理由である。「ロリババア」という語が不適切な語であるという議論は何度か起きてきた。ロリババア一般的に「良い語句」ではない(この場合の「良い」とは社会性やTPOといった面での良いであり、言葉に優劣をつけるものではない)。しかし、度々議論を起こしながらも「ロリババア」という語がつかわれ続けるのは広く大衆に知られた語であるためだ。そして、「ロリババア」という語と共に尊大で神々しく母性すら感じる精神性と未熟な体形からくる親しみやすくどこか幼い印象という質感が普及した。この質感の高まりは近年間違いなく最高潮に達している。数々の創作物で題材とされ、数多くの媒体を通して私たちは「ロリババア」を享受してきた。「〇〇じゃ」、「〇〇なのじゃ」といった文字列を目にした時に老人ではなくロリババアの声が再生される人も少なくないはずだ。DLsiteにおいて「ロリババア」は公式ジャンルの一つとなったことも記憶に新しい。

現実世界において「ロリババアもいるのにロリババアはいない」しかし、「ロリババア」は創作物の中には確かに存在する概念なのだ。この概念私たち人類が生み出して今日まで育んできた大切な概念なのだ。そのため「ロリババア」という語句の中には私たち一人一人が出会ってきた「ロリババア」が存在している。だからこそDLsiteをはじめ創作物出会場所で「ロリババア」という語句を見つけるたびに過去体験の延長線上にある「ロリババア」を想起するのだ。この大切な「ロリババア」という言葉が「ひよこババア」に変わることは「ロリババア」という概念を消してしまいかねない。「ロリババア」が「ひよこババア」に変わることで今まで愛好家が一から築き上げた「ロリババア」像は崩壊し再構築される。その中で零落する概念が出てくることもあるだろう。そんな中で新たに登場した「ひよこババア」は今まで親しんできた「ロリババアなのだろうか?

魅力的なキャラクター出会い、それが「ロリババア」という言葉で言い表せる概念であると知って他の「ロリババア」を探す。そんな経験を積み重ねてきた私はこの愛着ある「ロリババア」を失いたくない。


おわりに

冒頭で私は現在「X」と呼ばれるSNSを「Twitter」と記述し、そこで行われる投稿を「ポスト」ではなく「ツイート」としました。もし、これを読まれた方が「Twitterから「X」への変遷を経験し、「ふぁぼ」が「いいね」に変わったという体験をしたのであれば分かっていただけるかもしれませんが、それぞれ改変前後でその概念に抱いていた感情思考は異なるものであると私は考えます。かつて、歌に詠む「花」といえば「桜」ではなく「梅」を指していた時代がこの国には存在します。どちらも春に咲く花ですが、開花の時期も見た目も香りも違う全く別のものです。同じ字、同じ読みでも意味が変わることがあるのです。私は「ロリババア」は「ひよこババア」という呼称に変わることで、今まで「ロリババア」という言葉内包されていた言語化しきれない美しい概念が失われて、いつの日にか私の愛した「ロリババア」が全く別のものになってしまうことを恐れています。そのため、このような文章を書きしたためました。

以上でこの文章は終わりです。ここまで至らない文章にお付き合いいただきありがとうございました。


追記1

このような内容を投稿すれば必ず「代案を述べよ」という意見が来ると思っていたながら、その点について触れなかったことを謝罪します。

そして、代案についてですが、そもそもこのような問題DLsiteに限った話ではなく世界規模で起きている問題です。このような大きな問題DLsiteFANZAのような一企業抵抗することが現実的でないのは火を見るよりも明らかです。Twitter上で見かけるクレジットカード決済を停止することや、そのままの名前を使うことが不可能であることは理解しています。また、規制を強めているクレジットカード会社にも罪はないと考えます。というのも企業リスク回避するのは当然のことであるためです。そのため、クレジットカード会社攻撃することも間違いであると考えます

そのうえで、代案はこの問題の背景にある「現実の性加害=創作物内での性加害」という構造を打破する以外に対策は無いと思います

追記2

つるぺたババア」に改定案が変更されたそうです。とはいえ、「ひよこババア」でも「つるぺたババア」でも「ロリババア」とは異なるものであるし、懸念点を解消するものではないと考えます

2024-03-25

政治は頭数なんだからリベラル特に共産)は反AI立場を取って、表現規制で離れていったオタク票を取り返せばいいのに、オタクを雑に一括りにして敵扱いするから駄目。

表現の自由と言っても、好きな所にエロを置きまくらせろって過激派は少数派で、穏健なゾーニングなら受け入れるって人も多いし、そう言う人の中には反AIの人も相当いるだろうから、票田になる可能性はあるのに掘り起こそうって姿勢がまるで見えない。

こんなんじゃ勝てるはずの戦いでも負けるわ。

2024-03-24

「難しい日本語を使うのをやめよう」と「ゾーニングすればいいだけ」は似ている

実際のところ「琴線に触れる」も「逆鱗に触れる」も大して難しい言い回しではない。

だが、それらを使わないようにすれば、一般人の目に触れなくなった「琴線に触れる」は本当に難しい言い回しになってしまう。

そして次に「これまで許容範囲内だった言い回し」が「難しい言い回し」として扱われるようになる。

基準がどんどん下がっていく。

anond:20240322184158

互いに合意した成人がゾーニングされた場所で行う水着撮影会では誰の人権侵害されていません。気に入らない人は自分が気に入らないというだけです。/それで表現規制して良いなら少女像永遠に展示できません

ゾーニングされてなかったか警察呼ばれたんだよなあ

2024-03-23

表現の自由はあるけど、見たくない自由なんてないぜ?

どんな情報だってそれぞれの個人にとっては見たくない情報になり得る

皇族にお子さん誕生」のニュース最近流産した女性は見たくない

見たくないけど知らないといけない情報もある

風疹流行」のニュースはこれ以上不安になりたくない妊婦は見たくはない

サッカー日本代表活躍だって代表落ちした選手は見たくないかもしれないし

難病を誰かが克服したという知らせは、克服してない患者やその家族遺族を傷つける

もちろん目を瞑るのは個人自由だが、発信する側のゾーニングは余程のことがない限り義務ではない

エロゾーニングされてるのは「見たくない自由」のためじゃなく、青少年教育のため

嫌なら自らの手でゾーニング(つまり目を瞑る)しかない

仕方ないけど、「見たくない自由」を強化していくと、「見なければいけなかった事実」に目を逸らして進み続ける国家になり得るから

性的商品化されるのは見てて不快というのはそうだが

ジャニオタの「ちくわ食べていい?」と一緒で

不快だけど見ないようにするしか対処法はない

そうしないと本当に大切なものが失われてしまうから

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