はてなキーワード: 身分とは
住む世界が違う人を同じ世界に放り込むことほど残酷なことって無いと思う。
そして、住む世界が違うのに「同じ世界に生きているんだから君にもチャンスはあるんだよ」という力を持つ者の無邪気さ、この世界の"建前"が弱者男性を苦しめているし、多くの弱者を苦しめているのでは。
いっそのこと、身分や階級があって「君の人生はここまでなんだよ」と言ってくれた方が幸せだとすら思う。
そりゃ実際に底辺から脱出した人も中にはいると思うけど、大抵は底辺のまま、登れもしない崖を谷底から眺める日々を過ごしているのではないだろうか。
そして、崖の上から届きもしない手を差し伸ばしながら、「君にもできる」と言われたって馬鹿にしてるとしか思えないよね。
身分や階級って、そう言った生きていく上で見なくてもいいこと(弱者にとっては強者の世界、強者にとっては弱者の世界)に蓋をしてくれていた発明だったのではなかろうか。
営「ちなみに「枕投げ」は2020年東京オリンピック、パラリンピックにも公式な競技として採用されているんです」
俺「ほんとだ!枕に付いてるタグに東京オリンピックの青いマークが!」
俺「…しかし、どれもお高いですなあ。こんな高い枕が買える身分なら迷わず枕より最新のレッツノートを買います…」
営「そうですか…」
後日、そのときの枕営業ウーマンは道端で全裸の死体となって発見された
彼女は借金をして仕入れた枕の販売に困り、雪の降るこの街で枕を路上販売していたというのだ
「まくら、まくらはいりませんか?」
しかし、昨日未明に、理由は定かではないが、彼女は商品の枕をすべて箱から取り出しており、死体の周囲には枕が産卵散乱していた
警察は事件性はないとしており、その理由の一つに矛盾脱衣を上げている
矛盾脱衣とはかの八甲田山でも起こった異常行動であり、昔のギャルゲーとは何の関係もないのだが、
奇しくも今シンエヴァが盛り上げっているが、
過去にガイナックスが開発、販売していたゲーム「バトルスキンパニック - 全裸戦士 -」のように意味なく脱衣する、
ということは昔のゲームではよくあり、回り回って艦これなどにも継承されているのである
枕の話はどこへ行ってしまったのだろうか
アンチフェミの連中が諸悪の根源だと思うけど、「弱者男性」という概念がモテるモテないの話になっていて、ほんとうにうんざりしている。本来は、「安定した正規雇用の身分を得られなかった場合、女性よりも差別的な視線や扱いを受けることが多い男性」のことを意味しなければならない。例えば弱者男性という概念が指しているのは以下のような現実である。
・同じ「40歳非正規年収150万」で、女性と男性とどっちがいったい「将来大丈夫なの?真面目に人生考えているの?」と親や人から言われる(思われる)確率が高いか。
・同じ「昼間に住宅街を一人で歩いている40歳」「平日昼間に公園を散歩している40歳」の場合、女性と男性でどちらが不審者扱いをされがちか。
・同じ「40歳無職」で、パートやアルバイトで簡単な仕事を得ようとする場合、女性と男性でどちらがより有利で、職場に受け入れられやすいか。非正規男性の多い職種は総じて3K労働であり、非正規の中でも軽度の事務作業的な仕事はほぼ女性が独占している。
・同じ「40歳無職引きこもり」の場合、女性と男性でどちらがより「恥ずかしい」ものとして家族や周囲に扱われてしまうか。周知のように、家族とも会話をしないレベルの引きこもりは、男性の方が圧倒的に多い。女性の方がまだ、「家事手伝い」などのカテゴリーでかろうじて救われている面がある。
女性の政治家の少なさや非正規の比率の高さ、とくにシングルマザーの異常な貧困率など、政治や経済の世界で女性が圧倒的に差別されていることは言うまでもない。夫婦間の家事や育児も女性への負担が偏りすぎていることも明らかである。
ただし年収200万以下の未婚低所得層に限定していうと、女性よりも男性の方が偏見や差別を受ける可能性が高くなる。「男性は生まれただけで下駄をはかされている」というフェミニストは多いが、その下駄が重くて履けなかった男性は、そもそも下駄のなかった女性よりも自己責任論で社会の偏見や差別にさらされやすくなる。また一般論として、女性は低所得でも友人がいることが多いが、男性は低所得と孤立度が完全に比例している。
以上のように本来「弱者男性」というのは、「いい歳をした男」が非正規や無職であることの社会的な偏見・差別の表現するための概念であったはずだし、また、そうした偏見や差別を社会に訴えるための言葉が、依然として貧弱で抑圧されていることを訴えるための概念でもあったはずだ。白饅頭などSNSのアンチフェミ一派が本当に腹立たしいのは、とにかくリベラル派やフェミニスに対して、女性の「わがまま」「ぜいたく」を指摘してマウントをとる快楽に夢中になり、非モテ問題ばかりに熱を入れあげ、弱者男性問題をきわめて歪んだ方向に誘導していることにある。彼らは弱者男性の味方のような顔をしているが、実際は食い物にしているだけである。
あるうつ患者が死んだ。うつという言葉すらも確かではない時代。
気狂いだの、かたわだの、そんな言葉が平気で横行していたある中世の街の一角。
彼はともかく、その身分の苦しみと自らの容姿、生来の虐待によってたくさんの苦しみを身に受けて、ある絶望の朝、地上に沈み込むように倒れた。
太陽がすべての命に強い明暗を落とす、残酷で何気ない日だった。
彼が死んでも誰一人として弔いに訪れるものはなく、その肉を食べに訪れたカラスもただ無感情に自らの体を温めるために彼の体をついばんだし、感傷もなく去っていった。
骨になった彼を小鳥たちが楽しそうに眺めていたが、それすらいなくなると草が茂り、小さな花が周辺に咲いた。
それからどの大陸の風から運ばれたかもわからぬ種子が舞い降りると、小さな枝となって春の小鳥の歌声とともに伸び始めた。
数十年後、枝は螺旋状に絡まり、大きく薄暗い大樹となって周辺を覆うようになった。
かつて遊んでいた子どもたちは、昼間なのに暗い場所だから近づかないように、という大人たちのいうことをきいて近づかなくなった。
そうして様々な不可解なエピソードと共に人々から忌み場として記憶され続け、木は10年に一度の実をつけた。
果実はさして甘くもなく、少しだけ酸っぱく、少しだけ苦く、七色をしていた。
その頃からか、大樹の主はこの木の近くに魂として漂うようになった。
実が十分に熟した頃、ある行商が木の前を通りかかった。彼はこの土地のことを知らないものだから、忌み場の木の実だと知らず食べてしまった。
商人は思った。これは美味しくもなくとりたてて褒められるものではないが、何故かいつまでも同じことを繰り返したくなってしまう。ちょうどたった今、この実をいくつも食べてしまうように。
商人は忌み場近隣の村に商品を売りつけたついでに、忌み場の実について村人に知らせてみた。すると翌日実に興味を持った村人たちが木こりのついでに忌み場に訪れて実を食べてしまった。たちまち村人たちはこの不思議な実を繰り返し生真面目に食べるようになってしまった。村人たちは口々にこの実のことを美味とは言えないが、何故か食べてしまう、と語った。
やがてその実の噂は国王様の耳にも届いた。大臣いわく、その身を食べた村人は粉骨砕身、とても生真面目な人となりに変わり、国のために尽くすのだという。
それは面妖なことよ、と思った王様は忌み場の実を取り寄せて食べてみることにした。みる間に王様の眉間にしわが寄り、自らの治世をまだ足りぬと責めるようになってしまった。
国王も、村人たちも、城下の者達もみなが皆自責にかられながら、生真面目に働き始めた。
鍛冶屋は完全な仕事ではないとたくさんの銀食器を壊し、農家は完全な作物ではないと、大量の作物を捨てた。
兵隊は訓練がまだ足りぬと自責の念にかられて自殺者がたくさん出た。
国中からいい加減が消えた。そして皆が皆こう思うようになった。
私のやっていることは無駄なのかしら。
こんな自分は嫌いだ。
こんなに真面目なのに認めてもらえない。
誰もわかってくれない。
大樹に漂う気狂いの男の魂はおかしくも悲しい、今までとは比べ物にならないくらい、窮屈に発展してゆくその国中の様子を見て、ああ、やっと自分の気持ちは理解されたのだ、と言って天に登った。
大樹は数年後に枯れ、実のことを覚えているものはいなくなった。
例えばこれ。
平等だの差別だのを被るのは個々の人間なのであって、それら個々人を平均した人間など存在しないのだから、無意味な主張だよ。
・妻を持つどころか一生童貞のまま富裕層男性とその妻達の下働きで一生を終える一般男性
の三層に身分が分かれる。