はてなキーワード: ユニバーサルデザインとは
自分にとって当たり前、些細な事が、世間でバズっていると「わざわざ言わんでもええ事がバズるん意味わからん。」て気持ちになるんだけど、バズってるって事は自分以外にとっては当たり前でなかったり、言う人によって共感度が違うのだな。と思ってなんか納得できない気持ちになる。
昨日、お札のデザインが変わるって、日本の札っぽくない、万札と千札のフォントが違うとか、盛り上がってる中で、「次のお札はユニバーサルデザインになっていて〜」って話題がバズってた。
そんな話が盛り上がる前に、お札が変わるニュースを見ていた私は、
ほーん。外国のお金っぽいな。そーいえば海外の人って日本のお金は難しい。って言うしなぁ。ジジババも万札と千札が年取ると字が小さくてよくわからん。とか言ってるし、へぇ〜。にしても、ちょっと韓国のお札に寄せてね?ぐらいの感想は思い浮かんだ。
が、私がそれを発信したところで多分バズってなかっただろう。
以下の記事を受けて。
「けものフレンズ2」9話は過去最高に”優しすぎる世界”だった。 - けものつれづれ
https://ironyart.hatenablog.com/entry/2019/03/14/090915
3%のフレンズが愉快犯ではなく実在していたことに驚きつつ、その感想視点がイエイヌの扱いという一面からでしかなかったので、より多方面にわたる、わたしの9話に対するツッコミを書き記したいと思います。
いつ壊れたの?何が起きたの?ピエール瀧がやってきて壊してくれたの?2話でも同じ過ちを犯してたよね?
最初からそうしろよwww・・・という当然のツッコミに、どうあらがおうというのか。
「キュルルー!」とか言ってる時点で見えてるだろ。遠目に発見しろよ。足元だったらせめて「あっ!」って言ってから見つけろ。
もうちょっと遅さを強調するカメラアングルと「間」を入れてから言わせたほうがおもしろかったのでは。
なんで「イエイヌ」って直接言わないのか、恐そうに紹介しちゃうのか、さらにはこれまで暴力的な手段も辞さなかったのか。せめて「視聴者のドキドキを高めるため」以外の、あとですっきり納得できる理由を用意しておくのが脚本の仕事では?
ご主人様をけなげに待つイエイヌとしては、強そうなオッドな黒縁おめめは合わないのでは?このデザインのイエイヌがアプリ時代からいたのだとしたら、この外観のキャラにこのエピソードがそぐわないのでは?
唐突やろ・・・。手に取ってすぐ退場しちゃうから余計視聴者が置いてけぼりになる。せめてその場ですぐ開けて食べてくれ。
天真爛漫なサーバルちゃんの割に、わかりやすいきっかけや手がかりもなしに、深い推測が走りすぎてない・・・?
電池アイコンにバッテンとかならまだ「お子様」視聴者にもわかりやすかったのでは・・・?お子様を無視するにしても、オトナ目線からもそもそもユニバーサルデザインにしとけよと思う。
遅い。でも食べるシーンがあって本当によかった。唐突なものを登場させたら、すぐ説明!
センちゃんたちは、なんで意味もなく敵対的なんですかね・・・?自分たちにも依頼主にも悪気はないのに、敵対する意味なくない・・・?
かわいい(´ω`)
「口にくわえて持ってくるのは不自然だから・・・かな・・・違和感あるけど・・・まあしょうがないのかな・・・」と、いうような妥協感を読者に与えないような工夫はできなかったのかな?
個人的には「カラカルは小学生の道徳教材に出てくるような(後に改心する)子なんだ」と理解したけど、顧客が求めていたものとは違うよね。そこは善意に解釈すれば、監督は承知の上のようだけど。
「ボクのほうこそ心配かけこそごめんね」だろそこは。しかももっと早いタイミングで。このあたり、とにかく登場人物たちの感情の流れがめちゃくちゃ。誰にも感情移入できない。
完全に道徳教材やNHK教育のちびっ子番組の流れ。でもな、オレらが求めているものとは違うんだ。
大胆すぎない?そういう提案はもうちょっと状況を飲み込んでからにしたら・・・?
いや、そういう優しさ持ってるなら、カラカルの話をもっと聞いてあげなよ・・・
イエイヌのセリフとの繋がりがご都合過ぎてひどい。「中にはその逆もいますけど」まではもっと普通のテンションで話した上で、遠吠えを聞いてから「あっ、噂をすれば!」と驚くべき。
侵入してくるんじゃないかと心配する視聴者をよそに平然としている。だったらもっともっと遠くの方で聞こえる程度の遠吠えにしてほしかった。
近くにいるならサーバルたちにも聞こえるやろ。サーバルに聞こえてないなら、少なくともいま家を出ちゃうキュルルのほうが危険やろ。せめてそういう疑問や不安について納得できる材料を視聴者にくれよ。せめて、遠吠えが複数回聞こえた上で、「サーバルたちが歩いて行った方向に移動しているようだ!」とか。そして、(とっても強いという話の)イエイヌをいっしょに来るように連れ出す、とか。
BGMも相まって、直前の緊張感がいったん解きほぐれてしまう。このシーンは、遠吠えよりも前に挟むべきだったのでは?
いや、善意に解釈すれば、サーバルが「カラカルがキュルルと仲直りするきっかけはないかなぁ・・・」と考えていたら思い出したと解釈できるけど、単純にトラクターまでたどり着いてから目で見て発見するほうが自然じゃろ?意味のない不自然さは罪やぞ。
イエイヌ擁護派多いけどワイはこのセリフは許さんよ。そして「キュルルの身の安全のために、敢えて思ってもないことを言っただけ」という擁護は通じない。逆に、そこまで言わせるなら、もっともっとせっぱ詰まった極限状況まで緊迫感を作っておかないとダメだ。
もっと警告らしい音出せ。
一撃でダメージ受けすぎやろ・・・。あそこまでボロボロにするならもっと格闘させろ。作画がしんどいならせめて「激しい格闘の末に・・・」と伝わるシーンを挟め。
あのさあ・・・。これまでのシリアス感はなんだったわけ?コミカルにしたいの?まさかずっとコミカルのつもりだったの?
強敵感の無さよ。ゴリラなどの精鋭揃いだった5話でもみんなで逃げ出したビーストなのに、カラカルとサーバルだけであっさり追い払えるの?少なくともセルリアンよりはるかに強い、ひょっとするとラスボス級かもという認識だったけど、今後ビーストの怖さをどう捉えたらいいの?
さっき起きてたやん。倒すなら倒れるシーン挟めよ。
急すぎる。子供はもちろんふつうのオトナでも共感が追いつかない。(高尚な3%のオトナにしか刺さらない)
イエイヌちゃんのこれからが不憫すぎない・・・?せめて、せめて、イエイヌの心情変化やキュルル側の心情ももっと描いてあげて、「心にしみる別れ」をもっともっと演出してあげないと、急すぎるイエイヌの涙だけじゃ、とても報われない。
冷たすぎる。そりゃ大切なものだし失望するのはわかるけど、届けようとしてくれた善意に対する感謝の気持ちがあれば、そんな第一声は出てこないやろ・・・。ましてそっからギスギスし始めるなんて論外オブザ論外。せめてせめて、語尾や言い回しを少し変えるだけで、コミカルなケンカに仕上げることもできていた気もするが、そうはなっていない。
以上です。
自分のデザインのズレとかは全く気にしないくせに、こっちがマークアップしてWebで見ると「ここのピクセルズレてる」(あほか、おめーが小数点以下のピクセルを気にせずつくるからじゃろがい!)とかいい出しやがるので、デザイナーといいつつ自分が気の済むままに絵を書いちゃう奴の頭に雷落ちねーかなぁと思いながら過ごしてる。
しかし、デザインの勉強もやってねーのにデザインの事語るやつももっと嫌い。
伝わらなければデザインじゃない?アホかよ、おめーがメインターゲットじゃねーだけだろ。
伝えたい層に伝えるのがデザインなんだよ。
そもそも「デザイン」って一口にいうけど、デザインは色んな場面に使われすぎてひとことで言い表せないから俺の「伝えたい層に伝えるのがデザイン」も間違ってるっていうはなし。そもそも万人に伝わるデザインはユニバーサルデザインとか言ってまた人種が違うやつ。キャラクターデザイナーがUD考えてキャラデザするかっつーの。
ソース:http://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/30/pdf/301004_zenbun_02.pdf
2.未然防止のための水際対策及び情報収集・分析機能の強化 計43.37億円
・バイオメトリクスシステム顔画像照合機能の活用強化のための機器の取得等
・リスク分析に必要な事前情報の取得・活用(輸出入・通関情報処理システム等経費)
・保安検査の高度化
・けん銃の代替整備
5.NBC(核・生物・化学物質)テロ対策の強化 計23.66 億円
・特殊災害対応車両の整備
6.サイバーセキュリティ確保のための取組の推進 計0.43 億円
・政府機関における高度なサイバーセキュリティ人材育成のための研修の実施
・トラスティド・トラベラー・プログラム(TTP)に係るシステム開発
・計7事業(長いし多いので省略)
20.医療機関における外国人患者受入れ環境整備 計5.08 億円
22.国際都市にふさわしい景観創出等のための無電柱化の推進 計150.48 億円
・ 無電柱化の推進
23.外国人を含む全ての大会来訪者がストレスなく楽しめる環境整備 計11.28 億円
25.分散型エネルギー資源の活用によるエネルギー・環境課題の解決 計1885.95 億円
・計13事業(長いし多いので省略)
26.アスリート・観客の暑さ対策の推進 計373.33 億円
・余剰地下水等を利用した低炭素型都市創出のための調査・検証事業
48.対日直接投資の拡大に向けた我が国ビジネス環境の発信 計7.98 億円
51.大会における最新の科学技術活用の具体化 計176.24 億円
52.自動走行技術を活用した次世代都市交通システム 計8.90 億円
・戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動走行システム
53.先端ロボット技術によるユニバーサル未来社会の実現 計96.03 億円
57.「2020年オリンピック・パラリンピック」後も見据えた観光振興 計284.13 億円
(3)スポーツ基本法が目指すスポーツ立国の実現 計53.39 億円
・計18事業(長いし多いので省略)
この前、東博平成館の縄文展に行った。会期末で混み合っていると評判だったから、夜間開館日を選んだんだが、もうこの制度は浸透してしまったらしく、残念ながらひどい混雑。展示品を見るのに一苦労で、広い会場を一巡りしたらクタクタになってしまった。
とはいえ、私は健常者の成人男性だ。空きをみて前に滑り込む機敏さや、後列から人の頭越しに見る背の高さがあるので、比較的苦労は少ないはず。老人や子供の苦労がしのばれる。
しかし、それ以上に大変なのは車椅子の人だろう。座ってるから視点が低いし、人混みの中に分け入っていくのはぶつかって危険なので遠慮してしまう。今回2人見かけた。おそらく殆ど展示を見れていないはずだ。
1974年、モナ・リザが来日した。展示されたのは東博の特別5室。このとき事件が起きた。赤い塗料の入ったスプレーがモナ・リザ目掛け噴射されたのだ。
このモナ・リザ展は相当な混雑が予想されたため(結果、8週ほどの会期で150万超え)、展覧会前に、車椅子や赤ん坊連れの人の観覧自粛を文化庁が要請した。対応出来ないから来ないでくれという趣旨の発言がなされたのだ。それに対する抗議としてのスプレー噴射だった。まあ、そりゃ怒るわな。
その事件がきっかけとなったのか否かは知らないが、40年以上たった現在、各地の博物館や美術館はバリアフリー化が進み、また託児所が臨時ながらも設けられるなどして、状況は劇的に改善していると言っていいだろう。
しかし、今回このような状況に遭遇して、まだまだ道半ばだなと思った次第。車椅子の人でもエレベーター完備なので会場に入れるし、会場内は段差がないから回るのに不便はない。障害者に優しいユニバーサルデザイン。でも結局、展示品なんて満足に見れないじゃないか!
人権問題である。と同時に、さらに言えば、障害者に厳しい世界というのは、健常者にとっても厳しい世界という話でもある。混雑した展覧会は私も辛い。
なら行かなければいいのではないかと言われるかもしれない。まあ、実際私は、行かなかったり、会期初めの空いている時に行くようにしていて、それほど苦労はない。そもそも一番好きなのはマイナージャンルなので、本命展覧会はあまり混まないし。そんなわけである程度は人ごとながら、しかしこの状況を放置していていいのだろうかと、今回思った。
対策。人を減らすのなら値段を上げる、時間指定制にする、展示内容をしょぼくすると手はいろいろある。ただ、博物館側には集客をしろというプレッシャーがかかっているという話を聞かないでもない。とすれば、この方向の解決は難しいだろう(時間指定の展覧会に行ったことないのだが、どの程度入れるものなのだろう? 上野の森のフェルメール展はぎっしり詰めそうな悪い予感がしないでもないが、はてさて)。
まずできることは、その場にいる人が、障害者や子供や老人などの弱者には譲るという優しい心を持つあたりだろうか。しかし、そういう精神が浸透することこそ、あらゆる対策より困難なのかもしれない。
以下、余談。
東博にある法隆寺宝物館という建物、訪館者にすこぶる評判がいい。確かにフォトジェニックな点は魅力である。設計は谷口吉生。
だが、私はこの建物があまり好きではないのだ。いくつかある理由の一つが、障害者対策である。
もちろん、対策はされている。入り口の段差にはスロープがあるし、館内にはエレベーターが備えつけられている。しかし、そのスロープは端っこに目立たぬように設置し、エレベーターも一見して分からないように隠している。
谷口本人が実際どのように思っていたのかは知らない。ただ私には嫌々対策したようにしか見えないのだ。それが建物からヒシヒシと伝わってきてしまう。評価してる人はそれを感じないのだろうか?
「通行止め」「駐停車禁止」って円の中の色が青か白かの違いしかないじゃん。んで、なんで白だと通行止めになって青だと駐停車禁止になるのか、考えても理由がわからない(理由はあるのかもしれないけど)
「一方通行」「左折可」だって、青字に白抜きの矢印か、白抜きに青字の矢印なのかの違いしかなくて紛らわしい。
そんな感じの、紛らわしかったりひと目見て意味がわからなかったりする標識ってたくさんあるよね?
外国人や文字の認識能力とか動体視力が悪い人のために、字を使わないユニバーサルデザインで表現してんのかな?と思いきや、結構重要な徐行の標識は漢字で「徐行」止まれは「止まれ」だし。
路面電車用の信号もひどいよね。黄色の矢印って。色弱だと青と区別つかないかもしれないし、疲れてると青の矢印と見間違えるかもしれないし、教習で習っても路面電車ない地域に住んでいると忘れる人も多いだろうし、危険でしょ。
横風注意みたいなのは国籍問わずだれが見ても横風注意だなってわかるけど、線や矢印だけで説明しようとしている標識なんて、丸暗記してなきゃ全然意味わからんだろ
補助標識をゴリゴリ使ったり、「徐行」とか書いたりするくらいなら、もう全部文字でよくね?左折可は青字で左折可って書いて下に英語表記も書いて上に青字で左矢印でも乗っけとけばわかりやすいじゃん。駐停車禁止は赤字で駐停車禁止って書いて下に英語でも書いとけばいいじゃん。んでいきなり変えると混乱するから向こう5年くらいは併記。
俺は美術2のド素人だけど、ぶっちゃけ俺やお前が再デザインしたほうがまだマシになるんじゃねってレベルの酷さだよな?なんでみんなあれを許容してるんだ?
あれは身体的ハンディキャップのある人の優先利用を想定しているが、ユニバーサルデザインの考え方に従っているので、
あえて「障害者専用」とは書かないし、「優先」という名称も避ける配慮があるんだよ。
ただ従来の「多目的○○」と違うのは、身体的ハンディキャップともまた違うという点。
でも痴漢被害を経験し/避けて特別な車両に乗りたいという行動に心が向く人というのは、
身体的ハンディキャップこそないかもしれないが、社会的ハンディキャップを背負ってしまった人と言えるだろう。
そういう捉え方を周知させて、主な利用対象となる女性たちが気後れなく利用できるようにする準備は必要だが。
すべての女性はハラスメント対象になるという形で社会的ハンディキャップを背負う蓋然性が比較的高いが、
そういう不幸に遭遇していない/負担を感じない人は「背負っていない人」として一般車両に乗ってもいい。逆に、
男性でもその容姿などが災いして痴漢やハラスメントを受けやすい人もおり、そうした少数派の利用もカバーできる。
ちょうど多目的トイレがオストメイト利用者のような見た目では分からない少数の方をカバーできるのと同じように。
そうしたユニバーサルな視点で弱者保護施策だと見なせる名称・運用をしていれば、
もちろん色々微調整すべき部分は多いだろう。利用者の幅が広がる分、
通常の車両よりはプライバシーを守れる簡易な間仕切りなどがあった方が良いかもしれない。
また車両内の見た目上もあきらかに「普通とは違う」方が、やっかみも生みにくい。
既存の各車両に存在する優先席との兼ね合いをどうするかという問題もある。
個人的には各車両にあった優先席はトラブルの種になりやすいので撤廃し、多目的車両に統一した上で
従来の利用者が乗車前に多目的車両の停車位置を知れるように変えていけばいいと思う。
なんか調べてたら4色覚の生き物もいて、みたいな
そういえば図鑑にチョウチョの視界とか載ってたな。色がわからない代わりに明暗がごっつはっきりしてるやつ。
人間社会の配色は赤緑青を識別できる生物に最適化されてるだけで…とか考えてたら頭がおかしくなりそうだ。
あれか、左利きはレードルまともにつかえねえんだよクソ特に給食の配膳でしか見ないお玉がフォークみたいになってるやつな。嫌がらせにもほどがあるぞあれは。
ああ、ユニバーサルデザインってそういうことか。
色覚異常を色覚多様性に言い換えたこと自体はポリコレの問題ではなく正確性の問題であって、ただしアンチポリコレ民たちはポリコレ大好きだから勝手にポリコレポリコレと騒ぐのは仕方ないかもね、というところからの、最近はゲームでもカラーユニバーサルデザインに気をつけてるしポリコレの範疇でしょからの、ポリコレは主に言葉遣いなどの表現上の差別問題のことであってユニバーサルデザインの問題はその範疇じゃねえよ、という文脈だろカス。
まず「ゲームにおけるユニバーサルデザイン」の話はポリコレの範疇じゃねえよ。
私は先天性の色覚異常である(wiki先生によると色覚多様性という言い方もあるらしい)。
もっとも、「最後の赤と緑、赤い方を切れ!そうすれば爆発を回避できる!」……みたいな経験もないので、仕事や日常生活にはさほど困ってはいない。
ただ、興味本位と日常の些細な問題(靴下の色を取り違える、焼けてない肉を食べそうになる etc.)から、先日、色覚補正用レンズを購入した。
色覚異常を持つ人は男性で約5%の割合でいるそうだ。強弱はともあれ、佐藤・鈴木・高橋姓を足した人数くらい、先天的にその特性を持っているはずである。
まぁ、日常生活で気付くことはまず無理だし、赤の他人から指摘するのも(たぶん)躊躇われるし、で同様に困ってる人にはまだリアルで遭遇していない。
自身の場合は母方祖父がそうだったため、家族からの指摘で比較的早い段階で気付くことが出来た。
早い段階で気付けたことと、見分けのつきにくい色もバンバン他人に聞くことができるので、生活のしづらさはない。
ユニバーサルデザインというのもだいぶ浸透していて、色だけで何かを区別しなければ行けない状況もほぼない。
職業により多少の制限はあるものの、この制限自体は絶対的に必要だと思うから、あとは世間の理解さえ追いついてもらえれば楽かなぁと思う。
ただ、世間に対して偉そうに言ったものの、自分自身もよくわかっていない。
色認識のズレがどの程度のあるかなどは、結局は自身の経験則でしか語れず、
しかもその経験則でさえ「この色とこの色は見分けづらい」と言うと、一般人でも見分けづらいと言われてしまうこともあり、いまいち説明しづらい。
webにも幾つか判定ツールが転がっているが、画面の発色とかの環境依存によるところもあると思っていて、あまりあてにしていない。
ということで、自身の色覚異常の検査とともに、結果次第では補正用レンズの購入をしようかなと思った次第である。
お世話になったのはここ↓(というかそういうレンズをちゃんとした所から買うなら、現状ここ一択にならざるをえないと思う)
聞いたこともない会社に電話するのも勇気がいったのだが、思っていた以上にあっさり予約できた。
予約の際に年齢・職業も聞かれて、ちょっと怪しいなぁ……とその時は思ってしまったが、
検査で低年齢の人には遺伝の話は嫌がられるからしないだとか、職によっては制限があるとかの理由を聞けて一安心。
一日の対応件数も限られているらしいので、あっさり予約できたのはラッキーだったとのこと。
検査を終えて、自分はここ(http://www.neo-dalton.com/side/check/)でいうA7(中程度)だった。
強い異常でもなければ弱い異常でもないとのこと。
そのままレンズ購入を勧められ、まぁ何だかんだで買ってしまった……。
補正レンズで幾つかの風景や静物の写真を見たが、少し色が鮮明になったかなくらいの認識で、正直、財布から失われたレンズ代(70,000円)の衝撃の方が大きかった。
私は近眼用のメガネを常用しているので、そこの近所のメガネ店で売っている跳ね上げ式のメガネフレームとかも紹介されたが、
流石にこれはないだろう……と思って、フレームは自分で探すことにした。
フレーム探しは思っていた以上に大変だった。
受取のことも考えて、まずはHPにも載ってるレンズで業務提携している大手のメガネ屋さんを当たってみた。
「これくらいしかありません」と、定員さんに言われて見せられたのが、
種類は金属フレームのみでそこそこのお値段、出来上がりも10日程と、非常に考えさせられるような内容だった。
(ここまで不遇なのか……)
その後、色々お店を回った結果、普段からお世話になっているお店の別店舗で何とかフレームを見つけ、1時間程度で仕上げてもらった。
これも運が良かったと思う。メガネフレームの流行り廃り次第では、ジジババがかけているようなメガネしか見つからないかもしれない。
出来上がったメガネを装着し、周囲を見渡したが、それほど変化もなく、こんなもんかと思った。
(まぁ、せっかく買ったし、これを付けて外に出てみるか……)
(ん……!!)
(空が青い)
(深みが増したというか分かんないけど、明らかに青い!)
補正レンズの原理の詳細はここ(http://www.neo-dalton.com/genri/)に記されているが、要はRGB(赤緑青)のバランスを矯正するためのレンズで、
自分の場合は緑の感度を大幅に弱め、青の感度を少し弱めることでバランスをとっている。
ということは、今まで大して緑っぽく見えてなかった色や青っぽく見えていなかった色が突然鮮明な緑や青として見えるようになった、みたいな話らしい。
Chromeのアイコンの中央の青と左下の緑がくっきり見えるし、LINEのアイコンもあんなに緑々しい色をしているとは夢にも思わなかった。
当初は赤緑の区別ができれば、まぁいいかなくらいに思っていた補正レンズだったが、まさかこういう派生効果が生じるとは。
押し切られて買ってしまったときは、流石にどうなることかと思ったけれど、いい買い物をしたなぁと思った。
同時に、世間一般にありふれてる配色の妙を少しでも感じ取ることが出来てよかったなぁと思う。
企業のロゴ、街中の看板、周りの人の服装、……多くのことで、実はこんな色だったんだな、こっちの配色の方がしっくりくるなと感じる。
ワイは軽い吃りがある。
ほかの吃音の方々はどうか分からんけど、ワイにとっては「ヘーホンホヘホハイ」ってめっちゃ発音しにくい。
「ベーコンポテトパイ」なら適度に破裂音も混じるから言いやすいんやけど。
しかも「ヘーホンホヘホハイ」って発音するためには息を吐きつづけなければいけないので、ある程度肺活量がなければいけない。
そして発音する前によく息を吸い込んでなきゃいけない。
マクドナルドともあろうものが、ユニバーサルデザインの精神に反するメニュー名をウケ狙いで付けるのはどうなんやろ。
なら、従来のデザインだと不便を感じる人を全て「◯◯異常者」と言い換えればいい。
それで本当にユニバーサルデザインやバリアフリーは普及するのか?