はてなキーワード: 家事とは
「結局家事を主担当するのは女」という説をよくインターネットで見かける。しかし、実際周りには「手伝う」ではなく自分事として家事育児に取り組む夫が存在している。
ただ、こういった夫の妻はなぜか、共働き・バリキャリといった忙しいタイプではなく、ちょっと抜けた(オブラートに包まない言い方であればおそらく何らかのグレーゾーン)専業主婦もしくはそれに近い働き方の「家事もそこまでやっていなさそう」なタイプが多い。そして夫たちは「しょうがないなあ」といいながら満更でもなさそうに、仕事と家事を両立している。
こういうのを見るに、男というのはその多くが「優位に立ちたい」生き物で、妻と同じ立場として家事を分担するのは気が進まないが、抜けた妻のフォローとして、しょうがないなあと家事をするのはそこまで嫌でもないんだなという感じがして面白い。
亡くなった義母の思い出話を夫としていた時。「いつからか母さんが家事をしなくなったのがショックだった」と夫が言った。
義母は足が不自由で年齢の割に腰もかなり曲がっており、家の中でもシルバーカーが無いと歩けない人だった。
歩くのも大変なんだから、貴方が手伝えば良かったじゃないかと言ったら「俺は出来ることをやった」と言う。
何を手伝っていたのか訊くと、義母が運びやすいように重い陶器の食器から軽いプラスチックの食器に変えたり、
腰が曲がっている義母でも洗濯をしやすいように縦型洗濯機からドラム式に買い替えたと言う。
「それ本気で手伝えたと思ってるの?」と思わず言ってしまった。
夫は普段家事を殆どしない人だ。せいぜい自分が着た服を洗濯するくらい。
一度でも配膳を手伝ったことがあるか、料理や皿洗いをしたことがあるか、
義母の服を代わりに洗濯したことがあるか、掃除機をかけたことがあるかと訊くと、やはり無いと言う。
「義母は実際の作業を手伝ってほしかったと思うよ」と言った私に夫は反論しようとしたが、
「プラスチックの皿やドラム式洗濯機は義母が欲しいって言ったの?義母が何をしてほしいと思ってたか、ちゃんと話を聞いたことあるの?」と言ったら黙り込んでしまった。
皿が軽くなっても洗濯機に洗濯物を入れやすくなっても、それをやるのが変わらず義母ひとりなら、
義母の負担は何ひとつ減っていないということに夫は気づいていなかった。
義母は元々自分の主張をハッキリとする人だったらしいが、それを気に入らず暴力を振るう義父と、
義父に逆らうと説教を始める小姑のせいで、主張することを諦めてしまったらしい。義母本人が以前話してくれた。
夫も当然、義母が自己主張をしない人だと分かっていたはずなのに、きちんと義母に寄り添えてなかったのだ。
最初は息子のためにとシルバーカーを押しながら家事をしていたであろう義母。
恐らく、全てに疲れてしまったのではないだろうか。
息子は何もしてくれない。他に助けてくれる人もいない。孤独を感じることもあったはずだ。
ある日ふと、全部やめてしまおうと思ったのではないだろうか。義母の本心は今となっては知ることが出来ないが…。
私が嫁いでから義母は何度も一緒にキッチンに立とうとしてくれた。
洗濯も掃除も「嫁ちゃんひとりじゃ大変だろう」と言って手を貸そうとしてくれた。
無理して立ち仕事をして転んだりしたら大変なので、義母がリビングで座ったまま出来る作業だけ手伝ってもらっていた。
「手伝ってくれてありがとう」と言えば「嫁ちゃんが少しでも楽出来たら嬉しいから」と言ってくれた。
夫は少しずつではあるが、家事を手伝うようになった。
私が言ったことに何か思うところがあったようだ。本当にありがたいと感じている。
可能なら専業主夫を希望したい男性が一定数存在するのは調査にも表れているが、さすがに専業主夫と聞いて「家事育児等をせずに遊んで暮らす」を想定しているとは考えにくい
さらにその細かい内容について、「女性のする労働」よりも「男性のする家事」のクオリティを問題視しようとするのは、完全に女性的価値観によるバイアスがかかったものと思われる
ここから先は私見が入るので具体的な内容については異論があるかもしれないが、
例えば「家族の機嫌を取る感情労働」なんかは(少なくとも自分の)男性的価値観では、本来必要が無く無駄な労働が生じているケースも多いと思っている
ただきっと、これは女性的価値観では「専業主夫としての仕事が不十分」と捉えられるのだろう
何故なら男女では家事に求める基準が異なり、一般的に女性は家事労働に対する解像度が高いためだ
では逆に、「女性のする労働」は男性的価値観において全く問題ないのかと言えば、自分はそうは思わない
これも私見だが、
女性は自分の仕事の範囲はキッチリこなすし、作業をこなすという点については問題ないように思えるので、きっと女性的価値観ではこれは及第点なのだろう
一方で、他人の仕事の範囲や突発的な仕事にあまり手を出そうとしなかったり、大きなプロジェクトにおいて自分の責任で判断や遂行を求められることを避けようとする傾向があるように見える
また、ポジショントークや主観的な立場を取ることが多く、全体最適を考慮した提案をしようとしない(そういうものはマネージャーの仕事と割りきってしまう)傾向もありそうだ
仕事で大きな成果を出すためには、ある程度は自分で責任を負ってイニシアチブを取っていく必要があり、作業するだけでは「自分だけが手を動かして出来る分だけの成果」しか出ないので、大きく会社に貢献するような仕事は出来ない
ただきっと、こういうところは女性からは見えていないのだと思う
↑もちろんこのへんは自分の男性的価値観によるバイアスが大きくかかった意見なのは承知している
自分が言いたいのは、本来男女で役割に違いが生じているのはそうした適正の違いによるものだと思うし、
これ勘違いされまくってると思うんだけど、
「フェミの言う男女同権を現実的な方法で実現するためには、強者男性と弱者女性が婚姻しているのと同様に、強者女性と弱者男性をペアリングすることが不可欠である」というところから発生したのが「女をあてがえ論」であって、「弱者男性が自分に女をあてがってほしい論」ではないだろ
時々「なんで弱者男性のためにそんなことをしなければいけないのか」みたいな批判見かけるけど、むしろフェミの主張を実現するための論でしょこれ
【追記】
この文脈においては強者=経済力がある、弱者=経済力がない、と読み替えてほしい
なぜなら社会的信用や権威は経済力や社会的地位によって担保されるものなので、男性と同等の地位を求めるなら容姿やモテるか否かはほとんど関係がない
「専業主婦を養う代わりに労働に多くのリソースを割く男性」と同じキャリアが欲しいなら、同様に専業主夫を養って労働に注力しないと対抗できないのは当然だろ
自分よりキャリアが上の男性を選ぶと家事育児負担の押しつけ場所が無くなり、それが女性の働き方を制限しているというのが現状の問題
同一労働同一賃金の原則がある以上、「女性が家計を支え、男性が家事育児をする」という役割分担を増やしていかなければ、労働や社会における男性優位の状況を変えるのは不可能
勘違いしないでほしいのは、「経済力のある女性は経済力の男性を養って"ほしい"」などとは一言も言っていない
男女同権のために下方婚を受け入れるか、受け入れられないなら他に現実的な道が無いのだから文句を言わずに黙っていてほしいと思っている
現実として、男女には役割差があり、それに伴って「男性特権」と「女性特権」が自然発生するのは仕方のないことだよ
みんなある部分では得をしたりある部分では損をしたりしているだけなのに、相手の特権だけを見て差別だとか言わないでほしい
それは社会的役割と紐づいたものなので、「男性特権」と同じものがほしいなら、男性の役割やそれに伴う不利益も一緒に飲み込まないといけないに決まってるだろ
かれこれ15年来の友人と会うことになった。
前に会ったのはコロナ前で、5年振りくらいになる。
久々に顔を会わせることに心弾ませながら、待ち合わせの居酒屋に向かった。
彼はすぐに分かった。少し輪郭がふっくらしたが、全体的な印象は変わらない。
ジョッキを傾け、いつぶりだと思い出話に花を咲かせた。
仲良くやってるのかと尋ねると、堰を切ったように溢れるのは相手への愚痴だった。
なるほど何か不安にしたのではないかと尋ねると、そういう正論はいらないと返された。
よくよく聞いていくうちに、私の顔はどんどん曇っていった。
それは倫理的にどうなんだと聞くと、自分は相手の浮気も公認している。俺も浮気するし、相手もすればよい。と。
妊娠、出産と大役を果たした相手に浮気する時間なんてないだろうと。アンフェア過ぎるし育児を手伝ったらどうだと。
ムッとした相手は
「俺は金を稼ぐ。相手は働いてないんだから家事を任せている。何が悪い」
と口調を荒らげた。
そして彼は矢継ぎ早に言葉をつなぐ。
「俺は年収1000万を超えていて、日本の労働人口の数%の上位層だ。妻として恩恵をありがたがったり、ねぎらったりして、多少の自由も認めるべきだ」
ほとほと呆れた。呆れたが、諭吉を財布から出してその場を後にするには、付き合いの長さによる情が足を引っ張った。
だが、非常に悲しくなった。
彼の年収が上がったのはこのコロナ禍の期間だ。転職に成功して、仕事で成果を出し、出世して、いまのポジションについたらしい。
しかし、それにあぐらをかいて家庭をおろそかにすることは、到底自分では理解できない感覚だった。
眼の前にいる友人が、まったく別人に見えた。倫理も道徳も通じず、年収と女だけが心の拠り所になっている哀れな人。
もともとそういう気質を持っていたのかもしれないし、今の環境や年収が彼を狂わせたのかもしれない。
学歴は私立医学部卒、職業は消化器内科医(総合病院勤務医)であり将来的に父のクリニック(千葉県北西部)を継ぐ予定(長男、一人っ子)。
年収は卒後10年目の医師としては平均だが病院からの収入とは別に自由に使える金がある。
素人童貞。
都内にマンション、千葉県にマンションと戸建てあり。希望すれば新たな戸建ての新築orマンション購入可能。
・30歳〜同い年
・身長158〜163cm
・歯並びが整っておりガミースマイルでない(遺伝、矯正問わず)
・定期的な休日及び祝日の家事は受け持つ(一人暮らし経験あり)
“就職したいから家事を省力化した、女性の望みでそうなっていった“
そういう言説に対し