2024-03-19

男性こそ子育て理由転職した方がいい。

年子どもが生まれ、育休を3ヶ月取った。都内上場スタートアップ勤務ということもあり、男性育休には寛容な環境で、同僚からはお祝いにおくるみいただき、前向きに送り出してもらった。

当然だが、とてもハッピー気持ちで育休に入った。出産に立ち会って自然と流れた涙は、これまでの人生で最も無垢で、言葉にならない嬉し涙だった。仕事子育てを両立して、より一層充実した人生を送っていくぞと意気込んだ。

しかし、育休中に痛感したことがふたつある。

まず、育休中は仕事をしていないので、育休を取ったからと言って仕事子育てを両立したとは思えなかった。数ヶ月程度の育休は「特に大変な新生児期を乗り切る手段」であって、「仕事子育てを両立する手段」にはならないのが現実だ。

そして2つ目に、「両立」と勝手に言っているが、それは自分だけの問題なのかということ。子育て夫婦の共同プロジェクトだ。義務教育までとしても15年を要する、一大プロジェクト。そのプロセスにおいて、当然、妻には妻の「両立」がある。

育休は子育てのほんのプロローグに過ぎず、その後が本番と言ってもいい。

3つそれぞれの満足度(納得度の方が適切かも)のバランスをどうやって保っていくか。中長期的にはこれが1番のテーマで、もはや、要素がふたつであることを前提にした「両立」という言葉で捉えること自体が、時代遅れに思えた。

妻はメーカー勤務で、仕事好きな人間だ。バリキャリ志向ではないが、自社商品を愛してやまないタイプで、今後もフルタイムでの仕事を望んでいる。彼女仕事を通して充実感を得ることは、一緒に生きる私や子どもにとっても大切なことだ。

私は会社に働き方の相談をした。フレックスがなく、リモートにも回数制限があるため、せめて後者は緩和できないかと。しかし残念ながらその交渉は実らなかったため、転職を決めた。

次はリモートかつフルフレックスの環境で、幸いなことに年収も大きく上がるオファーをもらえたので、自分自身問題解決できたが、これだけ少子化社会問題になる中でも、子育て仕事の両立に優しくない現実を突きつけられたモヤモヤは消えていない。

経済合理性が伴う事由や、事業を左右するような外圧がなければ企業は変化しない。女性社員活躍を進めて社会情勢に応じつつ、男性社員にはこれまで通り仕事にフルコミットさせたい。これが経営者本音だろう。

しかし、その男社員子どもがいるとなれば、しわ寄せはパートナー女性にいき、どこかで働くその人のキャリア制限し、家庭の幸福度の総量も減らす。間接的に女性活躍を阻害しているわけだが、大半の企業は「知ったこっちゃない」と言うだろう。

から思う、男性こそ子育て理由転職した方が良い。環境制度を変えなくても男性社員が辞めないから、企業も変わらない。賃上げだってそうだろう。

厄介なことに、子育ては本当に千差万別。子の性格や体質、家庭の経済力、時間の柔軟性、幼稚園保育園環境、本人やパートナーの体力、実家の頼りやすさなど、いろんな変数難易度が変わる。

カードに恵まれただけだったかもしれないことに想像が及ばず、n=1の個人的体験談断じてしまう人もいる。そういう人が上司経営者会社にいるなら、すぐに転職した方が良いと個人的には思う。

少子化人手不足課題社会なのだから共働き子育てもしようという自分は多少わがままを言ってもいい。自分にそう言い聞かせることで、同僚に迷惑をかけることを頭から消して長めの育休を取り、転職も決めることが出来た。

仕事より家庭、という安直二元論では捉えていないし、仕事ももちろん頑張っていくが、「仕事=今の職場」ではないはずだ。

繰り返すが、男性こそ子育て理由転職した方が良い。それが大きなうねりになれば、いろんな問題が少しずついい方向に向かうように思う。

  • 良いこと言うね。確かにそうだ。経営者がそういう視点を持てて実践してくれるなら、男女ともに働きやすくなるだろうな。 会社員の立場だと、個人男性が育休取得に踏み切らなければ...

    • バカみたい   自分の能力の半分の力で出来る仕事をやれで終わる

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