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2016-10-12

アニメージュ表紙キャラ男女の変遷からみる女性読者の増加

人気女性アニメキャラの変遷。(http://prehyou2015.hatenablog.com/entry/animagefemale

上記の記事でのサンプルに採用されているアニメージュですが…個人的な印象として、【中高生オタ女子が一番手に取りやすアニメ雑誌がメージュ】だったので話の流れ的に「男オタの萌えるキャラ」なのにそこサンプルって?と疑問を持ちまして…思わず読者男女比が気になりアニメージュの表紙を男キャラのみ/女キャラのみ/男女混合でカウントしてみた暇人です。結構面白い結果になりましたので公開します。

■参考にしたサイト

ゆうゆうじてき(http://homepage2.nifty.com/yuyujiteki/etc/top.html

NAVERまとめ:歴代アニメージュの表紙まとめ(2000-2016)(http://matome.naver.jp/odai/2143969576830905201


キャラのみキャラのみ両方備考
1983138主人公ヒロインばっかり。男キャラバイファムキャラ
1984182キャラ増えた。ラムちゃんナウシカ、ミンメイ、美沙さん等。男キャラは犬ホームズ
1985256キャラは犬ホームズアムロ
1988442参考サイト様が欠番だったので88年へ。他、ガンダム機体とトトロあり。男キャラはAKIRAの金田ボーグマン女性人気の高かった侍トルーパー
1989462銀英伝表紙あり。
1990174キャラ1はSDガンダム…格好可愛かったので1カウント
1991183キャラはポルコ・ロッソ…!
1992542テッカマンブレードセーラームーン初出。ミンキーモモは1回のみ?男側多そうでいてサイバーフォーミュラ健全表紙だったりする
1993291ジブリ活躍中。男キャラマイトガインとパプワくん(パプワくん不在)
1994254ジブリのぽんぽこ。男キャラ未来冒険チャンネル5とGガンのドモン
1995264ガンダムW初出。そしてエヴァが初出。数字には表れないもののやっと女性向けらしさじんわり。
1996273スレイヤーズ初出。綾波率高い。
19971100エヴァ初号機ナデシコ初出。リナ・インバース率も高い。男1はアシタカ
1998182ラブ&ポップ実写映画)で庵野監督女優表紙アリ。CCさくらちゃん初出
1999372キャラ側にto Heart出てた。男キャラはカウボーイ・ビバップオーフェン
2000183キャラ側に最遊記初出。
2001435最遊記の登場により男キャラ表紙増える。
2002084増えたと思いきやザックリ消える。但しラクスいるから男女でカウントしたけどほぼ男子推し表紙なSEED初出。
2003831>突然の男女比逆転!!< 男側の内訳はSEED、犬夜叉、初出ハガレン最遊記。健闘している女子でじこ片瀬志麻おねがいツインズの子
2004804SEEDの勢いがすさまじく女子のみ表紙は皆無に
2005903SEEDとハガレン女子集客率が見て取れるしピンナップ感増し
2006525やっと女子のみキャラ表紙来たと思ったらNANAと別作品混合の女子表紙。
2007822ここでやっと灼眼のシャナが2回女子のみ表紙に。シャナすごい。
2008911他、魚の身体ポニョ。一人健闘し続けるシャナⅡ。
2009633けいおん初出。2回表紙をもぎとる。残り1回はマクロスFヒロイン
2010930キャラ内訳はけいおん×2回とアリエッティ
2011840けいおん×3回、ジブリコクリコ坂1回
2012831けいおん×2回、スマプリ1回。けいおんにより男性読者戻ってきた?
2013930たまこまーけっとプリキュア10周年、ドキプリ
2014840映画かぐや姫けいおんプリキュアオールスター思い出のマーニー
20151101両方の1は銀魂でかろうじて神楽ちゃん
2016910マクロスデルタフレイアちゃんと美雲さん

※参考のサイト様にはそれ以前の表紙の掲載もありましたが、引用元様にあわせて1983年からカウントしてみました。見落としやミスが大いにあると思います。ご容赦ください。


■以下、所感。

80年代ジブリ推しが多分だったり、元気な少年主人公の表紙があったりと割とほのぼのとした印象でした。ただし、魔女の宅急便のキキのピンナップ風とかあったしナウシカ様の人気も見えるというほのぼのの中のオタ感。

・女オタに人気だった(って聞いたことあるトルーパーも、普通な集合絵で特に女性向けのにおいを感じません。

・(金田の一枚絵ほしい)

90年代セーラームーン存在感単独表紙はうさぎちゃん、亜美ちゃん、セレニティはるか様でした。

男性キャラのみの表紙、健全宣伝絵気味だったのがピンナップ的になったのはガンダムWあたりからの印象を受けました。当時ジャニガン(ジャニーズのような少年ばかりのガンダム)とか揶揄されてた記憶があるので…女性読者増えたんでしょうか。ガンダム強い。人気余ってXのネタを取り込んだことは有名ですね。未見なのでX含めてそのうち見てみたいです。

エヴァは意外と綾波一辺倒でした。シンジくんはともかくアスカは…?今だとカヲル君も特集されるところですが、後方の登場からの人気爆発のせいか彼もいません。

・ということでWとエヴァでじんわり蓄積されていたかもしれない女オタ読者がハッキリと激増する様子が見受けられるのが2000年代引用元様でも「2010年を過ぎたあたりから(中略)男のリビドーを感じない」と言われておりますが同感です。

・逆転の起こる2003年頃。男女比を調べるつもりとはいっても、男キャラのみ表紙の場合にだけ作品名メモしていたのが、女キャラ側へと逆転したのは調べていて衝撃的でした。

男性オタク側にヒット作が無かったわけではなく、むしろ版権的あれこれもあるかもしれないんですが)あれだけヒットした涼宮ハルヒらき☆すたもありませんでした…既に客層が入れ替わっていたということでしょうか。そういえば、まどマギもない…。

・SEEDとその続編という長期に渡るアニメ女性にヒットしたのは大きいと思います。そして併せ技で「鋼の錬金術師」、前後の押しに「最遊記」のヒットが表紙から読み取れます。SEEDとハガレン、人気ありましたね。

・上記の私の「中高生オタ女子が一番手に取りやすアニメ雑誌」の印象はそのあたりで培われたもののようです。

蛇足ながら、下に2003年以降の男キャラのみ表紙の場合作品内訳も上げておきます。半端に略式で書いてますがご容赦ください。人気ランキングと照らし合わせると面白いと思います


作品名
2003犬夜叉ガンダムSEED、最遊記R、鋼の錬金術師
2004ガンダムSEED、最遊記R、鋼の錬金術師蒼穹のファフナー、SEEDデスティニー
2005鋼の錬金術師蒼穹のファフナー、SEEDデスティニー
2006SEED、今日からマ王!ガンダム映画コードギアス
2007BLEACH、コードギアスヒロイックエイジ、おおきく振りかぶってガンダム00
2008BLEACH、ガンダム00黒執事
2009ガンダム00黒執事鋼の錬金術師ヘタリア
2010黒執事ヘタリア戦国BASARA銀魂おおきく振りかぶって、デュラララ!
2011戦国BASARAイナズマイレブン、デュラララ!、TIGER&BUNNY青の祓魔師
2012イナズマイレブンTIGER&BUNNY、うたのプリンスさま、黒子のバスケ
2013イナズマイレブン黒子のバスケマギPSYCHO-PASS銀魂風立ちぬ進撃の巨人Free!
2014進撃の巨人Free!メカクシティアクターズハイキュー!、ダイヤのA
2015黒子のバスケ進撃の巨人Free!、デュラララ!、うたのプリンスさま、終わりのセラフ血界戦線弱虫ペダル
2016鉄血のオルフェンズおそ松さん銀魂文豪ストレイドッグス美男高校、アイドリッシュ・セブン

2016-08-04

kindle unlimitedで読めるバカ高い本一覧(1万円以上)

・通常価格1万円前後

・ちゃんとした出版社から販売されている

・内容も(おそらく)しっかりしていると思われる

以上の理由で選定した。

仕事ができる人は実践している 結果を出す為のビジネス書大全 (SMART BOOK) Kindle版

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【合本版1-10巻】魔術士オーフェンはぐれ旅 新装

https://www.amazon.co.jp/dp/B00UV6MYIY

\9,180

とりあえずこの辺は買っておいて損はないと思う。

10制限を考えれば合本版は便利だと思うので1番上のビジネス本まとめ、

あとオーフェンは入れておきたい。

2016-02-10

http://anond.hatelabo.jp/20160210141554

あのころオーフェンスレイヤーズみたいなファンタジーが主流だったかなぁ。

今はタイプジャンル明確化されるようになった。

学園異能」「異世界転生」「謎部活」「俺TUEEE」などなど。

それはジャンル明確化したんじゃなくて、取り扱うジャンルが増えたってことでしょ。

ちょっと前なんて「ラノベミステリは合わない」「ファンタジーなんてもう売れない」と言われていたくらいだよ。

いまはどっちも大人気だけどね。

バトルもラブコメファンタジーミステリSFも充実しているのが今のラノベ業界

それが外からテンプレばっかり」と言われるのは、確かにイメージ戦略の部分に問題があるんだろうな。

似通ったラノベ

ブギポが出たあたりからラノベを読んでる。

当時から見れば、市場が拡大してきたのがはっきりわかる。

あのころオーフェンスレイヤーズみたいなファンタジーが主流だったかなぁ。

能力バトルもラブコメたくさんあったけど、割と自由奔放だったと思う。

それらが土台となってある程度の読者に受けるポイント、つまりテンプレが構築されてきた。

いい意味で何でもありだった。

 

今はタイプジャンル明確化されるようになった。

学園異能」「異世界転生」「謎部活」「俺TUEEE」などなど。

 

でも別にこれは悪いことではない。

読者はある程度どういう物語なのか、どれが売りなのかを知ることができる。

これらは先人が積み上げてきたラノベの礎があったからこそ。

テンプレ化は最適化された結果といえる。

 

市場はこういうテンプレラノベばっかりっていう論調が多い。

そりゃ最適化された結果なのだから仕方ない。

でも「テンプレばっかり」ってのは違うと思う。

全然印象が異なるもの、異質なものもまだまだ多い。

 

問題パッケージングで、表紙や挿絵、あらすじ、あるいはエロハプニングといった細かな展開が

テンプレになぞったものばかりになってイメージが似通ってしまうこと。

読んでみると違うんだけど、一見すると同じに見える。

これは出版社戦略だと思う。

まずは手に取りやすくして中身で差別化というわけだ。

 

先日も、当時はブギポの表紙が斬新だったって話題Twitterで見た。

パッケージング重要さがわかる。

絵師さんが悪いわけではない。

問題は全体的なイメージが平均化されてきてしまってるということ。

 

ここらへん出版社には是非、突破口を見つけて欲しい。

 

僕はラノベに助けられてきた人間だ。

ダブルブリッドラグナロクバイブルだ。

月と貴方花束を、ウィザースブレインイリヤとか超好き。

ごめんただ好きな作品書きたかっただけ。

2014-10-03

http://anond.hatelabo.jp/20141003194521

そのリストされ竜しか読んでない。紹介ありがとうございます

オーフェンちょっとノリが合わぬ。

ふと思ったけどロードス島とかの系譜萌えラノベとは一線画して見えるけど中二病発症には一役ならず買っているか

2014-07-26

http://anond.hatelabo.jp/20140726172721

コップクラフト」(ガガガ文庫

 フルメタルパニック甘城ブリリアントパーク賀東招二先生が描く、アメリカンポリスファンタジーライトノベルイラストラストエグザイルで有名な村田蓮爾先生

 元々は竹書房Z文庫で始まったシリーズで、当初はドラグネットミラージュと言う名前でしたが、レーベルの廃止と共に小学館ガガガ文庫名前を買え新しく発刊されました。

 

 基本的には、異世界からやってきたヒロインと、それに振り回される主人公と言う王道スタイル

 しかし古いアメリカドラマ風のコメディ溢れる日常展開にシリアス事件での緊迫感、魔法妖精を織り交ぜたファンタジーの独特さ。設定が深くファンタジーの要素がアメリカンポリスの風味に、がっちりと組み合い、著者の知識の深さもあいまって現実部分のシリアスさとファンタジー違和感なく一つの世界に収まっています

 ファンタジー世界を余すところなく書く近年のライトノベルの風潮としては異質な部類かもしれませんが、王道を読み終えたと感じたら、一度手にとって見てはいかがでしょうか。

ブギーポップ」(電撃文庫

 一番好きなというと、どうしても一回はこの名前が頭に浮かんでくる作品

 当時、スレイヤーズオーフェンセイバーマリオネットJと、ファンタジーといえば、ライトノベルといえば富士見ファンタジア文庫だった時代に表れ、ライトノベルといえば電撃文庫であり、ブギーポップを目指して書くようになったほどの作品

 小説の文字描写を生かした心理戦での超能力バトルの元祖ライトノベルといえる作品です。様々な能力が表れ、その利点を活かし欠点を突き、はたまた欠点により相手を嵌める、超能力バトルの醍醐味を楽しむことの出来るシリーズです。

 

 特にシリーズ最初となる「ブギーポップは笑わない」は、前半複数の人の証言から事件の全容を知っていこうとするミステリアスな展開で、バトルだけでないキャラクターの魅力、不思議さが充分に描かれた作品です。この巻だけでも見ておいて損はない本田と思います

2014-05-02

http://anond.hatelabo.jp/20140501214714

俺のこのライトノベルの続きが読みたい 2014

悪魔のミカタ

シフト

先生・・・シリーズ覚えてるか?

・DADDYFACE

伏線放りっぱなしで、あれが完結とか認めねぇ(血涙)

テスタメントシュピーゲル

忙しいのはわかる。でもラノベのことも思い出して・・・

天槍の下のバシレイス

めっちゃ好きな設定なんだ

事件シリーズ上遠野

たとえ悪魔絵師が降りても!続きよみたいんだ!悪魔絵師が戻ってきたらもっといいが!

十二国記

短編集とかでなくて、ガッツリ本筋に沿ったやつをひとつ

ラグナロク

俺の青春オーフェンみたいに復刻版つけて商売していいんだぜ…?

・扉の外

ツァラトゥストラへの階段

いやーこれで完結はないだろ。いやいやいやいや、絶対続きあるだろ。

2014-02-06

http://anond.hatelabo.jp/20140206144318

俺も増田世代オーフェンではまったくちだな。

当時は小説って言ったらラノベくらいしか読んでなかったけど

国語漢字に関しては勉強しなくても困らなかったのはラノベ読んでたおかげだった思う。

小説を読む理由って内容というよりそれを読んで自分がどう思って、どう受け止めたかって考察のほうが大切なんじゃなかろうか。

2011-01-16

http://anond.hatelabo.jp/20110116015255

スレイヤーズオーフェンは主人公はLV99だけど敵がLV99999ですよーって話だからそんな最強って気はしなかったけどな。

少なくともスペックの上では。

あとあの後全然平和になってませんw

20年後も無防備マン責任とって神様ガチバトル中。

それ以外は大体合ってる。

http://anond.hatelabo.jp/20110116015255

オーフェンは作者のHPかなんかで延々後日談が連載されてるとかされてないとか聞く。

本編のオチは無防備マン大絶賛モノでちょっとついてけなかった。

地人のお姫さまとか出てきて古代生物兵器的なことを匂わせつつ特に何もなかったのは何だったんだろう。



ゼロの使い魔

主人公とヒロインがすれ違いながら恋愛感情を高めていくのが主流のなか

早々に相思相愛状態になってしまったために

1冊に1回、和姦直前に妨害されるイベントが挿入されるようになった

も追加しといてくれ

2010-03-30

http://anond.hatelabo.jp/20100330150408

いや、ラノベは殆ど知らん。

文芸ヲタに勧められた「イリヤの空」とか「猫の地球儀」とかってくらいならなんとか知ってるってレベル

あと、スレイヤーズオーフェンフルメタルパニックあたりのアニメ版をちょっと知ってる程度。

正直、なんで俺に読んで感想聞かせろって頼んできたのかもわからん


挙げてる映画っててそもそも失敗作じゃね?

それでも「映像になってて視覚的に素直に受け入れられる」分、遥かにマシなのよ。

ストーリー、展開が糞なんであって、描写はまともなんだから。

これって場面がかろうじて「どこにいるのか」「誰がいるのか」が分かる程度でな。


それよりも、どう返答したらいいと思う?

2010-01-24

http://anond.hatelabo.jp/20091210130114

結局エヴァの方が話題が大きくなるという。ぐぬぬ

エヴァの影響が大きすぎたんだろうな。

エヴァ自体が優れた作品だったことに加えて、90年代終盤にはエヴァの対抗馬が軒並み没落し

気が付いたら(萌えアニメが台頭するまで)エヴァ一人勝ちだった。

エヴァと同時期に流行したラノベ原作アニメは、スレイヤーズ3部作終了後からハルヒまでは空白期に等しかった。

アニメ版スレイヤーズ事実上の後継作であるロストユニバースヤシガニ事件と呼ばれる重大な作画崩壊を起こして

アニメ製作会社の信用問題にまで発展し、また角川でスレイヤーズライバルと目されていたオーフェンアニメ版

J-POPやトレンディドラマを好むような層に媚びたような内容で本来のファンからはそっぽ向かれて黒歴史扱い。

(角川オタク作品なのに放送会社テレビ東京でなくTBSだったこと自体が根本的な誤算)

そうしてラノベファンがアニメから離れてしまったところで萌えアニメにとって代わられた感がある。

2009-09-22

ラノベ脳が読んだ『エンジェルハウリング from the aspect of MIZU

このラノベは今から約10年前に始まった全10巻のシリーズです。魔術士オーフェンシリーズで大ヒットを飛ばしていた秋田禎信氏の新シリーズで、奇数巻と偶数巻で主人公が違うという特徴を持っていました。今回話題にしたいのは奇数シリーズのfrom the aspect of MIZUです。

このミズー編、あるシーンが非常に強烈でした。ラノベ脳に染まっていた自分に、もっこりハンマーを実際に食らったような衝撃を与えてくれました。どこがそんなに強烈だったのかちょっと他の人にも知ってほしい。というわけで、その衝撃について解説しつつ語ってみようと思います。

まず主人公は辺境最強の女暗殺者、ミズー・ビアンカ。当然のように美人です。クールビューティーです。裏の情報屋のアジトに向かうときなんか、冷静に見張りに話しかけ冷静に見張りのあごを砕いてアジトに入り込みます。クールです。強いです。そして情報屋ともクールなやり取りで自分の要望を飲ませます。頭も切れるいい女です。そして彼女はある敵に遭遇します。相手は通り魔的な殺人鬼名前ありません。モブです。つまるところやられ役の雑魚といったところなんですが、ミズーさん、彼と戦って勝ちはしたものの左足を負傷し出血多量で昏倒してしまいます。しかし、最強という言葉があまりにも意味をなさない魔術士オーフェンという作品を世に送り出した秋田氏の作品です。このくらいでがっかりしてはいけません。それに、本番はこれからです。

足を怪我して自由に身動きを取れなくなってしまったミズーを助けたのは、アイネストと名乗る青年でした。金髪長身痩躯の優男です。彼は学者らしく、ミズーに興味を持って彼女を観察していた、と言います。クールビューティーミズーさんは超冷たい態度で彼を追い払おうとしますが、なんだかなりゆきでアイネストと道中を共にするはめになります。なんていうか、王道です。ボーイミーツガールです。いや、ガールミーツボーイか。とにかく、クールビューティーで強いお姉様とちょっと間抜けでやわな優男のでこぼこコンビの出来上がりです。王道だ、そう思っていました。

さて、当面の間はミズーはアイネストに冷たいままです。当時この言葉があったかどうか定かではありませんが、いわゆるツンデレです。いったいいつミズーはアイネストにデレるのかな?それを楽しみに巻を読み進めていきました。

続く3巻では間抜けに見せかけておきながらガチでミズーのことを観察していたアイネストに、ミズーは心の弱いところを突かれます。ここもニヤニヤしながら読んでいました。あー、アイネストはなんだかんだいってミズーのことよーっく判ってるんだなー。ミズーからしてみたら今のアイネストは怖いだろうけど、でもそのうち頼るべき人になるんだろーなぁ。いつその時が来るのか、楽しみだなー。なんて思っていました。

…、思っていました。話が進むごとにアイネストは道化仮面を脱ぎ捨ててだんだん冷酷になっていきます。ミズーを好きに操るために何重もの罠を用意してミズーを脅したりすかしたりします。ミズーもそれに応じてアイネストへの憎しみを募らせていきます。それでも思っていました。クールな素顔のアイネストもいいなー。相変わらずミズーには嫌われっぱなしだけど、なんだかんだいってアイネストにとってミズーは重要な人みたいだしなー。こういう仲の悪い会話をしておきながらも話が進めばいい感じになるんだろうな、ああ、王道。なんて。思っていたんですが、衝撃の瞬間は唐突に訪れました。

7巻、237ページ。アイネストとミズーの会話シーンで、ビンタが飛びました。ミズーからアイネストに対して?いえ、アイネストからミズーに対して。頭に大きな?マークが浮かんでいるところに畳み掛けるようなアイネストの台詞が。

「まず言っておこう。君と一緒にいるのは、ぼくにとっても甚だ不愉快だ」

もう、このときの衝撃と言ったら筆舌に尽くしがたいです。あれ?この二人って修復しがたいほどに仲が悪いの?アイネストはなんだかんだいってミズーのことが好きで、いつかミズーもアイネストに転ぶんじゃないの?でも、一瞬後に気づきました。ああ、自分はなんて馬鹿だったんだ、と。真面目に考えて、自分のことを利用しようと罠にはめる男に対して恋愛感情なんて芽生えません。真面目に考えて、はなっから自分のことを嫌っていてことあるごとに襟首締め上げてくるような女に対して恋愛感情なんて芽生えません。何夢見てたんだ、自分

いや、そこを夢見させてくれるのがラノベなんじゃないか!ごもっともです。でも、この作品はなんていうか、そういう夢&冒険&恋のエンターテイメントラノベとするならば絶対にラノベとは呼べません。世界観ファンタジーなんだけど、人物まではファンタジーじゃないというかなんというか、徹底的にリアリズムを追求しているというか。話の途中でミズーさん全治3か月の重傷を負って素直に3ヶ月間病院入院してますし。入り口は最強の女暗殺者と最強の精霊を瞳に宿した少女を主人公として2本立てしてとても厨2病っぽい設定だったりするんですけど、中身はまるで違っていてそれがすごいです。

さて、そんなびっくりアタックが待っているエンジェルハウリングですが、じゃあつまらないのか?と聞かれると、そんなことはない!と声を大にして言いたいです。この物語で語られている、信じるものと愛についての誠実な考察はとても面白いです。

12月に発売される秋田禎信BOXにはオーフェンシリーズ後日談とともにこのエンジェルハウリング後日談も収録されています。エンジェルハウリング?知らねー、オーフェンだけ売ってくれりゃいいのに、などとぼやいているそこの貴方!多分この世で1番ラノベらしくないラノベ読了する時間は十分にあります!ぜひ一度このシリーズに挑戦してみてください。

2009-07-27

ブギーポップ以外にあり得ない

このところ、ライトノベル歴史の中で最も重要作品はなんだったんだろう、と考えることがある。

真っ先に銀英伝を挙げる人もいるだろう。

ためらいなくロードスだという人もいるだろう。

スレイヤーズで決まりだと断言する人もいるだろう。

それでもけっきょくこの結論にたどり着く。

ブギーポップ以外にあり得ない、と。

思うにブギーポップの(というか上遠野浩平の)歴史的に重要な特徴のひとつは、

技術的にかなり隙だらけだったことじゃないだろうか。正直、上遠野浩平の文章はお世辞にもうまいとはいえないし。

「笑わない」を読んで、何人かの志ある若者は、「すげえ!」と打ちのめされつつも、

「もっとこう、こんな文章で、こんなキャラで、俺も書きたい!」なんて思ったんじゃないだろうか。

そういう若者の数はたぶん、銀英伝を読んで「俺はこれを超えるスペオペ戦記を書く!」なんて思った気骨ある人間よりはるかに多かったはずだ。

実際んとこ、銀英伝はあれだけ昔の作品なのに、売り上げで勝る後続スペオペ作品は現れていない。

ロードスもそうだ。巻割り売り上げでいうとスレイヤーズはちょい落ちて、オーフェンもちょい落ちて、

以来、ロードスを超える売り上げのファンタジー作品は出現していない。

ブギーが。

ただ、ブギーポップだけが。

その血を広げて、自分を超える子孫を生み出した。

たぶん競走馬でいうと、ロードスはセントサイモンで、ブギーはネアルコだったんだと思う。

 

  

◆◆◆

 

 

色々追記とかトラバブコメにお返事とか。

 

>それじゃブギーだけ大して売れていないとしか言っていないぞw

そうそう。銀英伝、ロードス、スレイヤーズオーフェンなんかと並べたとき、ブギーは一桁落ちる。

でも影響力は絶大だった。直系の子孫から、もっとすごいのが現れた。このエントリはそういう話。

 

ノーザンダンサーがどの作品になるのか気になる

それはもちろん、孫の代に生まれて、ブギーをはるかに上回る実績をあげて、短期間でレーベル間の海を越えてまで血を広げた、

赤毛で小さくて日本刀の切れ味で気性がツンツン荒くて釘宮声でいななく、あれだ。

でもそういう論点で語られることってあまりないんだよね。不思議だ。評論ごころを刺激しない作風だからなんだろうか。

2008-12-23

http://anond.hatelabo.jp/20081223131752

オーフェンハルヒも詳しく知らないけど、精神を操ることができるんなら相手に疑問を抱かせないようにすることもできるんじゃないの?

http://anond.hatelabo.jp/20081223131752

オーフェンか。懐かしいな。

今思えば、90年代セカイ系典型的作品だったように思える。

あの頃は、エヴァとかFF7とかスレイヤーズTRY(アニメ)とか

オタク界隈にセカイ系作品が大流行していたのを思い出す。

オーフェン』のコルゴンと『ハルヒ』のキョン

この文章はオーフェンについてのネタバレ妄想、そしてハルヒについての妄想多分に含んでいるので閲覧注意。

オーフェン第二部に登場するコルゴンは、非常に不幸な男であった。なんせ愛した女が人造人間。しかも無意識に周りの人間の心を支配してしまうという能力付きの。コルゴンがその事実を知ったときの苦悩はいかなるばかりか。自分ロッテを愛する気持ちは、ロッテ自分を都合よく操るために精神支配した結果じゃないか?本当の自分の気持ちではないのではないか?彼はそれを否定したくて仕方がなかっただろう。だからロッテに冷たくあたり、自分ロッテの都合のいいように動いてなんていないと何度も心に言い聞かせていたのだろう。そして魔王の力を手に入れて、ロッテを本当の、普通人間にして心から愛したいと、そう望んでいたことだろう。しかし、それは叶わなかった。彼がロッテから受け取ったのは一発の銃弾だけだった。そしてロッテは死んでしまった。

さて、ここで話はハルヒにがらっと変わる。私はハルヒテレビで見ただけなので、それ前提で話を続けさせていただきたい。

ハルヒ能力というのはロッテに通ずるところがある。本人は無意識なのに、周りの世界自分が望むように作り替えてしまう力。このことを知っているキョンは、果たしてハルヒを愛することができるのだろうか?自分の気持ちが本当に自分の気持ちだと信じることができるだろうか?それが気になってしょうがない。アニメを見る限りキョンはそんなこと大した問題ではないと思っているようである。コルゴンが越えられなかった壁をキョンはひょうひょうと登ってしまっているのだろうか?

ラノベに詳しい方の解説求む。

2007-09-30

http://anond.hatelabo.jp/20070930023858

おぉ。色々とありがとうございます。

やっぱり新刊しか売れてないのかー。

古き良きファンタジー系(RPG系)のラノベとか少なくなって残念です。

オーフェンとかスレイヤーズの頃と求められる要素が変わったんだね。

冴木忍のメルヴィ&カシムとか未だに続編まってるんだけどなぁ。

>SF混じりが好きなら桜坂洋がいいと思われ。

桜坂洋はかなり興味を引かれてたんで読んでみます。

SF大好き!冲方丁とか野尻抱介とかハードSFでもラノベでも面白い。

>狼と香辛料

これもアニメ化で興味はあるんだけど迷っていたり。

何系に分類されるのだろうか?

>「時載りリンネ!」「神様メモ帳」「化物語」あたり。

西尾維新は取り得ず全部読んでます。化物語の壊れ具合が最高。

時載りリンネ超よさげ。まさしくこういうラノベが読みたかったです。

神様メモ帳もチェックしてみます。

2007-09-14

http://anond.hatelabo.jp/20070914115225

駄文長文注意<

意識されている「きっかけ」が変なので報告してみる。

現在22歳、修士一年情報系。

プログラミング歴約6年。

小学校高学年くらいから、父の職場で使われてたPC98で、Notepadに文字を打つのが単に好きだった。

一文目は、「宇治お茶は美味しい。」

なんでだったかよく覚えてないけど。

で、別にプログラムなんか興味なくて、中学校ときに「技術・家庭」の授業でBASICをいじるのが一回だけあって、女の子数人に「すごーい!教えて!」って寄ってこられたのは気分が良かったが、特に面白いとは感じなかった。

高校は世界系とかファンタジーラノベばっか読んでた。オーフェンとかブギーポップとか、好きだったのはDクラッカーズ

プログラムと何の関係があるの?」

と言われそうだけど、こういうのが原点だったと自覚している。

小説って世界を数百ページの紙の中に構築するわけだ。

僕は想像力が豊かっていうか、ちょっと”イタイ”人っていうか、

読んだあとはラノベの世界がかなり身近に感じられてもうワクワクがとまらない人だったから、

自分も作り手になりたいと思った。

ほどなく、プログラムも、

「世界を作る」ツールだって認識して興味がわいたのね。

その時分は作れるものがかなり限定されていたけど、

大学もVirtual Realityに興味がわいて工学部に入ったわけで、

VR空間をプログラミングできたら!とか思ったんだ。

まあ多くの方はご存知のとおり、そんな段階じゃないんだよねあの分野は。

大学入ってすぐは社会学に興味もったりしてたわけで、興味はプログラムから離れていた。

一年Javaプログラミング授業とかやったけど、別にそんなに楽しくは無かった。

書き忘れたけど、高校とき図書館の本でHot Soup Processorに触れている。

英単語覚えるのが苦手だったので、学習ソフト作っただけ。

”日常を変える”プログラミングの楽しさをはじめて知ったのはこれだった。

そんなこんなで苦手ではなかったけど、大学3年のときプログラミングとかも、

ちんたら遅いし、できることは大して増えないし、面倒だし嫌いだった。

ってか今でもそうだけど、光る箱に一人でカタカタやるってのが性に合わない。

        *'``・* 。
        |     `*。
       ,。∩      *    こんな感じで
      + (´・ω・`) *。+゜
      `*。 ヽ、  つ *゜*
       `・+。*・' ゜⊃ +゜
       ☆   ∪~ 。*゜
        `・+。*・ ゜

プログラム組みたいわけだ。僕は。

で、卒論になって、指導教官希望順の関係でばりばり情報系のとこに配属されて、

Perlでやることになって、まためんどくさいなぁと思いつつやったわけ。

モジュールを使うことを覚えた分、ちょっと理想に近づいたけどね。

昨日まで彼女がいたりした僕は、大学入って4年間でちょっとはリア充さを身につけたので、

”(虚構)世界を作る”から”日常を変える”ほうに興味は移り、今に至る。

そうそう、高校は家から通学だけで2時間半かかる男子校だし、友達も少ないし、「非リア充」だったから、その状況では、”日常を変える”ことで幸せになるより”世界を作る”ことで幸せになるほうが簡単に思えたのね。

今は逆。

だらだら喋ったけど、結局プログラムは僕にとって手段でしかありません。

最近ホットエントリにあがってるマシン語わかんなきゃいけないとか「はぁ?」って感じ。

        *'``・* 。
        |     `*。
       ,。∩      *    こんなプログラミング
      + (´・ω・`) *。+゜
      `*。 ヽ、  つ *゜*
       `・+。*・' ゜⊃ +゜
       ☆   ∪~ 。*゜
        `・+。*・ ゜

が理想なんだから。

自分の手で作りたい何か、変えたい何かがあるって方が、

手段たるプログラミングに興味持つことより重要な気がします。

2007-04-21

もう23歳

中学生くらいの頃、魔術士オーフェンというライトノベルが大好きだった。その話の主人公は二十歳で、当時厨房の私からしてみたらすっごく大人に見えた。自分の面倒は自分で見れて、先生なんかもしていたりして、仲間のことを守る力もあって。…本当に憧れていた。

そして今、23歳。もうオーフェンの年をとっくに過ぎてしまった。なのに私はまだ学生をしている。まだ学生って言うのは院に進んだとかじゃなくって単純に留年ってこと。全然自分が大人だなんて思えない。一応親からの仕送りは無しでバイトして生活しているけれど、結局は留年して、自分の面倒すら自分で見切れてはいない。まして誰かを助けたりなんてこと、全然出来てない。

オーフェンは所詮お話の中の人物だからよく見えるんだ、実際の23歳なんてこんなもんだ、とか思うこともあるけど、でもしっかり就職して働いてる友人たちを見たりすると、やっぱり自分だけまだ二十歳にもならないまんま時間が止まってしまった様な錯覚に襲われる。

大学卒業できるまで、少なくともあと二年。

その二年で、私はどれだけあの憧れの主人公に近づけるんだろう?

2007-01-27

[]史料を見ないで書くオレラノベ

http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20061115/1163576101

http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20070127/1169824810

↑この辺を読んで書きたくなったので書く。読んでない作品ばっかりなのにかなり適当言った。多分いろいろ間違ってるけど勘弁。

80年代以前

ラノベ的なものはあるがあくまでティーンズ向けのジャンル小説

ライトSFスペオペ、軽めのファンタジーTRPG小説版アニメ脚本家が書いてる小説ノベライズ、10代向けの伝奇小説、あと海外の翻訳モノ

少女小説は、つーかコバルトはすでにかなり歴史があるので安定。恐ろしく軽い文体の恋愛ミステリファンタジー伝奇ホラー

90年代前半

スレイヤーズ登場

スレとあとフォーチュンクエストあたりの大ヒットが10代向けの文庫本レーベル群全体に影響を与える。逆に考えるとスレ・フォーチュンが当時のラノベの中核であり、また最初の純ライトノベルと言える

キャラ小説化の進行、文体もさらに軽くなる

スレイヤーズフォロアーがジャンル化。一番成功したのがオーフェン。その他ゴクドーとかはみだしバスターズとか捨てプリとかリアルバウトハイスクールとか?内容つーかスタイルと売られ方に特徴がある気が

 ・オーフェン古橋秀之以降の電撃硬派の前触れのような気も

五代ゆうの活躍の余地がなくなる

 ・こばめぐは必殺お捜し人、水野良リウイで対応

ライトな大河モノがはやる。どっちかつーと女の子向け

・ど真ん中にいるのがデル戦、それに冴木忍とか前田珠子とか十二国記とか風の大陸とか

あかほりさとる大活躍。非常にオタ向け。まだラノベの中核とは言えない

・この時点ではまだ“ライトジャンル小説”も生き残ってる。全体としてラノベと言うよりヤングアダルト

滝川羊沈黙

90年代後半

・なんか世相が暗い。あとエヴァ

富士見の勢いはいまだ衰えず

コバルトも相変わらず安定

・電撃に古橋秀之登場。影響を受けた電撃の作家が俺設定バリバリになる。異能力モノがはやるきっかけにも?

・結局古橋自身は流行らなかったけどな。古橋秀之成田良悟ラインを電撃硬派と呼びたい(オレが

ブギーポップ登場。流行

ブギ以降ラノベ文学度合いが上昇、語れるラノベが増える

 ・学園モノが流行るきっかけに

キノ登場。流行る。

あかほりラインをまぶらほ阿智太郎継承女の子いっぱいコメディの地位が徐々に上昇し始める。

大長編より一巻完結or短編だろ、と言う空気が流れる

00年―03年

ラノベと言う名称が成立

ラノベ暗黒期

 ・富士見フルメタあたりを除いて失速、電撃はまだ十分な力を持っていない

 ・ブギあかほりみたいな作品が多い。それかあかほりみたいな作品。あるいはキノっぽいの。

 ・“ライトジャンル小説”なラノベが消滅

  ・ただ、ここで一度途切れたことで、逆に00年代後半に入って新鮮に受け止められるように

 ・スーパーファンタジー文庫とかプランニングハウスファンタジーの森とか富士見ミニ文庫とか角川のおっきい奴とかが撃沈。徳間の中途半端な大きさの奴もほとんど出なくなる

 ・富士見ミステリー文庫。この段階ではまだいまいちウケない

 ・この時期ラノベってジャンルがどんどん自閉的になっていった気がすんだけど。どうよ?

ファウスト系のひとが登場、注目を集める

・当時のラノベの中心であるところの上遠野が、ノベルスで小説を出す。電撃からの越境の発端?

ラノベ評論家の人が増える。売上げは下がっても存在感はUP

ハリポタ旋風

04年以降

・電撃最強伝説

シャナ流行る。現代学園異能

・あとなんかロリ流行

ハルヒ流行る。スニーカー微妙

 ・メタっぽい視点のラノベが増える

富士見ガタガタ。原点回帰を目指す。

マリみてに注目が集まり、百合が急増

新規参入が増える。マイナーよりのレーベルも奮闘

・おかげでベテランに活躍の余地が。新装版とか数年ぶりの新刊とかも出る

・各レーベルメディアミックスに、より積極的になる

・以前からコバルトからの越境者はちょろちょろいたけど、今度は角川グループからの一般文芸への越境者が続出

リアルフィクションて何?

ミステリーランド講談社BOXの2つの箱

・電撃の絵のついてないラノベがちょっと話題に

フォア文庫とか青い鳥文庫とかの表紙のラノベ度がいつの間にかずいぶん上がってる。そりゃまあ昔からマンガ絵な表紙は多かったけどさ。ラノベがオタ・中二病中高生に走りすぎて失った、ライトかつまっとうな物語が多い。

森絵都とかあさのあつことか佐藤多佳子が注目を集める

狼と香辛料登場。識者のひとから注目を集める

今後の展望

・ここのところラノベと言うジャンル全体が大きく、力強くなってってる印象

ラノベ文庫と言う枠組を今度こそ壊すことができるか?

ラノベ児童文学になれるかな?

・『ミミズクと夜の王』ってどんな話だ?

支倉凍砂の次回作は?(気が早い

・古橋は冬の巨人人狼日記を今度こそちゃんと出せるか?

・出せよ!買うから!あと龍盤七朝とタツモリの続きも!

成田良悟とか須賀しのぶもなんかこう、もうちょっと面白いことやれそうじゃね?

大西科学が正しいのは分かるけど売れるかって言うと微妙な気が。この辺の路線を意識した上で、またひとつ違うものを作れる人が出ないものか。大楽絢太とかは?

・電撃に森見登美彦引っ張ってこいよ。ハードカバーで。ええ?ムリ?じゃあしょうがないな……

・その他越境者の先生方、ええとあれだ、頑張れ!

(追記)あ、ケータイ小説のこと忘れてた。『りはめより恐ろしい』とかね。このへんも要注目であります。

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