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2024-04-04

CIS

CISさんの真の凄さってロットではなくINの位置が明瞭な事なのよ。

見る人が見れば「だよね、そこだよね」って位置ばかり。

何故そこで売ってる/買ってるのか全く理解できない似非とは明らかに違う。

面識がある訳ではないが、私の中ではBNFCISさんは平手のトレーダーとしてやはり別格かな。

下記の通り、昨晩の夜の先物の買いは明らかに異常だったの。

ダウナス、S&P、SOXの分足チャート先物チャート重ね合わせてみればその買い圧の強さが分かる。

私はIMSのほぼ頂点で入ったからINの位置がそれなりに深かったけどそれでも打診で売ったラージ50枚100円は抜かれた。

私がINしたときよりも米国株為替も下がってるにも拘わらずね。

なんで、私は昨晩の損は事故だと思ってるし、別に自分判断が誤りだったとも思ってない(だから自虐ネタにできる)。

正に文字通り、「買う奴がいたから上がった」ただそれだけのこと。

翻って、その買い方の思考を推測し展開したらまともなトレーダーなら売りポジあれば閉じるし、売るか買うかしろと言われれば買うよ。

特に今日の寄り、ソシオなど一部銘柄は寄ってなかったけど、明らかに先物現物に先んじて高かった。

あれを見てCISさんは途転したんだと思う。

普通は夜間であれだけ釣り上げると現物に引っ張られて先物は寄り弱くなるけど今日は違った。

ここまで条件揃って、自分ポジや見てきた含み益に固執して意地張るヤツは4ぬの。

実際そういう人を何十人も見て来た。

相場って上がるか下がるか、勝つか負けるかしかない訳だけど、その単純な2択の裏にはこれだけの思考が展開されてる。

そしてその思考を何万回、何十万回の試行に替えた結果が1011桁の資産な訳。

大数の法則の中で一度の試行を切り取って結果を論じることの愚かさね。

あそこは100回あったら100回売りポジ閉じるor買うところで、揶揄される謂れなど何もない。

2023-09-18

anond:20230917232100

答えは簡単で、12年前に大騒ぎしてガイガーカウンター買いあさって測ったけど、

”彼らの予測”に反して自然放射線程度の数値しか出てこないから数か月で飽きちゃったのさ

しろ測れば測るほど、少なくとも個人で所有できるような計測機じゃ”変わらなかった”という結論しか得られないからさ(大学研究室レベルの計測器なら別かもしれないけどね)

安全のために死ぬまで測り続けてデータブログにアップし続けます!」

って宣言したのに1か月もしないうちに音沙汰なくなったブログが山のようにあったよ

数日は数字ぶれるから「ほら放射線量があがった、日本はもうおしまいだ」って自分が正しかったのだという高揚感が得られるけど、データを集めれば集めるほど大数の法則に従って収束していくから

2023-08-26

自動車保険って民間運営する必要ある?

自賠責補償拡大して全員強制じゃダメなの?

大数の法則でいうならその方がいいし

生活保護とか外国人もやりやすいでしょ

民間の方が効率化が進んで低コストとか言ってるけどビッグモーター損保ジャパン見ると疑わしい

あと無保険車特約ってなんだよなんでこっちがコスト払わなきゃならんの

2023-08-18

宝くじ期待値を云々するバカ

【ついに抽選!】サマージャンボの期待値を数学的に読み解いてみた! | 【フルカラー図解】高校数学の基礎が150分でわかる本 | ダイヤモンド・オンライン

宝くじ期待値ってまったく意味のない数字なんだよね。だから、それをもって宝くじを買うのは得か損かを語ってるのは、確率基本的概念理解してないと言える。そんな人が出してる数学の本とか当てにならんのでは。

サイコロをふって1の目が出る確率は1/6だ。じゃあ6回サイコロをふったとき、必ず1の目は1回出てしかも1回しか出ないかというと、もちろんそんなことはない。1回も出ないこともあるし、6回連続することもある。では、60回なら、600回なら、6万回ならと、試行回数を増やせば、それだけ計算上出た数字と実際の確率は近くなっていく。これを大数の法則という。

この大数の法則は、確率が低いものほどより多くの試行回数を必要とする。6面のサイコロなら6万回もふれば十分だろうけど、6万面のサイコロだと、6面サイコロで6回ふったのとおなじなのだ。6000万回とか6億回とか、そういう試行必要としてしまう。

期待値というのはスコア×確率の合計だという。ここに確率からんでくるため、大数の法則に従うわけだ。

再び6面サイコロで考えよう。出た目とおなじ金額がもらえるとする。期待値は3.5円。しかし、1回サイコロをふったら3.5円もらえるわけではない。1円のときもあれば6円もらえるときもある。しかし、これを何度も何度も続けていると、1回あたりの金額が3.5円に近づいてくるわけだ。6万面のサイコロでもおなじ。1回で3.5万円もらえるのではなく、繰り返し行うことで1回あたりが3.5万円に近づくのだ。だが、その値に近づくための回数は、6面のに比べ1万倍必要だろう。

宝くじというのは、簡単に言えば、当たる確率が低く当たった場合のリターンが大きいもの単純化することができる。上記記事によれば今回のサマージャンボの1等は、0.000005%の確率で5億円があたるものらしい。どれだけの回数を行えば、つまりどれだけの量の宝くじを買えば、この確率に近い値が出るのだろうか?どうやって計算すればいいか知らんけど、10億枚とかそういう数字になるよね。

まり普通に宝くじを買ったところで、期待値還元率の値に近づかないんだよ。それにはあまり試行回数が少なすぎる。だからそれらはまったく意味のない数字だ。いや、むしろ、多くの場合はそれより低い結果になるだろう。期待値なんかよりも損をするのが多いはずだ。

ならば、一層宝くじなんて買う意味ないよねと思うかもしれないけど、逆だ。確率が異常に低いからこそ儲かる可能性がある。

期待値−掛金は必ずマイナスになる。そうでなければ、胴元がもうからいから。つまり期待値に近い値が出るものは、比較的少ない試行回数でほぼ必ず損をしてしまう仕組みになっている。つまり大数の法則にハマりやすいのだ。たとえば競馬で固い馬券ばかり買っている人は必ず損してるしその損の割合もだいたい分かる。こういう場合期待値意味を持つし、止めるように説得する材料として適切だろう。

一方、宝くじのように確率がぐんと低いものは、大数の法則にハマらない。結果がバラけるのだ。そしてごくごく稀だけどボロ儲けできる。宝くじ生計をたてようなんて土台無理な話だけど、一攫千金を夢見てドフに捨てるつもりでというなら正しい。

2023-07-17

anond:20230716095337

「変わらない」が正解だと思うんだけど

大数の法則とどう整合するかはよくわかってない

2023-05-03

当時、通常は機関投資家しか知り得ない引値ギャランティについて理解していた

オプティマルf、大数の法則などポジションサイズ重要性についても言及していた

パッシブ運用特性指数寄与度の関係性についても言及していた

シンプレクスが組成したJASDAQ20のETF

組み込まれていたガンホーが連日の暴騰

いち早くExcel寄与率を算出し買えない本体代用として利用していた

などなど

2023-04-13

官僚という高学歴集団「ですら」、失敗が発生する。

官僚無能」などと吐いて憚らない、非常に勇敢で勇気のある人物は、Twitterでも見た気がする。

彼らの姿勢には、感嘆せざるを得ない。

言うまでもない、日本官僚高学歴集団だ。

国家公務員I種の採用者数約500名は、半数が東京大学京都大学で占められている。

学歴という観点で、彼らよりも優れている人物は、ごく限られる(本稿においては学士修士博士基準は置いておく。)。

学歴即ち優秀さ、とは思わない。

しかし、仕事巧拙学歴競争勝敗に、直観的な相関を見いだすことは、そこまで特異な見方でもないだろう。

頑健な因果ではないだろう。相関から離れている者もいるだろう。500人の採用となればなおのこと、含まれている可能性も僅少ではない。

それでも、大数の法則により収束する彼らの平均的能力は、他の凡百の組織よりもはるかに高いはずだ。

官僚の失敗は、仕事性質上、非常な注目を集める。

素晴らしい優秀な軍師サマからのご高説も、非常に目につく。

不思議だ。

軍師サマの略歴や能力は知りえない。

しかし、一般的確率論からして、彼らのほうが優れている要素や可能性を見いだすほうが、珍しいパターンだろう。

官僚はかなりの高学歴集団だ。そんな彼ら「でさえ」できないのだ。

彼らより優れた意見や成果を出せると思える人たち、その自信や勇気は、確かな源泉があるのだろうか。

ない可能性が、圧倒的に高いわけだが。

2023-01-02

anond:20230101133814

博奕で儲けようとするなら確率は低くてもリターンがでかいのをやる方がいい。リターンは少ないが確率が高いものは、もしそれを継続的に購入するなら、むしろ確実に損する仕組みになってる。前者の場合もほぼ損するが、この「ほぼ」というのがミソで、ごくごく僅かながら勝つ可能性(しかも大勝する可能性)がある。つまり、楽しみでやるならともかく、万万が一儲かる可能性に賭けたいなら、固い馬券を買い続けるより、万馬券宝くじ買った方がいい。大数の法則という確率の基本知識さえあれば分かるはず。

2022-12-07

anond:20221206205023

生命保険ってのは、クラスメイトに不幸があって、その家族が困っている時にみんなで支援金を出してあげる仕組みを全国規模に広げたものだと考えた方がいい。規模がでかくなれば大数の法則統計的リスクが測れるから、月々いくら集めればカバー出来るのか計算できるようになる。

2021-04-02

確率絶滅」についての算数理解の手引き

再生産数Rが0.5にせよ1.5にせよ、感染者数(人間)は自然数をとるのであって、「感染者が(0.5 or 1.5)人いる」という状態は生じない。

たとえばあるウイルスが、1人の感染者が1人に感染させる確率と0人に感染させる確率がそれぞれ50%だとしよう。この場合再生産数R=0.5である

感染者の数が多ければ「50%」の試行回数が多くなるから次世代感染者数は現世代の1/2に近い数になる確率が高い(大数の法則)。R=0.5で現在感染者が10000人いる場合次世代は5000人くらい(Rt=0.5)だろう。

けれど、現在感染者が2人だったら次世代が1人だとは限らない。2名とも感染0人のクジを引けば、次世代感染者は0人(Rt=0)となる。50%*50%=25%の確率でこのウイルス絶滅する。3人なら50%*50%*50%=12.5% (8分の1)の確率絶滅する。これが確率絶滅である

まり簡単算数理解では、《 絶滅確率 = 1人の感染者が誰にも感染させない確率現在感染者数 》となる。

 

これはR=1.5の場合でも同様で、たとえばあるウイルスが、1人の感染者が25%の確率で0〜3人に感染させるとすると、R>1つまり増加傾向のウイルスでありながら、現在感染者が1人なら25%の確率絶滅する。

 

また、これまでの例は確率分布を一様にしているが、「多くの人は他人感染させないが少数の人がたくさん感染させる(スーパースプレッダー)」という場合もある。

たとえばR=1.5であるが、4人のうち3人は誰にも感染させず1人が6人に感染させるとする。つまり、75%の可能性で0人に感染させ、25%の可能性で6人に感染させる。

この場合現在感染者が2名だとして、2名とも0人のクジ(75%)を引けば次世代感染者は0になる。絶滅確率は75%*75%=56.25% (16分の9)である

 

確率絶滅がなぜ重要か。

集団内の感染者が0名であれば、その集団内ではどれだけ接触しても感染しないので、そのウイルスに対する感染対策不要になる(院内感染鎮圧はこれを目指す)。外部から流入にだけ気をつければ良い。

よくいわれるように、エボラウイルス地球から絶滅していないが、日本国内ではエボラ対策無しに生活できる。日本国という集団内ではエボラウイルス絶滅しているからだ。(もしかすると「絶滅」という言葉が強すぎるのかもしれない。「お家断絶」の方がイメージが近いかもしれない。)

大数の法則により、確率絶滅は、感染者数が極めて少数のときしか期待できない。

世代感染者数を100〜1000程度の波で上下させる施策(少ないロックダウンを長く)と、50〜100程度にする施策(短いロックダウンを多く)とでは通算ロックダウン期間は変わらないが、1〜10程度にする施策であれば、確率絶滅によって、対策せずとも増えない期間が生じるため、通算ロックダウン期間も短くなる。(ここでの数字あくまイメージ的なもの

から確率絶滅を目指すかどうかは、対策の一つの大きな分かれ目になる。(現在感染者数が多く、1回のロックダウンでは効果持続期間が足りず(自粛疲れ)確率絶滅を達成できない場合も、ロックダウンを何回かに分けて感染者を徐々に減らすことで、確率絶滅を目指すことができる。)

2021-01-26

anond:20210126144359

これが正解だと思うな。

競馬パチンコ大数の法則期待値通りの結果しか得られないが、宝くじはそうではない。

(結果が「均される」ことがない)

2020-08-28

学歴(勉強できた)自慢がご法度であるつの理由

学歴アレルギー

この前ツイッター

「なんで運動や他の特技はアピールしても、それほど嫉妬されないのに、学歴だけ妙にみんな過敏に反応するんだろう」と

つぶやいていた御仁がいた

言いたいことはわからんでもない。

でも、学歴を他のスキルと同等に扱えないのはそれなりに明確な理由がある。

学力試験は全国民参加の強制レース

2019年大学進学率は53.7%。

全入時代で、定員割れしてる大学も多いから、全員がガチ勉強して進学する訳でもない。

それでも中卒・高卒・専門卒・大卒(四年制・短期)・院卒と、基本的に誰もがどこまでの教育を受けたか区分けされる。

勿論、大卒の中でも、というより大卒の中でこそ、旧帝早慶駅弁March(最近Smartなんだっけ?)・日東駒専なんやらかんやらと、細かいヒエラルキーというか、序列意識存在する。

そりゃ、義務教育高等教育期間と、正味12年(以上)かけた上でのレース結果である

ある意味しょうがないって言えばしょうがない。

でもこれだとある意味、全員に"学歴"という属性強制付与されてるようなものだ(非常に気持ち悪い表現だが)。

シグナル(フィルタリング)としての学歴

紙切れ一枚に夢託す

サインコサインなんになる

受験戦争過熱していた受験生ブルースの一節だが

実際、紙切れ一枚で頭の良し悪しなんて、簡単判別できるものではない。

そんなの、みんなわかりきっている。

わかりきってるし、学歴信仰偏差値信奉者は一般的にはクソダサいので、学歴で頭の良さが決まるなんて、皆さん口に出して言わない。

でも、実際の所はどうだろう?有名企業就職率は技術職の理系ならまだしも、文系でも明らかに全体のうん%しかいない一定以上の高偏差値層で固められている。

場合によっては、就職後の研修まで大学ランク別に分けられている。なんだよ、企業なのに、予備校と一緒かよ。という感想である

もちろん、これにもある程度はちゃんとした理由はある。

学歴=頭の良さではないが、高学歴の方が勤勉性が高かったり、論理的な(座学的な)思考能力が高かったり、まあそれらを測るシグナルとしてはそれなりに信頼性は高いわけだ。

人間外見より中身のが大事だが、これだけ肥大化した社会ではそこまで丁寧に中身を見ることはできないので、大数の法則的に学歴を足きりの条件として使わざるを得ない。

これだけでも、お勉強できましたアピールは、運動できた、楽器弾けますという類のアピールとは、殊更性質が違うことはお解り頂けたであろう。

(優秀で高学歴増田諸氏からはわかりきったことほざくんじゃねーよ、と切れ味鋭いツッコミが返って来そうであるが)

そして学歴コンプレックス非情に拗らせやすいのは、加えてややこしい要因があと二点程挙げられるからである

人生の早期における進路決定

増田のような過ごした田舎公立校では、若くて楽しい青春時代に、机に齧りつくのはダサいと考え、学業に重点を置かなかった層も一定数(というかかなり)いる。

就職やその後、たかテストの点数でこうも扱いが違うの?阿呆じゃね?ということを痛感したときには既に遅いのだ。

もう少しだけ、勉強にステ振り分けてれば、後の人生もっと楽だったのに。妥協して滑り止めに入るべきではなかった。

そうした意識学歴コンプをよりややこしくする。

働きながら、資格を取ったり、通信などを含めて学び直すことも可能ではある。

が、正直それは、学業に集中することが許された時期に比べると、かなり余裕を持つことが難しいと言わざるを得ない。

特に通常の大学進学なら、合格後も4年間まるまる勉強に専念することになる。

結婚育児職場責任あるポジションを任されると言った事情があれば、尚の事これは難しい。

④家庭環境出身地などにおける格差

そして、学歴の獲得は所得の再分配、などと言われながらも、

なんだかんだで家庭環境出身地など他のデリケート要素が絡んでくるからである

文科大臣が新受験制度における教育格差について指摘されたときに、「身の丈発言」で物議を醸したこと記憶に新しいだろう。

だが、失言だったには違いないが、家庭環境及びその収入、或いは予備校進学校の多い都市圏で暮らすか否か

これが学力に大きく影響するのは残念ながら事実なのである

都市圏に多い私学の中高一貫校は、難しい試験を課して入学者を選別する。

その試験突破するにもやはりある程度家計に余裕がなければ、合格は厳しいだろう。

そしてレベルの高い生徒が集まる環境で、難関大学合格目標に塾や学校で、合理的で進度の早いカリキュラムが組まれる。

無論、地方だろうが、世帯収入が低かろうが、ストイック学習に励むことは可能だし、賢い子どもは幾らでもいる。

だが、都市圏でかつ富裕層の方がそれだけ選択肢に恵まれている。この点は否定のできない事実である

そして、何よりデリケート問題なのが、やはり不向きな人はそれなりにいる、という点だろう。

ケーキが切れない非行少年たち」という児童精神科医が書いた本が話題になったが、

境界知能と呼ばれる、IQ70〜84の知的障がいに該当しない人の割合は実は人口の約14%に当たると言われている。

IQ学力相関性は、増田は実際のところ門外漢なので、少し言いづらい部分もあるが、スポーツがどうしても苦手なタイプがいるように

勉強がどうしても苦手だという人もそれなりにはいるような気がする(公立小中で過ごした時期を振り返って)。

増田スポーツがどうしても苦手だが、かろうじて学業だけは人並の成績ぐらいはおさめられた。

スポーツが苦手なのは子供の頃からコンプレックスだが、歳を重ねれば、学生の時に比べ、そう比較には出されない。

勉強だって基本的にそうだ。だが、別に努力しなかったわけでもなく(あるいは努力する機会がなかったために)、勉強が不得手であった人に

そうしたコンプの瘡蓋を刺激するようなことをすれば、話がややこしくなるのは当然である

加えて、社会的な記号として、長い期間付いて回る問題でもあるから、二重にややこしく、なるべく人と比較しない方が無難話題である

2020-06-26

弁護士が非弁系広告業者に引っかかるのは,売上不足ではなく不安感が

っていう話を長々と書こうかと思ったのだけども,

第二東京弁護士会会報誌NIBEN Frontier2017年10月号「特集 本当に怖い非弁提携

https://niben.jp/niben/books/frontier/frontier201710/2017_NO10_19.pdf

の「4 非弁提携実態と末路(架空事例を題材に)」に非常に良くまとまっていたので,まぁいいや。

ポイントはこのあたり(強調引用者)。

 後日、Y社長会社を訪れたX弁護士は、Y社長の言う「協力関係」について、説明を受けました。

 この協力関係は、簡単に言えば、Y社長がX弁護士のために、広告営業をすることで仕事を、事務所サブリース場所を、事務職員の派遣人員を、コンサルティングによりノウハウ提供する、というものでした*28

 X弁護士は、勤務弁護士としての経験もあるので、一応、仕事のやり方は心得ていましたが、Y社長提供するという仕事場所ノウハウといったもの自分にはなく、これがあれば、経営していけるのではないか、と非常に魅力に感じました。

(中略)

 しかしY社長は、そんなX弁護士の心を見透かしたかのように、こう続けます。「ところで、先生の『保障』ですが、月額50万円、最初の1年6か月でよろしいでしょうか。その後は、増額するということにしたいのですが、まずは、これくらいでお願いしたいのですが。」

 Y社長によれば、実際の経費の支払はしなくてよい、赤字であっても、X弁護士の取り分として一定額(今回は月額50万円)の支払を保障する*30、だから事務所赤字生活費心配はいらない、とのことでした。

 あまりに虫のよい話に、X弁護士は少し不安になりましたが、Y社長は「(略)」と、いかにも勝算がありそうなことを言います*31。 X弁護士は、不安がなかったわけではないですが、これはチャンスだと思い、この話に乗ってみることにしました。

以下略

 

*30 最近の新型非弁提携典型である。経費は「発生」しているが、実際に支払わなくてよい、ということになっており、逆に現金弁護士に手渡しされるので、生活費にも困らない。しかしその実態は、発生した経費は支払を求められないだけで債務として積み上がっており、これは弁護士を縛る鎖となり、時限爆弾になっている。手渡しされる現金も、それ相当分は広告費やコンサルティング料金、サブリース料などに「盛り込まれている」のが実情である。要するに、借金生活をすることになるのである

31 弁護士にとっては実感のあることではあるが、「不安を覚えている人間は、自信満々な人間を信用しやすい」という心理がある。非弁提携勧誘も、そういう心理が利用されている側面がある。からこそ、新人・若手だけの独立事務所を集中的に勧誘するである

つまるところ,狙われるのは売上げが低迷している弁護士ではなく,安定収入の見込みが無い弁護士です。

弁護士業というのは,新規仕事が来る「保障」が無い上に,顧問が増えるまでは月毎の売上の変動が大きい。

そのわりに,どちらかと言えば真面目に勉強してきた安定志向の人が多いので,収入不安定に対する不安感が人一倍強いのです。

この不安感を解消する手段として非弁業者提示するのが,高コストでも案件数を多くして収入を安定させるという戦略です。収入の「安定」は大数の法則により裏付けられるものの,安定した収入額が支出に見合わなければ,あっというまに大きな負債を抱えてしまます。そして支出構造を非弁業者に握られてしまうと,支出収入フィットさせることもできない。売上が大きければ非弁業者支出も大きくするので,収益は売上が増えても改善しない。

なので,独立時の不安感で一度非弁業者に引っかかってしまうと,その構造から容易に抜け出せなくなってしまうのです。

 

実は弁護士業というのは不安定なまま十分な売上・収益が上がるのですが,そういう話が意外と弁護士界隈でも自覚されていなかったりします。

非弁対策としての不安解消策としては,不安感へのケア大事だと思う次第。

2019-07-22

anond:20190721214915

国民義務だろ?

投票国民権利であって義務ではない

>行かなかった糞共が20%でも行けば

選挙ケイマンの特徴として行かなかった層の投票一定の党なり候補者に全ブッパされれば変わるみたいなありえない仮定をする

そんなことはありえなくて20%って2000万人なので大数の法則ってのが十分働くので元々投票してた人とそんな変わらん投票先になる。結果、割合ほとんど変わらない

そもそも若者20%あがればジジイ20%も上がるのが道理、結果割合は変わらない

この数字をどんどん増やしていけばジジイは元の投票率が高いか頭打ちになるが人口比を覆せるほどのモノにはならない内に若者投票率も100%に達する

から行かなかった糞共が20%でも行けばって仮定

行く気がなかった層に強烈に働きかける何かがある選挙活動ってのを実現しなければならないんだが

そんなことできるカリスマ性なら選挙なんかに出ないでも世の中変えちまうよ

算数レベルじゃなくてもっと論理的思考統計的思考を抑えてないと馬鹿だと思われるので気をつけようね

2018-06-22

「数を増やすほど変更しづらくなる」っていう法則名前ついてないのかな

例えば、3人で旅行するのと30人で旅行するのではぜんぜん違うじゃん?

2つ作るのと、2000個作るのではぜんぜん違うじゃん?

1人に言うのと、3人に言うのではぜんぜん違うじゃん?

 

なんか法則あると思うんだけどなー

例えば大数の法則みたいな名前がほしい

2018-03-04

anond:20180304062552

そらそうだわ。世の中見てればわかる。

大卒でもダメなやつはダメ高卒でもできるやつはできる。学歴で一概には決められない。仕事の種類にもよるし。

ただ、学歴が良い方が仕事もできるやつがい確率が高いので、たくさん採るところほど学歴を目安にする傾向がある。(大数の法則ね)

特に新卒採用で参考にできる職歴が無い場合学歴くらいしか参考にできる指標が無いんだから、当然ちゃ当然。

2017-09-21

https://anond.hatelabo.jp/20170919143405

理解できるかわからないけど、投票率3%(すべて組織票)、と投票率70%(うち67%ランダム、3%組織票)だと、投票結果はまったく一緒だよ。さいころ振って投票率上げても、組織票効果は変わらない。

厳密にいうなら、町村議選挙みたいな数十票が問題になる世界だと変わるかもしれなけど、数千から数万票が問題になる衆議院選挙のような選挙では、大数の法則が利いて、投票結果は変わらなくなる。

2017-07-13

不景気とは何なのか

考えたら頭痛くなってきた

経済分からん

 

経済というのが、お金価値の交換であって

その交換が多いほど景気が良いと考える

停滞しているほど不景気となる

 

価値というのは、労働力、物、資源付加価値権利などなど、売買できるものならなんでも

価値金額というのは相場が有り、需要供給法則や、大数の法則の影響下にある

商売では安くしないと売れないので、同価値金額を安くしようと努力する

同時に、より儲けたいので数を捌くか、価値を上げるように努力する

 

1.同じ金額価値を上げる

2.同じ価値金額を下げる

3.より多く売ろうとする

 

これらはある程度の時間が立つと、簡単に平衡状態に至る

平衡状態になると

 

1.価値を上げることが難しくなる (ここで価値というのはあくまで客が決める。スペックではない)

2.金額を下げることが難しくなる (儲けの限界、下手したら儲からなくても耐えられる限界、あるいは耐えられなくなり崩壊する限界

3.売るのが難しくなる      (普及しきる、相手が居ない)

 

平衡状態でも経済活動が止まるわけではない

物は壊れるし、消耗品もあるし、一回きりのサービスも有る

 

ある程度の平衡状態に陥ってから、頑張ってそれでも前進した時の成長率が本質的な成長率(通常状態

平衡状態まで駆け上がる間が好景気となる

この好景気

・何かしら技術的なブレイクスルーがあり平衡状態がズレた時

・売る相手が増えた

・売る相手の単価が上がった

などの時に起こるが、平衡状態がズレたと思わせる詐欺的な状態でも起こる

詐欺的な状態で起こると、当たり前だがその後揺り戻しが来る

その状態が本当の不景気となる

 

これらはやや巨視的に見た時の話だが、小さい視点で見ればさざ波のような好景気不景気(平衡状態を行ったり来たり)は存在する

景気を回復するには、技術的なブレイクスルーを起こすか、経済圏を大きくする方法がある

ただし経済圏を大きくするというのも、あくまで平衡状態に達するまでの一過性のものなので、早々に限界は来る

 

もう一つ回復する方法に、無理やり金を流すと言うの方法があるが

これは平衡状態無視することになるので揺り戻しは必ずある

しかしそれまでにブレイクスルーがあれば借金を帳消しにできるかもしれない

 

わざと不景気にする方法では、無理やり金を使わずプールする方法があり

これは上記とは違い救いがないと考えられる

揺り戻しはあるだろうが、ブレイクスルーが減るので思ったより伸びない

 

というところまで考えた

2016-10-17

予想外に儲ける部署も予想外に損失を出す部署もあるけど、

大量の部署があれば大数の法則により平均的な利益率に収束していく、というのが大企業の「安定」というやつなのかな。

その平均がマイナスなら緩やかに死ぬけど。

2013-12-21

宝くじの件での期待値の話って、ちゃんと計算してねえだけだしな

よ、宝くじ、みんな買った?

情弱情強だって、ただでさえ寒い師走に、世知辛い話だねぇ。

三連休もクソもない割に今日早起きたから、算数の話するか。

結局、宝くじ買ったほうが良いの?

そりゃそうさ。買おうぜ。

年末ジャンボ宝くじってのは、「夢」を買うんだよ。

買い物に対価を払わないってのは、そりゃ業腹ってもんだ。

まずは、みんな大好き数学の話

まあ、期待値の話をしようか。

四角い形したフツーのサイコロ振ると、期待値3.5とか言うな。

1x1/6 + 2x1/6 + 3x1/6 + 4x1/6 + 5x1/6 + 6x1/6 = 27/6 = 3.5

ってコトになってる。

これをひねると、例えばコインの表が出りゃ100円、裏ならゼロってゲーム期待値は、

100円x1/2 + 0円x1/2 = 50円

ってことで、期待値50円とか言うわけだ。

ちょいとひねった期待値の話

さて、これをちょいとひねってな、裏が出たら終わりのゲームってのをしてみよう。

裏が出るまで、倍々で賞金が増えるとしてみようや。

まりな、しょっぱな裏だったら、100円。

○○○●なら、100円の倍の倍の倍で、800円。

100円x2の(表の出た回数)乗ってこったな。

さ、これの期待値っていくらになると思う?

10連続表なら10万ぐらいだけど、11回なら20万、20回なら1億だ。

恐ろしく確率は低くても、バカみたいな金額になる。

まあ、結局このゲームだと、期待値無限になんのな。

まり期待値で判断するのが情強」って定義なら、このゲームにゃ全財産を賭けてもやるべきって結論になる。

こりゃあオカシイわな。

ちっと考えれば、50%で100円、25%で200円、0.1%10万ってこた判るわけだ。

このゲーム数学屋はどう解決するかって言うと、実は解決できてねぇ。

例えば、100万が200万になる時と、1000万が1100万になる時の「嬉しさ」が違うって言ってみたりな。

まあ、人間なんでも続けば飽きてくるからな。

詳細は省くが、対数的な値になるから発散せずに、まあ答えらしきものは出る。

ただなあ、定義する「嬉しさ」(ググるときは「効用」でググれ)を倍にするってゲームだと、結局解決はしねえ。

ま、結局のところ無限資産を持つ胴元が、無限回数のコイン投げをするのがイカンとかなんとか言ってんだけどな、

まりな、曖昧なんだよこの辺。

次は、意外にメンドウな確率の話

さて、確率の話題をやると必ず出てくる、バラつきだ。

賢そうな中学生ぐらいだと「大数の法則ガー」とか言うんだけどな、ちっと待って欲しい。

まず、「コインの表が出る確率が1/2」ってのを「机上の確率」って言うな。

で、「オレが実際にコインを投げた時の、表が出た回数/投げた回数」を「やってみた結果」って言うな。

馬鹿みたいな回数コインを投げると「やってみた結果」が「机上の確率」に等しくなるってことは、無ぇ。

「やってみた結果」の数が増えれば増えるほど、「机上の確率」に対する乖離が小さくなる可能性が高いってダケだ。

判りにくいな。

逆向きに考えてみようか。

サイコロにオモリが仕込まれてなくて、1の目が1/6の確率で出るってのを判断するには、どうしたら良い?

36回ふったときに、ぴったり6回でたやつだけ取り出しても、あんまり意味はない。

例えば、100回ふりゃあ、本来なら1/6*100だからまあざっくり17回ぐらいになるハズだあな。

実際に手元のエクセルでやってみたらな、20個になった。

続けて10回、100回サイコロふるってのをやってみたら、、13,17,17,15,12,22,6,11,19だった。平均は15.2な。

100回振ったのに6回しか出なけりゃ、なんか疑うだろうし、22回でもまあ微妙かね。

でもな、こいつのバラツキ、つまり標準偏差は4.8になる。これは回数を繰り返せば繰り返すほど小さくなってく。

詳しく知りたきゃ信頼区間とかシグマでググれば良いが、まー、何が言いたいかって言うとだ。

サイコロ100回ふったときに、1が6回出ることもありゃ、22回出ることもある。コレはずっと変わらない。

でも、真に1/6の確率サイコロなら、バラツキは正規分布に従うから乖離は徐々に小さくなるハズだ。

まり、バラツキがどれぐらいにおさまったらサイコロが1/6で1を出すって信頼するかを、自分で決める必要がある。

そして、幾ら大量にデータを取ったところで、次の瞬間のサイコロが1/6でふられるかを保障するわけじゃねえ。

結局のところ、自分で決めたバラツキ以内におさまってるかどうかの「信頼」とか「信念」の問題になる。

一周回って、効用確率の話に戻る

確率は、結構ばらつきがあって、正に運で変わるって話はしたな。

まりだ、オマエさんの手元にあるサイコロが次に振った時に1/6の確率で1を出すかは、判んねえ。

ただ、何回か振ってもらえれば、ズルしてねえ、出るか出ないかフィフティ・フィフティじゃねえってのを、ある程度信頼できる。

んで、効用ってのは、「嬉しさ」のこった。

ざっくりいや、小学生の1万円と、億万長者の1万円は、嬉しさの価値が違う。

前後賞合わせての7億円ってのは、凡人にとってみりゃ「当たれば人生変わる」金額だな。

これはな、計算したい数学屋にはこういってもイイ。「効用無限」だと。

まり効用期待値計算すりゃ、「∞x1/1000万=∞」なワケだ。

さらに言えばだ、「机上の確率」と「やってみた結果」にはズレがあるから

「∞x(1/1000万xバラつきの程度)=∞」になるワケだ。

宝くじを買わねえ自称情強は、このバラつきを無視できるほど小さいと信頼してる。

宝くじは正しく販売されて、ユニット毎完全に理想的に配分されて全国で販売されるし、

抽選もパーフェクトに数学的な確率ランダムに選ばれているし、

手元の一枚の宝くじは、今年発売された全ての宝くじと全く同じだと「信頼」している。

逆に言えば、宝くじを買う夢追い人ってのは、

良くわからないけど当たりやすい販売所があるだろうと思ってるし、

テレビの前で祈りながら見ていれば、自分の番号に当たるかもしれないと思ってるし、

手元の一枚の宝くじは、今年の運勢や日頃の行いで、他の宝くじよりも当たりやすいと「思っている」。

これは単に、信念の問題だ。

少なくともこれを否定するには、十分にウラドリされたデータで持って、反論する必要がある。

期待値だのなんだの言うんだったら、事前確率分布で信頼水準95%程度が言えるくらいに、データを示してもらわにゃ。

こういう言い方しても良いな。

宝くじ10枚買っても期待値が1400円だ情弱、3000円で本でも買えよ」って笑うときにゃ、

3000円で本を買って期待値が1400円以上だってコトを示さにゃいかんよな。

まあ、茶でも飲んでちょっと落ち着こうや

とは言うもののな、オカルトでも陰謀論でもなきゃ、

まー1等が当たる確率は、だいたい1000万分の1ってのは、間違いないだろうよ。

サイコロってのは、だいたい1/6ぐらいなもんだよ。麻雀やるときでもなけりゃな。

同じ言い方で、効用ってのが(近代経済学でも使われるぐらい)ありそうなことっても判るだろうよ。

まりよ「計り知れない効用」ってのを定義するならば、300円の掛け金は安すぎるわけだ。

ほいでな、「人生の中でそれだけの効用の賭け事をするチャンス」ってのは、こりゃ無いわけだ。

7億当たるかもしれないギャンブルに参加する事なんて、そうそう無いぜ?

起業して成功して、身ぎれいなまま上場して売り抜けてやっと作れる資産が5億ってところだろ。

もちろん、そうやって人生を賭ける起業家はスゲエとは思うけどな、

ソコまでやんなくてもさ、当たりが出やすいっていう売り場に寒い中1時間並ぶだけで、

オンナジぐらいの金額手にするチャンスがあるんだぜ?

(あまりにも小さい確率を無いのと同じとみなすのであれば、この2つを同列にしても構うまい

雑なまとめ

期待値ってのは、要は「払い戻されるカネ」の計算結果だ。

ただ、カネの代わりに効用って「嬉しさ」で計算する方法もある。

宝くじの1等が当たったときの「嬉しさ」は、「人生を変える無限効用」と感じるヤツも居る。

それで計算すりゃ、宝くじ効用期待値ってのは無限になる。情強的にいや、手持ちのカネを全部賭けてもイイ。

そして、確率推定の計算ってのは、どんなモデルをどれだけ「信頼」しているかに寄る。

ま、情強の言う「期待値140円」つってもよ、つまりは「対価は160円」という言い方も出来るわけだ。

10枚買っても期待値からすりゃ、夢を楽しむ対価が1600円なワケだ。

今の世の中で、なかなかないぜ?

人生を変えるかもしれないって夢を楽しむのに1600円でイイなんて。映画より安い。

都内じゃ昼寝するのに金払うヤツすら居るんだろ?

師走で忙しく、寒さも厳しくなってきたこの時期、

あんまイイこと無かった一年かもしんねえけどよ、

ちょっとした夢を楽しむのに最後に多少散財したって、まあバチは当たらねえよ。

あ、宝くじの方は当たると良いな。

2013-12-20

http://anond.hatelabo.jp/20131219051501

サイコロを600個振って、そこからひとつ取り除いて、残ったサイコロの6の目の頻度は 1/6 か否か、という話。

ここでは「ひとつ取り除く」の方法がすごく大切で、つぎの2つは異なる結果を生む。

なお、取り除くサイコロの選び方が問題なのであって、サイコロを同時に振ったか、順番にひとつずつ振ったかの問題ではない。

出目とは無関係サイコロを選んだケース

残ったサイコロの6の目の頻度の期待値は 1/6。

ポイントになるのは独立性、つまりサイコロの出目は他のサイコロの出目とは無関係ということ。

取り除かれたサイコロの出目と残されたサイコロの出目は無関係なのだから

仮に取り除かれたサイコロの出目が6だとしても、残ったサイコロの6の頻度とは無関係

出目が6のサイコロひとつ選んで取り除く

残ったサイコロの6の目の頻度の期待値は 1/6 よりも小さい。

600個振った場合だと、およそ 99/599 (6がひとつも出ないケースの扱いで多少変わる)

このケースでは、残されたサイコロの出目と取り除かれたサイコロ(=どれが取り除かれるか)が独立ではない。

実際に取り除かれたサイコロをAと呼ぶことにする。

出目が6のサイコロから無作為に取り除くサイコロを決めるとすると、

Aが取り除かれる "確率" は残されたサイコロの出目に6が少ないほど高くなる。

6が10しかなければ 1/10 だが、6が100個あれば 1/100 だ。

こうしてAが取り除かれる確率と、残されたサイコロの出目が無関係ではなくなる。

その結果として、残されたサイコロに占める出目6の割合は、1/6 よりも小さくなる。

よくある大数の法則の誤解

大数の法則がいうのは、サイコロをたくさん振れば、6の目が出る頻度は 1/6 に近い値になるはずだ、ということだ。

ここから「はじめに10連続で6が出たら、今後6の目が出る確率は下がる」と考えがちだが、そうではない。

はじめに10連続で6が出ようが、100回連続で6が出ようが、今後6の目が出る確率は1/6である

(もちろん、サイコロに偏りがなければの話)

大数の法則が成り立つのは、1万回、1億回、1兆回とサイコロを振っていくと、

最初10回の出目なんて無視できる誤差になってしまうからだ。

計算してみよう。

(100 + 10) / (600 + 10) = 0.1803278688

(1000 + 10) / (6000 + 10) = 0.1680532445

(10000 + 10) / (60000 + 10) = 0.1668055324

(1億 + 10) / (6億 + 10) = 0.1666666805

1 / 6 = 0.1666666666

なお、頻度は 1/6 に近づいていくが、

期待値との差「(N回のうち6が出た回数) - 1/6 * N」(の平均値)は無限大に発散する。

2013-02-17

「つまんね」「引いた」「ヤバくね?」・・・他人を批判するのは自分に全くプラスにならない理由

「なんかアツこと言ってたよねあの人」

「でもそんなの無理だし。なんかズレてるよね?」

「言わなかった方が良かったんじゃね?ww」

「あんなのやるぐらいならやらない方が良かったんじゃ?w」

他人がわざわざ良かれと思って行動したこと、発言したことをマイナスの評価をしてしまうことはよくある。

これはとってもカンタンで、そのことを批判したりマイナス評価することは割とその場では気分が良い。

そう発言したらその場ではなんとなく優位に立てるような。言葉の裏に

「こんなことよりもっと良い方法知ってる」

とか

「そんなことなら主張しないほうが生産性が高いんだ」

とか。

そういう主張が見えたり。

でもですね、これは以下の理由で、自分メリットが無いし、プラスにならない。意味が無い以上にデメリット

自分がそんな発言したことで、

自分を縛り付ける】

自分がそんな発言したことで、自分の行いを縛るだけで、自発的に動くのをためらう

(あんなこと言った手前、こんな発言できないよね。。)

自分の評価を下げる要因になる】

相手にネガティブ評価をしたことは、まわり回っていずれその相手の耳に入る(可能性がある)ので、

聞いた相手は今後、自分プラス評価はしない。

(そんなこと聞いたらもうアイツを評価することはできない)

その人の行為毎日毎日続くので。。。

1日で「1ネガティブ」を続けていると・・・

一ヶ月で「30ネガティブ・・・一年で「365ネガティブ・・・

サイコロを10回続けて振っても、たまたま一の目が5回でることがあっても

1000回続ければ、大数の法則が効くので、確率としてはほぼ 1 / 6 に収斂していく。

ようは

毎日マイナスなこと言ってたら、自分の評価も間違いなくマイナスしかならん!

ということ。

なので、やめましょう。

批判とグチは、話のネタとしては同種な人に「強烈に」興味を引くけど、良いことは無い。

生産性利益を考えない主婦同士じゃないなら。

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