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はてなキーワード: 瓦礫とは

2024-05-28

めんどくさい「正義感おじさん」の話じゃないの?

読者を小馬鹿にする記者の態度にビックリ野沢直子(61)の「悩み相談騒動に見る“朝日新聞冷笑主義

https://bunshun.jp/articles/-/71049?page=2

kohakuirono 野沢も酷いがまだ斜に構えた芸風に沿った解答をしただけと言えるが、彼女を起用した判断とその後の編集委員の追い討ちをかける冷笑仕草が最悪だったな。こう言うのがナウでヤングウケると思ってるんだろうな。

nomono_pp 野沢はまだ「お前がその問題に直接コミットする方法はある。それをしないなら、自分身の回りのことをまず大事しろ」とも読み取れるが、記者言葉はどーしょーもない

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/bunshun.jp/articles/-/71049



これが「19歳の大学生女性)」だったら、野沢直子の回答は厳しすぎるし不適切だろう。しかし今回のように、「50代男性である場合は、野沢直子の回答ぐらい突き放しているのがちょうどいいと思う。

自分は、例えばテレビを見て震災復興の遅れに「いつまで瓦礫放置しているんだ!」と憤る50代男性相談者が、「わかったからいいかげん食べ終わったお皿を片付けて!」と、妻に怒られている風景しか思い浮かばかった。

からテレビニュースを見ながら、急に怒り出して一方的政治の話を始めるめんどくさい「おじさん」っているよね? 自分はこう言う人には憎めないところも感じているけど、「正義感が強い人」とは呼ばない。

2024-04-10

家畜が悪いんじゃなくて、石川自民家畜の躾が上手過ぎる

参照

https://anond.hatelabo.jp/20240112200526

 

書かれた当時はまだ震災発生後、日が浅いと言うこともあって「不謹慎」だと盛大に叩かれていたけど、それから3ヶ月経って未だに瓦礫撤去すら進んでいないのにも関わらず、国は物資支援打ち切り、更に政府ブレインからは「復興が本格化する中、無駄財政支出は避けたいとの立場を明確にした」みたいな話が飛びててきても、被災当事者から自助理念に基づいて政府や県政への批判の声を飲み込んでいるあたり、本当に石川自民家畜をよく躾けたなぁと感心せざるを得ない訳でして。

私の財布に復興名義でこれ以上手を突っ込まれるのは嫌なので、金かけての被災復興なんてして欲しくもないのは本音ですが、それはそれとして石川滅亡を他山の石として本県の家畜人間としての意識に目覚めてくれることを祈るのみですね。

2024-03-18

春先に確定申告無事に増田終わったっ羽央出す魔に地覆紺しいてく蟹き猿は(回文

おはようございます

私は今日はバトル漫画ばりのバトルをバトルわ!

宇宙バランスを揺るがす危険強敵の強い敵と戦っているのよ!

私にとってはなんてことない敵だけれどでも油揚げの油断は禁物ね!

でも迂闊に相手攻撃をまともにまんまと私は喰らってしまった!

どか!どかっ!ばっこーん!

私の身体相手に吹っ飛ばされて一直線!

山2つ貫き3つ目で止まった。

土煙の中から私は起き上がって瓦礫の中から出て来ると同時に相手に言ったの

「今のはちょっと痛かったわ」

私はトレーニングの要素も兼ねて肩にプロテクターをつけて装備している、

これもちょっと外そうかしら。

どさ!どさっ!

その重さ約2トン。

これで少しちょっとは速く動けそう、

よーし今度は私の反撃よ!

相手宇宙一のスピードを誇ると言うスピード一番電話は二番三時のおやつ文明堂タイプか知らないけれど、

私は相手の背後に一瞬で移動すると、

相手は私がどこに行ったのか見失っているみたい。

私は宇宙一のスピードタイプ相手の背後をとったの。

トントントンと相手の肩を背後からたたく私はここよ!と。

振り向いた瞬間に相手のほっぺに人差し指が刺さる意地悪はしないけれど

相手自分の後ろから気が付かなかった私の声がするもんだから宇宙一のスピードを誇るスピードタイプ強敵なのに、

私がやつの宇宙一のスピードをつい圧倒的に上回ってしまったようね。

相手自分宇宙一のスピード一番野郎丸と思っていたのにやすやすスピードを私にいともたやす簡単に追い抜かれてしまい自信を失い戦意喪失

そこで一瞬で相手の目前に飛び込んでいくと相手を空中で一本投げの要領で地面、

いやこの惑星の大地に叩きつける!

私はさらエネルギー弾を相手が倒れている叩きつけられて出来たクレーター連続で浴びせお見舞いする!

いや待って!私のこのパワーエネルギーだとこの惑星自体が壊れてしまわ!

でもそれでも大丈夫

容赦なく数十発お見舞いする!もうこれで相手は立てないはずよ!

私はエネルギー弾をだだんだーん!とお見舞いし終わると土煙がモヤモヤと立ち込めていた。

「やったか!?

やったわ!確定申告

やったー!

無事終わらせて余裕のよっちゃんダブルピースもといピースのVの指を下に向けるギャルピースで無事確定申告を終わらせることができたわ。

いつもなんか雰囲気いやイキフンでやってるからどうなのかしら?

間違っていても怒られないのかしら?って不安に駆られること数回目のもうこれ確定申告だけど深刻にデータを送った送信結果が間違ってないかしら?っていつも思うのよね。

よく分かってないわこの確定申告の仕組み。

1回確定申告学園ってのがあったらちょっと1時限の授業だけでも受けて確定申告学園の校歌を覚えてソラで歌えるぐらいの勢いでちゃん理解してみたいものだし、

結局インボイス制度のこともよく分かっていないのよ。

これちゃん理解している人いんのかしら?

全くもって毎回よく分からないまま確定申告を終わらせているけれど、

この終わった瞬間ちゃんとなんかこの確定申告のことをこの機会に真面目に真顔で勉強してみようかな?って思うけれど、

もう確定申告やってしまって終わった安心感を得た手前味噌の美味しいお味噌で作る美味しいお味噌汁を飲むぐらい、

すっかりしっかり勉強しよう!ってなるけど確定申告のことは忘れちゃうのよね今年の年末まで。

そして来年こそは2月スタートと同時に火にかけた鍋の火蓋を切って落とす兜の紐をしっかりと結ぶぐらい確定申告ニコニコで深刻な表情にならず笑顔を忘れずに終わらせる!って勢いで資料もこまめにまとめて準備しておかなくちゃ!って思うほど、

何もやってないことに気付くそろそろ確定申告が始まりますよのお知らせが届く年明け1月の月末のあるあるよね。

便りがないのは良い知らせの逆よ逆。

そしてそろそろ2月だし!受付開始だし!

でも3月から本気出す!って思ってギリギリ間際のマジで締切5秒前!

そんな広末涼子さん状態から来年は抜け出したいと言うことを毎回思うのよ。

でもさ、

経費とかの仕訳って月でこまめにやるとするじゃない、

でも勘定科目が一緒なら年にまとめて1回で作業行う方が一括して1年分のデータが1回の作業仕訳られちゃうから

月1回やる作業の1年分のを12作業するのと、

年に1回まとめてやる12個の同じ勘定科目仕訳作業で1回で終わるのとで、

どちらが高効率なのかしら?ってちょっと謎に思ってしまうわ。

そう思わない?

デジタル取り込みで取り込んで仕訳前のデータは年1回同じような勘定科目は一気に仕訳できるから

毎月やってるのを真面目に仕訳やってると思っていると思ったら大洗海水浴場違う違う大間違いの、

年1回まとめて全部同じ勘定科目は一気に1回でやってしまう方がいいと思うのよ。

それは沢村一樹さんも北村一輝さんもそう思っているはずよ!

ちなみに北村一輝さんの一輝はかずきって読むらしいぐらい一気にやりたいのよ。

でもなんか

やっぱり締め切りギリギリになってやんなきゃ!って追われるのは一気に萎えるわよね。

結局そう言って言い訳するけど、

地道にやってかないといけないのよねーってしみじみ飲むしじみ汁ばりにそう思ったわ。

でも締め切り間際に無事終わってよかったわよ。

うふふ。


今日朝ご飯

ハムタマサンドしました。

久しぶりにと言うか、

ちょっと寝坊

本当はもうちょっと30分ほどばかり早く起きたかったけれど

ちょっとだけお寝坊家で食べるつもりだったけど

つもりつもって、

いつものサンドイッチ屋さんのハムタマサンドね。

慌てずにしっかり食べて噛むわ!

デトックスウォーター

やっぱり暖房なくては寒くって朝方からだが冷えよ。

寒いので、

タイマーで仕掛けた電気ポットのお湯が私を文字通り温かく迎え入れてくれるわ。

そんなソルティープラムホッツウォーラーを片手に、

朝の冷えた身体を中から温めましょう。

まだまだ寒い朝があるわ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2024-03-10

シャルリー・エブドから考える「権力者ネタにするのが風刺」なのか

R-1決勝の「デモ活動ネタが物議に 「完全に無理だった」「テレビ消した」「ブラックジョーク」など賛否両論殺到/デイリースポーツ online』へのコメント

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.daily.co.jp/gossip/2024/03/09/0017414243.shtml

La preuve que l'europe est chrétienne

2015年9月トルコからギリシャに向かう途中で幼いシリア難民の少年が死亡した転覆事故を受け「ヨーロッパキリスト教の国であることの証明」と題した風刺画掲載した。

水の上に立つ男性と水面から両足だけが出ている人の絵を「キリスト教徒は水の上を歩く」「イスラム教徒の子供は沈む」と形容している。

Que serait devenu le petit Aylan s'il avait grandi ?

2016年1月ドイツで発生した難民申請者を含む外国人を主体とする集団性暴力事件を受け「アイラちゃんが成長していればどうなっていただろう?」として女性を追いかける男性風刺画掲載した。

アイラちゃんとは上記転覆事故で死亡した難民少年である

Séisme à l'italienne

2016年9月イタリアで発生した死者298人の震災を受け「イタリア地震」と題した風刺画掲載した。

包帯を巻いた血まみれの男性、顔を火傷した女性瓦礫に挟まれた人々の絵を「トマトソースペンネ」「ペンネグラタン」「ラザニア」と形容している。

2024-03-08

ドラゴンボール探しの旅に出て5年が経った

残るはイーシンチュウただ一つ。

鳥山明先生が亡くなったニュースは、あっという間に世界を駆け巡った。

世界はその偉大な業績を称え、そして悲しんだ。

しかし人々には希望があった。

誰しもが彼の代表作、ドラゴンボールを思い浮かべていた。

「7つのボールを集めることができれば、我々の願いは叶えることができる。」

ドラゴンボールは本当に存在するのか。誰もが当然に考える疑問だ。

ところが彼が亡くなった数日後、とある出来事をきかっけに事態は急転する。

誰一人立ち入ることが許されなかった鳥山明の自室から、星が描かれた3つのドラゴンボール漫画に登場したものと全く同じ形のレーダーを彼の長男が見つけたのだ。

そこには漫画で書かれた鳥山明から手紙が添えられていた。

父らしいと思いながら読んでみると、そこに書かれていたのは誰にとっても驚きの内容だった。

なぜなら、そこに書かれていたのは、彼が漫画家として成功できた本当の理由だったからだ。

鳥山明ドラゴンボール出会いは彼の小学生時代に遡る。

いつものように学校からの帰りを急いでいると、道端にぐったりと座り込んでいる一人の老人がいた。

彼は、今にも息絶えそうな様子で鳥山明に語りかけた。

少年老い先短い老人の最後の頼みを聞いてくれ。

ここに探知機が一つある。とある最新製品の試作品なので見慣れないのは仕方ない。

この探知機に従って山に入っていくと一つの水晶玉が転がっているはずだ。

それをワシのもとまで届けにきてほしい。お礼は弾む。」

鳥山少年は一切疑うことのないような澄んだ瞳で言う事を聞いた。

そして老人には険しくとも、少年にしてみれば何でもないような山道サクサクと登り、岩肌の隙間に挟まっている水晶玉を見つけた。

どこかから強く投げ込まれたようにめり込んでいたが、少年が手を伸ばすとまるでそれに返事をするようにゆっくりと光って地面に落ちた。

少年水晶玉を手にすると、大急ぎで山を下っていった。

少年の手に握られている水晶玉を見て、老人は表情を激変させた。

先程までの息絶えそうな呼吸は激しくなり、目玉が飛び出しそうなくらいに開かれていた。

お礼を期待する鳥山少年から何も言わず水晶玉を奪い取ると、彼は懐からさらに6つの水晶玉を出して眼の前に並べ始めた。

お礼を貰えなかったことに不貞腐れていたものの、少年好奇心はすぐに老人の異様な姿に奪われた。

老人は興奮した様子で水晶玉を並べなが、「ついにやったぞ」「いよいよだ」といった言葉を繰り返している。

「いでよシェンロン!」

老人が突然叫ぶと、辺りは一瞬で昼のように明るくなった。

少年は急いで目を塞ぐ。

相変わらず眩しい世界の中で、静寂だけが続いていた。

老人の声が聞こえないことが気になり、やっとの思いで薄く目を開いてみると、大きく口を開けて目をかっぴらいたままの老人が見えた。

あうあうと、声にならないような音が喉から漏れている。

老人の目線の先を追うと、そこに見えたのはこちらを見下ろすように中に浮かぶ大きな龍だった。

それに驚き老人を再び目を向けるが、老人は一点を見つめたまま動こうともしなかった。

気がつくと、周囲は夜よりも暗い闇と静寂に包まれていた。

老人が何も言えないでいると、目の前の龍は頭に直接語りかけてくるような声で「さあ願いを言え」と一言だけ言った。

その声が聞こえたと同時に老人の呼吸が荒くなり、何かを喋ろうにも喉が詰まって喋れないような、そんな様子で悶え始めた。

そうかと思っていると、老人は急に立ち上がり、大きく一つ息を吸ったかと思うと吐き出すことなくそのまま倒れ込んでしまった。

目は大きく見開かれたまま、ピクリとも動く様子はない。

突然のいろいろな出来事におどろいて動けないままでいる少年の頭に、さらに声が鳴り響いた。

「そちらの人間は願いが言えなくなってしまった。お前で良い。さあ願いを言え。」

少年事態が飲み込めないまま、まるで夢でも見ているような気持ちでそこに立っていた。

そうだ。どうせ夢なのだから。そう思って少年は答えた。

世界一の漫画家になりたい。」

亡くなった鳥山明の部屋からつのドラゴンボールレーダーが見つかった半年後には捜索チームが組まれていた。

添えられた手紙には、彼がドラゴンボール出会った経緯についての漫画と、そうしてレーダーを利用して秘密裏ドラゴンボールを再度集め始めていたことに関する内容だった。

漫画が終わると、その後には自分がいつ死んでもいいように、その時はこれらのドラゴンボール長男に託すと手書き文字が書かれていた。いわば遺言状である

彼が再び何を願いたいのかまでは書かれていなかったが、「これを見つけたということは俺はもうこの世にはいないということだ。それは残念なことだが大丈夫。俺はお前を信じている。」とだけ書かれていた。

捜索チームのリーダー鳥山明氏の長男が担った。

長男秘密を守りながらも信頼できる人間を集めた。

生前に返しきれないほどの恩を受けたであろう彼の信頼できる弟子や、同じ時代にしのぎを削りあった漫画家や編集者たち5人が集まった。もちろんトリシマもいる。

はじめのうちはレーダーが一つしかないために捜索の効率はとても悪く、誰にも悟られないように慎重に進めていることもあって全く見つけることができなかった。

レーダー範囲より外の反応はレーダーの端に表示されるだけなので、水平方向に移動した時に見られるわずかな収差をヒントに距離予測して地点を絞り込んでいった。

飛行場が近くにないような場所ヘリコプターを使ったりもしたが、そうした交通手段が揃っている場所であることのほうが稀で、迂闊に他人を巻き込めないという状況も手伝っていたずらに時間ばかりが過ぎていった。

それでも地道に場所を絞り込み、一つは5,000m級の山の上、一つは1,500mの海底、一つはアマゾン奥地の原住民族に神と崇められている祭壇から、3つのドラゴンボールを集めることができた。

残りの一つは、日本とは国交のない、しかも今現在戦時下真っ只中の高い壁に分断された自治区範囲に絞られた。

鳥山家長男は、難民支援目的とした多額の資金を手に、そのために作った慈善団体代表として同行することでやっとの思いで入国を許されることができた。

そのために使った金額は、実に鳥山氏が生涯稼いだ財産の半分以上に至り、彼の行動の一つ一つが世界中で報道されてしまうことで、余計な注目を集めることになった。

どこにいてもマスコミの目から逃れられない状況は足かせでしかなかったが、支援活動の間を縫ってはレーダー確認し、やっとのことで場所を絞り込むことができた。

今、目の前には爆弾で崩れ去った瓦礫の山がある。

マスコミの目を盗み、現地のコーディネーターの反対をのらりくらりとかわしながら瓦礫の山を登る。

ドラゴンボール位置を示すレーダーの点が中心に移動し、今まさに自分の足元に埋まっていることを指し示す。

しかし、どうやって掘り起こせば良いのか、途方に暮れながらひとまず座り込むことにした。

いたずらに瓦礫をめくってみると、それはまるで当たり前にそこにあるかのように淡く光を湛えて転がっていた。

それこそが紛れもないイーシンチュウだった。

とうとう最後の一つ、イーシンチュウを手に入れた彼は、支援活動も放り投げて早々に日本行きの便に飛び乗った。

残りのドラゴンボールを持ち歩くことで万が一のことがあってはいけないし、過酷環境下で願いを叶えること自体危険だと考えていた。

他のメンバーにしてみれば、彼が日本への帰国を急ぐこと自体がイーシンチュウ発見の合図である

彼が日本に着く頃には、全てのメンバー鳥山邸に集合していた。

すぐにでも願いを叶えたい気持ちを抑えて、皆で願いを叶えるための準備を進める。

ここまで一緒に戦い抜いてきた仲間である。誰の言葉で願いが叶っても良いのだ。

焦って願いが失敗してしまうことのないように、この日メンバー全員で何度も願いの言葉練習した。

翌朝、目が覚めると外が騒がしかった。

家の中庭に他のメンバーが何かを囲うかのように集まっている。

その中心に横たわっていたのは、一部が焼け焦げてはいるがトリシマだと分かった。傍に黒く焦げたアタッシュケースが転がっていた。

メンバーたちは動揺を隠せないでいるが、リーダーである長男だけは落ち着いていた。

彼は最後までメンバーを信じていたわけではなかった。

誰かが裏切り皆を出し抜こうとしたときだけに発動する罠が仕掛けられていたのだ。

それがシェンロンをよびだす呪文である

鳥山明氏の遺言状とも言える漫画の一部、シェンロンを呼び出すシーンに手が加えられていたのだ。

正しい呪文は「いでよシェンロン!」であるが、漫画には「ででこいシェンロン!」に書き換えてあった。

そしてその呪文に連動するように、ドラゴンボールを格納しているアタッシュケースには細工がしてあった。

それが音声認識による爆弾起爆だった。

メンバーには直前に正しい呪文を教えるつもりだった。つまり、誰かが出し抜こうとして間違った呪文を唱えれば途端にアタッシュケースが爆発し、たとえそれでシェンロンが現れてしまったとしても、爆発によって願いを叶えることはできなくなるという仕掛けだった。

もちろん、位置情報によってこの建物を離れようとしてもアタッシュケースは爆発するようになっていた。

そのことは他のメンバーには伝えていなかった。

ざわつくメンバーを尻目に、リーダーである長男レーダーを元にそこら辺に飛び散ったドラゴンボールを拾い集める。

流石のドラゴンボールだ。傷ひとつどころか、汚れさえも全くついていなかった。

動揺するメンバー事情説明して、この事故自業自得であることを理解してもらう。

メンバー達は安心したような、それでいて何かに怯えるような表情をしている。怒りの表情を浮かべるものもいるがもう知ったことではない。

そんな状況を仕切り直すように「さあはじめようか」と、長男一言だけ言った。皆は無言で頷く以外になかった。

いよいよだ。

「いでよシェンロン!」

途端に視界が光に奪われる。まだ朝だというのに、真夜中に突然目の前でナイター照明を焚かれたかのような明るさだった。

少しずつ目を開けて見上げてみると、まさに生前に父が漫画で描いたかのようなシェンロンがこちらを見下ろしていた。

父の圧倒的な画力に改めてため息が漏れた。

「さあ願いを言え」

これも父が漫画に描いたシーンのように、直接頭に響くような声だった。

漫画で見ていた分、少しは冷静でいられたために周りを見回す余裕もあった。

周囲はすでに夜よりも暗い闇に包まれている。

どうやらこの周辺以外の時間が止まっているらしく、ここにいるメンバーたち以外に何かが動いているような様子や音は感じられなかった。

それならば騒ぎになることはない。焦る必要はないのだ。

メンバー達と目配りをする。

失敗しないように何度も練習をしたセリフだ。

「どうした。さあ早く願いを言え。」

その声が皆の頭に響いたのを合図に、メンバー達は同時に願い叫んだ。

ここまできて裏切りがあったのであれば、それはもう仕方ない。

また探せばいいのだ。残ったメンバーの数だけ、探し続ければいいだけのことなのだ。

そんなことを考えながら願い事を言い切ると、「たやすいことだ」という一言が頭に響いた。

周囲が光に包まれると同時に目を閉じる。

そして眩しさが去ると、辺りに喧騒が蘇ってきた。

恐る恐る目を開けてみる。メンバー全員が不思議そうに顔をみあわせる。

それぞれの表情を見比べると同時に、自分たちの願いが叶ったことを理解した。

そう。皆の頭には、今まさに脱ぎたてのようなほかほかな暖かさに包まれた小さなリボン付きの純白なパンティーが、それぞれかぶらせられていた。

偉大なる巨匠であり我が父よ。あなたの願いはこれで間違いないだろうか。

皆で何度も相談した結果、どう考えてもこの結論しか至らなかった。

今まで人類に大きな夢と希望ありがとう。どうかこれで安らかに眠ってほしい。

そんな達成感と安堵に満たされながら、リーダードラゴンボールレーダーを踏み潰して壊した。

2024-02-29

anond:20240229211747

から瓦礫処理は男の仕事で、男もたまには料理を作れなんて言うんですね

だって疲れんだよ甘えんな

2024-02-28

今更自民党批判を始めたクソバカどもへ

ここ最近岸田の支持率低下してて、政党支持率ですら立憲が伸びてきてるんだが、今さら自民を叩き始めたかつての自民支持者たちってバカなの?

こっちは10年後20年後を見据えて統一教会自民党なんかが国民のための政治をするわけない(お前らバカはどうだか知らないが当然山上以前から自民統一関係は知ってた)ってことを理解した上で、鼻を摘んででも野党側に投票してたんだよね。

公文書改竄統計偽装加計桜、国会で虚偽答弁。こういうの見てたはずなのに、自民党が国民のための政治やるはずなかったよね?気づかなかったの?バカですね。で、実際に個人消費は落ち込みGDP4位転落個人では韓国以下。俺の見立て通りだったね。

でもお前らは野党側を貶めすことに血道をあげていたよね?悪魔民主党政権とか言っていつまでもとっくに引退した松本龍を飽きもせず叩いてたよね?自民今村雅弘東北でよかった発言で俺の中ではとっくに打ち消された事象なんだが、バカの一つ覚えみたいに松本龍発言をあげつらう。松本龍が何か法律違反たか自民公選法違反で何人逮捕されたのか知らんが。おまけに報道の自由調査でも松本龍の時と今とで全然差があるっていうおまけ付き。民主党報道の自由言論の自由保証してたか松本龍叩けたんじゃん。民主党のおかげやん

民主党円高放置。株も安かった。それ麻生の時やしリーマンの影響で失業率高かっただけ。そもそも自民政権就職氷河期自己責任で切り捨てといて民主党失業率悪化政権叩きの棒にするのダブルスタンダードからやめた方がいいよバカから気づいてないんだろうけど。他責思考(笑)そもそもまともな野党がないってのも他責思考だよな。俺は鼻つまんででも野党側に入れてたけど?

アベノミクスはすごい!←失敗だよね?実際に個人消費は落ち込みGDP4位転落個人では韓国以下。岸田は円安放置コーラ一本180円wでも給料上がりませーんw

自民党支持してたバカどもさ。これどうすんの?今さら野党鞍替えして、野党がムカつくっていう感情だけで中立さフェアさをかなぐり捨てて「自民消極的支持(笑)」とか言ってた過去は消えないんだけど。今も議員裏金ムカつくって感情だけで自民不支持なんでしょ?まず自分バカだって認識しろよ。電柱突撃する虫みたいな存在であることを自覚しろ

今度瓦礫の山になってる能登ブルーインパルス飛ばそうって計画あるらしいですよ。美しい国ですね。山本太郎被災地カレー食っただけで馬鹿騒ぎした結果能登ではボランティアが足りてないそうです。どうすんの?お前らの投票やら論説の結果なんだけど。

お前らがまさしく売国奴なんだよ。まずそのことを認識した上で、野党側及びその支持者達にごめんなさいしようね?優しくて温かいニホンジン(笑)ならちゃんとごめんなさいできるよね?日本没落させてごめんなさいは?

2024-02-22

anond:20240221143216

炊事が嫌なら瓦礫撤去しろ、と言うけど、A家からは炊事女を供出してるけどB家からは供出してないなら、B家の自宅片付けが進むのはA家にフリーライドしてる。本来家庭内で完結する炊事を他人にやってもらってるので。

anond:20240222175425

家が倒壊してたりするから避難してるの

「家の片付け」は瓦礫も片付けるの

anond:20240222163628

いうても外に出て瓦礫撤去や片付けしたいかって言ったら普通はしたくないだろ

でも力のある男や元気のある若者が外に出たくないと言ったら復旧が進まないから出てるんでしょ

あるいは、被災していても普段と同じように仕事に出なければ行けない人もいるかもしれない

なぜそこでお互い様だと思えないのか

anond:20240222171818

からどっちとも言えない話を単純にジェンダーロールだって言うのは変だろって話

男性たちが夫なのかそうでないのかもわかんないし

仕事に行くのは男性だけじゃあないだろうし

まあ確かによその家の男性食事まで女性が作るのがおかしいっていうのはわかるけど

男性はその分よその家の瓦礫撤去作業とかもやればいいじゃん

つかそういうのに駆り出されてる可能性はこの記事では言ってないけど

被災者はそういうのしなくていい決まりとかあんの?するんじゃないの?

そういうのは女性には無理なんだしさって思うけどな?

そういう事情がなんもわかんなくてただジェンダーロールって言っててなんか変な記事だなって思うこれ

有事場合だとそういう助け合いみたいなことが発生することもあるかもだし

かにそこでジェンダーロールによる問題が出てくることもあるっていうのはわかるけど

この記事はなんか作為的でいやだな…やるならもうちょっと踏み込んで説得力のある記事にしてほしい

なんか結果ありきって感じのすごく変な記事だと思う

瓦礫撤去のあれ

公平性にこだわるあまり、得意分野で各々が最善を尽くして早期の復興を目指すって合意すらできんのか。

公平であることは、1日でも早く元の生活に戻りたいと言う気持ちの上に置かれるんだ。

だったら、復興なんてせずに一生公平ごっこして瓦礫弄り回してろ。

anond:20240222104523

金がもらえる瓦礫撤去は男がやり、金が貰えない炊き出しは女に押し付けられている事に女性が不満を訴えていたみたいなニュースがあった記憶あるよ。

anond:20240222123845

そう、女も瓦礫撤去や片付けや仕事に出ている人がいる

anond:20240222104523

男はみんな瓦礫撤去してるわけじゃない

あと休日っていう概念持とうな

何ヶ月も毎日同じ人達に働かせるな

こども部屋引きこもりおじさんは、地震で家が倒壊しても、瓦礫の片付けなんかできないでしょ

anond:20240221143216

だって、クソ疲れる瓦礫の片付けで力仕事とかより、カレー作っていたいっての。

2024-02-06

まだ早いが仮に能登半島地震の教訓を活かすとしたら

早いとこパワードスーツ実用化して、普段業務で使う人をバンバン増やしておくことなんじゃないかと思う。

非力だろうが女性だろうが年寄りだろうが、その場に居る被災者自身が救助活動の戦力になるような機材が必要なんじゃないだろうか。

パワードスーツが無理なら小型の重機を扱ったり、油圧ジャッキを使ったりして瓦礫をどける訓練を普段からやるとかだろうか。

でも重機とかよりはパワードスーツだと思う。

バッテリー問題とか地震津波パワードスーツが壊れるケースも多いだろうけど、全部が全部ダメになる訳ではないだろうし。

地方マンパワー不足が災害時にはより鮮明になるって事が分かったんだからパワードスーツの様なマンパワー不足を補えそうな機材への投資災害対策意味でも重要なんだと思う。

2024-01-30

anond:20240130090047

自分で書いてるじゃん「たまに男も襲われる」と 男はたまになんだよ 女は毎日襲われてる テレビニュースで殺されてる被害者は圧倒的に女が多いだろ 確率的に危ない事はしたくないの ビビリだから

最近被災地ニュースを見て、自衛隊レスキュー瓦礫に分け入って作業する屈強な男になったらどんな感じなんだろうと想像した 頼られてる、力いっぱい働いて充実感がある、でも自分が肉体的に一番強いから誰仕事中は誰かに弱みを見せることもできない

どんな感じだろうね 屈強な男限定だけど

2024-01-23

anond:20240123000010

多分瓦礫の下で死にもせずただ動けない状態になったら生きたいという気持ちが芽生えると思うよ

2024-01-17

震災ニュースキツイ

助けを求める子供を助けられなかったとか、自力遺体瓦礫から取り出したとか、火葬するまで何日かかったとか...

情報解像度が高すぎて涙が出る

震災報道ってここまで生々しいものだっけ?

東日本ときはもう少しマイルドで、震災半年とか1年経ってから、ようやく生々しい被災者の状況が報じられてた気がする

まだ被災してから2週間くらいしか経ってないのに、妻と子供を失った男性が顔出しでインタビュー受けてるの本当に心が痛む

いや、もちろんそうやって記録して報じていくのは大事だと思うんだけどね

私はしばらく、震災報道からは離れたいと思ったよ(ヤフートップに散々出てくるけど...)

anond:20240115234918

この方を大雑把に「防災研究第一人者」として、しかも御本人は「これから指摘することは、私の責任でもあります。」と述べているにもかかわらず見出しでは「初動に人災」「阪神の教訓ゼロ」とするのは、世論ミスリードしたい気持ちが見え見えで憤りを覚える。

記事を読んだとき石川県防災アドバイザーとしての自分自身反省と読めたのでミスリードしているとは感じなかった。

室崎さん記事に対する一連の批判は、発災直後から報道が、今回の地震津波被害想定外だとする世間の印象を色濃く反映しているように思える。

例えば、asahi記事に対するこんなブコメ

blueboy まったくトンチンカンだな。問題は初動でミスたことじゃない。初動のミスのあとで修正できなかったことだ。大量の一般車両交通渋滞させたのだから車両の選別をして、渋滞を解消するべき。今も。

初動というのは、実のところ、災害時の緊急対応計画にかかれた想定シナリオ以外に動くのは難しい。発災直後の行政の状況というのは情報洪水であり、いちいち判断をしている人的・時間的な余裕はない。だからこそ計画重要なのであり、初動は行政各部署が被害想定を部署別のタスクとして平素からいかに予習しているかにかかっているのだ。

したがって交通渋滞という点での初動のミスは、交通規制計画にかかれていなかったことなのであって、あとで修正できたかどうかはほんとリーダー資質によるという話でしかない。室崎さんの指摘は、現場での判断ミスではなく、計画の欠如という点にフォーカスしているということはまず抑えておきたい。そのうえで室崎さんは前例にないことが起こってしまたことに対する対処提言をいろいろしている、というふうにみるべきじゃないかと思う。

室崎さんの指摘で、情報発信の在り方もそのひとつ

例えば奥能登へは入らないように、としたが、石川県全体に入らないように受け止められたのではなかったかもっと良い周知の仕方はなかったが、など。

増田がいうように、情報発信に問題があったという指摘は重要だ。

石川県能登方面への不要不急の移動は控えてといっているし、個人から支援物資は、受け付けないといっているし、不通や片交だらけの道路で緊急車両邪魔になるとわかって、一般車両の通行禁止が始まった、みたいなニュースもみる。こんな形で「やれないこと」ばかりを伝え、やれることを伝えない報道の仕方も、一般人にはできることはない、というムードを作っていると思う。この点では室崎さんの指摘に同意せざるを得ないと思ってる。

その一方で、増田が以下にいうように

ボランティアによる大渋滞阪神・淡路大震災でも発生したが、それが大きな問題でありコントロール必要があるとされたのは東日本大震災震災以後。被災地に向かう車両許可証を貼っていたのを覚えておられる方もいるだろうと思う。

そのように議論が進んでいる中、室崎先生のこの考えを支持する研究者や行政担当者ほとんどいないと断言できる。

これはその通りだと思う。また、数日前、鍵屋一さんもNHKで、一般の方々、今は待つときです、と強調していた。

しかし、では、肝心のボランティアコントロールって、報道の側面ではどうですか。また行政はそれを明確に示してるだろうか。

どう活動すればいいか、があまり報道されないし、情報提供もされていないのが現状でしょう。

待つことばかりが印象づけられ、実際にいち早く現地入りして活動しているNPOなどもいるのにあまり報道されない。

1日の発生以来、自分がかつて泊まった宿などが心配で、関心を強く持っている一部地域の宿やお店などのSNSをずっとチェックし続けていたのだが、

一週間くらいすると、XXNPO支援を受けて頑張ってます!みたいな投稿がちらほらみられ始めた。

なかには、発災から驚くべき速さで準備を整え、現地入りし、ニーズ調査を開始、物資を届けているNPOもあった。世の中には山岳救助なみの準備が必要とされそうな事態でも迅速に駆けつけるNPOがいると知ったのは個人的には希望だった。実績の多い「震災がつなぐ全国ネットワーク」や「RSY」だ。また被災者SNSで偶然「MAKE HAPPY」という団体を初めて知ったが、世の中、いざ鎌倉みたいに駆け付けられる団体がけっこうあることを心強く思った。

これらの活動たまたま能登半島の特定被災者(以前、北陸旅行宿泊したことのある宿や酒蔵)に関心をよせていたから知りえたのであって、報道だけをみていたらわからないことだった。能登町や穴水町などで数多くのNPO支援団体活躍が聞かれる一方で、奥能登まではまだまだ悪路でごくわずかの団体しかいけていない、という具合に、どのあたりに今現状、支援が進んでいるか、全く進んでいないかぼんやりとしたイメージみえてくる。

苦しんでいる被災者を目の前にして、「道路渋滞するから控えて」ではなく、「公の活動を補完するために万難を排して来て下さい」と言うべきでした。

という室崎さんの考えは、災害対応コントロールという観点からは暴論にみえるかもしれないが、一理あると個人的には思っている。情緒的な言い方をすれば、公けではない活動による突破ブレイクスルーの側面を信じているし、実際そのインパクト無視できない。

いや、むしろ日本防災理念というのは、法律上も公けというのは、自助、共助を補完するものなので、公助が整うまで待てという理屈は実はいびつだ。

ただ、室崎さんが指摘している処方箋が筋が悪いという指摘も確かだ。例えば

 どんな被災地にも、スタンドプレーのように目立とうとする迷惑ボランティアはいます。そういう人たちに向けて、ブレーキとしてのメッセージ必要なのは分かります

 しかし、今回は「控える」の一色になったことで、被災者にとても厳しい結果を招いたと思います交通渋滞問題ならば、例えば緊急援助の迷惑にならない道をボランティアラインとして示す方法もあったのではないか、と思います

というとき、このボランティアラインというのが、どうにもその場の思いつきっぽく響いてくるのも確かだ。

かりにも室崎さんが防災アドバイザーであったのなら、すでに計画の中において方法論が確立され、いざというとき判断をしなくていいように、ボランティアコントロール行政タスクとして、緊急対応計画タイムスケジュール表に記載すべきだったと思う。それを例示としてしか示せないのは計画性の欠如だと思える。

そもそも阪神の教訓というのは、発災直後の、行政部署別の個々のさまざまなタスクタイムラインがなんらかの被害想定をもとに明確に決まっていなかったから初動が遅れた、という問題意識だったはずだ。目標管理型のタスク管理、これが阪神以来、災害関連死が問題となった中越を経て、東日本熊本へとずっと教訓として積み上げられてきたはず。膨大な情報洪水忙殺される発災後リーダーシップには限界がある。現場判断時間をとられ過ぎてはいけない。だからこそ、刻々と変化する現場ニーズ翻弄される前に、計画において予め想定する事態ニーズ)とタスクと何日後までに達成するという目標を明確にする、というノウハウが蓄積されてきた。例えば避難場所トイレ整備ひとつとっても、発注から目標個数まで細かいスケジュールをあらかじめ想定しているのが防災計画だ。

室崎さんが、インタビュー記事の数日前、自身SNSで以下のような提言をしているのは、まさにそういうところだ。

(2)課題解決必要な専門支援者を率先的に受け入れる

 支援あるいは復興では、「残心補填」で先を見ながら必要資源の事前確保をはかることがかかせません。救命救助のニーズが一段落した段階で、大量の消防隊が1週間後の今になって投入されているが、後手に回っている典型例です。今、何をしなければならないのか、3日後に何をしなければならないのかを考えて、必要人材資源を早めに送り込まなければなりません。孤立を解消する活動震災関連死を防ぐ対応瓦礫撤去整理の活動被害事態を明らかにする活動住宅再建に向けた判定と相談業務などが急がれます

 この段階で、「一般」の定義上から目線でされているのが気になるのですが、「緊急部隊邪魔になるので、一般支援者やボランティアお断り」というメッセージが、声高に叫ばれています。その結果として、劣悪な避難所の支援や隅々まで物資を届ける活動が疎かになり、再建や復興相談に乗ることも疎かになっています。ようやく、昨日から自衛隊食事提供が始まりましたが、避難所のケア被災者相談自衛隊消防隊にしていただけるのならいいのですが、・・。

 保健衛生、瓦礫撤去物資配送被災相談などの対応をはかるには、経験技能を持った専門的ボランティア積極的かつ戦略的に受け入れる必要があります。いまこそ緊急援助隊のみ優先の発想を切り替える必要があります

この点では、初動の遅れ、というのは計画必要タスクを想定不足だった、ということだ。緊急対応計画の不備という問題に跳ね返ってくる。

室崎さんが阪神の教訓がゼロになった、と自省するとき、それは室崎さんが指摘する初動における情報収集体制のみならず、ボランティア活動コントロールについて計画面での想定の甘さも検証される必要があるのだろうと思う。しかしながら、指摘されていることは至極真っ当なことだし、経験に裏打ちされたことばかりだ。

しかし、問題は室崎さんの自省として書かれたからどうだとか、室崎さんが第一人者かそうでないか、なんてことではない。

死ぬほどどうでもいいことだ、と思っている。ああこれはないな、とおもうところはあっても室崎さんの言葉から光るエッセンスをくみ取れば十分なんだよ。

2024-01-16

anond:20240116190750

被災して親を無くし、食うものもなく、飢えに苦しんだ結果知らない家の瓦礫の中からパンを1切れ取らざるを得なくなった弱者男性にも同じことが言えるんか?

2024-01-08

今回の地震政治利用がひどすぎませんか?

支持率の岸田政権下で起きた大災害なので能登地震が左右を問わず政府政権批判のために使われている。

SNSで飛び交う罵詈雑言の多さは過去イチと言ってもいいんじゃないだろうか。

まさに政争の具

何が嫌なのかと言うと地震を利用しての批判は結局地震を好機・幸いと捉えているのと同じだから

そんなつもりはないと言うだろうけど構造としてはそうなっている。

これがめちゃめちゃ不快

今この時も不安な人が、凍えている人が、瓦礫の下に埋もれた人がいるのに。

山本太郎も現地入りしなければいけない理由被災者を救うためではなく実績作りと政府批判から呆れてしまう。

そんなことをされても支持はできない。

こんな時ぐらい協力できませんか?

野党野党支持者も協力することで実現した成果を誇ればいいじゃないですか。

民間ジェットスターストライキ地震で一時取り止めにしたのと対照的

anond:20240106165508

海上自衛隊揚陸艇について、多少の知見を得たので、興味のある方もいるかと思い書き記す。

自分はド素人、聞いた話)

 

きっか

ホバークラフト型の揚陸艇記事 https://togetter.com/li/2288534 について、下記のブコメをした。

ホバークラフトなのか〜。父が海自だったので、子供の頃、家族デー?みたいな時に揚陸艇に乗って海水浴に行った記憶がある。ホバークラフトではなくて砂浜に乗り上げてたけど離岸する時どうするのかな

離岸の方法以外にも揚陸艇について色々と知りたいことが湧いてきたので、身内の軍オタメールして聞いてみた。

返信があり、ネットに流す許可を得たので放流する。プライベート部分はぼかしたり削除しています

 

質問メール

あけましておめでとうございます

ご無沙汰しています

先日実家に行った時も会えず残念でした。

 

ところで、能登地震ニュースを見ていたらホバークラフト型の揚陸艇話題になっていました。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/2df5c5b10d2d47b0f986e3465b5f070c186d5be4

 

なるほどホバークラフト揚陸艇なら港でなくても接岸できるのでしょう。

しかし、子供の頃、自衛隊揚陸艇に乗って島まで行って遊んだ記憶があるのですが、あれはホバークラフト型ではなかったと思います

(この記事の3,4枚目みたいな小型のやつ) 

http://www.rimpeace.or.jp/jrp/umi/numazu/220917numazu.html

 

そこで疑問がわきました。

 

ホバークラフト型でない揚陸艇は、接岸できても離岸できなそうに思えるのですが、実際にはできるわけです。一体どのような仕組みで離岸するのでしょうか?

岸の反対側(海中)にあるスクリューを逆回転すれば離岸方向に動けるのでしょうか?

 

②接岸・離岸が可能ならば、特段ホバークラフトである必要はなく、また実際に非ホバークラフト型の揚陸艇存在するのに、能登地震支援ではなぜホバークラフト型が使われたのでしょうか?

ホバークラフト型は底に柔らかい素材を使用しているのではないか瓦礫が散乱していそうな海岸では柔らかい部分の破損がありそうでデメリットではないでしょうか?

 

素人仮説(②について)

 1)ホバークラフトも使われたが非ホバークラフト型も使われた。報道サイドで技術的新奇性がキャッチーなため取り上げられた?

 2)ホバークラフトアメリカから購入したようなので、そこをアピールしたい?

 3)実は非ホバークラフト型は自分で離岸できずハシケが必要で小回りがきかない?

 4)海底が遠浅で非ホバークラフト型は岸からかなり遠くまでしか進入できない?

 5)地震海岸線が変わるほど隆起しているようなので、海底の様子がわからないため海底地形に左右されないホバークラフト選択した?

 

…などと、素人考えながらあれこれ仮説を立てて検索してみたのですが、はっきりとわかりませんでした。

 

そこで、きみの興味対象分野に近接してるかと思い、お伺いした次第です。

わかる範囲で構いませんので、お手すきの時にでもご教示いただければ幸いです。

 

回答メール

メールありがとうございます

以下回答します。

 

1. 海岸のし上げ型の揚陸艇は、スクリュー逆転で後進力を得るのとともに、接岸前に艦尾から錨を打っておいて、それを巻き上げることで離岸します。

 

2. 海岸のし上げ型の揚陸艇は、けっこう波打ち際から離れたところまでしか岸に寄せられず、そこで艦首扉を開くと、水深がまだ兵隊の背丈ほどもあることもありますホバークラフトなら確実に海岸兵隊を揚陸できます車両を揚陸させる際にはもっと水深が問題になります。今回は土木重機の揚陸が任務でしたので、のし上げ型では困難を覚えたでしょう。

 また、のし上げ型の揚陸作戦時に問題となる障害物は、水面下の突起物などの方が深刻です。見えない上に揚陸艇の船底に刺さるからです。戦時には敵が爆薬付きで設置している障害物もあります

 ホバーなら、多少残骸が浮遊していても、見えていれば避けることは可能で、ホバークラフトゴムスカートはなければ上陸できないということもない消耗品ですから、海底状況が不明海岸に揚陸する場合は、ホバークラフトの方が安全です。

 

2a. 実は現在海上自衛隊は、のし上げ型の揚陸艇をあまり保有していません。特に我々隊員家族を遊覧航海で無人島まで運んでくれた3000tクラスの大型揚陸艦は皆無です。

 現在海上自衛隊の(乏しい)揚陸戦力の主力は、海岸に接岸できない大型の、輸送ヘリ搭載揚陸母艦と、母艦に搭載するホバークラフト型の揚陸艇なのです。これは、現代海上自衛隊が、島嶼戦よりも、外洋作戦・敵潜水艦掃討・敵本土ミサイル攻撃志向していることによります

 

3. 仮説123は特にそういうことはありません。ホバー揚陸艇1994年に導入されていますので、特に新奇性はないと思います2006年映画日本沈没」(草なぎ君が出たひどいやつの方)にも出演してますね。

 45は考慮されたと思います

 

海自揚陸艦はこれしかいない。

https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/lst/osumi/

 

こういう揚陸ができるのは非常に限られた恵まれ海岸のみ。

https://www.youtube.com/watch?v=GmrfJhUPW7A 

 

これくらいが普通。降ろしてみたらもっと深かった例もある。

https://www.youtube.com/watch?v=AgZMGhqlTUE

 

上陸海岸障害物。

https://bunkermuseumantwerpen.be/en/strandversperringen/

 

以上

 

補足

回答へのお礼電話で聞いたところ、「のし上げ型」とは別に正式用語ではないとのこと。また、本人は海上自衛隊がメイン分野ではなく、「もっと詳しい人がちゃんとしたものを何か書いてるかもしれないよ」と言っていた。

 

蛇足(私の感想

ええっ、乏しいの?揚陸艇自体が少ないんだ?!

へぇ〜、ホバースカートって消耗品なんだ〜!

子供の頃揚陸艇で行った海岸は条件いいとこだったんだな〜!

電話確認したら小型の揚陸艇にも乗ったが大型のにも乗ったはずとのこと。デカい方は記憶にないな…)

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