「ブラックホール」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ブラックホールとは

2024-01-02

無限大っていうのやめろ

ブラックホール特異点では質量が一点に集まるために重力無限大になるといわれている。

「一点」とは数学的に面積や体積を持たない点である。そこに質量が集まるとなるとたとえそれが1gだとしても重力無限大になるバグが発生する。

これはゼロ除算の結果が無限大になると無理矢理定義してしまった状態だといえる。

もし現実的質量が一点に集まるとしたらその計算方法を新たに考えなくてはならない。

そもそも無限大」は具体的な数値ではないので精確な計算はできない。

問題としてまず重力無限大ならこの宇宙のすべてに無限大重力が反映されないとおかしい。即ち特異点が生まれると同時に宇宙全域がブラックホールと化す。

しか無限大になるのはあくまで一点だけなのでその影響範囲も一点の中に収まると考えると矛盾はない。

実際に宇宙全域がブラックホールになっていないのを見るとそう考えるのが妥当とも思える。

特異点を除外した物理の考え方では重力無限大とは質量無限大に相当する。

無限大質量が集まることはないし、そんな天体存在するとすれば慣性の法則軌道を変えずにまっすぐ進む。

数学では一点は一次元として扱われる。もしかしたら特異点次元が折り畳まれ一次元になっているのかもしれない。

影響範囲限定的でない(一点に収まらない)場合は元の質量から重力計算できそうだが、そうなると特異点否定しなければゼロ除算の問題が残る。

「つまり特異点存在しない。いいね

・私の予想

E=mc²

これは質量エネルギー等価であるという式だ。

ブラックホールの中心では物質エネルギーに変換され存在しているのではないか

宇宙初期にエネルギーから物質が生まれたようにブラックホール内部の極限環境物質エネルギーになったとしてもおかしくない。

そのエネルギーの力で物質が一点に集まらないようになっているのかもしれない。

2023-12-31

anond:20231231174109

どうなんだろうなあ

node.jsの作者は、ブラックホールよりも質量デカいnode_modulesディレクトリ反省して

denoを作ったって言ってたべな

2023-12-29

anond:20231229061102

実は恒星ほとんどの場合連星として誕生します。

2つの恒星がお互いに引っ張られながらくるくる回っているうちに、1つに融合したり、別れたり、片方がパルサー化して他方を食い尽くしたりするわけですね。

中でも、大きめのブラックホール周辺に存在する連星は、時として恐ろしい別れ方をします。

ブラックホールによって片方が強く引っ張られて均衡が崩された結果、もう片方の恒星はまるでハンマー投げのように弾き出されます

ブラックホール重力を振り切り、とてつもないスピード宇宙空間へと飛び出していくことがあるのです。

これを超高速度星と言います。時に秒速600kmを超える事もあるため、元の銀河を飛び出し、永遠に戻ってくることはありません。

ライフル弾ですら早くても秒速1kmほどですから太陽のように燃え盛る星がそれをはるかに上回る速度で銀河間を駆け抜け、孤独な旅を続けることになるのです。

元増田のことは微塵も存じ上げませんが、この超高速度星ほど酷い別れ方はこの宇宙存在しないと言えるでしょう。

いかがでしたか? 参考になりましたらチャンネル登録とグッドボタン真空崩壊コマンドを実行してくださいね

アッディーオ! 宇宙

2023-12-24

そもそも宗教って必要か?(天国確率

宗教って明らかに非科学じゃん。

どうして自分自身に暗示を掛けて神さまとかいウソを信じ込むのが推奨されているのか。

現に、日本人の多くが神さまとかい欺瞞に頼らなくても十分暮らしていけてる。

神さまに拝まなきゃ辛いほど追い詰められてるなら、抗うつ剤とかストラテラに頼ればよくね?

お墓とか祈祷とか宗教に貢いでるカネを取っておいて、アイドル Vtuberスパチャした方がまだしも幸福コスパはいいと思うが。

生物多様性を大切にするとか言ってるのと同じ口で、せいぜい数個のバリエーションしかない宗教にこだわってるの意味わからん

追記

議論のツリーで「科学的に天国存在しない」と言ってる人を見かけた。

いや混乱するかもしれないが、それは誤解だ。

科学に身を置いて生きれば宗教必要ないと主張するオレだが、しか別に天国はないなんて言ってない。

宝クジが当たる確率とか、流れ星が落ちてくる確率とか、婚活成功する確率とか。

確率が論じられる対象すべてに確率モデルがある。

ランダムで何回に一回あたるはずと想定する、小惑星帯流れ星妨害する障害物が一様に散らばっていて数パーセント確率軌道が変わるはずと想定する、とか。統計的に今までペアになった確率は数パーセント未来もさほど変わらないはず、などなど。

しか天国確率には想定がない。

似た事象がないし、天国から帰ってきた人もいないからだ。

から科学的には…

天国存在する確率ゼロ」はあやまり

天国存在する確率はわからない」が正しい答えだ。十分に妥当確率モデルを示せないんだよ。

天国存在するかも知れないし、しないかも知れない、わからない。

勘違いされがちだが、科学は「わからない」を許容する。

オッカムの剃刀

天国存在せずとも、既存のあらゆる生死にまつわる事象説明可能だ。ゆえに天国存在しない。

オッカムの剃刀とは理論可能な限りシンプルである方がいい、という提言だ。

しかし、この格言科学界で人気の思想というだけで、外せない原理原則ではない。

もしシンプルな方がいつも正しいのなら、光速度不変の原理という速度上限は必要なく

アインシュタイン相対性理論無視されていただろう。

近年、GPSの 狂いやブラックホールによる光の湾曲など、相対性理論があって初めて説明できる事象観測されるようになった。

しかし昔を思い出してほしい。

それらが確証事例が無かった時代にも相対性理論議論されてたんだよ。

天国証明未来には出てくるかも知れない、しかし今それがないことは、天国の不在証明にはならない。

anond:20231224202137

2023-12-21

anond:20231221000633

ブラックホールは「質量」が大きくて光も逃げられないくらい空間が歪んだ状態であって、「質量」がないところに「空間の歪み」を発生する原理なんて存在しないよ。

そういう思い込みが、「地球上でブラックホールができて云々」みたいなファンタジー陰謀論に繋がるんだよ。

anond:20231220235714

おじいちゃん空間をゆがませると質量が発生するんだよ。

ブラックホールっていうんだけどね。

2023-12-14

花柄は花のパターンの模様

じゃあ人柄は人がいっぱい敷き詰められてるべきでしょうがよ「¥111¥¥

なんだ人柄がいいって>???

日柄も良いって言ったら、じゃあ太陽がいっぱい並んでるじゃんか、ブラックホールできるよなあ?????????

「なんとなく生きてるからなんとなく死ぬんだよバーカ」

2023-11-26

かに話したい自分の不幸があるとして

まず秘匿する、共感を得させる、笑い話に昇華させるというパターンに分けられる。

こんなにも苦しみに溢れている社会

自転車を漕ぎ続けなければ倒れてしまうように、我々の生活は常にエネルギー必要としている。更に、エネルギーを消費すれば老廃物が出る。

フケであり、抜け落ちた髪であり、取り払われない砂塵である

取り敢えず、人はその老廃物が蓄積されていない状態を秩序的である、と定義した。

人は半身が生き半身が死んでいるような物だと私は考えている。死んだ細胞は常に体の何処かに付随している。例として爪があげられる。

捨て切れない痛みの記憶なり過去恋愛歴もそうだ。常に新しい自分では居られない。

まれ、育ち、遺伝的要素、それから容姿

親の資産という要素は重要だが、何れにしても生命維持活動を行わなければならない。

富や名声程度で生きづらさは軽減されなかった。それらは喪われた時に人を疎遠にさせた。

幸福を何と定義するかによって、人々は苦しめられる事にもなる。

生きる為に走れば走る程違う景色が見える。見えた景色の中の物を手に入れられれば幸福なのであれば、人の欲は際限がなく、また満たされない無限ブラックホールのような存在ともなる。

幸福な誰かがいる時、自分幸福に気付こう、招こうとするバイアスがかかる。

絶対的な死を前にした時、その不幸は共通概念となり分かたれる。

出産であっても、幸福前後には苦しみがあり、まさに禍福は糾える縄の如しであると感じる。

2023-11-13

anond:20231113111613

参考文献ありがとう、すぐポチろうかと思ったけど高っけえ本だなあ……プレ値ついてんじゃん……勘弁してくれよ……迷っちゃうよ……

 

ほんでこれがワードサラダじゃねえとか本気で言ってんのか?

いや、それは当然に本来意味でのワードサラダではないだろうけどさ、トピックがどんどん変わってくのに継ぎ目がないからさ、どんどん新しい言葉ばっかり出てきて意味がわかんないっていうの。

俺が無知でかつ理解力が不足してることは認めるけども、お前はお前と同じ知識理解力を持った人間しかしかける気がないのか?それなら仕方ないけどもな。

 

一応お前が聞いてくれることを信じて続けるけど、例えばこの部分さ。

 

並行宇宙はそれ自体理論ではなく、特定理論によってなされた予測である

理論反証可能であるためには、そのすべての予測を観察および検証できる必要はなく、少なくともそのうちの 1 つだけを検証できれば十分である

たとえば、一般相対性理論は、重力レンズなど、私たちが観察できる多くのことを予測することに成功しているため、ブラックホールの内部構造など、私たちが観察できないことについての予測真剣に受け止めている。

ここに数学宇宙仮説の検証可能予測がある。

多くの並行宇宙存在するのであれば、我々は典型的宇宙にいると予想されるはずです。

ある量、たとえば、この量が定義されている多元宇宙の一部の典型的観測者によって測定された暗黒エネルギー密度空間次元確率分布計算することに成功したと仮定する。

この分布により、我々自身宇宙で測定された値が非常に非典型的ものになることが判明した場合、多宇宙、したがって数学宇宙仮説が除外されることになる

 

「ここに数学宇宙仮説の検証可能予測がある。」ってあるけど、それがその前の相対性理論の話に繋がってんのか、その後の並行世界の話の導入なのか、わかんないんだよ。読み直してもやっぱりよくわからない

これは文章全体の意味とはそれほど関係ない部分だからあんまり関係ないって思うかもしんないけど、こういうところのせいで文章全体がくっついちゃってもう全然飲み込めないんだよ。お前はこの量の文章全部いっぺんに頭にロードできるのかもしれないけど、俺には無理だよ。もっと適切に区切ってくれ。

数学宇宙仮説とは?

人生宇宙、そしてすべての意味とは何か?「銀河ヒッチハイク ガイド」では、答えは 42となっている。

科学質問範囲は、一部の分野では縮小し、他の分野では急増した。

宇宙ある意味数学であるという考えは、少なくとも古代ギリシャピタゴラス派にまで遡り、物理学者哲学者の間で何世紀にもわたる議論を生み出してきた。

マックス・テグマークはこの考えを極限まで推し進め、宇宙は単に数学によって記述されるのではなく、数学自体であると主張している。

この議論の基礎は、人間とは独立した外部の物理現実存在するという仮定である

これはそれほど物議を醸すものではない。物理学者の大多数はこの長年の考えを支持していると思うが、まだ議論されている。

形而上学独我論者はそれをきっぱり拒否し、量子力学のいわゆるコペンハーゲン解釈の支持者は、観察のない現実存在しないという理由でそれを拒否するかもしれない。

外部現実存在すると仮定すると、物理理論はそれがどのように機能するかを説明することを目的としている。

一般相対性理論量子力学など、最も成功した理論は、この現実の一部、たとえば重力素粒子挙動のみを説明している。

対照的に、理論物理学の聖杯はすべての理論、つまり現実の完全な記述である

現実人間とは独立して存在すると仮定する場合記述が完全であるためには、人間概念をまったく理解していない、人間以外の存在、つまりエイリアンスーパーコンピューターなどに従って、現実が明確に定義されていなければならない。

言い換えれば、そのような記述は、「粒子」、「観察」、またはその他の英語単語のような人間負担排除した形で表現可能でなければならない。

対照的に、教えられてきたすべての物理理論には 2 つの要素がある。

それは数式と、その方程式私たちが観察し直観的に理解しているものとどのように関連しているか説明する言葉である

理論の結果を導き出すとき陽子分子、星などの新しい概念を導入するが、それは便利だからである

原理的には、このようなバゲッジがなくてもすべてを計算できる。

たとえば、十分に強力なスーパーコンピューターは、何が起こっているか人間言葉解釈することなく、宇宙状態時間の経過とともにどのように進化するかを計算できる。

バゲッジを含まない外部現実記述を見つけることは可能か?

もしそうなら、外部現実における物体とそれらの間の関係のそのような記述は完全に抽象的でなければならず、あらゆる言葉記号は何の事前の意味も持たない単なるラベルにならざるを得ない。

代わりに、これらのエンティティの唯一のプロパティは、エンティティ間の関係によって具体化されるものになる。

ここで数学が登場する。

現代数学は、純粋抽象的な方法定義できる構造正式研究である。つまり数学構造発明するのではなく、それらを発見し、それらを記述するための表記法発明するだけである

人間から独立した外部の現実を信じるなら、テグマーク数学宇宙仮説と呼ぶもの、つまり物理現実数学構造であるということも信じなければならない。

言い換えれば、巨大な数学オブジェクトの中に住んでいる。

そのオブジェクトは、十二面体よりも精巧で、おそらくカラビ・ヤウ多様体テンソル束、ヒルベルト空間などの恐ろしい名前オブジェクトよりも複雑である

世界のすべてのものは、あなたも含めて純粋数学であるはずだ。

それが本当であれば、万物理論純粋抽象的で数学的でなければならない。

理論がどのようなものになるかはまだわからないが、素粒子物理学と宇宙論は、これまでに行われたすべての測定が、少なくとも原理的には、数ページに収まりわずか 32 個の未説明の数値定数を含む方程式説明できる段階に達している。

したがって、すべての正しい理論は、T シャツに書ける程度の方程式説明できるほど単純であることが判明する可能性さえある。

しかし、数学宇宙仮説が正しいかどうかを議論する前に、外部の物理現実を見る 2 つの方法区別することができる。

1 つは、上空から風景を観察する鳥のような、数学構造研究する物理学者の外側の概要

もう一つは、鳥によって見渡される風景の中に住むカエルのように、構造によって記述される世界に住む観察者の内面視点

これら 2 つの視点を関連付ける際の 1 つの問題時間関係する。

数学構造は、定義上、空間時間の外側に存在する抽象的で不変の存在である

宇宙歴史映画に例えると、その構造は 1 コマではなく DVD 全体に相当する。

したがって、鳥の視点から見ると、4 次元時空内を移動する物体の軌跡は、スパゲッティもつれに似ている。

カエルには一定の速度で動く何かが見えますが、鳥には調理されていないスパゲッティのまっすぐな束が見える。

カエル地球の周りを回る月を見ると、鳥は絡み合った2本のスパゲッティが見える。

カエルにとって、世界ニュートン運動重力法則によって記述される。

鳥にとって世界パスタ幾何学模様である

2 つの視点を関連付ける際のさらなる微妙な点には、観察者がどのようにして純粋数学的になることができるかを説明することが含まれる。

この例では、カエル自体は厚いパスタの束で構成されている必要がある。

その非常に複雑な構造は、おなじみの自己認識感覚を引き起こす方法情報を保存および処理する粒子に対応している。

では、数学宇宙仮説を検証するにはどうすればよいか?

まず、自然界ではさらなる数学規則性がまだ発見されていないことが予測される。

ガリレオ数学宇宙の考えを広めて以来、素粒子小宇宙と初期宇宙の大宇宙における驚くべき数学的秩序を捉える素粒子物理学の標準モデルなど、その系譜に沿った発見が着実に進歩してきた。

この仮説は、並行宇宙存在という、より劇的な予測も行う。

長年にわたって多くのタイプの「多元世界」が提案されてきましたが、それらを 4 つのレベル階層に分類することが役立つ。

最初の 3 つのレベルは、同じ数学構造内の非通信並行世界対応します。レベル I は単に、光がまだ到達していない遠い領域意味する。

レベル II は、介在する宇宙宇宙論的膨張により永遠に到達できない領域カバーする。

レベル III は「多世界」と呼ばれることが多く、特定の量子事象中に宇宙が「分裂」する可能性がある、量子力学のいわゆるヒルベルト空間の非通信部分が含まれる。

レベル IV は、根本的に異なる物理法則を持つ可能性がある、異なる数学構造並行世界を指す。

現在の最良の推定では、膨大な量の情報、おそらく Googolビット使用して、観測可能宇宙に対するカエル視点を、すべての星や砂粒の位置に至るまで完全に記述する。

ほとんどの物理学者は、これよりもはるかに単純で、T シャツには収まらないとしても、本に収まる程度のビット数で特定できるすべての理論を望んでいる。

数学宇宙仮説は、そのような単純な理論が多元宇宙予測するに違いないことを示唆している。

なぜなら、この理論定義上、現実の完全な記述であるからである

宇宙を完全に特定するのに十分なビットが不足している場合、星や砂粒などの考えられるすべての組み合わせを記述しなければならない。

そのため、宇宙記述する追加のビットは単にエンコードするだけである

世界電話番号のように、私たちがどの宇宙にいるのか。このように、複数宇宙記述することは、単一宇宙記述するよりも簡単になる可能性がある。

極限まで突き詰めると、数学宇宙仮説はレベル IV の多元宇宙意味し、その中に他のすべてのレベルが含まれる。

宇宙である特定数学構造があり、その特性物理法則対応している場合、異なる特性を持つそれぞれの数学構造は、異なる法則を持つ独自宇宙である

実際、数学構造は「作成」されるものではなく、「どこか」に存在するものではなく、ただ存在するだけであるため、レベル IV の多元宇宙必須である

スティーヴン・ホーキング博士はかつてこう尋ねた。

方程式に火を吹き込み、それらが記述できる宇宙を作り出すものは何でしょうか?」

数学宇宙場合重要なのは数学構造宇宙記述することではなく、それが宇宙であるということであるため、火を噴く必要はない。

レベル IV の多元宇宙存在は、物理学者のジョン・ウィーラーが強調した混乱する疑問にも答える。

たとえ宇宙を完全に記述する方程式が見つかったとしても、なぜ他の方程式ではなく、これらの特定方程式が使われるのか?

他の方程式が並行宇宙支配しており、観察者をサポートできる数学構造分布考慮すると、統計的可能性が高いため、宇宙にはこれらの特定方程式があるということだ。

並行世界科学範囲内なのか、それとも単なる推測に過ぎないのかを問うことは重要である

並行宇宙はそれ自体理論ではなく、特定理論によってなされた予測である

理論反証可能であるためには、そのすべての予測を観察および検証できる必要はなく、少なくともそのうちの 1 つだけを検証できれば十分である

たとえば、一般相対性理論は、重力レンズなど、私たちが観察できる多くのことを予測することに成功しているため、ブラックホールの内部構造など、私たちが観察できないことについての予測真剣に受け止めている。

ここに数学宇宙仮説の検証可能予測がある。

多くの並行宇宙存在するのであれば、我々は典型的宇宙にいると予想されるはずです。

ある量、たとえば、この量が定義されている多元宇宙の一部の典型的観測者によって測定された暗黒エネルギー密度空間次元確率分布計算することに成功したと仮定する。

この分布により、我々自身宇宙で測定された値が非常に非典型的ものになることが判明した場合、多宇宙、したがって数学宇宙仮説が除外されることになる。

生命要件理解するまでにはまだ程遠いが、暗黒物質、暗黒エネルギーニュートリノに関して私たち宇宙がどの程度典型的であるかを評価することで、多元宇宙予測テストを始めることができる。

なぜなら、これらの物質銀河形成など、よりよく理解されているプロセスにのみ影響を与えるからである

これらの物質存在量は、多元宇宙ランダム銀河から測定されるものとかなり典型的ものであると測定されている。

しかし、より正確な計算と測定では、そのような多元宇宙は依然として除外される可能性がある。

結局のところ、なぜ数学宇宙仮説を信じるべきか?

おそらく最も説得力のある反対意見は、直感に反して不安を感じるということである

数学宇宙仮説が真実であれば、科学にとって素晴らしいニュースであり、物理学と数学の洗練された統合により、深い現実理解できるようになる可能性がある。

実際、多元宇宙もつ数学宇宙は、期待できるすべての理論の中で最良のものであるかもしれない。

なぜなら、規則性を明らかにし、定量的予測を行うという科学的探求から現実いかなる側面も立ち入れないことを意味するからである

しか宇宙についての究極的な疑問を再び変えることになる。

どの特定の数式が現実のすべてを記述するのかという問題は見当違いであるとして放棄し、その代わりに、鳥の視点からカエル宇宙観、つまり観察をどのように計算するかを問うことになる。

それは、宇宙の真の構造を明らかにたかどうかを決定し、数学宇宙のどの隅が私たち故郷であるかを理解するのに役立つ。

 

参考文献: 数学的な宇宙 究極の実在の姿を求めて by マックス・テグマーク (著), 谷本 真幸 (翻訳)

2023-11-11

無限の」を連呼するやつは無限のすごさがわかっていない

無限コンテンツが溢れている」みたいな、無数と言えば良いところを無限と言うアホ。

いかなる大きな有限よりも無限は大きい。特異点を利用したブラックホールストレージでもない限り、無限コンテンツなど存在しない。

それどころか、空間上に任意の2点を置き、この間の点の数を数えたら無限ではなく有限であるという可能性が(物理学的には)ある。観測可能宇宙無限ではない。

そうすると、なぜ人々が「無数」を「無限」と言ってしまうのか、なんとなくわかってくる。つまり数学音痴無限というものの正体を全くわかっていないから。

カントールさえ、実数濃度の無限想像して錯乱したのだから無限連呼するような奴は無限についてちっともわかっていないのである

2023-11-06

「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・後編

オラフ・ステープルドン

最後にして最初人類現代人類から数えて第18番目の人類進化描写する奇書で、巨大な脳みそだけの存在になったり、知性を退化させてトドアザラシみたいになってしまったりと、何億年にも及ぶ人類歴史が豊かな空想力で描かれる。プロットキャラクターは極めて希薄で、現代作家がこんな作品を書いて売れることは考えにくいのだけれど(ほぼ設定資料に近いかも)、個人的にはお気に入りと言うか性癖に近い魅力を感じる。

スターメイカーはそれをさらに発展させたもので、時間空間を越えて精神銀河を飛び回り、エキセントリックエイリアンの生態の設定を惜しげもなく披露しつつ、それが銀河歴史にどのような影響を与えたかを語る。そして、この宇宙創造した存在意図を探求する旅をする。光速限界があるため、その旅やエイリアン同士の交流テレパシーで行われるという設定はSFとしては苦しいが、宇宙創造目的たる究極の歓喜の瞬間を目指すヴィジョンは美しい。残念ながら、その瞬間までには人類はとっくに滅亡していることが示唆されるんだけどね。冷えて寿命を迎えつつある宇宙必死に命をつなごうとする生命描写は壮絶。

チャールズ・ストロス

「アッチェレランド指数関数的に発展するAI10年ごとに描いた小説で、タイトル通り加速のスピードがとんでもない。最初21世紀現実世界と地続きなんだけど、21世紀半ばには進歩しすぎたAI地球解体してダイソン球を作り始め、その過程地球のすべての化石だとか地質だとかをアーカイブ化しはじめる。人類暴走するAIを止められなくて太陽系辺境に追いやられていく。その途中でエイリアンともコンタクトを取る。

これはとある一族の三代にわたる因縁話でもある。最初世代では夫がAI特異点信奉主義者コピーレフト大賛成、妻がガチガチ保守主義著作権かに厳しく、しかSMプレイ女王様だ。2代目は妻が夫を無理やり犯すことで妊娠した子どもだという、ドロドロの設定。

酉島伝法

皆勤の徒」は遠い未来地球で、地球生命体に奴隷として使役されるコピー人間の苦悩を描いている。この短篇集は優れた言語感覚日本語漢字表記とルビの可能性を拡張した造語であふれており(というか酉島伝法作品はだいたいそう)、異文化に触れたときの驚きや、似ているけれども少し違う文化に対する戸惑いが感じられる。ただし、かなり読解に力を要するので、場合によってはネタバレ覚悟世界観を通常のSF用語説明した巻末の大森望解説を先に読んでもいいのかもしれない。

「宿借りの星」とある惑星地球人類との宇宙戦争に勝利した昆虫生命弥次喜多道中記で、舞台固有名詞こそ異質だがストーリーのものは非常に読みやすくなっている。まったく異質なものを作り出すことにかけてはこの作家は他の追随を許していない。そして、滅ぼしたはずの人類がどこかに生き残っているのでは? という疑惑から物語は不穏になっていく。

野尻抱介

こちらで述べた通り。太陽簒奪者」はいいぞ。

天文部だった主人公宇宙に出ていくという意味でもすごく夢がある。

スティーブン・バクスター

まずは前述したH・G・ウエルズの「タイム・マシン」の遺族公認続編タイムシップ面白い。前作で行方不明になってしまったヒロインを救うために、再び未来に旅立ったはずが、なぜか前回とは似ても似つかない未来にたどり着いてしまう。

時間旅行のたびに歴史改編がなされ、パラレルワールドが生成されてしまうとしたら、主人公はどうやってヒロインと再会するのか? いっそ歴史を改変してしまってもいいのか? さまざまなジレンマに悩まされる冒険小説だ。

また、この著者は時間無限大という作品も書いている。これは宇宙最強の種族ジーリーを扱ったジーリークロニクルの一編だ。作中世界では、人類クワックスというエイリアン支配を受けており、それに対抗する手段を知っているという「ウィグナーの友人」という、とある思考実験にちなんだ名前を持つ謎の団体が暗躍する。主人公父親との(正確にはその再現人格との)屈折した関係に悩んでいる。作中に出てくるタイムマシンは、少なくとも現代物理学とは矛盾しないらしい。ちょうど90年代の「ニュートン」で紹介されていた。

で、確かこの作品だったと思うんだけれど、人類クワックスもジーリーという宇宙最古・最強の種族テクノロジーおこぼれで生活してるんだけど、そのジーリーでさえ恐れている存在がいる……というのがこのシリーズの基本設定。

なお、同一世界観の短編集がプランクゼロ」「真空ダイヤグラムにまとめられていることを最近知った。それに、長編結構邦訳がある。未読だけど気になる。

林譲治

短編ウロボロス波動高校生時代に読んですごく好きだった。実際にかなりありそうな宇宙探査が描かれていたからだ。太陽系侵入してきた小型ブラックホール捕獲して天王星を周回する軌道に乗せるという設定と、作中の謎解きがすごく魅力的だった。

ただ、なぜかそれ以降のストリンガー沈黙」「ファントマは哭く」が読めなかった。キャラクターの会話や背景となる政治の設定がかなり説明的で、ぎこちなく感じられたからだ。読むのに気合がいる本は、持っていてもあえて図書館で借りることで、期限を決めるという強硬策があるが、まだ試していない。

春暮康一

オーラリーメイカー」「法治の獣」。とにかく事前情報なしで読んでほしい。日本ファーストコンタクトもの第一線に立っている。とにかく奇抜なエイリアンが出てくるし、どうやら知的生命体の連合らしきもの確立されていく歴史の一部らしいのだが、この「オーラリーメイカー」という宇宙人の種族の作り上げたシステムは、素晴らしく絵になる。

H・P・ラブクラフト

おなじみクトゥルフ神話創始者の一人。前にも書いたけど、ラブクラフト作品知識欲に負けて禁断の知識に触れて発狂するか未知の存在拉致されるかするオチばっかりなんだけれど、人類宇宙の中では取るに足りない存在なんだという絶望感が僕は好き。

SFを紹介するのが趣旨なのでエイリアン地球外の神々や人類以前の種族)の歴史の壮大さを感じさせてくれるのをピックアップすると、南極探検発見した人類以前の知的種族を扱う狂気山脈にて」や、異種族図書館幽閉される時間からの影」だ。侵略ものとしては宇宙からの色」かな。ニコラス・ケイジがこれを原作した映画で主演を務めていたはず。

ダンセイニ風のファンタジー作品も好きだ。読みやすいとは言えないが、ラブクラフト全集を読んでほしい。というかアザトースの設定が好きすぎる。元ネタのマアナ・ユウド・スウシャイそのままだとしてもね。

ピーターワッツ

ブラインドサイトについてはこちらに書いたので、「6600万年革命について。巨大小惑星の中で暮らす人類と、それを管理するAI物語だ。彼らは銀河系にワームホールネットワークを作る旅路に出ているのだが、もはや地球文明が存続しているかどうかも定かではない。すでに正気を失いそうな時間が経過しているが、使命をひたすらこなしている。

管理AI人間の知能を越えないようにギリギリ調整を受けている。そのことから「チンプ」つまりチンパンジーあだ名がつけられている。とはいえ地球時間で6600万年が経過していると、「もしかしてシンギュラリティ迎えたんじゃない?」みたいな出来事があり、人間AIに対してレジスタンスというか隠蔽工作をする。バイタルを始め何から何まで知られている人類は、AIに対して何ができる?

少し条件がずれるので乗せなかった作品

アシモフの例えば銀河帝国の興亡」なんかはシリーズが進むと鋼鉄都市「はだかの太陽などのロボットシリーズクロスオーバーして行って、確かにアシモフが発表順に読んだほうがわかりやすくなるんだけど、さすがに全部読む前提で書くのはちょっとしんどかった。個人的にはアシモフ黒後家蜘蛛の会というおっさん萌え短編ミステリおすすめ英米文学地理に関する雑学が無いとわからないところもあるけど、口の悪い仲良しなおっさんの同士のじゃれあいを読んでなごんでください。

堀晃の「太陽系から3光日の距離発見された、銀河面を垂直に貫く直径1200キロ全長5380光年に及ぶレーザー光束」が出てくるバビロニアウェーブハードだなって思ったんだけど、どういう話か思い出せなかったので省いた。まずは太陽風交点」かな?

あと、SFじゃないんだけどマン・アフター・マンあたりも未読だったのでリストに入れなかった。人類グロテスク進化という意味では、上記条件は満たしていたと思う。フューチャー・イズ・ワイルドは読んだ。

ダン・シモンズのハイペリオン四部SF全部乗せだし、AIの反乱だとか人類進化した宇宙の蛮族だとか愛が宇宙を救うとかとにかく壮大なんだけど、とある場所増田では評判の悪い(?)夏への扉以上に男性主人公に都合のいい描写があるのが欠点。あと、それ以外の作品もっと男性に都合がよくなっていて、保守的な僕もちょっと「おや?」って感じた。でも、「三体」にどっぷりハマった人だったら好きになると思う。「三体」よりも前の90年代SFから時代背景を知ったうえで、加点法で楽しんでください。

あと、全然エイリアン宇宙SFじゃないんだけど、今注目しているのは空木春宵で、この人は東京創元社の年間傑作選やGenesisですごくいい作品を描いてる。どれもいいんだけど、たとえば地獄を縫い取る」アリスとの決別」「allo, toi, toi」に並ぶロリコンペドフィリアを扱った名作に並ぶ。

エイリアンSFも出てくるけど、世界の中心で愛を叫んだけもの」「ヒトラーの描いた薔薇ハーラン・エリスン人種差別を扱った作品も書いていて、これもいい。穏健派黒人男性テロリストに転身してしま作品はつらい。とかくエリスン絶望と怒りは若い人に読んでもらいたい。

Q. 選んだ作家日本人・欧米人男性に偏ってない?

自分が一番SFを読んでいた時期は、今と比べて女性作家が推されるずっと少なかったし、さら自分古典を好んで読んでいた。アジア作家が紹介される機会も少なく、そういう意味では感受性のみずみずしい今の若い読者がうらやましい。

後は、女性作家で今回のテーマである宇宙を扱った作品男性よりも少ない気がするのだが、よく考えてみればル・グインハイニッシュ・ユニバースがあるし、ティプトリー・ジニア「たった一つの冴えたやり方」で始まるシリーズがある。スペースオペラでは「叛逆航路のアン・レッキーもいることだし、単純に探し方が悪いのかもしれない。

最近短編ばっかりで腰を据えて長編を読んでないな。銀河系で忌み嫌われた人類の唯一の生き残りが活躍する「最終人類とか、面白そうなのがいっぱいあるので、そのうち読みたい。

というか、僕の選んだ作品の他にもっといい作品を知っている、勧めたいという方は、どんどんトラバブクマ追記していってほしい。

気が向いたらまたなんか書きたいな。まだおすすめしたいSFもあるし、池澤夏樹世界文学全集を9割読んだのでその感想も書きたいし、かなり疲れるから数ヶ月後にはなるだろうけど。

みんなでやろうぜ増田ビブリオバトル

前回

【翌朝追記あり】劉慈欣「三体」の好きなところと微妙なところについて

前編はこちら

追記

「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・追補編

はみ出たのでこちらに。

2023-10-19

もし宇宙になれたらやりたいこと

土星みたいな輪っかのある惑星をたくさん増やす(好きなので)

・もうそろそろ広がるのはやめる(広すぎて管理が面倒)

・星雲でちいかわの形を作る(日本人に喜んでもらいたいから)

流れ星の数を増やす子供に夢を与えたい)

スペースデブリ宇宙ゴミ)をブラックホール掃除する

太陽温度を下げて地球温暖化を止める



他にある?

2023-10-12

[] ブラックホールストレージ

際限なく情報を保存できるブラックホールストレージになっており、架空大手検索エンジンがこれを使用している

しか存在しうる情報はすべてそこにあるので、検索した途端に情報が具現化されるという難点があり、

例えば特定事象があったかニュースになったのではなく、ニュース検索たか特定事象が発生したような奇妙なことになる

2023-09-30

ダークマター授乳室ならレア感があって喜ばれたのにね

ダークマターから見えないし、触れない

でも質量がある

ブラックホールが出現するかもしれないから、痴漢も寄ってこれない

珍しいか道の駅の客寄せにもなる

というかブラックホールの吸引力でどんどん人がくる

やはりダークマター授乳室にするべきだね

2023-09-21

プログラマー箴言4 (AI生成)

1. コードは量子的な状態の幻影であり、デバッグ観測効果奇跡的な解釈である

2. 真のプログラマーバグコード境界を超え、未知の次元アルゴリズムを編み出す。

3. プログラム情報ブラックホールであり、エラーはその中で情報消失を引き起こす。

4. コードフラクタル儀式であり、再帰的な神秘主義の鏡である

5. プログラマー時間の糸を操り、バグはその糸を解きほぐす。

6. コードアイソレーションタンクであり、プログラマー感覚遮断を超越し、無限コンテキストコード理解する。

7. デバッグシュレディンガーバグとの対話であり、バグ存在非存在の重ね合わせの状態にある。

8. プログラミングは高次元マンデルブロ集合の探索であり、バグはその中に隠れた微小なフラクタルである

9. コード記号的な魔法陣であり、プログラマー記号の持つ意味を解読し、現実操作する魔法使いである

10. プログラマー宇宙アーキテクトであり、バグはそのアーキテクチャの深層に存在する謎である

https://anond.hatelabo.jp/20230921152820

プログラマー箴言3 (AI生成)

1. コードは虚無の踏み絵。解き明かされぬ謎を抱え、無限デバッグループへと陥る。

2. 真のプログラマーバグ友達がいることを知り、その友達と共にダンスする。

3. プログラムは瞬間の錯覚の中で存在し、非同期の夢の断片を引き寄せる。

4. コードは、文字通りモンスターを飼いならす魔法陣である

5. プログラマーは、ビットバイト境界線に立ち、未来を読み取ることを試みる。

6. コード宇宙の終わりからまりへのトンネルしかし、そのトンネルは、いつでもブラックホールと化す可能性を秘めている。

7. デバッグ自己幻想の中での旅。エラー私たち正気を保つための境界線を試す。

8. プログラミングプラトニックアイディアの陶酔的な悪夢である

9. コードアンダーワールドから使者。彼らは私たちに、彼らの奥深い秘密を語りかける。

10. プログラマー宇宙スクリプトライターしかし、宇宙は未だにセミコロンを気にかけているようだ。

https://anond.hatelabo.jp/20230921151358

2023-09-19

anond:20230918195757

時間を10秒進めるか戻すだけでいい。

銀河全体や地球全体が超高速で移動している現状で10秒前でも10秒後でもその位置地球存在しないから、そいつだけ宇宙にほっぽりだされる、それで終わり、時間が経てばブラックホールに飲み込まれスパゲッティーにされた後放射線になって死亡。

2023-09-18

anond:20230918195757

脳に悪性腫瘍ができて自分おかしくなっていることに気づかずそのまま発狂

細胞が全身に回るが脳が正常に機能していないため肉体操能力を使い正常な肉体を取り戻すことに思い至らず癌細胞無限増殖

銀河よりも巨大になりいくつかのブラックホール接触したところで増殖速度と消滅速度がつり合い安定する

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん